JP2003165658A - 電子写真プリンタおよびその使用方法 - Google Patents

電子写真プリンタおよびその使用方法

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JP2003165658A
JP2003165658A JP2001364404A JP2001364404A JP2003165658A JP 2003165658 A JP2003165658 A JP 2003165658A JP 2001364404 A JP2001364404 A JP 2001364404A JP 2001364404 A JP2001364404 A JP 2001364404A JP 2003165658 A JP2003165658 A JP 2003165658A
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Eizo Kanetani
英三 金谷
Kousuke Yotsutsuka
浩介 四塚
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Toray Engineering Co Ltd
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Toray Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続紙を使用する電子写真プリンタにおい
て、生産効率の低さを改善すると共に、ジョブ毎の用紙
の切り替えや、用紙なし時の用紙補充の処理時間を短縮
することができる電子写真プリンタおよびその使用方法
を提供すること。 【解決手段】連続紙を使用する電子写真プリンタであっ
て、独立駆動可能な連続紙搬送ユニットを少なくとも走
行方向に対して移動可能に配したことを特徴とする電子
写真プリンタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続紙を使用する
電子写真プリンタおよびその使用方法に関するものであ
る。特に、複数の用紙搬送ユニットを使用するのに適し
た電子写真プリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式のプリンタ装置は、感光ド
ラム等の感光体(像担持体)に静電潜像を形成した後、
これをトナー像とし、このトナー像を記録媒体に転写、
定着してその印刷を行うものである。
【0003】記録媒体として連続紙を使用する場合、プ
リンタ装置の用紙幅仕様は、カット紙A4用紙が2枚取
りできる18インチ幅仕様で、用紙搬送ユニットを給紙
側に1セット配置の用紙搬送装置が主流である。
【0004】通常のジョブでは用紙幅が12″〜18″
仕様のものが多いが、プリントアウト後の後処理機の都
合等で、3″〜8″幅等の狭幅用紙でのプリントジョブ
もある。この狭幅用紙への印字の場合、プリンタ装置の
各行程での幅方向能力に対して1/2〜1/5以下の働
きであり、生産効率が低い。
【0005】又、用紙仕様が異なるジョブの場合、その
ジョブ毎に毎回用紙を搬送ユニットに掛け替える作業が
必要である。又、連続的に同一用紙にて大量ジョブを行
う場合は、用紙がなくなる毎に用紙の補充を行う必要が
あり、プリンタ能力に対して時間ロスになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、連続
紙を使用する電子写真プリンタにおいて、生産効率の低
さを改善すると共に、ジョブ毎の用紙の切り替えや、用
紙なし時の用紙補充の処理時間を短縮することができる
電子写真プリンタおよびその使用方法を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、本発明の電子写真プリンタは、連続紙を使用
する電子写真プリンタであって、独立駆動可能な連続紙
搬送ユニットを少なくとも走行方向に対して移動可能に
配したことを特徴とするものである。
【0008】上記において、独立駆動可能な連続紙搬送
ユニットを、さらに高さ方向に対しても移動可能とした
電子写真プリンタが好ましい。
【0009】この搬送ユニットは、用紙給紙側位置でス
ペース的に限定された位置に設置した場合でも、複数の
独立駆動可能な連続紙搬送ユニットを用紙走行方向、高
さ方向に対して移動可能としたことにより、各搬送ユニ
ットへの用紙セットを容易にできるようになった。
【0010】また、本発明の電子写真プリンタは、連続
紙を使用する電子写真プリンタにおいて、用紙先端検知
センサー、用紙ジャムセンサーおよび用紙エンドセンサ
ーから選ばれた一つ以上のセンサーを用紙幅方向の異な
る位置に複数個設けたことを特徴とする。
【0011】本発明は、複数の用紙搬送ユニットを有す
る電子写真プリンタにおいて特に有用である。複数の連
続紙搬送ユニットを有する電子写真プリンタにおいても
っとも効果的であるが、連続紙搬送ユニットとカット紙
搬送ユニットとを併設した電子写真プリンタであっても
かまわない。
【0012】この電子写真プリンタにおいて、用紙供給
側に複数の連続紙搬送ユニットを設け、該複数の連続紙
搬送ユニットに電子写真プリンタの印字可能幅よりも狭
い幅の用紙を供給し、複数の用紙に同時に印刷を行なう
ことができる。狭幅用紙を使用する時は、搬送経路内で
用紙が互いに干渉しない位置で各搬送ユニットに用紙を
セットし、狭幅用紙数列で同時印刷を行う様にする。
【0013】例えば、用紙搬送ユニットを3セット設け
た用紙搬送経路において、各センサーを用紙搬送経路の
幅方向に対して複数個、例えば各4個を設け、各センサ
ーの列を第1群、第2群、第3群、第4群とする。
【0014】上記搬送装置において、3セットの用紙搬
送ユニットが共に駆動する時、すなわち狭幅用紙を各用
紙搬送ユニットにセットし、狭幅用紙3列での同時印刷
を行う時、1セット目の用紙搬送ユニットに対し別途設
けた入力手段で第1群の各センサーの使用を選択し、2
セット目及び3セット目の用紙搬送ユニットに対しては
例えば第3群、第4群の各センサーを事前に選択するこ
とにより、各用紙搬送ユニットにセットされた3列の狭
幅用紙の搬送制御を行える。
【0015】又、用紙の仕様が異なる複数の少量ジョブ
で印刷する場合に、用紙供給側に複数の連続紙搬送ユニ
ットを設け、該複数の連続紙搬送ユニットに規格の異な
る用紙を供給し、予め入力された作動タイミングにした
がって、複数の連続紙搬送ユニットを切り換えて印刷を
行なうことができる。各用紙をそれぞれの搬送ユニット
にセットしておき、ジョブ毎に搬送ユニットの駆動を切
り替えるものであり、ジョブ毎に行っていた用紙セット
の時間短縮が出来る。
【0016】上記において、電子写真プリンタは、複数
の用紙搬送ユニットをどのタイミングで作動させるかを
入力する作動タイミング入力手段を備えた電子写真プリ
ンタが好ましい。作動タイミング入力手段は、作動タイ
ミングを入力できるものであれば、どのようなものでも
よいが、少なくとも入力手段と記憶手段を有するものが
好適に用いることができる。入力手段としては、キーボ
ード、タッチパネル等の通常の入力手段を用いることが
できる。記憶手段としては、ハードディスク、半導体メ
モリ等の通常の記憶手段を用いることができる。入力手
段によって入力され、記憶手段に記憶された作動タイミ
ングにしたがって、上述のように複数の連続紙搬送ユニ
ットを切り換えて印刷を行なう。該入力手段は、電子写
真プリンタに対する他の指示を入力する入力手段と兼用
させても良いし、独立に設けても良い。
【0017】さらに、連続的に大量ジョブを行う時は、
用紙供給側に複数の連続紙搬送ユニットを設け、該複数
の連続紙搬送ユニットに規格の同じ用紙を供給し、一つ
の搬送ユニットにおいて用紙が終了したときに、他の搬
送ユニットに切り換えて印刷を行なうことができる。各
搬送ユニットに用紙をセットしておき、一方の用紙が終
了した時点で他方の搬送ユニットの駆動に自動で切り替
わるようにすることで、用紙補充時の時間短縮ができる
ものである。
【0018】上記搬送及び制御手段を組み込んだ電子写
真プリンタの搬送装置及び搬送方法を用いることによ
り、狭幅用紙数列での同時印刷が可能となり、プリンタ
数台分の働きを得るものである。
【0019】又、ジョブによって用紙が異なる場合や連
続的に大量ジョブを行う時での用紙の切り替えや用紙補
充作業の時間短縮が出来るものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例に基づい
て本発明をさらに詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施形態のプリンタを
示したものである。このプリンタは、露光手段としてL
EDやレーザ・ビームなどを用いた電子写真方式のもの
であり、連続紙の給紙部Aからの用紙を一定速度で搬送
する紙送り部Bと、感光体上にトナー像を形成し、紙送
り部Bから共通の搬送経路内に搬送された用紙にトナー
像の転写と定着を行う印刷部Cと、印刷された用紙を排
出するための排出部Dとで基本的に構成されている。
【0022】ミシン目で折り畳まれた連続紙8は、用紙
搬送ユニット10によって搬送経路内に搬送される。用
紙搬送ユニット10にはその回転移動量を検出するロー
タリーエンコーダ11とそのパルス数を累積カウントす
るカウンタ12とが取り付けられており、用紙搬送ユニ
ット10による連続紙8の紙送り量を積算している。な
お、これらは用紙搬送ユニット10の正回転のみなら
ず、逆回転のばあいにも紙送り量をマイナス方向に積算
する機能を有する。紙送り部Bの用紙ガイド1に設けら
れた用紙エンドセンサ2により、その位置での用紙後端
の通過を検出した後、紙なしの排紙処理が行われる。
【0023】印刷部Cは、記録媒体への画像転写工程
と、この画像を定着させる定着工程とからなる。転写工
程では用紙の搬送速度と同一速度で回転する感光ドラム
13に対して先ず帯電部14で均一に帯電させ、ついで
LEDを一列に配列したLEDアレイからなる露光部1
5でホストコンピュータからの画像情報を露光し、更に
現像部16でトナー画像を形成する。
【0024】感光ドラム13の下端近傍には画像転写位
置Pに対応してトナー像と反対の極性の電荷を発生させ
るコロナ帯電器を有する転写部17が配置されており、
この転写部17での帯電により感光ドラム13に張り付
いた状態で搬送されてくる用紙に対して、感光ドラム1
3上に形成されたトナー画像を画像転写位置Pで転写す
る。画像転写位置Pへ用紙を導くためのガイドは、その
直前位置で感光ドラム13に近傍配置されたガイド部1
8によってなされる。
【0025】画像が転写された用紙は、画像転写位置P
とほぼ同一水平面上に設定された搬送ベルト19上を搬
送されていくが、この搬送ベルト19の後部上方には輻
射熱を利用したフラッシュ定着器20が配設されてい
る。このフラッシュ定着器20は、用紙幅方向に配列さ
れた予備加熱用のハロゲンランプ21と定着用のキセノ
ンランプ22とを反射ケースの中に隣接配置したもので
あり、紙送りのタイミングに基づいて発光し、輻射熱で
トナーを溶解して定着させる。又、前記搬送ベルト19
には全面に亘って図示しない多数の小孔が設けられてお
り、搬送ベルト19の裏面側に配設された吸引装置23
により、用紙をベルト上に吸引しながら搬送していく。
【0026】なお、感光ドラム13の周囲には、転写後
に感光ドラム13から用紙を剥離するために交番電圧を
印加して帯電状態にある用紙を除電し分離する分離部2
4、感光ドラム13への用紙の巻き付きを防止する剥離
爪25及び付着トナーを書き落とすクリーナユニット2
6がそれぞれ設けられている。
【0027】搬送ベルト19のすぐ後側には、搬送ベル
ト19と同一の駆動モータより回転するスカッフローラ
27が配設されており、定着工程を終了した用紙を両面
から挟み込んで排紙部Dに送り込む。このスカッフロー
ラ27及び前記搬送ベルト19は、用紙搬送ユニット1
0の回転スピードより若干速めに設定されており、連続
紙に対して多少滑りを生じつつ回転することで、転写及
び定着時には用紙に適当な張力を与えている。なお、ス
カッフローラ27の下流側には用紙ジャムセンサー28
とカッティング装置29とが近接して設けられている。
【0028】排紙部Dは、連続紙をストレート方向排紙
とダウン方向排紙に切り替える排紙ゲート30が有りス
トレート方向排紙は、連続紙を次の工程に移して処理す
る場合などに有効となる。ダウン方向排紙は、その下流
に折り畳み装置を設け、連続紙が排紙ホッパ33内にミ
シン目から順次折り畳まれて集積される様にしたもので
ある。
【0029】折り畳み装置には、この折り畳みがスムー
ズに行えるよう、所定間隔ごとに爪32を有する平ベル
ト34とチェーンベルト31とを備えている。そして、
両者の間に連続紙を排紙していくことにより、時計方向
に回転する平ベルト34の爪32とチェーンベルト31
とでミシン目の山折れと谷折れとが交互に折れ曲がり易
くして正規の位置に積み重ねていく。この排紙ホッパ3
3は、集積された排紙量によって上下動する構造となっ
ているため、上記平ベルト34及びチェーンベルト31
が効果的に作用する位置に排紙ホッパ33を設定するこ
とで、排紙トラブルを有効に防止することができる。
【0030】次に、上述のような構成からなるプリンタ
を用いて、印刷する場合の、印刷タイミング制御方法を
図2及び図3に基づいて説明する。
【0031】図2は、連続紙印刷における搬送系を示す
説明図であり、図3は、新しい用紙をセットした場合、
いわゆるオートセット後に印刷を開始する場合のタイミ
ングチャートである。ホストコンピュータよりの印刷要
求により、印刷開始前の感光ドラムのドラムクリーニン
グを開始する。ドラムクリーニングの完了信号を受け
て、露光部15から感光ドラム13の画像書き込み位置
Qに画像情報の書き込みが開始される。この画像書き込
みの立ち上がり信号が時間制御のタイミング信号とな
り、用紙搬送ユニット10による連続紙8の搬送(作動
開始からT1時間後)、転写部17、分離部24の帯電
とフラッシュ定着器20のハロゲンランプの21の点灯
(作動開始からT2時間後)、及びキセノンランプ22
のフラッシュ開始タイミング(作動開始からT3時間
後)が制御されている。また、搬送ベルト19の回転及
び吸引装置23の運転タイミングは、画像書き込み信号
の立ち上がりと合っている。
【0032】上述したように、用紙搬送ユニット10は
感光ドラム13上への画像書き込み信号を受けてT1時
間後に連続紙8の搬送を開始するが、用紙搬送ユニット
10の駆動開始からT4時間後、すなわち用紙搬送ユニ
ット10が定速回転に移行するのと同時に印刷部の離間
機構がアップ作動して、ガイド部18及び転写部17は
正規の印刷位置に設定される。離間機構は、ガイド部1
8及び転写部17を印刷位置および印刷待機位置に位置
させるものであり、印刷中はアップ位置にあり良好な転
写を行うため用紙をドラムに吸着させ、印刷時以外はダ
ウン位置にあり不要な転写が行われないよう用紙をドラ
ムから離間させるものである。連続紙8は用紙搬送ユニ
ット10によって一定速度でガイド部18に導かれ、上
側ガイド板18aと下側ガイド板18bとにガイドされ
つつ感光ドラム13の転写位置Pに導かれる。
【0033】そして、ミシン目が画像転写位置Pを通過
したのちに、感光ドラム13上に書き込まれたトナー像
の開始点が画像転写位置Pに到達すると、上述した転写
部17での帯電により感光ドラム13上に形成されたト
ナー画像が連続紙8上に転写され、また転写直後には転
写部17とは逆極性の直流電圧を重畳した交番電圧を印
加した分離部24で除電され、感光ドラム13から分離
される。
【0034】連続紙8は搬送ベルト19上において下方
からの吸引力により搬送されるが、この搬送ベルト19
は用紙搬送ユニット10より高速で駆動されるため、連
続紙8との間に滑りを生じさせつつ搬送する。そのため
連続紙8には張力が付与されることとなり、転写工程及
び定着工程での印刷むらなどが防止されることになる。
なお、搬送ベルト19の後方に設定されているスカッフ
ローラ27も同様の滑り手段を構成している。
【0035】定着工程においては、フラッシュ定着器2
0のハロゲンランプ21によって予備加熱されたのち、
所定の時間間隔で発光しているキセノンランプ22によ
ってトナーが溶解され連続紙8上にトナー画像が定着さ
れる。
【0036】定着工程を通ったのちは搬送ベルト19と
同一の駆動モータによって回転するスカッフローラ27
で図1の排紙部Dに送り込まれ、排紙ホッパ33内に堆
積されていくが、選択によりカッティング装置29によ
りミシン目から切り離されることもある。
【0037】上述のタイミング制御では図3に示したよ
うに、ホストコンピュータからの書き込み情報がとぎれ
ると、露光部15での画像書き込み信号が立ち下がり、
これが基準となってT5時間後にはフラッシュ定着器2
0のハロゲンランプ21及びキセノンランプ22の発光
が停止する。
【0038】離間機構も同じタイミングでダウン作動を
始めるが、この時点では用紙搬送ユニット10による連
続紙8の搬送は継続され、ミシン目を画像転写位置Pよ
り更に送り込みながら、連続紙8を感光ドラム13より
離間させる。離間機構のダウン作動の途中で転写部17
及び分離部24の帯電が停止する。
【0039】また作動開始からT6時間後には用紙搬送
ユニット10が減速され、一旦停止した後に更に所定距
離(作動からT7時間)だけ逆回転して、ミシン目を画
像転写位置Pの所定距離分手前位置に待避する。なお、
搬送ベルト19の駆動及び吸引装置23の運転停止のタ
イミングは用紙搬送ユニット10が一旦停止する時期と
合っている。
【0040】なお、上述した連続紙のタイミング制御方
法は、用紙切れなどにより用紙を交換した場合にセット
されるいわゆるオートセット後に印刷する場合である
が、連続紙が既にセットされている場合には、搬送経路
内には転写した後の未定着部分が残っているので、キセ
ノンランプ22の発光開始時間T3を前記実施例よりも
っと早くなるように制御することもできる。なお、連続
紙8のオートセット時には、上述した印刷部の離間機構
がダウン作動して、ガイド部18、転写部17および搬
送ベルト19が印刷時の定常位置から離間する。
【0041】上記オートセット動作では、離間機構のダ
ウン位置が保持された状態で、用紙搬送ユニット10の
紙送り作用により連続紙8が搬送経路内に送り込まれ
る。そして、用紙搬送ユニット10の近傍に設けた先端
検出センサ5で連続紙8の先端が検出され、その移動量
が用紙搬送ユニット10に接続したロータリエンコーダ
11とカウンタ12とによって積算される。
【0042】連続紙8の先端部はガイド部18の上側ガ
イド板18aに突き当たって進行方向を規制され、感光
ドラム13へ案内される。
【0043】上記プリンタの構成において、本発明では
用紙搬送ユニット10を複数セット設け、それぞれの用
紙搬送ユニットによって搬送される連続紙に対して、用
紙先端検知センサー、用紙ジャムセンサー、用紙エンド
センサーを事前に選択して用紙搬送の制御を行う様にし
たものである。
【0044】一実施例として図1、図2では用紙搬送ユ
ニットの複数個取り付け例として、給紙側に2セット設
けたケースで図示している。
【0045】図2において、用紙搬送ユニット10部の
用紙ガイド1に用紙エンドセンサー2を設けている。こ
の用紙エンドセンサー2で連続紙の用紙なしを検出した
ときは、印字終了動作と用紙終端の排紙処理が行われ
る。用紙なしを検出時、他の用紙搬送ユニットにセット
されている用紙でのジョブ継続時は、用紙エンド信号が
次のジョブへの移行信号となり、別途設けた入力手段に
よって次のジョブが自動的に開始される。用紙搬送ユニ
ット10は共に公知の搬送ユニットロック機構により、
用紙幅方向に対して自在に移動及び固定可能な構成であ
る。
【0046】用紙搬送ユニット10を給紙側での限られ
たスペースに複数セット設けた場合、用紙搬送ユニット
への用紙セットがやりにくい状況となるが、用紙搬送ユ
ニット10がレール4により用紙走行方向(矢印E方
向)に引き出し可能となっていることにより、用紙セッ
トの際には、用紙搬送ユニットをプリンタ本体から引き
出して用紙セットを行なうことができ、作業効率が大幅
に向上する。用紙セット後に、再び用紙搬送ユニット1
0をプリンタ本体内に押し戻せばよい。又レール構成部
材4自身が上下方向(矢印F方向)に移動可能な構成に
することにより、さらに用紙搬送ユニットへの用紙セッ
トが容易に出来る。これは、用紙搬送ユニット10を走
行方向に引き出した後、用紙セット作業をやりやすい角
度に、用紙搬送ユニット10を傾けることにより、作業
性を一層向上させるものである。
【0047】従来の用紙搬送ユニットは、プリンタ本体
から駆動力を得ていたために、このように移動させるこ
とが不可能であったが、本発明の用紙搬送ユニットにお
いては、用紙搬送ユニット内にエンコーダ11付き駆動
モータを内蔵し、各用紙搬送ユニットを独立駆動可能と
することにより、上記のような移動を可能としたもので
ある。
【0048】各搬送ユニットによる用紙搬送において、
その制御センサーとして用紙搬送ユニットの下流側近傍
に用紙先端検出センサー5、スカッフローラ27の下流
側に用紙ジャムセンサー28、用紙搬送ユニット10の
用紙ガイド1に用紙エンドセンサー2をそれぞれ用紙幅
方向に複数個設けている。
【0049】図4、5に用紙搬送ユニット10と各制御
センサーとの幅方向位置関係を示す。図4、5は、本発
明の一実施例として用紙搬送ユニット10を3セット、
用紙エンドセンサー2,用紙先端検出センサー5,用紙
ジャムセンサー28の各制御センサーを幅方向に4個設
けたものであり、各センサーの用紙搬送方向の列を第1
群、第2群、第3群、第4群とする。
【0050】図4は狭幅用紙(a),(b),(c)で
3列での同時印刷を行う場合であり、各用紙が互いに干
渉しない位置で用紙搬送ユニット10に用紙セットを行
い、別途設けた入力手段により用紙(a)部の搬送ユニ
ットは第1群の制御センサーで、用紙(b)は第3群の
センサーで、用紙(c)は第4群のセンサーを使用する
ことを事前に選択しておき、各搬送ユニット10を共に
駆動することで、用紙3列での同時印刷と用紙搬送の制
御を行うことができる。
【0051】図5はジョブによって用紙仕様が異なる用
紙(d),(e),(f)において、例えば用紙(d)
でのジョブ終了後、他の用紙搬送ユニットにセットした
用紙(e)へのジョブに自動切り替えを行い、このジョ
ブを終了後、用紙(f)でのジョブに順次切り替えて印
字を行うものである。
【0052】この時の用紙搬送においても別途設けた入
力手段により、用紙(d)の搬送ユニットは第1群の制
御センサーで、用紙(e)は第2群のセンサーで、用紙
(f)は第3群のセンサーを使用することを事前に選択
しておくことで、各用紙搬送ユニット10での搬送制御
が出来るものである。
【0053】本図は、ジョブ毎に用紙幅方向のセット位
置をずらした一例であるが、各用紙の印字基準端を揃え
てセットしても良い。ジョブ毎に用紙幅方向のセット位
置をずらした場合は、ジョブ単位での用紙の仕分けが出
来るという利点がある。
【0054】同一用紙にて大量ジョブを行う時は、全て
の用紙搬送ユニット10に用紙をセットしておき各用紙
にて順次印字処理を行うもので有る。この動作は用紙エ
ンドセンサー2で用紙なしを検出し用紙終端を排紙後、
他方の用紙搬送ユニットでの印字処理へ自動切り替えを
行うものである。これにより、用紙補充の作業時間が減
り作業効率の向上が図れるものである。
【0055】この時の各用紙搬送ユニット10への用紙
の幅方向セット位置は、同一ジョブであるため印字基準
位置を合わせた同一位置とする。このため、搬送制御セ
ンサーは各搬送ユニットとも同一群の制御センサー、例
えば第1群の制御センサーを事前に選択すれば良い。
【0056】尚、ジョブ終了時点での他のジョブへの自
動切り替えや、用紙エンド検出後、他方の用紙搬送ユニ
ット10でのジョブ継続の切り替えは、別途設けた入力
手段(図示せず)で行うものである。
【0057】上記は、用紙搬送ユニットを3セット設け
た時の一例であるが、さらに用紙搬送ユニットを増やし
た場合も同様の方式で行えるものである。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子写真
プリンタの用紙搬送装置によれば、狭幅用紙使用時での
生産効率を上げることが出来る。
【0059】又、ジョブ切り替え時の用紙セットの時間
短縮や、用紙なし時での用紙の補充と用紙搬送ユニット
への用紙セットの時間短縮の改善を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のプリンタの概略全体図
【図2】本発明の一実施形態の搬送系を示す説明図
【図3】本発明に係るプリンタの動作を説明するタイム
チャート
【図4】狭幅用紙で同時印刷を行う時の使用例
【図5】ジョブによって用紙仕様が異なる時の使用例
【符号の説明】
A:給紙部 B:紙送り部 C:印刷部 D:排出部 1:用紙ガイド 2:用紙エンドセンサー 4:レール 5:用紙先端検出センサー 8:連続紙 10:用紙搬送ユニット 11:ロータリエンコーダ 12:カウンタ 13:感光ドラム 14:帯電部 15:露光部 17:転写部 19:搬送ベルト 20:フラッシュ定着器 28:用紙ジャムセンサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C058 AB08 AE03 AF26 EA02 GB22 GB31 GB32 HA03 HC02 HC09 2C060 AA04 BA00 3F048 AA01 AB01 AC05 BA14 CA09 CC03 CC04 DB01 3F103 AA01 BE03 CA27

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続紙を使用する電子写真プリンタであっ
    て、独立駆動可能な連続紙搬送ユニットを少なくとも走
    行方向に対して移動可能に配したことを特徴とする電子
    写真プリンタ。
  2. 【請求項2】独立駆動可能な連続紙搬送ユニットを、さ
    らに高さ方向に対しても移動可能とした請求項1に記載
    の電子写真プリンタ。
  3. 【請求項3】連続紙を使用する電子写真プリンタにおい
    て、用紙先端検知センサー、用紙ジャムセンサーおよび
    用紙エンドセンサーから選ばれた一つ以上のセンサーを
    用紙幅方向の異なる位置に複数個設けたことを特徴とす
    る電子写真プリンタ。
  4. 【請求項4】複数の用紙搬送ユニットを有する請求項1
    〜3のいずれかに記載の電子写真プリンタ。
  5. 【請求項5】複数の用紙搬送ユニットをどのタイミング
    で作動させるかを入力する作動タイミング入力手段を備
    えた請求項4に記載の電子写真プリンタ。
  6. 【請求項6】連続紙を使用する電子写真プリンタにおい
    て、用紙供給側に複数の連続紙搬送ユニットを設け、該
    複数の連続紙搬送ユニットに電子写真プリンタの印字可
    能幅よりも狭い幅の用紙を供給し、複数の用紙に同時に
    印刷を行なうことを特徴とする電子写真プリンタの使用
    方法。
  7. 【請求項7】連続紙を使用する電子写真プリンタにおい
    て、用紙供給側に複数の連続紙搬送ユニットを設け、該
    複数の連続紙搬送ユニットに仕様の異なる用紙を供給
    し、予め入力された作動タイミングにしたがって、複数
    の連続紙搬送ユニットを切り換えて印刷を行なうことを
    特徴とする電子写真プリンタの使用方法。
  8. 【請求項8】連続紙を使用する電子写真プリンタにおい
    て、用紙供給側に複数の連続紙搬送ユニットを設け、該
    複数の連続紙搬送ユニットに仕様の同じ用紙を供給し、
    一つの搬送ユニットにおいて用紙が終了したときに、他
    の搬送ユニットに切り換えて印刷を行なうことを特徴と
    する電子写真プリンタの使用方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006051755A (ja) * 2004-08-16 2006-02-23 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
CN103171312A (zh) * 2011-12-26 2013-06-26 精工爱普生株式会社 牵引器、牵引器单元及记录装置

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JP2006051755A (ja) * 2004-08-16 2006-02-23 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
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