JPH0328173Y2 - - Google Patents

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JPH0328173Y2
JPH0328173Y2 JP12253088U JP12253088U JPH0328173Y2 JP H0328173 Y2 JPH0328173 Y2 JP H0328173Y2 JP 12253088 U JP12253088 U JP 12253088U JP 12253088 U JP12253088 U JP 12253088U JP H0328173 Y2 JPH0328173 Y2 JP H0328173Y2
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clip
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、車両用ウエザストリツプの端末型
成形部をクリツプで車体又はドアへ固定してなる
ウエザストリツプ保持構造に関する。
<従来の技術> 第1の従来例(第4図〜第7図参照) 一般的に、車両用ウエザストリツプ1の端末
は、第4図に示すように型成形されている。この
端末型成形部3には、2つのクリツプ挿着孔5が
設けられている。クリツプ挿着孔5は、第5図の
ごとく、頭部収納座7とこれに連通した貫通孔9
から成る。そして、頭部収納座7へクリツプ10
の頭部11を隙間嵌め的に収納し、クリツプ10
の取付け脚部13を貫通孔9へ通して、更に車体
15の取付け孔16の周縁へ係合させることによ
り、この端末型成形部3は車体15へ固定され
る。なお、ウエザストリツプ1の一般部は車体の
取付けレール(図示せず)へ嵌め込まれている。
第4図に示した端末型成形部3は、第6図のよ
うに、リヤドア17のベルトライン18後端に対
応する部分へ配置される。そして、リヤドア17
へ取り付けられたウエザストリツプ2が、この端
末型成形部3へ当接することとなる。
しかしながら、ウエザストリツプ2のシール線
が端末型成形部3のクリツプ挿着孔5上に来る
と、頭部収納座7の周壁と頭部11との間の空間
(以下、「頭部収納座7の隙間12」という。)が
段差となつて、その部位のシール性が低下するお
それがある。また、リヤドア17を開いたとき
に、クリツプ挿着孔5とクリツプ10の存在が目
立ち、意匠性が悪くなる。更には、頭部収納座7
の隙間12へゴミ等が溜るという不具合もある。
そこで従来は、第7図のごとく、「頭部収納座
7の一部又は全部を覆い、かつ表面と略同一面と
なる覆い部19をウエザストリツプと一体的に設
けること」が提案されている(実開昭56−84420
号公報参照)。この場合、クリツプ10自体は第
4図と同じ物である。
第2の従来例(実開昭63−147906号公報参
照) また、従来、実開昭63−147906号公報に記載さ
れたウエザストリツプ用クリツプが知られてい
る。
このウエザストリツプ用クリツプは、フランジ
部を備える。
<考案が解決しようとする課題> 第1の課題 上記第1の従来例においては、端末型成形部3
の構成を第7図のようにすることは、端末型成形
部3の成形上に無理がある。即ち、覆い部19が
あるので、クリツプ挿着孔5にアンダーカツト部
が出来てしまい、型(又は中子)を抜く作業が困
難になる。
また、本考案者らは第8図のごとく、頭部収納
座7に対して略締まり嵌めとなる頭部21を有し
たクリツプ20を適用することを検討した。しか
し、このためには、端末型成形部3の寸法精度を
高くすることが前提となるので、仕上げ加工等が
必要になつて、製造コストのアツプにつながる。
また、ウエザストリツプ1の車体15に対する取
付けバラツキも吸収し難くなる。
第2の課題 上記第2の従来例においては、フランジ部が厚
肉であり、意匠上好ましくない。
<課題を解決するための手段> 本考案者らは、上記課題を解決するためにクリ
ツプに着目して検討を重ねてきた結果、下記構成
のウエザストリツプ保持構造を案出した。
即ち、 ウエザストリツプの端末型成形部をクリツプで
車体又はドアに固定してなるウエザストリツプ保
持構造であつて、 前記車体またはドアには、取付け孔が形成され
ており、 前記ウエザストリツプの端末型成形部は、 貫通孔と頭部収納座とからなるクリツプ挿着孔
を備えているウエザストリツプ保持構造におい
て、 前記クリツプは、 薄肉なフランジ部と、該フランジ部の下面中央
から垂下した頭部と、該頭部に続く取付け脚部と
からなり、 前記クリツプの頭部は、前記クリツプ挿着孔の
前記頭部収納座に隙間嵌め的に収納され、 前記クリツプの前記取付け脚部の首部は、前記
クリツプ挿着孔の前記貫通孔および前記車体又は
ドアの前記取付け孔内に挿通され、 前記クリツプの前記取付け脚部の係止部は、前
記車体又はドアの前記取付け孔周縁へ係合され、 前記クリツプの前記フランジ部は、前記クリツ
プ挿着孔の前記頭部収納座の全周縁へラツプす
る、 ことを特徴とする。
<実施例> 以下、実施例によりこの考案を更に詳細に説明
する。なお、従来例で説明した部材と同一の部材
には同一の図符号を付して、その説明を部分的に
省略する。
実施例のクリツプ30は、頭部31、取付け脚
部13及びフランジ部40から構成される。
頭部31は第5図に示したクリツプ10と同様
に、クリツプ挿着孔5の頭部収納座7に対して隙
間嵌めとなる様に設計されている。図例では、円
板状のものを示したが、その形状は特に限定され
るものではなく、四角板状等とすることができ
る。
取付け脚部13は頭部31の下面の略中心位置
から膨出され、円柱状の首部35と係止部37か
ら構成される。係止部37は皿状部分38を2つ
重ね合わせた形状であり、下端部は円錐状に形成
されている。この取付け脚部13の形状は、貫通
孔9を通過してその係止部37を車体15の取付
け孔16周縁へ逆止的に係合させるものであれば
特に限定されるものではない。例えば、首部35
下端からV字形に板状の係止部を膨出させる構成
とすることもできる。更には、車体15の取付け
孔16の防錆をするために、キヤツプを用いるこ
ともできる。
フランジ部40は頭部31の上部周縁から膨出
され、頭部収納座7の全周縁とラツプしている。
ラツプ量は、取付けバラツキ等を考慮して、0.5
〜1.0mmとすることが好ましい。また、端末型成
形部3との面一化を図る(ウエザストリツプ1に
対するシール性を向上する)見地から、このフラ
ンジ部40を可及的に薄くすることが好ましい。
また。図例では、フランジ部40と頭部31とを
一体的にしたが、これらを別体とすることもでき
る。この場合、頭部の上面へ円盤状の別部材を貼
着し、該円盤の周縁をフランジ部とすればよい。
第2図には、他の態様のクリツプ50が示して
ある。このクリツプ50は頭部51の上面とフラ
ンジ部60をゴム弾性を備えた材料(熱可塑性エ
ラストマー等)製としたものである。これによ
り、ドア用のウエザストリツプ1に対するシール
性が向上する。
実施例のクリツプ30は合成樹脂(PP,PA
等)材料で射出により製造される。なお、第2図
の如く、フランジ部等を別種の材料で形成する場
合には、当該部分も射出成形する(例えば、他の
部分をインサートとして当該フランジ部等を射出
成形する。)。
次に、実施例のクリツプ30の使用態様を、第
3図に基づいて説明する。
図のようにクリツプ30は、その係止脚部13
をクリツプ挿着孔5の貫通孔9へ挿入して、更に
車体15の取付け孔16周縁へ逆止的に係合させ
る。これにより、頭部31は頭部収納座7へ収納
されることとなる。そして、フランジ部40が頭
部収納座7の全周縁へラツプして、頭部収納座7
の隙間12を被覆する。
以上の説明では、車体15に取り付けられるウ
エザストリツプ1において後端側の端末型成形部
3を固定するクリツプの例を採りあげてきた。勿
論、このクリツプをウエザストリツプ1において
前端側の端末型成形部に適用することができる。
更には、ドア側のウエザストリツプ2において、
その両端の端末型成形部4,6(第6図参照)へ
このクリツプを適用することができる。
<考案の作用 効果> 以上説明した様に、この考案のウエザストリツ
プ保持構造は、 ウエザストリツプの端末型成形部をクリツプで
車体又はドアに固定してなるウエザストリツプ保
持構造であつて、 前記車体またはドアには、取付け孔が形成され
ており、 前記ウエザストリツプの端末型成形部は、 貫通孔と頭部収納座とからなるクリツプ挿着孔
を備えているウエザストリツプ保持構造におい
て、 前記クリツプは、 薄肉なフランジ部と、該フランジ部の下面中央
から垂下した頭部と、該頭部に続く取付け脚部と
からなり、 前記クリツプの頭部は、前記クリツプ挿着孔の
前記頭部収納座に隙間嵌め的に収納され、 前記クリツプの前記取付け脚部の首部は、前記
クリツプ挿着孔の前記貫通孔および前記車体又は
ドアの前記取付け孔内に挿通され、 前記クリツプの前記取付け脚部の係止部は、前
記車体又はドアの前記取付け孔周縁へ係合され、 前記クリツプの前記フランジ部は、前記クリツ
プ挿着孔の前記頭部収納座の全周縁へラツプす
る、 ことを特徴とする。
このようにクリツプへフランジ部を設けると、
フランジ部が頭部収納座の隙間を完全に被覆する
こととなる。従つて、当該隙間による段差がなく
なるので、ドア側のウエザストリツプに対するシ
ール性が確保される。それとともに、頭部収納座
の隙間が薄肉のフランジ部で被覆されているた
め、端末型成形部の意匠性が向上する。頭部収納
座の隙間へゴミ等が溜らなくなることはいうまで
もない。
これを、同様な作用の得られた従来技術(第7
図参照)と比較すると、下記の効果がある。
クリツプは射出成形等により容易に形成でき
る。これに対し、覆い部がクリツプ挿入孔に対
してアンダーカツトとなつていた従来の端末型
成形部では、その成形が困難であつた。
頭部の上部周縁にフランジ部が形成されてい
るため、クリツプ挿着孔へクリツプを挿入する
作業が何ら邪魔されない。これに対し、従来の
端末型成形部では、覆い部がクリツプに干渉し
て、その挿入作業性が悪かつた。
更には、第8図に示す従来例と比較しても、こ
の考案のクリツプでは、頭部自身が頭部収納座に
対して隙間嵌めの関係を維持しているので、端末
型成形部の寸法精度を何ら上げる必要がない。よ
つて、製造コストを殆どアツプさせずに済む。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例のクリツプ30の斜
視図、第2図は同変形態様のクリツプ50を示す
半断面図、第3図は同じくクリツプ30の使用状
態を示す断面図、第4図はウエザストリツプ1の
端末型成形部3を示す斜視図、第5図は従来例の
クリツプ10の使用態様を示す断面図、第6図は
端末型成形部3とドア用ウエザストリツプ2との
関係を示す図、第7図は覆い部19を備えたクリ
ツプ挿着孔5に対する従来例のクリツプ10の使
用態様を示す断面図、第8図は他の従来例のクリ
ツプ20の使用態様を示す断面図。 1,2……ウエザストリツプ、3……端末型成
形部、5……クリツプ挿着孔、7……頭部収納
座、9……貫通孔、10,20,30,50……
クリツプ、11,21,31,51……頭部、1
3……取付け脚部、15……車体、16……取付
け孔、17……ドア、35……首部、37……係
止部、40……フランジ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ウエザストリツプの端末型成形部をクリツプで
    車体又はドアに固定してなるウエザストリツプ保
    持構造であつて、 前記車体またはドアには、取付け孔が形成され
    ており、 前記ウエザストリツプの端末型成形部は、 貫通孔と頭部収納座とからなるクリツプ挿着孔
    を備えているウエザストリツプ保持構造におい
    て、 前記クリツプは、 薄肉なフランジ部と、該フランジ部の下面中央
    から垂下した頭部と、該頭部に続く取付け脚部と
    からなり、 前記クリツプの頭部は、前記クリツプ挿着孔の
    前記頭部収納座に隙間嵌め的に収納され、 前記クリツプの前記取付け脚部の首部は、前記
    クリツプ挿着孔の前記貫通孔および前記車体又は
    ドアの前記取付け孔内に挿通され、 前記クリツプの前記取付け脚部の係止部は、前
    記車体又はドアの前記取付け孔周縁へ係合され、 前記クリツプの前記フランジ部は、前記クリツ
    プ挿着孔の前記頭部収納座の全周縁へラツプす
    る、 ことを特徴とするウエザストリツプ保持構造。
JP12253088U 1988-09-19 1988-09-19 Expired JPH0328173Y2 (ja)

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