JP3357411B2 - エンジンの弁作動装置 - Google Patents

エンジンの弁作動装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンの弁作動装
置、特にエンジンの低回転時と高回転時とで弁リフト特
性を切換えるようにしたエンジンの弁作動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、低中速運転時の高トルク特性
と高速運転時の出力向上とを両立させる目的で、運転状
態に応じて吸気弁または排気弁のリフト特性を異なら
せ、これによって、吸排気のタイミングあるいは吸排気
量を制御することが知られている(例えば、特開昭63
−167016号公報、特開昭63−57805号公報
等参照)。
【0003】これらは、その揺動先端が弁に当接する低
速用ロッカアームと、この低速用ロッカアーム間に設け
られ弁との当接部位を持たない自由カムフォロアである
高速用ロッカアームとが、共通のロッカシャフトに揺動
可能に支持され、低速用ロッカアームには低速用カム
が、高速用ロッカアームには低速用カムよりも開弁角度
または弁リフト量が大きくなるプロフィールを有する高
速用カムが、それぞれ摺接されている。
【0004】そして、高速用ロッカアームと低速用ロッ
カアームとには、ロッカシャフトから所定の距離だけ離
れた揺動部位において、ロッカシャフトと平行な方向
に、それぞれ、嵌合穴が形成されると共に、この嵌合穴
内にプランジャが嵌装されており、作動油圧に応動して
プランジャが嵌合穴に嵌まり、あるいは嵌合穴から抜け
ることで、2つのロッカアームが連結されたり、その連
結が解かれたりする連結切換機構が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のものにあっては、それぞれの嵌合穴に嵌装された
複数のプランジャが、嵌合穴が同軸上に整列したとき
に、油圧を受けたプランジャが相手プランジャを押しな
がら相手の嵌合穴に嵌まりこむように構成されているの
で、プランジャと高速用ロッカアームおよび低速用ロッ
カアームの嵌合穴との加工精度は極めて高いものが要求
され、コスト上昇の一因となっている。というのも、加
工精度を下げ両者のクリアランスを大きく許容すると、
まず、作動油圧の保持が保証されず、さらに、アームの
連結作用がスムーズに行われなかったり、嵌合穴とプラ
ンジャとの片当りによる摩耗や音が発生したり、弁の開
閉特性が不安定となり燃焼条件が悪化し好ましくないか
らである。また、各ロッカアームの大型化が避けられ
ず、動弁系全体の慣性モーメントが増大するという問題
があった。
【0006】さらに、連結時に複数の弁を同時に駆動す
るように構成しているものでは、それぞれの弁を個別に
駆動することができず制御の自由度が制限されるという
問題がある。
【0007】本発明の目的は、かかる従来の問題を解消
し、高精度の加工を必要とせずコストを低減すると共に
慣性モーメントを小さくすることができ、また、制御の
自由度を増大することができるエンジンの弁作動装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、ロッカシャフトに揺動自在に支承され
ると共に先端が吸気弁あるいは排気弁の各々に対応して
当接され、第1カムで駆動されるそれぞれのロッカアー
ムと、該それぞれのロッカアームにおける前記第1カム
が当接する部位の一側に設けられ、第2カムによって揺
動される自由カムフォロアと、該自由カムフォロアに関
して設けられたロストモーション機構と、前記ロッカア
ームに支承され、前記ロストモーション機構の機能を発
揮させる第1位置と、前記ロストモーション機構の機能
を停止させる第2位置とに揺動可能な連係部材と、前記
連係部材の前記第1位置および第2位置への切換えを行
う連係切換え手段とを有し、前記ロッカアームにおける
前記自由カムフォロア側端の前記ロッカシャフトの軸線
との交点をP、該ロッカアームの吸気弁あるいは排気弁
との当接点をQ、および該自由カムフォロアの第2カム
による荷重中心点をCとするとき、該荷重中心点Cが前
記PおよびQを結ぶ線分PQより内側に位置すること
特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、先端が吸気弁あるいは排気弁
の各々に対応して連係されているロッカアームに支承さ
れた連係部材を連係切換え手段でロストモーションの機
能を発揮させる第1位置に移動させることによりロッカ
アームと自由カムフォロアとの連結が解除され,またロ
ストモーション機構の機能を停止させる第2位置に移動
させることによりロッカアームと自由カムフォロアとが
連結される。従って,従来のようなプランジャや嵌合孔
等が不要となり,各構成部品の高精度な加工が要求され
ず,また,各々の弁について個別に開閉特性が設定でき
る。さらに、ロッカアームにおける自由カムフォロア側
端のロッカシャフトの軸線との交点をP、ロッカアーム
の吸気弁あるいは排気弁との当接点をQ、および自由カ
ムフォロアの第2カムによる荷重中心点をCとすると
き、荷重中心点CがPおよびQを結ぶ線分PQより内側
に位置するのでその直線の回りのモーメントが外力とし
てロッカアームの他方の端部にロッカアームを倒すよう
に作用しないこととなる。従って、ロッカアームの倒れ
が防止される。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0011】図1ないし図5は、本発明の実施例に関
し、1つの気筒について同一の機能を有する2つの弁
(吸気弁,排気弁のいずれでも良く、図示のものは吸気
弁とする。)を備えたエンジンに対して本発明を適用し
た場合を示している。
【0012】これについて説明すると、各気筒には2本
の吸気弁V,Vに対応した2個のロッカアーム1,1が
並列に面対称の関係で設けられている。すなわち、両ロ
ッカアーム1,1は、2本の吸気弁V,Vの中央に存在
する平面に対し鏡面対称の関係に構成されている。従っ
て、以下の説明では(後述のカムも含み)その一方側の
みを説明し、他方側については同一符号を付し説明を省
略する。ただし、左右のものについて区別する必要があ
るときには、それぞれ添字L,Rを付して説明する。
【0013】ロッカアーム1の基端は、各気筒に対に配
置されたメインロッカシャフト3を介してシリンダヘッ
ドに揺動自在に支持され、ロッカアーム1の先端は吸気
弁Vのステム頂部に当接する。
【0014】ロッカアーム1は側面視においてほぼ二股
状に形成され、ロッカアーム1には、ほぼその中央上方
に、自由カムフォロア2が設けられている。そして、自
由カムフォロア2の一側には第1カムとしての低速用カ
ム21が当接するローラ11が設けられている。ローラ
11はロッカアーム1に設けられた貫通孔13に挿設さ
れたベアリングシャフト12に、ニードルベアリング1
4を介して回動自在に支承されている。この自由カムフ
ォロア2の基端はサブロッカシャフト16を介してロッ
カアーム1に揺動自在(相対回転可能)に支持されてい
る。サブロッカシャフト16は自由カムフォロア2に形
成された穴17に摺動可能に嵌合する一方、ロッカアー
ム1に形成された支持壁18,18の穴19,19に圧
入支持されている。
【0015】自由カムフォロア2は吸気弁Vに当接する
部位を持たず、その先端には第2カムとしての高速用カ
ム22に摺接するカムフォロア部2Aが円弧状に突出し
て形成されている。
【0016】ロッカアーム1において、自由カムフォロ
ア2の先端部周辺および後述のレバー部材7を収容する
空間1Aはロッカシャフト3が露出するまで切削されて
形成されており、これによりロッカシャフト3と吸気弁
Vの弁軸との距離の短縮化、すなわちロッカアーム1の
コンパクト化を可能としている。また自由カムフォロア
2の下側には、ロストモーション機構25を収容するた
めの円柱状の凹部27が形成されている。コイル状のロ
ストモーションスプリング26の基端は、凹部27の底
面に支持され、その先端は凹部27に摺動自在に嵌合さ
れた有底筒状のスプリングリテーナ29を付勢してい
る。スプリングリテーナ29はその頭部が上述の露出状
態にあるロッカシャフト3に当接している。
【0017】さらに、前述の自由カムフォロア2には、
カムフォロア部2Aの下側に、後述のレバー部材7が係
合する段部2Bと、これに連なる傾斜部2Cとが形成さ
れている。また、ロッカアーム1の下方側には、ロッカ
シャフト3の側方でピン6に揺動自在に支承された連係
部材としてのレバー部材7が設けられている。
【0018】レバー部材7の上部側方には突起7Aが一
体に形成され(図2参照)、ロッカアーム1に形成され
た円柱状の凹部8に収容されたリターンスプリング9お
よびスプリングリテーナ10(図4参照)で、前述の自
由カムフォロア2との係合が解除される方向に付勢され
ている。
【0019】一方、レバー部材7の下端部にはロッカア
ーム1に設けられた油圧駆動部30の作動プランジャ3
1が当接している。すなわち、ロッカアーム1には前述
のメインロッカシャフト3の軸線と直交する方向に、上
述の作動プランジャ31が摺動自在に嵌装される円柱状
の凹部32が形成され、作動プランジャ31と凹部32
との間には油圧室34が構成される。
【0020】油圧室34に作動油圧を導く油通路はロッ
カアーム1およびメインロッカシャフト3の内部を通し
て設けられる。ロッカアーム1には油圧室34に一端が
開口するとともに、他端がメインロッカシャフト3に対
する軸受面を貫通する通孔41が形成されている。メイ
ンロッカシャフト3の内部には一端の開口部が閉塞板体
45で閉じられたオイルギャラリ42が軸方向に形成さ
れ、このオイルギャラリ42は通孔43を介してロッカ
アーム1の通孔41と連通すると共に、通孔44を介し
て後述の切換弁が介在された通路46と連通している。
ここで、油圧室34に導かれる作動油圧および前述のリ
ターンスプリング9によって、レバー部材7の連係切換
え手段を構成する。
【0021】オイルギャラリ42には、図示しない切換
弁を介して、オイルポンプの吐出油圧が所定の高速運転
時に導かれる。切換弁の作動を電子制御するコントロー
ルユニットは、エンジン回転信号,冷却水温信号,潤滑
油の温度信号,過給機による吸気の過給圧力信号,スロ
ットルバルブの開度信号等を入力して、これらの検出値
に基づいてエンジントルクの急激な変動を抑えつつ、後
述する低速用カム21と高速用カム22との切換えを円
滑に行うようになっている。
【0022】低速用カム21と高速用カム22とは、そ
れぞれ共通のカムシャフト20に一体形成され、エンジ
ンの低回転時と高回転時において要求される弁リフト特
性を満足するように異なる形状(大きさが異なる相似形
も含む。)に形成されている。つまり、高速用カム22
は低速用カム21と比べ、弁リフト量もしくは開弁期間
の少なくとも一方を大きくするプロフィールを有してい
る。ここでは、弁リフト量,開弁期間を共に大きくして
ある。
【0023】上記構成になる本実施例にあっては、エン
ジンの低速運転時、ロッカアーム1は低速用カム21の
プロフィールに従って揺動し、各吸気弁Vの開閉駆動を
行う。このとき、自由カムフォロア2は高速用カム22
によって揺動されるものの、リターンスプリング9の付
勢力により、レバー部材7は図3に実線で示す位置にあ
り、ロストモーション機構25が機能を発揮する第1位
置での連係状態にあるので、自由カムフォロア2から入
力があっても、ロストモーションスプリング26が撓む
のみで、ロッカアーム1の動きが妨げられることはな
い。
【0024】これに対して、エンジンの高速運転時に、
作動油圧がオイルギャラリ42および油通路41を介し
て油圧室34に導かれると、作動プランジャ31はレバ
ー部材7をリターンスプリング9に抗って揺動させ、図
3に破線で示す第2位置にもたらす。この状態では、レ
バー部材7の端部が、自由カムフォロア2の段部2Bに
係合することにより、ロッカアーム1および自由カムフ
ォロア2が連結され一体となって、メインロッカシャフ
ト3を中心として揺動することになる。
【0025】ここに、高速用カム22は低速用カム21
に比較して、弁開度および弁リフト量が共に大となるよ
うに形成されているから、自由カムフォロア2がロッカ
アーム1と一体化された揺動時はロッカアーム1のロー
ラ11が低速用カム21から浮き上がり、各吸気弁Vは
高速用カム22のプロフィールに従って開閉駆動され、
弁開度および弁リフト量が共に大きくなる。
【0026】一方、エンジンの高回転域から再び低回転
域に移ると、切換弁の作動により油圧室34に導かれる
油圧が低下し、リターンスプリング9の弾性復元力によ
りレバー部材7および作動プランジャ31が元の位置に
移動して、ロッカアーム1の拘束が解除される。
【0027】これにより、低速用カム21のプロフィー
ルに基づくトルク特性と高速用カム22のプロフィール
に基づくトルク特性が合成され、低回転域から高回転域
に亘ってトルクを高められる。
【0028】ところで、前述した本実施例においては、
作動油圧の発生が十分でなく、レバー部材7の第1位置
から第2位置への移動が不十分であった場合であって
も、レバー部材7の端部は自由カムフォロア2の傾斜部
2Cを滑りつつ、レバー部材7が揺動するので、ローラ
11と低速用カム21との衝突を緩和することができ、
異音の発生が低減される。
【0029】さらに、本実施例によれば、レバー部材7
の端部と自由カムフォロア2の段部2Bとの係合および
離脱により連係切換えを行うようにしたので、高い精度
を必要とせず、安定した作動を行わせることができる。
また、ローラ11の上面と自由カムフォロア2の上面の
高さ方向精度は、レバー部材7を交換することで容易に
出すことができるので工数の低減が可能であり、低コス
ト化をはかることができる。
【0030】さらに、自由カムフォロア2がコンパクト
で、これにロストモーション機構25を収容する凹部2
7を形成したので軽量となり、ロストモーションスプリ
ング26も弱いものでよいから、スプリングリテーナ2
9のストローク規制手段などを設けることなく、カム2
2と自由カムフォロア2とのフリクションを小さくする
ことができる。
【0031】また、本実施例にあっては、ロッカアーム
1のアーム長さと、それのロッカシャフト3との嵌合部
長さとを延長部Eを設け(図1参照)適切に設定してい
るので、ロッカアーム1の倒れが防止され、従って、カ
ム21,22の偏摩耗も防止できる。すなわち、図1に
示すように、ロッカアーム1両端のロッカシャフト3の
軸線との交点をPおよびD、ロッカアーム1の弁軸との
当接点をQ、および自由カムフォロア2の高速カム22
による荷重中心点をCとするとき、該荷重中心点Cが上
記PおよびQを結ぶ線分PQより内側に位置するように
設定されているのである。仮りに、延長部Eを設けずに
ロッカアーム1の端部点がP′であったとすると、荷重
中心点Cが線分P′Qの外側に位置することになりD点
が浮上がる、いわゆるロッカアーム1の倒れが生ずる。
【0032】さらに、本実施例においては、左側ロッカ
アーム1L を含む左側弁作動機構ML および右側ロッカ
アーム1R を含む右側弁作動機構MR への作動油圧供給
経路が独立であるから、オイルギャラリ42L ,42R
には独立に作動油圧が供給される。これによりエンジン
のトルク特性を3段階に切換えることが可能となる。
【0033】すなわち、低回転域では油圧室34L ,3
R に作動油圧が供給されず吸気弁VL ,VR は低速用
カム21L ,21R で駆動されたトルク特性となる。ま
た、中回転域では、例えば左側油圧室34L はそのまま
で右側の油圧室34R にのみ作動油圧を供給することに
より、左側の吸気弁VL は低速用カム21L で、右側の
吸気弁VR は高速用カム22R で駆動されることにな
り、トルクが若干上昇する。さらに、高回転域では両油
圧室34L ,34R に作動油圧が供給され両吸気弁V
L ,VR は共に高速用カム22L ,22R で駆動され、
トルクがさらに上昇するのである。このように、トルク
特性を3段階に切換え可能とすることにより、2段階の
場合に比べトルクの落ち込みが少なくなり、スムーズか
つフラットなトルク特性を得ることができる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、従来の嵌合孔にプランジャを挿入し連結する
ものに比べ,嵌合孔を穿設する必要がなくその加工精度
が低くてよいから,コストを低減することができる。ま
た,自由カムフォロア,連係部材などをロッカシャフト
中心に近接させて配置することが可能であり,等価慣性
質量を低減することができると共に制御の自由度を増大
することができる。さらに、ロッカアームにおける自由
カムフォロア側端のロッカシャフトの軸線との交点を
P、ロッカアームの吸気弁あるいは排気弁との当接点を
Q、および自由カムフォロアの第2カムによる荷重中心
点をCとするとき、荷重中心点CがPおよびQを結ぶ線
分PQより内側に位置することにより、その直線の回り
のモーメントが外力としてロッカアームの他方の端部に
ロッカアームを倒すように作用しないのでロッカアーム
の倒れを防止することができる。従って、第1カムおよ
び第2カムの偏摩耗を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す動弁系の平面図であ
る。
【図2】図1のII−II線に沿う縦断面図である。
【図3】図2のIII −III 線に沿う横断面図であり、ロ
ッカアームと自由カムフォロアとの連結解除状態を示
す。
【図4】図2のIV−IV線に沿う一部横断面図であり、自
由カムフォロアを取除いた状態を示す。
【図5】この発明の実施例のメインロッカシャフト部を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 ロッカアーム 2 自由カムフォロア 3 メインロッカシャフト 7 レバー部材(連係部材) 9 リターンスプリング 10 スプリングリテーナ 21 低速用カム(第1カム) 22 高速用カム(第2カム) 25 ロストモーション機構 26 ロストモーションスプリング 29 スプリングリテーナ 30 油圧駆動部 31 作動プランジャ 34 油圧室 V 吸気弁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロッカシャフトに揺動自在に支承される
    と共に先端が吸気弁あるいは排気弁の各々に対応して当
    接され、第1カムで駆動されるそれぞれのロッカアーム
    と、該それぞれのロッカアームにおける前記第1カムが当接
    する部位の一側に設けられ、第2カムによって揺動され
    自由カムフォロアと、 該自由カムフォロアに関して設けられたロストモーショ
    ン機構と、 前記ロッカアームに支承され、前記ロストモーション機
    構の機能を発揮させる第1位置と、前記ロストモーショ
    ン機構の機能を停止させる第2位置とに揺動可能な連係
    部材と、 前記連係部材の前記第1位置および第2位置への切換え
    を行う連係切換え手段とを有し、前記ロッカアームにおける前記自由カムフォロア側端の
    前記ロッカシャフトの軸線との交点をP、該ロッカアー
    ムの吸気弁あるいは排気弁との当接点をQ、および該自
    由カムフォロアの第2カムによる荷重中心点をCとする
    とき、該荷重中心点Cが前記PおよびQを結ぶ線分PQ
    より内側に位置する ことを特徴とするエンジンの弁作動
    装置。
  2. 【請求項2】 前記吸気弁あるいは排気弁が1気筒当り
    複数個備えられており、 前記連係切換え手段はそれぞれ独立して制御されること
    を特徴とする請求項1記載のエンジンの弁作動装置。
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