JPH06202514A - 電子写真方法、及び、電子写真装置 - Google Patents

電子写真方法、及び、電子写真装置

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JPH06202514A
JPH06202514A JP4361002A JP36100292A JPH06202514A JP H06202514 A JPH06202514 A JP H06202514A JP 4361002 A JP4361002 A JP 4361002A JP 36100292 A JP36100292 A JP 36100292A JP H06202514 A JPH06202514 A JP H06202514A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続紙の中のプリント済の頁を排出するに際
して、その頁を切り取り易くする為に、引き続く白紙頁
を機外に一旦排出する様にしても、プリント不良の発生
を防止することの出来る電子写真方法、及び電子写真装
置を提供する事である。 【構成】 連続紙を感光体と転写手段との間を通過させ
て、この連続紙上に感光体からトナー像を転写させ、熱
定着手段を通過させて、転写像を連続紙上に定着させる
電子写真方法においては、前記転写の終了した連続紙の
頁部分を排紙する際に、これに引き続く白紙頁部分が前
記熱定着手段を通過する際に、この熱定着手段における
熱定着動作を停止させることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真法を利用し
て連続紙上に形成された画像を熱定着させる定着装置を
備えた電子写真プリンタに適用される用紙搬送機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、感光ドラム表面の感光体を露
光して潜像を形成し、この潜像にトナーを付着させて現
像し、記録用紙にトナー像を転写すると共に、この転写
されたトナー像を定着装置によって記録用紙上に定着さ
せる所謂電子写真法を利用する画像形成装置が知られて
おり、その一つに、従来のラインプリンタ等に使用され
るものと同じ所謂ファンホールド紙と呼ばれる送り穴付
き折り畳み連続記録紙に情報を印字する電子写真式プリ
ンタがある。
【0003】このような連続記録紙上に画像形成するプ
リンタでは、定着済の頁を排出するに際して、無駄紙を
極力出さない様にする為に、定着済の頁を排紙すると共
に、更に、この定着済の頁を引き続く連続紙から切り取
り易くする為に、更に引き続く1頁分だけ白紙頁を排出
する様にしている。そして、この白紙頁を、次のプリン
ト動作に伴い、機内に引き戻し、転写・定着動作を経
て、再び、定着済の頁として機外に排出する様にしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な従来の電子写真プリントシステムにおいては、上述し
た白紙部分を機外に一旦排出するに際して、定着装置を
通過することになり、この定着装置において、ヒートロ
ーラの外周に付着していた剥離促進用のシリコンオイル
が付着してしまうと共に、ヒートローラからの加熱によ
り異常に低湿状態(乾燥状態)となる。この為、この様
な白紙部分を、次のプリント動作に伴い、機内に引き戻
し、再び、転写動作、定着動作を施そうとすると、転写
不良や定着不良を引き起こしたり、シリコンオイルが感
光ドラムの外周に付着して、プリント不良を引き起こし
易い問題があり、解決が要望されていた。
【0005】
【発明の目的】この発明は、上述した事情に鑑みなされ
たもので、この発明の目的は、連続紙の中のプリント済
の頁を排出するに際して、その頁を切り取り易くする為
に、引き続く白紙頁を機外に一旦排出する様にしても、
プリント不良の発生を防止することの出来る電子写真方
法、及び電子写真装置を提供する事である。
【0006】
【課題を解決する為の手段】上述した課題を解決し、目
的を達成する為、この発明に係わる電子写真方法は、請
求項1に記載に従えば、連続紙を感光体と転写手段との
間を通過させて、この連続紙上に感光体からトナー像を
転写させ、熱定着手段を通過させて、転写像を連続紙上
に定着させる電子写真方法において、前記転写の終了し
た連続紙の頁部分を排紙する際に、これに引き続く白紙
頁部分が前記熱定着手段を通過する際に、この熱定着手
段における熱定着動作を停止させることを特徴としてい
る。また、この発明に係わる電子写真装置は、請求項2
の記載に従えば、連続紙を感光体と転写手段との間を通
過させて、この連続紙上に感光体からトナー像を転写さ
せ、熱定着手段を通過させて、転写像を連続紙上に定着
させる電子写真装置において、前記転写の終了した連続
紙の頁部分を排紙する際に、これに引き続く白紙頁部分
が前記熱定着手段を通過する際に、この熱定着手段にお
ける熱定着動作を停止させる制御手段を具備することを
特徴としている。
【0007】また、この発明に係わる電子写真方法は、
請求項3の記載に従えば、連続紙を感光体と転写手段と
の間を通過させて、この連続紙上に感光体からトナー像
を転写させ、熱定着手段を通過させて、転写像を連続紙
上に定着させる電子写真方法において、前記転写の終了
した連続紙の頁部分を排紙する際に、これに引き続く白
紙頁部分が前記熱定着手段を通過する際に、この熱定着
手段におけるヒートローラをプレスローラから離間させ
ることを特徴としている。また、この発明に係わる電子
写真装置は、請求項4の記載に従えば、連続紙を感光体
と転写手段との間を通過させて、この連続紙上に感光体
からトナー像を転写させ、熱定着手段を通過させて、転
写像を連続紙上に定着させる電子写真装置において、前
記転写の終了した連続紙の頁部分を排紙する際に、これ
に引き続く白紙頁部分が前記熱定着手段を通過する際
に、この熱定着手段におけるヒートローラをプレスロー
ラから離間させる制御手段を具備することをを特徴とし
ている。
【0008】
【実施例】以下に、この発明に係わる電子写真装置の一
実施例の構成を、電子写真プリンタに適用した場合につ
き、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
一実施例の電子写真装置としての、連続記録紙を用いる
レーザビームプリンタ装置10の構成を概略的に示して
いる。
【0009】このレーザビームプリンタ装置10は、コ
ンピュータ等から入力される画像乃至印字情報を、記録
用紙としての連続紙であるファンホールド紙P上に電子
写真法によって描画して、ハードコピーとして出力する
様に構成されている。
【0010】このレーザビームプリンタ装置10は、装
置本体12を備え、この装置本体12内には、感光ドラ
ム14が、図示しないメインモータにより所定の周速で
回転駆動される状態で収納されている。この感光ドラム
14の周囲には、これの回転方向(即ち、時計方向)に
沿って、感光ドラム14の外周面(感光面)上に残留し
たトナーを除去する為のトナークリーニングユニット1
6、感光ドラム14の感光面を除電する為の除電ユニッ
ト18、感光ドラム14の感光面を一様に帯電させる為
の帯電チャージャ20、レーザビームを感光ドラム14
上に導く走査光学系を有するレーザスキャニングユニッ
ト22、このレーザスキャニングユニット22により感
光ドラム14の感光面に形成された静電潜像をトナーに
より現像する為の現像ユニット24、そして、この現像
ユニット24により現像されたトナー像をファンホール
ド紙P上に転写する為の転写チャージャ26が順次配置
されている。
【0011】感光ドラム14と、これの略下側に配置さ
れた転写チャージャ26との間で規定される転写部Aを
通って図中左右方向に沿って延出した状態で、ファンホ
ールド紙Pが搬送される為の搬送経路28(30,3
2)が設けられている。この搬送経路28の導入側(図
中、右側)に位置する導入側搬送経路30には、装置本
体12の図中右側面に形成された用紙取り入れ口12a
から導入されたファンホールド紙Pを、感光ドラム14
と転写チャージャ26との間で規定される転写部Aを通
って、装置本体12の図中左側面に形成された排紙口1
2bから排出させる為の搬送手段としてのトラクタ34
が配置されている。また、排出側(図中、左側:ファン
ホールド紙P搬送方向前方側)の排出側搬送経路32に
は、ファンホールド紙Pに付着したトナー像を定着させ
る為の定着装置36が配置されている。この定着装置3
6については、後に詳細に説明する。
【0012】ここで、トラクタ34より導入側、感光ド
ラム14とトラクタ34との間、及び、感光ドラム14
と定着装置36との間、の搬送経路28(導入側搬送経
路30及び排出側搬送経路32)に臨んで、各々反射形
のフォトセンサによる記録紙検知手段としての第1乃至
第3の記録紙検出器38(センサP),40(センサ
F),42(センサR)が夫々配置されている。
【0013】この様に概略構成されたレーザビームプリ
ンタ装置10においては、レーザスキャニングユニット
22からのレーザービームで感光ドラム14の感光面
を、この感光ドラム14の回転軸方向に主走査(露光)
すると共に感光ドラム14を回転(副走査)させ、現像
ユニット24で感光ドラム14表面に形成された潜像を
現像してトナー像とすると共に、このトナー像を転写チ
ャージャ26でトラクタ34により搬送経路28を搬送
されるファンホールド紙Pに転写し、定着装置36によ
ってこのファンホールド紙P上にトナー像を定着させ
て、装置本体12外に排紙するものである。
【0014】上述したトラクタ34は、ファンホールド
紙Pの搬送方向に沿う両側端に所定の等間隔(この一実
施例においては1/2 inch間隔)で多数形成された送り孔
に係合する突起を夫々有する一対のトラクタベルト34
aと、両トラクタベルト34aが夫々掛け渡された一対
の送りローラ34b,34cと、これら送りローラ34
b,34cが夫々取り付けられ、互いに平行に配設され
た一対の駆動軸34d,34eとを備えている。ここ
で、一方の送りローラ34bは可逆転可能な駆動モータ
34fと連結されており、この駆動モータ34fにより
正逆転可能な状態で回転駆動されるようになっている。
即ち、ファンホールド紙Pは、この送りローラ34bの
正方向(図中、反時計方向)の回転に伴い、排紙口12
bに向けて搬送駆動され、また、逆方向(図中、時計方
向)の回転に伴い、用紙取り入れ口12aに向けて引き
戻される様に搬送駆動される事になる。
【0015】また、このトラクタ34の他方の送りロー
ラ34cには、エンドレスベルト34gを介して一体回
転されるエンコーダ34hが連結されている。このエン
コーダ34hの周縁部には、トラクタベルト34aに形
成された突起と対応する複数のスリットが形成されてい
る。このエンコーダ34hの周縁部を挟むようにして、
フォトインタラプタ34iが配設されている。このフォ
トインタラプタ34iを介してここを通過するスリット
を検知することによって、ファンホールド紙Pの搬送速
度を正確に把握できる(駆動モータ34fの回転数から
でなくファンホールド紙Pの直接の搬送速度が解る)よ
うになっている。
【0016】上述した転写チャージャ26は、感光ドラ
ム14と略同じ長さのコロナ帯電器を、その両端で揺動
可能なアーム部材44で保持された状態で、感光ドラム
14の周面(感光面)から所定間隔離して、この感光ド
ラム14と平行に配置されている。図示しない駆動機構
によりアーム部材44を揺動駆動することにより、コロ
ナ帯電器が感光ドラム14に対する転写作用位置から退
避可能となっている。
【0017】尚、転写チャージャ26の転写作用位置か
ら定着装置36の定着作用位置に至る搬送経路長(排出
側搬送経路32の長さ)は、このレーザビームプリンタ
装置10に使用可能な種々ファンホールド紙Pの内ミシ
ン目間隔が最も短いもののミシン目間隔より十分短く設
定されているものである。
【0018】上述した定着装置36は、図2に示すよう
に、ヒートローラ50とプレスローラ52とを上下に隣
接配置した定着ロール対54を備え、連続記録紙として
のファンホールド紙Pの搬送方向(この一実施例におい
ては、図中左方向)に対して、これらヒートローラ50
とプレスローラ52との夫々の回転軸線が直交する様に
配置されている。即ち、この一実施例においては、ファ
ンフォールド紙Pは定着ロール対54において挟持され
る事により加熱され、この結果、ファンホールド紙P上
に付着したトナー像は定着される様になされている。
【0019】上側のヒートローラ50は、円筒状のロー
ラ本体56と、このローラ本体56内に収納された発熱
手段としてのハロゲンランプ58とから構成され、この
ハロゲンランプ58によってローラ本体56の外周面が
所定の温度に加熱されるようになっている。ヒートロー
ラ50の両端は、軸部60を介してシャーシ62に揺動
可能に枢着されたホルダ64により回動自在に支持され
ている。この様にして、ヒートローラ50はシャーシ6
2に対して揺動移動可能となっている。又、このヒート
ローラ50の一方側端(図3における右側端)には、図
示しないがギアが固定されており、このギアを介して図
示しない駆動源としてのメインモータからの駆動力が伝
達され、これにより回転駆動されるようになっている。
【0020】下側のプレスローラ52は、芯金66と、
この芯金66の周囲に配設され、耐熱性を有する所定硬
度のシリコンゴム等の弾性部材層68とから形成されて
いおり、シャーシ62の所定位置にその配設位置を固定
された状態で、自身の中心軸線回りに回転自在に支持さ
れている。尚、その支持構造は図面の都合上、図示され
ていない。
【0021】ヒートローラ50を支持するホルダ64
は、ヒートローラ50と軸方向に沿って略同一長さを有
し、このヒートローラ50の上側に位置する連結部70
と、この連結部70の両端からファンホールド紙P導入
側(即ち、図中右側)に向けて夫々延設した一対のアー
ム部72とを一体的に備えている。ここで、両アーム部
72は、夫々の略中央で、ヒートローラ50の回転軸線
と平行に設定された中心軸線を有する軸部60によっ
て、シャーシ62に揺動自在に枢支されている。又、各
アーム部72の先端には、上方に立上げた上辺部を内側
(装置中心側)に向けて屈折したスプリング受け74が
一体的に形成されている。
【0022】また、この軸部60には、両アーム部72
の内側に位置した状態で、レバー76がその一端部(即
ち、ファンホールド紙Pの排紙側端部)で揺動可能に枢
支されている。各レバー76の他端部(即ち、ファンホ
ールド紙Pの導入側端部)の先端には、カムフォロア7
8が回転自在に設けられている。一方、ホルダ64のス
プリング受け74と対応する下側位置の下辺部位には、
スプリング保持部84が外側(アーム部72側)に向け
て屈折突設されている。また、各スプリング保持部84
の軸部60側に隣接して、フック86が外側に向けて屈
折突設されている。
【0023】ここで、軸部60における各アーム部72
と対応するレバー76との間には、図4に示す様に、ト
ーションスプリング88が夫々外挿されている。各トー
ションスプリング88の延設端の一方は、対応するレバ
ー76に形成されたフック86の上側に当接し、他端は
シャーシ62の上辺を内側に屈折形成したフック部62
Aの下面に当接している。このようにして、各トーショ
ンスプリング88の復帰付勢力によって、対応するレバ
ー76は、軸部60を中心に時計方向に揺動付勢され
る。この結果、各レバー76の端部に装着されたカムフ
ォロア78が、対応する偏心カム90の外周カム面に当
接する事になる。尚、図4では、図面の都合上、ホルダ
64のアーム部72の表示は省略してある。
【0024】また、図2及び図3に示す様に、ホルダ6
4の各スプリング受け74と、対応するレバー76のス
プリング保持部84との間には、コイルスプリング92
が各々介設されている。各コイルスプリング92の付勢
力によって、ホルダ64がレバー76に対して反時計方
向に(即ち、ヒートローラ50を保持する側が下方に向
く様に)揺動付勢されている。また各スプリング受け7
4には、これを貫通して上下方向に沿って延出した状態
で揺動規制ボルト94が設けられている。各揺動規制ボ
ルト94の下端はスプリング保持部84に固定されてい
る。この様にして、各揺動規制ボルト94は、レバー7
6に対するホルダ64の相対揺動量(両者のなす角度の
広がり)を所定量に規制している。
【0025】即ち、各レバー76は、対応するトーショ
ンスプリング88によって時計方向に揺動付勢されて、
各カムフォロア78が対応する偏心カム90に当接して
いる。この結果、各偏心カム90の回転による外周カム
面の変位(回転中心からの偏心量)に従って、各レバー
76は軸部60回りに揺動駆動され、この結果、ホルダ
64は、各レバー76の揺動にコイルスプリング92又
は揺動規制ボルト94を介して連動した状態で、揺動す
る事になる。そして、図2に示す様に、各カムフォロア
78が偏心カム90の外周カム面の回転中心からの変位
量が最も大きい位置に当接する状態(即ち、カムフォロ
ア78が最も上方に位置する状態)で、ヒートローラ5
0の外周がプレスローラ52の外周に当接する様に設定
されている。このヒートローラ50のプレスローラ52
へ当接した以降のレバー76の更なる揺動によって、コ
イルスプリング92が所定量圧縮変形する事になる。こ
の様にして、各コイルスプリング92の弾性復帰力で、
ヒートローラ50はプレスローラ52に所定の押圧力で
圧接され、定着作用状態が規定される。
【0026】一方、各カムフォロア78が対応する偏心
カム90の外周カム面の回転中心からの変位量が最も小
さい位置に当接する状態(即ち、カムフォロア78が最
も下方に位置する状態)では、各レバー76の図中時計
方向の揺動により、ホルダ64が揺動規制ボルト94を
介して同様に図中時計方向に連動した状態で揺動し、こ
の結果、ホルダ64に保持されるヒートローラ50はプ
レスローラ52から上側に向けて所定間隔だけ遊離し
て、退避状態が規定される。
【0027】尚、偏心カム90は、このヒートロール定
着装置36を備えた電子写真プリンタの図示しない制御
装置によって回転駆動を制御されている。具体的には、
この制御装置は、プレスローラ52を、印字時(画像形
成時)には、図2に示す様に、所定押圧力でプレスロー
ラ52に圧接して定着作用状態となし、一方、印字待機
時には、プレスローラ52から上方に遊離して退避状態
となすように、作動制御されるものである。
【0028】また、この一実施例の定着装置36が適用
されるレーザビームプリンタ装置10の装置本体12に
は、図2に示す様に、排紙カバー96がその上端を開成
可能に取り付けられている。即ち、この排紙カバー96
は、その下端回りに図中反時計方向に揺動する事によ
り、上端を開成される様になされている。また、この排
紙カバー96には、ヒートローラ50の排紙側(図中、
左側)に位置した状態で、シャフト80がヒートローラ
50の回転軸線と平行な中心軸線を有した状態で配置さ
れている。このシャフト80の外周の両側には、ジャム
防止爪98が夫々固定されている。
【0029】また、図3に示す様に、シャフト80は、
これの一方側端部(図中、右側端部)に巻回装着された
スプリング100によって、図中反時計回り方向に回動
付勢されている。
【0030】一方、これらジャム防止爪98の先端は、
プレスローラ52への接離状態に拘らず、常時、ヒート
ローラ50の外周面に当接し、定着ローラ対54の間を
通過して来たファンホールド紙Pが、例え、ヒートロー
ラ50の外周面に密着したとしても、確実にヒートロー
ラ50の外周面から剥離され、ファンホールド紙Pのジ
ャムが確実に防止されるようになっている。
【0031】ここで、各ジャム防止爪98は、シャフト
80が挿通・固定される円筒状の基部106と、この基
部106から一体的に延設され、先端が鋭角の爪部10
8とから構成されている。
【0032】尚、図2に示す様に、シャフト80の下側
(即ち、プレスローラ52の排紙側)には、下部排紙ガ
イド116が設けられている。定着ローラ対54の間を
通過して定着動作を受けたファンホールド紙Pは、ジャ
ム防止爪98によりヒートローラ50の外周から剥離さ
れた状態で、この下部排紙ガイド116上を排紙口12
bに向けて搬送される事になる。
【0033】以上の様に構成された定着装置36では、
前述の様に、偏心カム90の回転によるレバー76及び
ホルダ64の揺動駆動によって、印字時にはヒートロー
ラ50を定着作用状態としてプレスローラ52に転接し
て定着作用を行なうと共に、印字待機時にはプレスロー
ラ52から所定量だけ上方に退避した退避状態にもたら
される。
【0034】定着作用状態では、ヒートローラ50はプ
レスローラ52に所定押圧力で押圧付勢されると共に、
ヒートローラ50が回転駆動され、両ローラ50,52
に挟まれたファンホールド紙Pを加圧・加熱して定着作
用を行ないつつ、ファンホールド紙Pを搬送駆動して排
紙する事になる。
【0035】ここで、ヒートローラ50が定着作用状態
にある場合には、ジャム防止爪98は図6に示す様に、
スプリング100の付勢力による所定の押圧力でヒート
ローラ50に押圧されることとなる。これにより、定着
作用を終えたファンホールド紙Pがトナーの溶着力等に
よってヒートローラ50に接着していたような場合で
も、ジャム防止爪98によって剥離され、ジャムするこ
となく排紙されることになる。
【0036】一方、印字待機時においては、ヒートロー
ラ50が定着作用位置から上方に退避して退避状態が規
定されると、シャフト80はスプリング100の付勢力
で図中反時計回りに回動する。このシャフト80の回動
によってジャム防止爪98は図中反時計回りに回動し、
この結果、図7に示す様に、ヒートローラ50への圧接
状態を維持されることになる。この結果、ファンホール
ド紙Pは爪部108に引っ掛かることなく、排紙方向に
搬送されることになる。
【0037】また、新しいファンホールド紙Pをセット
する際、このファンホールド紙Pが搬送されてその前端
が定着ロール対54に達する以前にヒートローラ50を
定着作用位置に復帰させておくことにより、ジャム防止
爪98はヒートローラ50に押圧された状態となり、こ
れによってファンホールド紙Pの前端が加えられる熱で
ヒートローラ50側に屈曲してこのヒートローラ50に
巻き付いていしまうことを防ぐことができる。
【0038】次に、この発明の特徴となる電子写真方法
を、図8以降を参照して、詳細に説明する。
【0039】以上説明した、駆動モータ34fによるト
ラクタ34の周回駆動(ファンホールド紙Pの正逆両方
向の搬送),転写チャージャ26による転写作用とその
コロナ帯電器の揺動退避駆動,定着装置36による定着
作用とそのヒートローラ50の揺動退避,及び、電子写
真法に係る各プロセス作用部(感光ドラム14の回転駆
動,トナークリーニングユニット16,除電ユニット1
8,帯電チャージャ20,レーザスキャニングユニット
22,現像ユニット24)は、図8のブロック図に示す
如く、全て制御部120により作動制御されるようにな
っている。
【0040】この制御部120には、トラクタ34と同
期駆動する様に連繋されたエンコーダ34hを検出する
フォトインタラプタ34i,記録紙検出器38,40,
42からの記録紙検知情報,及び操作手段としてのオペ
レーションパネル122からの操作情報が入力されるよ
うになっている。また、制御部120は、書換可能なR
OMより成る記憶部124を備えており、この記憶部1
24にオペレーションパネル122の操作によって設定
される用紙サイズや通信プロトコル及び印字枚数等のデ
ータが格納されるようになっている。
【0041】そして、この制御部120はこれら入力情
報に基いて、ホストコンピュータ126から送られて図
示しないページメモリに記憶された描画情報を描画すべ
くこのレーザビームプリンタ装置10を作動制御するも
のである。尚、図中128はLCD等により構成された
表示部を示しており、この表示部128にはオペレータ
ーに不具合発生等の情報が表示されるものである。
【0042】次に、上記の如く構成されたレーザビーム
プリンタ装置10の制御部120による電子写真方法の
制御手順を、図9A及び図9Bに示すフローチャートに
従って説明する。
【0043】まず、3台の記録紙検出器38,40,4
2(図9A及び図9B中では夫々センサP,F,Rと記
載)からの検知信号により、ファンホールド紙Pの状態
を検知する(S1,S2,S3)。尚、この時、転写チ
ャージャ26のコロナ帯電器及び、定着装置36のヒー
トローラ50は揺動退避状態にある。
【0044】ここで、記録紙検出器38(センサP)が
『OFF』の場合(即ち、ファンホールド紙Pを検知し
ていない場合)には、ファンホールド紙Pがセットされ
ていないと判断し、表示部128に『紙なし』表示し
て、ファンホールド紙のセットを要求する(S28)。
この後、制御手順を終了する。
【0045】一方、記録紙検出器38(センサP)が
『ON』で、記録紙検出器40(センサF)が『OF
F』の場合は、図10に示す様に、ファンホールド紙P
がセットされた状態と判断し、トラクタ34を駆動して
ファンホールド紙Pを前進させ(S23)、図12に示
す様に、その先端『ML』が転写チャージャ26と対応
する所定位置となった所で停止させる。この図12に示
す状態が、描画(出力)の準備が整った出力待機状態で
ある。このファンホールド紙Pの出力待機状態へのセッ
トは、搬送されるファンホールド紙Pを記録紙検出器4
0(センサF)が検知する(『ON』となる)ことによ
り(S24)、その先端『ML』位置を把握し、以後は
エンコーダ34hからの搬送情報に基いて(エンコーダ
34hから入力されるファンホールド紙P搬送と同期す
るパルス信号に基いて)制御することにより行なわれ
る。
【0046】即ち、ファンホールド紙Pの先端が記録紙
検出器40(センサF)に検知されてから出力待機状態
位置へと移動するのに要する(対応する)パルス数:L
は予め解っている為、ファンホールド紙P(の先端)を
記録紙検出器40(センサF)が検知した時(S2
4)、エンコーダ34hからのパルスをカウント開始し
(S25,S26)、このパルスのカウントがLとなっ
た時点で停止させる(S27,S8)。この様にして、
前述の出力待機状態に正確に成し得るものである。尚、
以下において、ファンホールド紙Pの搬送制御は、特に
説明しないが全てこのようにエンコーダ34hからの搬
送情報に基づいて(即ち、パルスをカウントすること
で)行なわれるものである。
【0047】記録紙検出器40(センサF)が『ON』
の場合には、これによってファンホールド紙Pの装着は
確認され、更に、記録紙検出器42(センサR)が『O
N』の場合には、後述する様に、出力終了状態であると
判定し、トラクタ34を逆駆動して(S4)、図12に
示す出力待機状態となる迄ファンホールド紙Pを後退
(1ページ分後進)させる。この1ページ分の後進も、
エンコーダ34hからのパルスをカウントし(S5,S
6)、このパルスのカウントが使用するファンホールド
紙Pの1ページ相当カウント:PCとなった時点で停止
させる(S7,S8)ことで制御される。
【0048】ここで、ファンホールド紙Pの1ページ相
当カウント:PCは、オペレーションパネル122から
入力設定されて記憶部124に記憶されている用紙サイ
ズに基いて設定されるものである。例えば、本実施例で
は、エンコーダ34hはトラクタ34のトラクタベルト
34aと同期回転すると共にこのエンコーダ34hのス
リットはトラクタベルト34aの突起と対応する(即
ち、1/2 インチ間隔で形成されたファンホールド紙Pの
送り孔と対応する)ように設けられている為、ミシン目
間隔が11インチのファンホールド紙Pでは22パル
ス,ミシン目間隔が12インチのファンホールド紙Pで
は24パルス,ミシン目間隔が13インチのファンホー
ルド紙Pでは26パルスに設定されるようになってい
る。つまり、これによって複数種類のミシン目間隔のフ
ァンホールド紙Pに対して互換性を有するようになって
いるものである。
【0049】このようにして、ファンホールド紙Pの先
端『ML』が転写チャージャ26と対応した出力待機状
態となった後、感光ドラム14の回転及びレーザスキャ
ニングユニット22からの露光を開始する(S9,S1
0)。また、図9A及び図9B中には示してないが、こ
の感光ドラム14の回転開始に伴なって、トナークリー
ニングユニット16,除電ユニット18,帯電チャージ
ャ20及び現像ユニット24の作用も夫々開始される。
【0050】感光ドラム14の回転によって、この感光
ドラム14のレーザスキャニングユニット22による露
光部位が転写チャージャ26に至るのと同期して、トラ
クタ34の駆動によるファンホールド紙Pの前進(搬
送)を開始する(S11)。そして、コロナ帯電器の転
写作用位置への復帰とその転写作用を相次いで開始する
と共に、この転写チャージャ26の転写動作の開始タイ
ミングと同期して、定着装置36における定着動作を開
始する(S12)。その結果、感光ドラム14表面のト
ナー像はファンホールド紙P上に転写されると共に、フ
ァンフォールド紙Pにおける未転写または既に定着済の
部分への定着動作が開始される事になる。
【0051】この定着動作は、詳細には、図13にサブ
ルーチンとして取り出して示す様に、転写チャージャ2
6へ駆動信号を出力し(S12A)、転写チャージャ2
6への駆動信号の出力に応じて(同期して)、ヒートロ
ーラ50の回転駆動を開始する(S12B)。ここで、
この一実施例においては、ヒートローラ50の回転速度
は、その周速が、トラクタ34によるファンホールド紙
Pの搬送速度よりも僅かに遅い速度となる様に設定され
ている。また、このヒートローラ50の回転駆動の開始
に伴い、図示しないメインモータからの駆動力を偏心カ
ム90に伝達して、この偏心カム90を回転駆動する
(S12C)。この偏心カム90の回転に応じて、ヒー
トローラ50はプレスローラ52に圧接することにな
る。
【0052】即ち、この一実施例においては、回転駆動
中のヒートローラ50がプレスローラ52と間に、搬送
駆動中のファンホールド紙Pを挟んだ状態で、互いに転
接することになる。ここで、既に説明した様に、この回
転駆動中のヒートローラ50とプレスローラ52との間
に挟持されるファンフォールド紙Pの部分は、未転写ま
たは既に定着済の部分となる様に、または、回転駆動中
のヒートローラ50とプレスローラ52との間には、フ
ァンホールド紙Pが存在しないように設定されている。
換言すれば、ヒートローラ50がプレスローラ52に転
接し始める部位において、未定着トナーの部分が避けら
れる様に設定されている。
【0053】この結果、例え、回転駆動中のヒートロー
ラ50が搬送駆動中のファンフォールド紙Pに上方から
転接したとしても、未定着のトナー像が形成されている
以外の部位に転接することになるので、未定着のトナー
像が乱されることがなく、良好な定着動作が実行される
ことになる。しかも、プレスローラ52に転接する状態
でヒートローラ50は回転中である為、このヒートロー
ラ50のファンホールド紙Pに当接する部分が、時間の
経過と共に変化し、同じ部分に当接し続けることが禁止
されることになる。この様にして、ファンホールド紙P
の同一部分へのヒートローラ50の接触が禁止され、こ
の結果、ファンホールド紙Pの定着ローラ50からの熱
エネルギーの付与が抑制され、ファンホールド紙Pの過
定着が確実に防止されることになる。
【0054】こうして1頁分の露光が終了した後、次に
後続頁の有無を判定する(S14,S15)。ここで、
後続頁がある場合には、引続いてこの後続頁の露光を行
なう(S16)。
【0055】後続頁がない場合には、前述作用開始時と
同様のタイミングで、転写部A8の作用停止とコロナ帯
電器の揺動退避を行なう(S17)と共に、エンコーダ
34hからのパルスをカウントする(S18,S1
9)。このパルスのカウントが、未定着トナー像の後端
が転写部Aから定着装置36まで移動する様に要するエ
ンコーダ34hからのパルス数:Mとなった時点で(S
20)、定着装置36を作用停止(ヒートローラ50揺
動退避も含む)する(S21)。
【0056】即ち、この時点で、この発明の特徴をなす
点であるが、定着装置36においてヒートローラ50を
プレスローラ52から上方に離間させ、ファンホールド
紙Pの挟持状態を解除する。尚、この定着装置36の作
用停止状態で、トラクタ34の駆動は継続して実行され
ており、この結果、ファンホールド紙Pは排紙方向に搬
送駆動され続けているものである。
【0057】この後、エンコーダ34hからのパルスを
カウントする(S22,S23)。このパルスのカウン
トが、印字された頁の後端が定着装置36から停止位置
まで移動するに要するエンコーダ34hのパルス数:N
となった時点で(S24)、トラクタ34の駆動を停止
して、ファンホールド紙Pの搬送(前進)を停止させる
(S25)。この状態が、図11に示す出力終了状態で
ある。尚、上述したパルス数Nは、上述した説明から明
らかな様に、N=PC−Mで規定されるパルス数となっ
て居る。
【0058】ここで、頁単位での描画が終了した時点で
は、この描画終了頁の次の白紙頁の前端は、この頁の前
端を基準として見れば出力待機状態にあり、この状態か
らファンホールド紙Pを更に1頁相当カウント:PC
(即ち1頁分)搬送することで、描画終了頁は定着装置
36の定着作用位置より前方迄搬送されることとなる
(転写チャージャ26の転写作用位置から定着装置36
の定着作用位置に至る記録紙搬送長がファンホールド紙
Pのミシン目間隔より短く設定されていることによ
る)。一方、描画終了頁に対しては確実に定着作用が行
なわれると共に、描画終了頁と次の白紙頁の前端との間
のミシン目位置『X』は、図11に示す様に、このレー
ザビームプリンタ装置10の装置本体12の用紙排紙口
12bから外部に十分突出し、このミシン目から容易に
切り離し可能な状態となる。
【0059】出力後のファンホールド紙Pはこのミシン
目『X』から切り離して使用され、この切り離されるこ
とにより、この切り離されたミシン目『X』(即ち、白
紙頁の先端)は、次頁の先端『ML』となる。次の描画
の際には、ファンホールド紙Pは前述の如く1頁分逆送
りして出力待機状態とした後(出力待機状態から1頁分
前進させた状態が出力終了状態である為、この出力終了
状態から1頁分後退させることによって必然的に出力待
機状態となる)描画を開始するものである。尚、出力後
に描画頁をミシン目から切り離さなかった場合、次の出
力時にはこの描画頁はレーザビームプリンタ装置10内
に引き込まれるが、既に定着済みの為に何ら問題はない
ものである。
【0060】上記の如く構成したことにより、描画した
頁は必ず定着作用されて切り離し可能に装置外に出力さ
れると共に、この描画した頁の排出状態においては、引
き続く白紙頁の先端が排紙口12bから外方に突出する
様に設定され、この描画した頁の切り取りが容易に行わ
れる様になされると共に、次の出力時には、ファンホー
ルド紙Pを後退させることにより最初頁(切り離した場
合一枚目:切り離さない場合前回出力頁の次頁)からの
出力が可能となり、従って、出力開始時に於るファンホ
ールド紙Pの無駄が無く、また、転写部Aから定着装置
の定着作用位置に至る搬送経路長をファンホールド紙P
のミシン目間隔と無関係に設定できることから装置を小
型化できると共に、ミシン目間隔の異なる記録紙に対し
ても汎用性を有するものである。
【0061】以上詳述した様に、この一実施例において
は、画像形成動作(即ち、転写動作)により、描画の終
了した頁を装置本体12から排出するに際して、これに
引き続く白紙頁が定着装置36を通過する際に、この定
着装置36の定着動作を中断し、ヒートローラ50をプ
レスローラ52から離間する様に設定している。この結
果、描画頁の切り取りを容易にする為に、これに引き続
く白紙頁の先端を装置本体12外に排出するに際して、
この白紙頁が定着装置36を通過したとしても、この定
着装置36のヒートローラ50に接触することがないの
で、このヒートローラ50に付着していた剥離促進用の
シリコンオイルが、白紙頁の上面に付着することが確実
に防止され、従って、この白紙頁が引き続くプリント動
作に伴い、装置本体12内に引き戻されて、転写部Aを
通過したとしても、その際に、感光ドラム14の外周面
(即ち、感光層)がシリコンオイルで汚されることが、
確実に防止されることになる。この様にして、プリント
動作の不良が効果的におく制されることになる。
【0062】一方、この様に、白紙頁の装置本体12か
らの排出に際して、定着装置36の定着動作が中断され
ているので、この白紙頁が定着装置36を通過する際
に、ヒートローラ50から加熱動作を受けることがな
い。この結果、この白紙部分が加熱されて、異常な低湿
状態(乾燥状態)となることが確実に防止され、異常な
低湿状態で発生する転写不良や定着不良が確実に抑制さ
れることになる。
【0063】この発明は、上述した一実施例の構成に限
定されることなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であることは言うまでも無い。
【0064】
【発明の効果】以上詳述した様に、この発明に係わる電
子写真方法は、請求項1に記載に従えば、連続紙を感光
体と転写手段との間を通過させて、この連続紙上に感光
体からトナー像を転写させ、熱定着手段を通過させて、
転写像を連続紙上に定着させる電子写真方法において、
前記転写の終了した連続紙の頁部分を排紙する際に、こ
れに引き続く白紙頁部分が前記熱定着手段を通過する際
に、この熱定着手段における熱定着動作を停止させるこ
とを特徴としている。また、この発明に係わる電子写真
装置は、請求項2の記載に従えば、連続紙を感光体と転
写手段との間を通過させて、この連続紙上に感光体から
トナー像を転写させ、熱定着手段を通過させて、転写像
を連続紙上に定着させる電子写真装置において、前記転
写の終了した連続紙の頁部分を排紙する際に、これに引
き続く白紙頁部分が前記熱定着手段を通過する際に、こ
の熱定着手段における熱定着動作を停止させる制御手段
を具備することを特徴としている。
【0065】また、この発明に係わる電子写真方法は、
請求項3の記載に従えば、連続紙を感光体と転写手段と
の間を通過させて、この連続紙上に感光体からトナー像
を転写させ、熱定着手段を通過させて、転写像を連続紙
上に定着させる電子写真方法において、前記転写の終了
した連続紙の頁部分を排紙する際に、これに引き続く白
紙頁部分が前記熱定着手段を通過する際に、この熱定着
手段におけるヒートローラをプレスローラから離間させ
ることを特徴としている。また、この発明に係わる電子
写真装置は、請求項4の記載に従えば、連続紙を感光体
と転写手段との間を通過させて、この連続紙上に感光体
からトナー像を転写させ、熱定着手段を通過させて、転
写像を連続紙上に定着させる電子写真装置において、前
記転写の終了した連続紙の頁部分を排紙する際に、これ
に引き続く白紙頁部分が前記熱定着手段を通過する際
に、この熱定着手段におけるヒートローラをプレスロー
ラから離間させる制御手段を具備することをを特徴とし
ている。
【0066】従って、この発明によれば、連続紙の中の
プリント済の頁を排出するに際して、その頁を切り取り
易くする為に、引き続く白紙頁を機外に一旦排出する様
にしても、プリント不良の発生を防止することの出来る
電子写真方法、及び電子写真装置が提供される事にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる電子写真装置の一実施例をレ
ーザビームプリンタに適用した場合の構成を概略的に示
す正面図である。
【図2】図1に示すレーザビームプリンタに装着される
定着装置の構成を示す正面断面図である。
【図3】図2に示す定着装置におけるヒートローラの揺
動退避構造を示す斜視図である。
【図4】レバーの揺動付勢構造を示す斜視図である。
【図5】ジャム防止爪の構成を示す平面図である。
【図6】ジャム防止爪の定着作用状態における作動状態
を説明する為の正面断面図である。
【図7】ジャム防止爪の退避状態における作動状態を説
明する為の正面断面図である。
【図8】ファンホールド紙を用いる電子写真プリンタに
適用される制御系を示すブロック図である。
【図9A】、
【図9B】図8に示す制御部における制御手順を示すフ
ローチャートである。
【図10】ファンホールド紙が電子写真プリンタにセッ
トされた状態を示す正面断面図である。
【図11】ファンホールド紙が転写動作前における出力
終了状態を示す正面断面図である。
【図12】ファンホールド紙の定着動作終了直後におけ
る出力待機状態を示す正面断面図である。
【図13】図9Aに示すステップS12における定着動
作の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
A 転写部 ML 先頭頁の先端 P ファンホールド紙(記録紙) X プリント済み頁と引き続く白紙頁との間のミシン
目 10 レーザビームプリンタ(電子写真装置) 12 装置本体 12a 用紙取り入れ口 12b 用紙排紙口 14 感光ドラム 16 トナークリーニングユニット 18 除電ユニット 20 転写チャージャ 22 レーザスキャニングユニット 24 現像ユニット 26 転写チャージャ 28 搬送経路 30 導入側搬送経路 32 排出側搬送経路 34 トラクタ 34a トラクタベルト 34b;34c 送りローラ 34d;34e 駆動軸 34f 駆動モータ 34g エンドレスベルト 34h エンコーダ 34i フォトインタラプタ 36 定着装置 38 第1の記録紙検出器(センサP) 40 第2の記録紙検出器(センサF) 42 第3の記録紙検出器(センサR) 44 アーム部材 50 ヒートローラ 52 プレスローラ 54 定着ローラ対 56 ローラ本体 58 ハロゲンランプ 60 軸部 62 シャーシ 62A フック部 64 ホルダ 66 芯金 68 弾性部材層 70 連結部 72 アーム部 74 スプリング受け 76 レバー 78 カムフォロア 80 シャフト 82 操作部 84 スプリング保持部 86 フック 88 トーションスプリング 90 偏心カム 92 コイルスプリング 94 揺動規制ボルト 96 排紙カバー 98 ジャム防止爪 100 スプリング 102 アーム 104 スペーサ部材 106 基部 108 爪部 110 ピン 112 凹部 114 スプリング 116 下部排紙ガイド 118 軸部 120 制御部 122 オペレーションパネル 124 記憶部 126 ホストコンピュータ 128 表示部である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続紙を感光体と転写手段との間を通過さ
    せて、この連続紙上に感光体からトナー像を転写させ、
    熱定着手段を通過させて、転写像を連続紙上に定着させ
    る電子写真方法において、 前記転写の終了した連続紙の頁部分を排紙する際に、こ
    れに引き続く白紙頁部分が前記熱定着手段を通過する際
    に、この熱定着手段における熱定着動作を停止させるこ
    とを特徴とする電子写真方法。
  2. 【請求項2】連続紙を感光体と転写手段との間を通過さ
    せて、この連続紙上に感光体からトナー像を転写させ、
    熱定着手段を通過させて、転写像を連続紙上に定着させ
    る電子写真装置において、 前記転写の終了した連続紙の頁部分を排紙する際に、こ
    れに引き続く白紙頁部分が前記熱定着手段を通過する際
    に、この熱定着手段における熱定着動作を停止させる制
    御手段を具備することを特徴とする電子写真装置。
  3. 【請求項3】連続紙を感光体と転写手段との間を通過さ
    せて、この連続紙上に感光体からトナー像を転写させ、
    熱定着手段を通過させて、転写像を連続紙上に定着させ
    る電子写真方法において、 前記転写の終了した連続紙の頁部分を排紙する際に、こ
    れに引き続く白紙頁部分が前記熱定着手段を通過する際
    に、この熱定着手段におけるヒートローラをプレスロー
    ラから離間させることを特徴とする電子写真方法。
  4. 【請求項4】連続紙を感光体と転写手段との間を通過さ
    せて、この連続紙上に感光体からトナー像を転写させ、
    熱定着手段を通過させて、転写像を連続紙上に定着させ
    る電子写真装置において、 前記転写の終了した連続紙の頁部分を排紙する際に、こ
    れに引き続く白紙頁部分が前記熱定着手段を通過する際
    に、この熱定着手段におけるヒートローラをプレスロー
    ラから離間させる制御手段を具備することを特徴とする
    電子写真装置。
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Cited By (1)

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