JPH1172052A - 筒内燃料噴射式エンジンの燃料供給装置 - Google Patents

筒内燃料噴射式エンジンの燃料供給装置

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JPH1172052A
JPH1172052A JP9223822A JP22382297A JPH1172052A JP H1172052 A JPH1172052 A JP H1172052A JP 9223822 A JP9223822 A JP 9223822A JP 22382297 A JP22382297 A JP 22382297A JP H1172052 A JPH1172052 A JP H1172052A
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JP
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fuel
pressure
gas
pump
fuel pump
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Application number
JP9223822A
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English (en)
Inventor
Senju Saito
千寿 斉藤
Masahiko Kato
雅彦 加藤
Masafumi Sagawa
雅史 寒川
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Yamaha Marine Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Kogyo KK
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Publication date
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【課題】気泡の発生を少なくすると共に燃料配管系を簡
素化する。 【解決手段】気液分離装置35内で分離された燃料を気
筒7a〜7c内に噴射する筒内燃料噴射式エンジンにお
いて、気液分離装置内の燃料を予圧する予圧燃料ポンプ
36と、予圧された燃料を加圧する高圧燃料ポンプ37
と、高圧燃料を前記気筒に供給する燃料供給レール40
と、該燃料供給レールの上流側又は下流側に配設され、
加圧された高圧燃料を設定圧に調圧するとともに余剰の
燃料を前記気液分離装置に戻す高圧圧力調整弁38とを
備えた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筒内燃料噴射式エ
ンジンの燃料供給装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】例えば、船外機用エンジンにおいては、
エンジンがカウリング(ハウジング)という制約された
スペースの中に配置されており、自動車のような大がか
りな冷却系を設けることが困難なため、エンジンの雰囲
気温度が高く燃料中に気泡が発生し易くなり、この気泡
が燃料噴射弁に流入すると燃料供給にばらつきが生じて
しまう。そのため、船体側に設けた主燃料タンク内の燃
料を船外機側に設けた気液分離用のベーパーセパレータ
タンクに供給し、このベーパーセパレータタンク内の燃
料を燃料ポンプにより吸気管内に設けた燃料噴射弁に供
給し、燃料噴射弁に流入せずに残った余剰分の燃料を高
圧圧力調整弁を介してベーパーセパレータタンクに戻
し、また、ベーパーセパレータタンク内で分離された気
泡を吸気管内に供給する構成を採用している。
【0003】一方、例えば、2サイクルエンジンにおい
ては、掃気ポートと排気ポートが同時に連通するタイミ
ングがあるためHC等の未燃ガスが排気されやすく、ま
た、低速、低負荷で残留ガスが多いため失火を起こし未
燃ガスが排気されやすい。そこで、排気ポートが閉じた
後、高圧燃料を筒内に直接噴射することにより燃料を霧
化して燃焼を改善させると共に、低速、低負荷では新気
を多く供給するようにして失火を防ぐことにより未燃ガ
スの排出を低減する方式が知られている。この場合、単
に新気を多く供給するとトルクが増大すると共に燃費が
悪化するが、燃料を少なめに供給させて成層燃焼をさせ
ることにより、トルクを下げると共に燃費を上げること
ができ、或いは新気に見合う燃料を供給し点火時期を遅
らせることによりトルクを下げることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した高圧燃料を筒
内に直接噴射しようとする場合、燃料供給系に高圧燃料
ポンプを設けることが必要になるが、前述した気液分離
用のベーパーセパレータタンクを備える燃料供給系に予
圧せずに高圧燃料ポンプを設けると、高圧燃料ポンプま
での管路で気泡が発生してしまう。また、不要な燃料を
流すと燃料が高圧のため燃料供給系の配管抵抗、フィル
タによる圧力損失が増大し、筒内に必要な燃料を供給す
るために高圧燃料ポンプを高回転にする必要があり、燃
料温度が上昇し気泡が発生してしまうという問題を有し
ている。さらに、船外機に適用する場合には、燃料供給
系に水が混入するため燃料噴射弁のノズルに錆は発生し
てしまうという問題を有している。
【0005】本発明は、上記問題を解決するものであっ
て、気液分離装置を備える燃料供給系に高圧燃料ポンプ
を設ける場合に、気泡の発生を少なくすると共に燃料配
管系を簡素化することができ、さらに燃料噴射弁の錆の
発生を防止することができる筒内燃料噴射式エンジンの
燃料供給装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、例えば図4、図8、図9に示
すように、気液分離装置35内で分離された燃料を気筒
内に噴射する筒内燃料噴射式エンジンにおいて、気液分
離装置35内の燃料を予圧する予圧燃料ポンプ36と、
予圧された燃料を加圧する高圧燃料ポンプ37と、加圧
された高圧燃料を設定圧に調圧するとともに余剰の燃料
を前記気液分離装置に戻す高圧圧力調整弁38と、該高
圧圧力調整弁の上流側から分岐し高圧燃料を前記気筒に
供給する燃料供給レール40とを備えたことを特徴と
し、請求項2記載の発明は、例えば図4、図8、図9に
示すように、請求項1において、燃料供給レール40の
終端を閉口させたことを特徴とし、請求項3記載の発明
は、例えば図10に示すように、気液分離装置35内で
分離された燃料を気筒内に噴射する筒内燃料噴射式エン
ジンにおいて、気液分離装置35内の燃料を予圧する予
圧燃料ポンプ36と、予圧された燃料を加圧する高圧燃
料ポンプ37と、高圧燃料を前記気筒に供給する燃料供
給レール40と、該燃料供給レールの上流側又は下流側
に配設され、加圧された高圧燃料を設定圧に調圧すると
ともに余剰の燃料を前記気液分離装置に戻す高圧圧力調
整弁38とを備えたことを特徴とし、請求項4記載の発
明は、例えば図14に示すように、請求項1〜3におい
て、エンジンの吸気管25a内にオイルを供給し該オイ
ルの一部を上記気液分離装置35に供給するとともに、
気液分離装置で分離された燃料ガスを前記吸気管に供給
することを特徴とし、請求項5記載の発明は、例えば図
14に示すように、請求項1〜4において、上記気液分
離装置に予圧圧力調整弁42を設け、上記予圧燃料ポン
プ36と前記予圧圧力調整弁42を通路C″にて接続す
るともに、該通路を高圧燃料ポンプ37に接続すること
を特徴とし、請求項6記載の発明は、例えば図10に示
すように、請求項3において、上記燃料供給レール40
の上端に高圧圧力調整弁38を配設したことを特徴と
し、請求項7記載の発明は、請求項1〜6において、複
数の気筒7a〜7cを縦置状態に配設すると共に上記燃
料供給レール40を縦置状態に配設することを特徴と
し、請求項8記載の発明は、請求項1〜7において、上
記燃料供給レールへの配管の途中にフィルタ39を配設
したことを特徴とし、請求項9記載の発明は、例えば図
8〜図10に示すように、請求項1〜8において、上記
予圧燃料ポンプ36と高圧燃料ポンプ38の間に燃料冷
却器41を配設したことを特徴とし、請求項10記載の
発明は、例えば図20に示すように、請求項1〜8にお
いて、上記高圧圧力調整弁38と気液分離装置35の間
に燃料冷却器41を配設したことを特徴とし、請求項1
1記載の発明は、例えば図9に示すように、請求項1〜
10において、上記予圧燃料ポンプ36で予圧した燃料
を高圧燃料ポンプ38の入口側を循環させた後、上記気
液分離装置35に戻すことを特徴とし、請求項12記載
の発明は、例えば、図4、図22に示すように、請求項
1〜12において、上記予圧燃料ポンプ36で予圧した
燃料の一部を燃料冷却器41で冷却し上記気液分離装置
に戻すことを特徴とし、請求項13記載の発明は、例え
ば図21に示すように、気液分離装置35内で分離され
た燃料を気筒内に噴射する筒内燃料噴射式エンジンにお
いて、気液分離装置35内の燃料を予圧する予圧燃料ポ
ンプ36と、予圧された燃料を加圧する高圧燃料ポンプ
37と、加圧された高圧燃料を設定圧に調圧するととも
に余剰の燃料を前記予圧燃料ポンプの下流側に戻す高圧
圧力調整弁38と、高圧燃料ポンプの下流側に配設され
た燃料冷却器41と、該高圧圧力調整弁の上流側から分
岐し高圧燃料を前記気筒に供給する燃料供給レール40
とを備えたことを特徴とし、請求項14記載の発明は、
請求項1〜13において、エンジン低回転時に予圧燃料
ポンプを低回転に制御することを特徴とする。なお、上
記構成に付加した番号は、本発明の理解を容易にするた
めに図面と対比させるもので、これにより本発明が何ら
限定されるものではない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は本発明が適用される船外
機用エンジンの縦断面図、図2は図1の要部断面図、図
3は図1の要部模式図である。
【0008】図1において、1は船外機であり、クラン
ク軸縦置状態で搭載されるエンジン2と、エンジン2の
下端面に接続されるガイドエキゾースト部3と、ガイド
エキゾースト部3の下端面に接続されるアッパケース
4、ロアケース5及びスクリュー6からなる。上記エン
ジン2は、筒内噴射式V型6気筒2サイクルエンジンで
あり、6つの気筒7a〜7fが平面視でVバンクをなす
ように形成されたシリンダブロック7に、図2に示すシ
リンダヘッド8及びヘッドカバー9が図1の紙面垂直方
向手前側に順次積層接続し、ヘッドボルト10により固
定されている。また、シリンダブロック7の図1裏面側
には図3に示すクランクケース23が形成されている。
【0009】上記気筒7a〜7f内にはピストン11が
摺動自在に嵌合配置され、各ピストン11はコンロッド
12aを介してクランク軸12bに連結されている。ピ
ストン11の頭部には、窪み状のキャビティ11aが形
成されており、キャビティ11aは、シリンダヘッド8
側に形成された窪み状の凹部8aとで燃焼室を構成して
いる。上記シリンダヘッド8には、燃料噴射弁13及び
点火プラグ14が挿入配置されている。燃料噴射弁13
は磁力で開閉作動されるソレノイド開閉式であり、その
噴射軸線はシリンダボア軸線aと一致しており、また、
点火プラグの電極14aは前記凹部8a内に突出されて
いる。
【0010】気筒7a〜7fは、それぞれ掃気ポート1
7a、17bによりクランク室7gに連通され、また、
気筒7a〜7fには、排気ポート18a〜18fが掃気
ポート17aに対向するように接続されている。図1の
左バンクの排気ポート18a〜18cは左集合ポート1
9aに、右バンクの排気ポート18d〜18fは右集合
ポート19bに合流されており、左集合ポート19a及
び右集合ポート19bの下流端にはそれぞれガイドエキ
ゾースト部3内の左排気通路3a及び右排気通路3bを
介してアッパケース4内の左排気管20a及び右排気管
20bが接続されている。
【0011】左右の排気管20a、20bは、アッパケ
ース4内のマフラー21内に配置されており、このマフ
ラー21は隔壁22により左右の排気管20a、20b
が開口する左膨張室21a及び右膨張室21bを備えて
いる。この膨張室21a、21bは、左右バンクの気筒
7a〜7c、7〜7fからの排気ガスの圧力波が略大気
圧状態に解放されるのに必要な容積を有している。ま
た、マフラー21の下端には、ロアケース5内に形成さ
れた排気通路5aが接続されており、この排気通路5a
は、左右の排気管20a、20bからの排気を合流させ
ている。
【0012】図3に示すように、エンジン2のクランク
ケース23には吸気マニホールド25の各分岐吸気管2
5aが接続されており、該分岐吸気管25aのクランク
ケース23への接続部には、逆流防止用のリード弁24
が配設され、また、リード弁24の上流側には吸気量を
制御するためのスロットル弁26が配設されている。
【0013】図4〜図7は、本発明の筒内燃料噴射式エ
ンジンの燃料供給装置の1実施形態を示し、図4は全体
構成図である。図4には、図1で説明したV型6気筒エ
ンジン2の左バンクの気筒7a〜7cのみが示され、ク
ランク軸12b、気筒7a〜7c及び燃料供給レール4
0が縦置状態に配置された構成が示されている。30、
31は船体側に配設された主燃料タンク及び第1の低圧
燃料ポンプであり、本発明に係わるベーパーセパレータ
タンク35、予圧燃料ポンプ36、高圧燃料ポンプ3
7、高圧圧力調整弁38、燃料供給レール40及びこれ
らを接続する配管は、船外機のカウリング32内に配設
されている。
【0014】主燃料タンク30内の燃料は、手動式の第
1の低圧燃料ポンプ31によりフィルタ33を経て第2
の低圧燃料ポンプ34に送られる。この第2の低圧燃料
ポンプ34は、エンジン2のクランク室7gのパルス圧
により駆動されるダイヤフラム式ポンプであり、燃料を
気液分離装置であるベーパーセパレータタンク35に送
る。該ベーパーセパレータタンク35内には、電動モー
タにより駆動される予圧燃料ポンプ36が配設されてお
り、燃料を加圧し予圧配管Cを経て高圧燃料ポンプ37
に送る。高圧燃料ポンプ37の吐出側は、高圧配管A、
高圧圧力調整弁38、リターン配管Bを介してベーパー
セパレータタンク35に接続されると共に、高圧配管A
は燃料供給レール40に接続されている。
【0015】燃料供給レール40の上部終端は閉口され
ており、燃料を各気筒7a〜7cに装着した燃料噴射弁
13に供給するように構成している。また、高圧配管A
の途中にはフィルタ39が配設され、さらに、配管Cに
は燃料冷却器41の一端が接続され、その他端はリター
ン配管C′、予圧圧力調整弁42を介してベーパーセパ
レータタンク35に接続されている。また、クランク軸
12bには駆動プーリ43が固定され、高圧燃料ポンプ
37の回転軸には従動プーリ44が固定され、駆動プー
リ43と従動プーリ44間には駆動ベルト45が張設さ
れ、高圧燃料ポンプ37がクランク軸12bの回転によ
り駆動される構成となっている。
【0016】図5及び図6は、図4の燃料供給装置の具
体的配置例を示す模式図であり、図5は側面図、図6は
平面図である。船体51の後部には船の駆動装置である
船外機1が着脱自在に装着されている。船外機1は、船
体51の後部に着脱自在に取り付けられるクランプブラ
ケット52と、クランプブラケット52に枢支軸53を
介して上下回動自在に枢支されるスイベルブラケット5
4と、このスイベルブラケット54を上下方向に回動さ
せる油圧シリンダ55と、スイベルブラケット54に支
持される推進ユニット56とを備えている。前記推進ユ
ニット56は、スイベルブラケット54に支持されるケ
ース4を有し、このケース4の上部にエンジン2が取り
付けられ、エンジン2をその上方から覆うカウリング1
4が設けられている。図6において、2aはクランクケ
ース、2bはシリンダボディ、2cはシリンダヘッドを
示している。
【0017】そして、エンジン2の側面にベーパーセパ
レータタンク35、予圧燃料ポンプ36、低圧燃料ポン
プ34、フィルタ33、燃料冷却器41が配置され、エ
ンジン2の後面に燃料供給レール40、フィルタ39、
高圧圧力調整弁38が配置され、エンジン2の上面に高
圧燃料ポンプ37が配置されている。また、クランク軸
12bにはフライホイール46及び駆動プーリ43が固
定されている。
【0018】図7は、図4の高圧圧力調整弁38の例を
示す断面図である。高圧圧力調整弁38は、ハウジング
57を有し、ハウジング57内にはOリング58を介し
て受圧バルブ59が挿入配置され、受圧バルブ59の一
側はスプリング60を介してリテーナ61に支持され、
リテーナ61は調節ハンドル62に連結され、調節ハン
ドル62を調節することによりスプリング60を介して
受圧バルブ59に作用する圧力を調整可能にしている。
受圧バルブ59の他側には高圧燃料が流入する入口孔6
3、燃料供給レール40に燃料を供給する供給孔64が
形成され、また、ベーパーセパレータタンク35に燃料
を戻す戻り管65が設けられている。
【0019】上記構成からなる本発明の作用について説
明する。ベーパーセパレータタンク35内の燃料は、予
圧燃料ポンプ36により例えば3〜10kg/cm2
度に予圧され、加圧された燃料は、高圧燃料ポンプ37
により50〜100kg/cm2程度若しくはそれ以上
に加圧され、加圧された高圧燃料は、高圧圧力調整弁3
8にて設定圧を越える余剰燃料がベーパーセパレータタ
ンク35に戻され、必要な高圧燃料分のみを配管Aを経
て燃料供給レール40に供給するようにしている。従っ
て、燃料を予圧して高圧燃料ポンプ37に送るため、高
圧燃料ポンプ37までの管路の気泡の発生を抑えること
ができ、また、配管A及びフィルタ39には必要な燃料
分のみが流れるため、高圧燃料の全量を流す場合と比較
してその分だけ配管抵抗、フィルタによる圧力損失を低
減することができる。また、フィルタ39には必要な燃
料分だけが通過するため、フィルタの交換時期を延ばす
ことができる。
【0020】また、必要な燃料分のみが流れるため気泡
の発生も少なくなり、且つ燃料が高圧であるため発生す
る気泡の径が微小となり燃料噴射弁13から抜け易くな
るため、縦置きの燃料供給レール40の終端を閉口させ
ることが可能となり、燃料供給レール40からベーパー
セパレータタンク35に戻す配管が不要となり、燃料配
管系を簡素化することができる。さらに、燃料が高圧で
あるため配管抵抗による圧力損失が熱エネルギーに変換
され、ベーパーセパレータタンク35内の燃料温度が上
昇する恐れがあるが、燃料の一部を燃料冷却器41に流
すことにより燃料を冷却しその温度上昇を防止すること
ができる。
【0021】さらに、予圧燃料ポンプ36をベーパーセ
パレータタンク35内に配設しているため、予圧燃料ポ
ンプ36とベーパーセパレータタンク35間の配管が不
要となり簡素化できるとともに、予圧燃料ポンプ36が
ベーパーセパレータタンク35内の燃料により冷却され
るため、ポンプの効率が良くなり又ポンプの発熱を少な
くすることができる。
【0022】図8〜図10は、本発明の燃料供給装置の
他の実施形態を示す全体構成図である。図8の実施形態
においては、燃料冷却器41を予圧燃料ポンプ36と高
圧燃料ポンプ37の間に、好ましくは高圧燃料ポンプ3
7に近接して配設し、この構成により高圧燃料ポンプ3
7の入口温度が低くなり、キャビテーションの発生を防
止することができる。
【0023】図9の実施形態では、予圧燃料ポンプ36
で加圧した燃料を高圧燃料ポンプ37の入口側を循環さ
せた後、予圧圧力調整弁42で調圧しベーパーセパレー
タタンク35に戻すようにしている。本実施形態によれ
ば、高圧燃料ポンプ37の入口に空気や気泡の溜まりが
できず安定して高圧燃料を生成することができる。
【0024】図10の実施形態では、高圧圧力調整弁3
8を燃料供給レール40の上端に配設し、調圧された後
の余剰燃料をベーパーセパレータタンク35に戻すよう
にしている。なお、高圧圧力調整弁38を燃料供給レー
ル40の下流側に配設するようにしてもよい。これによ
れば、高圧圧力調整弁38が燃料供給レール40の下流
側にあるため、高圧配管Aと燃料供給レール40の中の
気泡を除去しやすいという効果を奏する。なお、本実施
形態においても、燃料冷却器41を図4に示すように配
設してもよいし、また、図9に示すように、予圧燃料ポ
ンプ36で加圧した燃料を高圧燃料ポンプ37の入口側
を循環させた後、配管C′を経て予圧圧力調整弁42で
調圧しベーパーセパレータタンク35に戻すようにして
もよい。
【0025】図11は、図8の燃料供給装置の具体的配
置例を示す模式図である。なお、前述の説明と同一の構
成には同一番号を付けて説明を省略する。図中、66は
駆動軸、67は駆動軸66により駆動されるウォーター
ポンプであり、このウォーターポンプ67により冷却水
取入口68から吸入された水は、ウォーターチューブ6
9、冷却水通路70を経て燃料冷却器41を循環し、排
水口71から排水される。
【0026】図12及び図13は、本発明の変形例を示
し、図12はベーパーセパレータタンクの断面図、図1
3は、燃料供給装置の具体的配置例を示す模式図であ
る。図12において、ベーパーセパレータタンク35
は、ハウジング72内に装着された予圧燃料ポンプ36
と、予圧燃料ポンプ36の吸入側に設けられたフィルタ
73と、ハウジング72の外壁に配設され、予圧配管C
からベーパーセパレータタンク35内に戻る燃料圧力を
調整する予圧圧力調整弁42と、ハウジング72内に揺
動自在に枢支され、ニードル弁74を摺動させることに
より燃料供給口75を開閉するフロート76とを備え、
また、ハウジング72の外壁にはウォータージャケット
77が設けられ、このウォータージャケット77に冷却
水入口77a、冷却水出口77bが設けられている。
【0027】図13において、ウォーターポンプ67に
より冷却水取入口68から吸入された水は、ウォーター
チューブ69、冷却水通路70を経てベーパーセパレー
タタンク35のウォータージャケット77を循環し、排
水口71から排水される。本変形例においては、ベーパ
ーセパレータタンク35がウォータージャケット77を
通る冷却水により冷却されるため、高圧燃料ポンプ37
の入口温度が低くなり、キャビテーションの発生を防止
することができる。また、燃料冷却器を新たに設置する
必要がなく、レイアウトを簡素化することができる。従
って、図4〜図6及び図8〜図11において燃料冷却器
41を省略することができる。
【0028】図14〜図19は、本発明のさらに他の実
施形態を示している。図14は全体構成図を示し、エン
ジン2の各分岐吸気管25aにおけるリード弁24とス
ロットル弁26の間には、オイルポンプ79からのオイ
ル供給管79aが接続されている。また、リード弁24
近傍のオイル溜まり部80は、オイル供給管81により
ベーパーセパレータタンク35の上部に接続されてい
る。また、ベーパーセパレータタンク35の上部は燃料
ガス供給管82により各分岐吸気管25aのリード弁2
4とスロットル弁26の間に接続されている。
【0029】図15及び図16は、図14におけるオイ
ル溜まり部の構成を示し、図15は全体構成を示す模式
図、図16は図15の要部拡大断面図である。図15に
おいて、7a〜7cは気筒、12bはクランク軸、13
は燃料噴射弁、25は吸気マニホールド、32はカウリ
ング、49はドライブシャフトであり、6組の分岐吸気
管25aとリード弁24が示され、リード弁24の近傍
にオイル溜まり部80が形成され、各オイル溜まり部8
0は、上段、中段及び下段の気筒毎にオイル通路80a
にて連通され、各オイル通路80aの一端がオイル供給
管81に接続されている。
【0030】図16において、リード弁24は、分岐吸
気管25aの壁面に固定された断面略三角形状の弁支持
部材24aと、上下の弁支持部材24a上にネジ24b
により固定された弁部材24cとを備え、各リード弁2
4の下方2箇所に溝状のオイル溜まり部80が形成さ
れ、各オイル溜まり部80を連通するオイル通路80a
はエンジンボディ2a内に形成されている。
【0031】上記構成からなる本実施形態においては、
エンジン2のクランク室7gが負圧になると、ベーパー
セパレータタンク35内の燃料ガスは燃料ガス供給管8
2により各分岐吸気管25aに供給され、同時に、ベー
パーセパレータタンク35内が負圧になるため、各分岐
吸気管25aに溜まる余剰のオイルはオイル供給管81
を経てベーパーセパレータタンク35内に供給される。
その結果、燃料中にオイルが混合され、オイル含有の燃
料が燃料噴射弁13に供給されるので、燃料噴射弁13
のノズル部における錆の発生を防止することができる。
【0032】図17は、図14のベーパーセパレータタ
ンク35の構成を示す断面図である。なお、図11と同
一の構成には同一番号を付けて説明を省略する。ベーパ
ーセパレータタンク35は容器本体35aと蓋部材35
bを有し、蓋部材35bには、予圧燃料ポンプ36の出
力ポートに連結された出力用ニップル36a、燃料ガス
供給管82が接続される燃料ガス出口用ニップル82
a、予圧圧力調整弁42に連結された三方接続用ニップ
ル42a、オイル供給管81が接続されるオイル入口用
ニップル81a、高圧圧力調整弁38から戻るリターン
配管Bが連結された燃料戻し用ニップル38a及び燃料
供給管83が接続される燃料入口用ニップル83aが設
けられている。
【0033】また、前述の実施形態においては予圧燃料
ポンプ36から配管Cを経て高圧燃料ポンプ37に燃料
を送り、配管Cの途中から配管C′、予圧圧力調整弁4
2を経てベーパーセパレータタンク35に燃料を戻すよ
うにしているが、本実施形態においては、予圧燃料ポン
プ36の出力用ニップル36aと予圧圧力調整弁42の
三方接続用ニップル42aを通路C″により直接、接続
し、三方接続用ニップル42aと高圧燃料ポンプ37を
配管Cにより接続するようにしている。なお、通路C″
としてはアルミ管、ホース等を接続して形成するように
してもいし、通路C″を蓋部材35bと一体に形成する
ようにしてもよい。以上の構成により配管Cを短縮する
ことができ配管構成を簡素化できる。
【0034】図18及び図19は、上記実施形態の具体
的配置例を示し、図18は側面図、図19は平面図であ
る。なお、前述と同一の構成には同一番号を付けて説明
を省略する。図18において、2つの低圧ポンプ34が
並列に接続され能力アップを図っている。図19におい
て、配管C及び配管Dは、フライホイール46に沿って
配設している。なお、47はベルト45に張力を付与す
るためのテンションプーリである。
【0035】次に、図20〜図22により本発明の他の
実施形態について説明する。図20〜図22は、本発明
に係わる船外機の全体構成を示す模式図であり、図
(A)はエンジンの平面図、図(B)は図(A)のB−
B線に沿う縦断面図、図(C)は船外機の側面図、図
(D)は燃料供給系の構成図を示している。なお、図1
〜図4で説明した構成には同一番号を付けて説明を省略
する。
【0036】制御装置29には、エンジン2の駆動状
態、船外機1や船の状態を示す各種センサからの検出信
号が入力される。すなわち、センサとして、クランク軸
12bの回転角(回転数)を検出するクランク角センサ
90、クランクケース23内の圧力を検出するクランク
室内圧センサ91、各気筒7a〜7f内の圧力を検出す
る筒内圧センサ92、吸気通路25a内の温度を検出す
る吸気温センサ93、シリンダボディ7の温度を検出す
るエンジン温度センサ94、各気筒7a〜7f内の背圧
を検出する背圧センサ95、スロットル弁26の開度を
検出するスロットル開度センサ96、冷却水の温度を検
出する冷却水温度センサ97、エンジン2の振動数を検
出するエンジン振動センサ98、エンジン2のマウント
高さを検出するエンジンマウント高さ検出センサ99、
船外機1のニュートラル状態を検出するニュートラルセ
ンサ100、船外機1の上下回動位置を検出するトリム
角検出センサ101、船速を検出する船速センサ10
2、船の姿勢を検出する船姿勢センサ103、大気圧を
検出する大気圧センサ104が設けられ、さらに、気筒
7dに空燃比検出装置105が設けられている。制御装
置29は、これら各種センサの検出信号を演算処理し、
制御信号を点火プラグ14、燃料噴射弁13、オイルポ
ンプ27、予圧燃料ポンプ36に伝送する。
【0037】図20の実施形態においては、図(D)に
示すように、高圧圧力調整弁38のリターン配管Bの途
中に燃料冷却器41を配設している。これにより、高圧
圧力調整弁38を出た最も高い温度の燃料を燃料冷却器
41で冷却しベーパーセパレータタンク35に戻すた
め、予圧ポンプ36の入口温度をより効果的に低下させ
ることができると共に、燃料冷却器41を圧力の低いリ
ターン配管中に配設するため、冷却水とのシール性能が
向上される。なお、本例では、高圧燃料ポンプ37の高
圧燃料を燃料分配レール28を介して左右の燃料供給レ
ール40、40に分配するようにしている。
【0038】図21の実施形態においては、図(D)に
示すように、高圧圧力調整弁38のリターン配管Bの途
中に燃料冷却器41を配設し、リターン配管Bを予圧配
管Cに接続するようにしている。これにより、高圧圧力
調整弁38を出た高圧の燃料をエネルギー解放度合いが
小さい予圧系に戻すので、その分だけ温度上昇を防止す
ることができる。
【0039】図22の実施形態においては、図(D)に
示すように、予圧圧力調整弁42を予圧配管Cと燃料冷
却器41間に設け、高圧圧力調整弁38と予圧圧力調整
弁42の両方のリターン燃料を冷却し、ベーパーセパレ
ータタンク35に戻すようにし、温度上昇を防止するよ
うにしている。
【0040】なお、以上全ての実施形態において、エン
ジン低回転時には、予圧燃料ポンプ36を低回転に制御
し、リターン燃料量を下げて温度上昇を防止をするよう
にしてもい。
【0041】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変
更が可能である。例えば、上記実施形態においては、6
気筒エンジンに適用した例について説明しているが、こ
れに限定されるものではなく単気筒以上の気筒を有する
ものであればよい。また、上記実施形態においては、2
サイクルエンジンに適用した例について説明している
が、4サイクルエンジンへの適用も可能であり、さら
に、上記実施形態においては、船外機に適用した例につ
いて説明しているが、定置式エンジンなど要するに気液
分離装置を備える燃料供給系に高圧燃料ポンプを設ける
エンジンに適用可能である。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、気液分離装置を備える燃料供給
系に、予圧された燃料を加圧する高圧燃料ポンプを設け
ることにより、高圧燃料ポンプまでの管路の気泡の発生
を抑えることができ、また、気筒に必要な燃料分だけを
供給するため、配管抵抗、フィルタによる圧力損失を低
減させると共に、気泡の発生を少なくすることができ
る。
【0043】また、請求項2記載の発明によれば、燃料
供給レールの終端を閉口することができ燃料配管系を簡
素化することができる。
【0044】また、請求項3、6記載の発明によれば、
高圧圧力調整弁が燃料供給レールの下流側にあるため、
高圧燃料配管と燃料供給レールの中の気泡を除去しやす
いという効果を奏する。
【0045】また、請求項4記載の発明によれば、燃料
中にオイルが混合され、オイル含有の燃料が燃料噴射弁
に供給されるので、燃料噴射弁のノズル部における錆の
発生を防止することができる。
【0046】また、請求項5記載の発明によれば、予圧
燃料ポンプと予圧圧力調整弁との配管を短縮させること
ができる。
【0047】また、請求項7記載の発明によれば、複数
の気筒を縦置状態に配設すると共に上記燃料供給レール
を縦置状態に配設する場合に、各気筒に必要な燃料分だ
けを供給するため、配管抵抗、フィルタによる圧力損失
を低減させると共に、気泡の発生を少なくすることがで
きる。
【0048】また、請求項8記載の発明によれば、フィ
ルタには必要な燃料分だけが通過するため、フィルタの
交換時期を延ばすことができる。
【0049】また、請求項9記載の発明によれば、高圧
燃料ポンプの入口温度が低くなり、さらにキャビテーシ
ョンの発生を防止することができる。
【0050】また、請求項10記載の発明によれば、高
圧燃料ポンプの入口に空気や気泡の溜まりができず安定
して高圧燃料を生成することができる。また、高圧圧力
調整弁を出た最も高い温度の燃料を燃料冷却器で冷却し
するため、予圧ポンプの入口温度をより効果的に低下さ
せることができると共に、燃料冷却器を圧力の低いリタ
ーン配管中に配設するため、冷却水とのシール性能を向
上することができる。
【0051】また、請求項11記載の発明によれば、燃
料の高圧化に伴い生じる燃料の温度上昇を防止すること
ができる。また、請求項12記載の発明によれば、高圧
燃料と予圧燃料の両方のリターン燃料を冷却するため、
温度上昇をさらに防止することができる。
【0052】また、請求項13記載の発明によれば、高
圧圧力調整弁を出た高圧の燃料をエネルギー解放度合い
が小さい予圧系に戻すので、その分だけ温度上昇を防止
することができる。
【0053】また、請求項14記載の発明によれば、エ
ンジン低回転時には、予圧燃料ポンプを低回転に制御す
るので、リターン燃料量を下げて温度上昇を防止をする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるエンジンの縦断面図であ
る。
【図2】図1の要部断面図である。
【図3】図1の要部模式図である。
【図4】本発明の筒内燃料噴射式エンジンの燃料供給装
置の1実施形態を示す全体構成図である。
【図5】図4の燃料供給装置の具体的配置例を示す模式
的側面図である。
【図6】図4の燃料供給装置の具体的配置例を示す模式
的平面図である。
【図7】図4の高圧圧力調整弁の例を示す断面図であ
る。
【図8】本発明の燃料供給装置の他の実施形態を示す全
体構成図である。
【図9】本発明の燃料供給装置の他の実施形態を示す全
体構成図である。
【図10】本発明の燃料供給装置の他の実施形態を示す
全体構成図である。
【図11】図8の燃料供給装置の具体的配置例を示す模
式図である。
【図12】本発明の変形例を示しベーパーセパレータタ
ンクの断面図である。
【図13】本発明の変形例を示す燃料供給装置の具体的
配置例を示す模式図である。
【図14】本発明の燃料供給装置の他の実施形態を示す
全体構成図である。
【図15】図14におけるオイル溜まり部の構成を示す
模式図である。
【図16】図15の要部拡大断面図である。
【図17】図14のベーパーセパレータタンクの構成を
示す断面図である
【図18】図14の実施形態の具体的配置例を示す側面
図である。
【図19】図14の実施形態の具体的配置例を示す平面
図である。
【図20】本発明の他の実施形態である船外機の全体構
成を示す模式図であり、図(A)はエンジンの平面図、
図(B)は図(A)のB−B線に沿う縦断面図、図
(C)は船外機の側面図、図(D)は燃料供給系の構成
図である。
【図21】本発明の他の実施形態を示す図20と同様の
図である。
【図22】本発明の他の実施形態を示す図20と同様の
図である。
【符号の説明】
2…エンジン 7a〜7c…気筒 35…気液分離装置 36…予圧燃料ポンプ 37…高圧燃料ポンプ 38…高圧圧力調整弁 39…フィルタ 40…燃料供給レール 41…燃料冷却器 42…予圧圧力調整弁 81…オイル供給管 82…燃料ガス供給管 C″…通路

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気液分離装置内で分離された燃料を気筒内
    に噴射する筒内燃料噴射式エンジンにおいて、気液分離
    装置内の燃料を予圧する予圧燃料ポンプと、予圧された
    燃料を加圧する高圧燃料ポンプと、加圧された高圧燃料
    を設定圧に調圧するとともに余剰の燃料を前記気液分離
    装置に戻す高圧圧力調整弁と、該高圧圧力調整弁の上流
    側から分岐し高圧燃料を前記気筒に供給する燃料供給レ
    ールとを備えたことを特徴とする燃料供給装置。
  2. 【請求項2】燃料供給レールの終端を閉口させたことを
    特徴とする請求項1記載の燃料供給装置。
  3. 【請求項3】気液分離装置内で分離された燃料を気筒内
    に噴射する筒内燃料噴射式エンジンにおいて、気液分離
    装置内の燃料を予圧する予圧燃料ポンプと、予圧された
    燃料を加圧する高圧燃料ポンプと、加圧された高圧燃料
    を設定圧に調圧するとともに余剰の燃料を前記気液分離
    装置に戻す高圧圧力調整弁と、該高圧圧力調整弁の上流
    側に配設された燃料供給レールとを備えたことを特徴と
    する燃料供給装置。
  4. 【請求項4】エンジンの吸気管内にオイルを供給し該オ
    イルの一部を上記気液分離装置に供給するとともに、気
    液分離装置で分離された燃料ガスを前記吸気管に供給す
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の燃
    料供給装置。
  5. 【請求項5】上記気液分離装置に予圧圧力調整弁を設
    け、上記予圧燃料ポンプと前記予圧圧力調整弁を通路に
    て接続するともに、該通路を高圧燃料ポンプに接続する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の燃料
    供給装置。
  6. 【請求項6】上記燃料供給レールの上端に高圧圧力調整
    弁を配設したことを特徴とする請求項3記載の燃料供給
    装置。
  7. 【請求項7】複数の気筒を縦置状態に配設すると共に上
    記燃料供給レールを縦置状態に配設することを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれかに記載の燃料供給装置。
  8. 【請求項8】上記燃料供給レールへの配管の途中にフィ
    ルタを配設したことを特徴とする請求項1〜7のいずれ
    かに記載の燃料供給装置。
  9. 【請求項9】上記予圧燃料ポンプと高圧燃料ポンプの間
    に燃料冷却器を配設したことを特徴とする請求項1〜8
    のいずれかに記載の燃料供給装置。
  10. 【請求項10】上記高圧圧力調整弁と気液分離装置の間
    に燃料冷却器を配設したことを特徴とする請求項1〜8
    のいずれかに記載の燃料供給装置。
  11. 【請求項11】上記予圧燃料ポンプで予圧した燃料を高
    圧燃料ポンプの入口側を循環させた後、上記気液分離装
    置に戻すことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに
    記載の燃料供給装置。
  12. 【請求項12】上記予圧燃料ポンプで予圧した燃料の一
    部を燃料冷却器で冷却し上記気液分離装置に戻すことを
    特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の燃料供給
    装置。
  13. 【請求項13】気液分離装置内で分離された燃料を気筒
    内に噴射する筒内燃料噴射式エンジンにおいて、気液分
    離装置内の燃料を予圧する予圧燃料ポンプと、予圧され
    た燃料を加圧する高圧燃料ポンプと、加圧された高圧燃
    料を設定圧に調圧するとともに余剰の燃料を前記予圧燃
    料ポンプの下流側に戻す高圧圧力調整弁と、高圧燃料ポ
    ンプの下流側に配設された燃料冷却器と、該高圧圧力調
    整弁の上流側から分岐し高圧燃料を前記気筒に供給する
    燃料供給レールとを備えたことを特徴とする燃料供給装
    置。
  14. 【請求項14】エンジン低回転時に予圧燃料ポンプを低
    回転に制御することを特徴とする請求項1〜13のいず
    れかに記載の燃料供給装置。
JP9223822A 1996-09-17 1997-08-20 筒内燃料噴射式エンジンの燃料供給装置 Pending JPH1172052A (ja)

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