JPH0326630A - 電子写真装置の記録用紙搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真装置の記録用紙搬送装置に係り、特に
普通の電子写真用記録用紙と葉書のような厚手の記録用
紙を使用することができる電子写真装置における記録用
紙搬送装置に関する．〔従来の技術〕 ワードプロセッサやコンピュータで作成した画像情報を
記録する装置として電子写真式のプリンタが普及してい
る．この電子写真式のプリンタとしては、レーザビーム
プリンタが一般的である．第３図はレーザビームプリン
タの一例であって、筺体１内には，定速回転される光導
電性の感光ドラム２が設けられ、該感光ドラム２の外周
面に対向して、順次、帯電器３、レーザビーム露光装置
４、現像装置５、転写装置６、クリーニング装置７が設
けられる． 感光ドラム２の外肩面は、帯電器３によって一様に帯電
された後にレーザビーム露光装置４によって記録すべき
画像情報に従って露光されて静電潜像が形成される．現
像装置５は、この静電潜像を現像してトナー像にする． ＋３ａ，８ｂは、その一部が筐体ｌ外に露出した紙カセ
ットで、記録用紙９ａ，９ｂを収納する．抽出ローラ１
０ａ，ｔｏｂは前記紙カセット８ａ，８ｂに収納された
記録用紙９ａ，９ｂの一枚（ここでは記録用紙９ａの場
合を例にとって説明する）を抽出してレジストローラｌ
ｌａ，ｌｌｂまで送る．レジストローラｌｌａ，ｌｌｂ
は、送られてきた記録用紙９ａの先端を受け止めて停止
させ，該先端が前記感光ドラム２に形成されたトナー像
と位置合わせするように送紙タイミングを調整してその
摩擦力で搬送する．湾曲する反転ガイド１２ａ，１２ｂ
はレジストローラｌｌａ，ｆｌｂの下流側に配置され、
該レジストローラ１１ａ，１ｌｂから送り出された記録
用紙９ａを湾曲させながら折り返して反転する送紙路を
形成する．この湾曲する送紙路内には反転ローラ１３ａ
，１３ｂも設けられる． 感光ドラム２の外月面に形成されたトナー像と整合する
ように搬送される記録用紙９ａは、転写部において感光
ドラム２と重合され、その背面から前記転写装置６によ
って与えられる転写用電荷による静電気の作用によって
トナー像が転写される．転写されずに感光ドラム２の外
周面に残留するトナーはクリーニング装置７によって清
掃される． ヒートローラ１４ａ及びバックアツプローラ１４ｂを備
えた定着装置は、前記転写装置６によってトナー像が転
写された記録用紙９ａを加熱してトナー像を溶融固定（
定着）する．排紙ローラ１５ａ，１５ｂはトナー像が定
着されれた記録用紙９ａを筐体ｌ側面に取付けられた排
紙トレーｌ６上に排出する． このような電子写真式のレーザビームプリンタにおいて
、例えばＪＩＳＡ３サイズ，Ｂ４サイズ，Ａ４サイズ及
び葉書等のような種々の用紙に画像情報を記録する場合
は、第４図に示すようにこれらの用紙をレジストローラ
ｌｌａに対して該レジストローラｌｌａの軸心方向中央
位置を基準にして中心振り分けで搬送する． ところが、従来の記録用紙搬送装置では、一般的な電子
写真用の用紙の外に葉書のような厚手の用紙を使用する
と、紙厚によって搬送速度が変化して転写ずれが発生す
るとともに、湾曲させられている記録用紙の後端がレジ
ストローラ１１ａ，１ｌｂの間を離れて自由になったと
きに弾けて湾曲外側の反転ガイド１２ａに強く衝突して
振動し、この振動が転写位置に伝達されて転写乱れを発
生する問題があった． 第５図と第６図は紙厚変化に対する記録用紙搬送速度の
変化状態を示している．第５図に示すように、記録用紙
９ａが周速Ｖｒなるレジストローラｌｌａに巻き付くよ
うに湾曲して搬送されるとき、紙厚ｔと記録用紙搬送速
度Ｖｐとの関係は、第６図に示すように変化して転写ず
れの原因になる．これは、紙厚ｔによって湾曲内側のレ
ジストローラｌｌａによる駆動半径Ｒが変化することに
よる． 第７図〜第９図は、前記レジストローラｌｌａ，１ｌｂ
と反転ガイド１２ａの配置位置関係と記録用紙９ａに対
するトナー像の転写乱れの関係を示している．湾曲する
外側の反転ガイドＬ２ａは、第７図に示すように、その
先端がレジストローラ１１ａ，ｌｌｂの接線よりも低く
位置するように段差δをもって配置されている．これは
記録用紙９ａの先端が反転ガイド１２ａの先端に突き当
って紙ジャムが発生するのを防止するためである。

しかしながら、このような段差δがあると、葉書のよう
な厚手の記録用紙９ａを使用した場合には、第８図に示
すように、曲率ρの反転ガイド１２ａ，１２ｂに沿って
湾曲して搬送される該記録用紙９ａの後端がレジストロ
ーラ１１ａ．１ｌｂの間及び反転ローラ１　３　ａ，　
　１　３　ｂの間を離れたときに真っ直に復元しようと
してその弾力で弾けて反転ガイド１２ａに強く衝突して
振動する。この振動は、記録用紙９ａ中を伝わって転写
位置にある部分を振動させて転写乱れを発生する。第９
図は格子状のパターンを記録した記録用紙９ａを示して
おり、Ａは記録用紙９ａの後端がレジストローラ１１ａ
．ｌｌｂの間を離れたときの振動による転写乱れ、Ｂは
記録用紙９ａの後端が反転ローラ１３ａ，１３ｂの間を
離れたときの振動による転写乱れである． なお、前述したような電子写真装置に関する従来技術と
して、例えば、特公昭５９−５４８９号公報等に記載さ
れた技術が知られている。

〔発明が解決しようとする課題〕

以上のように、一次記録媒体に形成されたトナー像を転
写するための記録用紙を湾曲させながら２つのローラの
間に挾持してその摩擦力で該記録用紙を搬送し、湾曲す
る反転ガイド部を通してトナー像転写部に供給する電子
写真装置の記録用紙搬送装置においては、紙厚の異なる
記録用紙を使用すると、転写ずれや転写乱れが発生する
欠点がある。

従って本発明は、この種の電子写真装置において、紙厚
の異なる記録用紙を使用しても転写ずれや転写乱れが発
生しない簡単な構成の記録用紙搬送装置を提供すること
にある． 〔課題を解決するための手段〕 第ｌの発明は、一次記録媒体に形成されたトナー像を転
写するための記録用紙を湾曲させながら２つのローラの
間に挾持しその摩擦力で搬送してトナー像転写部に供給
する電子写真装置の記録用紙搬送装置において、前記記
録用紙の湾曲内側のローラの厚紙通紙帯域を小径にした
ことを特徴とし、 第２の発明は、一次記録媒体に形成されたトナー像を転
写するための記録用紙を２つのローラの間に挾持してそ
の摩擦力で該記録用紙を搬送し，該２つのローラの後に
配置された湾曲する反転ガイド部によって該２つのロー
ラから送り出された記録用紙を湾曲させながら折り返し
てトナー像転写部に供給する電子写真装置の記録用紙搬
送装置において、前記湾曲外側に位置する前記反転ガイ
ドの先端が対向するローラに該反転ガイド先端を入り込
ませた環状溝を設けたことを特徴とし、第３の発明は、
一次記録媒体に形成されたトナー像を転写するための記
録用紙を湾曲させながら２つのローラの間に挾持してそ
の摩擦力で該記録用紙を搬送し、該２つのローラの後に
配置した湾曲する反転ガイド部によって該２つのローラ
から送り出された記録用紙を湾曲させながら折り返して
トナー像転写部に供給する電子写真装置の記録用紙搬送
装置において、前記湾曲内側のローラの厚紙通紙帯域を
小径部とし、湾曲外側に位置する前記反転ガイドの先端
が対向するローラには前記厚紙通紙帯域の該反転ガイド
先端を入り込ませた環状溝を設けたことを特徴とする。

〔作用〕

第１の発明によれば，薄手の普通の電子写真装置用記録
用紙を使用する場合には該記録用紙は湾曲内側の大径部
によって搬送され、厚手の葉書を使用する場合には該葉
書は小径部によって搬送されるので該２種類の記録用紙
に対する駆動半径が等しくなり、従って紙厚に変化があ
っても搬送速度が変化せずに転写ずれが発生しない．ま
た、第２の発明によれば、湾曲外側に位置する反転ガイ
ドと該反転ガイドの先端が対向するローラは段差なく連
続した搬送路（案内面）を形成するので、記録用紙の後
端が２つのローラの間を離れても弾けることがなく、従
って強い衝突による振動が発生せず転写乱れが発生しな
い．更に、第３の発明によれば、前記２つの作用が同時
に得られるので、転写すれと転写乱れが発生しない． 〔実施例〕 以下、本発明をレジストローラに適用した実施例を第１
図及び第２図を参照して説明する．湾曲する記録用紙の
内側に位置する駆動側のレジストローラｌｉｅは、芯金
ｌｉｄの表面に弾性材層ｌｉｅを設けた弾性ローラで、
芯金１１ｄには駆動歯車１７が固定されている．また、
該レジストローラｌｌｃの軸心方向中央位置（葉書を通
す帯域）には、該葉書の幅よりも僅か（ΔＢ）に広い範
囲に渡って小径部１１０′が形成される．該小径部１１
ｅ゜の外径φＤｐと該小径部１１０′の再外側の大径部
ｌｉｅ″の外径φＤｈとの関係は、小径部ｌ１１に巻き
付くように搬送される厚手の葉書の駆動半径と、大径部
ｌｉｅ”に巻き付くように搬送される薄手の普通の電子
写真記録用紙の駆動半径が等しくなるように設定させる
．薄手の普通の電子写真記録用紙は、小径部ｌｉｅと大
径部ｌｉｅ”の両方に跨って挾持されるので、段差部に
よって筋が付かないように小径部ｌｉｅ′と大径部ｌｉ
ｅ”の間は傾斜部で結ぶようにするとよい． 湾曲する記録用紙の外側に位置する従動側のレジストロ
ーラｌｌｆは金属製の剛性ローラで、前記レジストロー
ラｌｌｃの小径部１１ｅ゜に対向する部分には、湾曲外
側の反転ガイド１２ａの先端に突設した２つの爪１２１
を入り込ませるための２つの環状溝ｉｆｆ’　　　ｌｌ
ｆ”が形成される．該環状溝１　１　Ｆ’　　（１　１
　ｆ″）に対する爪部１２ａ’の侵入位置は、記録用紙
９ａを挾持する２つのレジストローラｌｉｅ，ｌｌｆの
ニツプの直後に選定される． 以上のように構成された記録用紙搬送装置によれば、記
録用紙（普通の電子写真記録用紙と葉書）を湾曲させな
がらレジストローラｌｌｃ，ｌｌｆによって駆動しても
、その紙厚によって搬送速度が変化しない。

また、反転ガイド１２ａの爪部１２１がニツプ直後の位
置でレジストローラｌｌｆの環状溝１１ｆ’，ｌｌｆ”
に入り込んで該レジストローラｌｌｆと連続した案内面
を形成するので，記録用紙９ａの先端が反転ガイド１２
ａの先端に突き当って紙ジャムを発生することがない．
更に、記録用紙９ａの後端が２つのレジストローラ１１
ｃ，１１ｆの間を離れても直ちに反転ガイド１２ａに接
することになるので、強く弾けて振動することもない． 以上の実施例は、湾曲する記録用紙９ａの内側に駆動側
のレジストローラｌｌｃを配置し、外側に従動側のレジ
ストローラｌｌｆを配置したものであるが、本発明はこ
の２つのレジストローラの配置位置を反対にしても実施
できる。この場合は、小径部を従動側のレジストローラ
に形成し、環状溝を駆動側のレジストローラに形成する
．更に，本発明は反転ローラに対しても同様に適用でき
る。

〔発明の効果〕

第１の発明は、薄手の普通の電子写真装置用記録用紙を
使用する場合には該記録用紙を湾曲内側の大径部によっ
て搬送し、厚手の葉書を使用する場合には該記録用紙は
小径部によって搬送するので該２種類の記録用紙を湾曲
させながら搬送しても駆勤半径が等しくなり、従って紙
厚に変化があっても搬送速度が変化せずに転写ずれが発
生しない． また、第２の発明は、湾曲外側に位置する反転ガイドと
該反転ガイドの先端が対向するローラが段差なく連続し
た搬送路（案内面）を形成するので、湾曲する記録用紙
の後端が２つのローラの間を離れても弾けることがなく
、従って強い衝突による振動が発生せず転写乱れが発生
しない．更に、第３の発明は、前記２つの作用効果が同
時に得られるので、転写ずれと転写乱れが発生しない。

そしてこれらの発明は、何れも、従来から用いられてい
るローラと反転ガイドの一部の形状と配置関係を僅かに
変更するだけで良いので簡単に実施できる．

【図面の簡単な説明】

第１図と第２図は本発明の一実施例を示すもので、第１
図はレジストローラの一部縦断正面図、第２図はレジス
トローラと反転ガイドの関係を示す縦断側面図である．
第３図〜第９図は従来のレーザビームプリンタを示すも
ので、第３図は全体の縦断側面図、第４図はレジストロ
ーラと記録用紙の位置関係図、第５図はレジストローラ
と反転ガイドの関係を示す縦断側面図、第６図は記録用
紙搬送速度特性図、第７図はレジストローラと記録用紙
の位置関係を示す縦断側面図、第８図は湾曲する記録用
紙搬送路の縦断側面図、第９図は格子状のパターンを記
録した記録用紙の平面図である． ９ａ，９ｂ・・・・・・記録用紙，　　　１１ｃ・・・
・・・駆動側のレジストローラ、　　　ｌｉｅ・・・・
・・弾性材層、ｌｉｅ　　・・・・・・小径部、　　　
ｌｉｅ　　・・・・・・大径部、１１ｆ・・・・・・従
動側のレジストローラ、１１ｆ’　，１１ｆ”・・・・
・・環状溝、１２ａ・・・・・・反転ガイド、　　　１
２ａ′・・・・・・爪部。 第Ｉ図 第３図 １！２図 第４図 第５図 第６図 ｔ（ｎｌｔｎノ 第７図 第８図 第９図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、一次記録媒体に形成されたトナー像を転写するため
   の記録用紙を湾曲させながら２つのローラの間に挾持し
   その摩擦力で搬送してトナー像転写部に供給する電子写
   真装置の記録用紙搬送装置において、前記記録用紙の湾
   曲内側のローラの厚紙通紙帯域を小径部としたことを特
   徴とする電子写真装置の記録用紙搬送装置。 ２、特許請求の範囲第１項において、前記内側のローラ
   は弾性の駆動ローラとし、外側のローラは剛性の従動ロ
   ーラとしたことを特徴とする電子写真装置の記録用紙搬
   送装置。 ３、特許請求の範囲第１項または第２項において、前記
   小径部と他の部分との間には傾斜部を形成したことを特
   徴とする電子写真装置の記録用紙搬送装置。 ４、一次記録媒体に形成されたトナー像を転写するため
   の記録用紙を２つのローラの間に挾持してその摩擦力で
   該記録用紙を搬送し、該２つのローラの後に配置された
   湾曲する反転ガイドによつて該２つのローラから送り出
   された記録用紙を湾曲させながら折り返してトナー像転
   写部に供給する電子写真装置の記録用紙搬送装置におい
   て、前記湾曲外側に位置する前記反転ガイドの先端が対
   向するローラに該反転ガイド先端を入り込ませた環状溝
   を設けたことを特徴とする電子写真装置の記録用紙搬送
   装置。 ５、特許請求の範囲第４項において、前記一方のローラ
   を弾性の駆動ローラとし、他方のローラを剛性の従動ロ
   ーラとしたことを特徴とする電子写真装置の記録紙搬送
   装置。 ６、一次記録媒体に形成されたトナー像を転写するため
   の記録用紙を湾曲させながら２つのローラの間に挾持し
   てその摩擦力で該記録用紙を搬送し、該２つのローラの
   後に配置した湾曲する反転ガイドによつて該２つのロー
   ラから送り出された記録用紙を湾曲させながら折り返し
   てトナー像転写部に供給する電子写真装置の記録用紙搬
   送装置において、前記湾曲内側のローラの厚紙通紙帯域
   を小径部とし、湾曲外側に位置する前記反転ガイドの先
   端が対向するローラには前記厚紙通紙帯域の該反転ガイ
   ド先端を入り込ませた環状溝を設けたことを特徴とする
   電子写真装置の記録用紙搬送装置。