JP2538382Y2 - オープニングトリム - Google Patents
オープニングトリムInfo
- Publication number
- JP2538382Y2 JP2538382Y2 JP10974290U JP10974290U JP2538382Y2 JP 2538382 Y2 JP2538382 Y2 JP 2538382Y2 JP 10974290 U JP10974290 U JP 10974290U JP 10974290 U JP10974290 U JP 10974290U JP 2538382 Y2 JP2538382 Y2 JP 2538382Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trim
- opening
- flange
- trim material
- opening trim
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車のドアやサンルーフ等の開口部のフ
ランジに装着するオープニングトリムに関するものであ
る。
ランジに装着するオープニングトリムに関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、この種のオープニングトリムは、自動車のドア
やサンルーフ等の開口部のフランジに装着し、該フラン
ジを覆うことによってフランジ周縁部の角部から人体の
保護を図ったり、あるいは、装飾の役目をするものであ
る。
やサンルーフ等の開口部のフランジに装着し、該フラン
ジを覆うことによってフランジ周縁部の角部から人体の
保護を図ったり、あるいは、装飾の役目をするものであ
る。
第4図はその一例を示し、オープニングトリム11は、
鉄板の打ちぬき品等からなる剛性のあるインサート15を
熱可塑性樹脂の押出被覆等により被覆層12aを被覆した
断面U字状のトリム素材12を所定の長さに切断し、その
両端を間隔をもたせて対向させ、トリム素材12の両端部
を射出成形により一体成形した結合部材14によって結合
して環状体とし、その一側面に中空ゴムシール13を接合
してなるものである。
鉄板の打ちぬき品等からなる剛性のあるインサート15を
熱可塑性樹脂の押出被覆等により被覆層12aを被覆した
断面U字状のトリム素材12を所定の長さに切断し、その
両端を間隔をもたせて対向させ、トリム素材12の両端部
を射出成形により一体成形した結合部材14によって結合
して環状体とし、その一側面に中空ゴムシール13を接合
してなるものである。
上記オープニングトリム11の前記開口部のフランジ16
(第5図(A),(B)参照)への装着は、トリム素材
12のフランジ挿入空間17をフランジ16の周縁部に嵌め込
むことにより行われる。
(第5図(A),(B)参照)への装着は、トリム素材
12のフランジ挿入空間17をフランジ16の周縁部に嵌め込
むことにより行われる。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来のオープニングトリムは、例えば、ドア開口
部のような大きな開口部であって、比較的長さの長いオ
ープニングトリムを必要とする場合、次の(イ)および
(ロ)のような問題点がある。
部のような大きな開口部であって、比較的長さの長いオ
ープニングトリムを必要とする場合、次の(イ)および
(ロ)のような問題点がある。
(イ)オープニングトリムのトリム素材の長さの誤差
や組みつけばらつきによって、前記フランジに装着した
ときに結果的にオープニングトリムがフランジの周縁部
をカバーできない場合すなわち、フランジに対する相対
的な長さの変動が生じる。つまり、オープニングトリム
が相対的に短すぎたり長すぎたりして、第5図(A)に
示すように、フランジ16のコーナー部がカバーされない
場合や、第5図(B)に示すように、フランジ16の直線
部がカバーされない場合が生じる。
や組みつけばらつきによって、前記フランジに装着した
ときに結果的にオープニングトリムがフランジの周縁部
をカバーできない場合すなわち、フランジに対する相対
的な長さの変動が生じる。つまり、オープニングトリム
が相対的に短すぎたり長すぎたりして、第5図(A)に
示すように、フランジ16のコーナー部がカバーされない
場合や、第5図(B)に示すように、フランジ16の直線
部がカバーされない場合が生じる。
(ロ)上記(イ)にともなって、中空ゴムシールが伸
長または圧縮され、その太さにばらつきが生じてシール
効果が損なわれる。
長または圧縮され、その太さにばらつきが生じてシール
効果が損なわれる。
本考案は、上記従来の技術の有する問題点に鑑みてな
されたものであり、オープニングトリムのトリム素材の
長さの誤差や組みつけばらつきによって生じる前記フラ
ンジに対するオープニングトリムの相対的長さの変動を
吸収し、良好な装着が可能なオープニングトリムを提供
することを目的とするものである。
されたものであり、オープニングトリムのトリム素材の
長さの誤差や組みつけばらつきによって生じる前記フラ
ンジに対するオープニングトリムの相対的長さの変動を
吸収し、良好な装着が可能なオープニングトリムを提供
することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案のオープニングトリ
ムは、インサートを被覆層で被覆した断面U字状のトリ
ム素材の少くとも一側面に伸縮性のあるシール部材を一
体的に設けたオープニングトリムにおいて、前記トリム
素材の両端を間隔をもたせて対向させ、該両端間に配設
した、断面形状が前記トリム素材とほぼ同形状の本体と
該本体の両端よりそれぞれ突出した外形が前記トリム素
材の内面形状とほぼ同形状の芯部材とからなる断面U字
状の連結部材を備え、前記各芯部材が前記トリム素材の
両端部にそれぞれ嵌め込まれていることを特徴とするも
のである。
ムは、インサートを被覆層で被覆した断面U字状のトリ
ム素材の少くとも一側面に伸縮性のあるシール部材を一
体的に設けたオープニングトリムにおいて、前記トリム
素材の両端を間隔をもたせて対向させ、該両端間に配設
した、断面形状が前記トリム素材とほぼ同形状の本体と
該本体の両端よりそれぞれ突出した外形が前記トリム素
材の内面形状とほぼ同形状の芯部材とからなる断面U字
状の連結部材を備え、前記各芯部材が前記トリム素材の
両端部にそれぞれ嵌め込まれていることを特徴とするも
のである。
[作用] オープニングトリムのトリム素材の長さの誤差や組み
つけばらつきによって、開口部のフランジに対するオー
プニングトリムの相対的長さの変動が生じるが、この変
動はトリム素材の両端部が連結部材の芯部材上をその長
手方向に摺動することにより吸収される。これにともな
って、トリム素材の少くとも一側面に一体的に設けられ
た伸縮性のあるシール部材の前記連結部材に隣接する部
位が伸縮し、フランジの全周にわたって均一に装着する
ことができる。
つけばらつきによって、開口部のフランジに対するオー
プニングトリムの相対的長さの変動が生じるが、この変
動はトリム素材の両端部が連結部材の芯部材上をその長
手方向に摺動することにより吸収される。これにともな
って、トリム素材の少くとも一側面に一体的に設けられ
た伸縮性のあるシール部材の前記連結部材に隣接する部
位が伸縮し、フランジの全周にわたって均一に装着する
ことができる。
[実施例] 本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第3図に示すように、本実施例のオープニン
グトリム1は、剛性のある金属板や合成樹脂板等からな
るインサート5に、ゴムまたは熱可塑性樹脂の押出被覆
等によって被覆層2aを被覆した断面U字状のトリム素材
2を所定の長さ(装着すべき開口部のフランジ全周縁を
覆う長さよりも若干短い長さ)に切断し、その両端を間
隔をもたせて対向させ、このトリム素材2の両端部に次
に説明する構造を有する断面U字状の連結部材の両端の
芯部材をそれぞれ嵌め込んで環状に形成し、前記トリム
素材2の少くとも一側面に伸縮性のあるシール部材を結
合して一体的に設けたものである。
グトリム1は、剛性のある金属板や合成樹脂板等からな
るインサート5に、ゴムまたは熱可塑性樹脂の押出被覆
等によって被覆層2aを被覆した断面U字状のトリム素材
2を所定の長さ(装着すべき開口部のフランジ全周縁を
覆う長さよりも若干短い長さ)に切断し、その両端を間
隔をもたせて対向させ、このトリム素材2の両端部に次
に説明する構造を有する断面U字状の連結部材の両端の
芯部材をそれぞれ嵌め込んで環状に形成し、前記トリム
素材2の少くとも一側面に伸縮性のあるシール部材を結
合して一体的に設けたものである。
連結部材4は、断面形状がトリム素材2とほぼ同形状
の本体4aと該本体4aの両端よりそれぞれ突出した外形が
トリム素材2の内面形状とほぼ同形状の芯部材4bとから
なる。
の本体4aと該本体4aの両端よりそれぞれ突出した外形が
トリム素材2の内面形状とほぼ同形状の芯部材4bとから
なる。
本実施例の連結部材4は、剛性のある金属板または合
成樹脂からなる芯部材4bの中央部位に別途成形しておい
た本体4aを接合して一体化したものであるが、これに限
らず合成樹脂等の一体成形によることもできる。
成樹脂からなる芯部材4bの中央部位に別途成形しておい
た本体4aを接合して一体化したものであるが、これに限
らず合成樹脂等の一体成形によることもできる。
ちなみに、実際に生じるオープニングトリム1のトリ
ム素材2の長さの誤差や組みつけばらつきによるオープ
ニングトリム1の前記相対的長さの変動幅からみて、連
結部材4の芯部材4bはトリム素材2の両端部にそれぞれ
5〜20mm程度挿入されていることが好ましく、連結部材
4の全長は20〜70mm程度とするとよい。
ム素材2の長さの誤差や組みつけばらつきによるオープ
ニングトリム1の前記相対的長さの変動幅からみて、連
結部材4の芯部材4bはトリム素材2の両端部にそれぞれ
5〜20mm程度挿入されていることが好ましく、連結部材
4の全長は20〜70mm程度とするとよい。
また、連結部材4と中空ゴムシール3とを接合してお
く必要性はないが、両者を接合しておいた場合は、フラ
ンジ6への装着が運搬等の際にトリム素材2から脱落す
るおそれがなくなる。
く必要性はないが、両者を接合しておいた場合は、フラ
ンジ6への装着が運搬等の際にトリム素材2から脱落す
るおそれがなくなる。
さらに、本実施例のオープニングトリム1は、トリム
素材2および連結部材4のそれぞれのフランジ挿入空間
7,7aをフランジ6に嵌め込むことによって装着する。
素材2および連結部材4のそれぞれのフランジ挿入空間
7,7aをフランジ6に嵌め込むことによって装着する。
上記実施例では、伸縮性のあるシール部材として中空
のゴムシール3を用いているが、これに代えて中実のゴ
ムシールや合成樹脂製のシールを用いてもよい。また図
示しないが、伸縮性のあるシール部材は、トリム素材の
両側面にそれぞれ一体的に設けることもできる。
のゴムシール3を用いているが、これに代えて中実のゴ
ムシールや合成樹脂製のシールを用いてもよい。また図
示しないが、伸縮性のあるシール部材は、トリム素材の
両側面にそれぞれ一体的に設けることもできる。
[考案の効果] 本考案は、上述のとおり構成されているので以下に記
載するような効果を奏する。
載するような効果を奏する。
オープニングトリムを自動車のドアやサンルーフ等の
開口部のフランジに装着する際に、オープニングトリム
のトリム素材の長さの誤差や組みつけばらつきにより生
じるフランジに対するオープニングトリムの相対的長さ
の変動は、トリム素材の両端部が連結部材の各芯部材上
を摺動することによって吸収される。これにともなっ
て、伸縮性のあるシール部材の連結部材に隣接する部位
が伸縮し、良好な装着を行うことが可能となる。
開口部のフランジに装着する際に、オープニングトリム
のトリム素材の長さの誤差や組みつけばらつきにより生
じるフランジに対するオープニングトリムの相対的長さ
の変動は、トリム素材の両端部が連結部材の各芯部材上
を摺動することによって吸収される。これにともなっ
て、伸縮性のあるシール部材の連結部材に隣接する部位
が伸縮し、良好な装着を行うことが可能となる。
さらに、前記シール部材の連結部材に隣接する部位
は、連結部材の本体によってトリム素材と同様に支持さ
れているので、この部位のシール効果が損われることも
ない。
は、連結部材の本体によってトリム素材と同様に支持さ
れているので、この部位のシール効果が損われることも
ない。
第1図は本考案のオープニングトリムの一実施例の主要
部を示す部分斜視図、第2図および第3図はそれぞれ第
1図A−A線およびB−B線に沿う断面図、第4図は従
来のオープニングトリムの主要部を示す部分斜視図、第
5図は従来のオープニングトリムをフランジに組みつけ
た際における組みつけ不良状態を示し、(A)はオープ
ニングトリムの長さが短すぎるときの説明図、(B)は
オープニングトリムの長さが長すぎるときの説明図であ
る。 1…オープニングトリム 2…トリム素材、2a…被覆層 3…中空ゴムシール、4…連結部材 4a…本体、4b…芯部材 5…インサート
部を示す部分斜視図、第2図および第3図はそれぞれ第
1図A−A線およびB−B線に沿う断面図、第4図は従
来のオープニングトリムの主要部を示す部分斜視図、第
5図は従来のオープニングトリムをフランジに組みつけ
た際における組みつけ不良状態を示し、(A)はオープ
ニングトリムの長さが短すぎるときの説明図、(B)は
オープニングトリムの長さが長すぎるときの説明図であ
る。 1…オープニングトリム 2…トリム素材、2a…被覆層 3…中空ゴムシール、4…連結部材 4a…本体、4b…芯部材 5…インサート
Claims (1)
- 【請求項1】インサート(5)を被覆層(2a)で被覆し
た断面U字状のトリム素材(2)の少くとも一側面に伸
縮性のあるシール部材(3)を一体的に設けたオープニ
ングトリムにおいて、 前記トリム素材(2)の両端を間隔をもたせて対向さ
せ、該両端間に、断面形状が前記トリム素材(2)とほ
ぼ同形状の本体(4a)と該本体(4a)の両端よりそれぞ
れ突出した外形が前記トリム素材(2)の内面形状とほ
ぼ同形状の芯部材(4b)とからなる断面U字状の連結部
材(4)を配設し、前記各芯部材(4b)が前記トリム素
材(2)の両端部にそれぞれ嵌め込まれていることを特
徴とするオープニングトリム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10974290U JP2538382Y2 (ja) | 1990-10-22 | 1990-10-22 | オープニングトリム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10974290U JP2538382Y2 (ja) | 1990-10-22 | 1990-10-22 | オープニングトリム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0467554U JPH0467554U (ja) | 1992-06-16 |
JP2538382Y2 true JP2538382Y2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=31856988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10974290U Expired - Lifetime JP2538382Y2 (ja) | 1990-10-22 | 1990-10-22 | オープニングトリム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2538382Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5609743B2 (ja) * | 2011-03-31 | 2014-10-22 | アイシン精機株式会社 | ドアフレーム構造体 |
-
1990
- 1990-10-22 JP JP10974290U patent/JP2538382Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0467554U (ja) | 1992-06-16 |
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