JP2980731B2 - 空気燃料噴射式2サイクルエンジンの潤滑装置 - Google Patents

空気燃料噴射式2サイクルエンジンの潤滑装置

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    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気燃料噴射式2サイ
クルエンジンの潤滑装置に関し、特に空気ポンプへの潤
滑油量を適正にできるようにした潤滑油吐出量設定値の
改善に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、2サイクルエンジンの構造上の欠
点を解消できるエンジンとして、燃料を圧縮空気ととも
に気筒内に直接噴射するようにした空気燃料噴射式2サ
イクルエンジンが注目されている。この種のエンジン
は、燃料の気筒内噴射を補助するための上記圧縮空気を
発生する空気ポンプを備えているのが一般的である。こ
のような空気ポンプとして、従来、シリンダ内に挿入さ
れたピストンをクランク軸の回転により往復動させるピ
ストン式のものが一般的に採用されており、この種の空
気ポンプでは、ピストン摺動面及びクランク軸軸受部等
を潤滑する必要がある。このような空気ポンプの潤滑装
置として、従来、エンジンのシリンダボア内面,クラン
ク軸軸受部等のエンジン潤滑部に潤滑油を供給するため
の電磁ポンプと同一形式の電磁ポンプを上記空気ポンプ
潤滑用に1つ増設したり、あるいはエンジン潤滑用の分
配ポンプに空気ポンプ潤滑用の吐出口を追加したりする
のが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記電磁ポン
プを増設した従来装置では、空気ポンプ用電磁ポンプに
ついてもエンジン潤滑用電磁ポンプと同一駆動パルスで
駆動している。また分配型ポンプに空気ポンプ潤滑用吐
出口を追加した従来装置では、この空気ポンプ潤滑用吐
出口についてもエンジン潤滑用吐出口と同一径に設定し
ている。従って、従来の潤滑装置では、空気ポンプに供
給される潤滑油量とエンジンに供給される潤滑油量とは
略等しくなっており、そのため空気ポンプに必要以上の
潤滑油が供給される場合が多く、潤滑油の消費量が増大
する問題があり、また圧縮空気に潤滑油が混入し易いと
いう問題がある。圧縮空気への潤滑油の混入量が増加す
ると、排気ガス中に白煙が増加して排気ガス状態が悪化
したり、あるいは潤滑油が圧縮空気に含まれている水分
と混じり合った状態で噴射されることから噴射弁のシー
ル面,点火プラグ等にカーボンが堆積したりするという
問題が生じる。
【0004】本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、空気ポンプへの潤滑油量を適正にすることに
より、潤滑油消費量を削減でき、また圧縮空気への潤滑
油の混入を抑制できることから排気ガスの白煙を抑制で
きるとともに、噴射弁のシール面等へのカーボン堆積を
防止できる空気燃料噴射式2サイクルエンジンの潤滑装
置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、燃料を圧縮空
気とともに複数の気筒内に直接噴射するようにした空気
燃料噴射式2サイクルエンジンにおいて、シリンダボア
2a〜2c内面,クランク軸軸受部6b〜6d等のエン
ジン1の被潤滑部及び上記圧縮空気を発生する往復動式
空気ポンプ10の被潤滑部に潤滑油を供給する潤滑装置
7であって、潤滑油を貯留するオイルタンク13をエン
ジン1から分離させて配置し、上記エンジン1の被潤滑
部に潤滑油を上記オイルタンク13から供給するエンジ
ン潤滑系8と、上記空気ポンプ10のクランク室23a
に潤滑油を上記オイルタンク13から供給するポンプ潤
滑系9とを設け、上記エンジン潤滑系8を、オイル吸込
口32fが上記オイルタンク13に接続された分配型潤
滑油ポンプ30の複数の吐出口38a,38b,38d
〜38f,38hをエンジンの被潤滑部に接続するとと
もに、各気筒のクランク室2d〜2fに該クランク室か
らの流れのみ許容する逆止弁18を介して接続されたエ
ンジン側戻り通路17を逆止弁下流側で合流させた後オ
イルフィルタ19を介して上記オイルタンク13に接続
した構造とし、上記ポンプ潤滑系9を、上記潤滑油ポン
プ30の1つの吐出口38gを上記空気ポンプ10のピ
ストン26を境にしてクランク室23a側に該クランク
室への流れのみ許容する逆止弁25aを介して接続する
とともに、上記空気ポンプ10のクランク室23aに該
クランク室からの流れのみを許容する逆止弁25bを介
して接続されたポンプ側戻り通路24bを上記エンジン
側戻り通路17の上記逆止弁18と上記オイルフィルタ
19との間に接続した構造とし、上記ポンプ潤滑系9に
よる単位時間当たりの潤滑油吐出量をエンジン潤滑系8
による単位時間当たりの潤滑油吐出量より少なく設定し
たことを特徴としている。ここで本発明においてポンプ
潤滑系とエンジン潤滑系とを別個独立に設ける点は、分
配型ポンプに空気ポンプ用吐出口を追加することにより
実現できる。また空気ポンプ用潤滑油吐出量をエンジン
用潤滑油吐出量より少なくするには分配型ポンプに追加
された空気ポンプ用吐出口を、この吐出口からの吐出量
が他の吐出口からの吐出量より少なくなるように、吐出
口径及びポンプ室容量等を設定すればよい。
【0006】
【作用】本発明に係る潤滑装置によれば、エンジン潤滑
系8ではエンジン1のクランク室2d〜2fに、またポ
ンプ潤滑系9では空気ポンプ10のクランク室23aに
それぞれ戻り通路17,24bを逆止弁18,25bを
介して接続したので、クランク室内の圧力変動を利用し
て潤滑油をオイルタンク13に帰還させることが可能で
あり、潤滑油をオイルタンク13に戻すための戻り側オ
イルポンプを不要にでき、またオイルタンク13をエン
ジン1から分離して配置したので、潤滑油の温度上昇を
抑制できる。また、空気ポンプ10への潤滑油量を少な
く設定するとともに、該空気ポンプ10のピストン26
を境にしてクランク室23a側に潤滑油を供給するよう
にしたので、圧縮空気に潤滑油が混入するのを防止で
き、潤滑油の消費量を削減できるとともに、圧縮空気に
混入した潤滑油によりエンジン1が白煙を発生するのを
防止できる。さらにまたオイルタンク13への戻り通路
の途中に両潤滑系8,9に共通のオイルフィルタ19を
介設したので、オイルタンク13への戻り油に混入し易
い異物を両潤滑系に共通のオイルフィルタ19で分離可
能であり、またオイルフィルタ19を戻り通路の途中に
配置したことから保守点検が容易である。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。図1〜図5は本発明の一実施例による空気燃料噴射
式2サイクルエンジンの潤滑装置を説明するための図で
あり、図1はその系統図、図2はフローチャート図、図
3〜図5は分配型潤滑油ポンプを示す図である。本実施
例はエンジン潤滑用及び、空気ポンプ潤滑用に共通の分
配型潤滑油ポンプを採用した例である。
【0008】図において、1は空気燃料噴射式2サイク
ルエンジンであり、これはシリンダブロック2に並列に
形成された3つのシリンダボア2a〜2c内にピストン
3a〜3cを摺動自在に挿入し、該各ピストン3a〜3
cをコンロッド4a〜4cでクランク軸5のクランクア
ーム5a〜5cに連結した構造となっている。またこの
クランク軸5はその両端及び各クランクアーム5a〜5
c間部分が第1〜第4ジャーナル軸受6a〜6dで軸支
されており、上記クランクアーム5a〜5c部分はクラ
ンク室2d〜2f内に位置している。なお、図示してい
ないが、上記シリンダブロック2の上面に搭載されたシ
リンダヘッドには、上記シリンダボア2a〜2cのそれ
ぞれに燃料を圧縮空気とともに直接噴射供給する空気燃
料噴射装置が装着されている。
【0009】7は潤滑装置であり、これは主として、エ
ンジン1の必要被潤滑部を潤滑するエンジン潤滑系8
と、空気ポンプ10の必要被潤滑部を潤滑するポンプ潤
滑系9とから構成されている。上記エンジン潤滑系8
は、以下の構成になっている。ステップモータ11で駆
動される分配型潤滑油ポンプ(後段で詳述する)30の
オイル吸込口32fにオイルタンク13に接続された吸
引通路14の分岐通路を接続する。また上記オイルポン
プ30の8つの吐出口38a〜38hのうちの3つをシ
リンダ用吐出通路15a〜15cを介して上記各シリン
ダボア2a〜2cに接続し、また残りの3つをクランク
軸用吐出通路16a〜16cを介して第2〜第4ジャー
ナル軸受6b〜6dに接続する。さらに上記クランク室
2d〜2fを戻り通路17を介して上記オイルタンク1
3に接続する。また18は上記戻り通路17のクランク
室近傍部分に介設されたクランク室からの流れのみを許
容する逆流防止用ワンウェイバルブ(逆止弁)、19は
オイルタンク13への戻りオイルを濾過するフィルタで
ある。なお、20は真空ポンプが一体化されたオルタネ
ータであり、これの軸受部には電動ポンプ21によって
潤滑油が供給されるようになっている。
【0010】上記ポンプ潤滑系9は上記分配型潤滑油ポ
ンプ30の吐出口38gを吐出通路24aで空気ポンプ
10のクランク室23aに接続し、このクランク室23
aを戻り通路24bで上記戻り通路17に接続した構成
となっている。なお、25a,25bはワンウェイバル
ブであり、これらはクランク室23a内が正圧になった
とき該クランク室23a内に溜まっている潤滑油をオイ
ルタンク13に戻すためのものである。上記空気ポンプ
10は、ケーシング23のシリンダボア23b内にピス
トン26を摺動自在に挿入し、これをコンロッド27で
クランク軸28に接続し、このクランク軸28をプーリ
29を介してエンジン1で駆動するようになっており、
吐出口23cが上述の空気燃料噴射装置に接続されてい
る。
【0011】ここで上記潤滑油ポンプ30を駆動するス
テップモータ11は、車載のコントロールユニット(図
示せず)で制御される。このコントロールユニットは、
エンジン回転数と吸入空気量とをパラメータとする必要
燃料演算用の3次元マップを内蔵しており、該マップか
ら単位時間当たりに必要な燃料量を求めるとともに、該
燃料量に所定の比率を掛けて単位時間当たりに必要なエ
ンジン潤滑油吐出量を求める。そして上記エンジン潤滑
油吐出量を得るためのポンプ1回吐出当たりのエンジン
クランキング回数を求め、このインターバル信号を上記
ステップモータ11に供給する。
【0012】図3〜図5は上記分配型潤滑油ポンプの構
造を説明するための図であり、この分配型潤滑油ポンプ
では空気ポンプ用吐出口が追加されている。図におい
て、分配型潤滑油ポンプ30は主として、ポンプボディ
32と、これに形成されたプランジャ穴32a,32b
内に回転可能かつ軸方向移動可能に配置されたメインプ
ランジャ33,デェファレンシャルプランジャ34と、
該デェファレンシャルブランジャ34内に挿入されたサ
ブプランジャ35と、上記メインプランジャ33を回転
駆動するウォームギヤ39と、上記メインプランジャ3
3の軸方向位置を調整するカム軸40とで構成されてい
る。
【0013】上記ウォームギヤ39は上記メインプラン
ジャ33の外周に形成されたギヤに噛合している。また
上記カム軸40はポンプボディ32のカム室32e内に
配置されており、これを回動レバー41で回動させて、
カムストッパ40aによって上記メイン,デェファレン
シャルプランジャ33,34の軸方向位置を調節するこ
とにより吐出量を増減できるようになっている。
【0014】上記ポンプボディ32には一対の導入通路
32c,32cが軸方向に穿設されており、該各導入通
路32cからプランジャ穴32bに連通する導入口32
dが3つずつ分岐形成されている。またこのポンプボデ
ィ32には上記プランジャ穴32bから外部に連通する
吐出口38a〜38hが形成されている。そして上記デ
ェファレンシャルプランジャ34内には、上記サブプラ
ンジャ35の大径部35a〜35dとで形成された3つ
のポンプ室37a〜37c及び独立のポンプ室37dが
形成されている。また上記各ポンプ室37a〜37dは
吸込口36a〜36dを介して上記導入口32dに連通
している。
【0015】ここで上記8つの吐出口38a〜38hの
うちの吐出口38c,38gの何れか一方(本実施例で
は38g)が空気ポンプ用吐出口になっており、他方は
閉塞されている。また残りの6つの吐出口はエンジン用
吐出口になっている。そして上記各吐出口38a〜38
hの口径,及びポンプ室37a〜37dの容量は、上記
各エンジン用吐出口からの潤滑油量1に対してポンプ用
吐出口からの潤滑油量が0.2となるように設定されて
いる。
【0016】次に本実施例の作用効果を説明する。本実
施例では、コントロールユニットが、まずマップ検索に
よってエンジン回転数,吸入空気量に応じた燃料量を求
め、この燃料量に所定の比率を掛けて必要なエンジン潤
滑油量を求め(ステップ1)、次に上記エンジン潤滑油
量を実現するためのポンプ1回吐出当たりのエンジンク
ランキング回数を求め(ステップS2)、このインター
バル信号をエンジン潤滑系8のステップモータ11に出
力する(ステップ3)。これによりステップモータ11
が分配型潤滑油ポンプ30を駆動し、その結果必要な潤
滑油がシリンダボア2a〜2c及び第2〜第4ジャーナ
ル軸受6b〜6d、さらに空気ポンプ10のクランク室
23aに供給される。なお、第1ジャーナル軸受6aは
潤滑油中に浸漬されているので、特別に潤滑油を供給す
る必要はない。
【0017】そして本実施例装置では、上記オイルポン
プ30の各吐出口38a〜38hの口径の設定により、
シリンダボア,あるいはクランク軸軸受部分への潤滑油
量1に対して空気ポンプへの潤滑油量は0.2となる。
このように本実施例では、空気ポンプ10への潤滑油吐
出量をエンジン1への潤滑油吐出量の1/5に設定した
ので、空気ポンプ10に過剰の潤滑油が供給されるのを
防止でき、従ってそれだけ潤滑油の消費量を削減でき
る。また潤滑油の圧縮空気への混入を抑制でき、従って
それだけ排気ガスの悪化を防止できるとともに、噴射弁
周り及び点火プラグにカーボンが付着するのを防止でき
る。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明に係る空気燃料噴射
式2サイクルエンジンの潤滑装置によれば、エンジン潤
滑系,ポンプ潤滑系の両方ともクランク室に戻り通路を
逆止弁を介して接続し、またオイルタンクをエンジンか
ら分離して配置したので、潤滑油をオイルタンクに戻す
ための戻り側オイルポンプを不要にでき、また潤滑油の
温度上昇を抑制できる。また空気ポンプへの潤滑油量を
少なく設定するとともに、該空気ポンプのピストンを境
にしてクランク室側に潤滑油を供給するようにしたの
で、潤滑油の消費量を削減できるとともに白煙の発生を
防止できる。さらにまたオイルタンクへの戻り通路の途
中に両潤滑系共通のオイルフィルタを介設したので、戻
り油中の異物を分離可能であり、またオイルフィルタの
保守点検が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による空気燃料噴射式2サイ
クルエンジンの潤滑装置を説明するための概略構成図で
ある。
【図2】上記実施例装置の動作を説明するためのフロー
チャート図である。
【図3】上記実施例の分配型オイルポンプの断面側面図
である。
【図4】上記分配型オイルポンプの断面平面図である。
【図5】上記分配型オイルポンプの断面背面図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2a〜2c シリンダボア 2d〜2f クランク室 6b〜6d クランク軸軸受部 7 潤滑装置 8 エンジン潤滑系 9 ポンプ潤滑系 10 空気ポンプ 13 オイルタンク 17 エンジン側戻り通路 18,25a,25b 逆止弁 19 オイルフィルタ 23a クランク室 24b ポンプ側戻り通路 26 ピストン 30 分配型潤滑油ポンプ 38a,38b,38d〜38f,38h エンジン
潤滑用吐出口 38g 空気ポンプ潤滑用吐出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01M 1/16 F01M 3/00 F01M 9/10 F01M 11/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を圧縮空気とともに複数の気筒内に
    直接噴射するようにした空気燃料噴射式2サイクルエン
    ジンにおいて、シリンダボア内面,クランク軸軸受部等
    のエンジンの被潤滑部及び上記圧縮空気を発生する往復
    動式空気ポンプの被潤滑部に潤滑油を供給する潤滑装置
    であって、潤滑油を貯留するオイルタンクをエンジンか
    ら分離させて配置し、上記エンジンの被潤滑部に潤滑油
    上記オイルタンクから供給するエンジン潤滑系と、上
    記空気ポンプのクランク室に潤滑油を上記オイルタンク
    から供給するポンプ潤滑系とを設け、上記エンジン潤滑
    系を、オイル吸込口が上記オイルタンクに接続された分
    配型潤滑油ポンプの複数の吐出口をエンジンの被潤滑部
    に接続するとともに、各気筒のクランク室に該クランク
    室からの流れのみ許容する逆止弁を介して接続されたエ
    ンジン側戻り通路を逆止弁下流側で合流させた後オイル
    フィルタを介して上記オイルタンクに接続した構造と
    し、上記ポンプ潤滑系を、上記潤滑油ポンプの1つの吐
    出口を上記空気ポンプのピストンを境にしてクランク室
    側に該クランク室への流れのみ許容する逆止弁を介して
    接続するとともに、上記空気ポンプのクランク室に該ク
    ランク室からの流れのみを許容する逆止弁を介して接続
    されたポンプ側戻り通路を上記エンジン側戻り通路の上
    記逆止弁と上記オイルフィルタとの間に接続した構造と
    し、上記ポンプ潤滑系による単位時間当たりの潤滑油吐
    出量をエンジン潤滑系による単位時間当たりの潤滑油吐
    出量より少なく設定したことを特徴とする空気燃料噴射
    式2サイクルエンジンの潤滑装置。
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