JPH0523763Y2 - - Google Patents

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JPH0523763Y2
JPH0523763Y2 JP1987178967U JP17896787U JPH0523763Y2 JP H0523763 Y2 JPH0523763 Y2 JP H0523763Y2 JP 1987178967 U JP1987178967 U JP 1987178967U JP 17896787 U JP17896787 U JP 17896787U JP H0523763 Y2 JPH0523763 Y2 JP H0523763Y2
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cam follower
guide hole
rocker arm
regulating pin
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 本考案は、内燃機関の動弁装置、特に吸気弁或
いは排気弁を開閉駆動するための複数のカムフオ
ロアが、カムシヤフトの回転に応じて相互に異な
る態様での作動を可能にして該シヤフトの軸線方
向に隣接配置され、その軸線方向一端側の端部カ
ムフオロア及びその残余のカムフオロアにはそれ
ぞれガイド穴が穿設され、残余のカムフオロアの
各ガイド穴には、隣接する他のガイド穴に嵌入し
得る切換ピンがそれぞれ摺動自在に嵌合され、端
部カムフオロアのガイド穴には、各切換ピンの端
部カムフオロア側への移動限界を規制し得る規制
ピンが摺動自在に嵌合されてなる形式の動弁装置
に関する。
(2) 従来の技術 上記形式の動弁装置は、隣接するカムフオロア
のガイド穴相互間に亘つて切換ピンを摺動させる
ことによりカムフオロア相互間の連結及びその連
結解除の切換を選択的に行い得るようにしたもの
であつて、例えば特開昭62−121816号公報や特開
昭59−226216号公報等により従来公知である。
(3) 考案が解決しようとする課題 ところで上記公知のものでは、端部カムフオロ
アのガイド穴に摺動可能に嵌合する円板状本体
と、この本体に同軸に連設された中実の軸部とで
切換ピンが構成され、その軸部は、ガイド穴端壁
に穿設した案内孔を貫通して外方に突出してお
り、規制ピンのガイド穴からの抜け出しを阻止す
るために、端部カムフオロアの外面から突出した
軸部の外端に止め輪を嵌着しているが、このよう
に端部カムフオロア外面から突出した部分がある
と、それだけカムフオロア群がロツカシヤフトの
軸線方向に大型化するばかりか、規制ピン(延い
ては切換ピン)への外部からの干渉を排除するた
めに前記軸部の外端周辺に比較的大きなデツドス
ペースを設ける必要が生じてそれだけ周辺部品の
設計上の自由度が狭められる問題(上記問題は、
特に3つ以上のカムフオロアをカムシヤフト軸線
方向に並設した場合に顕著である)があり、更に
規制ピンの全体重量が比較的大きくなつてそれだ
けカムフオロアの慣性質量が増えるから、機関の
高出力化を図る上で不利となる等の問題もある。
本考案は、斯かる事情に鑑みてなされたもので
あり、上記従来装置の問題を全て解決することが
できる、内燃機関の動弁装置を提供することを目
的とする。
B 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案によれば、吸
気弁或いは排気弁を開閉駆動するための少なくと
も3つのカムフオロアが、カムシヤフトの回転に
応じて相互に異なる態様での作動を可能にして該
シヤフトの軸線方向に隣接配置され、その軸線方
向一端側の端部カムフオロア及びその残余のカム
フオロアにはそれぞれガイド穴が穿設され、残余
のカムフオロアの各ガイド穴には、隣接する他の
ガイド穴に嵌入し得る切換ピンがそれぞれ摺動自
在に嵌合され、端部カムフオロアのガイド穴に
は、各切換ピンの端部カムフオロア側への移動限
界を規制し得る規制ピンが摺動自在に嵌合されて
なる内燃機関の動弁装置において、端部カムフオ
ロアのガイド穴は、その内端側が開放されると共
に、その外端側に、規制ピンが端部カムフオロア
の外面より外方に張り出すのを阻止するための行
止り部を有し、規制ピンは、行止り部に開放側の
端部を対向させた有底円筒状に形成され、該行止
り部と規制ピンの底壁部との間には、該規制ピン
を切換ピン側に付勢する戻しばねが介装され、規
制ピンの外周面には、端部カムフオロアのガイド
穴に摺合する大径部と、その大径部に環状段部を
介して隣接する小径部とが形成され、端部カムフ
オロアのガイド穴内周面には、規制ピンの抜け出
しを阻止するよう環状段部に係合し得る止め輪が
嵌着される。
(2) 作用 組立時等において規制ピンが端部カムフオロア
のガイド穴より抜け出そうとしても、そのガイド
穴内周面の止め輪が規制ピン外周面の環状段部に
係合することにより、規制ピンの抜け出しを確実
に阻止する。しかも規制ピン外周面を上記のよう
に段付きとしてことで、規制ピンと止め輪との干
渉を回避しつつ該ピンをガイド穴に沿つて円滑に
摺動させることができる。
また規制ピンは端部カムフオロアの外面よりも
外方に突出しないから、それだけカムフオロア群
のシヤフト軸線方向小型化が図られ、しかもその
周辺部品の設計上の自由度が高まる。また規制ピ
ンのガイド穴との摺動部は外部に剥ぎ出しとはな
らないから、該摺動部への塵埃等の侵入が極力回
避される。
その上、規制ピンを有底円筒状としてことで、
その規制ピン自体の軽量化が図られる。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、先ず第1図、第2図および第3図にお
いて、機関本体Eに設けられた一対の吸気弁1
a,1bは、機関のクランク軸から1/2の減速比
で回転駆動されるカムシヤフト2に一体に設けら
れた低速用カム3,3および高速用カム5と、カ
ムシヤフト2と平行なロツカシヤフト6に枢支さ
れたカムフオロアとしての第1、第2および第3
ロツカアーム7,8,9と、各ロツカアーム7〜
9間に設けられる連結切換機構10との働きによ
り開閉駆動される。
カムシヤフト2は、機関本体Eの上方で回転自
在に配設されており、低速用カム3,3は各吸気
弁1a,1bに対応する位置でカムシヤフト2に
一体化され、高速用カム5は低速用カム3,3間
でカムシヤフト2に一体化される。各低速用カム
3,3はカムシヤフト2の半径方向に沿う突出量
が比較的小さい高位部3aと、ベース円部3bと
をそれぞれ有する。また高速用カム5は、カムシ
ヤフト2の半径方向外方への突出量を前記高位部
3aよりも大とするとともにその高位部3aより
も広い中心角範囲にわたる高位部5aと、ベース
円部5bとを有する。
ロツカシヤフト6は、カムシヤフト2よりも下
方で固定配置される。このロツカシヤフト6に
は、一方の吸気弁1aに連動、連結される第1ロ
ツカアーム7と、他方の吸気弁1bに連動、連結
される第2ロツカアーム8と、第1および第2ロ
ツカアーム7,8間に配置される第3ロツカアー
ム9とが、該シヤフト6の軸線方向に隣接してそ
れぞれ枢支され、特に第2ロツカアーム8が本考
案の端部カムフオロアを構成している。
第1ロツカアーム7の上部には一方の低速用カ
ム3に摺接するカムスリツパ11が設けられ、第
2ロツカアーム8の上部には他方の低速用カム3
に摺接するカムスリツパ12が設けられ、第3ロ
ツカアーム9の上部には高速用カム5に摺接する
カムスリツパ13が設けられる。
一方、両吸気弁1a,1bの上部には鍔部14
がそれぞれ設けられており、これらの鍔部14と
機関本体Eとの間には弁ばね15がそれぞれ介装
され、各吸気弁1a,1bはその弁ばね15によ
り閉弁方向すなわち上方に向けてそれぞれ付勢さ
れる。また第1および第2ロツカアーム7,8の
先端には、吸気弁1a,1bの上端に当接するタ
ペツトねじ16が進退可能にそれぞれ螺合され
る。
第3ロツカアーム9は、ロツカシヤフト6から
両吸気弁1a,1b側にわずかに延出されてお
り、この第3ロツカアーム9は、機関本体Eとの
間に介装したロストモーシヨン機構17により高
速用カム5に摺接する方向に弾発付勢される。
ロストモーシヨン機構17は、閉塞端を機関本
体E側にして機関本体Eに嵌合される有底円筒状
のガイド部材18と、ガイド部材18に摺動可能
に嵌合されるとともに第3ロツカアーム9側の端
部には第3ロツカアーム9に当接する当接部19
aが先細り状に形成されるピストン19と、ピス
トン19に係合すべくガイド部材18の開口端寄
り内面に着脱可能に固着されるストツパ20と、
ピストン19を第3ロツカアーム9に当接する方
向に弾発付勢すべくピストン19およびガイド部
材18間に介装される第1および第2ばね21,
22とを備える。
機関本体Eには有底の取付け穴23が穿設され
ており、ガイド部材18は、その取付け穴23に
嵌合される。ピストン19およびガイド部材18
間にはばね室24が画成され、このばね室24内
に収納されたリテーナ25とピストン19との間
にばね定数を比較的小さくした第1ばね21が縮
設され、またリテーナ25とガイド部材18の閉
塞端との間にばね定数を比較的大きくした第2ば
ね22が縮設される。
ピストン19の当接部19aには、ピストン1
9の摺動作動時にばね室24内が加圧および減圧
されるとを防止するためにばね室24を外部に連
通するエア抜き孔26が穿設される。またストツ
パ20は、合い口を有したリング状に形成される
止め輪であり、ガイド部材18の開口端寄り内面
に着脱可能に嵌着される。しかもこのストツパ2
0は、ピストン19における当接部19aの基端
部に係合可能であり、これによりピストン19の
ガイド部材18からの抜け出しが阻止される。
第4図において、各ロツカアーム7〜9間に
は、それらの連結および連結解除を切換える連結
切換機構10が設けられる。この連結切換機構1
0は、第1ロツカアーム7および第3ロツカアー
ム9間を連結可能な第1切換ピン27と、第3ロ
ツカアーム9および第2ロツカアーム8間を連結
可能な第2切換ピン28と、第1および第2切換
ピン27,28の移動を規制する規制ピン29
と、各ピン27〜29を連結解除側に付勢する戻
しばね30とを備える。
第1ロツカアーム7には、第3ロツカアーム9
側に解放した有底の第1ガイド穴31がロツカシ
ヤフト6と平行に穿設されており、この第1ガイ
ド穴31に第1切換ピン27が摺動可能に嵌合さ
れ、第1切換ピン27の一端と第1ガイド穴31
の閉塞端との間に油圧室32が画成される。しか
も第1ガイド穴31の閉塞端には第1切換ピン2
7の一端側への移動を規制する規制突部33が突
設される。また第1ロツカアーム7には油圧室3
2に連通する連通路34が穿設され、ロツカシヤ
フト6内には図示しない油圧供給源に通じる油圧
供給路35が設けられ、この油圧供給路35は第
1ロツカアーム7の揺動状態に拘らず前記連通路
34すなわち油圧室32に常時連通する。
第3ロツカアーム9には、第1ガイド穴31に
対応するガイド孔36がロツカシヤフト6と平行
にして両側面間にわたつて穿設されており、前記
第1切換ピン27の他端に一端が当接される第2
切換ピン28がガイド孔36に摺動可能に嵌合さ
れる。
第2ロツカアーム8に穿設される第2ガイド穴
37は、その内端側、即ち第3ロツカアーム9側
が開放されると共に、その外端側に内向きフラン
ジ状の行止り部37wが形成されている。この第
2ガイド穴37には、第2切換ピン28と当接し
て各切換ピン27,28の油圧作用側(即ち第4
図右側)への移動限界を規制し得る規制ピン29
が摺動可能に嵌合される。この規制ピン29は、
前記行止り部37wに開放側の端部を対向させた
有底円筒状に形成されており、そのピン29の開
放側の端部と該行止り部37wとの当接によつ
て、該ピン29の第2ロツカアーム8外面より外
方へ張出が阻止される。前記行止り部37wと規
制ピン29の底壁部29wとの間には、該規制ピ
ン29、従つて各切換ピン27,28を油圧室3
2側に付勢する戻しばね30が介装される。
規制ピン29の外周面には、第2ロツカアーム
8の第2ガイド穴37に摺合する大径部29a
と、その大径部29aに環状段部29bを介して
隣接する小径部29cとが形成され、第2ロツカ
アーム8の第2ガイド穴37内周面には、規制ピ
ン29のガイド穴37からの抜け出しを阻止する
よう前記環状段部29bに係合し得る止め輪40
が嵌着される。
次にこの実施例の作用について説明すると、機
関の低速運転時には連結切換機構10において油
圧室32の油圧は解放されており、各ピン27〜
29は戻しばね30のばね力により油圧室32側
に最大限移動した連結解除状態にある。この状態
では、第1および第2切換ピン27,28の当接
面は第1ロツカアーム7および第3ロツカアーム
9間に対応する位置にあり、第2切換ピン28お
よび規制ピン29の当接面は第3ロツカアーム9
および第2ロツカアーム8間に対応する位置にあ
る。したがつて各ロツカアーム7〜9は相互に相
対角変位可能な状態にある。
かかる連結解除状態にあつては、カムシヤフト
2の回転作動により第1および第2ロツカアーム
7,8は低速用カム3,3との摺接に応じて揺動
し、したがつて両吸気弁1a,1bは低速用カム
3,3の形状に応じたタイミングおよびリフト量
で開閉作動する。この際、第3ロツカアーム9は
高速用カム5との摺接に応じて揺動するが、その
揺動動作は第1および第2ロツカアーム7,8に
何らの影響も及ぼさない。
機関の高速運転時には油圧室32に高油圧が供
給される。これにより第1および第2切換ピン2
7,28ならびに規制ピン29は戻しばね30の
ばね力に抗して連結位置側へと移動し、第1切換
ピン27がガイド孔36に嵌合するとともに第2
切換ピン28が第2ガイド穴37に嵌合し、各ロ
ツカアーム7〜9が連結される。このとき高速用
カム5に摺接している第3ロツカアーム9の揺動
量が最も大きいので、第1および第2ロツカアー
ム7,8は第3ロツカアーム9とともに揺動し、
両吸気弁1a,1bは高速用カム5の形状に応じ
たタイミングおよびリフト量で開閉作動する。
この連結作動時に、各ロツカアーム7〜9の製
作交差により第1ガイド穴31、ガイド孔36お
よび第2ガイド穴37の軸線が完全に一致しない
ことがある。しかるに第3ロツカアーム9が高速
用カム5のベース円部5bに摺接しているときに
は、ロストモーシヨン機構17における第2ばね
22は自由長の状態にあり、ピストン19および
リテーナ25間には間隙がある。したがつてばね
定数を比較的小さく設定された第1ばね21を収
縮しながら第3ロツカアーム9をわずかに揺動さ
せることが可能であり、第1切換ピン27の先端
で第3ロツカアーム9をわずかに押下げたり、押
上げたりして軸線を完全に一致させることができ
る。
また上記高速運転時には、第3ロツカアーム9
により両吸気弁1a,1bが開閉駆動されるの
で、第3ロツカアーム9のカムスリツパ13を高
速用カム5に確実に摺接させることが必要であ
り、ロストモーシヨン機構17は比較的強いばね
力で第3ロツカアーム9をカムシヤフト2側に押
圧する必要がある。而して高速用カム5の高位部
5aがカムスリツパ13に摺接するときには、ば
ね定数を比較的小さくしている第1ばね21がピ
ストン19をリテーナ25に当接させるまで収縮
しており、ピストン19はばね定数を比較的大き
くした第2ばね22により高速用カム5側に付勢
されている。したがつて第3ロツカアーム9は、
比較的大きいばね力で高速用カム5に摺接されて
いることになり、高リフト荷重を得ることができ
る。
しかもロストモーシヨン機構17は、ガイド部
材18内に、第2ばね22、リテーナ25、第1
ばね21およびピストン19を順次挿入してスト
ツパ20をガイド部材18に固着することによ
り、ユニツト化されるものであり、このユニツト
化したロストモーシヨン機構17を取付け穴23
に嵌合するだけで機関本体Eへの組付けを完了す
ることができ、組付け作業を極めて容易にするこ
とができる。またロストモーシヨン機構17にお
けるピストン19の当接部19aは、先細り状に
形成されているので、第3ロツカアーム9のロツ
カシヤフト6への枢支部にロストモーシヨン機構
17を近接配置することができ、したがつて第3
ロツカアーム9の慣性重量を小さくすることが可
能となり、それにより駆動力の低減を図ることが
できる。
さらに連結切換機構10では、規制ピン29に
係合可能な止め輪40を第2ガイド穴37の内面
に嵌着したので、連結切換機構10のメンテナン
ス時に、規制ピン29を押圧する力を解除して
も、戻しばね30により規制ピン29が第2ガイ
ド穴37から飛び出してしまうことが確実に防止
される。しかも規制ピン29は有底円筒状であ
り、第2ロツカアーム8から外方には突出しない
ので、第2ロツカアーム8の近傍に余分なデツド
スペースを設ける必要がなく、配置状の自由度が
増大する。また規制ピン29を第2ガイド穴37
に組付けるときには、規制ピン29内い戻しばね
30を収容した状態で規制ピン29を第2ガイド
穴37に嵌合し、さらに止め輪40を嵌着するだ
けの簡単な操作で組付が完了する。
以上の実施例では、吸気弁1a,1bの動弁装
置について述べたが、本考案は、排気弁の動弁装
置についても適用可能である。
C 考案の効果 以上のように本考案によれば、組立時等におい
て規制ピンが端部カムフオロアのガイド穴より抜
け出そうとしても、そのガイド穴内周面の止め輪
と規制ピン外周面の環状段部との係合により、規
制ピンの抜け出しを確実に阻止することができ、
またこのように止め輪をガイド穴内周面に嵌着し
たにも拘わらず、規制ピン外周面を上記のように
段付きとしたことで規制ピンを、止め輪との干渉
を回避しながらガイド穴に沿つて円滑に摺動させ
ることができる。
また上記規制ピンは、端部カムフオロアの外面
より外方に突出しないため、それだけカムフオロ
ア群のシヤフト軸線方向小型化を図ることができ
ると共に、その周辺部品の設計上の自由度も高め
ることができる。しかも規制ピンのガイド穴との
摺動部が外部に剥き出しとはならないから、該摺
動部に塵埃等が侵入することも極力回避すること
ができる。
また上記規制ピンを有底円筒状としたことで、
その規制ピン自体を軽量化することができるか
ら、カムフオロア相互間の連結切換を迅速に行な
わせる上で有利であり、しかも、該規制ピンを内
蔵するカムフオロアの慣性質量を軽減することが
できるために機関の高出力化を図る上で有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図は平面図、第2図は第1図の−線断面
図、第3図は第1図の−線断面図、第4図は
第2図の−線拡大断面図である。 1a,1b……吸気弁、2……カムシヤフト、
7,9……残余のカムフオロアとしての第1、第
3ロツカアーム、8……端部カムフオロアとして
の第2ロツカアーム、28……切換ピン、29…
…規制ピン、29a……大径部、29b……環状
段部、29c……小径部、30……戻しばね、3
7……ガイド穴、40……止め輪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸気弁1a,1b或いは排気弁を開閉駆動する
    ための少なくとも3つのカムフオロア8,9,7
    が、カムシヤフト2の回転に応じて相互に異なる
    態様での作動を可能にして該シヤフトの軸線方向
    に隣接配置され、その軸線方向一端側の端部カム
    フオロア8及びその残余のカムフオロア9,7に
    はそれぞれガイド穴37,36,31が穿設さ
    れ、残余のカムフオロア9,7の各ガイド穴3
    6,31には、隣接する他のガイド穴37,36
    に嵌入し得る切換ピン28,27がそれぞれ摺動
    自在に嵌合され、端部カムフオロア8のガイド穴
    37には、各切換ピン28,27の端部カムフオ
    ロア8側への移動限界を規制し得る規制ピン29
    が摺動自在に嵌合されてなる内燃機関の動弁装置
    において、端部カムフオロア8のガイド穴37
    は、その内端側が開放されると共に、その外端側
    に、規制ピン29が端部カムフオロア8の外面よ
    り外方に張り出すのを阻止するための行止り部3
    7wを有し、規制ピン29は、行止り部37wに
    開放側の端部を対向させた有底円筒状に形成さ
    れ、該行止り部37wと規制ピン29の底壁部2
    9wとの間には、該規制ピン29を切換ピン2
    8,27側に付勢する戻しばね30が介装され、
    規制ピン29の外周面には、端部カムフオロア8
    のガイド穴37に摺合する大径部29aと、その
    大径部に環状段部29bを介して隣接する小径部
    29cとが形成され、端部カムフオロア8のガイ
    ド穴37内周面には、規制ピン29の抜け出しを
    阻止するよう環状段部29bに係合し得る止め輪
    40が嵌着されることを特徴とする内燃機関の動
    弁装置。
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DE112006001640B4 (de) * 2005-06-22 2011-03-17 Honda Motor Co., Ltd. Rollumschlagvorrichtung und Rollumschlagverfahren

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JPH0183111U (ja) 1989-06-02

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