JP2001073733A - 高圧燃料ポンプ駆動用カムの潤滑装置 - Google Patents

高圧燃料ポンプ駆動用カムの潤滑装置

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JP2001073733A
JP2001073733A JP24423299A JP24423299A JP2001073733A JP 2001073733 A JP2001073733 A JP 2001073733A JP 24423299 A JP24423299 A JP 24423299A JP 24423299 A JP24423299 A JP 24423299A JP 2001073733 A JP2001073733 A JP 2001073733A
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cam
pressure fuel
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pump
lubricating oil
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Taiichiro Ogi
泰一郎 小木
Toshihiro Nagano
俊博 長野
Koji Morikawa
弘二 森川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧燃料ポンプをクランクシャフトによって
直接駆動するようにした筒内燃料噴射式の2サイクルエ
ンジンにおけるポンプ駆動用のカム面の潤滑性を向上す
る。 【解決手段】 2サイクルエンジンの筒内にはインジェ
クタ21から燃料が噴射されるようになっており、イン
ジェクタ21に対して燃料を供給する高圧燃料ポンプ2
4はクランクシャフト3によって直接駆動されるように
なっている。高圧燃料ポンプ24のプランジャ25が接
触するカム面63がクランクシャフト3に設けられてお
り、カム面63にはオイルポンプからの潤滑油が供給さ
れるようになっている。クランクケース2内には供給さ
れた潤滑油を貯留するためのオイルバス68が形成さ
れ、オイルバス68に貯留された潤滑油の液面はカム面
63に接している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は筒内燃料噴射式2サ
イクルエンジンにおける高圧燃料ポンプ駆動用カムの潤
滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レジャービークル、スノーモービルなど
においては2サイクルエンジンが多用されており、2サ
イクルエンジンにあっても、高圧燃料を筒内に直接噴射
するようにした筒内燃料噴射式のエンジンが開発されて
いる。このタイプのエンジンにおいては、排気ポートが
閉じた後に高圧燃料を筒内に直接噴射することにより燃
料を霧化して燃焼を改善することができ、低速、低負荷
では成層燃焼をさせることにより燃費を向上させること
ができる。
【0003】高圧燃料を筒内に直接噴射するためには、
燃料供給系に高圧燃料ポンプを設ける必要がある。4サ
イクルエンジンでは動弁機構のカムシャフトによって高
圧燃料ポンプを駆動するようにしているが、2サイクル
エンジンの場合にはカムシャフが設けられていないの
で、従来では、たとえば、特開平10-246165 号公報に示
されるように、クランクシャフトの回転をベルトによっ
て高圧燃料ポンプに伝達するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、クラン
クシャフトの回転をベルトによって高圧燃料ポンプに伝
達するようにした場合には、クランクシャフトと高圧燃
料ポンプのそれぞれに設けられたプーリとこれらに掛け
渡されるベルトとを用いる必要があり、エンジンを構成
する部品点数が多くなるだけでなく、これらの設置スペ
ースを確保しなければならない。
【0005】そこで、部品点数を低減するために、高圧
燃料ポンプのプランジャに接触するカム面をクランクシ
ャフトに設けることにより、高圧燃料ポンプをクランク
シャフトによって直接駆動する試みがなされた。しかし
ながら、クランクシャフトによって高圧燃料ポンプを直
接駆動するには、カム面とプランジャとの接触面におけ
る潤滑性を確保することが重要な解決課題となった。
【0006】2サイクルエンジンにあっては、クランク
ケース内の摺動面などを潤滑するために、吸気管を流れ
る新気に潤滑油を滴下し、滴下され霧化された潤滑油を
クランク室内に流入するようにしているが、霧化された
潤滑油によって高圧燃料ポンプのプランジャとカム面と
の間の潤滑を行うのでは、これらの接触面を十分に潤滑
することが困難であることが判明した。
【0007】本発明の目的は、高圧燃料ポンプをクラン
クシャフトによって直接駆動するようにした筒内燃料噴
射式の2サイクルエンジンにおけるポンプ駆動用のカム
面の潤滑性を向上することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の高圧燃料ポンプ
駆動用カムの潤滑装置は、2サイクルエンジンの筒内に
高圧燃料を噴射するようにした高圧燃料ポンプ駆動用カ
ムの潤滑装置であって、高圧燃料ポンプの作動部が接触
するカム面を有するカム部材をクランクシャフトに設
け、オイルポンプから吐出される潤滑油を前記カム面に
供給するようにしたことを特徴とする。
【0009】本発明の高圧燃料ポンプ駆動用カムの潤滑
装置は、前記カム面とクランクケースとの間に前記オイ
ルポンプからの潤滑油を溜める油溜まり室を形成し、該
油溜まり室に供給された潤滑油を前記カム面に付着させ
るようにしたことを特徴とする。
【0010】本発明の高圧燃料ポンプ駆動用カムの潤滑
装置は、前記カム部材はカム面よりも小径のシール面を
有し、該シール面に対向する前記クランクケースの内面
と前記シール面との少なくともいずれか一方にラビリン
スを設けたことを特徴とする。
【0011】本発明にあっては、高圧燃料ポンプを駆動
するためのクランクシャフトに設けられたカム面にはオ
イルポンプからの潤滑油が供給されるので、クランク室
内に設けられたカム面とこれに接触する高圧燃料ポンプ
の作動部との接触部を確実に強制潤滑することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の一実施の形態である高圧燃
料ポンプ駆動用カムの潤滑装置を備えた2サイクルエン
ジンを示す概略図であり、図2は図1に示されたエンジ
ン本体を示す断面図であり、図3は図2の左側面図であ
る。
【0014】エンジン1は筒内燃料噴射式の3気筒2サ
イクルエンジンであり、ロアケース2aとアッパケース
2bとからなるクランクケース2内には、クランクシャ
フト3が回転自在に装着されており、クランクケース2
にはシリンダ4が取り付けられ、シリンダ4にはシリン
ダヘッド5が取り付けられている。
【0015】シリンダ4に形成されたシリンダボア6内
にはピストン7が往復動自在に組み込まれており、ピス
トン7はコネクティングロッド8によりクランクシャフ
ト3に連結されている。クランクケース2にはこの中の
クランク室9に連通して吸気ポート10が形成され、吸
気ポート10に連通してクランクケース2には吸気管1
1が取り付けられており、密閉されたクランク室9内に
は吸気管11を介して新気が導入されるようになってい
る。吸気管11内には導入空気の量を調整するためのス
ロットルバルブ12が設けられ、吸気ポート10には逆
流防止のためのリード弁13が設けられている。
【0016】シリンダ4には燃焼室とクランク室9とを
連通させる掃気ポート14と、燃焼室内の排気ガスを排
出する排気ポート15とが設けられ、ピストン7が下死
点近くに位置して両方のポート14,15がともに開い
た状態のもとで、新気が燃焼ガスを排出つまり掃気しな
がら燃焼室内に満たされる。
【0017】シリンダ4には、図2に示すように、排気
ポート15からの排気のタイミングを調整するために排
気バルブ16が設けられており、排気バルブ16は燃焼
室内の圧力とばね17のばね力とのバランスにより排気
タイミングを変化させる弁体18を有し、エンジンが高
回転のときには弁体18が後退して早いタイミングで排
気が行われ、低回転のときには弁体18が前進して遅い
タイミングで排気が行われるようになっている。
【0018】図1に示すように、エンジンの回転を円滑
にするとともに磁石発電機としての機能をも有するフラ
イホイールマグネト19がクランクシャフト3に直結さ
れている。
【0019】シリンダヘッド5には燃料噴射弁つまりイ
ンジェクタ21と点火プラグ22とが設けられ、図1に
示すように、インジェクタ21には燃料供給系により燃
料タンク23内の燃料が供給されるようになっている。
燃料供給系はクランクケース2に取り付けられた高圧燃
料ポンプ24を有し、高圧燃料ポンプ24の作動部つま
りプランジャ25はクランクシャフト3によって直接駆
動されるようになっている。
【0020】インジェクタ21には、図3に示すよう
に、共通配管つまりコモンレール26の分岐部が接続さ
れ、高圧燃料ポンプ24により加圧された燃料がコモン
レール26から分岐して供給されるようになっている。
高圧燃料ポンプ24の吐出口27は上向きに設けられ、
吐出口27に接続された高圧配管28によって吐出口2
7はコモンレール26に接続されている。高圧配管28
は、図3に示されるように、クランクシャフト3の軸方
向には変形することなく真っ直ぐに上方に延び、図2に
示されるようにクランクシャフト3の真上に向けてエン
ジンの幅方向に傾斜している。
【0021】このように、クランクシャフト3により直
接駆動される高圧燃料ポンプ24の吐出口27を上向き
に形成し、シリンダヘッド5に設けられたインジェクタ
21に向けて上向きに高圧配管28が延びており、水平
方向や下方に向いてから上方に蛇行する部分がないの
で、吐出口27とインジェクタ21との間における高圧
配管28の長さを短くすることができ、1つの高圧燃料
ポンプ24から3つのインジェクタ21に対して脈動の
発生を抑制しつつ高圧燃料を供給することができる。ま
た、吐出口27を上向きとし、さらに高圧配管28を上
向きに延ばして高圧配管28を短くしたことから、エン
ジンの振動が高圧配管28に伝達しても、高圧配管28
の耐久性を向上させることができる。さらに、吐出口2
7が上向きとなっていることから、吐出口27内に気泡
が発生しても、その気泡が吐出口27内に停留すること
を防止することができる。
【0022】高圧燃料ポンプ24の流入口31と燃料タ
ンク23との間に接続された低圧配管32にはウォータ
セパレータつまりフィルタ33と、低圧燃料ポンプ34
とが設けられ、高圧燃料ポンプ24の戻し口35と燃料
タンク23との間に接続されたリターン配管36は、低
圧燃料ポンプ34の吐出側に圧力調整配管37により接
続され、リターン配管36には低圧燃料ポンプ34から
吐出される燃圧を調整するための低圧プレッシャレギュ
レータ38が設けられている。低圧燃料ポンプ34によ
って燃料タンク23内の燃料は、たとえば、3kgf/cm2
程度の圧力に加圧された後、高圧燃料ポンプ24によっ
て、たとえば、70kgf/cm2 程度の圧力にまで高められ
て、インジェクタ21に供給される。
【0023】点火プラグ22はイグナイタ39により駆
動され、インジェクタ21はインジェクタドライバ40
により駆動されるようになっており、イグナイタ39,
インジェクタドライバ40および低圧燃料ポンプ34
は、電子制御ユニットECUからの制御信号によって作
動が制御されるようになっている。
【0024】電子制御ユニットECUには、大気圧セン
サ41,燃料圧力センサ42、クランク角度センサ4
3,クランクケース温度センサ44、吸気温度センサ4
5、スロットルバルブ開度センサ46および水温センサ
47からの信号が送られるようになっている。なお、水
温センサ47はシリンダヘッド5およびシリンダ4内に
形成されたウオータジャケット内を流れる冷却液の温度
を検出し、ウオータジャケット内に冷却液を供給するた
めの循環供給口48が図2および図3に示すように、シ
リンダヘッド5に形成されている。
【0025】図4はクランクシャフト3を示す断面図で
あり、クランクシャフト3は第1クランクジャーナル5
1aと、第2クランクジャーナル51bと第3クランク
ジャーナル51cの3つのクランクジャーナルを組み立
てることにより形成されている。それぞれのクランクジ
ャーナル51a〜51cは、クランクピン52により連
結された釣合いおもり、つまりバランスウエイト53を
有し、クランクピン52にはコネクティングロッド8が
結合されるようになっている。
【0026】第1クランクジャーナル51aと第2クラ
ンクジャーナル51bとを接合するために、これらの端
部には接合リング54が圧入され、第2クランクジャー
ナル51bと第3クランクジャーナル51cとを接合す
るために、これらの端部には接合リング55が圧入され
ている。それぞれの接合リング54,55内にクランク
ジャーナルの端部を圧入することによって、3つのクラ
ンクジャーナル51a〜51cにより1つのクランクシ
ャフト3が組み立てられることになる。
【0027】圧入時に接合リング54,55内の空気を
外部に排出するために、接合リング54には内周面と外
周面とを連通させる径方向の排出孔56が形成され、接
合リング55には径方向の排出孔57とこれに連通する
軸方向の排出孔58とが形成されている。圧入が完了す
ると、それぞれのクランクジャーナルの端面は突き当て
られた状態となる。
【0028】図5(A)は接合リング54を示す斜視図
であり、図5(B)は接合リング54を示す正面図であ
る。接合リング54はカム部材を構成しており、クラン
クシャフト3の回転中心OC を軸心とした本体部61
と、その軸方向中央部に外方に突出して設けられたカム
部62とを有し、カム部62の外周面つまりカム面63
の軸心OE は偏心量Eだけ回転中心OC に対してずれて
おり、回転方向に180度の位相で小径点63aと大径
点63bとではクランクシャフト3の回転中心OC から
の半径がカムリフトLだけずれている。このカム面63
には高圧燃料ポンプ24のプランジャ25が接触してお
り、偏心量Eによって定まるカムリフトLのストローク
でクランクシャフト3の1回転毎にプランジャ25は1
回往復動することになる。なお、プランジャ25のスト
ロークは偏心量Eを変化させることによって任意の値に
変化させることができる。
【0029】このように、クランクジャーナル51a,
51bを接合するための接合リング54を用いて高圧燃
料ポンプ24を駆動することによって、高圧燃料ポンプ
24をクランクシャフト3により直接駆動することがで
きるとともに、接合リング54のスペースを有効に利用
して駆動スペースを確保することができる。しかも、接
合リング54は図3において左側の気筒と中央部の気筒
との間に対応して設けられており、その部分に高圧燃料
ポンプ24を配置するようにしたので、エンジン本体の
長手方向の寸法を長くすることなく、気筒間のスペース
を利用して高圧燃料ポンプを配置することができる。
【0030】図6は接合リング54の変形例を示す図で
あり、この接合リング54には小径点63aと大径点6
3bとが2つずつ設けられ、それぞれが90度の位相で
ずれており、クランクシャフト3が1回転する毎にプラ
ンジャ25は2回往復動することになる。
【0031】接合リング55には、図示しないオイルポ
ンプを駆動するための歯車64が取り付けられており、
この歯車64により駆動されるオイルポンプによって潤
滑油が摺動部に供給されるようになっている。
【0032】クランクケース2内の摺動面やピストン7
の摺動面を潤滑するために、吸気管11内を流れる新気
には潤滑油が滴下されるようになっており、滴下されて
霧化された潤滑油は新気とともにクランク室9内に流入
されることになる。流入した潤滑油をクランクシャフト
3を回転自在に支持する複数の軸受65に供給するため
に、クランクケース2には潤滑油導入孔66が形成され
ている。
【0033】カム面63とプランジャ25との摺動面を
潤滑するために、図2に示すように、オイルポンプから
の潤滑油を案内する潤滑油路67がカム面63に開口し
てクランクケース2に接続されている。クランクケース
2内には、潤滑油路67の開口部に隣接させて、オイル
ポンプから吐出された潤滑油を貯留させるための油溜ま
り室、つまりオイルバス68が形成されている。このオ
イルバス68は、クランクケース2の底面、あるいはク
ランクケース2内に組み込んだリング状の部材によって
形成されており、この中に溜められた潤滑油はカム面6
3に接触し、クランクシャフト3の回転とともにカム面
63に付着した潤滑油がプランジャ25とカム面63と
の間に供給され、接触面の強制潤滑が行われる。
【0034】接合リング54の本体部61の外周面とこ
れに対向するクランクケース2の内周面との間の隙間を
小さくすることにより、オイルバス68は閉じられた空
間となり、この中に溜められた潤滑油がカム部62の両
側から漏出することを抑制ないし遮断し、所定量の潤滑
油がオイルバス68内に溜まるようにしている。ただ
し、潤滑油を漏出させることによって接合リング54の
両側の軸受65を潤滑させるようにしても良い。
【0035】図7はカム部材としての接合リング54の
変形例を示す断面図であり、この場合には本体部61と
カム部62とが別部材となっており、本体部61の外側
にカム部62を圧入することによって接合リング54が
形成されている。また、この接合リング54には本体部
61の外周面に複数の環状凹部と環状突部とからなるラ
ビリンス69が設けられており、オイルバス68からの
潤滑油の漏れをラビリンス69によって抑制するように
している。なお、ラビリンス69をクランクケース2側
に設けるようにしても良く、本体部61とクランクケー
ス2の両方に設けるようにしても良い。なお、本体部6
1の外側にカム部62を圧入する場合には、接合リング
55と同様に、径方向の排出孔57と軸方向の排出孔5
8とを形成することが好ましい。
【0036】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。
【0037】たとえば、実施の形態では3気筒のエンジ
ンに本発明が適用されているが、気筒数はこれに限定さ
れることなく、任意の気筒数のエンジンに対しても本発
明を適用することができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明においては、筒内に
燃料を噴射するためのインジェクタに高圧燃料を供給す
る高圧燃料ポンプをクランクシャフトにより直接駆動す
るようにし、クランクシャフトに設けられたカム部材の
カム面には、オイルポンプからの潤滑油を供給するよう
にしたので、カム面とこれに接触する高圧燃料ポンプの
作動部との接触部を確実に強制潤滑することができ、高
圧燃料ポンプの耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である高圧燃料ポンプ駆
動用カムの潤滑装置を備えた2サイクルエンジンを示す
概略図である。
【図2】図1に示されたエンジン本体を示す断面図であ
る。
【図3】図2の左側面図である。
【図4】クランクシャフトを示す断面図である。
【図5】(A)は接合リングを示す斜視図であり、
(B)は接合リングを示す正面図である。
【図6】接合リングの変形例を示す正面図である。
【図7】接合リングの変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
2 クランクケース 3 クランクシャフト 5 シリンダヘッド 9 クランク室 10 吸気ポート 21 インジェクタ 24 高圧燃料ポンプ 25 プランジャ 54 接合リング(カム部材) 62 カム部 63 カム面 67 潤滑油路 69 ラビリンス
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 59/44 F02M 59/44 J (72)発明者 森川 弘二 東京都新宿区西新宿一丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 Fターム(参考) 3G013 AA07 AA12 AB02 BA01 BB04 BB18 BC01 BC04 BC28 BD25 BD42 CA04 CA17 3G066 AA02 AA08 AB02 AD12 BA12 BA46 BA61 BA67 CA01S CA09 CD03 CD06 CD07 CD10 CD29 CE02 DC04 DC05 DC13 DC14 DC17 DC18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2サイクルエンジンの筒内に高圧燃料を
    噴射するようにした高圧燃料ポンプ駆動用カムの潤滑装
    置であって、高圧燃料ポンプの作動部が接触するカム面
    を有するカム部材をクランクシャフトに設け、オイルポ
    ンプから吐出される潤滑油を前記カム面に供給するよう
    にしたことを特徴とする高圧燃料ポンプ駆動用カムの潤
    滑装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高圧燃料ポンプ駆動用カ
    ムの潤滑装置において、前記カム面とクランクケースと
    の間に前記オイルポンプからの潤滑油を溜める油溜まり
    室を形成し、該油溜まり室に供給された潤滑油を前記カ
    ム面に付着させるようにしたことを特徴とする高圧燃料
    ポンプ駆動用カムの潤滑装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の高圧燃料ポンプ駆動用カ
    ムの潤滑装置において、前記カム部材はカム面よりも小
    径のシール面を有し、該シール面に対向する前記クラン
    クケースの内面と前記シール面との少なくともいずれか
    一方にラビリンスを設けたことを特徴とする高圧燃料ポ
    ンプ駆動用カムの潤滑装置。
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