JPH086573B2 - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents

内燃機関の動弁装置

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JPH086573B2
JPH086573B2 JP3258177A JP25817791A JPH086573B2 JP H086573 B2 JPH086573 B2 JP H086573B2 JP 3258177 A JP3258177 A JP 3258177A JP 25817791 A JP25817791 A JP 25817791A JP H086573 B2 JPH086573 B2 JP H086573B2
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芳春 山本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸気弁あるいは排気弁
に連動、連結された第1および第2駆動カムフォロア間
に、吸気弁あるいは排気弁に対して自由となり得る自由
カムフォロアが配置され、各カムフォロアを連結する状
態とその連結を解除する状態とを切換可能な連結切換機
構が、一端に油圧室を臨ませて第1駆動カムフォロアに
摺動可能に嵌合されるとともに自由カムフォロアに嵌合
可能な第1切換ピンと、前記第1切換ピンの他端に一端
を同軸に当接させて自由カムフォロアに摺動可能に嵌合
されるとともに第2駆動カムフォロアに嵌合可能な第2
切換ピンと、第2切換ピンの他端に一端を同軸に当接し
て第2駆動カムフォロアに摺動可能に嵌合される規制ピ
ンと、前記各ピンを油圧室側に付勢すべく規制ピンおよ
び第2駆動カムフォロア間に設けられる戻しばねとから
構成される内燃機関の動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる動弁装置は、たとえば特開
昭61−19911号公報等で公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる動弁
装置において、連結切換機構を連結作動させるべく油圧
室に油圧を作用させたときに、第1切換ピンの自由カム
フォロアへの嵌合が第2切換ピンの第2駆動カムフォロ
アへの嵌合に先行して行なわれ、しかも第2切換ピンの
先端が第2駆動カムフオロワに嵌合し始めた時にバルブ
リフトが開始された場合には、吸気弁あるいは排気弁の
高リフト開弁時に第1および第2切換ピンが自由カムフ
ォロアおよび第2駆動カムフォロアから一気に抜け出し
て連結切換機構の損傷や騒音発生の原因となる恐れがあ
る。即ち、斯かる場合には、第2切換ピンに対し戻しば
ねによる押戻し力に加えて弁ばねによる押戻し力が該第
2切換ピンの先端面取り部を介して作用するのに対し、
第1切換ピンに対しては油圧室の油圧力に加えて、該
1切換ピンの自由カムフォロアへの嵌合に伴う弁ばねに
よる剪断力が作用するので、吸気弁あるいは排気弁の開
弁リフト量が未だ小さくて、第2切換ピンに作用する前
記弁ばねによる押戻し力が比較的小さい時には、前記剪
断力に基づき両切換ピンの抜けが阻止される。しかる
に、吸気弁あるいは排気弁の開弁リフト量が大になる
と、弁ばねのばね力が大となることにより第2切換ピン
に作用する弁ばねの押戻し力が大きくなって両切換ピン
が前記剪断力に抗して共に抜けてしまうことがある。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、連結切換機構の連結作動開始時において吸気
弁あるいは排気弁の高リフト状態で第1および第2切換
ピンの抜けが生じるのを効果的に防止し得るようにした
構造簡単な、内燃機関の動弁装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第1お
よび第2切換ピンは、油圧室への油圧作用に応じて切換
作動する際に、第1切換ピンの自由カムフォロアへの嵌
合よりも第2切換ピンの第2駆動カムフォロアへの嵌合
が先行するように構成される。
【0006】
【作 用】 上記構成によれば、連結切換機構を連結解除
状態から連結状態へ切換えるべく両切換ピンが油圧室へ
の油圧作用に応じて切換作動する際には、第1切換ピン
の自由カムフォロアへの嵌合よりも第2切換ピンの第2
駆動カムフォロアへの嵌合が先行するから、両切換ピン
が未だフルストローク状態になくて第1切換ピンの先端
が自由カムフォロアに嵌合し始めている時には第1切換
ピンに対し弁ばねによる剪断力が働かず、従ってこの時
に吸気弁あるいは排気弁が開弁作動し始めてもその開弁
リフト量が小さい時に第1切換ピンが早々に抜けてしま
い(即ち前記剪断力のために抜けが規制されるような恐
れはなく)、また第1切換ピンが抜けると第2切換ピン
には油圧力が作用しなくなるため、第2切換ピンもまた
早々に抜けてしまう。かくして開弁リフト量が大の状態
での切換ピンの抜けが回避される。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明すると、先ず本発明の一実施例を示す図1および図2
において、機関本体Eに設けられた一対の吸気弁1a,
1bは、機関のクランク軸から1/2の減速比で回転駆
動されるカムシャフト2に一体に設けられた低速用カム
3,3および高速用カム5と、カムシャフト2と平行な
ロッカシャフト6に枢支される第1および第2駆動カム
フォロアとしての第1および第2ロッカアーム7,8な
らびに自由カムフォロアとしての第3ロッカアーム9
と、各ロッカアーム7〜9間に設けられる連結切換機構
10との働きにより開閉駆動される。
【0008】カムシャフト2は、機関本体Eの上方で回
転自在に配設されており、低速用カム3,3は各吸気弁
1a,1bに対応する位置でカムシャフト2に一体化さ
れ、高速用カム5は低速用カム3,3間でカムシャフト
2に一体化される。各低速用カム3,3はカムシャフト
2の半径方向に沿う突出量が比較的小さい高位部3a
と、ベース円部3bとをそれぞれ有する。また高速用カ
ム5は、カムシャフト2の半径方向外方への突出量を前
記高位部3aよりも大とするとともにその高位部3aよ
りも広い中心角範囲にわたる高位部5aと、ベース円部
5bとを有する。
【0009】ロッカシャフト6は、カムシャフト2より
も下方で固定配置される。このロッカシャフト6には、
一方の吸気弁1aに連動、連結される第1ロッカアーム
7と、他方の吸気弁1bに連動、連結される第2ロッカ
アーム8と、第1および第2ロッカアーム7,8間に配
置される第3ロッカアーム9とが相互に隣接してそれぞ
れ枢支される。また第1ロッカアーム7の上部には一方
の低速用カム3に摺接するカムスリッパ11が設けら
れ、第2ロッカアーム8の上部には他方の低速用カム3
に摺接するカムスリッパ12が設けられ、第3ロッカア
ーム9の上部には高速用カム5に摺接するカムスリッパ
13が設けられる。
【0010】一方、両吸気弁1a,1bの上部には鍔部
14がそれぞれ設けられており、これらの鍔部14と機
関本体Eとの間には弁ばね15がそれぞれ介装され、各
吸気弁1a,1bはその弁ばね15により閉弁方向すな
わち上方に向けてそれぞれ付勢される。また第1および
第2ロッカアーム7,8の先端には、吸気弁1a,1b
の上端に当接するタペットねじ16が進退可能にそれぞ
れ螺合され、これにより第1および第2ロッカアーム
7,8が吸気弁1,1bに連動、連結される。
【0011】図3を併せて参照して、第3ロッカアーム
9は、ロッカシャフト6から両吸気弁1a,1b側にわ
ずかに延出されており、この第3ロッカアーム9は、機
関本体Eとの間に設けた弾発付勢手段19により高速用
カム5に摺接する方向に弾発付勢される。
【0012】弾発付勢手段19は、閉塞端を第3ロッカ
アーム9に当接させた有底円筒状のリフタ20と、リフ
タ20および機関本体E間に縮設されるリフタばね21
とを備え、リフタ20は、機関本体Eに穿設した有底穴
22に摺動自在に嵌合される。
【0013】図4において、各ロッカアーム7〜9間に
は、それらの連結および連結解除を切換える連結切換機
構10が設けられる。
【0014】連結切換機構10は、第1および第3ロッ
カアーム7,9間を連結可能な第1切換ピン23と、第
3および第2ロッカアーム9,8間を連結し得る第2切
換ピン24と、第1および第2切換ピン23,24の移
動を規制する規制ピン25と、各ピン23〜25を連結
解除側に付勢する戻しばね26とを備える。
【0015】第1ロッカアーム7には、第3ロッカアー
ム8側に開放した有底の第1ガイド穴27がロッカシャ
フト6と平行に穿設されており、この第1ガイド穴27
に第1切換ピン23が摺動可能に嵌合される。第1ガイ
ド穴27の閉塞端および第1切換ピン23間には油圧室
28が画成され、したがって第1切換ピン23の一端に
油圧室28が臨むことになる。しかも第1ガイド穴27
の閉塞端には、第1切換ピン23の一端に当接して第1
切換ピン23の油圧室28側への移動を規制する規制突
部29が突設される。また第1切換ピン23の他端部周
縁部には面取り部23aが全周にわたって設けられる。
【0016】さらに第1ロッカアーム7には油圧室28
に連通する連通路30が穿設され、ロッカシャフト6内
には図示しない油圧供給源に通じる油圧供給路31が設
けられる。連通路30および油圧供給路31は、ロッカ
シャフト6の側壁に穿設した連通孔32を介して、第1
ロッカアーム7の揺動状態に拘らず常時連通する。
【0017】第3ロッカアーム9には、第1ガイド穴2
7に対応する同一径のガイド孔33がその両側面間にわ
たってロッカシャフト6と平行に穿設されており、前記
第1切換ピン23の他端に一端が同軸に当接される第2
切換ピン24は該ガイド孔33に摺動可能に嵌合され
る。しかもガイド孔33の第1ロッカアーム7側の開口
端縁には全周にわたる面取り部33aが設けられ、第2
切換ピン24の他端部周縁部には面取り部24aが全周
にわたって設けられる。
【0018】第2ロッカアーム8には、前記ガイド孔3
3に対応する同一径であって有底の第2ガイド穴34が
その開口端を第3ロッカアーム9側にしてロッカシャフ
ト6と平行に穿設され、円板状の規制ピン25が第2ガ
イド穴34に摺動可能に嵌合される。規制ピン25には
軸部35が同軸に連設されており、該軸部35は第2ガ
イド穴34の閉塞端に穿設された案内孔36に移動自在
に挿通される。しかも軸部35を囲繞して第2ガイド穴
34の閉塞端と規制ピン25との間に戻しばね26が縮
設され、この戻しばね26により相互に同軸に当接した
前記各ピン23,24,25が油圧室28側に付勢され
る。また第2ガイド穴34の第3ロッカアーム9側の開
口端縁には面取り部34aが全周にわたって設けられ
る。
【0019】斯かる連結切換機構10は、油圧室28へ
の油圧作用に応じて第1および第2切換ピン23,24
が連結解除位置から連結位置へ切換作動する際に、第1
切換ピン23のガイド孔33への嵌合よりも第2切換ピ
ン24の第2ガイド穴34への嵌合が先行するように構
成される。すなわち、第2切換ピン24の第1切換ピン
23側には第1切換ピン23に当接する小径部24bが
同軸に設けられており、第1切換ピン23および前記小
径部24bの当接面は、第2切換ピン24および規制ピ
ン25の当接面が第3および第2ロッカアーム9,8間
に対応する位置にある連結解除時に第1ガイド穴27内
にある。その連結解除時に第1切換ピン23の面取り部
23aおよびガイド孔33の面取り部33aの小径端間
の距離l 1 は、第2切換ピン24の面取り部24aおよ
び第2ガイド穴34の面取り部34aの小径端間の距離
2 よりも大きく設定される。しかも第2切換ピン24
小径部24bの外径は、第1ガイド穴27内にある状
態で、第1および第3ロッカアーム7,9の揺動量差よ
りも大きな間隙を第1ガイド穴27の内面との間に形成
すべく設定される。
【0020】次にこの実施例の作用について説明する
と、機関の低速運転時には油圧室28の油圧は解放され
ており、各ピン23〜25は戻しばね26のばね力によ
り油圧室28側に最大限移動した連結解除状態にある。
この状態では、第1および第2切換ピン23,24の当
接面は第1および第3ロッカアーム7,9間に対応する
位置にあり、第2切換ピン24および規制ピン25の当
接面は第3および第2ロッカアーム9,8間に対応する
位置にある。したがって各ロッカアーム7〜9は相互に
相対角変位可能な状態にある。
【0021】かかる連結解除状態にあっては、カムシャ
フト2の回転作動により第1および第2ロッカアーム
7,8は低速用カム3,3との摺接に応じて揺動し、し
たがって両吸気弁1a,1bは低速用カム3,3の形状
に応じたタイミングおよびリフト量で開閉作動する。こ
の際、第3ロッカアーム9は高速用カム5との摺接に応
じて揺動するが、その揺動動作は第1および第2ロッカ
アーム7,8に何らの影響も及ぼさない。
【0022】機関の高速運転時には油圧室28に高油圧
が供給される。これにより第1および第2切換ピン2
3,24ならびに規制ピン25は戻しばね26のばね力
に抗して連結位置側へと移動し、第1切換ピン23がガ
イド孔33に嵌合するとともに第2切換ピン24が第2
ガイド穴34に嵌合し、各ロッカアーム7〜9が連結さ
れる。このとき高速用カム5に摺接している第3ロッカ
アーム9の揺動量が最も大きいので、第1および第2ロ
ッカアーム7,8は第3ロッカアーム9とともに揺動
し、両吸気弁1a,1bは高速用カム5の形状に応じた
タイミングおよびリフト量で開閉作動する。
【0023】ところで上記連結切換機構10の連結作動
は、第1および第2ロッカアーム7,8が低速用カム
3,3のベース円部3bに摺接し、第3ロッカアーム9
が高速用カム5のベース円部5bに摺接している状態で
開始されるものである。その連結作動開始時には第1お
よび第2切換ピン23,24がフルストロークせずに低
速用カム3,3の高位部3aにより第1および第2ロッ
カアーム7,8が揺動し始めることがあり、斯かる場合
には、図5で示すように第2切換ピン24が第2ガイド
穴34に少し嵌合しているものの、第1切換ピン23の
面取り部23aはガイド孔33の面取り部33aにかか
っており、この状態で吸気弁1a,1bが開弁作動し始
める時には第2切換ピン24に、第2ガイド穴34との
嵌合に伴う弁ばね15による剪断力と戻しばね26によ
る押戻し力とが作用するのに対し、第1切換ピン23に
は弁ばね15による剪断力は働かず、油圧室28の油圧
力と弁ばね15による押し戻し力が作用するから、吸気
弁1a,1bの開弁リフト量が小さい時に第1切換ピン
23が早々に抜けてしまい(即ち前記剪断力のために抜
けが規制される恐れはなく)、また第1切換ピン23が
抜けると第2切換ピン24に油圧力が作用しなくなるた
め、第2切換ピン24も第1切換ピン23に追従して早
々に抜けてしまう。かくして吸気弁1a,1bの開弁リ
フト量が大となるまで図5の状態が持続することはな
く、連結作動時に第1および第2切換ピン23,24の
抜けが生じることがあるとすると、それは吸気弁1a,
1bの開弁リフト量が小さい時に限られ、開弁リフト量
が大となってからの抜けを効果的に防止することができ
る。
【0024】以上の実施例では吸気弁の動弁装置につい
て説明したが、本発明は排気弁の動弁装置についても適
用可能である。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、連結切換
機構を連結解除状態から連結状態へ切換えるべく両切換
ピンが油圧室への油圧作用に応じて切換作動する際に
は、第1切換ピンの自由カムフォロアへの嵌合よりも第
2切換ピンの第2駆動カムフォロアへの嵌合が先行する
ようにしたので、両切換ピンが未だフルストローク状態
になくて第1切換ピンの先端が自由カムフォロアに嵌合
し始めている時には第1切 換ピンに対し弁ばねによる剪
断力が働かず、従ってこの時に吸気弁あるいは排気弁が
開弁作動し始めてもその開弁リフト量が小さい時に両切
換ピンは早々に抜けてしまうから、その抜けが高リフト
時に生じることを確実に防止できて、連結切換機構の耐
久性向上や騒音低減に寄与することができる。しかも上
記切換ピンの抜け防止に当たっては、第2切換ピンの嵌
合を第1切換ピンの嵌合より先行させただけでの簡単な
手法が採用されることから、装置の構造簡素化、延いて
はコストの節減や組立、点検整備等の作業性の向上に寄
与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図1の3−3線断面図
【図4】連結解除時の図2の4−4線拡大断面図
【図5】連結作動開始時の図4の要部断面
【符号の説明】
1a,1b・・・吸気弁 7・・・・・・・第1駆動カムフォロアとしての第1ロ
ッカアーム 8・・・・・・・第2駆動カムフォロアとしての第2ロ
ッカアーム 9・・・・・・・自由カムフォロアとしての第3ロッカ
アーム 10・・・・・・連結切換機構 23・・・・・・第1切換ピン 24・・・・・・第2切換ピン 25・・・・・・規制ピン 26・・・・・・戻しばね 28・・・・・・油圧室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁ばね(15)により閉弁方向に付勢さ
    れている吸気弁(1a,1b)あるいは排気弁に連動、
    連結された第1および第2駆動カムフォロア(7,8)
    間に、吸気弁(1a,1b)あるいは排気弁に対して自
    由となり得る自由カムフォロア(9)が配置され、各カ
    ムフォロア(7〜9)を連結する状態とその連結を解除
    する状態とを切換可能な連結切換機構(10)が、一端
    に油圧室(28)を臨ませて第1駆動カムフォロア
    (7)に摺動可能に嵌合されるとともに自由カムフォロ
    ア(9)に嵌合可能な第1切換ピン(23)と、前記第
    1切換ピン(23)の他端に一端を同軸に当接させて自
    由カムフォロア(9)に摺動可能に嵌合されるとともに
    第2駆動カムフォロア(8)に嵌合可能な第2切換ピン
    (24)と、第2切換ピン(24)の他端に一端を同軸
    に当接して第2駆動カムフォロア(8)に摺動可能に嵌
    合される規制ピン(25)と、前記各ピン(23〜2
    5)を油圧室(28)側に付勢すべく規制ピン(25)
    および第2駆動カムフォロア(8)間に設けられる戻し
    ばね(26)とから構成される内燃機関の動弁装置にお
    いて、 第1および第2切換ピン(23,24)は、油圧室(2
    8)への油圧作用に応じて切換作動する際に、第1切換
    ピン(23)の自由カムフォロア(9)への嵌合よりも
    第2切換ピン(24)の第2駆動カムフォロア(8)へ
    の嵌合が先行するように構成されることを特徴とする、
    内燃機関の動弁装置。
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