JP3957904B2 - 両面画像形成装置 - Google Patents

両面画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3957904B2
JP3957904B2 JP34624398A JP34624398A JP3957904B2 JP 3957904 B2 JP3957904 B2 JP 3957904B2 JP 34624398 A JP34624398 A JP 34624398A JP 34624398 A JP34624398 A JP 34624398A JP 3957904 B2 JP3957904 B2 JP 3957904B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
unit
image forming
roller
curling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34624398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000169050A (ja
Inventor
基裕 藤原
徹 葛見
慎也 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP34624398A priority Critical patent/JP3957904B2/ja
Priority to DE69919964T priority patent/DE69919964T2/de
Priority to US09/453,691 priority patent/US6415130B1/en
Priority to EP99124213A priority patent/EP1006417B1/en
Publication of JP2000169050A publication Critical patent/JP2000169050A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3957904B2 publication Critical patent/JP3957904B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートを反転してシートの両面に画像を形成する複写機、プリンタ、及びこれらの複合機等の両面画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の両面画像形成装置の1例として複写機がある。
【0003】
図5に基づいて複写機17の画像形成プロセスを説明する。回転可能に支持された像担持体(以下、感光ドラムと称す)1は、図示矢印方向(時計方向)に回転駆動されながら、1次帯電器2にてその表面が均一に帯電される。次に、感光ドラム1は画像情報露光3を受け、その表面に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像器4によってトナー像として可視像化される。
【0004】
他方、記録媒体であるシートPは、感光ドラム1と同期してレジストローラ11によって感光ドラム1に給送され、転写帯電器5によって感光ドラム1上のトナー像の転写を受けた後、分離帯電器6により感光ドラム1から分離される。そして、このシートPは、搬送ユニット7によって定着器8に搬送され、定着器8にてトナー像の定着を受ける。
【0005】
なお、トナー像の転写が終了した感光ドラム1の表面は、クリーナ9によって清掃される。感光ドラム1上の電位は、前露光ランプ10によって消去される。これによって、感光ドラム1は、再び、画像が形成される状態になる。
【0006】
上記の複写機17の感光ドラム1、1次帯電器2、現像器3、現像器4、転写帯電器5、分離帯電器等は、感光ドラム1上に担持されたトナー像を普通紙から成るシートP上に転写する所謂カールソンプロセス式の画像形成手段16を構成している。
【0007】
画像形成手段16の内、転写帯電器5は、トナーの帯電極性に対して逆極性になる電界を、感光ドラム1と接するシートPの転写面とは反対側から付与して、トナー像をシートPに転写するようになっている。また、分離帯電器6は、転写帯電器5によってシートにトナー像が転写された後、次の瞬間に、そのシートPを感光ドラム1から分離するため、シートPにAC放電、或いはトナーと同極性のDC放電を施して、シートPの電荷を除去し、シートPと感光ドラム1との間の吸着力を除去し、そして、シートP自体の有する剛性、或いはシートPの自重を利用して、感光ドラム1からシートPを分離させるようになっている。
【0008】
この分離を円滑に行うため、あらかじめ、シートPにカールを、例えば、分離有利方向に付与しておくことが好ましい。
【0009】
なお、分離有利方向とは、図8(a)に模式的に示すように、シートPが感光ドラム1に通紙されたとき、分離帯電器6側に先端が向いている(感光ドラム1から離れている)方向である。分離不利方向とは、図8の(b)に示すように、逆に、シートPが感光ドラム1に巻き付いて密着する方向にカールしている方向である。
【0010】
次に、図6に基づいて、従来の複写機17のシート搬送動作を説明する。
【0011】
なお、図6図中に、略図的に示した各シートPは、シート搬送経路を移動するシートのカールの向きを理解し易くするために図示したものである。
【0012】
シート供給カセット14e及びシート供給デッキ14a,14b,14c,14dに収納されたシートPは、シート供給路50,51に配設されたシート供給ローラ13を経て、レジストローラ11に給送される。
【0013】
シートは、レジストローラ11に給送される前に、感光ドラム1から分離し易くするため、初期カール付与ユニット12,20によって一定のカール量が分離有利方向に付与される。このカールにより、シートPは、感光ドラム1からスムーズに分離する。初期カール付与ユニット12,20は、いずれも小径と大径のカール付けローラ12a,12b,20a,20bを有している。
【0014】
シートの両面に画像を形成する場合、定着器8によって一方の面(本発明では「第1面」とも言う)に画像が定着されたシートPは、フラッパ15によってスイッチバック式の反転部(反転手段)に搬送され、裏返しにされてから、他方の面(本発明では「第2面」とも言う)に画像が形成されて、機外に排出される。
【0015】
なお、シートには、普通紙、普通紙の代用品である厚みの薄い樹脂製のシート、葉書、ボール紙、封書、プラスチック製の薄板等がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の複写機で、第2面に画像を形成するとき、シートPが感光ドラム1からスムーズに分離せず、ジャムがたびたび発生していた。これは、第2面に画像を形成する前に、シートPが、分離不利方向にカールしていることがあるからである。
【0017】
ここで、初期カール付与ユニット12,20で付与するカール量をA(mm)、反転部18の第1R部18aと第2R部18bで付与されるカール量をB(mm)とする。
【0018】
シートのカールは、初期カール付与ユニット12,20以外では、反転部18以外の他で付けられることがなく、シートPが反転部18を通過している間に冷えて、カールが付与されることが考えられる。しかも、シートのカールは、第1R部18aで付与され、第2R部18bでは付与されることが少ない。
【0019】
なお、本発明において使用される「カール量」とは、シートのカールの度合いを示す量であり、図7(a)(b)に示すように測定して得られた値を言うこととする。すなわち、図7(a)に示すように、カールしたシートPを、カールしている縁Paを水平にして、静かに吊るし、水平板19上にカールの状態を図7(b)に示すように書き写し、シートの搬送方向の上流端Pbと下流端Pcとを結ぶ直線Dと、カールしている部分で直線Dから最も離れた部分との間の距離Lを測定した値のことを言う。
【0020】
第1面におけるカール量は分離有利方向のカール量A(mm)であるが、第1面におけるカールは、第2面において、第1R部18aと共に、分離不利方向に働き、さらに、初期カール付与ユニット20が分離有利方向に働き、−A−B+A=−B(mm)のカール量となる。
【0021】
このように、従来の複写機によると、第1面において、シートの分離が良好であったが、第1面で初期カール付与ユニット12又は別の初期カール付与ユニット20によって付与されたカールの向きと第2面で初期カール付与ユニット20によって付与されたカールの向きとが互いに逆向きであり、第2面においては、カール付けローラの効果が、打ち消し合うために生じることなく、第1R部18aで付与された分離不利方向のカールだけが残っていた。
【0022】
このため、従来の画像形成装置は、感光ドラム1からシートが剥れにくく、ジャムが発生し易かった。
【0023】
本発明は、シートに画像を形成する場合、シートの第1面においても分離有利方向のカールにより、感光体から良好な分離を達成しつつ、シートの第2面においても分離有利方向のカールとし、良好な分離を達成した両面画像形成装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本発明の両面画像形成装置は、シートを積載したシート積載手段と、
前記シート積載手段からシート給送路に案内されて搬送されてきた前記シートに感光体によって画像を形成する画像形成手段と、
前記シート給送路に配設されて、前記シートに前記感光体を通過する際に、前記感光体側が凸となる方向のカールを付与する初期カール付与手段と、
前記画像形成手段によって一方の面に画像が形成されたシートを前記シート給送路に合流するように案内するシート搬送路と、
前記シート搬送路の途中に設けられ、シートの表裏を反転する反転手段と、
前記シート搬送路の途中に設けられ、前記シート搬送路を通過した前記シートが前記感光体を通過する際に、前記感光体側が凸となる方向のカールを前記シートに付与する再カール付与手段と、を備え、
前記再カール付与手段によってシートに付与されるカール量の方が、前記初期カール付与手段によってシートに付与されるカール量より大きいことを特徴としている。
【0047】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1乃至図4に基づいて説明する。
【0048】
なお、従来と同一部分については同一符号を付して、従来の複写機17と異なる部分を主体に説明する。また、以下の説明における数値は、参考のために例示した数値であって、これに限定されるものではない。
【0049】
本実施形態の複写機(両面画像形成装置)30は、従来の複写機17と比較して、主として、反転部(反転手段)18に最も近いシート供給デッキ14bと感光ドラム1との間のシート給送路50に、シートの第2面用の再カール付与ユニット32を配設した点において、構成を異にしている。
【0050】
この構成により、左デッキ14bからのシートPの供給以外のシートPの供給は、シート供給カセット14e、デッキ14a,14c,14dからシート供給ローラ13によって行なわれ、第1面用の初期カール付与ユニット33,34によってカールが付与される。そして、シートは、レジストローラ11に給送され、シートの第1面に画像が形成される。
【0051】
その後、フラッパ15によって、第1面にしか画像を形成しないシートのみ機外に排出される。第2面に画像が形成さる場合には、反転部18に搬送される。
【0052】
シートPは、第1R部18a、第2R18bによって反転されつつ、カールが付与された後、第2面用の再カール付与ユニット32、第1面用の初期カール付与ユニット34によってカールが付与される。そして、シートPは、レジストローラ11に供給され、感光ドラム1によって、第2面に画像が形成された後、機外に排出される。
【0053】
第2面用の再カール付与ユニット32のカール量をC(mm)とすると、第2面のカール量は分離有利方向に働き、感光ドラム1に到達したときのシートのカール量は、−A−B+C+A=−B+C(mm)となる。
【0054】
なお、第1面用の初期カール付与ユニット33で付与するカール量をA(mm)、反転部18の第1R部18a、第2R部18bで付与されるカール量をB(mm)としている。
【0055】
ここで、第2面に対しても第1面と同様の分離性を得るためには、第2面においてもA(mm)以上のカール量が必要となる。つまり、[(−B+C)>A]=[C>(A+B)]が必要である。
【0056】
従って、上記不等式において、Bは正の量であるから、少なくともC>Aの関係が成り立つ必要がある。すなわち、第2面用の再カール付与ユニット32によって付与されるカール量は、第1面用の初期カール付与ユニット33,34によって付与されるカール量より大きい必要がある。
【0057】
ここで、第2面用の再カール付与ユニット32の構成を図2に基づいて説明する。なお、本発明の第1面用の初期カール付与ユニット33,34の構成もほぼ同じであるので、その構成の説明は省略する。
【0058】
再カール付与ユニットは、小径の鉄ローラからなるカール付けローラ32aと、カール付けローラ32aよりも大径のスポンジ製のカール付けローラ32bと、スポンジ製のローラ32bを鉄製のローラ32aに圧接させるばね32cと等によって構成されている。鉄製のカール付けローラ32aは、本体に固定されている。
【0059】
このため、小径のカール付けローラ32aの一部は、大径のカール付けローラ32bに食い込んでいる。この食い込んだ部分をシートPが通過するとき、シートPは鉄製のローラ32aに押し付けられて、鉄製のローラ32aの方向にカールされる。
【0060】
ちなみに、本実施形態における、第1面用、第2面用の鉄製のカール付けローラ32a,33a,34aの直径は約8mmで、スポンジ製のローラ32b,33b,34bの直径は約20mmである。
【0061】
カール付与力を異なったものとするため、第1面用カール付けローラばね33c,34cには、ばね定数約0.135N/mmのばねを使用し、第2面用カール付けローラばね32cには、ばね乗数約0.196N/mmのばねを使用した。これにより、第1面用の大径のカール付けローラ33b,34bに対する小径のカール付けローラ33a,34aのくい込み力は約3kg重、第2面用の大径のカール付けローラ32bに対する小径のカール付けローラ32aのくい込み力は約4kg重であり、シートに付与されるカール量は第1面用の初期カール付与ユニット33,34において約10mm、第2面用の再カール付与ユニット32において約20mmである。
【0062】
上記の構成によって、シートPが感光ドラム1からの分離位置においてのカール量は、第1面では約10mm、第2面でも約10mmの分離有利方向のカールであり、非常に良好なシート搬送が行われる。
【0063】
ただし、左デッキ14bからシートが供給されたときのみ、第1面においても第2面用の再カール付与ユニット32を通過するため、このようなカール量にはならず、第1面では、約32mm、第2面では、約−10mmのカールとなる。
【0064】
このため、左デッキ14bから腰のないシートをシート供給時には第2面において分離が不安定になることがある。そこで、左デッキ14bから供給されたシートのみならず、第2面に画像が形成されるいかなるシートにおいても、良好な分離が得られるように、図3に示すように、第2面用の再カール付与ユニット32を左デッキ14bの上流側、すなわち、シート給送路50と反転手段18とを接続する反転シート搬送路31に設け、第1面に画像が形成されるシートが、第1面に画像が形成され終わるまで、いかなる場合においても、第2面用の再カール付与ユニット32を通過しないようにするのが好ましい。
【0065】
図3に示すように、第2面用の再カール付与ユニット32を左デッキ14bの上流側に設けた場合においても、第2面用の再カール付与ユニット32によって付与されるカール量を第1面用の初期カール付与ユニット33,34によって付与されるカール量より大きくすることによって、いかなるシートでも、第1面、第2面と共に良好な分離が得られる。
【0066】
以上説明したように、本発明は、第2面用の再カール付与ユニット32によって付与されるカール量を、第1面用の初期カール付与ユニット33,34によって付与されるカール量より大きくすることが重要であり、カール付けローラばね33c,34c,32cのばね定数を変えることで本発明の目的を達成しているが、それ以外にも、第2面用の鉄製のカール付けローラ32aの径を第1面用の鉄製のカール付けローラ33a,34aの径より小さくしたり、第2面用のスポンジ製のカール付けローラ32bの硬度を、第1面用のスポンジ製のカール付けローラ33b,34bの硬度よりも小さくすること等によっても、本発明の目的を達成することができる。
【0067】
また、カール量は、鉄製ローラ33a,34a,32aがスボンジ製ローラ33b、34b.32bに進入する量(食い込んでいる量)で決まるため、カール付けローラばね33c、34c,32cを設けないで、第1面用の鉄製ローラ33a,34aが、スボンジ製ローラ33b、34bに進入する量よりも、第2面用の鉄製ローラ32aがスポンジ製ローラ32bに進入する量を多くするように各ローラを配設しても、本発明の目的を達成することができる。
【0068】
図4に示す再カール付与ユニット40は、上記再カール付与ユニット32の他の実施形態の再カール付与ユニットである。
【0069】
この再カール付与ユニット40は、下ローラ40a、回動軸40cにより回動して下ローラ40a方向に付勢されるホルダー40b、及びこのホルダー40bに保持された2つのローラ40d,40eとを備えている。2つのローラ40d,40eと、2つのローラ40d,40e間に進入した下ローラ40aとの間をシートPが通過するとき、シートPは、下ローラ40aに押し付けられ、下ローラ40aに沿ったカールが付けられる。
【0070】
また、下ローラ40aには、不図示の高さ0.5mm程度の鍔が付いており、シートPの排出能力を上げている。
【0071】
なお、上記初期カール付与ユニット33,34も、図4に示す再カール付与ユニット40と同じ構成にしてよい。この場合、再カール付与ユニット40の方が、初期カール付与ユニットよりもシートに付与するカール量が大きくなければならないので、2つのローラに対する下ローラの進入量を多くする必要がある。
【0072】
また、再カール付与ユニット32,40は、反転手段18の上流側のシート搬送路52に配設してあってもよい。この場合において、再カール付与ユニットによってシートを分離有利方向に再カールしてから、反転手段18を通過させる際に、再カールを打ち消す方向に反転手段がシートをカールするが、再カール付与ユニット32,40による再カールが多少残るため、2面目に画像を形成するシートが感光体から離れにくくなるようなことがない。シート搬送路52は、フラッパ15から符号14bで示すシート供給デッキのシート給送路50までの、反転手段18と、反転シート搬送路31とを含む搬送路のことである。
【0073】
以上の実施形態における、感光体は、ドラム状に形成された感光ドラムであるが、感光体には、この他、平坦なものもあり、本発明は、ドラム状、平坦状のいずれの感光体をも含むものとする。
【0074】
【発明の効果】
本発明の両面画像形成装置は、従来と比較して、再カール付与手段によって、シートに分離有利方向への再カールするため、その後、画像形成手段によって、シートの他方の面に画像を形成しても、シートを感光体から従来よりも容易に分離させることができる。
【0075】
本発明の両面画像形成装置は、再カール付与手段が、反転手段に最も近いシート積載手段のシート給送路に配設された初期カール付与手段と反転手段に最も近いシート積載手段との間に配設されていると、反転手段に最も近いシート積載手段から給送したシートを再カール付与手段と初期カール付与手段との両方でカールしてから、一方の面に画像を形成するため、シートが感光体から容易に剥れ易くなる。
【0076】
本発明の両面画像形成装置は、再カール付与手段が、反転手段と反転手段に最も近いシート積載手段との間に備えられていると、総てシートに同じように、再カールを付与することができる。
【0077】
本発明の両面画像形成装置は、初期カール付与手段と再カール付与手段とが、シートを挟持してシートにカールを形成する大径ローラと小径ローラとを備え、又は、小径ローラよりも大径ローラの方が、弾性を有していると、あるいは、小径ローラが金属製であり、大径ローラがスポンジ製であると、小径ローラの一部分を大径ローラに押し込まれて、シートにカールを確実に形成することができる。
【0078】
本発明の両面画像形成装置は、初期カール付与手段の大径ローラに対する小径ローラの食い込み量よりも、再カール付与手段の大径ローラに対する小径ローラの食い込む量を大きくし、又は、初期カール付与手段の大径ローラと小径ローラとの圧接力よりも、再カール付与手段の大径ローラと小径ローラとの圧接力を大きくし、又は、初期カール付与手段の大径ローラよりも、再カール付与手段の大径ローラの方が、弾性を有すしていると、あるいは、初期カール付与手段の小径ローラよりも、再カール付与手段の小径ローラの方が、小径であると、再カール付与手段の方が、初期カール付与手段より、大きなカール量のカールをシートに形成することができ、反転手段によって感光体から離れにくい方向にカールされたシートを、感光体から離れ易い方向に確実にカールすることができる。
【0079】
本発明の両面画像形成装置は、初期カール付与手段と再カール付与手段とが、シート搬送方向に離間した1対の圧接ローラと、この1対の圧接ローラの間で1対の圧接ローラを受け止める1つの被圧接ローラとを備えていると、1対の圧接ローラと1つの被圧接ローラがシートを挟んで搬送し、シートを確実にカールすることができる。
【0080】
本発明の両面画像形成装置は、初期カール付与手段の1対の圧接ローラ間に進入する被圧接ローラの進入量より、再カール付与手段の1対の圧接ローラ間に進入する被圧接ローラの進入量を大きくしたことにより、再カール付与手段の方が、初期カール付与手段より、大きなカール量のカールをシートに形成し、反転手段によって感光体から離れにくい方向にカールされたシートを、感光体から離れ易い方向に確実にカールすることができる。
【0081】
本発明の両面画像形成装置は、再カール付与手段の方が、初期カール付与手段よりカール付与能力が大きいことにより、シートを、感光体から離れ易い方向に確実にカールすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の両面画像形成装置である複写機の正面概略断面図である。
【図2】再カール付与ユニットの正面図である。
【図3】図1の複写機において、再カール付与ユニットの位置を異にした複写機の正面概略断面図である。
【図4】他の実施形態の再カール付与ユニットの正面概略図である。
【図5】画像形成手段の詳細図である。
【図6】従来例の両面画像形成装置である複写機の正面概略断面図である。
【図7】(a) カール量の測定方法を示す斜視図である。
(b) カール量の測定方法を示す平面図である。
【図8】(a) 感光体である感光ドラムに対する分離有利方向のカールを示す模式図である。
(b) 感光体である感光ドラムに対する分離不利方向のカールを示す模式図である。
【符号の説明】
P 転写紙
Pa 縁
Pb 上流端
Pc 下流端
L カール量
1 像担持体(感光ドラム)(感光体)
11 レジストローラ
13 シート供給ローラ
14a,14b,14c,14d シート供給デッキ(シート積載手段)
14e シート供給カセット(シート積載手段)
16 画像形成手段
18 反転部(反転手段)
18a 第1R部
18b 第2R部
30 複写機(両面画像形成装置)
31 反転シート搬送路
32 再カール付与ユニット(再カール付与手段)
32a 鉄製のカール付けローラ(小径ローラ)
32b スポンジ製のカール付けローラ(大径ローラ)
32c カール付けローラばね
33 初期カール付与ユニット(初期カール付与手段)
33a 鉄製のカール付けローラ(小径ローラ)
33b スポンジ製のカール付けローラ(大径ローラ)
33c カール付けローラばね
34 初期カール付与ユニット(初期カール付与手段)
34a 鉄製のカール付けローラ(小径ローラ)
34b スポンジ製のカール付けローラ(大径ローラ)
34c カール付けローラばね
40 再カール付与ユニット(再カール付与手段)
40a 下ローラ(被圧接ローラ)
40b ホルダー
40c 回動軸
40d ローラ(1対の圧接ローラ)
40e ローラ(1対の圧接ローラ)
50 シート給送路
51 シート給送路
52 シート搬送路

Claims (7)

  1. シートを積載したシート積載手段と、
    前記シート積載手段からシート給送路に案内されて搬送されてきた前記シートに感光体によって画像を形成する画像形成手段と、
    前記シート給送路に配設されて、前記シートに前記感光体を通過する際に、前記感光体側が凸となる方向のカールを付与する初期カール付与手段と、
    前記画像形成手段によって一方の面に画像が形成されたシートを前記シート給送路に合流するように案内するシート搬送路と、
    前記シート搬送路の途中に設けられ、シートの表裏を反転する反転手段と、
    前記シート搬送路の途中に設けられ、前記シート搬送路を通過した前記シートが前記感光体を通過する際に、前記感光体側が凸となる方向のカールを前記シートに付与する再カール付与手段と、を備え、
    前記再カール付与手段によってシートに付与されるカール量の方が、前記初期カール付与手段によってシートに付与されるカール量より大きいことを特徴とする両面画像形成装置。
  2. 前記再カール付与手段が、前記シート搬送路に設けられている前記反転手段と前記シート給送路との間の反転シート搬送路に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の両面画像形成装置。
  3. 前記反転シート搬送路を水平方向に設け、前記シート積載手段を2つ前記反転シート搬送路に沿って配置し、前記再カール付与手段が、前記シート積載手段が送り出されるシートが前記反転シート搬送路に送られる合流部よりも上流側に備えられていることを特徴とする請求項2に記載の両面画像形成装置。
  4. 前記初期カール付与手段と前記再カール付与手段とが、それぞれ前記シートを挟持して前記シートにカールを形成する大径ローラと小径ローラとを備え、前記小径ローラが剛性を有する金属製であり、前記大径ローラ弾性を有することを特徴とする請求項1に記載の両面画像形成装置。
  5. 前記初期カール付与手段の前記大径ローラに対する前記小径ローラの食い込み量よりも、前記再カール付与手段の前記大径ローラに対する前記小径ローラの食い込む量を大きくしたことを特徴とする請求項に記載の両面画像形成装置。
  6. 前記初期カール付与手段の前記大径ローラの硬度よりも、前記再カール付与手段の前記大径ローラの硬度を小さくしたことを特徴とする請求項4に記載の両面画像形成装置。
  7. 前記初期カール付与手段と前記再カール付与手段とが、シート搬送方向に離間した1対の圧接ローラと、該1対の圧接ローラの間で前記1対の圧接ローラを受け止める1つの被圧接ローラとを備え、前記初期カール付与手段の1対の前記圧接ローラ間に進入する前記被圧接ローラの進入量より、前記再カール付与手段の1対の前記圧接ローラ間に進入する前記被圧接ローラの進入量を大きくしたことを特徴とする請求項1に記載の両面画像形成装置。
JP34624398A 1998-12-04 1998-12-04 両面画像形成装置 Expired - Fee Related JP3957904B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34624398A JP3957904B2 (ja) 1998-12-04 1998-12-04 両面画像形成装置
DE69919964T DE69919964T2 (de) 1998-12-04 1999-12-03 Bilderzeugungsgerät
US09/453,691 US6415130B1 (en) 1998-12-04 1999-12-03 Image forming apparatus with curling and recurling means
EP99124213A EP1006417B1 (en) 1998-12-04 1999-12-03 Image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34624398A JP3957904B2 (ja) 1998-12-04 1998-12-04 両面画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000169050A JP2000169050A (ja) 2000-06-20
JP3957904B2 true JP3957904B2 (ja) 2007-08-15

Family

ID=18382093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34624398A Expired - Fee Related JP3957904B2 (ja) 1998-12-04 1998-12-04 両面画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3957904B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101435946B1 (ko) * 2008-12-04 2014-09-01 삼성전자 주식회사 광주사유닛 및 이를 구비하는 화상형성장치
JP7547833B2 (ja) 2020-07-22 2024-09-10 コニカミノルタ株式会社 カール付与装置、画像形成装置及びカール付与方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000169050A (ja) 2000-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4038328B2 (ja) 画像形成装置、転写材搬送方法及び転写装置
US8532560B2 (en) Recording sheet de-curling device and image forming apparatus using the same
US8358955B2 (en) Transfer device and image forming apparatus
JP4995247B2 (ja) 画像形成装置
JPH08157107A (ja) 給紙装置
EP1006417B1 (en) Image forming apparatus
JP4968867B2 (ja) 画像形成装置
JP3957904B2 (ja) 両面画像形成装置
JP5341226B2 (ja) 画像形成装置
US6314268B1 (en) Tri-roll decurler
JP3969870B2 (ja) 両面画像形成装置
US10308465B2 (en) Sheet transport device and image forming apparatus
JP2002174966A (ja) 画像形成装置
JP2013242596A (ja) 画像形成装置
US20120087701A1 (en) Image forming apparatus
JP3943948B2 (ja) 被加熱シート排出装置及び該装置を備えた画像形成装置
JP3940654B2 (ja) 定着装置と画像形成装置
JP4185794B2 (ja) 画像形成装置
JPH0326630A (ja) 電子写真装置の記録用紙搬送装置
JP2004212755A (ja) 画像形成装置
JP2675880B2 (ja) 画像形成装置
JP2614315B2 (ja) 画像形成装置
JP4185799B2 (ja) 画像形成装置
JP4207673B2 (ja) 画像形成装置
CN106467247B (zh) 片材传送装置和图像形成设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070508

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070509

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100518

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110518

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120518

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120518

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130518

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140518

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees