JPH10306752A - 高圧燃料ポンプの駆動装置 - Google Patents

高圧燃料ポンプの駆動装置

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JPH10306752A
JPH10306752A JP23811897A JP23811897A JPH10306752A JP H10306752 A JPH10306752 A JP H10306752A JP 23811897 A JP23811897 A JP 23811897A JP 23811897 A JP23811897 A JP 23811897A JP H10306752 A JPH10306752 A JP H10306752A
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fuel pump
pressure fuel
pump
engine
cam
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JP23811897A
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English (en)
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Senju Saito
千寿 斉藤
Masafumi Sagawa
雅史 寒川
Masahiko Kato
雅彦 加藤
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Yamaha Marine Co Ltd
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Sanshin Kogyo KK
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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Abstract

(57)【要約】 【課題】筒内燃料噴射式2サイクルエンジンにおいて、
高圧燃料ポンプを簡単な構成により駆動させる。 【解決手段】押圧子37aを周期的に押圧することによ
り燃料を加圧する高圧燃料ポンプ37と、エンジン2の
クランク軸12bに偏心して固定されたカム41とを備
え、前記カムにより前記押圧子を周期的に押圧すること
により高圧燃料ポンプを駆動する。また、クランク軸の
回転をカムシャフトに伝達させカムにより押圧子を周期
的に押圧するようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筒内燃料噴射式2
サイクルエンジンにおける高圧燃料ポンプの駆動装置の
技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】2サイクルエンジンにおいては、掃気ポ
ートと排気ポートが同時に連通するタイミングがあるた
めHC等の未燃ガスが排気されやすく、また、低速、低
負荷で残留ガスが多いため失火を起こし未燃ガスが排気
されやすい。そこで、排気ポートが閉じた後、高圧燃料
を筒内に直接噴射することにより燃料を霧化して燃焼を
改善させると共に、低速、低負荷では新気を多く供給す
るようにして失火を防ぐことにより未燃ガスの排出を低
減する方式が知られている。この場合、単に新気を多く
供給するとトルクが増大すると共に燃費が悪化するが、
燃料を少なめに供給させて成層燃焼をさせることによ
り、トルクを下げると共に燃費を上げることができ、或
いは新気に見合う燃料を供給し点火時期を遅らせること
によりトルクを下げることができる。
【0003】前述した高圧燃料を筒内に直接噴射しよう
とする場合、燃料供給系に高圧燃料ポンプを設けること
が必要になる。従来、4サイクルエンジンにおいては、
動弁機構のカムシャフトの回転を利用して高圧燃料ポン
プを駆動させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2サイ
クルエンジンにおいては、4サイクルエンジンのように
動弁機構のカムシャフトがなく、既存の部品を利用して
いかに高圧燃料ポンプを駆動させるかが問題となってい
る。
【0005】また、自動車用の高圧燃料ポンプを採用す
るようにした場合、高圧燃料ポンプは、水平方向に配設
されたクランク軸或はカムシャフトにより駆動され、そ
のため高圧燃料ポンプは、プランジャ軸が水平方向に配
設されることを前提として、エア抜き、潤滑および駆動
機構が設計されているので、これを船外機のようにクラ
ンク軸或はカムシャフトを縦方向に配置されたエンジン
に適用する場合には、特別の対策、工夫が必要である。
【0006】図25は、高圧燃料ポンプの模式図を示
し、高圧燃料ポンプ37は、ポンプ37bと、ポンプ3
7bの吐出側に設けられた逆止弁37cと、ポンプ37
bと逆止弁37cに並列に接続された逆止弁37dとを
備えている。図(A)は自動車用として使用される場合
でポンプ37bの入口側が上にされた状態であり、始動
直前で予圧された燃料がポンプ37bに作用している場
合には、ポンプ37bの入口側の配管Zのエアは逆止弁
37dを経て抜けるが、図(B)に示すように、ポンプ
37bの入口側が下にされた状態で、始動直前で予圧さ
れた燃料がポンプ37bに作用している場合には、ポン
プ37bの入口側の配管Zのエアが抜けないため、ポン
プの昇圧に時間がかかってしまう。
【0007】また、自動車の場合には、高圧燃料ポンプ
の動力伝達部をカム室のオイルを利用して潤滑する構造
となっているが、船外機の場合には、高速時にトリムア
ップしたり、或はチルトアップして船外機を鉛直方向に
回動させる場合があり、オイルポンプの位置が変動しオ
イルの供給が不安定になるため、自動車の潤滑構造をそ
のまま適用することができず、動力伝達部の磨耗による
昇圧性能の低下及び振動、騒音の発生が生じるという問
題を有している。
【0008】本発明は、上記問題を解決するものであっ
て、筒内燃料噴射式2サイクルエンジンにおいて、高圧
燃料ポンプを簡単な構成により駆動させることができる
高圧燃料ポンプの駆動装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、筒内燃料噴射式2サイクルエ
ンジンにおいて、押圧子を周期的に押圧することにより
燃料を加圧する高圧燃料ポンプと、エンジンのクランク
軸に偏心して固定されたカムとを備え、前記カムにより
前記押圧子を周期的に押圧することにより高圧燃料ポン
プを駆動することを特徴とし、請求項2記載の発明は、
筒内燃料噴射式2サイクルエンジンにおいて、押圧子を
周期的に押圧することにより燃料を加圧する高圧燃料ポ
ンプと、カムシャフトに偏心して設けられたカムと、エ
ンジンのクランク軸の回転を前記カムシャフトに伝達す
る動力伝達装置とを備え、前記カムにより前記押圧子を
周期的に押圧することにより高圧燃料ポンプを駆動する
ことを特徴とし、請求項3記載の発明は、請求項2にお
いて、上記クランク軸により駆動されるオイルポンプ
と、クランクケース内に設けられたオイル溜とを備え、
オイルをエンジンの吸気通路、前記オイル溜を経て上記
カム周辺に循環させることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は本発明が適用される船外
機用2サイクルエンジンの縦断面図、図2は図1の要部
断面図、図3は図1の要部模式図である。
【0011】図1において、1は船外機であり、クラン
ク軸縦置状態で搭載されるエンジン2と、エンジン2の
下端面に接続されエンジン2を支持するガイドエキゾー
スト部3と、ガイドエキゾースト部3の下端面に接続さ
れるアッパケース4、ロアケース5及びスクリュー6か
らなる。上記エンジン2は、筒内噴射式V型6気筒2サ
イクルエンジンであり、6つの気筒7a〜7fが平面視
でVバンクをなすように横置き状態で且つ縦方向に配設
されたシリンダボディ7に、図2に示すシリンダヘッド
8及びヘッドカバー9が連結され、ヘッドボルト10に
より固定されている。また、シリンダボディ7の図1裏
面側には図3に示すクランクケース23が形成されてい
る。
【0012】図2において、上記気筒7a〜7f内には
ピストン11が摺動自在に嵌合配置され、各ピストン1
1はコンロッド12aを介してクランク軸12bに連結
されている。ピストン11の頭部には、窪み状のキャビ
ティ11aが形成されており、キャビティ11aは、シ
リンダヘッド8側に形成された窪み状の凹部8aとによ
り燃焼室を構成している。上記シリンダヘッド8には、
燃料噴射弁13及び点火プラグ14が挿入配置されてい
る。燃料噴射弁13は磁力で開閉作動されるソレノイド
開閉式であり、その噴射軸線はシリンダボア軸線aと一
致しており、また、点火プラグの電極14aは前記凹部
8a内に突出されている。
【0013】気筒7a〜7fは、それぞれ掃気ポート1
7a、17bによりクランク室7gに連通され、また、
気筒7a〜7fには、排気ポート18a〜18fが掃気
ポート17aに対向するように接続されている。図1の
左バンクの排気ポート18a〜18cは左集合排気通路
19aに、右バンクの排気ポート18d〜18fは右集
合排気通路19bに合流されており、左右の集合排気通
路19a及び19bの下流端にはそれぞれガイドエキゾ
ースト部3内の左排気通路3a及び右排気通路3bを介
してアッパケース4内の左排気管20a及び右排気管2
0bが接続されている。
【0014】左右の排気管20a、20bは、アッパケ
ース4内のマフラー21内に配置されており、このマフ
ラー21は隔壁22により左右の排気管20a、20b
が開口する左膨張室21a及び右膨張室21bを備えて
いる。この膨張室21a、21bは、左右バンクの気筒
7a〜7c、7〜7fからの排気ガスの圧力波が略大気
圧状態に解放されるのに必要な容積を有している。ま
た、マフラー21の下端には、ロアケース5内に形成さ
れた排気通路5aが接続されており、この排気通路5a
は、左右の排気管20a、20bからの排気を合流させ
ている。
【0015】図3に示すように、エンジン2のクランク
ケース23には吸気マニホールド25の各分岐通路25
aが接続されており、該分岐通路25aのクランクケー
ス23への接続部には、逆流防止用のリード弁24が配
設され、また、リード弁24の上流側には、エンジン内
にオイルを供給するためのオイルポンプ27と、吸気量
を制御するためのスロットル弁26が配設されている。
【0016】図4〜図6は、本発明の高圧燃料ポンプの
駆動装置の1実施形態を示し、図4は燃料供給系の構成
図、図5はエンジンの水平断面を示す模式図、図6は船
外機の垂直断面を示す模式図である。なお、以下の説明
では上記構成と同一の構成には同一番号を付けて一部説
明を省略する。
【0017】図4には、図1で説明したV型6気筒エン
ジン2の左バンクの気筒7a〜7cのみが示され、クラ
ンク軸12b、気筒7a〜7c及び燃料供給レール40
が縦置状態に配置された構成が示されている。30、3
1は船体側に配設された主燃料タンク及び第1の低圧燃
料ポンプであり、フィルタ33、第2の低圧燃料ポンプ
34、ベーパーセパレータタンク35、燃料予圧ポンプ
36、高圧燃料ポンプ37、圧力調整弁38、燃料供給
レール40及びこれらを接続する配管は、船外機のカウ
リング32内に配設されている。
【0018】主燃料タンク30内の燃料は、手動式の第
1の低圧燃料ポンプ31によりフィルタ33を経て第2
の低圧燃料ポンプ34に送られる。この第2の低圧燃料
ポンプ34は、エンジン2のクランク室7gのパルス圧
により駆動されるダイヤフラム式ポンプであり、燃料を
気液分離装置であるベーパーセパレータタンク35に送
る。該ベーパーセパレータタンク35内には、電動モー
タにより駆動される燃料予圧ポンプ36が配設されてお
り、燃料を加圧し配管Aを経て高圧燃料ポンプ37に送
る。高圧燃料ポンプ37の吐出側は、配管B、圧力調整
弁38を介してベーパーセパレータタンク35に接続さ
れると共に、配管Bから分岐する分岐配管Cによりフィ
ルタ39を介して燃料供給レール40に接続されてい
る。燃料供給レール40の上部終端は閉口されており、
燃料を各気筒7a〜7cに装着した燃料噴射弁13に供
給するように構成している。
【0019】本実施形態に用いられる高圧燃料ポンプ3
7はローラ状のタペット(押圧子)37aを有する往復
動式の燃料ポンプであり、押圧子37aを周期的に押圧
することによりプランジャを往復動させ燃料を加圧する
ポンプである。高圧燃料ポンプ37はクランクケース2
3に取り付けられ、一方、クランク軸12bには、押圧
子37aに対向してカム46が偏心して設けられ、クラ
ンク軸12bの回転によりカム46が周期的に押圧子3
7aを押圧するように構成している。また、図5及び図
6に示すように、高圧燃料ポンプ37は、下段気筒7c
における吸気マニホールド25の分岐通路25aの下側
で、クランクケース23に取り付けるのがスペース的な
レイアウト上好ましい。なお、48はドライブシャフ
ト、49はフライホイールである。
【0020】上記構成からなる本発明の作用について説
明する。ベーパーセパレータタンク35内の燃料は、燃
料予圧ポンプ36により例えば3〜10kg/cm2
度に予圧され、加圧された燃料は、高圧燃料ポンプ37
により50〜100kg/cm2程度若しくはそれ以上
に加圧される。高圧燃料ポンプ37は、クランク軸12
bの回転によりカム46が周期的に押圧子37aを押圧
するように構成しているので、高圧燃料ポンプ37を既
存の部品を利用して駆動させことができる。また、クラ
ンク軸12bには潤滑油が供給されているため、押圧子
37a及びカム46の潤滑に特別の装置を設ける必要が
ない。そして、加圧された高圧燃料は、圧力調整弁38
にて設定圧を越える余剰燃料がベーパーセパレータタン
ク35に戻され、必要な高圧燃料分のみを配管Cを経て
燃料供給レール40に供給するようにしている。
【0021】図7及び図8は、本発明の高圧燃料ポンプ
の駆動装置の他の実施形態であり、エンジンの水平断面
を示す模式図である。図7の実施形態においては、クラ
ンク軸12bの上部に連結されたフライホイール49の
上部には駆動プーリ43が固定され、一方、カムシャフ
ト47にはカム46と従動プーリ44が固定され、駆動
プーリ43と従動プーリ44間には駆動ベルト45が張
設され、前記カム46に高圧燃料ポンプ37の押圧子3
7aが当接されており、クランク軸12bの回転により
カム46が周期的に押圧子37aを押圧するように構成
している。本実施形態においては、高圧燃料ポンプ37
のレイアウトに比較的制約を受けないという利点を有す
る。また、クランク軸12bの上部に駆動プーリ43が
連結されているため、フライホイール49の重心が下が
りクランク軸12bにかかる負荷が低減され耐久性を向
上させることができる。なお、本実施形態においては、
駆動プーリ43、従動プーリ44及び駆動ベルト45に
より動力伝達装置を構成しているが、歯車による動力伝
達装置を採用してもよい。
【0022】図8の実施形態は、図7の実施形態に潤滑
装置を付加したものである。オイルポンプ50は、クラ
ンク軸12bに固定された駆動歯車60及びこれに噛合
された従動歯車61により駆動される。高圧燃料ポンプ
37の押圧子37aとカム46はハウジング62内に収
納される。図中、63、64はチェック弁、65はオイ
ルタンク、72はオイルシール、73はクランクケース
23の下部に設けられたオイル溜、74、75はベアリ
ングを示している。オイルポンプ50によりオイルタン
ク65から吸入されたオイルは、チェック弁63を経て
分岐通路25aのポート25bに入り、吸気中に混合さ
れた状態でクランクケース23内を下降しながらベアリ
ング74、駆動歯車60及び従動歯車61を潤滑しオイ
ル溜73に溜められる。オイル溜73に溜められたオイ
ルは、エンジン2の爆発行程においてチェック弁64を
経てハウジング62内に入り、ベアリング75、カム4
6及び押圧子37aを潤滑しオイルタンク65に戻る。
【0023】図9〜図11は本発明の他の実施形態を示
し、図9は燃料供給系の構成図、図10は燃料供給装置
の配置例を示す船外機の模式的側面図、図11は図10
の平面図である。なお、以下の説明では前述の説明と同
一の構成について同一番号を付けて一部説明を省略す
る。
【0024】図9の例においては、高圧燃料ポンプ37
は往復動式ではなく周知の回転式の高圧燃料ポンプを採
用している。高圧燃料ポンプ37は、前述と同様にクラ
ンク軸12bの回転を駆動プーリ43、駆動ベルト4
5、従動プーリ44を介して動力伝達し駆動される。こ
の際、駆動ベルト45を押圧するようにベルトテンショ
ナー79(図11)が設けられ、図示矢印方向の力を付
勢することによりベルトに所定の張力を付与するように
している。また、本例においては、配管Aの燃料予圧ポ
ンプ36と高圧燃料ポンプ37の間に燃料冷却器41を
配設し、この構成により高圧燃料ポンプ37の入口温度
を低下させ、キャビテーションの発生を防止するように
している。また、燃料予圧ポンプ36の吐出側は予圧圧
力調整弁42を介してベーパーセパレータタンク35に
接続されている。
【0025】図10において、船体51の後部には船の
駆動装置である船外機1が着脱自在に装着されている。
船外機1は、船体51の後部に着脱自在に取り付けられ
るクランプブラケット52と、クランプブラケット52
に枢支軸53を介して上下回動自在に枢支されるスイベ
ルブラケット54と、このスイベルブラケット54を上
下方向に回動させる油圧シリンダ55と、スイベルブラ
ケット54に水平方向に回動自在に支持される推進ユニ
ット56とを備えている。前記推進ユニット56は、ス
イベルブラケット54に支持されるケース4を有し、こ
のケース4の上部にエンジン2が取り付けられ、エンジ
ン2をその上方から覆うカウリング32が設けられてい
る。
【0026】図中、66は駆動軸、67は駆動軸66に
より駆動されるウォーターポンプであり、このウォータ
ーポンプ67により冷却水取入口68から吸入された水
は、ウォーターチューブ69、冷却水通路70を経て燃
料冷却器41を循環し、排水口71から排水される。こ
れにより燃料の高圧化に伴い生じる燃料の温度上昇を防
止することができ、キャビテーションの発生を防止する
ことができる。
【0027】図11において、2aはクランクケース、
2bはシリンダボディ、2cはシリンダヘッドであり、
エンジン2の一方の側面には、ベーパーセパレータタン
ク35、燃料予圧ポンプ36、低圧燃料ポンプ34、フ
ィルタ33、燃料冷却器41が配置され、他方の側面に
はスタータモータ76、電装ボックス77が配置され
る。電装ボックス77内には、コントロールユニット、
リレイ、ヒューズ、レギュレータ等が収納されている。
また、エンジン2の後面には燃料供給レール40、フィ
ルタ39が配置され、そして、エンジン2の上面で且つ
Vバンクを形成する気筒7aと7dの間に高圧燃料ポン
プ37と圧力調整弁38が配置されている。高圧燃料ポ
ンプ37は、エンジンの上面で且つVバンクを形成する
左右の気筒7a、7dの間に取付ボス91(図9)によ
り取り付けられる。この構成により高圧燃料ポンプ37
を燃料供給レール40に近づけることができ高圧燃料配
管を短くすることができる。また、高圧燃料ポンプ37
をカウリング32の空気取入口32aから吸入される空
気により冷却することができる。また、図9に示すよう
に、高圧燃料ポンプ37の下方には排気通路19aを冷
却するためのウォータージャケット90が形成されてい
るため、高圧燃料ポンプ37を効率良く冷却することが
できる。
【0028】図12〜図14は、動力伝達装置の他の例
を示す模式図である。図12の例においては、高圧燃料
ポンプ37の一側を軸80に回動自在に枢支し、他側に
設けたピン81をエンジン側に形成した長孔82内に移
動可能にし、これにより図11のベルトテンショナー7
9を不要にしている。また、オルタネータを搭載する船
外機においては、駆動ベルト45を駆動プーリ43、従
動プーリ44及びエンジンの側面に設けたオルタネータ
85の従動プーリ85a間に張設するようにし、高圧燃
料ポンプ37とオルタネータ85を共通の一本のベルト
で駆動可能にしている。この場合、オルタネータ85側
を可動式にしてもよい。
【0029】図13の例においては、高圧燃料ポンプ3
7とオルタネータ85をともにVバンクの間に配置し、
駆動ベルト45をクランク軸12b側の駆動プーリ4
3、従動プーリ44及びオルタネータ85の従動プーリ
85a間に張設するようにし、駆動ベルト45を押圧す
るようにベルトテンショナー79が設けられている。な
お、図12と同様にベルトテンショナー79をなくし、
高圧燃料ポンプ37又はオルタネータ85を可動式にし
てもよい。
【0030】図14の例においては、駆動プーリ43を
フライホイール49の下部に設けている。本例によれば
高圧燃料ポンプ37やオルタネータ85をエンジン2の
重心近くに設置することができ、エンジン振動を低減さ
せることができるとともに、カウリング32を小さくす
ることができる。
【0031】図15は高圧燃料ポンプの配置の他の例を
示す模式的平面図である。本例においては、オルタネー
タ85をVバンクの間に配置し、高圧燃料ポンプ37を
エンジン2の一方の側面に配置している。これにより燃
料供給系の部品を1箇所にまとめることができ、燃料配
管を短くすることができる。
【0032】次に、図16〜図24により本発明の他の
実施形態について説明する。図16は、本発明に係わる
船外機の全体構成を示す模式図であり、図(A)はエン
ジンの平面図、図(B)は図(A)のB−B線に沿う縦
断面図、図(C)は船外機の側面図、図(D)は燃料供
給系の構成図を示している。なお、図1〜図3で説明し
た構成には同一番号を付けて説明を省略する。
【0033】図(D)において、主燃料タンク30内の
燃料は、手動式の第1の低圧燃料ポンプ31によりフィ
ルタ33を経て第2の低圧燃料ポンプ34に送られる。
この第2の低圧燃料ポンプ34は、エンジン2のクラン
ク室のパルス圧により駆動されるダイヤフラム式ポンプ
であり、燃料を気液分離装置であるベーパーセパレータ
タンク35に送る。該ベーパーセパレータタンク35内
には、電動モータにより駆動される燃料予圧ポンプ36
が配設されており、燃料を加圧し予圧配管Aを経て高圧
燃料ポンプ37に送る。高圧燃料ポンプ37の吐出側
は、各気筒7a〜7fに沿って縦方向に配設された燃料
供給レール40に接続され、燃料を各気筒7a〜7fに
装着した燃料噴射弁13に供給するとともに、高圧圧力
調整弁38および燃料冷却器41を介してベーパーセパ
レータタンク35に接続される。また、予圧配管Aとベ
ーパーセパレータタンク35間には予圧圧力調整弁42
が設けられている。
【0034】制御装置29には、エンジン2の駆動状
態、船外機1や船の状態を示す各種センサからの検出信
号が入力される。すなわち、センサとして、クランク軸
12bの回転角(回転数)を検出するクランク角センサ
90、クランクケース23内の圧力を検出するクランク
室内圧センサ91、吸気通路25a内の温度を検出する
吸気温センサ93、シリンダボディ7の温度を検出する
エンジン温度センサ94、各気筒7a〜7f内の背圧を
検出する背圧センサ95、スロットル弁26の開度を検
出するスロットル開度センサ96、冷却水の温度を検出
する冷却水温度センサ97、エンジン2の振動数を検出
するエンジン振動センサ98、エンジン2のマウント高
さを検出するエンジンマウント高さ検出センサ99、船
外機1のニュートラル状態を検出するニュートラルセン
サ100、船外機1の上下回動位置を検出するトリム角
検出センサ101、船速を検出する船速センサ102、
船の姿勢を検出する船姿勢センサ103、大気圧を検出
する大気圧センサ104が設けられ、さらに、気筒7d
に空燃比検出装置105、高圧燃料の圧力を検出する圧
力センサ106が設けられている。制御装置29は、こ
れら各種センサの検出信号を演算処理し、制御信号を点
火プラグ14、燃料噴射弁13、オイルポンプ27、予
圧燃料ポンプ36に伝送する。
【0035】図17及び図18は、図16の船外機の具
体的構成を示す側面図及び平面図である。なお、図17
については、図10とほぼ同様の構成であるので説明を
省略する。図18において、エンジン2はカウリング3
2で覆われ、エンジン2の一方の側面には、ベーパーセ
パレータタンク35、予圧圧力調整弁42、燃料予圧ポ
ンプ36、低圧燃料ポンプ34、フィルタ33、燃料冷
却器41が配置されている。また、エンジン2の後面に
は燃料供給レール40が配置され、エンジン2の上面で
且つVバンクを形成する気筒7aと7dの間に高圧燃料
ポンプ37と高圧圧力調整弁38が配置されている。ク
ランク軸12bの上部にはフライホイール49が連結さ
れ、その下部には駆動プーリ43が固定されている。さ
らに、高圧燃料ポンプ37には従動プーリ44が装着さ
れるとともに、駆動プーリ43と従動プーリ44間には
駆動ベルト45が張設され、駆動ベルト45はベルトテ
ンショナー79により付勢されている。この構成によ
り、クランク軸12bの回転が、駆動プーリ43、駆動
ベルト45を介して従動プーリ44に伝達され、高圧燃
料ポンプ37が駆動される。
【0036】図19は、図18における高圧燃料ポンプ
の駆動装置の詳細を示し、図(A)は一部断面図、図
(B)は一部側面図である。本例の高圧燃料ポンプ37
は回転式の燃料ポンプであり、ポンプ本体37bには高
圧圧力調整弁38が一体に設けられている。ポンプ本体
37bは、ポンプ入力軸37e、燃料入口37f、燃料
出口37gを有し、高圧圧力調整弁38は、燃料入口3
8a、燃料出口38bを有している。
【0037】図(A)において、ポンプ本体37bに
は、オイルボックス107がボルト108により固定さ
れている。ポンプ入力軸37eには、カップリング10
9により水平軸110の一端が連結され、水平軸110
の他端はベアリング111及びオイルシール112を介
してオイルボックス107に回動自在に支持されてい
る。この水平軸110にはベベルギヤ113が固定され
ている。
【0038】また、オイルボックス107には、垂直軸
114がブッシュ115及びオイルシール116を介し
て回動自在に支持されている。前記垂直軸114の下端
には前記ベベルギヤ113と噛み合うベベルギヤ117
が固定され、垂直軸114の上端には従動プーリ44が
ボルト118により固定されている。オイルボックス1
07の内部には、オイル充填部119と冷却水通路12
0が形成され、また、オイルボックス107の外壁に
は、図(B)に示すように、オイル注入口121とオイ
ルレベル点検口122が形成され、ボルトにより閉口さ
れている。
【0039】上記垂直軸114、ベベルギヤ113、1
17、水平軸110により動力伝達変換部が構成され、
従動プーリ44の回転は、垂直軸114、ベベルギヤ1
17、113及び水平軸110を経てポンプ入力軸37
eに伝達され、ポンプ入力軸37eの回転により高圧燃
料ポンプ37が駆動される。また、垂直軸114、ベベ
ルギヤ113、117、水平軸110からなる動力伝達
変換部にはオイル充填部119が設けられオイルが充填
されているため、ギヤ及びベアリングの磨耗による振
動、騒音の発生を防止することができ、また、オイル充
填部119内に充填されたオイルは、冷却水通路120
を流れる冷却水により冷却されるため、オイルの劣化を
防止することができる。
【0040】図20は、図18における高圧燃料ポンプ
の駆動装置の他例を示す一部断面図である。なお、以下
の例においては、図19と同一の構成には同一番号を付
けて説明を省略する。本例の高圧燃料ポンプ37は往復
動式の燃料ポンプであり、ポンプ本体37bにはプラン
ジャー(ポンプ入力軸)37iと、このプランジャー3
7iを押圧するローラ状の押圧子37aが設けられてい
る。垂直軸114にはカム123が形成されており、カ
ム123の回動により押圧子37aを押圧し、高圧燃料
ポンプ37のプランジャ37iを駆動するようにしてい
る。本例の場合には、押圧子37a、カム123及び垂
直軸114からなる動力伝達変換部にオイル充填部11
9が形成されている。本例によればギヤ駆動機構が不要
になるので構成が簡単になる。
【0041】図21は、図18における高圧燃料ポンプ
の駆動装置の他例を示し、図(A)は一部断面図、図
(B)は図(A)のB−B線に沿って矢印方向に見た断
面図、図(C)はカムの変形例を示す平面図である。本
例は、図20の往復動式の高圧燃料ポンプ37に、図1
9と同様に垂直軸114、ベベルギヤ117、113、
水平軸110からなる伝達機構を用い、従動プーリ44
の回転をカム123を経て押圧子37aに伝達させる例
である。本例の場合には、押圧子37a、カム123、
水平軸110、ベベルギヤ113、117及び垂直軸1
14からなる動力伝達変換部にオイル充填部119が形
成されている。なお、図(A)においては、カム123
は単純な偏心カムであるが、図(C)に示すように、カ
ム123の外周面に複数の膨出部123aを形成すれ
ば、カム123が1回転すると押圧子37aを複数回押
圧することができ、昇圧性能を向上させることができ
る。
【0042】図22は、高圧燃料ポンプの駆動装置の他
例を示し、図(A)は平面図、図(B)は一部側面図で
ある。本例は、図19の回転式の高圧燃料ポンプ37を
採用し、ポンプ入力軸37eにウォームギヤ125を連
結している。一方、エンジン2のクランク軸12bの下
部にウォームホイール126を固定し、このウォームホ
イール126とウォームギヤ125を噛み合わせ、クラ
ンク軸12bの回転を直接、ポンプ入力軸37eに伝達
させる例である。なお、図(B)において、127はエ
ンジン2側に取り付けられ、クランク軸12bを軸支す
るベアリングである。
【0043】図23は、図22の高圧燃料ポンプの駆動
装置の変形例を示す断面図である。本例の高圧燃料ポン
プ37は図20の往復動式の燃料ポンプであり、図22
と同様にクランク軸12bの回転を直接、燃料ポンプに
伝達させる方式である。すなわち、クランク軸12bの
回転をウォームギヤ125、カップリング129、水平
軸110、カム123を経て押圧子37aに伝達させる
ようにしている。本例の場合には、押圧子37a、カム
123、水平軸110からなる動力伝達変換部にオイル
充填部119が形成されている。なお、本例において、
図21の駆動装置を採用することもできる。すなわち、
図21の垂直軸114が水平になるように配置し、これ
にウォームギヤ125を連結させればよい。
【0044】図24は、高圧燃料ポンプの駆動装置の他
例を示す断面図である。本例は、図20の往復動式の高
圧燃料ポンプ37を用いる。エンジン2の側面には、冷
却水通路130を形成するためのアウターカバー131
が取り付けられており、このアウターカバー131に一
体にオイルボックス107が形成され、オイルボックス
107に高圧燃料ポンプ37が取り付けられている。ま
た、エンジン2の上部には貫通孔132が形成され、こ
の貫通孔132にプッシュロッド133が軸受134を
介して摺動自在に配設されている。プッシュロッド13
3の一端は、クランク軸12bに形成されたカム123
に当接され、プッシュロッド133の他端は、オイルボ
ックス107を貫通して高圧燃料ポンプ37の押圧子3
7aに当接されている。プッシュロッド133とオイル
ボックス107の間は、オイルシール112によりシー
ルされ、オイルボックス107内にはオイルが充填され
ている。
【0045】本例の場合には、押圧子37a及びプッシ
ュロッド133からなる動力伝達変換部にオイル充填部
119が形成され、クランク軸12b及びカム123の
回動によりプッシュロッド133が押圧子37aを押圧
し、高圧燃料ポンプ37を駆動するようにしている。こ
のとき、プッシュロッド133とカム123の当接面
は、エンジン2内のオイルにより潤滑され、また、プッ
シュロッド133と押圧子37aの当接面はオイルボッ
クス107内のオイルにより潤滑され、磨耗が防止され
る。
【0046】上記図16〜図24の実施形態によれば、
クランク軸が縦置状態に配設された筒内燃料噴射式エン
ジンにおいて、既存の高圧燃料ポンプのポンプ入力軸を
水平状態にして駆動させることができる。
【0047】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変
更が可能である。例えば、上記実施形態においては、駆
動プーリ、従動プーリ及び駆動ベルトからなる動力伝達
装置を採用しているが、プーリの代わりにギヤを、ベル
トの代わりにチェーンを採用してもよい。
【0048】また、上記実施形態においては、2サイク
ル6気筒エンジンに適用した例について説明している
が、これに限定されるものではなく4サイクルエンジン
にも適用可能であり、また、単気筒以上の気筒を有する
ものであればよい。また、上記実施形態においては、船
外機に適用した例について説明しているが、自動車用エ
ンジン、定置式エンジンなどにも適用可能である。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1、2記載の発明によれば、筒内燃料噴射式2サイクル
エンジンにおいて、高圧燃料ポンプを既存の部品を利用
し簡単な構成により駆動させることができる。また、請
求項3記載の発明によれば、クランク軸には潤滑油が噴
霧されているため、押圧子及びカムの潤滑に特別の装置
を設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される船外機用2サイクルエンジ
ンの縦断面図である。
【図2】図1の要部断面図である。
【図3】図1の要部模式図である。
【図4】本発明の高圧燃料ポンプの駆動装置の1実施形
態を示す燃料供給系の構成図である。
【図5】図4のエンジンの水平断面を示す模式図であ
る。
【図6】図4の船外機の垂直断面を示す模式図である。
【図7】本発明の高圧燃料ポンプの駆動装置の他の実施
形態であり、エンジンの水平断面を示す模式図である。
【図8】本発明の高圧燃料ポンプの駆動装置の他の実施
形態であり、エンジンの水平断面を示す模式図である。
【図9】本発明の他の実施形態を示す燃料供給系の構成
図である。
【図10】図9の燃料供給装置の配置例を示す船外機の
模式的側面図である。
【図11】図10の平面図である。
【図12】動力伝達装置の他の例を示す模式的平面図で
ある。
【図13】動力伝達装置の他の例を示す模式的平面図で
ある。
【図14】動力伝達装置の他の例を示す模式的側面図で
ある。
【図15】高圧燃料ポンプの配置の他の例を示す模式的
平面図である。
【図16】本発明の他の実施形態を示す船外機の模式図
であり、図(A)はエンジンの平面図、図(B)は図
(A)のB−B線に沿う縦断面図、図(C)は船外機の
側面図、図(D)は燃料供給系の構成図である。
【図17】図16の船外機の具体的構成を示す側面図で
ある。
【図18】図16の船外機の具体的構成を示す平面図で
ある。
【図19】図18の高圧燃料ポンプの駆動装置の詳細を
示し、図(A)は一部断面図、図(B)は一部側面図で
ある。
【図20】図18における高圧燃料ポンプの駆動装置の
他例を示す一部断面図である。
【図21】図18における高圧燃料ポンプの駆動装置の
他例を示し、図(A)は一部断面図、図(B)は図
(A)のB−B線に沿って矢印方向に見た断面図、図
(C)はカムの変形例を示す平面図である。
【図22】高圧燃料ポンプの駆動装置の他例を示し、図
(A)は平面図、図(B)は一部側面図である。
【図23】図22の高圧燃料ポンプの駆動装置の変形例
を示す断面図である。
【図24】高圧燃料ポンプの駆動装置の他例を示す断面
図である。
【図25】本発明の課題を説明するための高圧燃料ポン
プの模式図である。
【符号の説明】
2…エンジン 12b…クランク軸 23…クランクケース 37…高圧燃料ポンプ、37a…押圧子 43、44、45…動力伝達装置 46…カム 47…カムシャフト 50…オイルポンプ 65…オイル溜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒内燃料噴射式2サイクルエンジンにおい
    て、押圧子を周期的に押圧することにより燃料を加圧す
    る高圧燃料ポンプと、エンジンのクランク軸に偏心して
    固定されたカムとを備え、前記カムにより前記押圧子を
    周期的に押圧することにより高圧燃料ポンプを駆動する
    ことを特徴とする高圧燃料ポンプの駆動装置。
  2. 【請求項2】筒内燃料噴射式2サイクルエンジンにおい
    て、押圧子を周期的に押圧することにより燃料を加圧す
    る高圧燃料ポンプと、カムシャフトに設けられたカム
    と、エンジンのクランク軸の回転を前記カムシャフトに
    伝達する動力伝達装置とを備え、前記カムにより前記押
    圧子を周期的に押圧することにより高圧燃料ポンプを駆
    動することを特徴とする高圧燃料ポンプの駆動装置。
  3. 【請求項3】上記クランク軸により駆動されるオイルポ
    ンプと、クランクケース内に設けられたオイル溜とを備
    え、オイルをエンジンの吸気通路、前記オイル溜を経て
    上記カム周辺に循環させることを特徴とする請求項2記
    載の高圧燃料ポンプの駆動装置。
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US09/145,912 US6112726A (en) 1997-09-03 1998-09-02 Fuel supply system for injected engine
US09/387,264 US6302753B1 (en) 1997-09-03 1999-08-31 Accessory drive for direct injected outboard motor
US09/466,488 US6390071B1 (en) 1997-09-03 1999-12-17 Engine component layout for outboard motor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6390071B1 (en) 1997-09-03 2002-05-21 Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha Engine component layout for outboard motor

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