JPH04295166A - 船外機 - Google Patents
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- JPH04295166A JPH04295166A JP3084511A JP8451191A JPH04295166A JP H04295166 A JPH04295166 A JP H04295166A JP 3084511 A JP3084511 A JP 3084511A JP 8451191 A JP8451191 A JP 8451191A JP H04295166 A JPH04295166 A JP H04295166A
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- piston
- oil
- internal combustion
- combustion engine
- crank chamber
- Prior art date
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J9/00—Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction
- F16J9/12—Details
- F16J9/24—Members preventing rotation of rings in grooves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B75/20—Multi-cylinder engines with cylinders all in one line
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
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- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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- F02B75/18—Multi-cylinder engines
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-
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- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B2275/00—Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
- F02B2275/20—SOHC [Single overhead camshaft]
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F2001/244—Arrangement of valve stems in cylinder heads
- F02F2001/245—Arrangement of valve stems in cylinder heads the valve stems being orientated at an angle with the cylinder axis
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気筒横置型4サイクル
内燃機関に関する。
内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、船外機等において用いられる4サ
イクル内燃機関では、ピストンが横置き気筒内に水平移
動可能に配置されるものがある。
イクル内燃機関では、ピストンが横置き気筒内に水平移
動可能に配置されるものがある。
【0003】このとき、ピストン外周部に設けられてい
るピストンリング溝には、ピストンリングが装着される
。ピストンリングにはコンプレッションリングとオイル
リングとがある。コンプレッションリングは、燃焼ガス
が燃焼室からクランク室へもれるのを防ぐ。オイルリン
グは、気筒内壁の余分なオイルを掻き落とし、適切な油
膜を作る。
るピストンリング溝には、ピストンリングが装着される
。ピストンリングにはコンプレッションリングとオイル
リングとがある。コンプレッションリングは、燃焼ガス
が燃焼室からクランク室へもれるのを防ぐ。オイルリン
グは、気筒内壁の余分なオイルを掻き落とし、適切な油
膜を作る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
では、各ピストンリングがそれらのピストンリング溝内
を溝周方向に自由に移動でき、各ピストンリングの合口
がピストン外周部におけるピストン軸直下域にて同一ラ
イン上に並ぶことがある。尚、気筒が横置きされている
内燃機関において、各ピストンリングは、ピストン軸回
りにおける自重バランスにより、その合口がピストン軸
直下域に位置する状態にて安定化し易い。
では、各ピストンリングがそれらのピストンリング溝内
を溝周方向に自由に移動でき、各ピストンリングの合口
がピストン外周部におけるピストン軸直下域にて同一ラ
イン上に並ぶことがある。尚、気筒が横置きされている
内燃機関において、各ピストンリングは、ピストン軸回
りにおける自重バランスにより、その合口がピストン軸
直下域に位置する状態にて安定化し易い。
【0005】そして、各ピストンリングの合口がピスト
ン軸直下域にて同一ライン上に並ぶと、横置き気筒下面
に滞溜している燃焼室内の未燃焼ガソリンが上記合口を
通ってクランク室へと流入してしまう。この未燃焼ガソ
リンは、オイル管からクランク室に供給されて再びオイ
ル管に戻るオイルを希釈化し、ひいては機関各部の潤滑
性能を損なう。
ン軸直下域にて同一ライン上に並ぶと、横置き気筒下面
に滞溜している燃焼室内の未燃焼ガソリンが上記合口を
通ってクランク室へと流入してしまう。この未燃焼ガソ
リンは、オイル管からクランク室に供給されて再びオイ
ル管に戻るオイルを希釈化し、ひいては機関各部の潤滑
性能を損なう。
【0006】尚、ピストン外周部に装着されるピストン
リングとして、ただ 1本のピストンリングのみを備え
る場合には、このコンプレッションリングの合口がピス
トン軸直下域に位置するに至ったとき、上記未燃焼ガソ
リンの流動と、これによるオイルの希釈化を生ずること
となる。
リングとして、ただ 1本のピストンリングのみを備え
る場合には、このコンプレッションリングの合口がピス
トン軸直下域に位置するに至ったとき、上記未燃焼ガソ
リンの流動と、これによるオイルの希釈化を生ずること
となる。
【0007】本発明は、気筒が横置きされる4サイクル
内燃機関において、燃焼室内の未燃焼燃料がピストンリ
ングの合口を経てクランク室側へと流動する現象を防止
し、クランク室内オイルの希釈化を防止することを目的
とする。
内燃機関において、燃焼室内の未燃焼燃料がピストンリ
ングの合口を経てクランク室側へと流動する現象を防止
し、クランク室内オイルの希釈化を防止することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ピストンが横
置き気筒内に水平移動可能に配置される4サイクル内燃
機関において、ピストン外周部に装着されるピストンリ
ングの少なくとも 1つについて、該ピストンリングの
合口を、該ピストン外周部におけるピストン軸直下域を
除く位置に位置決めする手段を備えるようにしたもので
ある。
置き気筒内に水平移動可能に配置される4サイクル内燃
機関において、ピストン外周部に装着されるピストンリ
ングの少なくとも 1つについて、該ピストンリングの
合口を、該ピストン外周部におけるピストン軸直下域を
除く位置に位置決めする手段を備えるようにしたもので
ある。
【0009】
【作用】本発明によれば、ピストン外周部に装着される
ピストンリングの少なくとも 1つは、該ピストンリン
グの合口を位置決めする手段により、該ピストンリング
の回転を阻止し、その合口を、該ピストン外周部におけ
るピストン軸直下域を除く位置に位置決めされる。
ピストンリングの少なくとも 1つは、該ピストンリン
グの合口を位置決めする手段により、該ピストンリング
の回転を阻止し、その合口を、該ピストン外周部におけ
るピストン軸直下域を除く位置に位置決めされる。
【0010】従って、燃焼室内の未燃焼燃料が、横置き
気筒下面に滞溜する場合にも、この燃料が上記合口を通
ってクランク室へと流入することはなく、クランク室内
オイルの希釈化を防止できる。
気筒下面に滞溜する場合にも、この燃料が上記合口を通
ってクランク室へと流入することはなく、クランク室内
オイルの希釈化を防止できる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す要部正面図、
図2は本発明の作用を示す模式図、図3は本発明による
ピストンリングの合口設定状態を示す模式図、図4は本
発明が適用される4サイクル内燃機関の一例を示す縦断
面図、図5は図4の横断面図、図6は船外機を示す模式
図である。
図2は本発明の作用を示す模式図、図3は本発明による
ピストンリングの合口設定状態を示す模式図、図4は本
発明が適用される4サイクル内燃機関の一例を示す縦断
面図、図5は図4の横断面図、図6は船外機を示す模式
図である。
【0012】船体の船尾板11にはクランプブラケット
12、スイベルブラケット13を介してケーシング14
が支持されている。ケーシング14の上部には、板状の
中間部材15を介して、内燃機関16が搭載されている
。内燃機関16の出力は、ケーシング14内に垂設され
ている駆動軸17、前後進切換溝18を介してプロペラ
19に伝達され、プロペラ19を前進回転もしくは後進
回転可能としている。
12、スイベルブラケット13を介してケーシング14
が支持されている。ケーシング14の上部には、板状の
中間部材15を介して、内燃機関16が搭載されている
。内燃機関16の出力は、ケーシング14内に垂設され
ている駆動軸17、前後進切換溝18を介してプロペラ
19に伝達され、プロペラ19を前進回転もしくは後進
回転可能としている。
【0013】内燃機関16は、図4及び図5に示すよう
に、水冷式4サイクル2気筒内燃機関とされ、シリンダ
ケース20、クランクケース21、シリンダヘッド22
及びヘッドカバー23によってその機関本体を形成して
いる。シリンダケース20には、上下一対の気筒がそれ
ぞれ横置きされ、各気筒にはそれぞれピストン24が水
平方向に往復動可能に配置されている。
に、水冷式4サイクル2気筒内燃機関とされ、シリンダ
ケース20、クランクケース21、シリンダヘッド22
及びヘッドカバー23によってその機関本体を形成して
いる。シリンダケース20には、上下一対の気筒がそれ
ぞれ横置きされ、各気筒にはそれぞれピストン24が水
平方向に往復動可能に配置されている。
【0014】上記シリンダケース20及びシリンダヘッ
ド22がピストン24の頂面側に画成する空間は燃焼室
25とされている。シリンダヘッド22の燃焼室25を
臨む部分には、点火栓、吸気弁26によって開弁される
吸気ポート、及び排気弁27によって開弁される排気ポ
ートが配設されている。また、上記シリンダケース20
及びクランクケース21がピストン24の背面側に画成
する空間はクランク室28とされている。クランク室2
8には、シリンダケース20とクランクケース21の合
面部に形成されている軸受部に支持されるクランク軸2
9が縦置きされ、クランク軸29の下端部には前記駆動
軸17の上端部が連結されている。クランク軸29はそ
のウエブ30間にクランクピン31を備え、クランクピ
ン31に連接棒32の大端部33を連結せしめられてい
る。連接棒32の小端部は、ピストンピン34によって
ピストン24に連結されている。即ち、クランク軸29
は、燃焼室25内の爆発力に基づくピストン24の往復
動に従って回転し、駆動軸17に回転力を付与可能とし
ている。
ド22がピストン24の頂面側に画成する空間は燃焼室
25とされている。シリンダヘッド22の燃焼室25を
臨む部分には、点火栓、吸気弁26によって開弁される
吸気ポート、及び排気弁27によって開弁される排気ポ
ートが配設されている。また、上記シリンダケース20
及びクランクケース21がピストン24の背面側に画成
する空間はクランク室28とされている。クランク室2
8には、シリンダケース20とクランクケース21の合
面部に形成されている軸受部に支持されるクランク軸2
9が縦置きされ、クランク軸29の下端部には前記駆動
軸17の上端部が連結されている。クランク軸29はそ
のウエブ30間にクランクピン31を備え、クランクピ
ン31に連接棒32の大端部33を連結せしめられてい
る。連接棒32の小端部は、ピストンピン34によって
ピストン24に連結されている。即ち、クランク軸29
は、燃焼室25内の爆発力に基づくピストン24の往復
動に従って回転し、駆動軸17に回転力を付与可能とし
ている。
【0015】前記シリンダヘッド22とヘッドカバー2
3が画成する空間はカム室35とされている。カム室3
5には、カム軸36が縦置きされ、カム軸36は、その
上端側をシリンダヘッド22に直接支持され、その下端
部を、後述する潤滑油ポンプ37のハウジング38を介
して、シリンダヘッド22に間接支持されている。カム
軸36には、吸気カム39及び排気カム40が形成され
ている。吸気カム39及び排気カム40は、それぞれ各
ロッカー軸41に支持されている各ロッカーアーム42
を介して、前記吸気弁26及び排気弁27を開弁可能と
している。尚、カム軸36のカム室35から突出する上
端部には従動車43が固定され、クランク軸29のクラ
ンク室28から突出する上端部には駆動車44が固定さ
れるとともに、従動車43と駆動車44にはベルト45
が巻き回され、クランク軸29の1/2 回転でカム軸
36を 1回転駆動可能としいている。
3が画成する空間はカム室35とされている。カム室3
5には、カム軸36が縦置きされ、カム軸36は、その
上端側をシリンダヘッド22に直接支持され、その下端
部を、後述する潤滑油ポンプ37のハウジング38を介
して、シリンダヘッド22に間接支持されている。カム
軸36には、吸気カム39及び排気カム40が形成され
ている。吸気カム39及び排気カム40は、それぞれ各
ロッカー軸41に支持されている各ロッカーアーム42
を介して、前記吸気弁26及び排気弁27を開弁可能と
している。尚、カム軸36のカム室35から突出する上
端部には従動車43が固定され、クランク軸29のクラ
ンク室28から突出する上端部には駆動車44が固定さ
れるとともに、従動車43と駆動車44にはベルト45
が巻き回され、クランク軸29の1/2 回転でカム軸
36を 1回転駆動可能としいている。
【0016】前記シリンダヘッド22の下面には、前述
のように潤滑油ポンプ37のハウジング38が、カム軸
36と同軸上に固定配置されている。潤滑油ポンプ37
にはポンプ室46が形成され、ポンプ室46にはカム軸
36の下端部から垂下されている連結軸47に一体化さ
れているインペラ48が配設されている。ポンプ室46
の下部には吸込路49が開口されるとともに、その上部
には吐出路50が開口されている。
のように潤滑油ポンプ37のハウジング38が、カム軸
36と同軸上に固定配置されている。潤滑油ポンプ37
にはポンプ室46が形成され、ポンプ室46にはカム軸
36の下端部から垂下されている連結軸47に一体化さ
れているインペラ48が配設されている。ポンプ室46
の下部には吸込路49が開口されるとともに、その上部
には吐出路50が開口されている。
【0017】前記中間部材15の下面略中央にはオイル
パン51が吊支固定されている。上記潤滑油ポンプ37
の吸込路49は、シリンダヘッド22及びシリンダケー
ス20に形成されている油路52、油路52に連通し中
間部材15に垂設されている吸込管53を介して、オイ
ルパン51の潤滑油中に連通可能とされている。即ち、
内燃機関16の運転時、潤滑油ポンプ37はカム軸36
の回転とともに駆動され、オイルパン51内の潤滑油を
吐出路50側に圧送可能としている。
パン51が吊支固定されている。上記潤滑油ポンプ37
の吸込路49は、シリンダヘッド22及びシリンダケー
ス20に形成されている油路52、油路52に連通し中
間部材15に垂設されている吸込管53を介して、オイ
ルパン51の潤滑油中に連通可能とされている。即ち、
内燃機関16の運転時、潤滑油ポンプ37はカム軸36
の回転とともに駆動され、オイルパン51内の潤滑油を
吐出路50側に圧送可能としている。
【0018】上記潤滑油ポンプ37によって圧送された
潤滑油は、吐出路50から、シリンダヘッド22及びシ
リンダケース20の下面側においてクランク軸29に向
けて形成されている下油路54に送油されるとともに、
シリンダヘッド22及びシリンダケース20の上面側に
おいてクランク軸29とカム軸36を結ぶ方向に形成さ
れている上油路55に送油されるようになっている。 尚、下油路54と上油路55とは、下油路54の中間部
から分岐し、シリンダケース20の側面を上下方向に延
設されている図示されない連絡油路によって連通されて
いる。
潤滑油は、吐出路50から、シリンダヘッド22及びシ
リンダケース20の下面側においてクランク軸29に向
けて形成されている下油路54に送油されるとともに、
シリンダヘッド22及びシリンダケース20の上面側に
おいてクランク軸29とカム軸36を結ぶ方向に形成さ
れている上油路55に送油されるようになっている。 尚、下油路54と上油路55とは、下油路54の中間部
から分岐し、シリンダケース20の側面を上下方向に延
設されている図示されない連絡油路によって連通されて
いる。
【0019】上記下油路54に送油された潤滑油は、ク
ランク軸29の下端側でオイルシール56によってシー
ルされている軸受部に供給され、上記軸受部を潤滑する
とともに、クランク軸29に穿設されている油路58を
経てクランクピン31と連接棒32の大端部33とのな
す大端軸受部を潤滑した後、クランク室28に飛散する
ようになっている。また、上油路55のクランク軸29
側に向かう潤滑油は、クランク軸29の上端側でオイル
シール59によってシールされている軸受部に供給され
、上記軸受部を潤滑するとともに、クランク軸29に穿
設されている油路61を経てクランクピン31と連接棒
32の大端部33とのなす大端軸受部を潤滑した後、ク
ランク室28に飛散する。上記のようにクランク室28
内に飛散した潤滑油は、クランク室28内を下方に移動
し、シリンダケース20と中間部材15とによって形成
されている戻し油路62を経てオイルパン51内に戻る
ようになっている。また、上油路55のカム軸36に向
かう潤滑油は、カム軸36の上端側でオイルシール63
によってシールされている軸受部を潤滑し、その後カム
軸36の外周面に沿って下方に流下し、吸気カム39、
排気カム40のカム面を潤滑する。カム軸36を潤滑し
た後の潤滑油は、カム室35内を下方に移動し、シリン
ダケース20及びシリンダヘッド22に形成されている
戻し油路65を経てオイルパン51内に戻るようになっ
ている。
ランク軸29の下端側でオイルシール56によってシー
ルされている軸受部に供給され、上記軸受部を潤滑する
とともに、クランク軸29に穿設されている油路58を
経てクランクピン31と連接棒32の大端部33とのな
す大端軸受部を潤滑した後、クランク室28に飛散する
ようになっている。また、上油路55のクランク軸29
側に向かう潤滑油は、クランク軸29の上端側でオイル
シール59によってシールされている軸受部に供給され
、上記軸受部を潤滑するとともに、クランク軸29に穿
設されている油路61を経てクランクピン31と連接棒
32の大端部33とのなす大端軸受部を潤滑した後、ク
ランク室28に飛散する。上記のようにクランク室28
内に飛散した潤滑油は、クランク室28内を下方に移動
し、シリンダケース20と中間部材15とによって形成
されている戻し油路62を経てオイルパン51内に戻る
ようになっている。また、上油路55のカム軸36に向
かう潤滑油は、カム軸36の上端側でオイルシール63
によってシールされている軸受部を潤滑し、その後カム
軸36の外周面に沿って下方に流下し、吸気カム39、
排気カム40のカム面を潤滑する。カム軸36を潤滑し
た後の潤滑油は、カム室35内を下方に移動し、シリン
ダケース20及びシリンダヘッド22に形成されている
戻し油路65を経てオイルパン51内に戻るようになっ
ている。
【0020】尚、図4、図5において、66はクランク
室28からオイルパン51へのオイル排出路、67はオ
イル排出路66の一部を構成するオイルレベルゲージ装
入孔、68はクランク室28とカム室35とを相互に連
通する圧力連通路である。
室28からオイルパン51へのオイル排出路、67はオ
イル排出路66の一部を構成するオイルレベルゲージ装
入孔、68はクランク室28とカム室35とを相互に連
通する圧力連通路である。
【0021】然るに、この実施例にあっては、図1に示
す如く、ピストン24の外周部に設けた 3個の互いに
平行なピストンリング溝のそれぞれに、第1と第2のコ
ンプレッションリング71、72、及びオイルリング7
3を装着している。
す如く、ピストン24の外周部に設けた 3個の互いに
平行なピストンリング溝のそれぞれに、第1と第2のコ
ンプレッションリング71、72、及びオイルリング7
3を装着している。
【0022】そして、第1と第2の各コンプレッション
リング71、72について、それらの合口71A、72
Aを、該ピストン24の外周部におけるピストン軸直下
域を除く位置に位置決めするピン74、75を備えてい
る。各ピン74、75は、各コンプレッションリング7
1、72の合口71A、72A内にて、ピストン24の
ピストンリング溝に圧入されることにより、それら合口
71A、72Aを上述の如くに位置決めする。
リング71、72について、それらの合口71A、72
Aを、該ピストン24の外周部におけるピストン軸直下
域を除く位置に位置決めするピン74、75を備えてい
る。各ピン74、75は、各コンプレッションリング7
1、72の合口71A、72A内にて、ピストン24の
ピストンリング溝に圧入されることにより、それら合口
71A、72Aを上述の如くに位置決めする。
【0023】尚、本発明において、各コンプレッション
リング71、72の合口71A、72Aが配置されるべ
きでないとするピストン軸直下域とは、実験的に、ピス
トン軸を通る鉛直線に対し、ピストン軸回りの左右に±
10度をなす領域である(図2参照)。
リング71、72の合口71A、72Aが配置されるべ
きでないとするピストン軸直下域とは、実験的に、ピス
トン軸を通る鉛直線に対し、ピストン軸回りの左右に±
10度をなす領域である(図2参照)。
【0024】このとき、各コンプレッションリング71
、72の合口71A、72Aは、ピストンリング溝内で
の周方向位置を、ピストン軸回りにて互いに不一致とな
るように設定されるのが良い。
、72の合口71A、72Aは、ピストンリング溝内で
の周方向位置を、ピストン軸回りにて互いに不一致とな
るように設定されるのが良い。
【0025】次に、上記実施例の作用について説明する
。
。
【0026】上記実施例によれば、ピストン24の外周
部に装着されるコンプレッションリング71、72が、
該コンプレッションリング71、72の合口71A、7
2Aを位置決めするピン74、75により該コンプレッ
ションリング71、72の回転を阻止し、それらの合口
71A、72Aを、該ピストン24の外周部におけるピ
ストン軸直下域を除く位置に位置決めされる。
部に装着されるコンプレッションリング71、72が、
該コンプレッションリング71、72の合口71A、7
2Aを位置決めするピン74、75により該コンプレッ
ションリング71、72の回転を阻止し、それらの合口
71A、72Aを、該ピストン24の外周部におけるピ
ストン軸直下域を除く位置に位置決めされる。
【0027】従って、燃焼室25内の未燃焼ガソリン(
図2のL参照)が、横置き気筒下面に滞溜する場合にも
、この未燃焼ガソリンが上記合口71A、72Aを通っ
てクランク室28へと流入することはなく、クランク室
28内のオイルの希釈化を防止できる。特に、チルト軸
80回りに船外機をトリムアップさせて航行する浅瀬航
行状態においては、クランク室が燃焼室の下方となるの
で、余計オイルの希釈化が発生し易いが、本実施例によ
り希釈化を防止できる。
図2のL参照)が、横置き気筒下面に滞溜する場合にも
、この未燃焼ガソリンが上記合口71A、72Aを通っ
てクランク室28へと流入することはなく、クランク室
28内のオイルの希釈化を防止できる。特に、チルト軸
80回りに船外機をトリムアップさせて航行する浅瀬航
行状態においては、クランク室が燃焼室の下方となるの
で、余計オイルの希釈化が発生し易いが、本実施例によ
り希釈化を防止できる。
【0028】尚、図3(A)はピストン外周部に設けら
れるただ 1本のピストンリングの合口をピストン軸直
上部に設定した例である。
れるただ 1本のピストンリングの合口をピストン軸直
上部に設定した例である。
【0029】また、図3(B)はピストン外周部に設け
られる 2本のピストンリングの合口をそれぞれピスト
ン軸の上半部側に設定し、かつ各合口のピストンリング
溝内での周方向位置を、ピストン軸回りにて互いに不一
致となるように設定した例である。
られる 2本のピストンリングの合口をそれぞれピスト
ン軸の上半部側に設定し、かつ各合口のピストンリング
溝内での周方向位置を、ピストン軸回りにて互いに不一
致となるように設定した例である。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、気筒が横
置きされる内燃機関において、燃焼室内の未燃焼燃料が
ピストンリングの合口を経てクランク室側へと流動する
現象を防止し、クランク室内オイルの希釈化を防止する
ことができる。
置きされる内燃機関において、燃焼室内の未燃焼燃料が
ピストンリングの合口を経てクランク室側へと流動する
現象を防止し、クランク室内オイルの希釈化を防止する
ことができる。
【図1】図1は本発明の一実施例を示す要部正面図であ
る。
る。
【図2】図2は本発明の作用を示す模式図である。
【図3】図3は本発明によるピストンリングの合口設定
状態を示す模式図である。
状態を示す模式図である。
【図4】図4は本発明が適用される4サイクル内燃機関
の一例を示す縦断面図である。
の一例を示す縦断面図である。
【図5】図5は図4の横断面図である。
【図6】図6は船外機を示す模式図である。
16 内燃機関
24 ピストン
71、72 コンプレッションリング71A、72A
合口 74、75 ピン(位置決め手段)
合口 74、75 ピン(位置決め手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 ピストンが横置き気筒内に水平移動可
能に配置される4サイクル内燃機関において、ピストン
外周部に装着されるピストンリングの少なくとも 1つ
について、該ピストンリングの合口を、該ピストン外周
部におけるピストン軸直下域を除く位置に位置決めする
手段を備えることを特徴とする気筒横置型4サイクル内
燃機関。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3084511A JPH04295166A (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 船外機 |
US07/857,371 US5203294A (en) | 1991-03-26 | 1992-03-25 | Horizontal cylinder arrangement for an internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3084511A JPH04295166A (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 船外機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04295166A true JPH04295166A (ja) | 1992-10-20 |
Family
ID=13832670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3084511A Pending JPH04295166A (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 船外機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5203294A (ja) |
JP (1) | JPH04295166A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015224544A (ja) * | 2014-05-26 | 2015-12-14 | いすゞ自動車株式会社 | ピストン用中空耐摩環、内燃機関のピストン、及び、内燃機関のピストンの製造方法 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5507958A (en) * | 1993-08-02 | 1996-04-16 | Atlantic Richfield Company | Dehydration of heavy crude using hydrocyclones |
DE19708892C1 (de) * | 1997-03-05 | 1998-05-14 | Porsche Ag | Hubkolben-Brennkraftmaschine mit einem liegenden Zylinder |
JP3793353B2 (ja) * | 1998-07-29 | 2006-07-05 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車用パワーユニット |
US6536385B1 (en) | 1999-03-17 | 2003-03-25 | Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha | Piston ring |
US6457721B1 (en) | 2001-01-26 | 2002-10-01 | White Consolidated Industries, Inc. | Piston ring locator |
DE102006060330A1 (de) * | 2006-12-20 | 2008-06-26 | Mahle International Gmbh | Einsatz für eine Zylinderlaufbuchse oder einem Zylinder eines Verbrennungsmotors |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4291651A (en) * | 1978-10-06 | 1981-09-29 | Villella Tony R | Internal combustion engine |
-
1991
- 1991-03-26 JP JP3084511A patent/JPH04295166A/ja active Pending
-
1992
- 1992-03-25 US US07/857,371 patent/US5203294A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015224544A (ja) * | 2014-05-26 | 2015-12-14 | いすゞ自動車株式会社 | ピストン用中空耐摩環、内燃機関のピストン、及び、内燃機関のピストンの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5203294A (en) | 1993-04-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990420 |