JPH1182216A - 高圧燃料ポンプの駆動装置 - Google Patents
高圧燃料ポンプの駆動装置Info
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- JPH1182216A JPH1182216A JP23850897A JP23850897A JPH1182216A JP H1182216 A JPH1182216 A JP H1182216A JP 23850897 A JP23850897 A JP 23850897A JP 23850897 A JP23850897 A JP 23850897A JP H1182216 A JPH1182216 A JP H1182216A
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- pressure fuel
- fuel pump
- pump
- crankshaft
- driving device
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Abstract
(57)【要約】
【課題】クランク軸が縦置状態に配設された筒内燃料噴
射式エンジンにおいて、高圧燃料ポンプの燃料入口側が
上にされた状態で駆動させる。 【解決手段】クランク軸が縦置状態に配設された筒内燃
料噴射式エンジンにおいて、ポンプの燃料入口が上側に
配設された高圧燃料ポンプ37と、前記クランク軸の回
転を前記ポンプ入力軸に伝達させる動力伝達装置11
0、113、117、114とを備えた構成。
射式エンジンにおいて、高圧燃料ポンプの燃料入口側が
上にされた状態で駆動させる。 【解決手段】クランク軸が縦置状態に配設された筒内燃
料噴射式エンジンにおいて、ポンプの燃料入口が上側に
配設された高圧燃料ポンプ37と、前記クランク軸の回
転を前記ポンプ入力軸に伝達させる動力伝達装置11
0、113、117、114とを備えた構成。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クランク軸が縦置
状態に配設された筒内燃料噴射式エンジンにおける高圧
燃料ポンプの駆動装置の技術分野に属する。
状態に配設された筒内燃料噴射式エンジンにおける高圧
燃料ポンプの駆動装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】2サイクルエンジンにおいては、掃気ポ
ートと排気ポートが同時に連通するタイミングがあるた
めHC等の未燃ガスが排気されやすく、また、低速、低
負荷で残留ガスが多いため失火を起こし未燃ガスが排気
されやすい。そこで、排気ポートが閉じた後、高圧燃料
を筒内に直接噴射することにより燃料を霧化して燃焼を
改善させると共に、低速、低負荷では新気を多く供給す
るようにして失火を防ぐことにより未燃ガスの排出を低
減する方式が知られている。この場合、単に新気を多く
供給するとトルクが増大すると共に燃費が悪化するが、
燃料を少なめに供給させて成層燃焼をさせることによ
り、トルクを下げると共に燃費を上げることができ、或
いは新気に見合う燃料を供給し点火時期を遅らせること
によりトルクを下げることができる。
ートと排気ポートが同時に連通するタイミングがあるた
めHC等の未燃ガスが排気されやすく、また、低速、低
負荷で残留ガスが多いため失火を起こし未燃ガスが排気
されやすい。そこで、排気ポートが閉じた後、高圧燃料
を筒内に直接噴射することにより燃料を霧化して燃焼を
改善させると共に、低速、低負荷では新気を多く供給す
るようにして失火を防ぐことにより未燃ガスの排出を低
減する方式が知られている。この場合、単に新気を多く
供給するとトルクが増大すると共に燃費が悪化するが、
燃料を少なめに供給させて成層燃焼をさせることによ
り、トルクを下げると共に燃費を上げることができ、或
いは新気に見合う燃料を供給し点火時期を遅らせること
によりトルクを下げることができる。
【0003】前述した高圧燃料を筒内に直接噴射しよう
とする場合、燃料供給系に高圧燃料ポンプを設けること
が必要になる。従来、4サイクルエンジンにおいては、
動弁機構のカムシャフトの回転を利用して高圧燃料ポン
プを駆動させている。
とする場合、燃料供給系に高圧燃料ポンプを設けること
が必要になる。従来、4サイクルエンジンにおいては、
動弁機構のカムシャフトの回転を利用して高圧燃料ポン
プを駆動させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2サイ
クルエンジンにおいては、4サイクルエンジンのように
動弁機構のカムシャフトがなく、既存の部品を利用して
いかに高圧燃料ポンプを駆動させるかが問題となってい
る。
クルエンジンにおいては、4サイクルエンジンのように
動弁機構のカムシャフトがなく、既存の部品を利用して
いかに高圧燃料ポンプを駆動させるかが問題となってい
る。
【0005】また、自動車用の高圧燃料ポンプを採用す
るようにした場合、高圧燃料ポンプは、水平方向に配設
されたクランク軸或はカムシャフトにより駆動され、そ
のため高圧燃料ポンプは、プランジャ軸が水平方向に配
設されることを前提として、エア抜き、潤滑および駆動
機構が設計されているので、これを船外機のようにクラ
ンク軸或はカムシャフトが縦方向に配置されたエンジン
に適用する場合には、特別の対策、工夫が必要である。
るようにした場合、高圧燃料ポンプは、水平方向に配設
されたクランク軸或はカムシャフトにより駆動され、そ
のため高圧燃料ポンプは、プランジャ軸が水平方向に配
設されることを前提として、エア抜き、潤滑および駆動
機構が設計されているので、これを船外機のようにクラ
ンク軸或はカムシャフトが縦方向に配置されたエンジン
に適用する場合には、特別の対策、工夫が必要である。
【0006】図13は、高圧燃料ポンプの模式図を示
し、高圧燃料ポンプ37は、ポンプ37bと、ポンプ3
7bの吐出側に設けられた逆止弁37cと、ポンプ37
bと逆止弁37cに並列に接続された逆止弁37dとを
備えている。図(A)は自動車用として使用される場合
でポンプ37bの入口側が上にされた状態であり、始動
直前で予圧された燃料がポンプ37bに作用している場
合には、ポンプ37bの入口側の配管Zのエアは逆止弁
37dを経て抜けるが、図(B)に示すように、ポンプ
37bの入口側が下にされた状態で、始動直前で予圧さ
れた燃料がポンプ37bに作用している場合には、ポン
プ37bの入口側の配管Zのエアが抜けないため、ポン
プの昇圧に時間がかかってしまう。
し、高圧燃料ポンプ37は、ポンプ37bと、ポンプ3
7bの吐出側に設けられた逆止弁37cと、ポンプ37
bと逆止弁37cに並列に接続された逆止弁37dとを
備えている。図(A)は自動車用として使用される場合
でポンプ37bの入口側が上にされた状態であり、始動
直前で予圧された燃料がポンプ37bに作用している場
合には、ポンプ37bの入口側の配管Zのエアは逆止弁
37dを経て抜けるが、図(B)に示すように、ポンプ
37bの入口側が下にされた状態で、始動直前で予圧さ
れた燃料がポンプ37bに作用している場合には、ポン
プ37bの入口側の配管Zのエアが抜けないため、ポン
プの昇圧に時間がかかってしまう。
【0007】本発明は、上記問題を解決するものであっ
て、クランク軸が縦置状態に配設された筒内燃料噴射式
エンジンにおいて、高圧燃料ポンプを燃料入口側が上に
された状態で駆動させることができる高圧燃料ポンプの
駆動装置を提供することを目的とする。
て、クランク軸が縦置状態に配設された筒内燃料噴射式
エンジンにおいて、高圧燃料ポンプを燃料入口側が上に
された状態で駆動させることができる高圧燃料ポンプの
駆動装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、例えば図6〜図12に示すよ
うに、クランク軸12bが縦置状態に配設された筒内燃
料噴射式エンジン2において、ポンプの燃料入口が上側
に配設された高圧燃料ポンプ37と、前記クランク軸の
回転を前記ポンプ入力軸37e、37iに伝達させる動
力伝達装置とを備えたことを特徴とし、請求項2記載の
発明は、請求項1において、高圧燃料ポンプの入力軸が
水平状態に配設されていることを特徴とし、請求項3記
載の発明は、請求項1において、例えば図7に示すよう
に、前記高圧燃料ポンプ37が回転式であり、前記動力
伝達装置は、前記クランク軸12bと平行に配設された
垂直軸114と、クランク軸の回転を垂直軸に伝達させ
るベルト45又はチェーンと、前記ポンプ入力軸37e
に連結された水平軸110と、前記垂直軸と水平軸間に
噛合されたベベルギヤ113、117からなることを特
徴とし、請求項4記載の発明は、請求項1において、例
えば図8に示すように、前記高圧燃料ポンプが往復動式
でありポンプ入力軸37iを押圧する押圧子37aを備
え、前記動力伝達装置は、前記クランク軸12bと平行
に配設された垂直軸114と、前記クランク軸の回転を
垂直軸に伝達させるベルト又はチェーンと、前記垂直軸
に設けられ、前記押圧子を押圧するカム123からなる
ことを特徴とし、請求項5記載の発明は、請求項1にお
いて、例えば図9に示すように、前記高圧燃料ポンプが
往復動式でありポンプ入力軸37iを押圧する押圧子3
7aを備え、前記動力伝達装置は、前記クランク軸と平
行に配設された垂直軸114と、前記クランク軸の回転
を垂直軸に伝達させるベルト又はチェーンと、前記押圧
子を押圧するカム123が形成された水平軸110と、
前記垂直軸と水平軸間に噛合されたベベルギヤ113、
117からなることを特徴とし、請求項6記載の発明
は、請求項5において、例えば図9に示すように、前記
カム123の外周面に複数の膨出部123aが形成され
ていることを特徴とし、請求項7記載の発明は、請求項
1において、例えば図10に示すように、前記高圧燃料
ポンプが回転式であり、前記動力伝達装置は、前記クラ
ンク軸12bに固定されたウォームホイール126と、
該ウォームホイールに噛合され、前記ポンプ入力軸37
eに連結されたウォームギヤ125からなることを特徴
とし、請求項8記載の発明は、請求項1において、例え
ば図11に示すように、前記高圧燃料ポンプが往復動式
でありポンプ入力軸37iを押圧する押圧子37aを備
え、前記動力伝達装置は、前記クランク軸12bに固定
されたウォームホイール126と、該ウォームホイール
に噛合されたウォームギヤ125と、該ウォームギヤに
連結されるとともに、前記押圧子を押圧するカム123
が形成された水平軸110からなることを特徴とし、請
求項9記載の発明は、請求項1において、例えば図12
に示すように、前記高圧燃料ポンプが往復動式でありポ
ンプ入力軸37iを押圧する押圧子37aを備え、前記
動力伝達装置は、前記クランク軸12bに固定されたカ
ム123と、該カムと前記押圧子間に摺動自在に配設さ
れたプッシュロッド133からなることを特徴とする。
なお、上記構成に付加した番号は、本発明の理解を容易
にするために図面と対比させるもので、これにより本発
明が何ら限定されるものではない。
に請求項1記載の発明は、例えば図6〜図12に示すよ
うに、クランク軸12bが縦置状態に配設された筒内燃
料噴射式エンジン2において、ポンプの燃料入口が上側
に配設された高圧燃料ポンプ37と、前記クランク軸の
回転を前記ポンプ入力軸37e、37iに伝達させる動
力伝達装置とを備えたことを特徴とし、請求項2記載の
発明は、請求項1において、高圧燃料ポンプの入力軸が
水平状態に配設されていることを特徴とし、請求項3記
載の発明は、請求項1において、例えば図7に示すよう
に、前記高圧燃料ポンプ37が回転式であり、前記動力
伝達装置は、前記クランク軸12bと平行に配設された
垂直軸114と、クランク軸の回転を垂直軸に伝達させ
るベルト45又はチェーンと、前記ポンプ入力軸37e
に連結された水平軸110と、前記垂直軸と水平軸間に
噛合されたベベルギヤ113、117からなることを特
徴とし、請求項4記載の発明は、請求項1において、例
えば図8に示すように、前記高圧燃料ポンプが往復動式
でありポンプ入力軸37iを押圧する押圧子37aを備
え、前記動力伝達装置は、前記クランク軸12bと平行
に配設された垂直軸114と、前記クランク軸の回転を
垂直軸に伝達させるベルト又はチェーンと、前記垂直軸
に設けられ、前記押圧子を押圧するカム123からなる
ことを特徴とし、請求項5記載の発明は、請求項1にお
いて、例えば図9に示すように、前記高圧燃料ポンプが
往復動式でありポンプ入力軸37iを押圧する押圧子3
7aを備え、前記動力伝達装置は、前記クランク軸と平
行に配設された垂直軸114と、前記クランク軸の回転
を垂直軸に伝達させるベルト又はチェーンと、前記押圧
子を押圧するカム123が形成された水平軸110と、
前記垂直軸と水平軸間に噛合されたベベルギヤ113、
117からなることを特徴とし、請求項6記載の発明
は、請求項5において、例えば図9に示すように、前記
カム123の外周面に複数の膨出部123aが形成され
ていることを特徴とし、請求項7記載の発明は、請求項
1において、例えば図10に示すように、前記高圧燃料
ポンプが回転式であり、前記動力伝達装置は、前記クラ
ンク軸12bに固定されたウォームホイール126と、
該ウォームホイールに噛合され、前記ポンプ入力軸37
eに連結されたウォームギヤ125からなることを特徴
とし、請求項8記載の発明は、請求項1において、例え
ば図11に示すように、前記高圧燃料ポンプが往復動式
でありポンプ入力軸37iを押圧する押圧子37aを備
え、前記動力伝達装置は、前記クランク軸12bに固定
されたウォームホイール126と、該ウォームホイール
に噛合されたウォームギヤ125と、該ウォームギヤに
連結されるとともに、前記押圧子を押圧するカム123
が形成された水平軸110からなることを特徴とし、請
求項9記載の発明は、請求項1において、例えば図12
に示すように、前記高圧燃料ポンプが往復動式でありポ
ンプ入力軸37iを押圧する押圧子37aを備え、前記
動力伝達装置は、前記クランク軸12bに固定されたカ
ム123と、該カムと前記押圧子間に摺動自在に配設さ
れたプッシュロッド133からなることを特徴とする。
なお、上記構成に付加した番号は、本発明の理解を容易
にするために図面と対比させるもので、これにより本発
明が何ら限定されるものではない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図2は、本発明が適用される船
外機の縦断面図、図3は図2のエンジンの要部断面図、
図4は図2の要部模式図である。
を参照しつつ説明する。図2は、本発明が適用される船
外機の縦断面図、図3は図2のエンジンの要部断面図、
図4は図2の要部模式図である。
【0010】図2において、1は船外機であり、クラン
ク軸が縦置状態で搭載されるエンジン2と、エンジン2
の下端面に接続されエンジン2を支持するガイドエキゾ
ースト部3と、ガイドエキゾースト部3の下端面に接続
されるアッパケース4、ロアケース5及びスクリュー6
からなる。上記エンジン2は、筒内噴射式V型6気筒2
サイクルエンジンであり、6つの気筒7a〜7fが平面
視でVバンクをなすように横置き状態で且つ縦方向に配
設されたシリンダボディ7に、図3に示すシリンダヘッ
ド8及びヘッドカバー9が連結され、ヘッドボルト10
により固定されている。また、シリンダボディ7の図2
裏面側には図4に示すクランクケース23が形成されて
いる。
ク軸が縦置状態で搭載されるエンジン2と、エンジン2
の下端面に接続されエンジン2を支持するガイドエキゾ
ースト部3と、ガイドエキゾースト部3の下端面に接続
されるアッパケース4、ロアケース5及びスクリュー6
からなる。上記エンジン2は、筒内噴射式V型6気筒2
サイクルエンジンであり、6つの気筒7a〜7fが平面
視でVバンクをなすように横置き状態で且つ縦方向に配
設されたシリンダボディ7に、図3に示すシリンダヘッ
ド8及びヘッドカバー9が連結され、ヘッドボルト10
により固定されている。また、シリンダボディ7の図2
裏面側には図4に示すクランクケース23が形成されて
いる。
【0011】図3において、上記気筒7a〜7f内には
ピストン11が摺動自在に嵌合配置され、各ピストン1
1はコンロッド12aを介してクランク軸12bに連結
されている。ピストン11の頭部には、窪み状のキャビ
ティ11aが形成されており、キャビティ11aは、シ
リンダヘッド8側に形成された窪み状の凹部8aとによ
り燃焼室を構成している。上記シリンダヘッド8には、
燃料噴射弁13及び点火プラグ14が挿入配置されてい
る。燃料噴射弁13は磁力で開閉作動されるソレノイド
開閉式であり、その噴射軸線はシリンダボア軸線aと一
致しており、また、点火プラグ14の電極14aは前記
凹部8a内に突出されている。
ピストン11が摺動自在に嵌合配置され、各ピストン1
1はコンロッド12aを介してクランク軸12bに連結
されている。ピストン11の頭部には、窪み状のキャビ
ティ11aが形成されており、キャビティ11aは、シ
リンダヘッド8側に形成された窪み状の凹部8aとによ
り燃焼室を構成している。上記シリンダヘッド8には、
燃料噴射弁13及び点火プラグ14が挿入配置されてい
る。燃料噴射弁13は磁力で開閉作動されるソレノイド
開閉式であり、その噴射軸線はシリンダボア軸線aと一
致しており、また、点火プラグ14の電極14aは前記
凹部8a内に突出されている。
【0012】気筒7a〜7fは、それぞれ掃気ポート1
7a、17bによりクランク室7gに連通され、また、
気筒7a〜7fには、排気ポート18a〜18fが掃気
ポート17aに対向するように接続されている。図2の
左バンクの排気ポート18a〜18cは左集合排気通路
19aに、右バンクの排気ポート18d〜18fは右集
合排気通路19bに合流されており、左右の集合排気通
路19a及び19bの下流端にはそれぞれガイドエキゾ
ースト部3内の左排気通路3a及び右排気通路3bを介
してアッパケース4内の左排気管20a及び右排気管2
0bが接続されている。
7a、17bによりクランク室7gに連通され、また、
気筒7a〜7fには、排気ポート18a〜18fが掃気
ポート17aに対向するように接続されている。図2の
左バンクの排気ポート18a〜18cは左集合排気通路
19aに、右バンクの排気ポート18d〜18fは右集
合排気通路19bに合流されており、左右の集合排気通
路19a及び19bの下流端にはそれぞれガイドエキゾ
ースト部3内の左排気通路3a及び右排気通路3bを介
してアッパケース4内の左排気管20a及び右排気管2
0bが接続されている。
【0013】左右の排気管20a、20bは、アッパケ
ース4内のマフラー21内に配置されており、このマフ
ラー21は隔壁22により左右の排気管20a、20b
が開口する左膨張室21a及び右膨張室21bを備えて
いる。この膨張室21a、21bは、左右バンクの気筒
7a〜7c、7〜7fからの排気ガスの圧力波が略大気
圧状態に解放されるのに必要な容積を有している。ま
た、マフラー21の下端には、ロアケース5内に形成さ
れた排気通路5aが接続されており、この排気通路5a
は、左右の排気管20a、20bからの排気を合流させ
ている。
ース4内のマフラー21内に配置されており、このマフ
ラー21は隔壁22により左右の排気管20a、20b
が開口する左膨張室21a及び右膨張室21bを備えて
いる。この膨張室21a、21bは、左右バンクの気筒
7a〜7c、7〜7fからの排気ガスの圧力波が略大気
圧状態に解放されるのに必要な容積を有している。ま
た、マフラー21の下端には、ロアケース5内に形成さ
れた排気通路5aが接続されており、この排気通路5a
は、左右の排気管20a、20bからの排気を合流させ
ている。
【0014】図4に示すように、エンジン2のクランク
ケース23には吸気マニホールド25の各分岐通路25
aが接続されており、該分岐通路25aのクランクケー
ス23への接続部には、逆流防止用のリード弁24が配
設され、また、リード弁24の上流側には、エンジン内
にオイルを供給するためのオイルポンプ27と、吸気量
を制御するためのスロットル弁26が配設されている。
ケース23には吸気マニホールド25の各分岐通路25
aが接続されており、該分岐通路25aのクランクケー
ス23への接続部には、逆流防止用のリード弁24が配
設され、また、リード弁24の上流側には、エンジン内
にオイルを供給するためのオイルポンプ27と、吸気量
を制御するためのスロットル弁26が配設されている。
【0015】図1は、本発明の高圧燃料ポンプの駆動装
置の1実施形態を示す船外機の模式図であり、図(A)
はエンジンの平面図、図(B)は図(A)のB−B線に
沿う縦断面図、図(C)は船外機の側面図、図(D)は
燃料供給系の構成図である。なお、図2〜4と同一の構
成には同一番号を付けて説明を省略する。
置の1実施形態を示す船外機の模式図であり、図(A)
はエンジンの平面図、図(B)は図(A)のB−B線に
沿う縦断面図、図(C)は船外機の側面図、図(D)は
燃料供給系の構成図である。なお、図2〜4と同一の構
成には同一番号を付けて説明を省略する。
【0016】図(D)において、主燃料タンク30内の
燃料は、手動式の第1の低圧燃料ポンプ31によりフィ
ルタ33を経て第2の低圧燃料ポンプ34に送られる。
この第2の低圧燃料ポンプ34は、エンジン2のクラン
ク室のパルス圧により駆動されるダイヤフラム式ポンプ
であり、燃料を気液分離装置であるベーパーセパレータ
タンク35に送る。該ベーパーセパレータタンク35内
には、電動モータにより駆動される燃料予圧ポンプ36
が配設されており、燃料を加圧し予圧配管Aを経て高圧
燃料ポンプ37に送る。高圧燃料ポンプ37の吐出側
は、各気筒7a〜7fに沿って縦方向に配設された燃料
供給レール40に接続されるとともに、高圧圧力調整弁
38および燃料冷却器41、配管Bを介してベーパーセ
パレータタンク35に接続されている。また、予圧配管
Aとベーパーセパレータタンク35間には予圧圧力調整
弁42が設けられている。高圧燃料ポンプ37は、図1
3で説明したように、ポンプ37bの入口側が上にされ
た状態で配設されている。
燃料は、手動式の第1の低圧燃料ポンプ31によりフィ
ルタ33を経て第2の低圧燃料ポンプ34に送られる。
この第2の低圧燃料ポンプ34は、エンジン2のクラン
ク室のパルス圧により駆動されるダイヤフラム式ポンプ
であり、燃料を気液分離装置であるベーパーセパレータ
タンク35に送る。該ベーパーセパレータタンク35内
には、電動モータにより駆動される燃料予圧ポンプ36
が配設されており、燃料を加圧し予圧配管Aを経て高圧
燃料ポンプ37に送る。高圧燃料ポンプ37の吐出側
は、各気筒7a〜7fに沿って縦方向に配設された燃料
供給レール40に接続されるとともに、高圧圧力調整弁
38および燃料冷却器41、配管Bを介してベーパーセ
パレータタンク35に接続されている。また、予圧配管
Aとベーパーセパレータタンク35間には予圧圧力調整
弁42が設けられている。高圧燃料ポンプ37は、図1
3で説明したように、ポンプ37bの入口側が上にされ
た状態で配設されている。
【0017】ベーパーセパレータタンク35内の燃料
は、燃料予圧ポンプ36により例えば3〜10kg/c
m2程度に予圧され、加圧された燃料は、高圧燃料ポン
プ37により50〜100kg/cm2程度若しくはそ
れ以上に加圧され、加圧された高圧燃料は、圧力調整弁
38にて設定圧を越える余剰燃料がベーパーセパレータ
タンク35に戻され、必要な高圧燃料分のみを燃料供給
レール40に供給し、各気筒7a〜7fに装着した燃料
噴射弁13に供給するようにしている。
は、燃料予圧ポンプ36により例えば3〜10kg/c
m2程度に予圧され、加圧された燃料は、高圧燃料ポン
プ37により50〜100kg/cm2程度若しくはそ
れ以上に加圧され、加圧された高圧燃料は、圧力調整弁
38にて設定圧を越える余剰燃料がベーパーセパレータ
タンク35に戻され、必要な高圧燃料分のみを燃料供給
レール40に供給し、各気筒7a〜7fに装着した燃料
噴射弁13に供給するようにしている。
【0018】制御装置29には、エンジン2の駆動状
態、船外機1や船の状態を示す各種センサからの検出信
号が入力される。すなわち、センサとして、クランク軸
12bの回転角(回転数)を検出するクランク角センサ
90、クランクケース23内の圧力を検出するクランク
室内圧センサ91、吸気通路25a内の温度を検出する
吸気温センサ93、シリンダボディ7の温度を検出する
エンジン温度センサ94、各気筒7a〜7f内の背圧を
検出する背圧センサ95、スロットル弁26の開度を検
出するスロットル開度センサ96、冷却水の温度を検出
する冷却水温度センサ97、エンジン2の振動数を検出
するエンジン振動センサ98、エンジン2のマウント高
さを検出するエンジンマウント高さ検出センサ99、船
外機1のニュートラル状態を検出するニュートラルセン
サ100、船外機1の上下回動位置を検出するトリム角
検出センサ101、船速を検出する船速センサ102、
船の姿勢を検出する船姿勢センサ103、大気圧を検出
する大気圧センサ104が設けられ、さらに、気筒7d
に空燃比検出装置105、高圧燃料の圧力を検出する圧
力センサ106が設けられている。制御装置29は、こ
れら各種センサの検出信号を演算処理し、制御信号を点
火プラグ14、燃料噴射弁13、オイルポンプ27、予
圧燃料ポンプ36に伝送する。
態、船外機1や船の状態を示す各種センサからの検出信
号が入力される。すなわち、センサとして、クランク軸
12bの回転角(回転数)を検出するクランク角センサ
90、クランクケース23内の圧力を検出するクランク
室内圧センサ91、吸気通路25a内の温度を検出する
吸気温センサ93、シリンダボディ7の温度を検出する
エンジン温度センサ94、各気筒7a〜7f内の背圧を
検出する背圧センサ95、スロットル弁26の開度を検
出するスロットル開度センサ96、冷却水の温度を検出
する冷却水温度センサ97、エンジン2の振動数を検出
するエンジン振動センサ98、エンジン2のマウント高
さを検出するエンジンマウント高さ検出センサ99、船
外機1のニュートラル状態を検出するニュートラルセン
サ100、船外機1の上下回動位置を検出するトリム角
検出センサ101、船速を検出する船速センサ102、
船の姿勢を検出する船姿勢センサ103、大気圧を検出
する大気圧センサ104が設けられ、さらに、気筒7d
に空燃比検出装置105、高圧燃料の圧力を検出する圧
力センサ106が設けられている。制御装置29は、こ
れら各種センサの検出信号を演算処理し、制御信号を点
火プラグ14、燃料噴射弁13、オイルポンプ27、予
圧燃料ポンプ36に伝送する。
【0019】図5及び図6は、図1の船外機の具体的構
成を示す側面図及び平面図である。図5において、船体
51の後部には船の駆動装置である船外機1が着脱自在
に装着されている。船外機1は、船体51の後部に着脱
自在に取り付けられるクランプブラケット52と、クラ
ンプブラケット52に枢支軸53を介して上下回動自在
に枢支されるスイベルブラケット54と、このスイベル
ブラケット54を上下方向に回動させる油圧シリンダ5
5と、スイベルブラケット54に水平方向に回動自在に
支持される推進ユニット56とを備えている。前記推進
ユニット56は、スイベルブラケット54に支持される
ケース4を有し、このケース4の上部にエンジン2が取
り付けられ、エンジン2をその上方から覆うカウリング
32が設けられている。
成を示す側面図及び平面図である。図5において、船体
51の後部には船の駆動装置である船外機1が着脱自在
に装着されている。船外機1は、船体51の後部に着脱
自在に取り付けられるクランプブラケット52と、クラ
ンプブラケット52に枢支軸53を介して上下回動自在
に枢支されるスイベルブラケット54と、このスイベル
ブラケット54を上下方向に回動させる油圧シリンダ5
5と、スイベルブラケット54に水平方向に回動自在に
支持される推進ユニット56とを備えている。前記推進
ユニット56は、スイベルブラケット54に支持される
ケース4を有し、このケース4の上部にエンジン2が取
り付けられ、エンジン2をその上方から覆うカウリング
32が設けられている。
【0020】図中、66はドライブシャフト、67はド
ライブシャフト66により駆動されるウォーターポンプ
であり、このウォーターポンプ67により冷却水取入口
68から吸入された水は、ウォーターチューブ69、冷
却水通路70を経て燃料冷却器41を循環し、排水口7
1から排水される。これにより燃料の高圧化に伴い生じ
る燃料の温度上昇を防止することができ、キャビテーシ
ョンの発生を防止するようにしている。
ライブシャフト66により駆動されるウォーターポンプ
であり、このウォーターポンプ67により冷却水取入口
68から吸入された水は、ウォーターチューブ69、冷
却水通路70を経て燃料冷却器41を循環し、排水口7
1から排水される。これにより燃料の高圧化に伴い生じ
る燃料の温度上昇を防止することができ、キャビテーシ
ョンの発生を防止するようにしている。
【0021】図5及び図6において、エンジン2はカウ
リング32で覆われ、エンジン2の一方の側面には、ベ
ーパーセパレータタンク35、予圧圧力調整弁42、燃
料予圧ポンプ36、低圧燃料ポンプ34、フィルタ3
3、燃料冷却器41が配置されている。また、エンジン
2の後面には燃料供給レール40が配置され、エンジン
2の上面で且つVバンクを形成する気筒7aと7dの間
に高圧燃料ポンプ37と高圧圧力調整弁38が配置され
ている。クランク軸12bの上部にはフライホイール4
9が連結され、その下部又は上部には駆動プーリ43が
固定されている。さらに、高圧燃料ポンプ37には従動
プーリ44が装着されるとともに、駆動プーリ43と従
動プーリ44間には駆動ベルト45が張設され、駆動ベ
ルト45はベルトテンショナー79により付勢されてい
る。この構成により、クランク軸12bの回転が、駆動
プーリ43、駆動ベルト45を介して従動プーリ44に
伝達され、高圧燃料ポンプ37が駆動される。
リング32で覆われ、エンジン2の一方の側面には、ベ
ーパーセパレータタンク35、予圧圧力調整弁42、燃
料予圧ポンプ36、低圧燃料ポンプ34、フィルタ3
3、燃料冷却器41が配置されている。また、エンジン
2の後面には燃料供給レール40が配置され、エンジン
2の上面で且つVバンクを形成する気筒7aと7dの間
に高圧燃料ポンプ37と高圧圧力調整弁38が配置され
ている。クランク軸12bの上部にはフライホイール4
9が連結され、その下部又は上部には駆動プーリ43が
固定されている。さらに、高圧燃料ポンプ37には従動
プーリ44が装着されるとともに、駆動プーリ43と従
動プーリ44間には駆動ベルト45が張設され、駆動ベ
ルト45はベルトテンショナー79により付勢されてい
る。この構成により、クランク軸12bの回転が、駆動
プーリ43、駆動ベルト45を介して従動プーリ44に
伝達され、高圧燃料ポンプ37が駆動される。
【0022】図7は、図6における高圧燃料ポンプの駆
動装置の詳細を示し、図(A)は一部断面図、図(B)
は一部側面図である。本例の高圧燃料ポンプ37は回転
式の燃料ポンプであり、ポンプ本体37bには高圧圧力
調整弁38が一体に設けられている。ポンプ本体37b
は、ポンプ入力軸37e、燃料入口37f、燃料出口3
7gを有し、高圧圧力調整弁38は、燃料入口38a、
燃料出口38bを有している。
動装置の詳細を示し、図(A)は一部断面図、図(B)
は一部側面図である。本例の高圧燃料ポンプ37は回転
式の燃料ポンプであり、ポンプ本体37bには高圧圧力
調整弁38が一体に設けられている。ポンプ本体37b
は、ポンプ入力軸37e、燃料入口37f、燃料出口3
7gを有し、高圧圧力調整弁38は、燃料入口38a、
燃料出口38bを有している。
【0023】図(A)において、ポンプ本体37bに
は、オイルボックス107がボルト108により固定さ
れている。ポンプ入力軸37eには、カップリング10
9により水平軸110の一端が連結され、水平軸110
の他端はベアリング111及びオイルシール112を介
してオイルボックス107に回動自在に支持されてい
る。この水平軸110にはベベルギヤ113が固定され
ている。
は、オイルボックス107がボルト108により固定さ
れている。ポンプ入力軸37eには、カップリング10
9により水平軸110の一端が連結され、水平軸110
の他端はベアリング111及びオイルシール112を介
してオイルボックス107に回動自在に支持されてい
る。この水平軸110にはベベルギヤ113が固定され
ている。
【0024】また、オイルボックス107には、垂直軸
114がブッシュ115及びオイルシール116を介し
て回動自在に支持されている。前記垂直軸114の下端
には前記ベベルギヤ113と噛み合うベベルギヤ117
が固定され、垂直軸114の上端には従動プーリ44が
ボルト118により固定されている。オイルボックス1
07の内部には、オイル充填部119と冷却水通路12
0が形成され、また、オイルボックス107の外壁に
は、図(B)に示すように、オイル注入口121とオイ
ルレベル点検口122が形成され、ボルトにより閉口さ
れている。
114がブッシュ115及びオイルシール116を介し
て回動自在に支持されている。前記垂直軸114の下端
には前記ベベルギヤ113と噛み合うベベルギヤ117
が固定され、垂直軸114の上端には従動プーリ44が
ボルト118により固定されている。オイルボックス1
07の内部には、オイル充填部119と冷却水通路12
0が形成され、また、オイルボックス107の外壁に
は、図(B)に示すように、オイル注入口121とオイ
ルレベル点検口122が形成され、ボルトにより閉口さ
れている。
【0025】上記構成の動力伝達装置により、従動プー
リ44の回転は、垂直軸114、ベベルギヤ117、1
13及び水平軸110を経てポンプ入力軸37eに伝達
され、ポンプ入力軸37eの回転により高圧燃料ポンプ
37が駆動される。オイル充填部119にはオイルが充
填されているため、ギヤ及びベアリングの磨耗による振
動、騒音の発生を防止することができ、また、オイル充
填部119内に充填されたオイルは、冷却水通路120
を流れる冷却水により冷却されるため、オイルの劣化を
防止することができる。
リ44の回転は、垂直軸114、ベベルギヤ117、1
13及び水平軸110を経てポンプ入力軸37eに伝達
され、ポンプ入力軸37eの回転により高圧燃料ポンプ
37が駆動される。オイル充填部119にはオイルが充
填されているため、ギヤ及びベアリングの磨耗による振
動、騒音の発生を防止することができ、また、オイル充
填部119内に充填されたオイルは、冷却水通路120
を流れる冷却水により冷却されるため、オイルの劣化を
防止することができる。
【0026】図8は、図6における高圧燃料ポンプの駆
動装置の他例を示す一部断面図である。なお、以下の例
においては、図7と同一の構成には同一番号を付けて説
明を省略する。本例の高圧燃料ポンプ37は往復動式の
燃料ポンプであり、ポンプ本体37bにはプランジャー
(入力軸)37iと、このプランジャー37iを押圧す
るローラ状の押圧子37aが設けられている。垂直軸1
14にはカム123が形成されており、カム123の回
動により押圧子37aを押圧し、高圧燃料ポンプ37の
プランジャ37iを駆動するようにしている。本例によ
ればギヤ駆動機構が不要になるので構成が簡単になる。
動装置の他例を示す一部断面図である。なお、以下の例
においては、図7と同一の構成には同一番号を付けて説
明を省略する。本例の高圧燃料ポンプ37は往復動式の
燃料ポンプであり、ポンプ本体37bにはプランジャー
(入力軸)37iと、このプランジャー37iを押圧す
るローラ状の押圧子37aが設けられている。垂直軸1
14にはカム123が形成されており、カム123の回
動により押圧子37aを押圧し、高圧燃料ポンプ37の
プランジャ37iを駆動するようにしている。本例によ
ればギヤ駆動機構が不要になるので構成が簡単になる。
【0027】図9は、図6における高圧燃料ポンプの駆
動装置の他例を示し、図(A)は一部断面図、図(B)
は図(A)のB−B線に沿って矢印方向に見た断面図、
図(C)はカムの変形例を示す平面図である。本例は、
図8の往復動式の高圧燃料ポンプ37に、図7と同様に
垂直軸114、ベベルギヤ117、113、水平軸11
0からなる伝達機構を用い、従動プーリ44の回転をカ
ム123を経て押圧子37aに伝達させる例である。な
お、図(A)においては、カム123は単純な偏心カム
であるが、図(C)に示すように、カム123の外周面
に複数の膨出部123aを形成すれば、カム123が1
回転すると押圧子37aを複数回押圧することができ、
昇圧性能を向上させることができる。
動装置の他例を示し、図(A)は一部断面図、図(B)
は図(A)のB−B線に沿って矢印方向に見た断面図、
図(C)はカムの変形例を示す平面図である。本例は、
図8の往復動式の高圧燃料ポンプ37に、図7と同様に
垂直軸114、ベベルギヤ117、113、水平軸11
0からなる伝達機構を用い、従動プーリ44の回転をカ
ム123を経て押圧子37aに伝達させる例である。な
お、図(A)においては、カム123は単純な偏心カム
であるが、図(C)に示すように、カム123の外周面
に複数の膨出部123aを形成すれば、カム123が1
回転すると押圧子37aを複数回押圧することができ、
昇圧性能を向上させることができる。
【0028】図10は、高圧燃料ポンプの駆動装置の他
例を示し、図(A)は平面図、図(B)は一部側面図で
ある。本例は、図7の回転式の高圧燃料ポンプ37を採
用し、ポンプ入力軸37eにウォームギヤ125を連結
している。一方、エンジン2のクランク軸12bの下部
にウォームホイール126を固定し、このウォームホイ
ール126とウォームギヤ125を噛み合わせ、クラン
ク軸12bの回転を直接、ポンプ入力軸37eに伝達さ
せる例である。なお、図(B)において、127はエン
ジン2側に取り付けられ、クランク軸12bを軸支する
ベアリングである。
例を示し、図(A)は平面図、図(B)は一部側面図で
ある。本例は、図7の回転式の高圧燃料ポンプ37を採
用し、ポンプ入力軸37eにウォームギヤ125を連結
している。一方、エンジン2のクランク軸12bの下部
にウォームホイール126を固定し、このウォームホイ
ール126とウォームギヤ125を噛み合わせ、クラン
ク軸12bの回転を直接、ポンプ入力軸37eに伝達さ
せる例である。なお、図(B)において、127はエン
ジン2側に取り付けられ、クランク軸12bを軸支する
ベアリングである。
【0029】図11は、図10の高圧燃料ポンプの駆動
装置の変形例を示す断面図である。本例の高圧燃料ポン
プ37は図8の往復動式の燃料ポンプであり、図10と
同様にクランク軸12bの回転を直接、燃料ポンプに伝
達させる方式である。すなわち、クランク軸12bの回
転をウォームギヤ125、カップリング129、水平軸
110、カム123を経て押圧子37aに伝達させるよ
うにしている。なお、本例において、図9の駆動装置を
採用することもできる。すなわち、図9の垂直軸114
が水平になるように配置し、これにウォームギヤ125
を連結させればよい。
装置の変形例を示す断面図である。本例の高圧燃料ポン
プ37は図8の往復動式の燃料ポンプであり、図10と
同様にクランク軸12bの回転を直接、燃料ポンプに伝
達させる方式である。すなわち、クランク軸12bの回
転をウォームギヤ125、カップリング129、水平軸
110、カム123を経て押圧子37aに伝達させるよ
うにしている。なお、本例において、図9の駆動装置を
採用することもできる。すなわち、図9の垂直軸114
が水平になるように配置し、これにウォームギヤ125
を連結させればよい。
【0030】図12は、高圧燃料ポンプの駆動装置の他
例を示す断面図である。本例は、図8の往復動式の高圧
燃料ポンプ37を用いる。エンジン2の側面には、冷却
水通路130を形成するためのアウターカバー131が
取り付けられており、このアウターカバー131に一体
にオイルボックス107が形成され、オイルボックス1
07に高圧燃料ポンプ37が取り付けられている。ま
た、エンジン2の上部には貫通孔132が形成され、こ
の貫通孔132にプッシュロッド133が軸受134を
介して摺動自在に配設されている。プッシュロッド13
3の一端は、クランク軸12bに形成されたカム123
に当接され、プッシュロッド133の他端は、オイルボ
ックス107を貫通して高圧燃料ポンプ37の押圧子3
7aに当接されている。プッシュロッド133とオイル
ボックス107の間は、オイルシール112によりシー
ルされ、オイルボックス107内にはオイルが充填され
ている。
例を示す断面図である。本例は、図8の往復動式の高圧
燃料ポンプ37を用いる。エンジン2の側面には、冷却
水通路130を形成するためのアウターカバー131が
取り付けられており、このアウターカバー131に一体
にオイルボックス107が形成され、オイルボックス1
07に高圧燃料ポンプ37が取り付けられている。ま
た、エンジン2の上部には貫通孔132が形成され、こ
の貫通孔132にプッシュロッド133が軸受134を
介して摺動自在に配設されている。プッシュロッド13
3の一端は、クランク軸12bに形成されたカム123
に当接され、プッシュロッド133の他端は、オイルボ
ックス107を貫通して高圧燃料ポンプ37の押圧子3
7aに当接されている。プッシュロッド133とオイル
ボックス107の間は、オイルシール112によりシー
ルされ、オイルボックス107内にはオイルが充填され
ている。
【0031】本例においては、クランク軸12b及びカ
ム123の回動によりプッシュロッド133が押圧子3
7aを押圧し、高圧燃料ポンプ37を駆動するようにし
ている。このとき、プッシュロッド133とカム123
の当接面は、エンジン2内のオイルにより潤滑され、ま
た、プッシュロッド133と押圧子37aの当接面はオ
イルボックス107内のオイルにより潤滑され、磨耗が
防止される。
ム123の回動によりプッシュロッド133が押圧子3
7aを押圧し、高圧燃料ポンプ37を駆動するようにし
ている。このとき、プッシュロッド133とカム123
の当接面は、エンジン2内のオイルにより潤滑され、ま
た、プッシュロッド133と押圧子37aの当接面はオ
イルボックス107内のオイルにより潤滑され、磨耗が
防止される。
【0032】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変
更が可能である。例えば、上記実施形態においては、駆
動プーリ、従動プーリ及び駆動ベルトからなる動力伝達
装置を採用しているが、プーリの代わりにギヤを、ベル
トの代わりにチェーンを採用してもよい。
たが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変
更が可能である。例えば、上記実施形態においては、駆
動プーリ、従動プーリ及び駆動ベルトからなる動力伝達
装置を採用しているが、プーリの代わりにギヤを、ベル
トの代わりにチェーンを採用してもよい。
【0033】また、上記実施形態においては、2サイク
ル6気筒エンジンに適用した例について説明している
が、これに限定されるものではなく4サイクルエンジン
にも適用可能であり、また、単気筒以上の気筒を有する
ものであればよい。また、上記実施形態においては、船
外機に適用した例について説明しているが、自動車用エ
ンジン、定置式エンジンなどにも適用可能である。
ル6気筒エンジンに適用した例について説明している
が、これに限定されるものではなく4サイクルエンジン
にも適用可能であり、また、単気筒以上の気筒を有する
ものであればよい。また、上記実施形態においては、船
外機に適用した例について説明しているが、自動車用エ
ンジン、定置式エンジンなどにも適用可能である。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、クランク軸が縦置状態に配設さ
れた筒内燃料噴射式エンジンにおいて、高圧燃料ポンプ
を燃料入口側が上にされた状態で駆動させることがで
き、ポンプの入口側の配管にエアが溜まることがなく、
ポンプの昇圧を短時間で行うことができる。また、請求
項2〜9記載の発明によれば、高圧燃料ポンプの入力軸
を水平状態で駆動させることができ、入力軸の振動及び
磨耗を防止することができる。
1記載の発明によれば、クランク軸が縦置状態に配設さ
れた筒内燃料噴射式エンジンにおいて、高圧燃料ポンプ
を燃料入口側が上にされた状態で駆動させることがで
き、ポンプの入口側の配管にエアが溜まることがなく、
ポンプの昇圧を短時間で行うことができる。また、請求
項2〜9記載の発明によれば、高圧燃料ポンプの入力軸
を水平状態で駆動させることができ、入力軸の振動及び
磨耗を防止することができる。
【図1】本発明の高圧燃料ポンプの駆動装置の1実施形
態を示す船外機の模式図であり、図(A)はエンジンの
平面図、図(B)は図(A)のB−B線に沿う縦断面
図、図(C)は船外機の側面図、図(D)は燃料供給系
の構成図である。
態を示す船外機の模式図であり、図(A)はエンジンの
平面図、図(B)は図(A)のB−B線に沿う縦断面
図、図(C)は船外機の側面図、図(D)は燃料供給系
の構成図である。
【図2】図1の船外機の縦断面図である。
【図3】図2のエンジンの要部断面図である。
【図4】図2の要部模式図である。
【図5】図1の船外機の具体的構成を示す側面図であ
る。
る。
【図6】図1の船外機の具体的構成を示す平面図であ
る。
る。
【図7】図6の高圧燃料ポンプの駆動装置の詳細を示
し、図(A)は一部断面図、図(B)は一部側面図であ
る。
し、図(A)は一部断面図、図(B)は一部側面図であ
る。
【図8】図6における高圧燃料ポンプの駆動装置の他例
を示す一部断面図である。
を示す一部断面図である。
【図9】図6における高圧燃料ポンプの駆動装置の他例
を示し、図(A)は一部断面図、図(B)は図(A)の
B−B線に沿って矢印方向に見た断面図、図(C)はカ
ムの変形例を示す平面図である。
を示し、図(A)は一部断面図、図(B)は図(A)の
B−B線に沿って矢印方向に見た断面図、図(C)はカ
ムの変形例を示す平面図である。
【図10】高圧燃料ポンプの駆動装置の他例を示し、図
(A)は平面図、図(B)は一部側面図である。
(A)は平面図、図(B)は一部側面図である。
【図11】図10の高圧燃料ポンプの駆動装置の変形例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図12】高圧燃料ポンプの駆動装置の他例を示す断面
図である。
図である。
【図13】本発明の課題を説明するための高圧燃料ポン
プの模式図である。
プの模式図である。
2…エンジン 12b…クランク軸 37…高圧燃料ポンプ、37a…押圧子、37e、37
i…ポンプ入力軸 110…水平軸 113、117…ベベルギヤ 114…垂直軸 123…カム、123a…膨出部 125…ウォームギヤ 126…ウォームホイール 133…プッシュロッド
i…ポンプ入力軸 110…水平軸 113、117…ベベルギヤ 114…垂直軸 123…カム、123a…膨出部 125…ウォームギヤ 126…ウォームホイール 133…プッシュロッド
Claims (9)
- 【請求項1】クランク軸が縦置状態に配設された筒内燃
料噴射式エンジンにおいて、ポンプの燃料入口が上側に
配設された高圧燃料ポンプと、前記クランク軸の回転を
ポンプ入力軸に伝達させる動力伝達装置とを備えたこと
を特徴とする高圧燃料ポンプの駆動装置。 - 【請求項2】前記高圧燃料ポンプの入力軸が水平状態に
配設されていることを特徴とする請求項1記載の高圧燃
料ポンプの駆動装置。 - 【請求項3】前記高圧燃料ポンプが回転式であり、前記
動力伝達装置は、前記クランク軸と平行に配設された垂
直軸と、クランク軸の回転を垂直軸に伝達させるベルト
又はチェーンと、前記ポンプ入力軸に連結された水平軸
と、前記垂直軸と水平軸間に噛合されたベベルギヤから
なることを特徴とする請求項1記載の高圧燃料ポンプの
駆動装置。 - 【請求項4】前記高圧燃料ポンプが往復動式でありポン
プ入力軸を押圧する押圧子を備え、前記動力伝達装置
は、前記クランク軸と平行に配設された垂直軸と、前記
クランク軸の回転を垂直軸に伝達させるベルト又はチェ
ーンと、前記垂直軸に設けられ、前記押圧子を押圧する
カムからなることを特徴とする請求項1記載の高圧燃料
ポンプの駆動装置。 - 【請求項5】前記高圧燃料ポンプが往復動式でありポン
プ入力軸を押圧する押圧子を備え、前記動力伝達装置
は、前記クランク軸と平行に配設された垂直軸と、前記
クランク軸の回転を垂直軸に伝達させるベルト又はチェ
ーンと、前記押圧子を押圧するカムが形成された水平軸
と、前記垂直軸と水平軸間に噛合されたベベルギヤから
なることを特徴とする請求項1記載の高圧燃料ポンプの
駆動装置。 - 【請求項6】前記カムの外周面に複数の膨出部が形成さ
れていることを特徴とする請求項5記載の高圧燃料ポン
プの駆動装置。 - 【請求項7】前記高圧燃料ポンプが回転式であり、前記
動力伝達装置は、前記クランク軸に固定されたウォーム
ホイールと、該ウォームホイールに噛合され、前記ポン
プ入力軸に連結されたウォームギヤからなることを特徴
とする請求項1記載の高圧燃料ポンプの駆動装置。 - 【請求項8】前記高圧燃料ポンプが往復動式でありポン
プ入力軸を押圧する押圧子を備え、前記動力伝達装置
は、前記クランク軸に固定されたウォームホイールと、
該ウォームホイールに噛合されたウォームギヤと、該ウ
ォームギヤに連結されるとともに、前記押圧子を押圧す
るカムが形成された水平軸からなることを特徴とする請
求項1記載の高圧燃料ポンプの駆動装置。 - 【請求項9】前記高圧燃料ポンプが往復動式でありポン
プ入力軸を押圧する押圧子を備え、前記動力伝達装置
は、前記クランク軸に固定されたカムと、該カムと前記
押圧子間に摺動自在に配設されたプッシュロッドからな
ることを特徴とする請求項1記載の高圧燃料ポンプの駆
動装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23850897A JPH1182216A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | 高圧燃料ポンプの駆動装置 |
US09/145,912 US6112726A (en) | 1997-09-03 | 1998-09-02 | Fuel supply system for injected engine |
US09/387,264 US6302753B1 (en) | 1997-09-03 | 1999-08-31 | Accessory drive for direct injected outboard motor |
US09/466,488 US6390071B1 (en) | 1997-09-03 | 1999-12-17 | Engine component layout for outboard motor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23850897A JPH1182216A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | 高圧燃料ポンプの駆動装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23811897A Division JPH10306752A (ja) | 1996-09-17 | 1997-09-03 | 高圧燃料ポンプの駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1182216A true JPH1182216A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17031299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23850897A Pending JPH1182216A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | 高圧燃料ポンプの駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1182216A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103511073A (zh) * | 2013-01-29 | 2014-01-15 | 福州金飞鱼柴油机有限公司 | 具有多向输出机构的单缸卧式内燃机 |
WO2016060214A1 (ja) * | 2014-10-16 | 2016-04-21 | 株式会社ミクニ | ポンプ及び燃料噴射装置 |
-
1997
- 1997-09-03 JP JP23850897A patent/JPH1182216A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103511073A (zh) * | 2013-01-29 | 2014-01-15 | 福州金飞鱼柴油机有限公司 | 具有多向输出机构的单缸卧式内燃机 |
WO2016060214A1 (ja) * | 2014-10-16 | 2016-04-21 | 株式会社ミクニ | ポンプ及び燃料噴射装置 |
JP2016079891A (ja) * | 2014-10-16 | 2016-05-16 | 株式会社ミクニ | ポンプ及び燃料噴射装置 |
US20170241384A1 (en) * | 2014-10-16 | 2017-08-24 | Mikuni Corporation | Pump and fuel injection device |
CN107208581A (zh) * | 2014-10-16 | 2017-09-26 | 株式会社三国 | 泵及燃料喷射装置 |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070516 |