JPH0620700Y2 - モ−ル端末部構造 - Google Patents

モ−ル端末部構造

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JPH0620700Y2
JPH0620700Y2 JP1987017988U JP1798887U JPH0620700Y2 JP H0620700 Y2 JPH0620700 Y2 JP H0620700Y2 JP 1987017988 U JP1987017988 U JP 1987017988U JP 1798887 U JP1798887 U JP 1798887U JP H0620700 Y2 JPH0620700 Y2 JP H0620700Y2
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JP
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protector
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terminal
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bent
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正季 中原
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Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば自動車等の車体外面(外板)に装飾を
主目的として取付けられるモール構造に関し、特にこの
モールの端末部構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、自動車等の車体外面(車体外板)には、装飾を主
目的としたモールが取付けられており、第5図乃至第7
図に示すように、モール10の端末部110には、身体
等の接触による受傷防止、錆の発生防止(防錆)、見栄
え向上等のため、樹脂材から成るプロテクタ20が成形
もしくは貼付け(接着)等により固定されている。
尚、第6図および第7図の図中の符号30は前記モール
10の長手方向に沿って取付けられるシール材である。
また、このように固定された前記プロテクタ20の外れ
(剥がれ)を防止するべく、このプロテクタ20を前記
モール端末部110に確実かつ強固に固定するため、第
5図に示すように前記プロテクタ20には固定代(接着
代)210として3〜4mmの幅を有している。即ち、こ
の第5図に示すように、前記プロテクタ20の固定代2
10には前記モール端末部110に差し込み係止できる
溝部220が形成されており、このプロテクタ20の固
定代210の溝部220を前記モール端末部110に差
し込み係止する(接着等)ことにより、このモール端末
部110に前記プロテクタ20を確実かつ強固に固定す
るよう構成されているとともに、このようなプロテクタ
20の固定構造により(プロテクタ20の固定代210
により)、プロテクタ20(固定代210)が前記モー
ル10(端末部110)の意匠面(外方から見える光り
面若しくは着色面等の外表面)から露出する(前述した
ように3〜4mmの幅分だけ露出する)ものである。そし
て、このプロテクタ20(モール端末部110から露出
するプロテクタ20)は前述したように樹脂材により成
形されることが殆どであって、通常黒色となっている。
さらに、このようなモール10が車体(外板)の前部か
ら後部まで車両前後方向に延びるように取付けられる場
合、ドア等の所謂見切部分では第7図に示すように、各
モール10の端末部110が見切部分に対応する所定間
隔を有して突合わされる、即ち各モール端末部110に
固定したプロテクタ20が所定間隔を有して突合わされ
るように、配設固定されるものである。
尚、このようにモール端末部にプロテクタを固定したモ
ール構造を示す従来技術として、例えば実開昭56−6
4811公開公報がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、第5図乃至第7図に示すモール端末部構造の場
合、モール端末部110にはプロテクタ20が固定され
ており、このプロテクタ20には前記モール端末部11
0への固定用の固定代210を有しているものであっ
て、このプロテクタ20の前記モール端末部110への
固定時には、前記モール10の意匠面における端末部1
10が前記プロテクタ20(固定代210)で覆われる
ことになる、即ちこのプロテクタ20の固定代210
(3〜4mmの幅)部位が、前記モール10(端末部11
0)の意匠面から露出することになるため、例えば第7
図に示す如くドアの見切部分等のように各モール端末部
110が突合わされる部位においては、このモール端末
部110(モール端末部110に固定されたプロテクタ
20)が前記見切部分に対応する所定間隔を有して突合
わされ配設固定されるものであって、前記各モール10
の特に端末部110における意匠面が、このモール端末
部110に固定される前記プロテクタ20の固定代21
0(3〜4mm)分だけ少なくなる、即ち前記突合わされ
た各モール端末部110における必要最小限の間隔寸法
Lに前記各プロテクタ20の固定代210の幅寸法l+
lを加えた分だけ前記各モール10(端末部110)の
意匠面の間隔があく(大きくなる)ことにより(即ち、
寸法L′となり)、前記モール10(特に各モール端末
部110における突合わせ部位近傍)の見栄えが低下
し、所謂品質感を損なうことになるものである。
そこで、本考案の目的は、モール端末部に固定されるプ
ロテクタがモール(端末部)意匠面に露出されることな
く、モール(特に複数のモールが突合わされる構成にお
ける各モール端末部の突合わせ部位近傍)の見栄えおよ
び品質感を向上し、併せて加工性および取付強度を向上
することである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため本考案は上述の問題点を、幅方向の中間部で折
り曲げられて2つの意匠面を形成したモールの端末部に
プロテクタを固定して成るモール端末部構造において、
前記モールの端末部を、長手方向に突出しない方向に鋭
角に折曲げて折曲フランジ部を形成するとともに、その
折曲フランジ部の先端側の部分を、前記端末部での折曲
げ方向とは反対方向に更に曲げ、かつ前記2つの意匠面
の端末側の各折曲フランジ部同士の間に所定幅の切欠き
部を設け、これらの折曲フランジ部を、前記モールの端
末部より内側に配置したプロテクタに差し込んで固定す
ることにより解決したものである。
〔作用〕
この考案においては、モールの端末部に形成した折曲フ
ランジ部をプロテクタに差し込んで固定される。その折
曲フランジ部は、モールの長手方向に突出しない方向に
鋭角に折曲げられており、しかもプロテクタはモールの
端末部より内側に配置されているから、プロテクタが意
匠面側および端末側に突出することがない。したがって
モールの見切り部分でのモール端末同士の間隔が極めて
狭くなり、モールの連続性が維持されるので、見栄えお
よび品質感が良好になる。また折曲フランジ部の先端部
分が、端末部での折曲げ方向とは反対方向に更に曲げら
れているから、折曲フランジ部とプロテクタとの接着面
積を広くすることができ、固定強度が向上する。さらに
モールは幅方向での中間部で折曲げられて2つの意匠面
が形成されており、かつそれぞれの意匠面の端末側に折
曲フランジ部が形成されているが、各意匠面に対応する
折曲フランジ部同士の間に切欠き部を設けたから、折曲
フランジ部を形成する加工が縮みフランジとなっても、
その寸法変化をその切欠き部で吸収でき、その結果、余
肉やそれに伴うシワなどが防止される。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図から第4図までの図面は本考案の実施例を示して
おり、第1図および第3図に示すように、自動車等の車
体外面(外板)に取付けられるモール1の端末部11に
は、樹脂材から成るプロテクタ2が成形もしくは貼付け
(接着)等により固定されている。
尚、第2図乃至第4図の図中の符号3は前記モール1の
長手方向に沿って取付けられるシール材である。
このように構成されたモール端末部構造であって、第1
図乃至第3図に示すように、モール1の端末部11にお
けるプロテクタ2の固定部位(即ちモール端末部11)
を内方側に向けて折曲げて、前記プロテクタ2を固定す
るための折曲フランジ部12を形成し、このモール端末
部11に折曲形成した折曲フランジ部12に前記プロテ
クタ2を成形、貼付け(接着)、もしくは差し込み(嵌
着)等により固定したものである。
具体的には、第1図に示すように、前記モール端末部1
2を斜め内方側に向けて折曲げて折曲フランジ部12を
する。この折曲フランジ部12の曲げ方向は、第1図に
示すように、モール1の長手方向に突出しない方向に鋭
角を形成する方向、すなわち内方側であり、その折曲フ
ランジ部12の先端部(第1図では上側の部分)は、第
1図に明瞭に示されているように、端末部11での曲げ
方向とは反対方向に緩やかに曲げられている。その結
果、プロテクタ2との接合面積が広くなっている。
またモール1は、第2図に断面形状を示すように、幅方
向の中間部で折曲げて2つの意匠面を形成したものであ
り、折曲フランジ部12は、それぞれの意匠面の端部に
形成されている。そして各意匠面に対応する折曲フラン
ジ部12同士の間、換言すれば、意匠面同士の境界部分
に対応する部分には、第2図に破線でU字形状に示すよ
うに、所定の幅の切欠き部が形成されている。これは折
曲フランジ部12を形成する際の縮みフランジ加工によ
る寸法変化を吸収するためのものである。
そして前記プロテクタ2が前記モール端末部11からそ
の長手方向に出ないようにして(即ち、モール1の意匠
面における端末部11をプロテクタ2で覆うことなく、
かつこのプロテクタ2が前記モール端末部11の意匠面
から露出しないように、このモール端末部11に直角に
隣接するようにして)このプロテクタ2を、前記モール
端末部11に折曲形成した折曲フランジ部12に差し込
むように成形、貼付けもしくは差し込み等により固定し
たものである。
而して、このようにしてモール端末部11にプロテクタ
2を固定することにより、このプロテクタ2は前記モー
ル1(端末部11)の意匠面に露出するような固定代等
による固定はではなくなり(プロテクタ2を固定するべ
くモール端末部11の意匠面に露出するような固定代等
を有しない)、このモール端末部11に固定された前記
プロテクタ2が前記モール端末部11の意匠面から露出
することは全くないものである。
従って、例えばドアの見切部分等のように各モール端末
部11が所定間隔をおいて突合わされる部位において
は、第4図に示すように、プロテクタ2が意匠面に露出
していない前記各モール端末部11(各モール端末部1
1の意匠面)を直接突合わせることができるため、この
突合わせ部位における前記各モール端末部11の意匠面
の間隔は、見切部分に相当するべくこの見切部分として
の必要最小限の寸法(間隔L)のみとなる(即ち、見切
部分としての必要最小限の間隔Lのみで各モール端末部
11の意匠面が連続することになる)とともに、前述し
たように突合わされた各モール端末部11の各意匠面に
は黒色等のプロテクタ2が露出することが全くない(即
ち、前記モール1の意匠面における端末部11が前記プ
ロテクタ2で覆われることが全くない)ことと相まっ
て、前記モール1(複数のモール1が突合わされる構成
における各モール端末部11の突合わせ部位近傍)の見
栄えを大幅に向上することができ、所謂品質感を大幅に
向上することができるものである。
また、このように前記モール端末部11(折曲フランジ
部12)に固定された前記プロテクタ2が前記モール端
末部11の意匠面から露出しないことにより、固定され
た前記プロテクタ2が外部のいろいろな物に引っ掛かる
(例えば、洗車時に洗車ブラシ等がプロテクタ2に引っ
掛かる)こと等は全くないため、このような引っ掛かり
による前記プロテクタ2の脱落(外れ)を確実に防止す
ることができるものである。
さらに、第2図に示すように前記プロテクタ2を固定す
るべく前記モール端末部11に折曲形成された折曲フラ
ンジ部12に適当数の穴12aを穿設することにより、
例えば前記プロテクタ2を前記モール端末部11の折曲
フランジ部12に成形して固定する場合には、前記プロ
テクタ2を形成する樹脂材の一部が前記折曲フランジ部
12に穿設の穴12aに入り込むため、前記プロテクタ
2をより確実かつ強固に、しかも容易に抜けることがな
いように前記折曲フランジ部12に固定することができ
るものである。
また、このようなモール端末部構造は、自動車等に限ら
ず、モールが取付けられる如何なる物品にも適用するこ
とができ得るものである。
〔考案の効果〕
本考案は上述のように、モール端末部に折曲形成した折
曲フランジ部にプロテクタを固定したものであって、こ
のプロテクタはモール端末部の意匠面に露出するような
固定代等を有していないことにより、モール端末部に固
定されたプロテクタがモール(端末部)の意匠面から露
出することは全くないため、モール(特に複数のモール
が突合わされる構成における各モール端末部の突合わせ
部位近傍)の見栄えおよび品質感を大幅に向上すること
ができる。
またプロテクタへの外部の物に引っ掛かりによるこのプ
ロテクタの脱落(外れ)を防止することができる。さら
にこの考案では、上記の構成とするために、折曲フラン
ジ部を、モールの端末部から突出しない方向に鋭角に折
曲げ、かつその先端部分を端末での折曲げ方向とは反対
方向に曲げたから、モールとプロテクタとの接合面積を
広くし、固定強度を高くすることができる。また折曲フ
ランジ部が各意匠面の端末部側に形成され、かつ折曲フ
ランジ部が上述した形状をなしているが、各意匠面に対
応する折曲フランジ部同士の間には切欠き部が形成され
ているから、フランジ加工時の寸法変化をその切欠き部
で吸収し、シワなどの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図までの図面は本考案の実施例を示して
おり、第1図は第3図のI−I線断面図、第2図は第3
図のII視側面図、第3図はモール端末部近傍の斜視図、
第4図は複数のモール端末部が突合わされるようにして
配設固定された場合のモール端末部の突合わせ部位近傍
における第3図のIV視相当正面図、第5図から第7図ま
での図面は従来例を示しており、第5図は第1図相当断
面図、第6図は第3図相当斜視図、第7図は第4図相当
正面図である。 1……モール 11……端末部 12……折曲フランジ部 2……プロテクタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】幅方向の中間部で折り曲げられて2つの意
    匠面を形成したモールの端末部にプロテクタを固定して
    成るモール端末部構造において、前記モールの端末部
    を、長手方向に突出しない方向に鋭角に折曲げて折曲フ
    ランジ部を形成するとともに、その折曲フランジ部の先
    端側の部分を、前記端末部での折曲げ方向とは反対方向
    に更に曲げ、かつ前記2つの意匠面の端末側の各折曲フ
    ランジ部同士の間に所定幅の切欠き部を設け、これらの
    折曲フランジ部を、前記モールの端末部より内側に配置
    したプロテクタに差し込んで固定したことを特徴とする
    モール端末部構造。
JP1987017988U 1987-02-10 1987-02-10 モ−ル端末部構造 Expired - Lifetime JPH0620700Y2 (ja)

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JP1987017988U JPH0620700Y2 (ja) 1987-02-10 1987-02-10 モ−ル端末部構造

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Publication Number Publication Date
JPS63125640U JPS63125640U (ja) 1988-08-16
JPH0620700Y2 true JPH0620700Y2 (ja) 1994-06-01

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ID=30811251

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6328527U (ja) * 1986-08-12 1988-02-25

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