JPS63100210A - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents

内燃機関の動弁装置

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JPS63100210A
JPS63100210A JP24642686A JP24642686A JPS63100210A JP S63100210 A JPS63100210 A JP S63100210A JP 24642686 A JP24642686 A JP 24642686A JP 24642686 A JP24642686 A JP 24642686A JP S63100210 A JPS63100210 A JP S63100210A
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cam
hydraulic pressure
stopper
arm
guide hole
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Atsushi Ishida
敦之 石田
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A0発明の目的 (1)  産業上の利用分野 本発明は、相互の連結を解除した状態では、カムシャフ
トの回転に応じてそれぞれ作動する3以上の複数のカム
フォロアが相互に摺接して配置され、各カムフォロア間
には、隣接する2つのカムフォロア間にわたって摺動可
能な連結ビンを備える連結切換装置が設けられる内燃機
関の動弁装置に関する。
(2)従来の技術 従来、かかる動弁装置は、たとえば特開昭61−199
11号公報によって公知である。
(3)  発明が解決しようとする問題点上記従来のも
のでは、各連結部材を作動させたときには各カムフォロ
アを一体的に連結し、各連結部材を非作動の状態にした
ときには各カムフォロアをそれぞれ個別に作動させるよ
うにしており、2種類の切換態様しか得られない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、動
弁切換態様を3以上の複数種類に切換えて動弁制御をよ
り精度良く行ない得るようにした内燃機関の動弁装置を
提供することを目的とする。
B9発明の構成 (11問題点を解決するための手段 本発明によれば、連結切換装置は、摺動ストローク段が
異なるのに応じて隣接するカムフォロアの連結および連
結解除を切換可能に形成された連結部材の摺動ストロー
クを、複数段に制御可能に構成される。
(2)作用 連結部材が摺動せしめられることにより、カムフォロア
の連結態様の切換が行なわれるが、連結部材は、そのス
トローク段により隣接するカムフォロアを連結したり、
連結しなかったりするので、各カムフォロアの連結態様
を少な(とも3以上の複数とVることが可能となる。
(3)実施例 以下、図面により本発明の実施例について説明すると、
先ず本発明の第1実施例を示す第1図および第2図にお
いて、図示しない機関本体に設けられた一対の吸気弁1
a、lbは、機関の回転に同期して1/2の回転比で駆
動されるカムシャフト2に一体に設けられた低速用カム
3、隆起部4および高速用カム5と、カムシャフト2と
平行なロッカシャフト6に枢支されるカムフォロアとし
ての第1、第2および第30ツカアーム7.8゜9と、
各ロッカアーム7.8.9間に設けられる連結切換装置
21との働きにより開閉作動される。
カムシャフト2は機関本体の上方で回転自在に配設され
ており、低速用カム3は一方の吸気弁1aに対応する位
置でカムシャフト2に一体に設けられる。高速用カム5
は両吸気弁1a、lb間に対応する位置でカムシャフト
2に一体に設けられる。しかも低速用カム3は機関の低
速運転時に対応した形状を有するものであり、カムシャ
フト2の半径方向に沿う外方への突出量が比較的小さい
高位部3aを有する。また高速用カム5は機関の高速運
転時に対応した形状を有するものであり、カムシャフト
2の半径方向外方への突出量を前記高位部3aよりも大
とするとともにその高位部3aよりも広い中心角範囲に
わたる高位部5aを有する。さらに、他方の吸気弁1b
に対応する位置で、カムシャフト2には真円状の隆起部
4が一体に設けられており、この隆起部4は低速運転時
に吸気弁1bを閉弁状態で休止させる働きをする。
ロッカシャフト6は、カムシャフト2よりも下方で固定
配置される。このロッカシャフト6には第1.第2およ
び第30シカアーム?、  8. 9がそれぞれ枢支さ
れるが、第1および第20ツカアーム7.8は基本的に
同一形状に形成される。すなわち第1および第207カ
アーム7.8は、吸気弁1a、lbに対応する位置で、
その基部がロッカシャフト6に揺動可能に支承され、各
吸気弁la、lbの上方位置まで延設される。また第1
0ツカアーム7の上部には低速用カム3に摺接するカム
スリッパIOが設けられ、第20ツカアーム8の上部に
は隆起部4に摺接し得る摺接部11が設けられる。さら
に第1および第20ツカアーム7.8において、各吸気
弁1a、lbの上方に位置する端部には、各吸気弁1a
、lbの上端に当接し得るタペットねじ12.13が進
退可能に螺着される。
一方、両吸気弁1a、lbの上部には鍔部14゜15が
設けられており、これらの鍔部14.15と機関本体と
の間には弁ばね16.17が介装され、各吸気弁1a、
lbは閉弁方向すなわち上方に向けて付勢されている。
第3図を併せて参照して、第30ツカアーム9は、第1
および第20ツカアーム7.8間でロッカシャフト6に
枢支される。この第30ツカアーム9は、ロッカシャフ
ト6から両吸気弁1a、lb側にわずかに延出され、そ
の上部には高速用カム5に摺接するカムスリッパ18が
設けられる。
また第30フカアーム9の端部下面には、有底円筒状の
りフタ19が当接されており、このリフタ19は機関本
体との間に介装したりフタばね20により上方に付勢さ
れる。これにより、第30ンカアーム9のカムスリッパ
18は高速用カム5に常時摺接される。
第4図において、第1〜第30ツカアーム7〜9は相互
に摺接されており、各ロッカアームフル9間には連結切
換装置21が設けられる。
連結切換装置21は、第1および第30フカアーム7.
9間を連結し得る連結部材゛としての第1連結ピン22
と、第3および第20ツカアーム9゜8間を連結可能で
あって第1連結ピン22に同一軸線上で当接する連結部
材としての第2連結ピン23と、再連結ピン22.23
の移動を規制するストツパ24と、各連結ビン22.2
3を連結解除側に付勢するばね25.26と、各連結ビ
ン22.23を作動せしめるべ(油圧を供給するための
油圧供給手段27とを備える。
第10ツカアーム7には、第30ツカアーム9側に向け
て開放するとともにロッカシャフト6と平行な第1ガイ
ド穴29が穿設されており、この第1ガイド穴29に第
1連結ピン22が摺合され、第1ガイド穴29の閉塞端
と第1連結ピン22との間には油圧室301J<画成さ
れる。また第10ツカアーム7には油圧室30に連通ず
る油路31が穿設され、ロッカシャフト6内には油圧供
給手段27に通じる油路32が穿設される。さらに両油
路31.32はロッカシャフト6の側壁に穿設された連
通孔33を介して、第10ツカアーム7の揺動状態に拘
らず常時連通する。
第1連結ピン22は、第1ガイド穴29に摺合する大径
部34の第2連結ピン23側に小径部35が同軸にかつ
一体に連設されて成り、大径部34の油圧室30側端面
には第1ガイド穴29の閉塞端に当接可能な当接突起3
6が同軸に突設される。この第1連結ピン22の軸方向
長さは、当接突起36が第1ガイド穴29の閉塞端に当
接している状態で小径部35の端面が第1および第30
ツカアーム7.9間に位置するように定められている。
しかも小径部35の直径は、該小径部35が第307カ
アーム9に突入したときに、第1口ツカアーム7の低速
用カム3による揺動動作と第30ツカアーム9の高速用
カム5による揺動動作とがともに許容されるように定め
られる。
第30ツカアーム9には第1ガイド穴29に対応するガ
イド孔37が両側面間にわたって穿設されており、この
ガイド孔37にはその全長にわたる長さを有する第2連
結ピン23が摺合される。
しかもこの第2連結ピン23の外径は、第1連結ピン2
2における大径部34の外径と同一に設定される。
第20ンカアーム8には、前記ガイド孔37に対応して
、第30ツカアーム9側のガイド孔38と、そのガイド
孔38よりも大径の大径孔39とが同軸に穿設され、ガ
イド孔38および大径孔39間には外方側に臨む段部4
0が形成される。ガ・イド孔38には第2連結ピン23
と同一外径の円板状のストッパ24が摺合されており、
このストッパ24には軸部41が同軸に連設される。大
径孔39の外端寄り内面には止め輪42が嵌着されてお
り、この止め輪42で外方への移動を規制される有底短
円筒状の規制部材43が大径孔39に嵌合される。しか
も規制部材43にはストッパ24の軸部41を移動自在
に挿通せしめる案内孔44が穿設される。また大径孔3
9には、段部40およびストッパ24の外周縁にそれぞ
れ当接可能なリング状の受は板45が移動可能に嵌合さ
れる。
規制部材43およびストッパ24間にばばね25が介装
され、また規制部材43および受は仮45間にばばね2
6が介装される。これにより、ストッパ24すなわち第
1および第2連結ピン22゜23が連結作動をしていな
い状態では、ストッパ24すなわち第1および第2連結
ピン22.23にばばね25のみにより油圧室30側に
向けてのばね付勢力が作用し、ストッパ24が受は板4
5に当接してからばばね25.26のばね力がストッパ
24ならびに第1および第2連結ピン22゜23に作用
する。すなわちストッパ24ならびに第1および第2連
結ピン22.23に油圧室30側に向けて作用するばね
力は、第5図で示すように、ストッパ24が受は板45
に当接する位置を境界として2段階に変化する。
油圧供給手段27は、油圧供給源46と、該油圧供給l
X46に切換弁52を介して並列に連なるレギュレータ
4T、4Bと、それらのレギュレータ47.48からの
油圧を切換えて油路32に供給する態様および油路32
の油圧を解放する態様を切換え可能な制御弁49とを備
える。またレギュレータ47.48および制御弁49間
には逆止弁50.51がそれぞれ介装される。
一方のレギュレータ47は、油圧供給源4Gからの油圧
を比較的低圧の油圧P1に制御して出力するものであり
、この油圧P1は、油圧室30に供給されたときに第5
図におけるばね力F1に抗して各連結ピン22.23お
よびストッパ24を第20ツカアーム8側に移動せしめ
る油圧力を発揮するように定められる。しかもその油圧
力は、第5図におけるばね力F2よりは小となるように
定められる。すなわち油圧P1を油圧室30に作用せし
めたときに、ストッパ24は受は板45に当接するまで
移動することになる。この際、第1連結ビン22はその
小径部35のみをガイド孔37内に突入させる。また他
方のレギュレータ48は、油圧供給源46からの油圧を
比較的高圧の油圧P2に制御して出力するものであり、
この油圧P2は油圧室30に供給されたときに、第5図
におけるばね力F3よりも大きな油圧力を発揮するよう
に定められる。すなわち、各連結ピン22゜23および
ストッパ24をばね25.26のばね力に抗して移動せ
しめる油圧力が前記油圧P2を油圧室30に供給するこ
とによって得られる。
次にこの実施例の作用について説明すると、機関の低速
運転時には制御弁49により油路31゜32すなわち油
圧室30の油圧が解放される。このため、第1および第
2連結ピン22.23ならびにストッパ24は、ばね2
5により油圧室30側に最大限移動している。この状態
では、第1および第2連結ピン22.23の当接面は、
第1および第30ツカアーム7.9の摺接面に対応する
位置にあり、第2連結ピン23およびストッパ24の当
接面は第3および第20ツカアーム9.8の摺接面に対
応する位置にある。したがって、第1〜第30ツカアー
ム7〜9は、相互に摺接するとともに、第1および第2
連結ピン22.23ならびに第2連結ピン23およびス
トッパ24をそれぞれ摺接させて、相対角変位可能であ
る。
このような連結切換装置21の連結解除状態にあっては
、カムシャフト2の回転動作により、第10ツカアーム
7は低速用カム3との摺接に応じて揺動し、一方の吸気
弁1aが低速用カム3の形状に応じたタイミングおよび
リフト量で開閉作動する。一方、第20フカアーム8は
、隆起部4が真円状であるので揺動せず、他方の吸気弁
1bは閉弁したままである。このとき、第30ツカアー
ム9は高速用カム5との摺接により揺動するが、その揺
動動作は両吸気弁1a、lbの作動に何の影響も及ぼさ
ない。
このようにして機関の低速運転時には、一方の吸気弁1
aのみが開閉作動され、燃費の低減およびアイドル特性
の向上を図ることができる。
機関の中速運転時には、油圧供給手段27により油圧室
30に比較的低圧の油圧P1が供給される。これにより
、第6図で示すように、ストッパ24はばね25のばね
力に抗して受は板45に当接するまで移動し、第1連結
ピン22はその小径部351に30ツカアーム9のガイ
ド孔37に突入させるまで移動し、第2連結ピン23は
第20ツカアーム8のガイド孔38に一部を摺合させる
まで移動する。このため第3および第20ツカアーム9
,8は第2連結ピン23により相互に連結されるが、第
1および第30ツカアーム7.9は相互の相対揺動が可
能である。したがって一方の吸気弁1aは低速用カム3
の形状に応じたタイミングおよびリフト量で開閉作動し
、他方の吸気弁1bは高速用カム5の形状に応じたタイ
ミングおよびリフト量で開閉作動する。
機関の高速運転時には、油圧供給手段27により油圧室
30に比較的高圧の油圧P2が供給される。これにより
、第7図で示すように、第1連結ピン22がばね25.
26のばね力に抗して大径部34を第30ツカアーム9
のガイド孔38に摺合させるまで移動する。したがって
第1〜第30ツカアーム7〜9が一体的に連結されるゆ
この状態では、高速用カム5に摺接した第30フカアー
ム9の揺動量が最も大きいので、第1および第20ツカ
アーム7.8は第30ツカアーム9とともに揺動し、両
吸気弁1a、lbは高速用カム5の形状に応じたタイミ
ングおよびリフト量で開閉作動する。
第8、第9および第10図は上記第1実施例の変形例を
それぞれ示すものであり、低速用カム3、隆起部4およ
び高速用カム5の配置をそれぞれ変化させたものである
すなわち第8図では、高速用カム5の両側に低速用カム
3.3が配置され、高速用カム5にロッカアーム9が摺
接され、各低速用カム3にそれぞれ摺接したロッカアー
ム7.7に吸気弁1a、1bが当接される。このような
配置にすると、低速運転時には、両吸気弁1a、1bが
低速用カム3゜3の形状に応じたタイミングおよびリフ
ト量で開閉作動する。また中速運転時には、一方の吸気
弁1aが低速用カム3の形状に応じたタイミングおよび
リフト量で開閉作動するのに対し、他方の吸気弁1bは
高速用カム5の形状に応じたタイミングおよびリフト量
で開閉作動する。さらに高速運転時には両吸気弁1a、
lbは高速用カム5の形状に応じたタイミングおよびリ
フト量で開閉作動する。
第9図では、高速用カム5の一方側に隆起部4が配置さ
れ、他方側には低速用カム3が配置され、隆起部4に摺
接するロッカアーム8が一方の吸気弁1aに当接し、低
速用カム3に摺接するロッカアーム7が他方の吸気弁1
bに当接する。かかる配置にすると、低速運転時には一
方の吸気弁1aが閉弁体止するのに対し他方の吸気弁1
bは低速用カム3の形状に応じたタイミングおよびリフ
ト量で開閉作動する。また中速運転時には一方の吸気弁
1aが閉弁体止したままであるのに対し、他方の吸気弁
1bは高速用カム5の形状に応じたタイミングおよびリ
フト量で開閉作動する。さらに高速運転時には両吸気弁
1a、lbは高速用カム5の形状に応じたタイミングお
よびリフト量で開閉作動する。
第10図では、低速用カム3の一方側に高速用カム5が
配置され、他方側には隆起部4が配置され、高速用カム
5に摺接するロッカアーム9が一方の吸気弁1aに当接
し、隆起部4に摺接するロッカアーム8が他方の吸気弁
1bに当接する。かかる配置にすると、低速運転時には
一方の吸気弁1aが高速用カム5の形状に応じたタイミ
ングおよびリフト量で開閉作動するのに対し、他方の吸
気弁1bは閉弁体止したままである。また中速運転時に
は一方の吸気弁1aが高速用カム5の形状に応じたタイ
ミングおよびリフト量で開閉作動するのに対し、他方の
吸気弁1bは低速用カム3の形状に応じたタイミングお
よびリフト量で開閉作動する。さらに高速運転時には両
吸気弁t2.1bとも高速用カム5の形状に応じたタイ
ミングおよびリフト量で開閉作動する。
第11図は本発明の第2実施例を示すものであり、第1
実施例に対応する部分には同一の参照符号を付す。
この第2実施例では高速用カム5に摺接する第307カ
アーム9の両側に、低速用カム3に摺接するとともに一
方の吸気弁1aに当接する第10ツカアーム7と、隆起
部4に摺接するとともに他方の吸気弁1bに当接する第
20フカアーム8とが配置され、第30ツカアーム9の
ガイド孔38に摺合した第2連結ピン23゛は第1連結
ピン22′側の大径部34′ とストッパ24例の小径
部35′とが同軸に一体に連設されて成る。したがって
油圧室30に比較的低圧の油圧PLを供給したときには
第1連結ピン22′で第1および第30ンカアーム7.
9が連結されるが第3および第20ツカアーム9.8間
は連結されず、比較的高圧の゛油圧P2を油圧室30に
供給したときに全ロッカアーム7〜9が一体的に連結さ
れる。
すなわち低速運転時には一方の吸気弁1aは低速用カム
3の形状に応じたタイミングおよびリフト量で開閉作動
するのに対し他方の吸気弁1bは閉弁体止したままであ
り、中速運転時には一方の吸気弁1aが高速用カム5の
形状に応じたタイミングおよびリフト量で開閉作動する
のに対して他方の吸気弁1bは閉弁体止したままであり
、高速運転時には両吸気弁1a、lbが高速用カム5の
形状に応じたタイミングおよびリフト量で開閉作動する
この第2実施例の変形例として、高速用カム5に摺接し
たロッカアーム90両側に、低速用カム3に摺接すると
ともに吸気弁1a、lbに当接したロッカアーム7.7
を配置したり、高速用カム5に摺接したロッカアーム9
0両側に、隆起部4に摺接するとともに一方の吸気弁1
aに当接したロッカアーム8と低速用カム3に摺接する
とともに他方の吸気弁1bに当接したロッカアーム8と
を配置したり、さらに低速用カム3に摺接したロッカア
ーム7の両側に、隆起部4に摺接するとともに一方の吸
気弁1aに当接したロッカアーム8と高速用カム5に摺
接するとともに他方の吸気弁1bに当接したロッカアー
ム9とを配置したりすることもできる。
第12図は本発明の第3実施例を示すものであり、ロッ
カアーム7.9間には連結切換装置53が設けられ、ロ
ッカアーム8,9間には連結切換装置54が設けられる
連結切換装置53は、ロッカアーム7.9間を連結し得
る連結部材としての連結ピン55と、その連結ピン55
の移動を規制するストッパ56と、ばね57.5Bとを
備える。
ロッカアーム7.9には有底ガイド穴58.59が同軸
上に穿設されており、連結ピン55はガイド穴58に、
またストッパ56はガイド穴59に摺合される。ガイド
穴58の閉塞端と連結ピン55との間には油圧室60が
形成される。しかも連結ピン55には、ロッカアーム9
側に向けて小径部61が同軸に突設されており、連結ピ
ン55の摺動ストロークが2段階に変化するのに応じて
、ロッカアーム7.9間の連結状態が切換られる。
ばね57は、ストッパ56およびガイド穴59の閉塞端
間に介装されており、ばね58は、ガイド穴59の途中
で閉塞端側に臨んで設けられた段部62およびストッパ
56に当接し得る受部材63と、ガイド穴59の閉塞端
との間に介装される。
しかもばね57のセント荷重は、ばね58のセット荷重
よりも小さく設定されている。したがって、油圧室60
に高低2段の油圧を切換えて供給することにより、連結
ピン55は摺動ストロークを2段に切り換えて摺動する
。すなわち、油圧室60に低圧の油圧を供給したときに
は、連結ピン55が受部材63に当接するまでばね57
を収縮させながら摺動し、このときには小径部61がガ
イド穴59に突入するだけであるので両口フカアーム7
.9は連結解除状態にある。また油圧室60に高圧の油
圧を供給したときには、連結ピン55が両ばね57.5
8を収縮させながらガイド穴59に摺合するまで移動し
、これにより両口ツカアーム7.9が連結される。
連結切換装置54は、ロッカアーム8.9間を連結し得
る連結部材としての連結ピン65と、連結ピン65の移
動を規制するス)7パ66と、ばね67とを備える。
両口フカアーム8.9には有底ガイド穴68゜69が同
軸上に穿設されており、連結ピン65は閉塞端との間に
油圧室70を画成してガイド穴68に摺合され、ストッ
パ66はガイド穴69に摺合される。またばね67は、
そのセット荷重を前記ばね57と同一に設定され、ガイ
ド穴69の閉塞端とストッパ66との間に介装される。
この連結切換装置54では、油圧室70に低圧の油圧が
供給されたときに連結ピン65がばね67を収縮させな
がらガイド穴69に摺合するまで移動し、両口ツカアー
ム8.9が連結される。
したがって油路32から油圧室60.70に低圧の油圧
を供給したときには、ロッカアーム8゜9間が連結され
るとともに、ロッカアーム7.9間は連結解除状態にあ
る。また油路32から油圧室60.70に高圧の油圧を
供給したときには、全てのロッカアーム?、8.9が一
体的に連結される。
第13図は本発明の第4実施例を示すものであり、ロッ
カアーム7.9間には連結切換装置53′が設けられ、
ロッカアーム8.9間には連結切換装置54′が設けら
れる。
連結切換装置53′は、連結部材としての連結ピン55
′と、ばね57,58とを備え、連結切換装置54′は
、連結部材としての連結ピン65′ と、ばね67とを
備える。
ロッカアーム7.9にはガイド穴58.59が穿設され
ており、ガイド穴58には、ガイド穴59に摺合可能な
連結ピン55′が摺合される。しかも連結ピン55′の
ロッカアーム9側には小径部61’が同軸に穿設され、
小径部61′とは反対側に軸部55′aが同軸に突設さ
れる。この軸部55′ aは、ガイド穴58の閉塞端を
移動自在に貫通して外方に突出し、軸部55′ aの突
出端とロッカアーム7との間にばね57.5Bが直列に
接続された状態で介装される。すなわち、軸部55′ 
aの突出端に嵌着された鍔71にばね58の一端が当接
され、ばね57の一端はロッカアーム7に当接され、両
ばね57.58の他端は、軸部55′ aに対して相対
移動可能な受板72の両面に当接される。さらに、ガイ
ド穴58の途中には、連結ピン55′の後退限を小径部
61′の先端が両口ツカアーム7.9間に対応する位置
とするようにして連結ピン55′に当接する規制段部7
4が設けられる。
ロッカアーム8,9には、前記ガイド穴58゜59の軸
線とはずれた位置でガイド穴68.69が同軸上に穿設
されており、ガイド穴68にはガイド穴69に摺合可能
な連結ピン65′が摺合される。この連結ピン65′に
は、ガイド穴68の閉塞端を移動自在に貫通する軸部6
5′aが同軸に突設されており、軸部65′ aの先端
に嵌着された鍔73とロッカアーム8との間にばね67
が介装される。またガイド穴68の途中には連結ピン6
5′の後退限を規制する規制段部75が設けられる。
この実施例によっても、前述の第3実施例と同様に、低
圧の油圧を油圧室60.70に供給したときにロッカア
ーム8.9を連結し、高圧の油圧を油圧室60.70に
供給したときに全てのロッカアーム?、8.9を連結す
ることができる。しかも前記各実施例で必要としたスト
ッパが不要であり、構造が簡単になるとともに組付けも
容易となる。
以上の実施例では、吸気弁1a、1bに関連して説明し
たが、本発明は排気弁を駆動するための動弁装置として
も実施可能である。
C6発明の効果 以上のように本発明によれば、連結切換装置は、摺動ス
トローク段が異なるのに応じて隣接するカムフォロアの
連結および連結解除を切換可能に形成された連結部材の
摺動ストロークを、複数段に制御可能に構成されるので
、従来の構造をわずかに変えるだけで、動弁切換態様を
3以上の複数に切換えて動弁制御をより精度良く行なう
ことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本発明の第1実施例を示すものであり
、第1図は平面図、第2図は第1図の■矢視図、第3図
は第1図のm−m線断面図、第4図は第2図のIV−I
V線線入大断面図第5図はばねの特性図、第6図は中速
運転時の第4図に対応した断面図、第7図は高速運転時
の第4図に対応した断面図、第8図、第9図および第1
0図は第1実施例の変形例をそれぞれ示すための第1図
に対応した平面図、第11図、第12図および第13図
は本発明の第2、第3および第4実施例の第4図に対応
した断面図である。 2・・・カムシャフト、?、8.9・・・カムフォロア
としてのロッカアーム、21.53.53’、54.5
4’・・・連結切換装置、22.22’ 、23゜23
’ 、55.55’ 、65.65’・・・連結部材と
しての連結ピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)相互の連結を解除した状態では、カムシャフトの
    回転に応じてそれぞれ作動する3以上の複数のカムフォ
    ロアが相互に摺接して配置され、各カムフォロア間には
    、隣接する2つのカムフォロア間にわたって摺動可能な
    連結部材を備える連結切換装置が設けられる内燃機関の
    動弁装置において連結切換装置は、摺動ストローク段が
    異なるのに応じて隣接するカムフォロアの連結および連
    結解除を切換可能に形成された連結部材の摺動ストロー
    クを、複数段に制御可能に構成されることを特徴とする
    内燃機関の動弁装置。
  2. (2)前記連結切換装置は、連結部材の一端に高油圧と
    低油圧とを切換えて供給し得る油圧供給手段と、前記連
    結部材を油圧に対抗してその他端側に弾発付勢するばね
    とを備えることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項
    記載の内燃機関の動弁装置。
JP24642686A 1986-10-16 1986-10-16 内燃機関の動弁装置 Granted JPS63100210A (ja)

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