JP2538381Y2 - オープニングトリム - Google Patents
オープニングトリムInfo
- Publication number
- JP2538381Y2 JP2538381Y2 JP10974190U JP10974190U JP2538381Y2 JP 2538381 Y2 JP2538381 Y2 JP 2538381Y2 JP 10974190 U JP10974190 U JP 10974190U JP 10974190 U JP10974190 U JP 10974190U JP 2538381 Y2 JP2538381 Y2 JP 2538381Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trim
- opening
- flange
- opening trim
- bellows structure
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- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車のドアやサンルーフ等の開口部のフ
ランジに装着するオープニングトリムに関するものであ
る。
ランジに装着するオープニングトリムに関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、この種のオープニングトリムは、自動車のドア
やサンルーフ等の開口部のフランジに装着し、該フラン
ジ周縁部を覆うことによってフランジ周縁部の角部から
人体の保護を図ったり、あるいは、装飾の役目をするも
のである。
やサンルーフ等の開口部のフランジに装着し、該フラン
ジ周縁部を覆うことによってフランジ周縁部の角部から
人体の保護を図ったり、あるいは、装飾の役目をするも
のである。
第4図はその一例を示し、オープニングトリム11は、
鉄板の打ちぬき品等からなる剛性のあるインサート15を
熱可塑性樹脂の押出被覆等により被覆層12aを被覆した
断面U字状のトリム素材12を所定の長さに切断し、その
両端を間隔をもたせて対向させ、このトリム素材12の両
端部を、射出成形により一体成形した結合部材14によっ
て結合して環状体とし、その一側面に中空ゴムシール13
を接合してなるものである。
鉄板の打ちぬき品等からなる剛性のあるインサート15を
熱可塑性樹脂の押出被覆等により被覆層12aを被覆した
断面U字状のトリム素材12を所定の長さに切断し、その
両端を間隔をもたせて対向させ、このトリム素材12の両
端部を、射出成形により一体成形した結合部材14によっ
て結合して環状体とし、その一側面に中空ゴムシール13
を接合してなるものである。
上記オープニングトリム11の前記開口部のフランジ16
(第5図(A),(B)参照)への装着は、トリム素材
12のフランジ挿入空間17をフランジ16の周縁部に嵌め込
むことにより行われる。
(第5図(A),(B)参照)への装着は、トリム素材
12のフランジ挿入空間17をフランジ16の周縁部に嵌め込
むことにより行われる。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来のオープニングトリムは、例えば、ドア開口
部のような大きな開口部であって、比較的長さの長いオ
ープニングトリムを必要とする場合、次の(イ)および
(ロ)のような問題点がある。
部のような大きな開口部であって、比較的長さの長いオ
ープニングトリムを必要とする場合、次の(イ)および
(ロ)のような問題点がある。
(イ)オープニングトリムのトリム素材の長さの誤差
や組みつけばらつきによって、前記フランジに装着した
ときに結果的にオープニングトリムがフランジの周縁部
をカバーできない場合、すなわち、フランジに対する相
対的な長さの変動が生じる。つまり、オープニングトリ
ムが相対的に短すぎたり長すぎたりして、第5図(A)
に示すように、フランジ16のコーナー部がカバーされな
い場合や、第5図(B)に示すように、フランジ16の直
線部がカバーされない場合が生じる。
や組みつけばらつきによって、前記フランジに装着した
ときに結果的にオープニングトリムがフランジの周縁部
をカバーできない場合、すなわち、フランジに対する相
対的な長さの変動が生じる。つまり、オープニングトリ
ムが相対的に短すぎたり長すぎたりして、第5図(A)
に示すように、フランジ16のコーナー部がカバーされな
い場合や、第5図(B)に示すように、フランジ16の直
線部がカバーされない場合が生じる。
(ロ)上記(イ)にともなって、中空ゴムシールが伸
長または圧縮され、その太さにばらつきが生じてシール
効果が損なわれる。
長または圧縮され、その太さにばらつきが生じてシール
効果が損なわれる。
本考案は、上記従来の技術の有する問題点に鑑みてな
されたものであり、オープニングトリムのトリム素材の
長さの誤差や組みつけばらつきによって生じるフランジ
に対するオープニングトリムの相対的長さの変動を吸収
し、良好な装着が可能なオープニングトリムを提供する
ことを目的とするものである。
されたものであり、オープニングトリムのトリム素材の
長さの誤差や組みつけばらつきによって生じるフランジ
に対するオープニングトリムの相対的長さの変動を吸収
し、良好な装着が可能なオープニングトリムを提供する
ことを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案のオープニングトリ
ムは、インサートを被覆層で被覆した断面U字状のトリ
ム素材の少くとも一側面に、伸縮性のあるシール部材を
一体的に設けたオープニングトリムにおいて、前記トリ
ム素材の両端を間隔をもたせて対向させ、該両端を長手
方向に伸縮自在なジャバラ構造体を介して結合したこと
を特徴とするものである。
ムは、インサートを被覆層で被覆した断面U字状のトリ
ム素材の少くとも一側面に、伸縮性のあるシール部材を
一体的に設けたオープニングトリムにおいて、前記トリ
ム素材の両端を間隔をもたせて対向させ、該両端を長手
方向に伸縮自在なジャバラ構造体を介して結合したこと
を特徴とするものである。
[作用] オープニングトリムのトリム素材の長さの誤差や組み
つけばらつきによって、前記開口部のフランジに対する
オープニングトリムの相対的長さの変動が生じ、この変
動によってトリム素材の両端の間隔の幅が変化するが、
ジャバラ構造体が長手方向に伸縮することで吸収され
る。これにともなって、トリム素材の少くとも一側面に
一体的に設けられた伸縮性のあるシール部材の前記ジャ
バラ構造体に隣接する部位が伸縮し、フランジの全周に
わたって均一に装着することができる。
つけばらつきによって、前記開口部のフランジに対する
オープニングトリムの相対的長さの変動が生じ、この変
動によってトリム素材の両端の間隔の幅が変化するが、
ジャバラ構造体が長手方向に伸縮することで吸収され
る。これにともなって、トリム素材の少くとも一側面に
一体的に設けられた伸縮性のあるシール部材の前記ジャ
バラ構造体に隣接する部位が伸縮し、フランジの全周に
わたって均一に装着することができる。
[実施例] 本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第3図に示すように、本実施例のオープニン
グトリム1は、剛性のある金属板や合成樹脂板等からな
るインサート5に、ゴムまたは熱可塑性樹脂の押出被覆
等によって被覆層2aを被覆した断面U字状のトリム素材
2を所定の長さ(装着すべき開口部のフランジ全周縁を
覆う長さよりも若干短い長さ)に切断し、その両端を間
隔をもたせて対向させ、該両端を長手方向に伸縮自在な
ジャバラ構造体4を介して結合して環状に形成し、前記
トリム素材2の一側面に伸縮性のあるシール部材として
の中空ゴムシール3を装着等によって一体的に設けたも
のである。
グトリム1は、剛性のある金属板や合成樹脂板等からな
るインサート5に、ゴムまたは熱可塑性樹脂の押出被覆
等によって被覆層2aを被覆した断面U字状のトリム素材
2を所定の長さ(装着すべき開口部のフランジ全周縁を
覆う長さよりも若干短い長さ)に切断し、その両端を間
隔をもたせて対向させ、該両端を長手方向に伸縮自在な
ジャバラ構造体4を介して結合して環状に形成し、前記
トリム素材2の一側面に伸縮性のあるシール部材として
の中空ゴムシール3を装着等によって一体的に設けたも
のである。
ジャバラ構造体4は、トリム素材2の高さとほぼ同じ
幅の柔軟性のある二枚の波形板4aをトリム素材2の両側
壁にそれぞれ付き合わせて装着剤により結合したもので
ある。この場合は二枚の波形板4aの間の空間がフランジ
挿入空間となる。
幅の柔軟性のある二枚の波形板4aをトリム素材2の両側
壁にそれぞれ付き合わせて装着剤により結合したもので
ある。この場合は二枚の波形板4aの間の空間がフランジ
挿入空間となる。
本実施例のオープニングトリム1は、従来例と同様
に、トリム素材2フランジの挿入空間7(第2図参照)
および二枚の波形板4a間にフランジ6に嵌め込むことに
よって装着する。
に、トリム素材2フランジの挿入空間7(第2図参照)
および二枚の波形板4a間にフランジ6に嵌め込むことに
よって装着する。
ちなみに、実際に生じるオープニングトリム1のトリ
ム素材2の長さの誤差や組みつけばらつきによるオープ
ニングトリム1の前記相対的長さの変動幅からみて、前
記トリム素材2の両端間の間隔は10〜80mmとすることが
好ましい。
ム素材2の長さの誤差や組みつけばらつきによるオープ
ニングトリム1の前記相対的長さの変動幅からみて、前
記トリム素材2の両端間の間隔は10〜80mmとすることが
好ましい。
また、ジャバラ構造体4と中空ゴムシール3とは接合
しておいても接合しなくてもよい。
しておいても接合しなくてもよい。
ジャバラ構造体4はポリエステルの如き柔軟性のある
熱可塑性樹脂製とするとよく、長手方向に十分な伸縮性
があれば、上記実施例のものに限定されず、例えば、ト
リム素材2の端面との突き合わせ部の形状がトリム要素
と同様にU字状をした一体成形された構造のものでもよ
い。この場合はトリム要素およびジャバラ構造体のそれ
ぞれのU字状の内側空間がフランジ挿入空間となる。
熱可塑性樹脂製とするとよく、長手方向に十分な伸縮性
があれば、上記実施例のものに限定されず、例えば、ト
リム素材2の端面との突き合わせ部の形状がトリム要素
と同様にU字状をした一体成形された構造のものでもよ
い。この場合はトリム要素およびジャバラ構造体のそれ
ぞれのU字状の内側空間がフランジ挿入空間となる。
上記実施例では、伸縮性のあるシール部材として中空
ゴムシール3を用いているが、これに代えて中実のゴム
シールとしてもよいし、またシール部材の構成材料は軟
質の合成樹脂とすることもできる。さらに、これらのシ
ール部材はトリム要素の両側に一体的に設けてもよい。
ゴムシール3を用いているが、これに代えて中実のゴム
シールとしてもよいし、またシール部材の構成材料は軟
質の合成樹脂とすることもできる。さらに、これらのシ
ール部材はトリム要素の両側に一体的に設けてもよい。
[考案の効果] 本考案は、上述のとおり構成されているので以下に記
載するような効果を奏する。
載するような効果を奏する。
トリム素材の両端が長手方向に伸縮自在なジャバラ構
造体を介して結合されているので、オープニングトリム
を自動車のドアやサンルーフ等の開口部のフランジに装
着する際に、オープニングトリムのトリム素材の長さの
誤差や組みつけばらつきにより生じるフランジに対する
オープニングトリムの相対的長さの変動は、前記ジャバ
ラ構造体が長手方向に伸縮することで吸収される。これ
にともなって、伸縮性のあるシール部材のジャバラ構造
体に隣接する部位が伸縮し、良好な装着を行うことが可
能となる。
造体を介して結合されているので、オープニングトリム
を自動車のドアやサンルーフ等の開口部のフランジに装
着する際に、オープニングトリムのトリム素材の長さの
誤差や組みつけばらつきにより生じるフランジに対する
オープニングトリムの相対的長さの変動は、前記ジャバ
ラ構造体が長手方向に伸縮することで吸収される。これ
にともなって、伸縮性のあるシール部材のジャバラ構造
体に隣接する部位が伸縮し、良好な装着を行うことが可
能となる。
さらに、前記シール部材のジャバラ構造体に隣接する
部位は、ジャバラ構造体の側壁によってトリム素材と同
様に支持されているので、この部位のシール効果が損わ
れることもない。
部位は、ジャバラ構造体の側壁によってトリム素材と同
様に支持されているので、この部位のシール効果が損わ
れることもない。
第1図は本考案のオープニングトリムの一実施例の主要
部を示す部分斜視図、第2図および第3図はそれぞれ第
1図のA−A線およびB−B線に沿う断面図、第4図は
従来のオープニングトリムの主要部を示す部分斜視図、
第5図は従来のオープニングトリムをフランジに組みつ
けた際における組みつけ不良状態を示し、(A)はオー
プニングトリムの長さが短すぎるときの説明図、(B)
はオープニングトリムの長さが長すぎるときの説明図で
ある。 1…オープニングトリム 2…トリム素材、2a…被覆層 3…中空ゴムシール、4……ジャバラ構造体 4a…波形板、5…インサート 6…フランジ、7…フランジ挿入空間
部を示す部分斜視図、第2図および第3図はそれぞれ第
1図のA−A線およびB−B線に沿う断面図、第4図は
従来のオープニングトリムの主要部を示す部分斜視図、
第5図は従来のオープニングトリムをフランジに組みつ
けた際における組みつけ不良状態を示し、(A)はオー
プニングトリムの長さが短すぎるときの説明図、(B)
はオープニングトリムの長さが長すぎるときの説明図で
ある。 1…オープニングトリム 2…トリム素材、2a…被覆層 3…中空ゴムシール、4……ジャバラ構造体 4a…波形板、5…インサート 6…フランジ、7…フランジ挿入空間
Claims (1)
- 【請求項1】インサート(5)を被覆層(2a)で被覆し
た断面U字状のトリム素材(2)の少くとも一側面に、
伸縮性のあるシール部材(3)を一体的に設けたオープ
ニングトリムにおいて、 前記トリム素材(2)の両端を間隔をもたせて対向さ
せ、該両端を長手方向に伸縮自在なジャバラ構造体
(4)を介して結合したことを特徴とするオープニング
トリム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10974190U JP2538381Y2 (ja) | 1990-10-22 | 1990-10-22 | オープニングトリム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10974190U JP2538381Y2 (ja) | 1990-10-22 | 1990-10-22 | オープニングトリム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0467553U JPH0467553U (ja) | 1992-06-16 |
JP2538381Y2 true JP2538381Y2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=31856987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10974190U Expired - Fee Related JP2538381Y2 (ja) | 1990-10-22 | 1990-10-22 | オープニングトリム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2538381Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-22 JP JP10974190U patent/JP2538381Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0467553U (ja) | 1992-06-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |