JP2000344142A - ボディ外装部品に対するプロテクタ取付け構造 - Google Patents

ボディ外装部品に対するプロテクタ取付け構造

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JP2000344142A
JP2000344142A JP11161205A JP16120599A JP2000344142A JP 2000344142 A JP2000344142 A JP 2000344142A JP 11161205 A JP11161205 A JP 11161205A JP 16120599 A JP16120599 A JP 16120599A JP 2000344142 A JP2000344142 A JP 2000344142A
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JP
Japan
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protector
vehicle body
external part
over fender
body external
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JP11161205A
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English (en)
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Yoshihiro Ogura
良宏 小倉
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Uchihama Kasei Co Ltd
Original Assignee
Uchihama Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーバーフェンダなどのボディ外装部品にプ
ロテクタを低コストで、かつしっかりと取り付けておく
ことを可能とし、ボディ外装部品の運搬中などにおいて
仮に過酷な環境下におかれてもボディ外装部品からプロ
テクタが外れるのを防止する。 【解決手段】 車両ボディ40と、これに組み付けられ
るボディ外装部品(例えばオーバーフェンダ10)との
間の隙間を塞ぐために使用されるプロテクタ30をボデ
ィ外装部品の車両ボディ40と接する縁部14にあらか
じめ取り付けておくためのプロテクタ取付け構造であっ
て、前記ボディ外装部品の車両ボディ40と接する縁部
14に凹部16が形成されている。またプロテクタ30
のボディ外装部品に対する取付側に凹部16に強制的に
圧入可能な結合用突部36が一体に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両ボディに組み
付けられるオーバーフェンダなどのボディ外装部品に対
して、これら相互の間の隙間を塞ぐプロテクタを取り付
けておくための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両ボディに対するオーバーフェンダの
組み付け構造については、例えば登実登−030324
67号公報あるいは特開平10−119648号公報に
開示されているような技術が一般的である。このような
組み付け構造においては、車両ボディと、オーバーフェ
ンダの車両ボディに接する縁部との間に部分的に隙間が
生じることがある。そして車両ボディはもちろんのこ
と、オーバーフェンダも比較的大型の成形品であるた
め、前記隙間をなくするような寸法精度を得ることは困
難である。
【0003】そこで、この隙間を塞ぐために車両ボディ
とオーバーフェンダとの間にゴムなどの弾性材からなる
プロテクタを介在させることが行われている。このプロ
テクタはオーバーフェンダの車両ボディと接する縁部に
前もって両面接着テープで貼り付けられており、オーバ
ーフェンダが車両ボディに組み付けられるまでの間もプ
ロテクタをオーバーフェンダの一体部品として取り扱え
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで非常に多くの
部品で構成される車両(自動車)では、各地の工場で製
造された部品を組立工場に集めて車両を製造するのが一
般的である。このため各部品はトラックなどの輸送手段
により長距離を運搬されることとなり、オーバーフェン
ダも例外ではない。運搬時の環境(温度や湿度)は季節
や天候によって大きく変化し、例えば夏季の炎天下にお
けるトラックの荷室内は高温となり、両面接着テープの
接着性能が低下して剥がれることがある。
【0005】この対策として過酷な環境下においても接
着性能を保持できる高価な両面接着テープを採用した
り、樹脂成形品であるオーバーフェンダの接着面にプラ
イマ処理をして両面接着テープとの接着性を高めたりし
ているが、いずれもコストアップとなる。そしてこのコ
ストアップは、車両ボディにオーバーフェンダを組み付
けた後は必要としない接着性能を維持するためのもので
あり、品質の向上には何も寄与しないといったもどかし
さがある。
【0006】本発明は前記課題を解決しようとするもの
で、その目的は、オーバーフェンダなどのボディ外装部
品にプロテクタを低コストで、かつしっかりと取り付け
ておくことを可能とし、ボディ外装部品を車両ボディに
組み付ける前の運搬中などにおいて、このボディ外装部
品が仮に過酷な環境下におかれてもボディ外装部品から
プロテクタが外れるのを防止することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するためのもので、請求項1記載の発明は、車両ボディ
と、これに組み付けられるボディ外装部品との間の隙間
を塞ぐために使用されるプロテクタをボディ外装部品の
車両ボディと接する縁部にあらかじめ取り付けておくた
めのプロテクタ取付け構造であって、前記ボディ外装部
品の車両ボディと接する縁部に凹部が形成されている。
またプロテクタのボディ外装部品に対する取付側には、
前記凹部に強制的に圧入可能な結合用突部が一体に形成
されている。
【0008】したがってプロテクタの結合用突部をボデ
ィ外装部品の凹部に対して強制的に圧入することによ
り、このボディ外装部品にプロテクタを低コストで、か
つしっかりと取り付けておくことができる。このためボ
ディ外装部品を車両ボディに組み付けるまでの運搬時な
どにおいて、ボディ外装部品が高温などの過酷な環境下
におかれてもボディ外装部品とプロテクタとの結合状態
が保持される。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載のボ
ディ外装部品に対するプロテクタ取付け構造であって、
凹部がボディ外装部品の車両ボディと接する縁部の長さ
方向に連続する溝状に形成され、係合用突部がプロテク
タの長さ方向に連続して形成されている。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載のボ
ディ外装部品に対するプロテクタ取付け構造であって、
係合用突部が凹部の内面に対して弾性力をもって接触可
能なフィンを備えている。
【0011】これらの請求項2,3記載の発明によれ
ば、結合用突部を凹部に圧入することによるボディ外装
部品とプロテクタとの結合強度がより高められる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は車両のボディ外装部品の一例であるオーバ
ーフェンダ10の外観を表した構成図、図2は図1の一
部を表した拡大図、図3は図2のA−A線断面図であ
る。このオーバーフェンダ10には、対象となる車種な
どに応じて各種の形状のものがあるが、図1はその一例
が示されている。オーバーフェンダ10は例えば射出成
形による合成樹脂の一体成形品であり、全体にわたって
略一定の板厚で、その表面(意匠面)側に膨らんだ形状
となっている(図3)。
【0013】オーバーフェンダ10の裏面には、その長
さ方向に沿った複数箇所(4箇所)においてクリップ取
付け部12が形成されている。これらのクリップ取付け
部12には、図3で示すようにクリップ20がそれぞれ
取り付けられている。このクリップ20も合成樹脂によ
る一体成形品で、その脚部22を車両ボディ40の取付
け孔に差し込むことにより、オーバーフェンダ10を車
両ボディ40に組み付けることができる(図3)。また
オーバーフェンダ10の車両ボディ40と接する縁部1
4には、オーバーフェンダ10の長さ方向に連続するプ
ロテクタ30が取り付けられている。
【0014】図4はオーバーフェンダ10とプロテクタ
30との関係を表した拡大断面図である。この図面から
明らかなようにオーバーフェンダ10の縁部14には凹
部16が形成されている。この凹部16は、縁部14の
長さ方向に連続する溝状になっている。一方、プロテク
タ30はゴムやエラストマのような弾性材を用い、例え
ば押し出し成形によって図4で示すような断面形状のも
のが長く連続して成形され、それを必要な長さに切断し
て使用する。
【0015】プロテクタ30は、すでに説明した理由に
よって車両ボディ40とオーバーフェンダ10の縁部1
4との間に生じる隙間を塞ぐためのもので、それぞれ長
さ方向に連続する被い部32、支持部34及び結合用突
起36を備えている。被い部32は縁部14の表面側に
位置して前記の隙間を被ってシール効果ならびに意匠効
果を高めるためのものである。また支持部34は縁部1
4と車両ボディ40とに挟まれて相互の間に介在する部
分である。
【0016】前記結合用突起36は、支持部34の縁部
14に対向する側に位置している。この結合用突起36
は前記凹部16に圧入可能であるとともに、結合用突起
36の上下面にはそれぞれフィン38が形成されてい
る。したがって結合用突起36は凹部16に対し、各フ
ィン38を弾性変形させながら強制的に圧入されること
となる。
【0017】さて前記プロテクタ30は、その結合用突
起36を前記凹部16に強制的に圧入することでオーバ
ーフェンダ10の縁部14に前もって取り付けられる。
なおクリップ20についても、オーバーフェンダ10の
各クリップ取付け部12に対してあらかじめ取り付けら
れている。そこで、すでに説明したように各クリップ2
0の脚部22を車両ボディ40の取付け孔に差し込むこ
とにより、オーバーフェンダ10が車両ボディ40の所
定部位に組み付けられる。この状態でのプロテクタ30
は、車両ボディ40とオーバーフェンダ10の縁部14
との間の隙間を塞いでおり、隙間に砂などがたまるのを
防止する。
【0018】前記のようにプロテクタ30は凹部16に
対する結合用突起36の強制的な圧入によってオーバー
フェンダ10の縁部14に取り付けられるので、両面接
着テープなどを使用することなく、オーバーフェンダ1
0とプロテクタ30とを低コストで、しっかりと取り付
けておくことができる。しかも両面接着テープを用いた
場合と異なり、オーバーフェンダ10を車両ボディ40
に組み付けるまでの運搬時などにおいて、このオーバー
フェンダ10が過酷な環境におかれても取り付け強度が
低下してプロテクタ30が剥がれるようなことはない。
万一、結合用突起36の一部が凹部16から外れたとし
ても、最初に取り付け時と同様の作業によって簡単に補
修できる。
【0019】またオーバーフェンダ10を車両ボディ4
0に組み付けた後は、プロテクタ30の支持部34がオ
ーバーフェンダ10の縁部14と車両ボディ40との間
に挟み込まれるので、プロテクタ30は簡単には外れな
い状態となる。したがって凹部16と結合用突起36と
の結合力は、オーバーフェンダ10の運搬時などにおい
て要求される強度でよく、両面接着テープの絶対的な接
着強度より小さくても差し支えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】オーバーフェンダの外観を表した構成図。
【図2】図1の一部を表した拡大図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】オーバーフェンダとプロテクタとの関係を表し
た拡大断面図。
【符号の説明】
10 オーバーフェンダ 14 車両ボディと接する縁部 16 凹部 30 プロテクタ 36 結合用突起 40 車両ボディ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両ボディと、これに組み付けられるボ
    ディ外装部品との間の隙間を塞ぐために使用されるプロ
    テクタをボディ外装部品の車両ボディと接する縁部にあ
    らかじめ取り付けておくためのプロテクタ取付け構造で
    あって、 前記ボディ外装部品の車両ボディと接する縁部に凹部が
    形成され、プロテクタのボディ外装部品に対する取付側
    に前記凹部に強制的に圧入可能な結合用突部が一体に形
    成されているボディ外装部品に対するプロテクタ取付け
    構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のボディ外装部品に対する
    プロテクタ取付け構造であって、 凹部がボディ外装部品の車両ボディと接する縁部の長さ
    方向に連続する溝状に形成され、係合用突部がプロテク
    タの長さ方向に連続して形成されているボディ外装部品
    に対するプロテクタ取付け構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のボディ外装部品に対する
    プロテクタ取付け構造であって、 係合用突部が凹部の内面に対して弾性力をもって接触可
    能なフィンを備えているボディ外装部品に対するプロテ
    クタ取付け構造。
JP11161205A 1999-06-08 1999-06-08 ボディ外装部品に対するプロテクタ取付け構造 Pending JP2000344142A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006160048A (ja) * 2004-12-07 2006-06-22 Nishikawa Rubber Co Ltd 自動車ボディの膨出外装部品のプロテクター
JP2012046146A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Tsuchiya Tsco Co Ltd プロテクタ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006160048A (ja) * 2004-12-07 2006-06-22 Nishikawa Rubber Co Ltd 自動車ボディの膨出外装部品のプロテクター
JP4691353B2 (ja) * 2004-12-07 2011-06-01 西川ゴム工業株式会社 自動車ボディの膨出外装部品のプロテクター
JP2012046146A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Tsuchiya Tsco Co Ltd プロテクタ

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