JP2797061B2 - 4サイクルエンジン - Google Patents

4サイクルエンジン

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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/027Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle four

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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は4サイクルエンジンに関
し、特に、新規なエンジン潤滑方式を備えた往復ピスト
ン式の4サイクルエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、往復ピストン式の4サイクルエン
ジンの潤滑方式としては、エンジン(クランク室)底部
のオイル溜まりに溜められたオイルをポンプの吸引圧送
力または回転部材の掻き上げなどによって軸受面等の要
潤滑部へ供給し、潤滑した後のオイルを再びオイル溜ま
りへ戻すという循環方式が採用されている。この種のエ
ンジンの従来構成を示す技術文献には、例えば実開昭6
1−39417号がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ようなエンジン下部にオイル溜まりを設ける従来方法で
は、水上オートバイ等の小型滑走艇(PWC=パーソナ
ル・ウオーター・クラフト)などのエンジンとして使用
する場合、該小型滑走艇が走行中に傾いたり、横転した
りすると、オイル溜まりのオイルがシリンダヘッドへ逆
流し、その一部が燃焼室へ流入することがある。そし
て、このような状態になると、エンジンの運転が困難に
なることがあり、仮に運転できても、燃焼室内でオイル
が液体圧縮されてしまい、所望の運転ができなくなるこ
とがある。また、エンジン下部にオイル溜まりを設ける
ので、エンジン全高が高くなり、上記小型滑走艇あるい
は自動2輪車や自動3、4輪車に搭載するエンジンとし
て好ましくない場合がある。
【0004】本発明はこのような技術課題に鑑みてなさ
れたものであり、本発明の目的は、エンジン下部のオイ
ル溜まりを省略して全高を低減してコンパクト化を図る
ことができるとともに、エンジンの姿勢がどのように変
化しても所望箇所を良好に潤滑することができ、加え
て、燃焼用吸気の供給とは別に、エンジン運転状況に応
じて潤滑用混合気の供給量および供給時期を独立して制
御することができ、潤滑用オイルの消費量を最小限に抑
えるとともに少ないオイルで効果的な潤滑を行なうこと
ができる4サイクルエンジンを提供することである。
【0005】
【課題解決のための手段】請求項1の発明は、燃焼室へ
通じる吸気通路および排気通路と、該吸気通路および排
気通路の前記燃焼室に対する開閉をそれぞれ制御するた
めの吸気弁および排気弁と、前記吸気通路に設けられて
前記燃焼室へ供給される燃焼用吸気を調整する気化器ま
たは燃料噴射弁等の燃料供給装置とを備えた往復ピスト
ン式の4サイクルエンジンであって、ピストン上昇行程
を利用してクランク室へ空気とオイル、または空気とオ
イルとガソリンの潤滑用混合気を供給する潤滑用混合気
供給装置を設け、ピストン下降行程を利用して前記クラ
ンク室内の潤滑用混合気をシリンダヘッド部に形成され
た動弁室内へ圧送し、該動弁室内の潤滑用混合気を前記
吸気弁とは独立して開閉制御される補助吸気弁を通して
前記燃焼室へ吸入する構成とすることにより、上記目的
を達成するものである。
【0006】請求項2〜4の発明は、上記請求項1の構
成に加えて、前記動弁室内のカムシャフトをクランクシ
ャフトの回転を利用して同期回転駆動するためのカムシ
ャフト駆動機構が配設された伝動機構収納空間を通し
て、前記クランク室から前記動弁室へ前記潤滑用混合気
を圧送することにより、該潤滑用混合気によって前記カ
ムシャフト駆動機構を潤滑する構成、前記潤滑用混合気
供給装置と前記クランク室との間および該クランク室と
前記伝動機構収納空間との間のそれぞれに逆止弁を設
け、これらの逆止弁を通して前記潤滑用混合気を圧送す
る構成、あるいは、低負荷低速運転時には前記潤滑用混
合気供給装置からの潤滑用混合気の供給を中止する構成
とすることにより、一層効率よく上記目的を達成するも
のである。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明を適用した4サイクルエンジンのク
ランクシャフトと直角方向に切断した縦断面図であり、
図2は図1中の線2−2に沿った縦断面図である。図1
および図2において、4サイクルエンジンは、クランク
ケース部1、シリンダ部2、シリンダヘッド部3および
ヘッドカバー部4によって構成されている。
【0008】前記クランクケース部1の内部にはクラン
ク室5が形成され、該クランクケース部には該クランク
室内で回転するクランクシャフト6が軸支されている。
前記シリンダ部2のボアにはピストン7が摺動可能に嵌
装され、該ピストン7はコネクティングロッド8により
クランクシャフト6のクランクピンに連接されている。
前記シリンダ部2の頂部には前記シリンダヘッド部3が
気密状態で接合され、該シリンダヘッド部と前記ピスト
ン7との間に燃焼室(圧縮膨張室)9が形成されてい
る。
【0009】図1において、前記シリンダヘッド部3に
は燃焼室9へ通じる吸気通路10および排気通路(不図
示)が形成されており、該吸気通路10には燃料供給装
置11が設けられている。この燃料供給装置11は例え
ばガソリンと空気を混合して調整した燃料用吸気を供給
する気化器または燃料噴射弁などで構成される。前記吸
気通路10の前記燃焼室9との連通および遮断は吸気弁
12の開閉動作によって制御される。なお、前記排気通
路(不図示)と前記燃焼室9との連通および遮断は不図
示の排気弁の開閉動作によって制御される。
【0010】前記シリンダヘッド部3の上側には、前記
ヘッドカバー部4によって密閉された動弁室13が形成
されている。この動弁室13内にはカムシャフト14お
よびロッカーアーム15が回転可能に軸支されている。
前記カムシャフト14には吸気弁用カムおよび排気弁用
カムが形成されている。そこで、前記カムシャフト14
が回転することにより、吸気弁用ロッカーアーム15を
介して吸気弁12の開弁動作(吸気行程)のタイミング
が、排気弁用ロッカーアーム(不図示)を介して排気弁
(不図示)の開弁動作(排気行程)のタイミングが、そ
れぞれ制御される。
【0011】図2において、前記カムシャフト14は前
記クランクシャフト6の回転を利用して同期回転駆動さ
れるものであり、該クランクシャフト6と前記カムシャ
フト14とはチェーン伝動機構16またはプッシュロッ
ド伝動機構等のカムシャフト駆動機構で連結されてい
る。そして、エンジンの側面部には、前記カムシャフト
駆動機構16を配設するための伝動機構収納空間17が
設けられている。
【0012】図1において、クランクケース部1には、
空気とオイルもしくは空気とオイルとガソリンとの混合
気である潤滑用混合気をクランク室5内へ供給する潤滑
用混合気供給装置18が装着されている。この潤滑用混
合気供給装置18は逆止弁19を介して前記クランク室
5に接続されている。したがって、ピストン7が上死点
へ向かうピストン上昇行程でクランク室5内に負圧が発
生すると上記潤滑用混合気がクランク室5内へ導入さ
れ、ピストン7が下死点へ向かうピストン下降行程でク
ランク室5内圧力が上昇すると前記逆止弁19が閉じて
潤滑用混合気の供給が停止される。前記潤滑用混合気供
給装置18には、オイル供給用のオイルタンク20およ
び燃料(ガソリン等)供給用の燃料タンク21が接続さ
れている。なお、前記潤滑用混合気供給装置18から燃
料を供給しない場合は、上記燃料タンク21と接続する
必要はない。
【0013】図2において、前記クランク室5と前記伝
動機構収納空間17との間には逆止弁22付きの通口2
3が設けられている。そのため、ピストン7が下死点へ
向けて移動する時のようにクランク室5内の圧力の方が
高くなると前記逆止弁22が開いてクランク室5内の潤
滑用混合気が通口23を通して伝動機構収納空間17内
へ流入し、伝動機構収納空間17内の圧力の方が高くな
ると前記逆止弁22が閉じて潤滑用混合気の流入が停止
されるように構成されている。さらに、前記伝動機構収
納空間17と前記動弁室13とは通口24により連通さ
れている。
【0014】図1において、前記シリンダヘッド部3に
は、前記動弁室13と前記燃焼室9とを結ぶ通路25が
形成され、該通路25と前記燃焼室9との連通および遮
断は補助吸気弁26の開閉動作によって制御される。こ
の補助吸気弁26の開閉動作は、前記カムシャフト14
上の補助カム(不図示)により揺動駆動される補助ロッ
カーアーム27の動きによって行われる。前記補助吸気
弁26の開閉動作は前記吸気弁12の開閉動作と独立し
て設定されており、通常では潤滑オイルの供給量や供給
時期を考慮して吸気行程内の所望のタイミングに設定さ
れる。
【0015】以上説明した4サイクルエンジンの動作は
次のとおりである。エンジンが始動されると、クランク
シャフト6の回転、ピストン7のストローク運動、カム
シャフト14による吸気弁12および排気弁(不図示)
の開閉動作、燃焼室9内の燃焼用吸気への点火などのエ
ンジン動作は従来と同じように行われる。すなわち、エ
ンジンの吸気、圧縮・点火、爆発、排気などの各行程の
動作は従来のエンジンと実質上同じである。しかし、本
実施例の4サイクルエンジンでは、潤滑用のオイルはク
ランク室底部などエンジン内部に溜められておらず、次
に説明する動作によって潤滑を要するエンジン内の各部
分へ導入される。
【0016】すなわち、エンジンが始動されると、ピス
トン7の上昇行程でクランク室5内が負圧になると潤滑
用混合気供給装置18からクランク室5内へオイルを含
んだ潤滑用混合気(燃料の有無は問わない)が導入され
る。次いでピストン7の下降行程でクランク室5内が加
圧されると、逆止弁19が閉じて潤滑用混合気の導入が
停止するとともに、伝動機構収納空間17との間の逆止
弁22が開き、クランク室5内の潤滑用混合気が伝動機
構収納空間17内へ圧送される。この伝動機構収納空間
17内に圧送された潤滑用混合気は通口24を通して動
弁室13内に充填される。この動弁室13内に充填され
た潤滑用混合気は、前記補助吸気弁26が開いた時に前
記燃焼室9内へ導入される。
【0017】なお、前記補助吸気弁26は前記吸気弁1
2と同様にクランクシャフト6の2回転に一度の割合で
開弁するので、前記潤滑用混合気供給装置18からのオ
イル含有の潤滑用混合気は、ピストン7の2回の往復運
動(エンジンの4行程)にわたって前記動弁室13内へ
向けて導入・圧送・充填された後、前記補助吸気弁26
が開いて通路25を通して燃焼室9内へ吸入されること
になる。したがって、前記伝動機構収納空間17は、前
記動弁室13内へ潤滑用混合気を加圧充填する際のサー
ジタンクとしても機能している。
【0018】以上の実施例によれば、オイルポンプやオ
イル配管等の専用部品を必要とすることなく、エンジン
の行程動作を利用するだけで、オイル含有の潤滑用混合
気をクランク室5内部、伝動機構収納空間17および動
弁室13を通して燃焼室9内へ吸入するので、4サイク
ルエンジンの必要箇所の全てにオイルを供給することが
できる。オイルの供給を必要とする部分としては、クラ
ンクシャフト6の主軸受部、シリンダ部2のピストン摺
動部、コネクティングロッド8の大小端部、チェーン伝
動機構等のカムシャフト駆動機構16、カムシャフト1
4の軸受部、ロッカーアーム15、27、吸排気弁のバ
ルブガイド部などが挙げられる。
【0019】また、上記実施例によれば、従来の4サイ
クルエンジンのようにエンジン下部にオイル溜まりを設
ける必要がないので、その分エンジンの全高を低減して
コンパクト化を図ることができ、小型滑走艇、自動2輪
車あるいは自動3、4輪車に搭載するのに好適な4サイ
クルエンジンが提供される。さらに、従来のようにオイ
ル溜まりを必要としないので、小型滑走艇のようにエン
ジンの姿勢が大きく傾斜するような場合でもオイルが燃
焼室内に侵入するという現象を無くすことができる。
【0020】また、通常の燃焼用吸気供給系と潤滑を目
的とした潤滑用混合気供給系とを別系統で構成し、動弁
室13まで流通させる間に必要箇所を潤滑した潤滑用混
合気を、通常の吸気弁12とは独立して開閉制御される
補助吸気弁26を通して燃焼室9へ吸入するので、燃焼
用吸気の供給とは別に、エンジン運転状況に応じて潤滑
用混合気の供給量および供給時期を独立して制御するこ
とができ、潤滑用オイルの消費量を最小限に抑えるとと
もに少ないオイルで効果的な潤滑を行なうことが可能に
なる。
【0021】なお、前記逆止弁19、22としては、圧
力に感応して機械的に開閉する弁の他、一方向には多く
の潤滑用混合気を流すが反対方向には少しの潤滑用混合
気しか流さないような膜を用いる弁など、目的を達成で
きる構造の弁(逆止弁)であれば、種々の型式の弁を使
用することができる。
【0022】さらに、エンジンが常時オイルを供給する
必要もないような低負荷低速で運転されている時には、
前記潤滑用混合気供給装置18からの潤滑用混合気(オ
イル含有混合気)の供給を中止したり、間欠的に供給し
たりするように制御することが好ましい。また、前記オ
イルタンク20および前記燃料タンク21からオイルお
よび燃料(ガソリン等)を供給するためには、必要に応
じてオイルポンプあるいは燃料ポンプが使用される。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
1の発明によれば、燃焼室へ通じる吸気通路および排気
通路と、該吸気通路および排気通路の前記燃焼室に対す
る開閉をそれぞれ制御するための吸気弁および排気弁
と、前記吸気通路に設けられて前記燃焼室へ供給される
燃焼用吸気を調整する気化器または燃料噴射弁等の燃料
供給装置とを備えた往復ピストン式の4サイクルエンジ
ンであって、ピストン上昇行程を利用してクランク室へ
空気とオイル、または空気とオイルとガソリンの潤滑用
混合気を供給する潤滑用混合気供給装置を設け、ピスト
ン下降行程を利用して前記クランク室内の潤滑用混合気
をシリンダヘッド部に形成された動弁室内へ圧送し、該
動弁室内の潤滑用混合気を前記吸気弁とは独立して開閉
制御される補助吸気弁を通して前記燃焼室へ吸入する構
成としたので、エンジン下部のオイル溜まりを省略して
全高を低減してコンパクト化を図ることができるととも
に、エンジンの姿勢がどのように変化しても所望箇所を
良好に潤滑することができ、加えて、燃焼用吸気の供給
とは別に、エンジン運転状況に応じて潤滑用混合気の供
給量および供給時期を独立して制御することで、潤滑用
オイルの消費量を最小限に抑えるとともに少ないオイル
で効果的な潤滑を行なうことができる4サイクルエンジ
ンが提供される。
【0024】請求項2〜4の発明によれば、上記請求項
1の構成に加えて、前記動弁室内のカムシャフトをクラ
ンクシャフトの回転を利用して同期回転駆動するための
カムシャフト駆動機構が配設された伝動機構収納空間を
通して、前記クランク室から前記動弁室へ前記潤滑用混
合気を圧送することにより、該潤滑用混合気によって前
記カムシャフト駆動機構を潤滑する構成、前記潤滑用混
合気供給装置と前記クランク室との間および該クランク
室と前記伝動機構収納空間との間のそれぞれに逆止弁を
設け、これらの逆止弁を通して前記潤滑用混合気を圧送
する構成、あるいは、低負荷低速運転時には前記潤滑用
混合気供給装置からの潤滑用混合気の供給を中止する構
成としたので、エンジン下部のオイル溜まりを省略して
全高を低減してコンパクト化を図ることができるととも
に、エンジンの姿勢がどのように変化しても所望箇所を
良好に潤滑することができ、加えて、燃焼用吸気の供給
とは別に、エンジン運転状況に応じて潤滑用混合気の供
給量および供給時期を独立して制御することができ、一
層効率よく、潤滑用オイルの消費量を最小限に抑えると
ともに少ないオイルで効果的な潤滑を行なうことができ
る4サイクルエンジンが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した4サイクルエンジンの一実施
例のクランクシャフトに直角の面で切断した縦断面図で
ある。
【図2】図1中の線2−2に沿った縦断面図である。
【符号の説明】
1 クランクケース部 2 シリンダ部 3 シリンダヘッド部 4 ヘッドカバー部 5 クランク室 6 クランクシャフト 7 ピストン 8 コネクティングロッド 9 燃焼室 10 吸気通路 11 燃料供給装置 12 吸気弁 13 動弁室 14 カムシャフト 15 ロッカーアーム 16 カムシャフト駆動機構 17 伝動機構収納空間 18 潤滑用混合気供給装置 19 逆止弁 20 オイルタンク 21 燃料タンク 22 逆止弁 25 通路 26 補助吸気弁 27 補助ロッカーアーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01M 3/00 F01M 9/10 F02B 33/26 F02B 33/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室へ通じる吸気通路および排気通
    路と、該吸気通路および排気通路の前記燃焼室に対する
    開閉をそれぞれ制御するための吸気弁および排気弁と、
    前記吸気通路に設けられて前記燃焼室へ供給される燃焼
    用吸気を調整する気化器または燃料噴射弁等の燃料供給
    装置とを備えた往復ピストン式の4サイクルエンジンで
    あって、ピストン上昇行程を利用してクランク室へ空気
    とオイル、または空気とオイルとガソリンの潤滑用混合
    気を供給する潤滑用混合気供給装置を設け、ピストン下
    降行程を利用して前記クランク室内の潤滑用混合気をシ
    リンダヘッド部に形成された動弁室内へ圧送し、該動弁
    室内の潤滑用混合気を前記吸気弁とは独立して開閉制御
    される補助吸気弁を通して前記燃焼室へ吸入することを
    特徴とする4サイクルエンジン。
  2. 【請求項2】 前記動弁室内のカムシャフトをクラン
    クシャフトの回転を利用して同期回転駆動するためのカ
    ムシャフト駆動機構が配設された伝動機構収納空間を通
    して、前記クランク室から前記動弁室へ前記潤滑用混合
    気を圧送することにより、該潤滑用混合気によって前記
    カムシャフト駆動機構を潤滑することを特徴とする請求
    項1に記載の4サイクルエンジン。
  3. 【請求項3】 前記潤滑用混合気供給装置と前記クラ
    ンク室との間および該クランク室と前記伝動機構収納空
    間との間のそれぞれに逆止弁を設け、これらの逆止弁を
    通して前記潤滑用混合気を圧送することを特徴とする請
    求項2に記載の4サイクルエンジン。
  4. 【請求項4】 低負荷低速運転時には前記潤滑用混合
    気供給装置からの潤滑用混合気の供給を中止することを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の4サイクル
    エンジン。
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