JP2728799B2 - プリンタの用紙搬送方法 - Google Patents

プリンタの用紙搬送方法

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JP2728799B2
JP2728799B2 JP3102006A JP10200691A JP2728799B2 JP 2728799 B2 JP2728799 B2 JP 2728799B2 JP 3102006 A JP3102006 A JP 3102006A JP 10200691 A JP10200691 A JP 10200691A JP 2728799 B2 JP2728799 B2 JP 2728799B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式のプリン
タにおける用紙搬送方法に係り、特に連続紙とカット紙
の両方を印刷モードの切替によって印刷することのでき
るプリンタの用紙搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ・ビームなどを用いた電子
写真方式のプリンタにおいて、連続紙とカット紙の両方
を1台のプリンタにセットし、これらを印刷モードの切
替によって印刷できるようにしたものがある。この種の
プリンタは、一般に連続紙とカット紙の給紙部をそれぞ
れ別個に設ける一方、レーザ・ビームにより走査した画
像の転写、及び転写されたトナーの定着などは共通の搬
送経路を用いて印刷する方式のものが多い。それ故、こ
れらのプリンタではオペレータが印刷時に連続紙又はカ
ット紙のいずれか一方の印刷モードを選択し、それによ
って選択された一方の用紙のみが共通の搬送経路内に供
給されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来知
られている上記方式のプリンタにあっては、印刷モード
を切り替える度にオペレータが給紙部のトレーを入替
え、用紙をセットし直さなければならず、オペレータに
煩雑な作業を強いると共に、迅速なモード切替を行うこ
とができなかった。即ち、カット紙から連続紙に印刷モ
ードを切替える場合には、カット紙の給紙トレーを外し
たのち連続紙の給紙トレーをセットし直し、次いで連続
紙の先端部をトラクタなどの搬送手段にセットしてから
搬送経路の所定位置まで連続紙を送り込む作業が必要で
あり、逆に連続紙からカット紙に印刷モードを切替える
場合には、連続紙の印刷時に給紙部から排紙部までの間
においてミシン目により繋がった状態で搬送されている
連続紙を搬送経路から引っ張り出して取り除き、しかる
後カット紙の給紙トレーをセットし直すといった作業が
必要となっていたからである。
【0004】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、連続紙とカット紙の両方を印刷できる電子写真方式
のプリンタにおいて、印刷モードの切替に伴うオペレー
タの煩雑な作業を解消すると共に、モード切替を迅速に
行うことによって全体的な印刷時間の短縮を図ることに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術的課
題を解決するために、カット紙と連続紙を搬送するため
の共通の搬送経路を有し、この搬送経路内に上記用紙の
いずれか一方を選択して搬送させ、用紙上へ画像形成を
行ったのちに搬送経路から排出する一方、上記他方の用
紙は所定の位置で待機させるようにしたプリンタにおい
て、上記搬送経路内に給紙されている連続紙を所定位置
で待機させる際には、連続紙を画像の形成後にカッティ
ングし、搬送経路内に残っている連続紙を搬送経路の上
流側でカット紙の搬送を妨げない所定位置まで戻すと共
に、戻す際に転写部を感光体から離間させ、さらに転写
部から定着部に至る連続紙の搬送手段を搬送時の定常位
置から離間させたプリンタの用紙搬送方法を手段として
いる。
【0006】
【作用】上述の手段によれば、連続紙からカット紙に印
刷モードを切替えた場合、連続紙はカッティングされた
のち自動的に搬送経路を戻り、カット紙搬送の妨げとな
らない所定位置で待機する、所謂ペーパパーキング動作
を行うため、従来のような面倒な手作業を解消すること
ができる。また、連続紙を戻す際に転写部を感光体から
離間させると共に転写部から定着部に至る連続紙の搬送
手段を搬送時の定常位置から離間させたので、用紙に対
する転写および定着の影響を極力少なくすることができ
る。
【0007】
【実施例】図1は、本発明に係る用紙搬送方法を実施す
るためのプリンタを示したものである。このプリンタ
は、露光手段としてLEDやレーザ・ビームなどを用い
た電子写真方式のものであり、カット紙及び連続紙をそ
れぞれ別個に給紙するための給紙部A1,A2と、各給
紙部A1,A2からの用紙を一定の速度で搬送する紙送
り部Bと、紙送り部Bから共通の搬送経路内に搬送され
た用紙に転写と定着とを行う印刷部Cと、印刷された用
紙を排出するための排紙部Dとで基本的に構成されてい
る。
【0008】上記給紙部は、上下方向にカット紙給紙部
A1と連続紙給紙部A2とが配列されている。そして、
カット紙給紙部A1では、トレー1内に収納されたカッ
ト紙2を送出ローラ3aにより互いに反対方向に回転す
る一対の分離ローラ3bによって一枚ずつ繰り出し、こ
の分離ローラ3bによって繰り出されたカット紙2の先
端を紙送り部Bの一対のレジストローラ4の接合ローラ
面に突き当て、この状態でカット紙2をレジストガイド
部5で一旦湾曲させることによりカット紙2の先端を真
っ直ぐに合わせる所謂レジスト修正を行う。修正後レジ
ストローラ4を回転させてカット紙2を送り出し、レジ
ストローラ4の後方近傍に設置した先端検出センサ55
によりカット紙2の先端を検出したのち、その後方に設
置した搬送ローラ6によって搬送経路内にカット紙2を
搬送していく。一方、連続紙給紙部A2の給紙ホッパ7
にはミシン目で折り畳まれた連続紙8が収納されている
が、この連続紙8は給紙ホッパ7の上部近傍に設定され
たエンドセンサ9によりその位置での通過を検出された
のち、トラクタ10によって搬送経路内に搬送される。
トラクタ10にはその回転移動量を検出するロータリエ
ンコーダ11とそのパルス数を累積カウントするカウン
タ12とが取り付けられており、トラクタ10による連
続紙8の紙送り量を積算している。なお、これらはトラ
クタ10の正回転のみならず、逆回転の場合にも紙送り
量をマイナス方向に積算する機能を有する。
【0009】印刷部Cは、用紙への画像転写工程と、こ
の画像を定着させる定着工程とからなる。転写工程では
用紙の搬送速度と同一速度で回転する感光ドラム13に
対して先ず帯電部14で均一に帯電させ、次いでLED
を一列に配列したLEDアレイからなる露光部15でホ
ストコンピュータからの画像データを露光し、更に現像
部16でトナー画像を形成する。感光ドラム13の下端
近傍には画像転写位置Pに対応して転写部17が配置さ
れており、この転写部17での帯電により感光ドラム1
3に張り付いた状態で搬送されてくる用紙に対して、感
光ドラム13上に形成されたトナー画像を画像転写位置
Pで転写する。画像転写位置Pへ用紙を導くためのガイ
ドは、その直前位置で感光ドラム13に近接配置された
ガイド部18によってなされる。画像が転写された用紙
は、画像転写位置Pとほぼ同一水平面上に設定された搬
送ベルト19上を搬送されていくが、この搬送ベルト1
9の後部上方には輻射熱を利用したフラッシュ定着器2
0が配設されている。このフラッシュ定着器20は、用
紙幅方向に配列された予備加熱用のハロゲンランプ21
と定着用のキセノンランプ22とを反射ケースの中に隣
接配置したものであり、カット紙および連続紙それぞれ
の紙送りのタイミングに基づいて発光し、輻射熱でトナ
ーを溶解して用紙上に定着させる。また、前記搬送ベル
ト19には全面に亘って図示しない多数の小孔が設けら
れており、搬送ベルト19の裏面側に配設された吸引装
置23により、用紙をベルト上に吸引しながら搬送して
いる。なお、感光ドラム13の周囲には、転写後に感光
ドラム13から用紙を剥離するために交番電圧を印加し
て帯電状態にある用紙を除電する除電部24と、感光ド
ラム13への用紙の巻き付きを防止する剥離爪25と、
付着トナーを掻き落とすクリーナユニット26とがそれ
ぞれ設けられている。
【0010】搬送ベルト19のすぐ後側には、搬送ベル
ト19と同一の駆動モータより回転するスカッフローラ
27が配設されており、定着工程を終了した用紙を両面
から挟み込んで排紙部Dに送り込む。このスカッフロー
ラ27及び前記搬送ベルト19は、連続紙の印刷モード
時にはトラクタ10の回転スピードより若干速めに設定
されており、連続紙に対して多少滑りを生じつつ回転す
ることで、転写および定着時には用紙に適当な張力を与
えている。なお、スカッフローラ27の下流側には用紙
の通過検出器28とカッティング装置29とが近接して
設けられている。
【0011】排紙部Dは、その入口部分にカット紙と連
続紙とを切り替える第1排紙ゲート30と、カット紙の
印刷面が上向き状態で排出される所謂フェースアップと
印刷面が下向き状態で排出される所謂フェースダウンと
を切り替える第2排紙ゲート31とを搬送経路の上流側
と下流側とに備えており、第1排紙ゲート30を印刷モ
ードの切替に連動して切替え、また第2排紙ゲート31
をカット紙の排紙トレー32の操作に連動させて切り替
わるようにしている。なお、連続紙の印刷時にあっても
第1排紙ゲート30をカット紙側に切替え、第2排紙ゲ
ート31をフェースアップ側に切替えておくことによ
り、連続紙をカット紙の排出口を使ってストレートに排
出することが可能であり、連続紙を次の工程に移して処
理する場合などに有効となる。連続紙の排紙部では連続
紙が排紙ホッパ33内にミシン目から順次折り畳まれて
集積されていくが、この折り畳みがスムーズに行えるよ
う、所定間隔ごとに爪を有する平ベルト34とチェーン
ベルト35とを備える。そして、両者の間に連続紙を排
紙していくことにより、平ベルト34の爪でチェーンベ
ルト35とでミシン目の山折れと谷折れとが交互に折れ
曲がり易くして正規の位置に積み重ねていく。この排紙
ホッパ33は、集積された排紙量によって上下動する構
造となっているため、上記平ベルト34およびチェーン
ベルト35が効果的に作用する位置に排紙ホッパ33を
設定することで、排紙トラブルを有効に防止することが
できる。
【0012】図2は、上記プリンタの印刷部Cにおける
ガイド部18、転写部17および搬送ベルト19の離間
装置を示したものである。ガイド部18は感光ドラム1
3に近接配置された上下一対のガイド板18a,18b
からなり、特に上側ガイド板18aの後端屈曲部36と
下側ガイド板18bの後端湾曲部37で適正な画像転写
位置Pに用紙を導くようにしている。このガイド部18
および転写部17は、印刷部本体40に軸41により回
動可能に支持された支持部材42に固定されている他、
この支持部材42には偏心ローラ43が挿入されたガイ
ド孔44が開設され、さらにその近傍には下方に伸びる
作動杆45の一端部が軸支されている。印刷部本体40
には、上記支持部材42の他に搬送ベルト19および搬
送ベルト19と支持部材42を連動させるための連結杆
46がそれぞれ軸47、48を中心に回転可能に支持さ
れており、連結杆46の回動側端部には、前記作動杆4
5の他端部が支持されると共に、ほぼ中間部には上記搬
送ベルト19との間に架け渡された作動アーム49の一
端が軸支されている。作動アーム49は上部にフック5
0を有し、連結杆46との間に張り渡されたスプリング
51により、常時は搬送ベルト19のフレームに植設さ
れたピン52に係合している。なお、この作動アーム4
9には搬送ベルト19のフレームに設けられたガイド溝
53に沿って移動するガイドローラ54が回転自在に取
り付けられている。
【0013】このような構成からなる離間機構は、印刷
時以外の時には用紙に対する転写および定着の影響を極
力少なくするためのもので、カット紙および連続紙の印
刷終了時ごとに作動すると共に、連続紙を最初に所定位
置へセットする時のオートセット時、連続紙からカット
紙へ印刷モードを切替える時のペーパパーキング時及び
カッティング動作時に作動するものである。この作動で
は図示外の駆動を受けて偏心ローラ43が回転し、ガイ
ド孔44を下側に押して支持部材42を時計方向に回転
させてガイド部18と転写部17とを感光ドラム13か
ら離間させると共に、作動杆45も一緒に押し下げるこ
とにより連結杆46を軸48を中心に反時計方向に回転
させる。この動きに伴って、作動アーム49が押し下げ
られ、ピン52を係合したまま、搬送ベルト19を引き
下げて通常の搬送位置から離間させることで一連の作動
を完了する。なお、紙詰まり等のトラブルが生じたとき
には、作動アーム49のフック50とピン52との係合
を外し、ガイドローラ54をフレームのガイド溝53に
沿って移動させることにより、搬送ベルト19を一点鎖
線で示したように大きく離間させることが可能となる。
【0014】次に、上記構成からなるプリンタを用いて
カット紙および連続紙を搬送し印刷する方法を説明す
る。先ず、カット紙での印刷モードでは、感光ドラム1
3の回転速度に対して、これと同一の駆動モータにより
回転する一対の搬送ローラ6と、搬送ベルト19とが同
速度となるように制御される。そして、給紙トレー1か
ら1枚ずつ搬送経路に送り込んだカット紙2をレジスト
ローラ4によって一定速度にレジスト修正すると共に、
レジストローラ4の後方近傍に設置した先端検出センサ
55からの先端通過信号により、感光ドラム13上へL
EDアレイで構成される露光部15から画像書込を開始
する。カット紙2の搬送は、レジストローラ4から搬送
ローラ6に移り、一定速度でガイド部18内にカット紙
2を送り込む。そして、カット紙2は先端部が下側ガイ
ド板18bに当たったのち該ガイド部18に沿って移動
し、上側ガイド板18aの後端屈曲部36または下側ガ
イド板18bの後端湾曲部37によって感光ドラム13
の画像転写位置Pに強制的に導かれ、転写部17での帯
電により感光ドラム13上に形成されたトナー画像が転
写される。転写直後には除電部24で除電され、更に剥
離爪25の先端が所定時間だけ感光ドラム13に当接す
ることで感光ドラム13への巻き込みが防止される。搬
送ローラ6から外れたカット紙2は、搬送ベルト19上
において下方からの吸引力により上記と同一速度で搬送
され、定着工程を通ったのち排紙部Dに送り込まれる。
【0015】一方、連続紙を印刷する場合には、ホスト
コンピュータから画像情報と一緒に連続紙の選択信号が
プリンタに入力されて連続紙印刷モードとなる。そし
て、感光ドラム13の回転速度に対してトラクタ10の
紙送りスピードが同一速度に、また搬送ベルト19及び
スカッフローラ27の速度がこれらより若干速くなるよ
うに制御される。連続紙印刷モードの場合には、連続紙
8が既に印刷可能な位置にセットされていればそのまま
印刷が開始されるが、セットされていない場合にはオー
トセット動作により自動的に連続紙8のミシン目が所定
位置まで送り込まれてから印刷が開始される。このオー
トセット動作では、離間機構のダウン位置が保持された
状態で、トラクタ10の紙送り作用により連続紙8が搬
送経路内に送り込まれる。そして、トラクタ10の近傍
に設けた先端検出センサ56で連続紙8の先端が検出さ
れ、その後の移動量がトラクタ10に接続したロータリ
エンコーダ11とカウンタ12とによって積算される。
連続紙8の先端部はガイド部18の上側ガイド板18a
に突き当たって進行方向を規制され、感光ドラム13へ
の巻き込みが防止される。また、図2に示すように、連
続紙8の先端部が感光ドラム13を通過する際、上記剥
離爪25が感光ドラム13に当接して、同様に巻き込み
が防止される。連続紙8は更に送り込まれ先端部が搬送
ベルト19を経てスカッフローラ27に挟持された直後
で通過検出器28により検出されると、その検出信号に
基づいてトラクタ10による連続紙8の送り込み量が演
算され、連続紙8のミシン目が画像転写位置Pに合った
時点でトラクタ10が停止される。なお、オートセット
動作時のミシン目の位置合わせでは、図3に示したよう
に、離間機構がダウン作動しているために、連続紙8は
印刷時の正規位置8aに比べてやや引っ張られた状態の
オートセット位置8bにある。それ故、オートセット動
作時には補正値を見込んでミシン目を正規の画像転写位
置P1に対してΔlだけ後方にずらせた画像転写位置P
2に位置合わせしておき、印刷時に離間機構がアップ作
動したときに、連続紙のミシン目が正規の画像転写位置
P1に一致するように制御している。このようにして、
一連のオートセットが完了した後に、ホストコンピュー
タからの画像情報が感光ドラム13に書き込まれると、
その画像書込の開始信号をタイミング信号としてトラク
タ10による連続紙8の搬送が開始され、また離間機構
がアップ作動して画像転写位置Pでの画像の転写が行わ
れる。なお、オートセット動作が行われる場合として
は、連続紙8が所謂ペーパパーキングをしているとき又
は用紙切れや用紙交換などでトラクタ10に連続紙8が
セットされていない場合である。上述したように、ホス
トコンピュータから画像情報と一緒に連続紙モードの識
別信号がプリンタに入力されるタイプでは、ペーパパー
キングしているときにはオートセット動作と印刷が自動
的に行われるが、用紙切れのときにはエラー信号が出る
ため、先ずオペレータが連続紙8の両側に沿って連続的
に設けられている紙送り穴をトラクタ10の紙送り爪に
嵌め入れ、連続紙8の先端部分をトラクタ10の任意の
位置にセットすると、後の一連の動作は上述と同様自動
的に行われる。一方、ホストコンピュータからは画像情
報信号のみで、用紙選択のスイッチをプリンタ側が備え
るタイプの場合は、オペレータによるプリンタからの入
力で上述のオートセット動作と印刷が自動的に行われ
る。
【0016】図4乃至図7は、印刷モードを連続紙から
カット紙へ切り替えた時の搬送系の一連の動作を示した
ものであり、また図8はその制御のフローチャートを示
したものである。図4では連続紙を印刷している時の搬
送系の状態を示しており(ステップ100)、この状態
から連続紙の印刷を終了させると、図5に示したよう
に、離間機構が作動してガイド部18、転写部17及び
搬送ベルト19がダウンする(ステップ101)。そし
て、ホストコンピュータからカット紙の選択信号が入力
されているか、又はオペレータが操作パネルに設けられ
たカット紙選択スイッチもしくはモード切替スイッチを
選択しているか否かが判断され(ステップ102)、印
刷モードの切替であると判断されると次のステップ10
3で連続紙8がカッティングされる。ここでは先ずトラ
クタ10が正回転して連続紙が送り込まれ、画像転写位
置Pにあったミシン目がカッティング位置に到達する。
次いでミシン目の両側がスカッフローラ27とゴム製の
押圧部材57とで押え込まれカッティング装置29でミ
シン目が押し切られ、切り離された連続紙8は第1排紙
ゲート30を通って排紙ホッパ33内に排出される。ま
た、これと同時にトラクタ10が逆回転して搬送経路内
に残っている連続紙8が戻され、図6に示したように、
カッティングされた先端部が先端検出センサ56に対応
する位置まで戻ったところでトラクタ10の回転を停止
し、その位置で連続紙8を待機させる(ステップ10
4)。なお、この待機位置はカット紙2の搬送を妨げな
い位置であれば、必ずしも上述の位置には限定されず、
例えば連続紙8の先端部がガイド部18の内部に位置し
ていてもよい。次いで、図7に示したように、離間機構
が作動してガイド部18、転写部17および搬送ベルト
19が元の位置に復帰すると共に(ステップ105)、
第1排紙ゲート30が切替わり(ステップ106)、カ
ット紙2の印刷がスタートする(ステップ107)。ま
た、上記ステップ102において印刷モードの切替では
ないと判断されたときには、ステップ108に移り、こ
こで連続紙8をペーパパーキング位置で待機させるのか
否かが判断され、待機させると判断された時にはカッテ
ィング後(ステップ109)、ペーパパーキング位置で
待機させ(ステップ110)、例えばこの段階で用紙交
換などを行う。また、待機させないと判断された時には
カッティング後(ステップ111)、ミシン目が所定位
置に合わされて再セットされる(ステップ112)。な
お、ステップ110及びステップ112の場合とも離間
機構はダウンした状態で保持される。
【0017】上述の実施例では、定着工程の後方にカッ
ティング装置29を設け、定着が終了した直後の部位で
連続紙のミシン目をカットしているため、例えば転写工
程の前方位置でカットする場合に比べて紙の余白部分が
少なくなり、その分紙の無駄をなくすることができる。
即ち、連続紙をカットする場合には定着工程が終了して
いなければならないため、カット位置から定着工程まで
の距離が短い方がそれだけ余白部分を少なくできるから
である。また、連続紙の印刷モードが継続する場合に、
転写工程の前方でカットされていると、その都度オート
セットしなければならないが、上記実施例の場合にはペ
ーパパーキングしない限り、既にオートセットされた状
態にあるため、オートセットに費やす時間を節約するこ
とが可能となる。なお、上記実施例ではカッティング装
置29を設けて連続紙を自動的にカットしているが、オ
ペレータが手作業でカットした場合でも、本発明を適用
することができる。また、本発明において、連続紙をペ
ーパパーキングさせる場合の態様としては、上記実施例
のように連続紙からカット紙へ印刷モードを切替えた時
か、あるいは連続紙の印刷モードにおいて、紙詰まり等
を生じて搬送経路から連続紙を取り除く必要があった
り、用紙交換を行う場合などである。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るプリ
ンタの用紙搬送方法によれば、連続紙とカット紙の両方
を印刷できる電子写真方式のプリンタにおいて、印刷モ
ードの切替ごとに給紙トレーをセットし直す必要がな
く、また連続紙からカット紙への印刷モードの切替時に
は、自動的に連続紙がペーパパーキング位置まで戻って
カット紙の搬送を妨げることがないので、従来のように
オペレータが搬送経路から連続紙を取り除く必要がな
く、印刷モードの切替に伴うオペレータの煩雑な作業を
解消することができると共に、全体的な印刷時間の短縮
化を図ることができるようになった。また、連続紙を戻
す際には転写部を感光体から離間させると共に転写部か
ら定着部に至る連続紙の搬送手段を搬送時の定常位置か
ら離間させたので、連続紙をスムーズに戻すことができ
ると共に、転写部や定着部からの影響を受けなくて済む
といった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る用紙搬送方法を実施するための電
子写真方式のプリンタを示す全体図である。
【図2】プリンタにおける印刷部の離間機構を示す説明
図である。
【図3】オートセット時において連続紙のミシン目を画
像転写位置に合わせるときの補正手段を示す説明図であ
る。
【図4】連続紙の印刷時における搬送経路の説明図であ
る。
【図5】連続紙のカッティング時おける搬送経路の説明
図である。
【図6】連続紙のペーパパーキング時における搬送経路
の説明図である。
【図7】カット紙の印刷時における搬送経路の説明図で
ある。
【図8】連続紙をペーパパーキングさせる時のフローチ
ャート図である。
【符号の説明】
A1 カット紙給紙部 A2 連続紙給紙部 B 紙送り部 C 印刷部 D 排紙部 P 画像転写位置 2 カット紙 6 搬送ローラ 8 連続紙 10 トラクタ 13 感光ドラム(感光体) 17 転写部 18 ガイド部 19 搬送ベルト 20 フラッシュ定着器
フロントページの続き (72)発明者 加藤 悟 山梨県南巨摩郡増穂町小林430番地1 ニスカ株式会社内 (72)発明者 三枝 肇 山梨県南巨摩郡増穂町小林430番地1 ニスカ株式会社内 (72)発明者 相山 哲也 山梨県南巨摩郡増穂町小林430番地1 ニスカ株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−306268(JP,A) 特開 昭57−38175(JP,A) 特開 平2−103076(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カット紙と連続紙を搬送するための共通
    の搬送経路を有し、この搬送経路内に上記用紙のいずれ
    か一方を選択して搬送させ、用紙上へ画像形成を行った
    のちに搬送経路から排出する一方、上記他方の用紙は所
    定の位置で待機させるようにしたプリンタにおいて、 上記搬送経路内に給紙されている連続紙を所定位置で待
    機させる際には、連続紙を画像の形成後にカッティング
    し、搬送経路内に残っている連続紙を搬送経路の上流側
    でカット紙の搬送を妨げない所定位置まで戻すと共に、
    戻す際に転写部を感光体から離間させ、さらに転写部か
    ら定着部に至る連続紙の搬送手段を搬送時の定常位置か
    ら離間させたことを特徴とするプリンタの用紙搬送方
    法。
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