JP2001187472A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP2001187472A
JP2001187472A JP2000317492A JP2000317492A JP2001187472A JP 2001187472 A JP2001187472 A JP 2001187472A JP 2000317492 A JP2000317492 A JP 2000317492A JP 2000317492 A JP2000317492 A JP 2000317492A JP 2001187472 A JP2001187472 A JP 2001187472A
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Yasuhisa Mizuno
靖久 水野
Eizo Kanetani
英三 金谷
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】連続紙に長時間印字後においても、用紙の種類
及びその保管環境に関係なく、プリンタの能力に応じた
質の良好な印刷ができる印刷装置を提供すること。 【解決手段】記録媒体の搬送経路と、像担持体と、該像
担持体上に画像を形成する画像形成手段と、記録媒体を
前記搬送経路内に搬送させる紙送り手段と、画像転写位
置にて像担持体に書き込まれた画像を記録媒体上に転写
する転写手段と、記録媒体上に転写された画像を定着す
る定着手段を有する印刷装置において、前記記録媒体の
転写終了後に印刷開始位置を転写手段による転写位置の
温度より低温の位置に待機させる紙送り手段を有するこ
とを特徴とする印刷装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置に係り、
特に連続紙に長時間印字後においても、用紙の種類およ
びその保管環境に関係なく良好な印字を得ることができ
る、印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の印刷装置は、感光ドラム
等の感光体(像担持体)に静電潜像を形成した後、これ
を現像してトナー像となし、このトナー像を直接または
中間転写体(像担持体)を介して、記録媒体に転写、定
着して、その印刷を行うものである。
【0003】印刷装置に記録媒体として連続紙が使用さ
れる場合、次の印刷ジョブへの応答を早めるために、待
機時は用紙先端を転写位置の手前においていた。
【0004】また、連続紙では印刷装置を長時間運転す
ることが多く、熱ロール定着やフラッシュ定着などの高
温の熱源がある場合、印刷装置内の搬送路の温度が印刷
装置外よりも非常に高くなり、連続紙が印刷装置外から
印刷装置搬送路内に入った際、その熱により用紙の収縮
等の変形が発生する場合がある。
【0005】特に、印刷動作を一旦停止し再スタートす
る場合においては、用紙が停止している間に熱の影響を
多く受けるため、停止時間が数十秒から数十分の間、用
紙の収縮等の変形が発生してしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のとおり、次に印
刷する画像データの準備が数十秒以上遅れる場合、用紙
が冷却され元の状態に戻るまでの数十分の間、用紙を停
止させる必要があり、その間印刷装置を使用できず、印
刷装置の使用者にとっては不便であり、使用効率を落と
すこととなる。
【0007】そこで、本発明の目的は、長時間連続した
運転時も、効率を落とすことなく、多様な用紙に、プリ
ンタの能力に応じた質の良好な印刷ができる印刷装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、本発明の印刷装置は、記録媒体の搬送経路
と、像担持体と、該像担持体上に画像を形成する画像形
成手段と、記録媒体を前記搬送経路内に搬送させる紙送
り手段と、画像転写位置にて像担持体に書き込まれた画
像を記録媒体上に転写する転写手段と、記録媒体上に転
写された画像を定着する定着手段を有する印刷装置にお
いて、前記記録媒体の転写終了後に印刷開始位置を転写
手段による転写位置の温度より低温の位置に待機させる
紙送り手段を有することを特徴とするものである。
【0009】また、本発明の別の態様による印刷装置
は、記録媒体の搬送経路と、像担持体と、該像担持体上
に画像を形成する画像形成手段と、記録媒体を前記搬送
経路内に搬送させる紙送り手段と、画像転写位置にて像
担持体に書き込まれた画像を記録媒体上に転写する転写
手段と、記録媒体上に転写された画像を定着する定着手
段を有する印刷装置において、前記記録媒体の転写終了
後に印刷開始位置をプリンタの機外に待機させる紙送り
手段を有することを特徴とするものである。
【0010】また、本発明の別の態様による印刷装置
は、記録媒体の搬送経路と、像担持体と、前記像担持体
上に画像を形成する画像形成手段と、記録媒体を前記搬
送経路内に搬送させる紙送り手段と、画像転写位置にて
像担持体に書き込まれた画像を記録媒体上に転写する転
写手段と、記録媒体上に転写された画像を定着する定着
手段を有する印刷装置において、前記記録媒体の転写終
了後に印刷開始位置を転写手段による転写位置の温度よ
り低温の位置に待機させる紙送り手段を有し、前記定着
手段として、熱ロール定着を用いることを特徴とするも
のである。
【0011】また、本発明の別の態様による印刷装置
は、記録媒体の搬送経路と、像担持体と、該像担持体上
に画像を形成する画像形成手段と、記録媒体を前記搬送
経路内に搬送させる紙送り手段と、画像転写位置にて像
担持体に書き込まれた画像を記録媒体上に転写する転写
手段と、記録媒体上に転写された画像を定着する定着手
段を有する印刷装置において、前記記録媒体の転写終了
後に印刷開始位置をプリンタの機外に待機させる紙送り
手段を有し、前記定着手段として、熱ロール定着を用い
ることを特徴とするものである。
【0012】また、本発明のさらに別の態様による印刷
装置は、記録媒体の搬送経路と、像担持体と、前記像担
持体上に画像を形成する画像形成手段と、記録媒体を前
記搬送経路内に搬送させる紙送り手段と、画像転写位置
にて像担持体に書き込まれた画像を記録媒体上に転写す
る転写手段と、記録媒体上に転写された画像を定着する
定着手段を有する印刷装置において、前記記録媒体の転
写終了後に印刷開始位置を転写手段による転写位置の温
度より低温の位置に待機させる紙送り手段を有し、前記
定着手段として、フラッシュ定着を用いることを特徴と
するものである。
【0013】また、本発明の別の態様による印刷装置
は、記録媒体の搬送経路と、像担持体と、該像担持体上
に画像を形成する画像形成手段と、記録媒体を前記搬送
経路内に搬送させる紙送り手段と、画像転写位置にて像
担持体に書き込まれた画像を記録媒体上に転写する転写
手段と、記録媒体上に転写された画像を定着する定着手
段を有する印刷装置において、前記記録媒体の転写終了
後に印刷開始位置をプリンタの機外に待機させる紙送り
手段を有し、前記定着手段として、フラッシュ定着を用
いることを特徴とするものである。
【0014】上述の印刷装置によれば、次に転写開始す
る用紙が、搬送路の熱の影響を受けない位置で待機する
こととなるため、どのような種類や状態の用紙において
も、また用紙の停止時間に関係なく良好な印刷が得られ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例に基づい
て本発明をさらに詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施形態のプリンタを
示したものである。このプリンタは、露光手段としてL
EDやレーザ・ビームなどを用いた電子写真方式のもの
であり、カット紙及び連続紙をそれぞれ別個に給紙する
ために給紙部A1,A2と各給紙部A1,A2からの用
紙を一定速度で搬送する紙送り部Bと、感光体上にトナ
ー像を形成し、紙送り部Bから共通の搬送経路内に搬送
された用紙にトナー像の転写と定着を行う印刷部Cと、
印刷された用紙を排出するための排出部Dとで基本的に
構成されている。
【0017】上記給紙部は、上下方向にカット紙給紙部
A1と連続紙給紙部A2とが配列されている。そして、
連続紙給紙部A2の給紙ホッパ7にはミシン目で折り畳
まれた連続紙8が収納されているが、この連続紙8は給
紙ホッパ7の上部近傍に設定されたホトセンサであるエ
ンドセンサ9によりその位置での用紙後端の通過を検出
された後、トラクタ10によって搬送経路内に搬送され
る。トラクタ10にはその回転移動量を検出するロータ
リーエンコーダ11とそのパルス数を累積カウントする
カウンタ12とが取り付けられており、トラクタ10に
よる連続紙8の紙送り量を積算している。なお、これら
はトラクタ10の正回転のみならず、逆回転のばあいに
も紙送り量をマイナス方向に積算する機能を有する。
【0018】印刷部Cは、記録媒体への画像転写工程
と、この画像を定着させる定着工程とからなる。転写工
程では用紙の搬送速度と同一速度で回転する感光ドラム
13に対して先ず帯電部14で均一に帯電させ、ついで
LEDを一列に配列したLEDアレイからなる露光部1
5でホストコンピュータからの画像情報を露光し、更に
現像部16でトナー画像を形成する。
【0019】感光ドラム13の下端近傍には画像転写位
置Pに対応してトナー像と反対の極性の電荷を発生させ
るコロナ帯電器を有する転写部17が配置されており、
この転写部17での帯電により感光ドラム13に張り付
いた状態で搬送されてくる用紙に対して、感光ドラム1
3上に形成されたトナー画像を画像転写位置Pで転写す
る。画像転写位置Pへ用紙を導くためのガイドは、その
直前位置で感光ドラム13に近傍配置されたガイド部1
8によってなされる。画像が転写された用紙は、画像転
写位置Pとほぼ同一水平面上に設定された搬送ベルト1
9上を搬送されていくが、この搬送ベルト19の後部上
方には輻射熱を利用したフラッシュ定着器20が配設さ
れている。このフラッシュ定着器20は、用紙幅方向に
配列された予備加熱用のハロゲンランプ21と定着用の
キセノンランプ22とを反射ケースの中に隣接配置した
ものであり、紙送りのタイミングに基づいて発光し、輻
射熱でトナーを溶解して定着させる。また、前記搬送ベ
ルト19には全面に亘って図示しない多数の小孔が設け
られており、搬送ベルト19の裏面側に配設された吸引
装置23により、用紙をベルト上に吸引しながら搬送し
ていく。なお、感光ドラム13の周囲には、転写後に感
光ドラム13から用紙を剥離するために交番電圧を印加
して帯電状態にある用紙を除電し分離する分離部24、
感光ドラム13への用紙の巻き付きを防止する剥離爪2
5及び付着トナーを書き落とすクリーナユニット26が
それぞれ設けられている。
【0020】搬送ベルト19のすぐ後側には、搬送ベル
ト19と同一の駆動モータより回転するスカッフローラ
27が配設されており、定着工程を終了した用紙を両面
から挟み込んで排紙部Dに送り込む。このスカッフロー
ラ27及び前記搬送ベルト19は、連続紙の印刷時はト
ラクタ10の回転スピードより若干速めに設定されてお
り、連続紙に対して多少滑りを生じつつ回転すること
で、転写及び定着時には用紙に適当な張力を与えてい
る。なお、スカッフローラ27の下流側には用紙の通過
検出器28とカッティング装置29とが近接して設けら
れている。
【0021】排紙部Dは、その入口部分にカット紙と連
続紙を切り替える第1排紙ゲート30と、カット紙の印
刷面が上向き状態で排出される所謂フェースアップと印
刷面が下向き状態で排出される所謂フェースダウンとを
切り替える第2排紙ゲート31とを搬送経路の上流側と
下流側に備えており、第1排紙ゲート30を印刷用紙の
切り替えに連動して切り替え、また第2排紙ゲート31
をカット紙の排紙トレー32の操作に連動させて切り替
わるようにしている。なお、連続紙の印刷時にあっても
第1排紙ゲート30をカット紙側に切り替え、第2排紙
ゲート31をフェースアップ側に切り替えておくことに
より、連続紙をカット紙の排出口を使ってストレートに
排出することが可能であり、連続紙を次の工程に移して
処理する場合などに有効となる。連続紙の排紙部では連
続紙が排紙ホッパ33内にミシン目から順次折り畳まれ
て集積されていくが、この折り畳みがスムーズに行える
よう、所定間隔ごとに爪36を有する平ベルト34とチ
ェーンベルト35とを備える。そして、両者の間に連続
紙を排紙していくことにより、時計方向に回転する平ベ
ルト34の爪36とチェーンベルト35とでミシン目の
山折れと谷折れとが交互に折れ曲がり易くして正規の位
置に積み重ねていく。この排紙ホッパ33は、集積され
た排紙量によって上下動する構造となっているため、上
記平ベルト34及びチェーンベルト35が効果的に作用
する位置に排紙ホッパ33を設定することで、排紙トラ
ブルを有効に防止することができる。
【0022】次に、上述のような構成からなるプリンタ
を用いて、転写位置手前の搬送路の温度がたとえば40
度未満の場合に、通常使用される連続紙に対し印刷する
場合の、印刷タイミング制御方法を図2及び図3に基づ
いて説明する。
【0023】図2は、連続紙印刷における搬送系を示す
説明図であり、図3は、新しい用紙をセットした場合、
いわゆるオートセット後に印刷を開始する場合のタイミ
ングチャートである。ホストコンピュータよりの印刷要
求により、印刷開始前の感光ドラムのドラムクリーニン
グを開始する。ドラムクリーニングの完了信号を受けて
露光部15から感光ドラム13の画像書き込み位置Qに
画像情報が書き込みが開始される。この画像書き込みの
立ち上がり信号が時間制御のタイミング信号となり、ト
ラクタ10による連続紙8の搬送(作動開始からT1時
間後)、転写部17、分離部24の帯電とフラッシュ定
着器20のハロゲンランプの21の点灯(作動開始から
T2時間後)、及びキセノンランプ22のフラッシュ開
始タイミング(作動開始からT3時間後)が制御されて
いる。また、搬送ベルト19の回転及び吸引装置23の
運転タイミングは、画像書き込み信号の立ち上がりと合
っている。
【0024】上述したように、トラクタ10は感光ドラ
ム13上への画像書き込み信号を受けてT1時間後に連
続紙8の搬送を開始するが、トラクタ10の駆動開始か
らT4時間後、すなわちトラクタ10が定速回転に移行
するのと同時に印刷部の離間機構がアップ作動して、ガ
イド部18及び転写部17は正規の印刷位置に設定され
る。離間機構は、ガイド部18及び転写部17を印刷位
置および印刷待機位置に位置させるものであり、印刷中
はアップ位置にあり良好な転写を行うため用紙をドラム
に吸着させ、印刷時以外はダウン位置にあり不要な転写
が行われないよう用紙をドラムから離間させるものであ
る。連続紙8はトラクタ10によって一定速度でガイド
部18に導かれ、上流ガイド板18aと下側ガイド板1
8bとにガイドされつつ感光ドラム13の転写位置Pに
導かれる。そして、ミシン目が画像転写位置Pを通過し
たのちに、感光ドラム13上に書き込まれたトナー像の
開始点が画像転写位置Pに到達すると、上述した転写部
17での帯電により感光ドラム13上に形成されたトナ
ー画像が連続紙8上に転写され、また転写直後には転写
部17とは逆極性の直流電圧を重畳した交番電圧を印加
した分離部24で除電され、感光ドラム13から分離さ
れる。連続紙8は搬送ベルト19上において下方からの
吸引力により搬送されるが、この搬送ベルト19はトラ
クタ10より高速で駆動されるため、連続紙8との間に
滑りを生じさせつつ搬送する。そのため連続紙8には張
力が付与されることとなり、転写工程及び定着工程での
印刷むらなどが防止されることになる。なお、搬送ベル
ト19の後方に設定されているスカッフローラ27も同
様の滑り手段を構成している。定着工程においては、フ
ラッシュ定着器20のハロゲンランプ21によって予備
加熱されたのち、所定の時間間隔で発光しているキセノ
ンランプ22によってトナーが溶解され連続紙8上にト
ナー画像が定着される。定着工程を通ったのちは搬送ベ
ルト19と同一の駆動モータによって回転するスカッフ
ローラ27で排紙部Dに送り込まれ、第1排紙ゲート3
0で排紙ホッパ33内に堆積されていくが、選択により
カッティング装置29によりミシン目から切り離される
こともある。
【0025】上述のタイミング制御では図3に示したよ
うに、ホストコンピュータからの書き込み情報がとぎれ
ると、露光部15での画像書き込み信号が立ち下がり、
これが基準となってT5時間後にはフラッシュ定着器2
0のハロゲンランプ21及びキセノンランプ22の発光
が停止する。離間機構も同じタイミングでダウン作動を
始めるが、この時点ではトラクタ10による連続紙8の
搬送は継続され、ミシン目を画像転写位置Pより更に送
り込みながら、連続紙8を感光ドラム13より離間させ
る。離間機構のダウン作動の途中で転写部17及び分離
部24での帯電が停止する。また作動開始からT6時間
後にはトラクタ10が減速され、一旦停止した後に更に
所定距離(作動からT7時間)だけ逆回転して、ミシン
目を画像転写位置Pの所定距離分手前位置に待避する。
なお、搬送ベルト19の駆動及び吸引装置23の運転停
止のタイミングはトラクタ10が一旦停止する時期と合
っている。
【0026】なお、上述した連続紙のタイミング制御方
法は、用紙切れなどにより用紙を交換した場合にセット
されるいわゆるオートセット後に印刷する場合である
が、連続紙が既にセットされている場合には、搬送経路
内には転写した後の未定着部分が残っているので、キセ
ノンランプ22の発光開始時間T3を前記実施例よりも
っと早くなるように制御することもできる。なお、連続
紙8のオートセット時には、上述した印刷部の離間機構
がダウン作動して、ガイド部18、転写部17および搬
送ローラ19が印刷時の定常位置から離間する。
【0027】上記オートセット動作では、離間機構のダ
ウン位置が保持された状態で、トラクタ10の紙送り作
用により連続紙8が搬送経路内に送り込まれる。そし
て、トラクタ10の近傍に設けた先端検出センサ41で
連続紙8の先端が検出され、その移動量がトラクタ10
に接続したロータリエンコーダ11とカウンタ12とに
よって積算される。連続紙8の先端部はガイド部18の
上側ガイド板18aに突き当たって進行方向を規制さ
れ、感光ドラム13への巻き込みが防止される。
【0028】次に、転写位置手前の搬送路温度がたとえ
ば40度以上の場合に、通常使用される連続紙に対し印
刷する場合の、印刷方法を図2及び図4に基づいて説明
する。
【0029】図4は、用紙がオートセットされた場合に
おいて、印刷を開始する場合のタイミングチャートであ
る。ホストコンピュータよりの印刷要求により、印刷開
始前の感光ドラムのドラムクリーニングを開始する。ド
ラムクリーニングの完了信号を受けて露光部15から感
光ドラム13の画像書き込み位置Qに画像情報が書き込
みが開始される。この画像書き込みの立ち上がり信号が
時間制御のタイミング信号となる。このタイミング信号
からの露光部15、感光ドラム13、トラクタ10、転
写部17、分離部24、定着器20のハロゲンランプ2
1、フラッシュ定着器22、搬送ベルト19、および吸
引装置23の各部の駆動されるタイミングは、すべて上
述の通常の連続紙に対する場合と同じである。
【0030】ホストコンピュータからの書き込み情報が
とぎれると、露光部15での画像書き込み信号が立ち下
がり、これが基準となってT5時間後にはフラッシュ定
着器20のハロゲンランプ21及びキセノンランプ22
の発行が停止する。離間機構も同じタイミングでダウン
作動を始めるが、この時点ではトラクタ10による連続
紙8の搬送は継続され、ミシン目を画像転写位置Pより
更に送り込みながら、連続紙8を感光ドラム13より離
間させる。離間機構のダウン作動の途中で転写部17及
び分離部24の帯電が停止する。また減速開始からT6
時間後にはトラクタ10が減速され、一旦停止した後に
更に所定距離(作動からT8時間)だけ逆回転して、ミ
シン目をトラクタ10の位置に待避する。この待避位置
は、プリンタ内部の温度の影響を受けない位置である。
なお、搬送ベルト19の駆動及び吸引装置23の運転停
止のタイミングはトラクタ10が一旦停止する時期と合
っている。
【0031】上記プリンタ内部の温度の影響を受けない
位置は、ガイド部18の長さ(長さ=101.6mm
(4インチ))よりも手前の位置で、給紙部カバー42
によりプリンタ内部と区切られたプリンタの機外であ
る。連続紙8をこの位置で停止させる方法として、露光
部15での画像書き込み信号が立ち下がりを基準とし
て、トラクタ10による連続紙8の搬送を、ミシン目を
画像転写位置Pよりさらに送り込み、画像転写位置Pの
50.8mm(2インチ)先に一旦停止した後に17
7.8mm(7インチ)逆回転して、ミシン目をプリン
タの機外であるトラクタ10の位置に待避させるように
制御することもできる。
【0032】ガイド部18には転写部17と同極性の直
流電圧が印可されているが、ミシン目をガイド部18よ
り手前に待避させることにより、ガイド部18に印可さ
れた電圧による連続紙8の印字開始位置への影響がなく
なる。
【0033】なお、上述した連続紙のタイミング制御方
法は、用紙切れなどにより用紙を交換した場合にセット
されるいわゆるオートセット後に印刷する場合である
が、連続紙が既にセットされている場合には、搬送経路
内には転写した後の未定着部分は残っているので、キセ
ノンランプ22の発光開始時間T3を前記実施例よりも
っと早くなるように制御することもできる。また、分離
部24は、用紙先端部が既に搬送部19にかかっている
ので、帯電をしないよう制御することもできる。
【0034】上記実施形態においては、用紙の後退位置
を転写位置手前の搬送路の温度(温度=40度)を境と
し、これよりも搬送路の温度が低いときには記録媒体の
後退位置は従来通り搬送路上とし、一方、温度がが上記
温度よりも高いときには記録媒体の後退位置は搬送路よ
り手前とするいうシーケンスを採ったが、これは多くの
場合、通常の用紙及び環境において、これよりも低い温
度では用紙の変形が発生しないためである。かかる境界
はプリントしようとする記録媒体の種類に応じて適宜定
めれば良い。プリントしようとする記録媒体が温度に対
し変形しやすいものに限定されるならば、常に図4に示
すシーケンスをとるようにしてもよい。搬送路の温度
は、プリンタ内部でサーミスタ等を用いて測定してその
結果を印刷モードに反映させることでもよく、プリンタ
へのホストコンピュータ等の外部装置からの設定によっ
てもよい。
【0035】なお、図1の印刷装置においてA1はカッ
ト紙給紙部を示すものであり、カット紙の場合でも印刷
可能な装置構成となっているが、カット紙の場合は用紙
の待機位置が、従来より高温とはならない位置であるの
で、方法を適用するには及ばない。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本印刷装置によれ
ば、連続紙に長時間印字後においても、用紙の種類及び
その保管環境に関係なく、良好な印刷が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷タイミング制御方法を実施す
るためのプリンタの一例を示す全体図である。
【図2】連続紙印刷における搬送系の一例を示す説明図
である。
【図3】転写位置手前に用紙を後退させる場合のタイミ
ングチャートの一例を示す図である。
【図4】トラクタ位置に用紙を後退させる場合のタイミ
ングチャートの一例を示す図である。
【符号の説明】
A1:カット紙給紙部 A2:連続紙給紙部 B:紙送り部 C:印刷部 D:排紙部 P:画像転写位置 2:カット紙 6:搬送ローラ 8:連続紙 10:トラクタ 13:感光ドラム(感光体) 15:露光部 17:転写部 18:ガイド部 19:搬送ベルト 20:フラッシュ定着器 21:ハロゲンランプ 22:キセノンランプ 24:分離部 42:給紙部カバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体の搬送経路と、像担持体と、該像
    担持体上に画像を形成する画像形成手段と、記録媒体を
    前記搬送経路内に搬送させる紙送り手段と、画像転写位
    置にて像担持体に書き込まれた画像を記録媒体上に転写
    する転写手段と、記録媒体上に転写された画像を定着す
    る定着手段を有する印刷装置において、前記記録媒体の
    転写終了後に印刷開始位置を転写手段による転写位置の
    温度より低温の位置に待機させる紙送り手段を有するこ
    とを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】記録媒体の搬送経路と、像担持体と、該像
    担持体上に画像を形成する画像形成手段と、記録媒体を
    前記搬送経路内に搬送させる紙送り手段と、画像転写位
    置にて像担持体に書き込まれた画像を記録媒体上に転写
    する転写手段と、記録媒体上に転写された画像を定着す
    る定着手段を有する印刷装置において、前記記録媒体の
    転写終了後に印刷開始位置をプリンタの機外に待機させ
    る紙送り手段を有することを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】前記定着手段として、熱ロール定着を用い
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装
    置。
  4. 【請求項4】前記定着手段として、フラッシュ定着を用
    いることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装
    置。
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