JPH06229216A - エンジンの弁作動装置 - Google Patents

エンジンの弁作動装置

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JPH06229216A
JPH06229216A JP1577793A JP1577793A JPH06229216A JP H06229216 A JPH06229216 A JP H06229216A JP 1577793 A JP1577793 A JP 1577793A JP 1577793 A JP1577793 A JP 1577793A JP H06229216 A JPH06229216 A JP H06229216A
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JP
Japan
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rocker arm
valve
cam
cam follower
hydraulic
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Application number
JP1577793A
Other languages
English (en)
Inventor
Seinosuke Hara
誠之助 原
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各構成部品の高精度な加工が要求されず加工
作業の容易性とコストの低廉化を図ると共に、バルブク
リアランスを自動的に零調整可能とした。 【構成】 基端部6が、進退自在な油圧ピボット8に揺
動自在に支承され、一方、先端部9,9が吸気弁1,1
に当接したロッカアーム2を低速用カム4,4で駆動す
る。また、高速用カム5で駆動される自由カムフォロア
12は、作動ピストン26等の切換機構を介して作動す
るレバー部材14によって前記ロッカアーム2と連結あ
るいは連結が解除されるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等のエンジンの
弁作動装置、特にエンジンの低回転時と高回転時とで弁
リフト特性を切り換えるようにしたエンジンの弁作動装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、低中速運転時の高トルク特性
と高速運転時の出力向上とを両立させる目的で、運転状
態に応じて吸気弁または排気弁のリフト特性を異なら
せ、これによって、吸排気のタイミングあるいは吸排気
量を制御することが知られている。(例えば、特開昭6
3−167016号公報、特開昭63−57805号公
報等参照)。
【0003】これらは、その揺動先端が弁に当接する低
速用ロッカアームと、この低速用ロッカアーム間に設け
られ弁との当接部位を持たない自由カムフォロアである
高速用ロッカアームとが、共通のロッカシャフトに揺動
可能に支持され、低速用ロッカアームには低速用カム
が、高速用ロッカアームには低速用カムよりも開弁角度
または弁リフト量が大きくなるプロフィールを有する高
速用カムが、それぞれ摺接されている。
【0004】そして、高速用ロッカアームと低速用ロッ
カアームとには、ロッカシャフトから所定の距離で離れ
た揺動部位において、ロッカシャフトと平行な方向に、
それぞれ、嵌合穴が形成されると共に、この嵌合穴内に
プランジャが嵌挿されており、作動油圧に応動してプラ
ンジャが嵌合穴に嵌まり、あるいは嵌合穴から抜けるこ
とで、2つのロッカアームが連結されたり、その連結が
解かれたりする連結切換機構が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、斯かる従来
のものにあっては、それぞれの嵌合穴に嵌装された複数
のプランジャが、嵌合穴が同軸上に整列したときに、油
圧を受けたプランジャが相手プランジャを押しながら相
手の嵌合穴に嵌まりこむように構成されているので、プ
ランジャと高速用ロッカアーム及び低速用ロッカアーム
の嵌合穴との加工精度は極めて高いものが要求され、コ
スト上昇の一因となっている。というのも、加工精度を
下げてプランジャと嵌合穴間のクリアランスを大きく許
容すると、まず、作動油圧の保持が保証されず、さら
に、アームの連結作用がスムーズに行われなかったり、
嵌合穴とプランジャとの片当たりによる摩耗や音が発生
し好ましくないからである。また、各ロッカアームの大
型化が避けられず、動弁系全体の慣性モーメントが増大
するという問題もあった。
【0006】更に、低速用ロッカアームと弁との隙間つ
まりバルブクリアランスをアジャストスクリューによっ
て調整するようになっているため、メインテナンスが要
求されるばかりか、特にプランジャと嵌合穴との良好な
嵌合精度を維持する必要上、前記バルブクリアランスの
正確な調整作業が要求される。
【0007】本発明の目的は、斯かる従来の問題を解消
し、高精度の加工を必要とせずコストを低減すると共
に、慣性モーメントを小さくすることができると共に、
バルブクリアランスのメインテナンスをフリーにできる
エンジンの弁作動装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、基端部が進退自在な油圧ピボットに揺動
自在に支承され、先端部が吸気弁あるいは排気弁に当接
しかつ第1カムで駆動されるロッカアームと、該ロッカ
アームに揺動自在に支承され第2カムで駆動される自由
カムフォロアと、該自由カムフォロアの一端面を第2カ
ム方向に付勢させるロストモーション機構と、前記ロッ
カアームに支承され、前記ロストモーション機構の機能
を発揮させる第1位置と、前記ロストモーション機構の
機能を停止させる第2位置とに揺動可能な連係部材と、
機関の運転状態に応じて前記連係部材の前記第1位置及
び第2位置への切り換えを行う連係切換手段とを備えた
ことを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明によれば、ロッカアームに支承された連
係部材を連係切換手段でロストモーションの機能を発揮
させる第1位置に移動させることによりロッカアームと
自由カムフォロアとの連結が解除され、またロストモー
ション機構の機能を停止させる第2位置に移動させるこ
とによりロッカアームと自由カムフォロアとが連結され
る。
【0010】しかも、ロッカアームの基端部が油圧ピボ
ットによって枢支されているため、該油圧ピボットの進
退動を介してロッカアームの先端部と弁とのクリアラン
スが常時自動的に調整される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。
【0012】図1〜図5は本発明の一実施例を示し、1
気筒当たり2つの吸気弁を備えたエンジンに適用してい
る。
【0013】即ち、各気筒には、2本の吸気弁1,1に
対応した単一のロッカアーム2が設けられていると共
に、該ロッカアーム2はカムシャフト3に一体に設けら
れた第1カムたる一対の低速用カム4,4と、該低速用
カム4,4の間に配置された高速用カム5によって駆動
されている。
【0014】前記低速用カム4,4とこれらの間の高速
用カム5とは、エンジンの低回転時と高回転時において
要求される弁リフト特性を満足するように異なる形状
(大きさが異なる相似形も含む。)に形成されている。
つまり、高速用カム5は低速用カム4と比べ、弁リフト
量もしくは開弁期間の少なくとも一方を大きくするプロ
フィールを有している。ここでは、弁リフト量,開弁期
間を共に大きくしてある。
【0015】前記ロッカアーム2は、略二股状に形成さ
れ、基端部6がシリンダヘッド7に保持された油圧ピボ
ット8に支持されて全体が揺動自在に設けられていると
共に、各先端部9,9の先端縁が吸気弁1,1のステム
頂部1a,1aに当接している。
【0016】また、ロッカアーム2は基端部6の下端面
に前記油圧ピボット8のプランジャ35が当接する凹面
6aが形成されていると共に、各先端部9,9の後端側
に、一対のローラ10,10が先端部9,9に貫通固定
されたベアリングシャフト11,11に回転自在に支持
されている。この各ローラ10,10は、図2及び図3
に示すように前記低速用カム4,4に当接している。
【0017】更に、ロッカアーム2の両先端部9,9間
に形成された空間部には、単一の自由カムフォロア12
と、該自由カムフォロア12を高速用カム5に当接させ
るロストモーション機構13と、該ロストモーション機
構13を機能あるいは機能を停止させる連係部材たるレ
バー部材14がコンパクトに収納されている。
【0018】前記自由カムフォロア12は、基端がロッ
カアーム2の基端部6に両端が圧入された枢軸15を介
して回転自在に支承されていると共に、先端は吸気弁
1,1と当接する部位を有さず、上面に前記高速用カム
5に摺接するカムフォロア部12aが円弧状に突出形成
されている。また、この自由カムフォロア12は、カム
フォロア部12aの下側に前記レバー部材14が係合す
る段部12bと、これに連なる傾斜部12cが形成され
ている。
【0019】前記ロストモーション機構13は、カムフ
ォロア部12aの下部に有する円柱状の凹部16に収納
されたロストモーションスプリング13aと、凹部16
内からロストモーションスプリング13aのばね力でロ
ッカアーム基端部6の下部円弧面に弾接する有底円筒状
のスプリングリテーナ13bとから構成されている。ま
た、このスプリングリテーナ13bには、図3に示すよ
うに外部に連通する小孔17が設けられると共に、円柱
状の凹部16とスプリングリテーナ13bの摺動面には
リング18を介した係止機構が設けられている。小孔1
7は、ロストモーション機構13内部のエア抜きに寄与
し、スプリングリテーナ13bの摺動応答性をスムーズ
にすることができる。また、リング18を介した係止機
構は、円柱状の凹部16へスプリングリテーナ13bを
組み付ける際の組付性を改善することができる。
【0020】前記レバー部材14は、略く字形状に形成
され、図2及び図3に示すようにロッカアーム2の中央
下部壁に両端が固定された枢支ピン19に揺動自在に設
けられている。また、レバー部材14は、図2及び図4
に示すように上側部に突起20が一体に設けられてお
り、該突起20が、ロッカアーム2に有する円柱状の凹
部21に収納されたリターンスプリング22のばね力に
よってスプリングリテーナ23を介して押圧されて、上
端部14aと自由カムフォロア12の段部12bとの係
合を解除する方向に付勢されている。一方、レバー部材
14の下端部14bは、油圧駆動部24によって押圧さ
れるようになっている。この油圧駆動部24とリターン
スプリング22等によって連係切換手段が構成される。
【0021】即ち、前記油圧駆動部24は、ロッカアー
ム基端部6の下壁端部に形成されたシリンダ25内に摺
動自在に設けられて、前端面が前記下端部14bに当接
する作動ピストン26と、該作動ピストン26の後端側
に形成された油圧室27と、基端部6の下壁内に形成さ
れて該油圧室27に作動油圧を供給する油圧通路28と
を備えている。この油圧通路28は、前記油圧ピボット
8を介してシリンダヘッド7内の油圧供給通路29と連
通している。
【0022】具体的に説明すれば、前記油圧ピボット8
は、油圧ラシュアジャスタとして機能し、シリンダヘッ
ド7の上端部に突設された保持孔30内に圧入固定され
た有底円筒状のボディ31と、該ボディ31内の底部側
に設けられて、内部をリザーバ室32と高圧室33に隔
成する隔壁部材34と、リザーバ室32内に摺動自在に
設けられて球面状の先端部35aが凹面6aに当接する
プランジャ35とを主要素としている。
【0023】前記リザーバ室32と高圧室33とは、隔
壁部材34の連通孔34aを介して連通していると共
に、該連通孔34aが高圧室33内のチェックバルブ3
6によって閉止されている。また、リザーバ室32に
は、シリンダヘッド7内に形成された油圧導入通路37
や、ボディ31及び隔壁部材34に夫々形成された側孔
31a、34bを介して油圧が導入されるようになって
いる。更に、プランジャ35は、下端部にリザーバ室3
3とプランジャ35内の油室38とを液密的に隔成する
略円形状のキャップ39が圧入固定されていると共に、
先端部35aの中央に油室38と前述の油圧通路28を
連通する油孔35bが形成されている。一方、油室38
は、プランジャ35及びボディ31に形成された油通路
孔40を介して前記油圧供給通路29に連通している。
【0024】そして、前記油圧導入通路37と油圧供給
通路29には、図外のオイルメインギャラリを介して機
関潤滑用オイルポンプから作動油圧が圧送されるように
なっている。また、油圧供給通路29の上流側には、図
外のコントロールユニットからの制御信号に基づいて開
閉する電磁弁が設けられている。前記コントロールユニ
ットは、エンジン回転信号,冷却水温信号,潤滑油の温
度信号,過給機による吸気の過給圧力信号,スロットル
バルブの開度信号等を入力して、これらの検出値に基づ
いてエンジントルクの急激な変動を抑えつつ、電磁弁を
介して低速用カム4,4と高速用カム5,5との切り換
えを円滑に行うようになっている。
【0025】以下、本実施例の作用について説明する。
【0026】即ち、エンジンの低速運転時には、コント
ロールユニットからのOFF信号に基づいて電磁弁が閉
作動し、油圧室27に作動油圧が供給されず、作動ピス
トン26がレバー部材14の下端部14bを押圧しな
い。
【0027】したがって、自由カムフォロア12は、高
速用カム5によって揺動されるものの、レバー部材14
がリターンスプリング22のばね力で段部12bとの係
合が解除されて、第1位置に保持されるため(図3実線
位置)、ロストモーション機構13が機能を発揮し、ロ
ッカアーム2へ高速用カム5のリフトが伝達されない。
【0028】このため、ロッカアーム2は、油圧ピボッ
ト8を支点として低速用カム4,4のプロフィールに従
って揺動し、各吸気弁1,1の開閉作動を行う。
【0029】一方、エンジンの高速運転時には、電磁弁
が開作動し、オイルメインギャラリの作動油圧が油圧供
給通路29,油通路孔40,油室38,油孔35b,油
圧通路28を経て、油圧室27に供給され作動ピストン
26を進出させる。
【0030】したがって、作動ピストン26は、レバー
部材14をリターンスプリング22のばね力に抗して図
3中反時計方向に回動させて第2位置に保持する(図3
破線位置)。これによって、レバー部材14の上端部1
4aが、段部12bに係合して、ロッカアーム2と自由
カムフォロア12を連結するため、ロッカアーム2は油
圧ピボット8を支点として高速用カム5のプロフィール
に従って揺動する。つまり、高速用カム5は、低速用カ
ム4に比較して、弁開度及び弁リフト量が共に大となる
ように形成されているから、自由カムフォロア12がロ
ッカアーム2と一体化された揺動時は、該ロッカアーム
2のローラ10が低速用カム4から浮き上がり、各吸気
弁1,1は高速用カム5のプロフィールに従って開閉駆
動され、弁開度及び弁リフト量が共に大きくなる。
【0031】一方、エンジンの高回転域から再び低回転
域に移ると、切換弁の作動により油圧室27に導かれる
油圧が低下し、リターンスプリング22の弾性復元力に
よりレバー部材14及び作動ピストン26が元の位置に
移動して、ロッカアーム2の拘束が解除される。
【0032】これにより、低速用カム4のプロフィール
に基づくトルク特性と高速用カム5のプロフィールに基
づくトルク特性が合成され、低回転域から高回転域に亘
ってトルクを高められる。
【0033】前述のように、本実施例によれば、レバー
部材14の上端部14aと自由カムフォロア12の段部
12bとの係合あるいは係合を解除することにより連係
切り換えを行うようにしたので、高い精度を必要とせ
ず、安定した作動を行わせることができる。
【0034】また、前述した本実施例においては、作動
油圧の発生が十分でなく、レバー部材14の第1位置か
ら第2位置への移動が不十分であった場合であっても、
レバー部材14の端部は自由カムフォロア12の傾斜部
12cを滑りつつ、レバー部材14が揺動するので、ロ
ーラ10と低速用カム4との衝突を緩和することがで
き、異音の発生が低減される。
【0035】更に、ローラ10の上面と自由カムフォロ
ア12の上面の高さ精度は、レバー部材14を交換する
ことで容易に出すことができるので工数の低減が可能で
あり、低コスト化を図ることができる。
【0036】更にまた、自由カムフォロア12がコンパ
クトで、これにロストモーション機構13を収容する凹
部16を形成したので軽量となり、ロストモーションス
プリング13aも弱いものでよいから、スプリングリテ
ーナ13bのストローク規制手段などを設けることな
く、高速用カム5と自由カムフォロア12とのフリクシ
ョンを小さくすることができる。
【0037】しかも、油圧ピボット8は、油圧導入通路
37から側孔31a、34bを通ってリザーバ室32に
流入した比較的低圧の油圧がチェックバルブ36を押し
開いて高圧室33に導入され、該油圧によりプランジャ
35に先端部35aがロッカアーム2の基端部6を押し
上げて、先端部9,9を吸気弁1,1のステム頂部1
a,1aに常時当接させる。したがって、バルブクリア
ランスが、低リフト時,高リフト時に拘わらず常に自動
的に零に調整される。
【0038】この結果、バルブノイズが低減できると共
に、クリアランスの変化による燃焼の悪化が防止される
ことは勿論のこと、従来のようなアジャストスクリュー
による高精度な調整作業が全く不要になる。
【0039】また、ロッカアーム2を油圧ピボット8で
支持することにより、ロッカシャフトや該ロッカシャフ
トの支持ブラケット等が不要になるため、エンジンの軽
量化が図れる。
【0040】更に、油圧供給通路29から油圧室27ま
での油圧経路を、油圧ピボット8を利用することにより
別個に形成する場合に比較して構造の簡素化が図れる。
【0041】更にまた、プランジャ35の先端部35a
が油圧通路28内に臨み、常時潤滑油に接触しているた
め、基端部6の凹面6aとの摺動性が良好になる。
【0042】尚、本実施例では、低速用カム4との摺接
面をローラ10で構成しているが、ローラ10の代わり
にソリッドタイプのカムフォロア部として構成すること
も可能である。
【0043】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、従来の嵌合穴にプランジャを挿入し連結するも
のに比べ、各構成部品の高い加工精度が要求されないた
め、製造作業能率の向上とコストの低廉化が図れる。ま
た、自由カムフォロア,連係部材などをロッカアーム中
心に接近させて配置することが可能であり、等価慣性質
量を低減することができる。
【0044】しかも、油圧ピボットによってバルブクリ
アランスが常時自動的に零調整されるため、該バルブク
リアランスによるバルブノイズやバルブクリアランスの
変化に伴う燃焼の悪化が防止されることは勿論のこと、
従来のような嵌合穴とプランジャの相対位置を考慮した
高精度なクリアランス調整作業が全く不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す動弁系の平面図であ
る。
【図2】図1のA−A線に沿う縦断面図である。
【図3】図2のB−B線に沿う横断面図であり、ロッカ
アームと自由カムフォロアとの連結解除状態を示す。
【図4】図2のC−C線に沿う一部横断面図である。
【図5】本実施例に供されるロッカアームの断面図であ
る。
【符号の説明】
1…吸気弁 2…ロッカアーム 3…カムシャフト 4…低速用カム(第1カム) 5…高速用カム 6…基端部 7…シリンダヘッド 8…油圧ピボット 9…先端部 12…自由カムフォロア 12a…カムフォロア部(一端面) 13…ロストモーション機構 14…レバー部材(連係部材) 22…リターンスプリング(連係切換手段) 24…油圧駆動部(連係切換手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端部が進退自在な油圧ピボットに揺動
    自在に支承され、先端部が吸気弁あるいは排気弁に当接
    しかつ第1カムで駆動されるロッカアームと、該ロッカ
    アームに揺動自在に支承され第2カムで駆動される自由
    カムフォロアと、該自由カムフォロアの一端面を第2カ
    ム方向に付勢させるロストモーション機構と、前記ロッ
    カアームに支承され、前記ロストモーション機構の機能
    を発揮させる第1位置と前記ロストモーション機構の機
    能を停止させる第2位置とに揺動可能な連係部材と、機
    関の運転状態に応じて前記連係部材の前記第1位置及び
    第2位置への切り換えを行う連係切換手段とを備えたこ
    とを特徴とするエンジンの弁作動装置。
JP1577793A 1992-12-22 1993-02-03 エンジンの弁作動装置 Pending JPH06229216A (ja)

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US08/171,238 US5445116A (en) 1992-12-22 1993-12-21 Hydraulic variable lift engine valve gear
DE4343952A DE4343952C2 (de) 1992-12-22 1993-12-22 Verbrennungsmotor mit variabler Ventilhubsteuerung
GB9326186A GB2273743B (en) 1992-12-22 1993-12-22 Hydraulic variable lift engine valve gear
US08/380,034 US5452694A (en) 1992-12-22 1995-01-30 Hydraulic variable lift engine valve gear

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