JPH0617630A - 可変バルブタイミング・リフト機構 - Google Patents

可変バルブタイミング・リフト機構

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JPH0617630A
JPH0617630A JP20043492A JP20043492A JPH0617630A JP H0617630 A JPH0617630 A JP H0617630A JP 20043492 A JP20043492 A JP 20043492A JP 20043492 A JP20043492 A JP 20043492A JP H0617630 A JPH0617630 A JP H0617630A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロッカアームを使用しない直打式動弁機構に
おいて、コンパクトかつ簡単な構造で、バルブの開閉タ
イミング又はリフト量を変化させる。 【構成】 端壁と側壁とからなる直打式バルブリフタ1
0を、該端壁の周縁部及び側壁を構成し高速用カム2に
より往復動するアウターリフタ11と、該端壁の中心部
を構成し低速用カム3により往復動してバルブ33を開
閉するインナーリフタ12とに分割形成し、両者11,
12を互いに相対摺動可能に配設する。内燃機関の低速
回転域ではアウターリフタ11をインナーリフタ12か
ら切り離し、高速回転域では連結する切替機構を設け
る。切替機構は、アウターリフタ11及びインナーリフ
タ12に形成された第一、第二、第三シリンダ穴15,
16,17や、これらに収容可能かつ摺動可能に挿入さ
れた第一、第二、第三ピン18,19,20等で構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の低速回転域
と高速回転域とで、吸気バルブ若しくは排気バルブの開
閉タイミング又はリフト量を変化させる機構に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の出力性能はカム形状によって
左右される。例えば、カム形状を、内燃機関の低速回転
域で高トルクを出力できるように選定すると、高速回転
域でのトルクが犠牲となり、逆に内燃機関の高速回転域
で高トルクを出力できるように選定すると、低速回転域
でのトルクが犠牲となる。従って、現状では全回転域に
おいて最適な出力性能が得られていない。
【0003】そこで、これまでも、内燃機関の低速回転
域と高速回転域とで、吸気バルブ若しくは排気バルブの
開閉タイミング又はリフト量を変化させる機構が種々考
えられてきた。その代表的なものは、カムシャフトに低
速用カムと高速用カムとを形成し、低速用カムにより揺
動する低速用ロッカアームと、高速用カムにより揺動す
る高速用ロッカアームとを設け、内燃機関の低速回転域
と高速回転域とで、高速用ロッカアームと低速用ロッカ
アームとを切り離したり連結したりするようにした機構
である(例えば、特開平3−43612号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記可変バ
ルブタイミング・リフト機構は、多数のロッカアームが
必要であり、構造が複雑になるとともに、ロッカアーム
を使用しない直打式動弁機構においては実施ができない
という問題があった。特に、最近は内燃機関の高出力化
の時流に伴い、高速回転域において有利な直打式動弁機
構の需要が高まっているため、直打式動弁機構において
コンパクトかつ簡単な構造でバルブの開閉タイミング又
はリフト量を変化させられる機構の開発が要請されてい
た。本発明の目的は、このような要請に応えられる可変
バルブタイミング・リフト機構を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の可変バルブタイミング・リフト機構におい
ては、端壁と側壁とからなる直打式バルブリフタを、該
端壁の周縁部及び側壁を構成し、作用角又はリフト量の
大きい高速用カムにより往復動するアウターリフタと、
該端壁の中心部を構成し、作用角又はリフト量の小さい
低速用カムにより往復動してバルブを開閉するインナー
リフタとに分割形成し、該アウターリフタとインナーリ
フタとを相対摺動可能に配設するとともに、内燃機関の
低速回転域ではアウターリフタをインナーリフタから切
り離し、内燃機関の高速回転域ではアウターリフタをイ
ンナーリフタに連結する切替機構を設けるという手段を
とった(請求項1)。
【0006】ここで、前記「切替機構」としては、アウ
ターリフタの端壁のうち180度離れた二箇所の内部に
形成された第一シリンダ穴及び第三シリンダ穴と、イン
ナーリフタの内部に形成され、該第一シリンダ穴及び第
三シリンダ穴と同一軸上に連続し得る第二シリンダ穴
と、該第一シリンダ穴、第二シリンダ穴及び第三シリン
ダ穴にそれぞれ収容可能かつ摺動可能に挿入された第一
ピン、第二ピン及び第三ピンと、該第三ピンを常に第二
ピン側へ付勢するリターンスプリングと、前記第一シリ
ンダ穴の高圧室に作動油を供給する油路と、内燃機関の
低速回転域では第一シリンダ穴の高圧室を大気に連通さ
せ、内燃機関の高速回転域では第一シリンダ穴の高圧室
に油路を連通させるように切り替わる切替弁と、前記ア
ウターリフタとインナーリフタとの相対回転を止める回
り止め機構とから構成されるものを例示できる(請求項
2)。
【0007】また、前記「回り止め機構」としては、ア
ウターリフタの境界穴の内周面又はインナーリフタの外
周面に設けられた上下方向に延びる切欠と、該切欠に上
下摺動可能に嵌入された第一ピン、第二ピン又は第三ピ
ンの端面とから構成されるものを例示できる(請求項
3)。
【0008】なお、本発明の可変バルブタイミング・リ
フト機構は、バルブの開閉タイミング又はリフト量のい
ずれか一方又は両方を切り替えるように構成でき、従っ
て前記「低速用カム」と「高速用カム」は、作用角又は
リフト量のいずれか一方又は両方が異なるものであれば
よい。また、前記「バルブ」は吸気バルブでも排気バル
ブでもよい。
【0009】
【作用】本発明の可変バルブタイミング・リフト機構に
よれば、まず、内燃機関の低速回転域では、切替機構が
アウターリフタをインナーリフタから切り離す(例え
ば、請求項2記載の構成では、切替弁が高圧室を大気に
連通させるように切り替わり、第一〜第三ピンはリター
ンスプリングの付勢力により摺動して、それぞれ第一〜
第三シリンダ穴に収容される。)ため、アウターリフタ
に作用角又はリフト量の大きい高速用カムのノーズが、
インナーリフタに作用角及びリフト量の小さい低速用カ
ムのノーズが、それぞれ当接したとき、アウターリフタ
は大きく下降するが、インナーリフタは小さく下降す
る。よって、インナーリフタにより押圧されるバルブ
は、低速用カムの形状に基づいて開閉する。
【0010】また、内燃機関の高速回転域では、切替機
構がアウターリフタをインナーリフタに連結する(例え
ば、請求項2記載の構成では、切替弁が第一シリンダ穴
の高圧室に油路を連通させるように切り替わり、該高圧
室に作動油が供給されるため、第一〜第三ピンはリター
ンスプリングの付勢力に抗して摺動し、第一ピンは第一
シリンダ穴と第二シリンダ穴とに股がり、第二ピンは第
二シリンダ穴と第三シリンダ穴とに股がる。)ため、ア
ウターリフタ及びインナーリフタにそれぞれのカムのノ
ーズが当接したとき、アウターリフタは大きく下降し、
これと共にインナーリフタも大きく下降する。よって、
バルブは高速用カムの形状に基づいて開閉する。
【0011】前記請求項2記載の構成において、回り止
め機構は、第一〜第三シリンダ穴を同一軸上に連続さ
せ、また第一〜第三ピンを同軸上に連続させるために不
可欠である。この回り止め機構として請求項3記載の構
成を採用すれば、切欠の深さを適宜決定することによ
り、各ピンの製造誤差による長さのばらつきを吸収でき
ることもできる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を直打式動弁機構における可変
バルブタイミング・リフト機構に具体化した一実施例に
ついて、図1〜図7を参照して説明する。バルブ駆動用
のカムシャフト1には、ベース円2aと作用角及びリフ
ト量の大きいノーズ2bとを備えた2つの高速用カム2
と、両高速用カム2の間に配設され、ベース円3aと作
用角及びリフト量の小さいノーズ3bとを備えた1つの
低速用カム3とが、各気筒毎に対応して形成されてい
る。
【0013】カムシャフト1の下方において、シリンダ
ヘッド4に形成されたガイド穴5内には、円板状の端壁
と円筒状の側壁とからなる倒立カップ形状の直打式バル
ブリフタ10が上下方向に滑動可能に挿入されている。
この直打式バルブリフタ10は、端壁の周縁部及び側壁
を構成し、前記高速用カム2により往復動するアウター
リフタ11と、端壁の中心部を構成し、前記低速用カム
3により往復動してバルブ6を開閉するインナーリフタ
12とに分割形成されている。そして、インナーリフタ
12は、アウターリフタ11の端壁の中心部に形成され
た境界穴13内に相対的に上下摺動可能に配設されてい
る。
【0014】端壁におけるアウターリフタ11及びイン
ナーリフタ12は分厚く形成され、それらの内部には、
内燃機関の低速回転域ではアウターリフタ11をインナ
ーリフタ12から切り離し、内燃機関の高速回転域では
アウターリフタ11をインナーリフタ12に連結する切
替機構が設けられている。切替機構の構造は、次の通り
である。
【0015】アウターリフタ11の端壁のうち180度
離れた二箇所の内部には、半径方向に延び、内端が境界
穴13内に開口し、外端が閉鎖した第一シリンダ穴15
と、内端が境界穴13内に開口し、外端も開口した第三
シリンダ穴17とが形成されている。また、インナーリ
フタ12の内部には、直径方向に延び、両端が開口した
第二シリンダ穴16が形成されている。これらのシリン
ダ穴15,16,17は同一内径である。そして、図1
に示すように、アウターリフタ11及びインナーリフタ
12にそれぞれ高速用カム2のベース円2a及び低速用
カム3のベース円3aが当接し、アウターリフタ11の
上面とインナーリフタ12の上面とが面一になったとき
に、第一〜第三シリンダ穴15,16,17は同一軸上
に連続するようになっている。
【0016】第一シリンダ穴15及び第二シリンダ穴1
6には、それぞれのシリンダ穴と同一長の第一ピン18
及び第二ピン19が収容可能かつ左右摺動可能に挿入さ
れている。第三シリンダ穴17には該シリンダ穴より短
い第三ピン20が収容可能かつ左右摺動可能に挿入さ
れ、第三シリンダ穴17の外端付近に止着されたストッ
パ21と第三ピン20との間には、該第三ピン20を常
に第二ピン19側へ付勢するリターンスプリング22が
装着されている。第二ピン19及び第三ピン20は、軽
量化のため有底筒状に形成されている。これらのピン1
8,19,20は同一外径であり、図1に示すように、
アウターリフタ11の上面とインナーリフタ12の上面
とが面一になったときに、端面同志が当接して同一軸上
に連続し、左右摺動が可能な状態となる。
【0017】このように第一〜第三シリンダ穴15,1
6,17を同一軸上に連続させ、また第一〜第三ピン1
8,19,20を同軸上に連続させるには、アウターリ
フタ11とインナーリフタ12との相対回転を止める必
要があるため、次の回り止め機構が設けられている。す
なわち、第二ピン19の両端面は垂直面であるが、イン
ナーリフタ12の外周面は円筒面であり、また、第二ピ
ン19と第二シリンダ穴16とは同一長であるため、第
二ピン19の両端面の前後縁は図6に示すようにインナ
ーリフタ12の外周面よりはみ出ることになる。そこ
で、アウターリフタ11の境界穴13の内周面の二箇所
には、第二ピン19の外径と略同一の幅をもって上下方
向に延びる切欠23が設けられ、該切欠23に第二ピン
19の両端面のはみ出し部分が上下摺動可能に嵌入され
ている。
【0018】この嵌入によって、アウターリフタ11と
インナーリフタ12との相対回転が止められている。但
し、直打式バルブリフタ10の全体はガイド穴5内にお
いて回転できるようになっている。また、切欠23は、
第二ピン19の両端面の前後縁のはみ出し長(設計値)
より若干(例えば0.5mm)深く形成され、各ピン1
8,19,20の製造誤差による長さのばらつきを吸収
できるようになっている。
【0019】前記第一シリンダ穴15の閉鎖端は作動油
が供給される高圧室24となっており、該高圧室24に
はオイルパン25の作動油がオイルポンプ26から、切
替弁27→シリンダヘッド4に形成された油道28→ガ
イド穴5の内周面に形成された環状溝29→アウターリ
フタ11の側壁の外周面に形成された油導入凹部30→
該側壁に貫通形成された油孔31、という油路を通って
送られるようになっている。バルブリフタ10全体が回
転しても、油道28と油導入凹部30とは環状溝29を
介して常に連通する。切替弁27は、図示しない制御装
置により、内燃機関の低速回転域では高圧室24を大気
に連通させ、内燃機関の高速回転域では高圧室24にオ
イルポンプ26を連通させるように切り替えられる。
【0020】前記インナーリフタ12の下面中央部に
は、バルブクリアランス調整用のインナーシム32を介
してバルブ33が当接するように配置され、該バルブ3
3はインナーリフタ12の上下動によって開閉される。
バルブ33にコッタ34を介して取着されたリテーナ3
5とシリンダヘッド4のばね受け部6との間にはバルブ
スプリング36が設けられ、常にバルブ33を上方へ付
勢している。また、アウターリフタ11の端壁の下面と
ばね受け部6との間にはロストモーションスプリング3
7が設けられ、常にアウターリフタ11を上方へ付勢し
て高速用カム2に押し付けている。
【0021】上記の通り構成された本実施例の可変バル
ブタイミング・リフト機構は、次のように作用する。ま
ず、内燃機関の低速回転域では、図1に示すように、切
替弁27が高圧室24を大気に連通させるように切り替
わり、第一〜第三ピン18,19,20はリターンスプ
リング22の付勢力により左側へ摺動して、それぞれ第
一〜第三シリンダ穴15,16,17に収容されるた
め、アウターリフタ11はインナーリフタ12から切り
離される。
【0022】従って、図2に示すように、アウターリフ
タ11に作用角及びリフト量の大きい高速用カム2のノ
ーズ2bが、インナーリフタ12に作用角及びリフト量
の小さい低速用カム3のノーズ3bが、それぞれ当接し
たとき、アウターリフタ11は大きく下降するが、イン
ナーリフタ12は小さく下降する。よって、インナーリ
フタ12により押圧されるバルブ33は、低速用カム3
の形状に基づいて開閉し、図7に鎖線で示すような開閉
タイミング及びリフト量を示す。
【0023】また、内燃機関の高速回転域では、図3に
示すように、切替弁27が高圧室24にオイルポンプ2
6を連通させるように切り替わり、前記油路を通って高
圧室24に作動油が供給されるため、第一〜第三ピン1
8,19,20はリターンスプリング22の付勢力に抗
して右側へ摺動し、第一ピン18は第一シリンダ穴15
と第二シリンダ穴16とに股がり、第二ピン19は第二
シリンダ穴16と第三シリンダ穴17とに股がるため、
アウターリフタ11はインナーリフタ12に連結され
る。但し、各ピン18,19,20が摺動できるのは、
アウターリフタ11及びインナーリフタ12にカム2,
3のベース円2a,3aが当接したときのみである。
【0024】そして、図3に示すように、アウターリフ
タ11及びインナーリフタ12にカム2,3のノーズ2
b,3bが当接したとき、アウターリフタ11は大きく
下降し、これと共にインナーリフタ12も大きく下降す
る。よって、バルブ33は高速用カム2の形状に基づい
て開閉し、図7に実線で示すような開閉タイミング及び
リフト量を示す。
【0025】以上の通り、本実施例の可変バルブタイミ
ング・リフト機構は、その主要部が直打式バルブリフタ
10の内部に収められており、非常にコンパクトで簡単
な構造でありながら、内燃機関の低速回転域と高速回転
域とで、バルブの開閉タイミング及びリフト量を変化さ
せることができ、もって全回転域で最適な出力性能を得
ることができる。
【0026】なお、本発明は前記実施例の構成に限定さ
れるものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨か
ら逸脱しない範囲で変更して具体化することもできる。 (1)アウターリフタ11とインナーリフタ12の回り
止め機構を適宜変更すること。例えば、図8に示すよう
に、インナーリフタ12の外周面の二箇所に前記切欠2
3を設け、該切欠23に第一ピン18及び第三ピン20
の端面を上下摺動可能に嵌入させるようにする。 (2)切替機構の構造を適宜変更すること。
【0027】
【発明の効果】本発明の可変バルブタイミング・リフト
機構は、以上の通り構成されているので、次のような優
れた効果を奏する。まず、請求項1記載の発明によれ
ば、ロッカアームを使用しない直打式動弁機構におい
て、コンパクトな構造でありながら、内燃機関の低速回
転域と高速回転域とで、バルブの開閉タイミング又はリ
フト量を変化させることができ、もって全回転域で最適
な出力性能を得ることができる。さらに、請求項2記載
の発明によれば、上記の効果を簡単な構造で実現でき、
請求項3記載の発明によれば、部品の製造誤差による寸
法のばらつきを吸収できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した可変バルブタイミング・リ
フト機構の実施例の断面図である。
【図2】同実施例の低速回転域における部分断面図であ
る。
【図3】同実施例の高速回転域における部分断面図であ
る。
【図4】同実施例の分解斜視図である。
【図5】同実施例のバルブリフタの左側面図である。
【図6】同実施例の横断面図である。
【図7】同実施例のバルブ開閉特性を示すグラフであ
る。
【図8】同実施例の変更例の分解斜視図である。
【符号の説明】
2 高速用カム 3 低速用カム 10 直打式バルブリフタ 11 アウター
リフタ 12 インナーリフタ 13 境界穴 15 第一シリンダ穴 16 第二シリ
ンダ穴 17 第三シリンダ穴 18 第一ピン 19 第二ピン 20 第三ピン 22 リターンスプリング 23 切欠 24 高圧室 27 切替弁 28 油道 29 環状溝 30 油導入凹部 31 油孔 33 バルブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端壁と側壁とからなる直打式バルブリフ
    タを、該端壁の周縁部及び側壁を構成し、作用角又はリ
    フト量の大きい高速用カムにより往復動するアウターリ
    フタと、該端壁の中心部を構成し、作用角又はリフト量
    の小さい低速用カムにより往復動してバルブを開閉する
    インナーリフタとに分割形成し、該アウターリフタとイ
    ンナーリフタとを互いに相対摺動可能に配設するととも
    に、内燃機関の低速回転域ではアウターリフタをインナ
    ーリフタから切り離し、内燃機関の高速回転域ではアウ
    ターリフタをインナーリフタに連結する切替機構を設け
    たことを特徴とする可変バルブタイミング・リフト機
    構。
  2. 【請求項2】 切替機構は、アウターリフタの端壁のう
    ち180度離れた二箇所の内部に形成された第一シリン
    ダ穴及び第三シリンダ穴と、インナーリフタの内部に形
    成され、該第一シリンダ穴及び第三シリンダ穴と同一軸
    上に連続し得る第二シリンダ穴と、該第一シリンダ穴、
    第二シリンダ穴及び第三シリンダ穴にそれぞれ収容可能
    かつ摺動可能に挿入された第一ピン、第二ピン及び第三
    ピンと、該第三ピンを常に第二ピン側へ付勢するリター
    ンスプリングと、前記第一シリンダ穴の高圧室に作動油
    を供給する油路と、内燃機関の低速回転域では第一シリ
    ンダ穴の高圧室を大気に連通させ、内燃機関の高速回転
    域では第一シリンダ穴の高圧室に油路を連通させるよう
    に切り替わる切替弁と、前記アウターリフタとインナー
    リフタとの相対回転を止める回り止め機構とから構成さ
    れる請求項1記載の可変バルブタイミング・リフト機
    構。
  3. 【請求項3】 回り止め機構は、アウターリフタの境界
    穴の内周面又はインナーリフタの外周面に設けられた上
    下方向に延びる切欠と、該切欠に上下摺動可能に嵌入さ
    れた第一ピン、第二ピン又は第三ピンの端面とから構成
    される請求項2記載の可変バルブタイミング・リフト機
    構。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0874544A (ja) * 1994-06-29 1996-03-19 Aisin Seiki Co Ltd エンジンの動弁装置
US5603294A (en) * 1994-12-28 1997-02-18 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Variable valve lift device
KR100482854B1 (ko) * 2002-01-14 2005-04-14 현대자동차주식회사 밸브 트레인
JP2005127317A (ja) * 2003-10-27 2005-05-19 Borgwarner Inc 捩じりエネルギ供給装置
KR101251524B1 (ko) * 2011-05-04 2013-04-05 기아자동차주식회사 가변 밸브 리프트 장치

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