JP3328002B2 - 連続記録紙の搬送装置および搬送方法、並びに、電子写真プリンタおよび電子写真プリント方法 - Google Patents
連続記録紙の搬送装置および搬送方法、並びに、電子写真プリンタおよび電子写真プリント方法Info
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Description
適用される連続記録紙の搬送装置および搬送方法、なら
びに、これら搬送装置および搬送方法を用いた電子写真
プリンタおよび電子写真プリント方法に関する。
媒体すなわち回転される感光ドラムに静電潜像を形成し
た後、これを現像してトナー像となし、このトナー像を
記録紙に転写、定着して、その印刷つまりプリントを行
うものである。電子写真プリンタに記録紙としての連続
記録紙、たとえばファンフォールド紙が使用される場
合、この電子写真プリンタは、そのミシン目から一定の
マージンを存して、ファンフォールド紙にプリントする
必要がある。
ールド紙はそのミシン目が感光ドラムの転写位置近傍に
位置して待機しており、プリントの要求に従い、ファン
フォールド紙の搬送に先立ち、感光ドラムが回転され
て、ファンフォールド紙上でのプリント開始位置つまり
その頭出しの調整が行われている。しかしながら、この
頭出しの際、感光ドラムにファンフォールド紙が接触し
たままであると、感光ドラムの感光面が傷ついたり摩耗
して、その寿命が短くなり、また、感光ドラム上の残留
トナーによりファンフォールド紙が汚れてしまうことに
もなる。
ルド紙の搬送経路を規制する感光ドラム近傍の用紙搬送
手段を感光ドラムから離間させてファンフォールド紙を
感光ドラムから分離する構成をとることがあるが、この
場合、用紙搬送手段を感光ドラムから分離させても、静
電吸着力によりファンフォールド紙が感光ドラムに付着
したままとなることがある。そうすると、上述の頭出し
の場合と同様に、感光ドラムの感光面が傷ついたり、フ
ァンフォールド紙が汚れることになる。このため、特開
平4−230782号公報に開示された電子写真プリン
タにあっては、頭出しの際、感光ドラムから転写帯電器
を離間させる分離手段に加えて、ファンフォールド紙を
も強制的に離間させる退避促進装置を内蔵している。こ
の退避促進装置はファンフォールド紙の搬送経路でみ
て、感光ドラムの上流側にて、ファンフォールド紙を押
し下げる紙弛みレバーと、この紙弛みレバーを駆動する
連動機構からなっている。
待機時やプリント終了時、感光ドラム側からファンフォ
ールド紙を強制的に離間させることができ、感光ドラム
上の残留トナーによるファンフォールド紙の汚れを防止
できるものと考えられる。
退避促進装置は、電子写真プリンタ内の構造を複雑化さ
せるばかりでなく、また、ファンフォールド紙を紙弛み
レバーにて強制的に押し下げるには、感光ドラムの下流
側にて、ファンフォールド紙を押さえる機構が別に必要
となり、電子写真プリンタ内の構造を更に複雑化させて
しまう。
からプリントを行う必要がある場合、公知の退避促進装
置は無効なものなり、この場合、その先頭ページの先端
を感光ドラムの転写位置にて待機させていると、前述の
不具合が同様にして発生してしまう。この発明は、上述
した事情に基づいてなれさたもので、その目的とすると
ころは、連続記録紙の先端からでも、その頭出しに伴う
前述の不具合を解消してプリントが可能となり、また、
特別な機構を必要とせずに、プリント待機時やプリント
終了時、感光ドラムから連続記録紙を離間させることが
できる連続記録紙の搬送装置および搬送方法、ならび
に、これら搬送装置および搬送方法を用いた電子写真プ
リンタおよび電子写真プリント方法を提供することにあ
る。
電子写真プリンタの感光媒体に向けて連続記録紙を案内
する用紙案内手段を先ず備えている。
求に応じて前記用紙案内手段から連続記録紙が前記感光
媒体を通過して送り出されるとき、感光媒体上のトナー
像を転写帯電器によって連続記録紙上に転写すべく連続
記録紙を前記感光媒体に向けて付勢しながら搬送する用
紙搬送手段と、プリントの終了後、前記転写帯電器にて
帯電された連続記録紙の部分が除電帯電器により除電さ
れ、かつ、前記感光媒体を越えて進んだ後に、前記用紙
搬送手段を前記感光媒体側から離間させる用紙分離手段
とを備えている。
連続記録紙が無いとき、前記用紙案内手段内に連続記録
紙を送り出し、その連続記録紙の先端を前記感光媒体よ
りも上流の所定位置に位置付ける用紙準備手段を更に備
えることができる。また、発明の搬送装置は、用紙分離
手段の作動後に連続記録紙を所定位置まで後退させる逆
送手段を更に備えているのが好ましい。更に、この発明
の電子写真プリンタは、前述した搬送装置の何れかを組
み込んで実現される。
応じて連続記録紙が用紙案内手段から電子写真プリンタ
の感光媒体を通過して送出されるとき、感光媒体上のト
ナー像を転写帯電器によって連続記録紙上に転写すべく
前記連続記録紙を前記感光媒体に向けて付勢しながら搬
送し、プリントの終了後、前記転写帯電器にて帯電され
た連続記録紙の部分が除電帯電器により除電され、か
つ、前記感光媒体を越えて進んだ後に前記連続記録紙を
前記感光媒体側から離間させる。
要求に先立ち、用紙案内手段内に連続記録紙がないとき
にその用紙案内手段内に連続記録紙を送り出し、その連
続記録紙の先端を前記感光媒体よりも上流側の所定の位
置に位置付けることができる。また、この発明の搬送方
法にあっては、連続記録紙を感光媒体から離間させた
後、その連続記録紙を所定の位置まで後退させるのが好
ましい。更に、この発明の電子写真プリント方法は、前
述した搬送方法の何れかを、連続記録紙の搬送に用いて
実現される。
ら搬送装置および搬送方法を用いた電子写真プリンタお
よび電子写真プリント方法によれば、プリントの終了
後、転写帯電器にて帯電された連続記録紙の部分が除電
帯電器により除電され、そして、感光媒体を越えて進ん
だ後、つまり、連続記録紙の帯電部分が感光媒体を通り
過ぎた後、連続記録紙は感光媒体から離間される。
場合、連続記録紙は用紙案内手段に向けて送り出され、
その先端が感光媒体よりも上流の所定位置に位置付けら
た状態で待機し、いわゆるペーパパーキングが実現され
る。 更に、プリントが終了し、そして、感光媒体から連
続記録紙が離間された後、連続記録紙は所定位置まで後
退される。この場合、次のプリント要求を受けたとき、
連続記録紙上に前回転写されたトナー像に引き続き、ま
たは、所定の間隔を存して次のトナー像が転写される。
のプリンタは、図中2点鎖線のブロックで示すように印
刷紙の給紙スタック部2,4、紙送り部6、印刷部8お
よび印刷紙の排出部10を備えている。一方の給紙スタ
ック部2はプリンタの上部に配置されており、この給紙
スタック部2のトレー12には、積み重ねられた多数の
カット紙Cが蓄えられている。トレー12の上方には取
出しローラ14が配置されており、取出しローラ14は
紙送り部6側に位置し、トレー12内の最上位にあるカ
ット紙Cと接触している。したがって、取出しローラ1
4が回転されると、トレー12内のカット紙は1枚ずつ
紙送り部6に向けて送り出される。
タック部2よりも下方に配置されており、この給紙スタ
ック部4のトレー16には折り畳み状態にあるファンフ
ォールド紙Fが載置されている。トレー16の上方には
エンド検出センサ18が配置されており、このエンド検
出センサ18は発光素子と受光素子とからなる光学式セ
ンサである。
ック部から印刷紙を受け取り、そして、この印刷紙を印
刷部8に向けて送り出す。具体的には、紙送り部6は、
給紙スタック部2の取出ローラ14側に位置した一対の
分離ローラ20を備えている。取出ローラ14の回転に
より、トレー12から取り出されたカット紙Cは、一対
の分離ローラ20間に進入し、そして、これら分離ロー
ラ20が互いに逆方向に回転されていることで、カット
紙Cは分離ローラ20間を通過して送り出される。分離
ローラ20間にはカット紙C1枚分の隙間が設けられて
おり、したがって、一対の分離ローラ20はカット紙C
を1枚ずつ送り出す。
ローラ20の下流側には一対の給紙ローラ22が設けら
れており、これら給紙ローラ22は紙送り部6と印刷部
8との境界に位置付けられている。また、一対の分離ロ
ーラ20と一対の給紙ローラ22との間には分離ローラ
20側から、プレート状のレジスタガイド24、一対の
レジスタローラ26および一対の導入ガイド28が順次
配置されている。
ット紙Cは、その先端が一対のレジスタローラ26に突
き当たり、その送りが一旦停止される。このとき、カッ
ト紙Cの後端部分がレジスタガイド24に押し当てられ
て湾曲する結果、カット紙Cは、その先端が一対のレジ
ストローラ26の軸線と平行になり、その紙送り姿勢が
修正される。つまり、ここでは、カット紙Cのレジスタ
修正が行われる。
されると、カット紙Cはレジスタローラ26から一対の
導入ガイド28内を通じて一対の給紙ローラ22に向け
て送り出されて、さらに、これら給紙ローラ22の回転
により印刷部8に送り出される。一対のレジスタローラ
26と一対の給紙ローラ22との間にもエンド検出セン
サ30が配置されている。このエンド検出センサ30も
また、発光素子と受光素子からなる光学式センサであ
り、これら発光および受光素子は、一対の導入ガイド2
8を挟んで位置付けられている。
段および逆送手段を構成する準備逆送手段31が配設さ
れている。この準備逆送手段31は、トラクタユニット
32を備え、このトラクタユニット32には、トレー1
6から繰り出されたファンフォールド紙Fがエンド検出
センサ18の発光素子と受光素子との間を通過して導か
れている。
公知の如くファンフォールド紙Fを印刷部8に向けて送
り出す。トラクタユニット32の駆動軸にはロータリエ
ンコーダ34が取り付けられており、このロータリエン
コーダ34はカウンタ36に電気的に接続されている。
このカウンタ36は、トラクタユニット32の駆動軸の
回転数、つまり、トラクタユニット32からのファンフ
ォールド紙Fの送り出し長さをロータリエンコーダ34
からのパルス信号に基づき算出する。
トラクタユニット32の直前方にはエンド検出センサ3
8が配置されており、このエンド検出センサ38の発光
素子および受光素子はファンフォールド紙Fの搬送経路
を挟んで位置付けられている。印刷部8には、感光媒体
としての感光ドラム40が配置されており、この感光ド
ラム40は紙送り部6側に位置付けられている。図1で
みて、感光ドラム40は矢印で示すように反時計方向に
一定の周速で回転される。
置されており、また、感光ドラム40の周囲には、帯電
器42から感光ドラム40の回転方向に、露光器44、
現像器46、転写/除電器48、剥離爪50およびクリ
ーナユニット52が順次配置されている。感光ドラム4
0の回転に伴い、帯電器42は感光ドラム40の外周面
つまり感光面を均一に帯電させ、この後、感光面は露光
器44により露光される。露光器44はLED(発光ダ
イオード)アレイを備え、このLEDアレイから出射さ
れた光ビームにより、感光ドラム40の感光面に静電潜
像を形成する。なお、LEDアレイからの光ビームの出
射は、コンピュータから供給された画像データに基づい
て制御される。
現像器46により現像されてトナー像となり、このトナ
ー像は、転写/除電器8の転写帯電器つまり転写部48
aにより、転写位置P0にて、感光ドラム40に張り付
くようにして供給されるカット紙Cまたはファンフォー
ルド紙Fの印刷紙に転写される。トナー像の転写後、感
光ドラム40から印刷紙を剥離するために、転写/除電
器48の除電器つまり除電部48bは印刷紙に交番電圧
を印加し、これにより、帯電状態にある印刷紙の除電が
行われる。この後、感光ドラム40上の残留トナーはク
リーリングユニット52により除去される。
とする印刷紙が感光ドラム40に巻き付くのを防止す
る。準備逆送手段31のトラクタユニット32と感光ド
ラム40との間には、用紙案内手段53が配置されてお
り、この用紙案内手段53は、図2に拡大して示されて
いるように合流ガイド54を備えている。この合流ガイ
ド54は、上下一対のガイドプレート56,58からな
り、これらガイドプレート56,58間は、カット紙お
よびファンフォールド紙に対して共通となる搬送経路の
一部を形成している。印刷紙の搬送方向でみて、上側ガ
イドプレート56の上流端は、給紙ローラ22の近傍に
て上方に向けて屈曲されており、下側ガイドプレート5
8の上流端は前述したエンド検出センサ38の近傍に
て、下方に向けて湾曲されている。したがって、一対の
ガイドプレート56,58の上流端の間で規定される入
口は上下方向に大きく開かれている。
上側ガイドプレート56の上流端により案内されてガイ
ドプレート56,58間に導かれ、一方、トラクタユニ
ット32から送り出されたファンフォールド紙Fは、下
側ガイドプレート58の上流端に案内されてガイドプレ
ート56,58間に導かれる。図2から明らかなよう
に、下側ガイドプレート58は上側ガイドプレート56
に比べて長く、その下流端は感光ドラム40の転写位置
P0、すなわち転写部48aの近傍まで延びている。更
に、下側ガイドプレート58の下流端部は、感光ドラム
40の感光面に近接する方向つまりその感光面に向けて
凸となるように湾曲されている。
は感光ドラム40に向けて突出するような略3角形状を
なしている。図2に示されているように、給紙ローラ2
2を通過したカット紙Cの先端が上方に反り返り、この
状態のままガイドプレート56,58間に導かれても、
このカット紙Cの先端は、上側ガイドプレート56の下
流端部により下方に向けて強制的に案内され、この結
果、カット紙Cは前記転写位置P0に適正に導かれる。
プレート56の下流端と下側ガイドプレート58の中央
部とのなす角度を示している。図1に示されているよう
に、感光ドラム40の近傍には、用紙搬送手段59が配
置されており、この用紙搬送手段59はベルトコンベア
60を備えている。このベルトコンベア60は前記転写
位置P0の近傍から排出部10に向けて水平に延び、合
流ガイド54から受け取った印刷紙を感光ドラム40に
向け付勢しながら搬送する。
ていないけれども、印刷紙の搬送方向でみて、前後に離
間した搬送ローラ62,64と、これら搬送ローラ間に
互いに平行にして掛け回された複数のコンベアベルト6
6からなり、各コンベアベルト66は多数の吸引孔67
(図示しない)を有している。コンベアベルト66内、
すなわち、その往路側ベルト部と復路側ベルト部との間
には、前後に離間した一対の吸引装置68が配置されて
いる。これら吸引装置68は吸引ファン(図示しない)
を内蔵しており、この吸引ファンは上方から下方に向か
うような空気の流れを発生させる。
ンベア60に向けて進む印刷紙は、そのコンベアベルト
66に吸引された状態で、感光ドラム40に向けて付勢
されながら、コンベアベルト66の走行に伴い、感光ド
ラム40を通過しそして排出部10に向けて搬送され
る。ベルトコンベア60の下流端側つまりベルトコンベ
ア60と排出部10との間には、スカッフローラユニッ
ト70が配置されている。このスカッフローラユニット
70は、ベルトコンベア60の搬送ローラ64と平行に
延びる支持ローラ72と、この支持ローラ72の直上に
支持ローラ72に沿って配置された複数のフリーローラ
74からなっている。詳細には図示しないけれども、各
フリーローラ74は回転自在に支持され、かつ、支持ロ
ーラ72に向けて押圧付勢されている。
4と支持ローラ72とは、同期して回転されるべく互い
に接続されており、支持ローラ72は図示しない電動モ
ータにより回転される。ここで、支持ローラ72と搬送
ローラ64とは同一の径寸法を有しており、したがっ
て、支持ローラ72の周速とコンベアベルト66の走行
速度つまり印刷紙の搬送速度とは同一となっている。
8およびベルトコンベア60のそれぞれは、用紙分離手
段すなわち用紙分離装置90に支持されており、以下、
この用紙分離装置90の詳細を図3を参照しながら説明
する。用紙分離装置90は、ベルトコンベア60の下方
に位置した支持フレーム92を備えている。この支持フ
レーム92は一対のサイドプレート94を有し、これら
サイドプレート94は、合流ガイド54からベルトコン
ベア60の終端まで延びている。
2の上流側に位置する端部には支持軸96が取り付けら
れており、この支持軸96は、サイドプレート間94に
跨って延び、その両端は対応するサイドプレート94に
回転自在に支持されている。支持軸96には転写器ホル
ダ97が取り付けられており、この転写器ホルダ97は
一対のホルダプレート98を有し、これらホルダプレー
ト98は支持フレーム92内において互いに離間対向し
ている。
器48は、転写器ホルダ97の上面、つまり、ホルダプ
レート98間に跨るようにして、これらホルダプレート
98の上縁に固定されている。各ホルダプレート98の
中央には矩形の開口100が形成されており、これら開
口100を貫通してローラ軸102が延びている。この
ローラ軸102の両端は、対応する側のサイドプレート
94に回転自在に支持されており、また、一方の端部は
図示しない電動モータに接続されている。
04が取り付けられており、これら偏心ローラ104は
対応するサイドプレート94の開口100内にて回転可
能となっている。更に、各ホルダプレート98からは一
対のショートリンク106が垂下されている。これらシ
ョートリンク106の上端は対応するホルダプレート9
8に回動自在にして連結されており、その下端は対応す
る側のロングリンク108の先端に回動自在にして接続
されている。これらロングリンク108は、ベルトコン
ベア60の下方をその終端に向かって延び、その基端が
支持軸111に取り付けられている。この支持軸111
の両端は対応するサイドプレート94に回転自在に支持
されている。
ーム110の下端が回転自在に支持されている。支持ア
ーム110のの上端はフック112に形成され、このフ
ック112は、ベルトコンベア60の側面から突出した
ピン114に係合されている。互いに組をなす支持アー
ム110とロングリンク108とは、引張コイルばね1
16を介して相互に連結されており、これら引張コイル
ばね116は、ピン114に対しフック112を係合さ
せる方向つまり図3でみて反時計方向に支持アーム11
0を回動付勢する一方、ロングアーム108を上方に向
けて回動付勢している。
のベルトコンベア60側の面にガイドローラ118が回
転自在にして取り付けられており、このガイドローラ1
18は、ガイド溝120に沿って移動可能となってい
る。ガイド溝120は、ベルトコンベア60の側面に設
けられ、印刷紙の搬送方向に延びている。図3に示した
状態では、転写器ホルダ97すなわち一対のホルダプレ
ート98は、ロングリンク108によりショートリンク
106を介して上方に押し上げられた位置にあり、合流
ガイド54および転写/除電器48は感光ドラム40に
近接した作動位置に位置付けられている。このとき、ベ
ルトコンベア60もまた、ロングリンク108により支
持アーム110を介して持ち上げられた水平姿勢に保持
されている。
4がホルダプレート98の開口100内で回転される
と、2点鎖線で示されているように、偏心ローラ104
は、前記開口100の内縁を介して、対応するホルダプ
レート98を下方に向けて押し下げる。この結果、一対
のホルダプレート98、すなわち、転写器ホルダ97
は、その支持軸96を中心として下方に回動され、合流
ガイド54および転写/除電器48もまた共に感光ドラ
ム40から下方に向けて離間する。
ンク106を介して、ロングリンク108の回動に変換
されることから、一対のロングリンク108は、引張コ
イルばね116の付勢力に抗し、支持軸111を中心と
して下方に向けて回動される。これに伴い、支持アーム
110もまた下方に引き下げられることから、ベルトコ
ンベア60は、その終端側の搬送ローラ64を中心とし
て下方に回動し、その上流側の端部が感光ドラム40か
ら離間する。
方向に回動されると、そのフック112とベルトコンベ
ア60側のピン114との間の係合が解除され、そし
て、支持アーム110はガイドローラ118を介してベ
ルトコンベア60を大きく回動させ、2点鎖線で示され
ているようにベルトコンベア60を押し下げる。この結
果、ベルトコンベア60が感光ドラム40に対して大き
く開かれ、ベルトコンベア60上での印刷紙の詰まりを
容易に除去可能となる。
側に位置して定着器122が配置されている。この定着
器122は、その下面が開口したランプハウジング12
4を有し、このランプハウジング124内には印刷紙の
搬送方向でみて上流側から予備加熱のためのハロゲンラ
ンプ128、定着のためのキセノンランプからなるフラ
ッシュランプ130が順次配置され、これらランプ12
8,130は上方から反射板136,138によって覆
われている。
は、矩形の透明なガラス板158によって閉じられてお
り、また、ランプハウジング124内には冷却風が供給
されるようになっている。図1および図5に示されてい
るように、ベルトコンベア60の下流側、つまり、スカ
ッフローラユニット70の下流側には、排出部10の近
傍に位置して、カッティング装置としてのカッティング
ディスク188が配置されている。このカッティングデ
ィスク188は、印刷紙の搬送経路よりも僅かに上方に
突出する径寸法を有し、印刷紙の搬送経路を横断する切
断経路に沿い回転しながら移動することができる。
近傍からは、排出部10内に向かって上下一対のガイド
プレート200,201が延びており、上側のガイドプ
レート200の上方には、カッティングディスク188
側に位置して、複数の挟持パッド196が備えられてい
る。これら挟持パッド196は、印刷紙の搬送経路を横
断する方向に所定の間隔を存して配置されており、これ
らは、ファンフォールド紙Fの切断を行うために、その
ミシン目がカッティングディスク188の移動経路上に
位置合わせされたとき、上側のガイドプレート200に
形成した開口を通じて降下し、下側のガイドプレート2
01との間にてファンフォールド紙Fを挟持する。
時、ファンフォールド紙Fは、カッティングディスク1
88の切断経路を挟んだ両側の位置、つまり、スカッフ
ローラユニット70の支持ローラ72とフリーローラ7
4との間、また、下側のガイドプレート201と挟持パ
ッド196との間にて挟持される。この状態にて、カッ
ティングディスク188が前記切断経路に沿い回転しな
がら移動すると、このカッティングディスク188はフ
ァンフォールド紙Fをそのミシン目から確実に押し破る
ことができる。なお、通常、カッティングディスク18
8は印刷紙の搬送経路の外側に確保された待機位置に位
置付けられている。
ティングディスク188の切断経路との間には、印刷紙
の通過を検出する検出器210が配置されている。排出
部10内にて、上述した上側のガイドプレート200は
上方に向けて湾曲されており、これに対し、下側のガイ
ドプレート201は下方に向けて湾曲されている(図1
参照)。
は、第1排出ゲート214が配置されており、この第1
排出ゲート214は、搬送されてくる印刷紙に応じ、つ
まり、印刷紙がカット紙Cかファンフォールド紙Fかに
応じ、その支持軸216を中心に回動される。また、第
1排出ゲート214の下流側には第2排出ゲート218
および排紙トレー220(図1参照)が順次配置されて
いる。第2排出ゲート218もまた、その支持軸222
を中心として回動でき、また、排紙トレー220は図示
しない支持軸を中心として回動可能となっている。
されているようにカット紙Cの排出経路に接続されてお
り、この排出経路は上方に延びた後、ベルトコンベア6
0側に湾曲されて、プリンタの上面に向けて開口してい
る。今、印刷紙にカット紙Cが使用されている場合、図
3でみて、第1排出ゲート214は2点鎖線で示す下降
位置にあり、一方、第2排出ゲート218は実線で示す
下降位置にある。この場合、第1排出ゲート214はそ
の先端が下側のガイドプレート201と交差して、この
下側のガイドプレート201に沿うファンフォールド紙
Fの排出経路を閉じる一方、上側のガイドプレート20
0に沿うカット紙Cの排出経路を開き、第2排出ゲート
218もまた、ガイドプレート200に沿うカット紙C
の排出経路を開いた状態にある。
ア60から送り出されるカット紙Cは、上側のガイドプ
レート200に沿い第1および第2排出ゲート214,
218に案内されて上方に向かい、この後、カット紙C
はその排出経路からプリンタの上面に排出される。この
場合、カット紙Cは、その印刷面を下向きとしたフェー
スダウンの状態で、プリンタの外側に排出される。
て実線で示した垂直姿勢から下方に回動され、そして、
2点鎖線で示された水平姿勢に位置付けられると、この
排紙トレー220の動きに連動して、第2排出ゲート2
18は図3の実線の下降位置から、その支持軸222を
中心に上方に回動されて2点鎖線で示した上昇位置に位
置付けられる。この場合、第2排出ゲート218は、そ
の先端が上側ガイドプレート200と交差して、この上
側ガイドプレート200に沿うカット紙Cの排出経路を
閉じる一方、水平姿勢にある排紙トレー220に沿う排
紙経路を開く。この場合、カット紙Cは、上側のガイド
プレート200と第1排出ゲート214との間を通過し
た後、排紙トレー220に向かって真直ぐに進み、この
排紙トレー220上に受け止められる。この場合、カッ
ト紙Cは、その印刷面を上向きにしたフェースアップの
状態で、排紙トレー220上に排出される。
る場合、図3でみて、第1排出ゲート214は実線の上
昇位置に回動される。この上昇位置では、第1排出ゲー
ト214はその先端が上側のガイドプレート200と交
差して、このガイドプレート200に沿うカット紙Cの
排出経路を閉じる一方、下側のガイドプレート201に
沿うファンフォールド紙Fの排出経路を開く。したがっ
て、搬送されてくるファンフォールド紙Fは、下側のガ
イドプレート201に沿い下方に向けて導かれることに
なる。
あって、第2排出ゲート218が上昇位置にある場合、
ファンフォールド紙Fは排紙トレー220上を通過する
ようにしてプリンタから排出される。図1に示されてい
るように、排出部10の下部には、排紙スタッカ226
が配置されており、上述したように下側のガイドプレー
ト201に沿って案内されてくるファンフォールド紙F
は、排紙スタッカ226上にそのミシン目から順次折り
畳まれれながら載置される。
なすため、排紙スタッカ226と下側のガイドプレート
201との間には、それぞれ無端状の平ベルト228お
よびチェーンベルト230が互いに対向して配置されて
おり、平ベルト228からは、所定の間隔を存して多数
の爪232が突出されている。平ベルト228およびチ
ェーンコンベア230の双方が一方向に走行されている
と、これら平ベルト228とチェーンコンベア230と
の間をファンフォールド紙Fが通過するとき、平ベルト
228の爪232とチェーンコンベア230とは互い協
働して、ファンフォールド紙Fをそのミシン目から交互
に折り畳んでいく。
ールド紙Fの積み重ね高さに応じて下降可能となってい
る。図4を参照すると、プリンタの制御回路が概略的に
示されており、この制御回路はコントローラ240を備
えている。このコントローラ240は、前述した露光器
44、現像器46、転写/除電器48、定着器122、
ならびに、センサ、検出器およびカウンタ36などのセ
ンサ類に加え、カット紙Cの送り出しに使用される各ロ
ーラ、感光ドラム40、トラクタユニット32およびベ
ルトコンベア60の駆動源である電動モータやマニュア
ルスイッチ242と接続されており、さらに、コントロ
ーラ240はプリンタに印刷情報を出力するコンピュー
タとも接続可能となっている。
関して説明する。先ず、コンピュータまたはプリンタの
マニュアルスイッチ242から、制御回路のコントロー
ラ240にカット紙Cの選択信号が与えられると、印刷
部8の一対の給紙ローラ22、感光ドラム40、ベルト
コンベア60およびスカッフローラユニット70が夫々
駆動される。このとき、図5に示されているように、感
光ドラム40の周速VDに対し、給紙ローラ22の周速
VFおよびベルトコンベア60およびスカッフローラユ
ニット70によるカット紙Cの搬送速度VCCは、次式で
示す如く一致している。
ム40とは共通の電動モータ83によって駆動されてお
り、スカッフローラユニット70およびベルトコンベア
60もまた共通の電動モータ82より駆動されている。
なお、図4に吸引装置68は示されていないけれども、
この吸引装置68は、電動モータ82の駆動と同時に作
動される。
ド54、転写/除電器48およびベルトコンベア60を
作動位置に押し上げたアップ作動状態にある。また、こ
のとき、排出部10の第1排出ゲート214は下降位置
に位置付けられているが、第2排出ゲート218は下降
位置または上昇位置の何れかに位置付けられているもの
とする。
えば図5に示されているようにトラクタユニット32ま
で戻された状態、つまり、ペーパパーキングの状態にあ
る。コントローラ240にコンピュータからのプリント
開始信号が与えられると、取出しローラ14および分離
ローラ20が回転されて、トレー12から1枚のカット
紙Cが取り出され、このカット紙Cはレジスタローラ2
6、一対の導入ガイド28および給紙ローラ22を介し
て合流ガイド54内に至り、この合流ガイド54から感
光ドラム40の転写位置P0に向けて送り出される。
カット紙Cの先端がエンド検出センサ30に達すると、
このエンド検出センサ30はカット紙Cの先端を検出し
て、その検出信号をコントローラ240に出力する。前
記検出信号の出力から所定時間の経過後、コントローラ
240は、コンピュータから供給される画像データに基
づき露光器44および現像器46を作動させ、この露光
器44により感光ドラム40の感光面に静電潜像を書き
込む。
込みが開始された後、コントローラ240は、転写/除
電器48および定着器122のハロゲンランプ128を
同時に作動させ、また、この後、定着器122のフラッ
シュランプ130を点滅発光させる。感光ドラム40に
書き込まれた静電潜像は、この後、現像器46により現
像されてトナー像となり、このトナー像が感光ドラム4
0の回転に伴い、感光ドラム40の転写位置P0に達す
ると、カット紙Cもまた同時に転写位置P0に到達し、
したがって、感光ドラム40上のトナー像は、転写位置
P0にて、転写/除電器48の転写部48aによりカッ
ト紙Cに転写される。
ット紙Cの先端を剥離するため、帯電状態にあるカット
紙Cは、転写/除電器48の除電部48aによって直ち
に除電される。また、このとき、剥離爪50が感光ドラ
ム40に当接した状態にあり、これにより、カット紙C
の先端は剥離爪50より剥離され、感光ドラム40への
カット紙Cの巻き付きが防止される。なお、カット紙C
の先端が感光ドラム40を通過した後、剥離爪50は感
光ドラム40から離間する。
するとき、カット紙Cの先端はベルトコンベア60上に
到達しており、したがって、この後、カット紙Cの搬送
はベルトコンベア60に引き継がれ、カット紙Cはベル
トコンベア60のコンベアベルト66に吸引保持されて
搬送される。ベルトコンベア60上を搬送されるカット
紙Cが定着器122の直下を通過すると、カット紙C上
のトナー像は先ず、ハロゲンランプ128により予備的
に加熱された後、フラッシュランプ130のフラッシュ
光を受けて定着される。
ベルトコンベア60から、このベルトコンベア60と同
期して駆動されているスカッフローラユニット70を通
過して排出部10に送出され、そして、第2排出ゲート
218の位置に応じて、その排出姿勢がフェースアップ
またはフェースダウンの一方に選択された後、排紙トレ
ー220上またはプリンタの外部に排出される。
2のハロゲンランプ128は、プリントされるべき最後
のカット紙Cが通過するまで作動状態に維持される。次
に、ファンフォールド紙Fの印刷プロセスに関して説明
する。コンピュータまたはマニュアルスイッチ242か
らファンフォールド紙Fの選択信号がコントローラ20
4に供給され、感光ドラム40が周速VDで回転される
とき、図5に示したようにファンフォールド紙Fがペー
パパーキングの状態にある場合、つまり、トラクタユニ
ット32からベルトコンベア60に至る搬送経路内すな
わち用紙案内手段53の合流ガイド54内にファンフォ
ールド紙Fがない場合、先ず、ファンフォールド紙Fの
用紙準備動作つまりオートセット動作が行われる。
ス時、電動モータ83と給紙ローラ22との間の動力伝
達経路は遮断され、給紙ローラ22が回転されることは
ない。オートセット動作が開始されると、先ず、図6に
示されるようにトラクタユニット32の電動モータ85
が駆動され、トラクタユニット32からファンフォール
ド紙Fが送り出される。ファンフォールド紙Fの先端が
エンド検出センサ38を通過すると、このエンド検出セ
ンサ38から検出信号がコントローラ240に出力さ
れ、この出力時点から、コントローラ240はトラクタ
ユニット32のカウンタ36からのカウンタ値に基づ
き、ファンフォールド紙Fの送り出し長さを積算する。
ると、コントローラ240は、トラクタユニット32の
駆動を停止させ、このとき、ファンフォールド紙Fの先
端は、感光ドラム40よりも上流の合流ガイド54内に
規定された用紙準備位置Rに位置付けられて、オートセ
ット動作が完了する。ここで、用紙準備位置Rは、感光
ドラム40から離れた位置にあり、ファンフォールド紙
Fの先端が感光ドラム40と接触することはない。した
がって、オートセット動作が行われても、ファンフォー
ルド紙Fの先端が感光ドラム40の感光面に接触しない
ので、その感光面に傷が生じることはなく、また、ファ
ンフォールド紙Fの先端が感光ドラム40の残留トナー
より汚れることもない。
ット動作が行われるとき、用紙分離装置90は、合流ガ
イド54、転写/除電器48およびベルトコンベア60
を下げ、感光ドラム40から離間させたダウン作動の状
態にある。オートセット動作の完了後、コントローラ2
40は、コンピュータからのプリント開始要求に従い、
このコンピュータから供給される画像データに基づき、
露光器44を介して、感光ドラム40への静電潜像の書
き込みを開始させ、この書き込みの開始信号をタイミン
グ信号としてトラクタユニット32、ベルトコンベア6
0およびスカッフローラユニット70を駆動し、ファン
フォールド紙Fの送り込みを開始する。また、同時に、
コントローラ240は用紙分離装置90をアップ作動さ
せる。
ォールド紙Fの送り出し速度VTは、感光ドラム40の
周速VDに一致しているが、ベルトコンベア60および
スカッフローラユニット70の駆動源である図7の電動
モータ82は、ベルトコンベア60によるファンフォー
ルド紙Fの搬送速度VCFが感光ドラム40の周速VDよ
りも10%程度速くなるように、ベルトコンベア60を
駆動する。なお、ベルトコンベア60の駆動と同時に、
その吸引装置68もまた同時に作動されることは言うま
でもない。
時間が経過すると、コントローラ240は、前述したカ
ット紙Cの場合と同様にして転写/除電器48および定
着器122の作動を開始させる。トラクタユニット32
の駆動より、ファンフォールド紙Fの先端は合流ガイド
54内の用紙準備位置Rから感光ドラム40の転写位置
P0に向けて導かれ、一方、感光ドラム40の静電潜像
は現像されてトナー像となり、このトナー像もまた感光
ドラム40の回転に伴い、転写位置P0に向けて移動す
る。
ォールド紙Fおよび感光ドラム40上のトナー像が到達
すると、前述したカット紙Cの場合と同様にして、感光
ドラム40からファンフォールド紙Fにトナー像が転写
されるが、この際、トナー像はファンフォールド紙Fの
先端から所定のマージンを存して、つまり、印刷開始位
置の頭出しがなされて、ファンフォールド紙Fに転写さ
れる。
は、ファンフォールド紙Fの搬送に伴い、定着器122
により定着され、プリントされたファンフォールド紙F
は排出部10の排紙スタッカ226上に折り畳まれる。
また、カット紙Cの場合と同様に、ファンフォールド紙
Fの先端が感光ドラム40を通過する際、剥離爪50が
感光ドラム40に接触しており、ここでも、感光ドラム
40へのファンフォールド紙Fの巻き付きが防止され
る。
に第1排出ゲート214は上昇位置に回動されている。
また、ファンフォールド紙Fの先端が検出器210を通
過して、この検出器210から検出信号が出力される
と、コントローラ240は、トラクタユニット32から
のファンフォールド紙Fの送り込み長さを前記カウンタ
36の値に基づいて演算する。この送り込み長さは前記
用紙準備位置Rからカッティングディスク188までの
ファンフォールド紙Fの搬送距離を表している。
いて、ベルトコンベア60による搬送速度VCFはトラク
タユニット32による送り出し速度VTよりも速く設定
されているから、ファンフォールド紙Fは、ベルトコン
ベア60にて吸引力を受けた状態で、しかもベルトコン
ベア60およびスカッフローラユニット70の支持ロー
ラ72に対し、滑りながら搬送される。つまり、ファン
フォールド紙Fは張力を受けながら搬送されるので、転
写位置P0置および定着位置にて、ファンフォールド紙
Fの印刷面は平坦となり、これにより、トナー像の転写
および定着を安定して行うことができる。
ーラ240を介して露光器44に全て供給されて、露光
器44の書き込み動作が終了し、そして、感光ドラム4
0上のトナー像が全てファンフォールド紙Fに転写され
ると、図8ないし図11に示すようなプリント終了処理
が行われる。プリント終了処理の動作を分かり易くする
ため、ここでは、図8に示すようにファンフォールド紙
Fの1つのミシン目Mが前記転写位置P0に到達した時
点で、プリント終了処理が開始されるものとして説明す
る。なお、図8ないし図11において、合流ガイド54
に関してはその下側ガイドプレート58のみが示され、
上側ガイドプレート56は省略されている。
240は先ず転写/除電器48の転写部48aの作動を
停止させる。このとき、転写ホルダ97およびベルトコ
ンベア60はアップ作動位置に維持されており、また、
転写/除電器48の除電部48bの作動、トラクタユニ
ット32およびベルトコンベア60の駆動は継続されて
いる。
ァンフォールド紙Fのミシン目Mは転写位置P0を通過
して所定の距離だけ進み、そのミシン目Mが感光ドラム
40から離れる。この時点で、転写/除電器48の除電
部48bの作動を停止すると同時に、コントローラ24
0は用紙分離装置90の作動を開始し、図10に示され
るように転写ホルダ97、つまり、その下側ガイドプレ
ート58および転写/除電器48に加えて、ベルトコン
ベア60を感光ドラム40の下方に下げる。この間に
も、トラクタユニット32およびベルトコンベア60の
駆動は継続され、ファンフォールド紙Fのミシン目Mは
ベルトコンベア60に向かって更に進むことになる。
器48が下降位置に達した後、コントローラ240は、
トラクタユニット32およびベルトコンベア60の駆動
を停止させてから所定時間の経過後、ベルトコンベア6
0を停止させた状態で、トラクタユニット32を逆向き
に駆動する。したがって、ファンフォールド紙Fはトラ
クタユニット32側に引き戻される。そして、図11に
示されるように、そのミシン目Mが感光ドラム40の転
写位置P0に達した時点で、コントローラ240はトラ
クタユニット32の逆転駆動を停止する。
ム40の回転および定着器122の作動を停止してプリ
ント終了処理を完了する。上述のプリント終了処理は図
12のタイムチャートからも明らかであり、図12中、
t1はファンフォールド紙Fのミシン目Mが感光ドラム
40の転写位置P0に到達した時点、t2はそのミシン目
Mが感光ドラム40から離れた時点をそれぞれ示してい
る。
のカウンタ36を使用し、t1時点からのファンフォー
ルド紙Fの送り込み長さに基づいて決定することがで
き、また、転写位置P0に対するミシン目Mの位置決め
に関しても、ファンフォールド紙Fの送り込み長さに基
づき制御することができる。この実施例の場合、ファン
フォールド紙Fのミシン目Mが感光ドラム40から離れ
たt2時点、つまり、そのミシン目Mから上流側でかつ
転写/除電器48の転写部48aにより帯電された部分
がその除電部48bにより除電され、そして感光ドラム
40から離れた後に、転写ホルダ97、すなわち、上記
下側ガイドプレート58がダウン作動されるので、ファ
ンフォールド紙Fは感光ドラム40からスムーズに離れ
ることができ、感光ドラム40に対しファンフォールド
紙Fが擦れるなどして、このファンフォールド紙Fが感
光ドラム40上の残留トナーにより汚れたりすることも
ない。
るように、ファンフォールド紙Fのミシン目Mが感光ド
ラム40の転写位置P0に達した時点t1にて、合流ガイ
ド54の下側ガイドプレート58および転写/除電器4
8が同時にダウン作動されると、このとき、ファンフォ
ールド紙Fの帯電されているミシン目Mの領域はまだ感
光ドラム40に密着されたままであるから、このファン
フォード紙Fの走行が不安定となって、感光ドラム40
とファンフォールド紙Fとが相互に擦れ合うことがあ
り、この場合、ファンフォールド紙Fが残留トナーによ
り汚れてしまうこともある。
ンフォールド紙Fの1つのミシン目Mに着目して説明し
たが、実際のプリント終了処理は感光ドラム40上に形
成された最後のトナー像がファンフォールド紙Fに転写
された後に開始される。また、ファンフォールド紙Fを
戻す場合、前述したようにプリント終了処理の開始時、
転写位置P0にあったファンフォールド紙Fの部位を同
じく転写位置P0まで戻してもよいし、または、次のミ
シン目が前記用紙準備位置Rに位置付けられるようにフ
ァンフォールド紙Fを戻してもよい。
ンフォールド紙Fの印刷プロセスが再開される場合にあ
っては、前回の転写されたトナー像に引き続いて、ファ
ンフォールド紙Fにトナー像を転写することもできる
し、または、次のページの先頭から所定のマージンを存
して、トナー像の転写を行うことができる。プリント終
了処理の後、コンピュータやマニュアルスイッチ242
からカット紙Cの選択信号がコントローラ240に与え
られて、ファンフォールド紙Fからカット紙Cへの切換
えが行われる場合、ファンフォールド紙Fは切断処理を
受けた後、ペーパパーキング処理が引き続いて行われ
る。
後、コントローラ240はトラクタユニット32を再駆
動し、ファンフォールド紙Fは、プリントされた最後の
ページ終端のミシン目が前述した切断経路に位置するま
で送り込まれる。この間、コントローラ240は定着器
122を作動させ、前回の印刷プロセスにおいて、感光
ドラム40と定着器122との間に残っているファンフ
ォールド紙F上の未定着のトナー像を定着する。
されたミシン目を挟む両側の部分が前述したようにスカ
ッフローラユニット70の支持ローラ72とフリーロー
ラ74との間、また、挟持パッド196と下側ガイドプ
レート201との間にてそれぞれ挟持された状態で、カ
ッティングディスク188が前記切断経路に沿い回転し
ながら移動することにより、ファンフォールド紙Fはそ
のミシン目から切断分離される。切り離されたファンフ
ォールド紙Fの上流側の部分は、排出部10の排紙スタ
ッカ226上に折り畳んで積み重ねられる。
ーラ240は、トラクタユニット32を逆向きに駆動
し、ベルトコンベア60上に残っているファンフォール
ド紙Fを引き戻す。ファンフォールド紙Fの切断端がエ
ンド検出センサ38により検出されると、この時点で、
コントローラ240は、トラクタユニット32の逆向き
の駆動を停止させ、ファンフォールド紙Fは図5に示し
たペーパパーキングの状態に復帰して、この後、カット
Cの印刷プロセスが同様にして実施可能となる。
ンフォールド紙Fを使用したが、このファンフォールド
紙Fの代わりに、ミシン目の無いロール紙を使用するこ
とも可能である。
プリントの終了時、転写帯電器によって帯電され連続記
録紙の部分が除電帯電器により除電され、そして、感光
媒体を通過した後に、用紙分離手段の作動を受けて感光
媒体から用紙搬送手段が離間されるので、感光媒体から
連続記録紙を強制的に離間させる手段を使用せずとも、
連続記録紙は感光媒体からスムーズに離れることができ
る。この結果、感光媒体から連続記録紙を離すとき、連
続記録紙の走行が不安定となって、感光媒体と連続記録
紙とが擦れ合うようなこともなく、連続記録紙が感光媒
体の残留トナーにより汚れることはない。
に連続記録紙が無い場合には、用紙案内手段内に連続記
録紙を送り出し、この連続記録紙の先端を感光媒体より
も上流の所定の位置に位置付けるようにしたから、連続
記録紙に感光媒体のトナー像が実質的に転写されるまで
の間、連続記録紙の先端が感光媒体に接触するようなこ
とはない。この結果、その接触により感光媒体自体が傷
ついたり摩耗したりすることもないし、感光媒体上の残
留トナーが連続記録紙に付着して連続記録紙が汚れるこ
ともない。 更に、この発明によれば、用紙分離手段の作
動後、連続記録紙を所定位置まで後退させるようにして
あるから、次回のプリント時、前回転写されたトナー像
に引き続き、または、所定の間隔を存して連続記録紙に
トナー像の転写が可能となる。
である。
大図である。
ック図である。
タの一部概略図である。
た前記プリンタの一部概略図である。
前記プリンタの一部概略図である。
際、プリント終了処理の開始状態を示した前記プリンタ
の一部概略図である。
ら次の段階を示した図である。
から次の段階を示した図である。
態から、その完了状態を示した図である。
器、転写ホルダおよびトラクタユニットの作動状態を示
したタイミングチャートである。
Claims (8)
- 【請求項1】 電子写真プリンタの感光媒体に向けて連
続記録紙を案内する用紙案内手段と、 プリントの要求に応じて前記用紙案内手段から連続記録
紙が前記感光媒体を通過して送り出されるとき、感光媒
体上のトナー像を転写帯電器によって連続記録紙上に転
写すべく連続記録紙を前記感光媒体に向けて付勢しなが
ら搬送する用紙搬送手段と、 プリントの終了後、前記転写帯電器にて帯電された連続
記録紙の部分が除電帯電器により除電され、かつ、前記
感光媒体を越えて進んだ後に、前記用紙搬送手段を前記
感光媒体側から離間させる用紙分離手段とを備えている
ことを特徴とする、連続記録紙の搬送装置。 - 【請求項2】 前記用紙案内手段内に連続記録紙が無い
とき、前記用紙案内手段内に連続記録紙を送り出し、そ
の連続記録紙の先端を前記感光媒体よりも上流の所定位
置に位置付ける用紙準備手段を更に備えていることを特
徴とする、請求項1の連続記録紙の搬送装置。 - 【請求項3】 前記用紙搬送手段は、前記用紙分離手段
の作動後に連続記録紙を所定の位置まで後退させる逆送
手段を含んでいる、請求項1の連続記録紙の搬送装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3の何れかの項の連続記録紙
の搬送装置を有する電子写真プリンタ。 - 【請求項5】 プリントの要求に応じて連続記録紙が用
紙案内手段から電子写真プリンタの感光媒体を通過して
送出されるとき、感光媒体上のトナー像を転写帯電器に
よって連続記録紙上に転写すべく、前記連続記録紙を前
記感光媒体に向けて付勢しながら搬送し、 プリントの終了後、前記転写帯電器にて帯電された連続
記録紙の部分が除電帯電器により除電され、かつ、前記
感光媒体を越えて進んだ後に前記連続記録紙を前記感光
媒体側から離間させることを特徴とする、連続記録紙の
搬送方法。 - 【請求項6】 用紙案内手段内に連続記録紙がないとき
にその用紙案内手段内に 連続記録紙を送り出し、その連
続記録紙の先端を前記感光媒体よりも上流側の所定の位
置に位置付けることを特徴とする、請求項5の連続記録
紙の搬送方法。 - 【請求項7】 前記連続記録紙を前記感光媒体から離間
させた後にその連続記録紙を所定の位置まで後退させ
る、請求項5の連続記録紙の搬送方法。 - 【請求項8】 請求項5〜7の何れかの項の連続記録紙
の搬送方法を用いる電子写真プリント方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14359293A JP3328002B2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 連続記録紙の搬送装置および搬送方法、並びに、電子写真プリンタおよび電子写真プリント方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP14359293A JP3328002B2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 連続記録紙の搬送装置および搬送方法、並びに、電子写真プリンタおよび電子写真プリント方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0748058A JPH0748058A (ja) | 1995-02-21 |
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Family Applications (1)
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JP14359293A Expired - Lifetime JP3328002B2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 連続記録紙の搬送装置および搬送方法、並びに、電子写真プリンタおよび電子写真プリント方法 |
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JP (1) | JP3328002B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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JP5780266B2 (ja) * | 2013-06-26 | 2015-09-16 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置及び粉体塗布装置 |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP14359293A patent/JP3328002B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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