JP2671631B2 - プリンタの用紙搬送装置 - Google Patents

プリンタの用紙搬送装置

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JP2671631B2
JP2671631B2 JP3102008A JP10200891A JP2671631B2 JP 2671631 B2 JP2671631 B2 JP 2671631B2 JP 3102008 A JP3102008 A JP 3102008A JP 10200891 A JP10200891 A JP 10200891A JP 2671631 B2 JP2671631 B2 JP 2671631B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式のプリン
タにおける用紙搬送装置に係り、特にカット紙と連続紙
の両方を印刷モードの切替によって印刷することのでき
るプリンタの用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ・ビームなどを用いた電子
写真方式のプリンタにおいて、カット紙と連続紙の両方
を1台のプリンタにセットし、これらを印刷モードの切
替によって印刷できるようにしたものがある。この種の
プリンタは、一般には図8に示したように、カット紙2
の給紙部70と連続紙8の給紙部71とをそれぞれ別個
に設け、各搬送経路の合流点72をカット紙2の搬送ロ
ーラ73の直前位置に設定すると共に、感光ドラム13
の画像転写位置Pへは共通の搬送経路を用いて搬送し、
レーザ・ビームにより走査した画像の転写、及び転写さ
れたトナーの定着などは、以後共通の搬送経路を用いて
印刷する方式のものが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記形式の
プリンでは用紙を搬送するための搬送手段が、カット紙
2と連続紙8とでは異なっており、カット紙2の場合に
は転写工程への搬送を搬送ローラ73により行い、連続
紙8の場合には転写工程および定着工程を通じてトラク
タ74により行うのが一般的であった。そのために、従
来のように搬送ローラ73の上流側に両者の合流点72
を設定した場合には、カット紙2から連続紙8に印刷モ
ードを切り替える度に搬送ローラ73を離間して、連続
紙8の搬送を妨げないようにしなければならなかった。
それ故、搬送ローラ73には離間させるための駆動機構
が必要になると共に、カット紙2に対する搬送ローラ7
3の圧接力が常に一定に保たれていなければ搬送力にも
影響が出てしまうため、駆動機構自体が複雑になってし
まうといった問題があった。
【0004】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、連続紙とカット紙の両方を印刷できる電子写真方式
のプリンタにおいて、印刷モードの切替に伴なって搬送
ローラを離間させるための駆動機構をなくし、搬送装置
を簡易な構造とする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術的課
題を解決するために、カット紙と連続紙の給紙部を別々
に設け、これら給紙部からそれぞれ続くカット紙の搬送
経路と連続紙の搬送経路とを途中で合流させ、この合流
点より後方における感光体からの画像の転写および定着
段階での搬送を共通の搬送経路で行うようにしたプリン
タの用紙搬送装置において、上記合流点を感光体の画像
転写位置とその手前に設置されたカット紙の最終搬送手
段との間に設けると共に、画像転写位置に近接した搬送
経路の上流側には用紙を合流点から画像転写位置まで導
くための上下一対のガイド板からなるガイド部を画像転
写位置と離間可能に配設し、カット紙の印刷時には前記
上側ガイド板に形成した屈曲部によりカット紙の先端を
強制的にガイドして画像転写位置へ送り込む一方、連続
紙のオートセット時にはガイド部を画像転写位置から離
間させ、連続紙を上側ガイド板にガイドさせて所定位置
へ搬送するようにしたプリンタの用紙搬送装置を手段と
している。
【0006】
【作用】上述の手段によれば、カット紙と連続紙の各搬
送経路の合流点がカット紙の最終の搬送手段と感光体の
画像転写位置との間に設定されているために、カット紙
から連続紙に印刷モードを切替えた場合でも、カット紙
の搬送手段を離間させることなく、連続紙はカット紙と
の合流点に至ることができ、カット紙の搬送経路には何
ら影響を及ぼすことがない。また、ガイド部の設置によ
り用紙を強制的にガイドし感光体の適正な画像転写位置
に導くことができる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明に係る用紙搬送方法を実施す
るためのプリンタを示したものである。このプリンタ
は、露光手段としてLEDやレーザ・ビームなどを用い
た電子写真方式のものであり、カット紙及び連続紙をそ
れぞれ別個に給紙するための給紙部A1,A2と、各給
紙部A1,A2からの用紙を一定の速度で搬送する紙送
り部Bと、紙送り部Bから共通の搬送経路内に搬送され
た用紙に転写と定着とを行う印刷部Cと、印刷された用
紙を排出するための排紙部Dとで基本的に構成されてい
る。
【0008】上記給紙部は、上下方向にカット紙給紙部
A1と連続紙給紙部A2とが配列されている。そして、
カット紙給紙部A1では、給紙トレー1内に収納された
カット紙2を送出ローラ3aにより互いに反対方向に回
転する一対の分離ローラ3bによって一枚ずつ繰り出
し、この分離ローラ3bによって繰り出されたカット紙
2を紙送り部Bの一対のレジストローラ4の接合ローラ
面に突き当て、この状態でカット紙2をレジストガイド
部5で一旦湾曲させることによりカット紙2の先端を真
っ直ぐに合わせる所謂レジスト修正を行う。修正後レジ
ストローラ4を回転させてカット紙2を送り出し、レジ
ストローラ4の後方近傍に設置した先端検出センサ41
でカット紙2の先端を検出したのち、その後方に設置し
た搬送ローラ6によって搬送経路内にカット紙2を搬送
していく。一方、連続紙給紙部A2の給紙ホッパ7には
ミシン目で折り畳まれた連続紙8が収納されているが、
この連続紙8は給紙ホッパ7の上部近傍に設定されたエ
ンドセンサ9によりその位置での通過を検出されたの
ち、トラクタ10によって搬送経路内に搬送される。ト
ラクタ10にはその回転移動量を検出するロータリエン
コーダ11とそのパルス数を累積カウントするカウンタ
12とが取り付けられており、トラクタ10による連続
紙8の紙送り量を積算している。なお、これらはトラク
タ10の正回転のみならず、逆回転の場合にも紙送り量
をマイナス方向に積算する機能を有する。
【0009】印刷部Cは、用紙への画像転写工程と、こ
の画像を定着させる定着工程とからなる。転写工程では
用紙の搬送速度と同一速度で回転する感光ドラム13に
対して先ず帯電部14で均一に帯電させ、次いでLED
を一列に配列したLEDアレイからなる露光部15でホ
ストコンピュータからの画像情報を露光し、更に現像部
16でトナー画像を形成する。感光ドラム13の下端近
傍には転写部17が配置されており、この転写部17で
の帯電により感光ドラム13に張り付いた状態で搬送さ
れてくる用紙に対して、感光ドラム13上に形成された
トナー画像を画像転写位置Pで転写する。画像転写位置
Pへ用紙を導くためのガイドは、その直前位置で感光ド
ラム13に近接配置されたガイド部18によってなされ
る。画像が転写された用紙は、画像転写位置Pとほぼ同
一水平面上に設定された搬送ベルト19上を搬送されて
いくが、この搬送ベルト19の後部上方には輻射熱を利
用したフラッシュ定着器20が配設されている。このフ
ラッシュ定着器20は、用紙幅方向に配列された予備加
熱用のハロゲンランプ21と定着用のキセノンランプ2
2とを反射ケースの中に隣接配置したものであり、カッ
ト紙および連続紙それぞれの紙送りのタイミングに基づ
いて発光し、その輻射熱によってトナーを溶解し用紙上
に定着させる。また、前記搬送ベルト19には全面に亘
って図示しない多数の小孔が設けられており、搬送ベル
ト19の裏面側に配設された吸引装置23により用紙を
ベルト上に吸引しながら搬送していく。なお、感光ドラ
ム13の周囲には、転写後に感光ドラム13から用紙を
剥離するために交番電圧を印加して帯電状態にある用紙
を除電する除電部24、感光ドラム13への用紙の巻き
付きを防止する剥離爪25及び付着トナーを掻き落とす
クリーナユニット26がそれぞれ設けられている。
【0010】搬送ベルト19のすぐ後側には、搬送ベル
ト19と同一の駆動モータより回転するスカッフローラ
27が配設されており、定着工程を終了した用紙を両面
から挟み込んで排紙部Dに送り込む。このスカッフロー
ラ27及び前記搬送ベルト19は、連続紙の印刷モード
時にはトラクタ10の回転スピードより若干速めに設定
されており、連続紙に対して多少滑りを生じつつ回転す
ることで、転写および定着時には用紙に適当な張力を与
えている。なお、スカッフローラ27の下流側には用紙
の通過検出器28とカッティング装置29とが近接して
設けられている。
【0011】排紙部Dは、その入口部分にカット紙と連
続紙とを切り替える第1排紙ゲート30と、カット紙の
印刷面が上向き状態で排出される所謂フェースアップと
印刷面が下向き状態で排出される所謂フェースダウンと
を切り替える第2排紙ゲート31とを搬送経路の上流側
と下流側とに備えており、第1排紙ゲート30を印刷モ
ードの切替に連動して切替え、また第2排紙ゲート31
をカット紙の排紙トレー32の操作に連動させて切り替
わるようにしている。なお、連続紙の印刷時にあっても
第1排紙ゲート30をカット紙側に切替え、第2排紙ゲ
ート31をフェースアップ側に切替えておくことによ
り、連続紙をカット紙の排出口を使ってストレートに排
出することが可能であり、連続紙を次の工程に移して処
理する場合などに有効となる。連続紙の排紙部では連続
紙が排紙ホッパ33内にミシン目から順次折り畳まれて
集積されていくが、この折り畳みがスムーズに行えるよ
う、所定間隔ごとに爪を有する平ベルト34とチェーン
ベルト35とを備える。そして、両者の間に連続紙を排
紙していくことにより、平ベルト34の爪でチェーンベ
ルト35とでミシン目の山折れと谷折れとが交互に折れ
曲がり易くして正規の位置に積み重ねていく。この排紙
ホッパ33は、集積された排紙量によって上下動する構
造となっているため、上記平ベルト34およびチェーン
ベルト35が効果的に作用する位置に排紙ホッパ33を
設定することで、排紙トラブルを有効に防止することが
できる。
【0012】図2は、上記カット紙2の搬送経路と連続
紙8の搬送経路との合流位置近傍の拡大図である。この
図において、符号6はカット紙搬送経路の最終段に設け
られた搬送ローラ、40は搬送ローラ6にカット紙2を
導くための導入ガイド、41は導入ガイド40とレジス
トローラ4との間に設置された先端検出センサ、42は
トラクタ10の後方近傍に設置された先端検出センサで
ある。また、符号18はカット紙2及び連続紙8を感光
ドラム13の画像転写位置Pに導くためのガイド部であ
り、このガイド部18内にカット紙2と連続紙8の合流
点43を設けている。ガイド部18は感光ドラム13に
近接配置された上下一対のガイド板18a,18bから
なり、この両方のガイド板18a,18bの間に搬送経
路を形成している。各ガイド板18a,18bは、入口
部分が拡開して設けられており、上側ガイド板18aで
カット紙2の導入方向をガイドし、また下側ガイド板1
8bで連続紙8の導入方向をガイドしている。下側ガイ
ド板18bは上側ガイド板18aに比べて全体的にガイ
ド部分が長く形成され、後端の湾曲部44が感光ドラム
13の画像転写位置Pの直前で感光ドラム13に接する
ように配置されると共に、その接する点での中央平面部
に対する湾曲部の角度θは、連続紙8及びカット紙2を
適正な画像転写位置に強制的に導くことのできる角度を
なしている。一方、上側ガイド板18aの後端には、く
の字状の屈曲部45が形成されている。この屈曲部45
は感光ドラム13へ向かう角度が上記下側ガイド板18
bの湾曲部44とほぼ同じ角度で形成されており、図3
に示したように、カット紙2の中でも腰が強くて下側ガ
イド板18bに当たったあと上方に反り返ってしまうも
のについては、この屈曲部45によって強制的にガイド
し、適正な画像転写位置Pに導くようにしている。この
屈曲部45は、取扱いの容易性からカット紙給紙部A1
をできるだけプリンタ装置の上部に設定し、カット紙2
のカイド部18への突入角度が大きくなってしまったよ
うな場合に有効に作用する。なお、この実施例における
搬送ローラ6は、従来の搬送ローラに比べて感光ドラム
13からより離れた位置に設置されている。
【0013】次に、図1乃至図5に基づき、上述のよう
なガイド部18の途中にカット紙2と連続紙8の合流点
43が形成されたプリンタを用いて、カット紙2及び連
続紙8を印刷する場合を説明する。先ず、カット紙での
印刷モードでは、感光ドラム13の回転速度に対して、
これと同一の駆動モータにより回転する一対の搬送ロー
ラ6と、搬送ベルト19とが同速度となるように調整し
ておく。そして、給紙トレー1から1枚ずつ搬送経路に
送り込んだカット紙2をレジストローラ4によって一定
速度にレジスト修正すると共に、レジストローラ4の後
方近傍に設置された先端検出センサ41からの先端通過
信号により、感光ドラム13上へLEDアレイで構成さ
れる露光部15から画像書込を開始する。カット紙2の
搬送は、レジストローラ4から搬送ローラ6に移り、一
定速度でガイド部18内の合流点43に導かれ、先端部
が下側ガイド板18bに当たったのち該ガイド部18に
沿って移動し、下側ガイド板18bの後端湾曲部44ま
たは上側ガイド板18aの後端屈曲部45によって感光
ドラム13の画像転写位置に強制的に導かれる。そし
て、転写部17での帯電により感光ドラム13上に形成
されたトナー画像がカット紙2上に転写されると共に、
転写直後には除電部24で除電され、更に剥離爪25の
先端が所定時間だけ感光ドラム13に当接することで感
光ドラム13への巻き込みが防止される。搬送ローラ6
から外れたカット紙2は、搬送ベルト19上において下
方からの吸引力により上記と同一速度で搬送され、定着
工程を通ったのち排紙部Dに送り込まれる。
【0014】一方、連続紙を印刷する場合には、ホスト
コンピュータから画像情報と一緒に連続紙の選択信号が
プリンタに入力されて連続紙印刷モードとなる。そし
て、感光ドラム13の回転速度に対してトラクタ10の
紙送りスピードが同一速度に、また搬送ベルト19及び
スカッフローラ27の速度がこれらより若干速めに制御
される。連続紙印刷モードの場合には、連続紙8が既に
印刷可能な位置にセットされていればそのまま印刷が開
始されるが、セットされていない場合にはオートセット
動作により自動的に連続紙8のミシン目が所定位置まで
送り込まれてから印刷が開始される。このオートセット
動作時には、後述する離間機構のダウン作動が保持され
た状態となり、ガイド部18、転写部17及び搬送ベル
ト19が下がったままで連続紙8が搬送経路内に送り込
まれる。
【0015】上記離間機構は、図6に示したような構造
からなり、上記ガイド部18および転写部17が、印刷
部本体48に軸49により回動可能に支持された支持部
材50に固定されている他、この支持部材50には偏心
ローラ51が挿入されたガイド孔52が開設され、さら
にその近傍には下方に伸びる作動杆53の一端部が軸支
されている。そして、印刷部本体48には、上記支持部
材50の他に搬送ベルト19および搬送ベルト19と支
持部材50を連動させるための連結杆54がそれぞれ軸
55、56を中心に回転可能に支持されており、連結杆
54の回動側端部には、前記作動杆53の他端部が支持
されると共に、ほぼ中間部には上記搬送ベルト19との
間に架け渡された作動アーム57の一端が軸支されてい
る。作動アーム57は上部にフック58を有し、連結杆
54との間に張り渡されたスプリング59により、常時
は搬送ベルト19のフレームに植設されたピン60に係
合している。なお、この作動アーム57には搬送ベルト
19のフレームに設けられたガイド溝61に沿って移動
するガイドローラ62が回転自在に取り付けられてい
る。
【0016】このような構成からなる離間機構は、印刷
時以外の時には用紙に対する転写および定着の影響を極
力少なくするためのもので、カット紙および連続紙の印
刷終了時ごとに作動すると共に、上述の如く連続紙を最
初に所定位置へセットする時のオートセット時の他に、
連続紙からカット紙へ印刷モードを切替える時のペーパ
パーキング時やカッティング動作時にも作動する。この
作動では先ず、図示外の駆動を受けて偏心ローラ51が
回転し、ガイド孔52を下側に押して支持部材50を時
計方向に回転させてガイド部18と転写部17とを感光
ドラム13から離間させると共に、作動杆53も一緒に
押し下げることのより連結杆54を軸56を中心に反時
計方向に回転させる。そして、この動きに伴って作動ア
ーム57が押し下げられ、ピン60を係合したまま、搬
送ベルト19を引き下げて通常の搬送位置から離間させ
ることで一連の作動を完了する。なお、紙詰まり等のト
ラブルが生じたときには、作動アーム57のフック58
とピン60との係合を外し、ガイドローラ62をフレー
ムのガイド溝61に沿って移動させることにより、搬送
ベルト19を一点鎖線で示したように大きく離間させる
ことが可能となる。
【0017】連続紙8は、トラクタ10の近傍に設けた
先端検出センサ42によって先端が検出され、その後の
移動量がトラクタ10に接続したロータリエンコーダ1
1とカウンタ12とによって積算される。そして、連続
紙8は、先端部がガイド部18内の合流点43に到達し
たのち、ガイド部18の上側ガイド板18aに突き当た
って進行方向を規制され、感光ドラム13への巻き込み
が防止される。なお、連続紙8を合流点43に到達させ
るに際しては、連続紙8を搬送ローラ6の間に通す必要
がないので、搬送ローラ6は離間せずそのままの状態で
保たれる。また、連続紙8はカット紙2に比べて先端部
がカールする傾向が強いため、図6に示すように、連続
紙8の先端部が感光ドラム13を通過する際、上記剥離
爪25を感光ドラム13に当接して先端部の巻き込みを
防止している。連続紙8は更に送り込まれ先端部が搬送
ベルト19を経てスカッフローラ27に挟持された直後
で通過検出器28により検出されると、その検出信号に
基づいてトラクタ10による連続紙8の送り込み量が演
算され、連続紙8のミシン目が画像転写位置Pに合った
時点でトラクタ10が停止される。なお、オートセット
動作時のミシン目の位置合わせでは、図7に示したよう
に、離間機構がダウン作動しているために、連続紙は印
刷時の正規位置8aに比べてやや引っ張られた状態のオ
ートセット位置8bにある。それ故、オートセット動作
時には補正値を見込んでミシン目を正規の画像転写位置
P1に対してΔlだけ後方にずらせた画像転写位置P2
に位置合わせしておき、印刷時に離間機構がアップ作動
したときに、連続紙のミシン目が正規の画像転写位置P
1に一致するように制御している。このようにして、一
連のオートセットが完了した後に、ホストコンピュータ
からの画像情報が感光ドラム13に書き込まれると、そ
の画像書込の開始信号をタイミング信号としてトラクタ
10による連続紙8の搬送が開始され、また離間機構が
アップ作動して画像転写位置Pでの画像の転写が行われ
る。なお、オートセット動作が行われる場合としては、
連続紙8が所謂ペーパパーキングをしているとき又は用
紙切れなどでトラクタ10に連続紙8がセットされてい
ない場合である。上述したように、ホストコンピュータ
から画像情報と一緒に連続紙モードの識別信号がプリン
タに入力されるタイプでは、ペーパパーキングしている
ときにはオートセット動作と印刷が自動的に行われる
が、用紙切れのときにはエラー信号が出るため、先ずオ
ペレータが連続紙8の両側に沿って連続的に設けられて
いる紙送り穴をトラクタ10の紙送り爪に嵌め入れ、連
続紙8の先端部分をトラクタ10の任意の位置にセット
すると、後の一連の動作は上述と同様自動的に行われ
る。一方、ホストコンピュータからは画像情報信号のみ
で、用紙選択のスイッチをプリンタ側が備えるタイプの
場合は、オペレータによるプリンタからの入力で上述の
オートセット動作と印刷が自動的に行われる。このよう
にして、オートセットを完了させた状態で連続紙の印刷
を開始する。なお、連続紙8のミシン目を画像転写位置
Pに合わせる手段として、上記のように通過検出器28
による連続紙の先端検出信号を基準とせずに、例えばト
ラクタ10の近傍に設置した先端検出センサ42から予
め設定してある所定距離をカウントし、このカウント信
号を基準とすることもできる。
【0018】図5は、連続紙8を印刷するときのガイド
状態を示したものである。連続紙8は感光ドラム13上
への画像書込信号を受けてトラクタ10による搬送を開
始し、搬送ローラ6を通らずにそのまま合流点43に至
り、下側ガイド板18bに沿ってガイドされながら感光
ドラム13の画像転写位置Pに導かれる。そして、転写
部17での帯電により感光ドラム13上に形成されたト
ナー画像が連続紙8上に転写されると共に、転写直後に
は除電部24で除電される。連続紙8は搬送ベルト19
上において下方からの吸引力により搬送されるが、この
搬送ベルト19はトラクタ10より高速で駆動されるた
め、連続紙8との間に滑りを生じさせつつ搬送する。そ
のため、連続紙8には張力が付与されることとなり、転
写工程および定着工程での印刷むらなどが防止されるこ
とになる。なお、搬送ベルト19の後方に設置されてい
るスカッフローラ27も同様の滑り搬送手段を構成して
いる。定着工程を終了した連続紙8は排紙部Dに送り込
まれるが、選択によりカッティング装置29によりカッ
トされることもある。なお、連続紙印刷モードにおいて
は、カット紙2は給紙トレー1内で待機している。
【0019】ところで、上述のプリンタは、印刷モード
を連続紙8からカット紙2へ切り替えた時に連続紙8が
カット紙2の搬送を妨げない位置まで逆走して待機する
所謂ペーパパーキング機能を有する。この場合には先ず
離間機構が作動してガイド部18、転写部17及び搬送
ベルト19が下降し、続いてトラクタ10が正回転して
連続紙8が送り込まれ、画像転写位置Pにあったミシン
目がカッティング位置に到達する。次いで、ミシン目の
両側をスカッフローラ27とゴム製の押圧部材(図示せ
ず)とで押え込んでカッティング装置29でミシン目を
押し切り、切り離した連続紙8を第1排紙ゲート30を
通って排紙ホッパ33内に排出させる。これと同時にト
ラクタ10を逆回転させ、搬送経路内に残っている連続
紙8を図3に示したように、カッティングされた先端部
が先端検出センサ42の位置するところまで戻してから
トラクタ10の回転を停止し、その位置で連続紙8を待
機させる。なお、この待機位置はカット紙2の搬送を妨
げない位置であれば、必ずしも上述の位置には限定され
ない。次いで、離間機構が作動してガイド部18、転写
部17および搬送ベルト19が元の位置に復帰すると共
に、第1排紙ゲート30が切替わり、カット紙2の印刷
がスタートする。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るプリ
ンタの用紙搬送装置によれば、連続紙とカット紙の両方
を印刷できる電子写真方式のプリンタにおいて、カット
紙と連続紙の各搬送経路の合流点をカット紙の最終搬送
手段と感光体の間に設定したから、カット紙から連続紙
に印刷モードを切替えた場合でも、カット紙の搬送手段
を離間させることなく連続紙をカット紙との合流点に搬
送することができ、従来のような搬送手段を離間させる
ための駆動機構が不必要となり、その分搬送装置を簡易
な構造とすることができた。また、本発明では感光体の
画像転写位置近傍に、感光体に対して離間可能なガイド
部を設けると共に、ガイド部の上側ガイド板にカット紙
の先端部を強制的にガイドする屈曲部を設けたので、ガ
イド部を離間することで連続紙のオートセットがスムー
ズに行える他、カット紙を画像転写位置へ適正に送り込
むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る用紙搬送装置を備えた電子写真方
式のプリンタを示す全体図である。
【図2】カット紙と連続紙の合流点を示す説明図であ
る。
【図3】カット紙の印刷モードにおける合流点付近の説
明図である。
【図4】連続紙のオートセット時における合流点付近の
説明図である。
【図5】連続紙の印刷モードにおける合流点付近の説明
図である。
【図6】プリンタの離間機構を示す説明図である。
【図7】オートセット時において連続紙のミシン目を画
像転写位置に合わせるときの補正手段を示す説明図であ
る。
【図8】従来におけるプリンタのカット紙と連続紙の合
流点を示す説明図である。
【符号の説明】
A1 カット紙給紙部 A2 連続紙給紙部 B 紙送り部 C 印刷部 D 排紙部 P 画像転写位置 2 カット紙 6 搬送ローラ(最終搬送手段) 8 連続紙 10 トラクタ 13 感光ドラム(感光体) 17 転写部 18 ガイド部 18a 上側ガイド板 18b 下側ガイド板 19 搬送ベルト 20 フラッシュ定着器 43 合流点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/16 G03G 15/16 (72)発明者 小林 直紀 山梨県南巨摩郡増穂町小林430番地1 ニスカ株式会社内 (72)発明者 三枝 肇 山梨県南巨摩郡増穂町小林430番地1 ニスカ株式会社内 (72)発明者 青沼 博之 山梨県南巨摩郡増穂町小林430番地1 ニスカ株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−306268(JP,A) 実開 平3−81966(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カット紙と連続紙の給紙部を別々に設
    け、これら給紙部からそれぞれ続くカット紙の搬送経路
    と連続紙の搬送経路とを途中で合流させ、この合流点よ
    り後方における感光体からの画像の転写および定着段階
    での搬送を共通の搬送経路で行うようにしたプリンタの
    用紙搬送装置において、上記合流点を感光体の画像転写
    位置とその手前に設置されたカット紙の最終搬送手段と
    の間に設けると共に、画像転写位置に近接した搬送経路
    の上流側には用紙を合流点から画像転写位置まで導くた
    めの上下一対のガイド板からなるガイド部を画像転写位
    置と離間可能に配設し、カット紙の印刷時には前記上側
    ガイド板に形成した屈曲部によりカット紙の先端を強制
    的にガイドして画像転写位置へ送り込む一方、連続紙の
    オートセット時にはガイド部を画像転写位置から離間さ
    せ、連続紙を上側ガイド板にガイドさせて所定位置へ搬
    送するようにしたことを特徴とするプリンタの用紙搬送
    装置。
  2. 【請求項2】 上記連続紙のオートセット時には、ガイ
    ド部を感光体の画像転写位置から離間させると共に、感
    光体に形成された画像を用紙に転写する転写部および転
    写された用紙を画像転写位置から定着工程へ搬送する搬
    送手段も同時に画像転写位置から離間させるようにした
    ことを特徴とするプリンタの用紙搬送装置。
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