JP4237568B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、電子写真複写機として適用される画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の画像形成装置には、画像転写部で被転写材としての用紙の一面側に画像を転写させ、この画像を定着部で定着させたのち、この用紙を反転路の一端部側から導入させて第1の方向に所定距離搬送してその搬送方向先端部側を反転路の他端部側に設けられたゲート部材としての両面反転ゲートを通過させたのち、第1の方向とは逆の第2の方向に逆送して反転状態で排出させ、或いは完全に両面ゲートを通過させたのち第1の方向とは逆の第2の方向に逆送し両面反転ゲートにより画像転写部に向かってガイドし、その他面側に画像を転写させるものがある。
【0003】
ところで、両面反転ゲートは、用紙の搬送方向と直交する方向に亘って所定間隔を存して切欠されて複数の分割片に分割され、これら複数の分割片によって用紙をガイドするようになっている。
【0004】
このように両面反転ゲートを複数の分割片に分割するのは、用紙がその搬送方向先端部によって両面反転ゲートを押圧して弾性変形させて通過する際、用紙のサイズによってその通過抵抗が大きく変化しないようにするためである。
【0005】
即ち、用紙が大型のものであれば、両面反転ゲートを分割しなくても両面反転ゲートの抵抗に負けることなく、スムーズに両面反転ゲートを弾性変形させて通過できるが、用紙が小サイズで薄い場合等には、両面反転ゲートの抵抗に負けてスムーズに通過できなかったり、用紙の反転位置がばらついて、ジャムが発生してしまうという問題が発生する。
【0006】
一方、用紙にはパンチ穴が穿設されたものがある。このパンチ穴が穿設された用紙を用いた場合には、その搬送及び反転搬送時にパンチ穴がアクチュエータを使用したセンサー等に引っかかる恐れがある。
【0007】
このため、センサー等の配置位置や形状の設定が面倒なものになるとともに、感光体ドラムヘの影響などが懸念されるため、パンチ穴が穿設された用紙を用いての印字は禁止されていた。
【0008】
ところが、近時においては、感光体ドラムがOPCであることや、画像転写部に転写ベルトが使用されること等、搬送面の用紙への配慮などにより、パンチ穴が穿設された用紙であっても通紙することが可能となってきた。(例えば、特許文献1参照。)。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−115271号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては、両面反転ゲートの複数の分割片の先端角部が角張った形状になっていたため、パンチ穴が穿設された用紙を用いると、以下のような問題があった。
【0011】
即ち、片面搬送動作時に、用紙の搬送方向先端部側が両面反転ゲートから通過した状態から逆送すると、そのパンチ穴が分割片の先端エッジ部の角部に引っかかって破損したり、ジャムが発生する恐れがあった。
【0012】
なお、分割片の先端エッジ部の角部が用紙のパンチ穴に引っ掛からないように分割片の位置を設定できれば問題はないが、世界各国に存在するパンチ穴仕様は2つ穴であったり、3つ穴であったり、4つ穴などであったりするため、穴に引っ掛からないように分割片を形成するのは困難になっている。
【0013】
特に、パンチ穴のみならず、1列で多数の穴が穿設されるバインダー用紙の反転搬送を実現することのは困難となっている。
【0014】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、比較的簡単な構成で、被転写材の反転搬送時にその穴部がゲート部材の分割片の先端角部に引っ掛からないようにした画像形成装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、画像転写部で被転写材の一面側に画像を転写させ、この画像を定着部で定着させたのち、この被転写材を反転路の一端部側から導入させて第1の方向に所定距離搬送してその搬送方向先端部側を前記反転路の他端部側に設けられたゲート部材を通過させたのち、前記第1の方向とは逆の第2の方向に逆送して反転状態で排出させ、或いは完全に前記ゲート部材を通過させたのち前記第1の方向とは逆の第2の方向に逆送して前記ゲート部材により前記画像転写部に向かってガイドし、その他面側に画像を転写させる画像形成装置において、前記ゲート部材は前記被転写材の搬送方向と直交する方向に所定間隔を存して切欠されることにより複数の分割片に分割され、前記分割片はその先端角部にR部を有し、前記分割片のR部の曲率半径をRm、前記ゲート部材を通過させる前記被転写材に設けられた丸穴の径をRpとしたとき、Rm>Rp+Rp/2の関係を満たす。
【0016】
請求項2記載の発明は、画像転写部で被転写材の一面側に画像を転写させ、この画像を定着部で定着させたのち、この被転写材を反転路の一端部側から導入させて第1の方向に所定距離搬送してその搬送方向先端部側を前記反転路の他端部側に設けられたゲート部材を通過させたのち、前記第1の方向とは逆の第2の方向に逆送して反転状態で排出させ、或いは完全に前記ゲート部材を通過させたのち前記第1の方向とは逆の第2の方向に逆送して前記ゲート部材により前記画像転写部に向かってガイドし、その他面側に画像を転写させる画像形成装置において、前記ゲート部材は前記被転写材の搬送方向と直交する方向に所定間隔を存して先端面側から切欠されることにより複数の分割片に分割され、
前記分割片の先端角部は、少なくとも一部が前記分割片の先端面から前記切欠の側端面に向かって斜めに形成されるカット線に沿ってカットされ、前記カット線の用紙搬送方向の投影線幅をD、前記ゲート部材を通過させる前記被転写材に設けられた丸穴の径をRp、角穴の用紙搬送方向と直交する方向の長さ寸法をAとしたとき、D>Rp、D>Aの関係を満たす。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して説明する。
【0018】
図1は本発明の一実施の形態である画像形成装置としての電子写真複写機を示す構成図である。
【0019】
この電子写真複写機は装置本体1Aを有し、この装置本体1A内には画像形成部1が設けられている。画像形成部1は像担持体としての感光体ドラム2を回転自在に備えている。感光体ドラム2の周囲部にはその回転方向に沿って順次、帯電装置5、露光装置4、現像装置8、転写ベルト11、クリーニング装置15及び除電器20が配設されている。
【0020】
帯電装置5は感光体ドラム2を所定の電位に帯電させるもので、露光装置4は感光体ドラム2上に静電潜像を形成するものである。現像装置8は静電潜像に現像剤としてのトナーを供給してトナー像とするもので、転写ベルト11はトナー像を用紙に転写するものである。クリーニング装置15は感光体ドラム2上に残留したトナーを除去するもので、除電器20は感光体ドラム2上の残留電位を除去するものである。
【0021】
画像形成部1の上部側には光学式の読取装置28が設けられ、この光学式の読取装置28により装置本体1Aの上面部の原稿載置台28上にセットされた原稿が光学的に読み取られるようになっている。
【0022】
画像形成部1の下方部には、給紙カセット18a〜18dが複数段配設され、これら給紙カセット18a〜18d内には各種サイズの用紙が収納されている。給紙カセット18a〜18dの一端上部側には用紙を取り出すピックアップローラ7が設けられている。ピックアップローラ7によって取り出される用紙は給紙ローラ9aと分離ローラ9bによって一枚ずつ分離されて送り出される。
【0023】
この用紙は搬送系19を介して感光体ドラム2と転写ベルト11との間の転写部2aに搬送される。搬送系19中には用紙の搬送方向に沿って順次、搬送ローラ対10、レジストローラ12が配設されている。また、転写ベルト11の用紙搬送方向下流側には、用紙に転写されたトナー像を定着させる定着装置13、定着側の排紙センサ26、定着排紙ローラ対22、反転ゲート23、片面反転ゲート24.本体側の排紙センサ27、排出ローラ対25が順次配設されている。
【0024】
また、装置本体1A内には片面に画像が定着された用紙を反転させて裏返しにして排出させ、或いは、片面に画像が定着された用紙を反転させて裏返しにして再度画像転写部2aに搬送して両面に画像を転写させるための反転搬送機構31が設けられている。この反転搬送機構31については後で詳しく述べる。
【0025】
次に、上記した画像形成装置の印字動作について説明する。
【0026】
原稿載置台28上に載置された原稿は光学式の読取装置28によりその画像が読み取られる。また、このとき、感光体ドラム2の表面が帯電器5によって一様に帯電され、この帯電された感光体ドラム2上に露光装置4から画像情報光が照射されて静電潜像が形成される。この静電潜像は感光体ドラム2の回転により現像装置8に送られ、この現像装置8からトナーが供給されることにより現像される。この現像されたトナー像は感光体ドラム2の回転により転写ベルト11に向かって送られる。
【0027】
一方、このときには、給紙カセット18a〜18dから用紙が供給され、この用紙は感光体ドラム2と転写ベルト11との間の画像転写部2aに送込まれて感光体ドラム2上のトナー像が転写される。この転写後、用紙は感光体ドラム2から剥離されて定着装置13に送られ、この定着装置13でトナー像が加熱されるとともに加圧されて定着される。この定着後、用紙を反転させて排出する場合には、後述するように反転搬送機構31により反転させて裏返しの状態で排出し、両面に画像を形成する場合には、反転搬送機構31により反転させて裏返しの状態で再度、画像転写部2aに搬送して両面に画像を形成してから排出する。
【0028】
図2は、上記した反転搬送機構31を拡大して示すものである。
【0029】
この反転搬送機構31は反転路としての垂直搬送路32と、この垂直搬送路32の下端部に中途部が接続される傾斜搬送路33と、この傾斜搬送路33の上端部に一端部側が接続される水平搬送路34とを有している。水平搬送路34の他端部側は上記した搬送系19に接続されている。
【0030】
垂直搬送路32の上部側には上記した反転ゲート23及び片面反転ゲート24が配設され、下部側には片面搬送ローラ対36及び反転センサ37が配設されている。傾斜搬送路33の下部側には両面搬送ローラ対39が設けられている。水平搬送路34には用紙の搬送方向に亘って所定間隔を存して複数個の両面搬送ローラ対41が配設されている。
【0031】
また、垂直搬送路32と傾斜搬送路33との接続部には本発明に係わるゲート部材としての両面ゲート43が設けられている。この両面ゲート43にはマイラーが用いられ、或いは、樹脂成形されたものが用いられる。両面ゲート43は両面画像形成時に傾斜搬送路33から逆送される用紙が垂直搬送路32に入り込まないようにガイドするものである。
【0032】
図3は両面ゲート43を分解して示す斜視図である。
【0033】
両面ゲート43は垂直搬送路32を構成するガイド板45の下端部に基端部が取付けられ、斜め下方に傾斜した状態になっている。両面ゲート43の先端部側はその長手方向(用紙の幅方向)に亘って所定間隔を存して切欠され、この切欠により複数個の分割片43aが形成されている。
【0034】
図4は両面ゲート43の分割片43aの先端角部の形状を拡大して示すものである。
【0035】
分割片43aの先端角部にはR部43bが形成され、このR部43bの曲率半径をRmとし、後述する用紙Pの丸穴Paの径をRpとしたとき、Rm>Rp+Rp/2の関係を満たすようにR部43bが形成されている。
【0036】
図5〜図9は本発明で用いられる被転写材としての用紙Pを示すものである。
【0037】
この用紙Pの搬送方向先端部側には穴部としての丸穴Paが穿設されている。
【0038】
図5の用紙Pの丸穴Paは4個穿設され、その間隔は80±1mmで、用紙端からの距離が12±3mmとなっている。図6の用紙Pの丸穴Paは4個穿設され、その間隔は70±1mmで、用紙端からの距離が12±3mmとなっている。図7の用紙Pの丸穴Paは2個穿設され、その間隔は70±1mmで、用紙端からの距離が12±3mmとなっている。図8の用紙Pの丸穴Paは3個穿設され、その間隔は108±1mmで、用紙端からの距離が12±3mmとなっている。
【0039】
図9の用紙Pはバインダで丸穴Paが多数穿設され、その丸穴Paの径は図10に示すようにRpとなっている。
【0040】
次に、上記した反転搬送機構31の動作について説明する。
【0041】
まず、片面に画像が定着された用紙を反転させて排出させる場合には、定着装置13から送り出される用紙Pを反転ゲート23により垂直搬送路32に誘導して下方に搬送し、その搬送方向後端部が定着側の排紙センサー26を抜けたら、増速搬送する。そして、一定時間経過後、その搬送方向先端側が両面ゲート43を通過したら、片面搬送ローラ対36が減速して停止し、この停止後、逆方向に回転して増速搬送する。これにより紙間が短い場合でも、用紙を反転して排出することが可能となる。
【0042】
また、この用紙Pの反転搬送動作時において、垂直搬送路32に沿って下方に搬送される用紙の搬送方向先端部が両面ゲート43を通過した状態から逆送する際、用紙の先端部側の丸穴Paが両面ゲート43の分割片43aの先端部の下側に位置することがある。この状態から用紙を逆送すると、丸穴Paが分割片43aの先端角部に引っ掛かってしまう恐れがある。
【0043】
しかしながら、この実施の形態では、上記したように両面ゲート43の分割片43aの先端角部にR部43bを形成し、その曲率半径をRmとし、用紙Pの丸穴Paの径をRpとしたとき、Rm>Rp+Rp/2の関係を満たすようにするため、先端角部のR部43bの形状が大きく、用紙逆送時に丸穴Paが分割片43aの先端角部に引っ掛かることを防止することができる。Rmが大きいほど破れ、キズの発生にて対してマージンがあることになる。
【0044】
また、用紙の両面に画像を形成する場合には、定着装置13から送り出される用紙Pを反転ゲート23により垂直搬送路32に誘導して下方に搬送し、その搬送方向後端部が定着側の排紙センサー26を抜けたら、増速搬送する。そして、一定時間経過後、用紙Pが両面ゲート43を完全に通過したら、両面搬送ローラ対39が減速、停止したのち、逆方向に回転して用紙Pを増速搬送する。これにより逆送される用紙は両面ゲート43によりその逆送方向先端側がガイドされて水平搬送路34に送られ、搬送ローラ対41の回転により搬送されて搬送系19に送り出される。この搬送系19に送り出された用紙は反転された状態でレジストローラ12を介して画像転写部2aに再度送られて画像が転写される。
【0045】
図11は用紙の坪量とパンチ穴のキズ枚数との関係を示すものである。
【0046】
即ち、両面ゲート43の分割片43aの厚みt0.15mmで、パンチ穴Paに引っかかりが発生したときの坪量とキズ、破れの発生状況を示す。
【0047】
図11から用紙の坪量が大きくなると、即ち、用紙の厚みが厚くなると破れ、キズの発生は減少することが分かる。
【0048】
図12は普通紙(65g〜80g)を用いた場合の穴キズ枚数と分割片43aのR寸法との関係を示す。
【0049】
用紙の穴径が6.5mmの場合には、分割片43aのR部43bのRm寸法6mmでキズの発生を防止でき、用紙の穴径が8mmの場合には、分割片43aのR部43bのRm寸法7mmでキズの発生を防止できることが分かる。
【0050】
図13に普通紙(65g〜80g)を用いた場合の穴破れ枚数と分割片43aのR寸法との関係を示す。
【0051】
用紙の穴径が6.5mmの場合には、分割片R寸法5mmで破れの発生を防止でき、用紙の穴径が8mmの場合には、分割片R寸法7mmで破れの発生を防止できることが分かる。
【0052】
なお、上記した反転機構31の垂直搬送路32の下部側に設けられた反転センサ37の形状についても、用紙先端に穿設された丸穴(Φ8)Paに落ち込まないような形状にする必要がある。
【0053】
反転センサ37のR部37aが丸穴Paに落ち込むと丸穴Paにキズ、破れが発生する可能性があることと、用紙検知時に一時的にOFF信号が発生してしまう。OFF信号が発生すると、用紙のエッジを判断することになるため、用紙の長さ分の検知時間にてセンサーを管理することが非常に難しいことになる。従って、反転センサー37のR部37aが用紙の丸穴Paに入り込まないようにする必要がある。
【0054】
また、片面反転搬送時には用紙が両面ゲート43の先端部に摺接するため、両面ゲート43の先端部に磨耗が発生する。即ち、両面ゲート43の先端部のオーバーラップ部分Sが磨耗する。この摩耗を防止するためには両面ゲート43の先端部をオーバーラップをさせないようにすると良い。
【0055】
ここで、オーバラップ部S(オーバラップ量)は図2に示すように、両面ゲート43の先端部の逃げを確保するもので、垂直搬送路32を構成するガイド面から逃げ部を構成するガイド面までの距離を表わす。
【0056】
図14は本発明の第2の実施の形態である両面ゲート51の分割片51aを示すものである。
【0057】
この実施形態では、分割片51aの先端両端部はカット線51bに沿って斜めにカットされている。カット線51bは分割片51aの先端面から端面に向かって直線的に形成されている。カット線51bの用紙搬送方向の投影線の幅寸法はD、用紙搬送方向と直交する方向の投影線の幅寸法はCとなっている。
【0058】
また、この実施の形態では、図15に示すように先端部に角穴Pbを穿設するバインダ用紙PBも用いられる。
【0059】
角穴Pbは用紙の搬送方向と直交する方向の長さ寸法がAで、用紙の搬送方向に沿う方向の長さ寸法がBとなっている。
【0060】
カット線51bの用紙搬送方向の投影線の幅寸法Dは、D>Rp、またはD>A、また、カット線51bの用紙搬送方向と直交する方向の投影線の幅寸法Cは、C≧S(オバーラップ量)となっている。また、用紙搬送方向の幅寸法Dと、直交方向の幅寸法Cとの関係は、2倍以上、好ましくは3倍以上(D≧3C)とした場合良好となる。
【0061】
この構成により、分割片51aの先端角端面とバインダ用紙PBの角穴Pbが接触しなくなり、上記した実施の形態のR形状と同じように角穴Pbの破れ、キズを防ぐことができる。
【0062】
図17は本発明の第3の実施の形態である両面ゲート61の分割片61aを示すものである。
【0063】
この実施形態では、分割片61aの先端両端部はカット線61bに沿ってカットされている。カット線61bは分割片61aの先端面から傾斜する状態で形成される傾斜線部61cとこの傾斜線部61cから平行に延びる平行線部61dとからなる。カット線61bの用紙搬送方向の投影線の幅寸法はD、用紙搬送方向と直交する方向の投影線の幅寸法はCとなっている。
【0064】
この実施の形態によっても、分割片61aの先端角端面と用紙PBの角穴Pbが接触しなくなり、上記した実施の形態のR形状と同じように角穴Pbの破れ、キズを防ぐことができる。
【0065】
その他、本発明はその要旨の範囲内で種々変形実施可能なことは勿論である。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、被転写材の穴部とゲート部材の分割片の先端角部との引っ掛かりを防止でき、穴が穿設された被転写材を画像形成材として用いることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態である電子写真複写機を示す内部構成図。
【図2】 同電子写真複写機に用いられる用紙の反転機構を示す構成図。
【図3】 同反転機構を構成するガイド板及び両面ゲートを示す分解斜視図。
【図4】 同両面ゲートを拡大して示す斜視図。
【図5】 同電子写真複写機に用いられる用紙を示す平面図。
【図6】 同電子写真複写機に用いられる用紙を示す平面図。
【図7】 同電子写真複写機に用いられる用紙を示す平面図。
【図8】 同電子写真複写機に用いられる用紙を示す平面図。
【図9】 同電子写真複写機に用いられる用紙を示す平面図。
【図10】 図10の用紙に穿設される丸穴を拡大して示す平面図。
【図11】 同用紙の坪量とパンチ穴のキズ枚数との関係を示すグラフ図。
【図12】 同両面ゲートの分割片のR部の寸法と穴キズ枚数との関係を示す図。
【図13】 同両面ゲートの分割片のR部の寸法と穴破れ枚数との関係を示す図。
【図14】 本発明の第2の実施の形態である両面ゲートの分割片を示す平面図。
【図15】 同実施の形態で用いられる用紙を示す平面図。
【図16】 同用紙に穿設される角穴を示す平面図。
【図17】 本発明の第3の実施の形態である両面ゲートの分割片を示す平面図。
【符号の説明】
P…用紙(被転写材)、Pa…丸穴、Pb…角穴、2a…画像転写部、13…定着装置(定着部)、32…垂直搬送路(反転路)、43…ゲート部材、43a…分割片、43b…R部、51a…分割片、51b…カット線、61a…分割片、61b…カット線、61c…傾斜線部、61d…平行線部、D…用紙搬送方向の投影線幅、C…用紙搬送方向と直交する方向の投影線幅、Rp…丸穴の径、A…角穴の用紙搬送方向と直交する方向の長さ寸法。
Claims (4)
- 画像転写部で被転写材の一面側に画像を転写させ、この画像を定着部で定着させたのち、この被転写材を反転路の一端部側から導入させて第1の方向に所定距離搬送してその搬送方向先端部側を前記反転路の他端部側に設けられたゲート部材を通過させたのち、前記第1の方向とは逆の第2の方向に逆送して反転状態で排出させ、或いは完全に前記ゲート部材を通過させたのち前記第1の方向とは逆の第2の方向に逆送して前記ゲート部材により前記画像転写部に向かってガイドし、その他面側に画像を転写させる画像形成装置において、
前記ゲート部材は前記被転写材の搬送方向と直交する方向に所定間隔を存して切欠されることにより複数の分割片に分割され、
前記分割片はその先端角部にR部を有し、
前記分割片のR部の曲率半径をRm、前記ゲート部材を通過させる前記被転写材に設けられた丸穴の径をRpとしたとき、
Rm>Rp+Rp/2の関係を満たすことを特徴とする画像形成装置。 - 画像転写部で被転写材の一面側に画像を転写させ、この画像を定着部で定着させたのち、この被転写材を反転路の一端部側から導入させて第1の方向に所定距離搬送してその搬送方向先端部側を前記反転路の他端部側に設けられたゲート部材を通過させたのち、前記第1の方向とは逆の第2の方向に逆送して反転状態で排出させ、或いは完全に前記ゲート部材を通過させたのち前記第1の方向とは逆の第2の方向に逆送して前記ゲート部材により前記画像転写部に向かってガイドし、その他面側に画像を転写させる画像形成装置において、
前記ゲート部材は前記被転写材の搬送方向と直交する方向に所定間隔を存して先端面側から切欠されることにより複数の分割片に分割され、
前記分割片の先端角部は、少なくとも一部が前記分割片の先端面から前記切欠の側端面に向かって斜めに形成されるカット線に沿ってカットされ、
前記カット線の用紙搬送方向の投影線幅をD、
前記ゲート部材を通過させる前記被転写材に設けられた丸穴の径をRp、角穴の用紙搬送方向と直交する方向の長さ寸法をAとしたとき、
D>Rp、D>Aの関係を満たすことを特徴とする画像形成装置。 - 前記カット線は前記分割片の先端面から前記切欠の側端面まで斜めに形成されることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記カット線は前記分割片の先端面から斜めに形成される傾斜線部と、この傾斜線部から前記切欠の側端面まで前記分割片の先端面に沿って平行に形成される平行線部とからなることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
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