JP5526896B2 - 給紙装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、給紙装置および画像形成装置に関し、さらに詳しくは、既設のロール紙給紙部とは別にカット紙の手差し給紙部とを備えた構成を対象とする給紙切り替え機構に関する。
周知のように、複写機やプリンタあるいは印刷機などの画像形成装置においては、たとえば、電子写真方式を用いる画像形成装置の場合、潜像担持体である感光体上に形成された静電潜像が現像装置から供給される現像剤によって可視像処理される。可視像処理された画像は、記録紙などに転写され、定着されることで複写出力とされる。
また、他の方式を用いる画像形成装置の一つにインクジェットプリンタがある。インクジェットプリンタでは、画像情報に応じてインクの液滴を吐出するインク吐出ヘッドを備え、吐出ヘッドに対向して配置されているプラテン部に給紙部からの記録紙が順次繰り出されるとその繰り出しに合わせてインク吐出ヘッドによる主走査方向に沿ったインク液滴の吐出により印字が行われて画像が形成される。
上述したいずれの方式を用いる画像形成装置においても、記録紙を繰り出すことが行われ、そのための構成として、記録紙を収容している給紙部が内蔵されている。給紙部からは、所定手順に従って記録紙が転写位置あるいは印字位置に繰り出される構成がよく知られている。
ところで、記録紙には、A4版やB5版などの所定サイズに裁断されたカット紙の他に、繰り出される方向で裁断されて所定サイズとされるロール紙がある。
ロール紙を画像形成装置内に設けて既設の給紙部とする構成は既に知られている。
一方、画像形成装置においては、上述した既設の給紙部からの給紙とは別に、例えば、異なるサイズのカット紙を給紙したい場合もある。このため、従来の画像形成装置には、既設の給紙部にロール紙を収容している場合、カット紙を外部から給紙できるように手差し給紙部を備えた構成が提案されている(例えば、特許文献1)。
ところで、手差し給紙部からの給紙に際しては既設の給紙部からの記録紙が画像形成位置あるいは画像転写位置の手前に位置していると、手差し給紙部からの記録紙の進行が阻まれてしまう虞がある。また、既設の給紙部から繰り出された記録紙先端が、例えば画像形成位置あるいは画像転写位置の手前に設けられているレジスト部に残ったままであると、手差し給紙部からの記録紙のレジストタイミングが設定できない。
そこで、従来では、既設の給紙部およびこれ以外の手差し給紙部を備えた給紙機構において、選択された給紙部からの記録紙搬送路のみを開放して記録紙の通過を許容し、選択されていない給紙部からの記録紙が画像形成位置あるいは画像転写位置に向け繰り出されないようにした構成が提案されている(例えば、特許文献2)。
上記特許文献2には、既設の給紙部からの搬送路と手差し給紙部からの搬送路とが合流する位置に各搬送路に対して開閉する方向に揺動可能な手差し搬送ガイド部材を設け、この手差し搬送ガイド部材の各搬送路に対する揺動態位設定を、起倒可能に設けられている手差しトレイが手差し給紙位置に位置決めされるのに応じて設定する構成が開示されている。
また、特許文献2においては、手差しトレイの起倒位置を検知して手差し搬送ガイド部材の揺動駆動部材であるソレノイドを制御するようになっている。
ロール紙を用いる画像形成装置には、大判サイズのロール紙を対象としたインクジェット記録装置やプロッタあるいは複写機などがあり、これらの装置では、上下にロール紙の給紙部を設けた構成を用いる場合がある(例えば、特許文献3)。
特許文献3には、ロール紙の搭載部近傍に設けられた送り出しローラによりロール紙先端が繰り出され、搬送過程でロータリーカッターにより所定長さに裁断されると、裁断されたカット紙がレジストローラに向けて搬送されるようになっている。送り出しローラは、ロール紙の送り出し方向およびこれとは逆方向に回転して巻き戻す機能を持ち、レジストローラに向け搬送された裁断後のロール紙先端を所定位置に保持するようになっている。
特許文献2に開示されている構成においては、記録紙がレジストタイミングを設定される以前の位置に相当する搬送路の選択が可能となる反面、搬送路切換のための構成として、手差しトレイの起倒位置を検知するための部材や手差し搬送ガイド部材の駆動装置などの特別な構成が必要となる。このため、構成の複雑化さらには装置そのもののコスト上昇を招く原因となる。
一方、既設の給紙部であるロール紙給紙部から繰り出されるロール紙は、その先端がレジストローラに挟持されて繰り出される場合がある。
このような構成においてカット紙を手差し給紙する場合には、記録紙の先端をレジストローラから引き抜いたうえで手差しトレイからカット紙をレジストローラに挟持させて繰り出しを行うという手順となる。
このため、手差し給紙が終了すると、再度、ロール紙の先端をレジストローラに挟持させるという操作が必要となり、ユーザーに対して面倒な作業を強いることになる。
さらに、ロール紙を送り出して裁断した後レジストローラに向け搬送させる構成においては、裁断後のロール紙の搬送部材とは別に正逆回転可能な送り出しローラ自体を対象とした駆動源が必要となり、送り出しローラおよびレジストローラよりも前に配置されている搬送ローラを含めた搬送部材の数が多くなる。これにより、駆動機構や搬送部材の部品点数などが増加して装置のコスト上昇を招く虞がある。
本発明の目的は、上記従来の給紙装置における問題に鑑み、特に、既設のロール紙給紙部とは別に手差しによるカット紙給紙部を装備した場合に、構造の複雑化を招くことなく既設給紙部および手差し給紙部のいずれかからの繰り出しおよび、繰り出し後に給紙部を切り換え設定された際の自動繰り出しが行えるようにしてユーザーへの作業負担の軽減およびコスト上昇を抑制することができる構成を備えた給紙装置および画像形成装置を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明は次の構成よりなる。
(1)ロール紙を給紙可能なロール給紙部と、外部からカット紙の手差しを行うための開閉可能な手差しトレイを有する手差し給紙部と、該ロール紙給紙部および手差し給紙部から延長される搬送路が合流する位置の手前側に設けられ、給紙される記録紙の繰り出しローラとは別に前記ロール給紙部からの搬送路を挟んで回転可能かつ接離可能な退避部材とを備えた給紙装置において、前記退避部材は、前記手差しトレイの開閉動作に応じて、繰り出されたロール紙を狭持して繰り出す方向とこの方向と逆方向に戻す動力切り換え手段と連動可能に設けられ、前記動力切り換え手段は、前記手差しトレイの開放に連動して軸方向に移動する回転軸およびこれに支持されている切り換えギヤを有し、前記切り換えギヤは、前記手差しトレイの開閉動作に関係なく前記繰り出しローラに接続された繰り出しギヤとの噛み合いを維持する一方、該手差しトレイの開閉に連動して前記退避部材に接続された退避ギヤとの噛み合いを変化させる構成を備え、前記退避ギヤとの噛み合いを変化させる構成として、前記手差しトレイに設けられて前記切り換えギヤを軸方向に変位させるカムと該カムに当接して切り換えギヤの軸方向に移動可能な伝達ギヤとが用いられ、前記伝達ギヤは、前記手差しトレイの開閉に応じて前記カムにより軸方向に変位することで前記手差しトレイ側の歯部に噛み合い、手差しトレイの開閉動作を前記切り換えギヤに伝達して切り換えギヤにより前記退避ギヤを回転させることにより前記退避部材による繰り出されたロール紙先端の引き戻し動作および引き戻されたロール紙の再繰り出し動作との切り換えが行われることを特徴とする給紙装置。
(2)前記動力切り換え手段には、ロール紙給紙部からのロール紙が繰り出し位置にセットされているときに手差し給紙を実行する際、前記切り換えギヤは、前記ロール紙の繰り出しギヤとロール紙を引き戻すために用いられる退避ギヤの両方への動力伝達と、退避ギヤへの伝達を停止して駆動源により駆動される駆動ギヤから繰り出しギヤへの伝達を可能にする構成であることを特徴とする(1)記載の給紙装置。
)前記退避ギヤを支持する軸には前記ロール紙搬送路に進退可能な退避ローラが設けられ、該退避ローラは、前記手差しトレイの開放動作に連動して前記ロール紙搬送路を挟んで対向するロール紙挟持ローラと接離する構成を備えていることを特徴と(1)または(2)に記載の給紙装置。
)前記退避ローラをロール紙挟持ローラに接離させる構成として、前記手差しガイド部材に設けられているセクタギヤと該セクタギヤに噛み合い、揺動時に前記ロール紙挟持ローラに対する進退ストロークを変化させる進退作動部材が用いられることを特徴とする()に記載の給紙装置。
(5)(1)乃至()のうちの一つに記載の給紙装置を用いる画像形成装置であって、
前記繰り出しローラは、画像形成部に対してロール給紙部から搬送されるロール紙あるいは手差し給紙部からカット紙の先端を送り出すローラが相当していることを特徴とする画像形成装置。
)前記画像形成部がインクジェットあるいは印刷による印字部に相当していることを特徴とする()に記載の画像形成装置。
)前記画像形成部が電子写真方式による画像転写部に相当していることを特徴とする()に記載の画像形成装置。
本発明によれば、手差しガイド部材の開閉動作に応じて繰り出しローラおよび退避部材への駆動力伝達切り換えが行える構成を備えており、手差しガイド部材の開放時にはその開放過程で繰り出しローラを、ロール紙を引き戻す方向の回転態位とし、そして退避部材の当接およびロール紙先端の引き戻し方向への回転伝達が行われ、手差しガイド部材が閉じられる過程では、上述した開放時とは逆の動力伝達態位が設定され、駆動モータによるロール紙の繰り出し態位が行われる。
これにより、手差しガイド部材の開閉動作に連動関係を持たせた構成を備えるだけで、特別な動力切り換え機構を備える必要がないので、安価な装置が得られる。
また、オペレータは、手差しガイド部材の開閉操作のみで手差し給紙の際にロール紙先端が邪魔になるのを回避でき、手差し給紙後、再度、ロール紙用いた給紙を行う場合にロール紙先端を給紙態位に設定することができるので、繰り出し部材に挟持されている記録紙先端の引き戻しや再セットなどの操作が不要となり印字作業を簡略化することができる。
本発明による給紙装置を備えた画像形成装置の一例を示す外観図である。 図1に示した画像形成装置における給紙部の構成を示す斜視図である。 図1に示した画像形成装置の内部構成を説明するための模式図である。 図2に示した給紙部の要部構成を示す斜視図である。 図4に示した要部構成の詳細を説明するための斜視図である。 図5に示した手差しガイド部材の裏面側を示す図である。 図5に示した退避部材の接離機構を説明するための模式図である。 図5に示した要部構成の一態様を説明するための斜視図である。 図9に示したタイミングチャートに基づく給紙部の動作態様を説明するための図である。 図10に示した動作態様の一つを示す平面図である。 図10に示した動作態様の他の一つを示す平面図である。 退避部材の変形例を示す図である。 繰り出しローラの他の例を説明するための斜視図である。 動力伝達手段および動力切り換え手段を用いる画像形成装置の別例を説明するための模式図である。
以下、図面により本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明による給紙装置を備えた画像形成装置の外観図であり、同図に示す画像形成装置1は、大判のロール紙を装置本体に搭載可能なインクジェットプリンタであるが、本発明では、これに限らず、ロール紙を内蔵可能な電子写真方式による複写機やプリンタあるいは印刷機も画像形成装置として含まれる。
図1においてインクジェットプリンタ(便宜上、符号1で示す)は、装置本体となる筐体1Cの上面にロール紙S1の搭載部1Aが、そして正面には排紙口1Bが設けられている。
ロール紙S1の搭載部1Aには、詳細を説明しないが、ロール紙S1の捲装支軸に相当するスプール軸SAを嵌合できる凹部が設けられ、その近傍には、装置正面側から凹部に向けて高さが高くなる傾斜面で構成されたロール紙挿入ガイド部1A1が設けられている。したがって、スプール軸SAをロール紙挿入ガイド部1A1に沿って転がしてロール紙の搭載部1Aの凹部にセットすることで、ロール紙S1を装置正面から装着することが可能である。
ロール紙ガイド部1A1の近傍には、手差し給紙部のカット紙挿入部1A2が設けられている。
図2は、図1に示したインクジェットプリンタ1における筐体1Cに装備されている外装カバーを取り除いて示す図であり、図3は図1に示したインクジェットプリンタ1の内部を示す図である。
図2,3において、インクジェットプリンタ1の内部には、ロール紙S1の搭載部1Aから繰り出されたロール紙S1を吸引してプラテン板2に吸着保持した状態でインクヘッドキャリッジ3による印字記録を行わせる吸引ダクト4が設けられている。なお、図2,3において符号3Aは、インクヘッドキャリッジを主走査方向(図3における紙面を貫く方向)にガイドするキャリッジスライドガイドを示している。
図2,3に示すインクジェットプリンタ1では、吸引ダクト(チャンバー)4上のプラテン板2上に、ロール紙あるいはカット紙(以下、これらを総称して記録紙と表現する場合がある)記録紙が搬送される。吸引ダクト4の下部に配置されている吸引ファンにより吸引ダクト4内が負圧化され、吸引ダクト4の上面に形成されている複数の穴を介してロール紙S1が吸い付けられて記録紙の平面度が維持される。
プラテン板2の上方には、インクを吐出するためのヘッドを搭載したキャリッジ3が配置されており、キャリッジ3はスライドガイド3Aに沿って記録紙の幅方向に往復し、インクをプラテン板2上の記録紙に向かって吐出することで記録紙に画像を形成する。
記録紙は、ヘッドの幅に対応してキャリッジ3が移動するたびにレジストローラ6より所定の長さ分送り出されて(間欠搬送)、画像形成がおわると、カッター5において、所定の長さに用紙をカットして搬送され、排紙口1Bより、装置外に排出される。
なお、ロール紙S1を使用した場合、カット後にプラテン板2上に残っているロール紙S1は、レジストローラにより引き戻され、前述したロール紙S1のスプールに装備されているバネなどの付勢部材によりたるみが取られて先端がレジストローラ6から所定量だけプラテン板2側に突出した状態の待機状態とされ、レジストローラ6にその先端部を挟持されて次の繰り出しに備えられる。ここで、裁断位置から繰り出しローラ6までの距離が判っているので、繰り出しローラ6の周速と時間とからロール紙S1の先端を引き戻す量が図示しない制御部にて算出される。
一方、図3においてロール紙S1の搭載部1Aとプラテン板2との間には、給紙部P0が設けられている。
給紙部P0は、ロール紙S1を対象としてロール紙S1の搭載部1Aからプラテン板2の前方(搬送方向上流側、以下同じ)までに構成されているロール紙搬送路P1と手差し給紙部Hからのカット紙を対象としてプラテン板2の前方までに構成される手差し搬送路P2とが設けられており、これら各搬送路P1,P2は、プラテン板2の前方で合流するようになっている。
各搬送路が合流した後の位置には、プラテン板2に記録紙が至る前に、各搬送路のいずれかから搬送されてくる記録紙を挟持搬送して繰り出すことができる繰り出し部材に相当するレジストローラ6が配置されている。
繰り出し部材として用いられるレジストローラ6は、プラテン板2の上面に向けて記録紙を繰り出すことのできる方向に回転できると共に、後述する給紙装置の動力切り換え手段により挟持している記録紙をプラテン板2側と反対側に引き戻すことができる方向にも回転できるようになっている。
一方、図2,3においてロール紙搬送路P1には、カット紙を手差し給紙する際にレジストローラ6からロール紙S1の先端を引き戻すと共に再度繰り出してロール紙S1を待機状態とするためのロールが用いられる退避部材7が配置されている。
退避部材(以下、退避ローラという)7は、ロール紙搬送路P1を挟んで一対のローラ7A、7Bを対向させて構成されており、ローラ7Aがロール紙搬送路P1に対して進退可能なローラ(以下、便宜上、進退可能なローラということもある)として用いられ、ローラ7Bがロール紙搬送路P1に対して進退しないで、後述する動力切り換え手段によりロール紙S1を引き戻す方向および繰り出し方向に回転できるローラ(以下、便宜上、定置側ローラということもある)として用いられる。
ローラ7Aは、ロール紙搬送路P1に対して進退する際にローラ7Bに対して接離できるようになっており、当接した場合には、定置側ローラ7Bに従動できるようになっている。
手差し給紙部Hには、後述する動力切り換え手段を作動させることができるように開閉可能であって、手差し搬送路P2の一部を構成する手差しガイド部材8が設けられている。手差しガイド部材8は、対向する固定ガイド部材8Aと対峙して手差し搬送路P2を構成しており、手差し給紙時には固定ガイド部材8Aから離れる向きに開放されるようになっている。
なお、図3において二点鎖線で示す手差しガイド部材8は、開放されている状態を示している。
一方、図4は、本発明による給紙装置の要部構成に相当する動力伝達および切り換えのための機構を示す図であり、図5は、図4の要部を拡大した図である。
図4,5においてロール紙搬送路P1中にロール紙S1が存在している状態の時、換言すれば、ロール紙S1の先端がレジストローラ6に挟持されている状態で、手差し給紙が選択された場合、手差しガイド部材8が開放されると、後述する動力伝達手段および動力切り換え手段によってレジストローラ6からロール紙S1が搭載部1A側に向けて引き戻される。これにより、手差し給紙部Hからカット紙をレジストローラ6に向けて挿入する際に、ロール紙S1の先端がレジストローラ6から離れて存在することがないので、手差し給紙の際にロール紙S1が邪魔になることを回避できるようになっている。
図5において動力伝達手段は、駆動モータ9の出力軸に設けられている駆動ギヤ9Gと、レジストローラ6および退避ローラ7のそれぞれに同軸支持されている繰り出しギヤ6Gと退避ギヤ7Gとで構成されている。つまり、繰り出しギヤ6Gは、繰り出しローラ側のギヤとして、また、退避ギヤ7Gは、退避部材に用いられる退避ローラ7側のギヤに相当している。
退避ギヤ7Gは、退避ローラ7の定置側ローラ7Bと同軸支持されている。
また動力切り換え手段は、筐体側に支持されて手差しガイド部材8の開閉方向と直角方向に軸を有する回転軸10と、回転軸10に支持されている切り換えギヤ11と、回転軸10に支持されて手差しガイド部材8の一部をなすセクタ部材801の一部に形成されたラック801Aに噛み合うことができる伝達ギヤ12とを備えている。
切り換えギヤ11は、回転軸10の軸方向での移動位置に応じて繰り出しギヤ6Gのみに噛み合う場合および繰り出しギヤ6Gと退避ギヤ7Gとの両方に噛み合う場合とを選択できる部材であり、手差しガイド部材8の開閉量に応じた回転量を繰り出しギヤ6Gあるいは退避ギヤ7Gに伝達する機能を備えている。
切り換えギヤ11は、手差しガイド部材8の開閉に関係なく繰り出しギヤ6Gと噛み合うことができる歯幅を有しており、退避ギヤ7Gとの噛み合いが解除された場合には、駆動ギヤ9Gの回転が従動ギヤ14および回転軸10に伝達されるのを介して繰り出しギヤ6Gに回転伝達することができるようになっている。これにより、繰り出しギヤ6Gは、記録紙の繰り出しに必要な回転を得ることができる。
従って、切り換えギヤ11が繰り出しギヤ6Gにのみ噛み合う場合には、ロール紙又はカット紙をプラテン上で送り出し、巻き戻しができる。
また、切り換えギヤ11が繰り出しギヤ6Gおよび退避ギヤ7Gの両方に噛み合う場合には、レジストローラ6および退避ローラ7の両方を開閉ガイド部材8の開閉に応じて駆動し、両方のローラ6、7をロール紙S1の引き戻し方向に回転させることができるようになっているとともに、レジストローラ6から引き戻されて退避状態にあるロール紙S1の先端を再度レジストローラ6に向けて所定量だけ繰り出すことができる。この動作の詳細については後述する。
切り換えギヤ11を回転軸10の軸方向に移動させる構成として、手差しガイド部材8の一部をなすセクタ部材801に設けられたカム802(図6参照)と、回転軸10に支持されると共にセクタ部材801に設けられているカム802の動きに連動可能な伝達ギヤ12と、伝達ギヤ12をカム802に向けて付勢する方向に回転軸を押圧するコイルバネなどの付勢部材13とが用いられる。
回転軸10には、付勢部材13が挿嵌されている側の軸端近傍に回転軸10の軸方向移動位置に応じて駆動ギヤ9Gとの噛み合いおよび噛み合い解除が可能な従動ギヤ14が支持されている。
セクタ部材801の一部にはラック801Aが設けられており、ラック801Aは、回転軸10の軸方向移動により伝達ギヤ12が対峙した際に噛み合うことができ、手差しガイド部材8の開閉量を伝達ギヤ12に伝えて回転軸10の回転量を設定できる部材として用いられる。なお、セクタ部材801は、回転軸10の軸方向両側に対応する手差しガイド部材8の幅方向両側に設けられており、動力伝達手段および動力切り換え手段は、回転軸10の軸方向手前側にのみ設けられている。
セクタ部材801に設けられているカム802は、図6に示すように、手差しガイド部材8が開閉される際に伝達ギヤ12に設けられているカムフォロワー部12Aを押し動かして回転軸10を軸方向に移動させるカムプロフィールを有している。
本実施例におけるカムプロフィールとして、図6(A)に示す状態が相当している、手差しガイド部材8の全閉時および全開時には、前述した切り換えギヤ11を繰り出しギヤ6Gにのみ噛み合うことができる位置に変位させ、また、図6(B)に示す状態が相当している、全閉から全開に至る間および全開から全閉に至る間には、手差しガイド部材8が動き出すのとほぼ同時に切り換えギヤ11を繰り出しギヤ6Gと退避ギヤ7Gとの両方に噛み合わせることができる位置に変位させる形態が設定されている。
このようなカムプロフィールを利用して、切り換えギヤ11の噛み合い相手を設定できることにより、レジストローラ6および退避ローラ7によるロール紙先端の引き戻し動作と引き戻し後の再繰り出し動作とが行える。なお、図6において符号PSは、伝達ギヤ12とラック801Aとの噛み合いが解除されている位置を示し、符号PEは、伝達ギヤ12とラック801Aとが噛み合い、手差しガイド部材8の回動量を回転軸に伝達できる位置を示している。
本実施例では、手差しガイド部材8の動き出す位置から停止するまでの間の回動量が動力切り換え手段の切り換えギヤ11を介した退避ローラ7の引き戻し量に対応させてあり、引き戻し量としては、後で説明するが、退避ローラ7のローラ7A、7Bが互いに当接してロール紙先端をレジストローラ6から離して手差し給紙部からのカット紙がレジストローラ6に進入するのを阻ないようにできる量に設定されている。
一方、手差しガイド部材8には、全閉時から全開時に至るまでの間、および全開時から全閉時に至るまでの間、退避ローラ7に用いられる進退可能なローラ7Aを定置側ローラ7Bに対して接離させるための構成が設けられている。このような接離動作は、ロール紙S1の引き戻しおよび引き戻し後の再繰り出しに際してロール紙S1を挟持するための機能である。
図7は、この構成を説明するための要部を示す模式図である。なお、以下に説明する突起803は、幅方向中央を含む場合には、中央部のみあるいは中央部を含む奇数箇所に設けられ、幅方向中央を基準として振り分ける場合には、偶数箇所に設けることができるものであり、図7では、幅方向端部近傍に位置している突起803のみを対象として示されていることを前置きしておく。
図7(A)において、セクタ部材801の裏側、つまり、進退可能なローラ7Aに対向する面には、手差しガイド部材8の開閉方向に平行する長手方向を有した突起803が、軸方向に沿って、進退可能なローラ7Aの設置数に合わせて設けられている。
突起803の長手方向の長さは、図7(B)に示すように、手差しガイド部材8の全閉時および全開時には進退可能なローラ7Aを定置側ローラ7Bから離し、全閉から全開に至る間、および全開から全閉に至る間には、図7(C)に示すように、進退可能なローラ7Aを、これらの期間が始まるのと殆ど同時に定置側ローラ7Bに当接させることができる長さに設定されている。
進退可能なローラ7Aは、板バネなどを成形した片持ち梁状の支持部材7A1によって回転自在に支持されており、揺動端側が突起803に対向している。
このような構成において、図7(B)に示すように、手差しガイド部材8の全閉時には、進退可能なローラ7Aが突起803と対峙しないことにより定置側ローラ7Bから進退可能なローラ7Aが離れており、図7(C)に示すように、手差しガイド部材8が全開あるいは全閉から全開あるいは全閉に至る間は、手差しガイド部材8が動き出すとほぼ同時に進退可能なローラ7Aが突起803により定置側ローラ7Bに向けて押圧されることにより進退可能なローラ7Aが定置側ローラ7Bに当接する。
図8は、図6(B)に示したように、セクタ部材801のカム802により伝達ギヤ12が押し動かされて回転軸10が軸方向に移動している状態を示している。この状態では、セクタ部材801のラック801Aが伝達ギヤ12に噛み合っており、この噛み合いにより手差しガイド部材8の回動が回転軸10に伝えられる。
ラック801Aと伝達ギヤ12とは、手差しガイド部材8が動かされ始めるとほぼ同時に対峙して噛み合いを開始し、回転軸10を軸方向に移動させて切り換えギヤ11を、常時噛み合っているレジストローラ6Gに加えて退避ギヤ7Gとも噛み合わせる。
切り換えギヤ11が退避ギヤ7Gに噛み合うと、手差しガイド部材8の回動が回転軸10および切り換えギヤ11を介して退避ギヤ7Gに伝えられると共に、図7において説明したように、手差しガイド部材8の回動に応じてこれに有する突起803により退避ローラ7の進退側のローラ7Aが定置側ローラ7Bに向けて押圧されることでロール紙S1を挟持する。
これにより、退避ローラ7は、手差しガイド部材8の回動方向に応じてレジストローラ6の位置からロール紙先端を引き戻す動作と引き戻されたロール紙先端を再度、レジストローラ6に向けて繰り出す動作とが行われる。
図9は、ロール紙の先端が引き戻される際の状態を示す図であり、図9(A)に示す状態(手差しガイド部材8が閉じられている状態)から図9(B)に示す状態(手差しガイド部材8が二点鎖線で示す閉じられた位置から開放された状態)に移行すると、符号Lと符号L’とを加えた量だけロール紙先端が引き戻されるようになっている。
図10は、手差しガイド部材8が全閉位置から全開位置に向けて移動する場合および全開位置から全閉位置に向けて回動する場合での各ギヤの回転方向を矢印で示した図であり、同図において、手差しガイド部材8のカム802により押し動かされてセクタ部材801に有するラック801Aと伝達ギヤ12とが噛み合うと、回転軸10の軸方向移動により切り換えギヤ11が手差しガイド部材8の回転を、繰り出しギヤ6Gおよび退避ギヤ7Gにそれぞれ伝達することができる。このときの回転方向は、図9(B)に示したように、ロール紙先端を繰り出し位置であるレジストローラ6Gの挟持位置から、(L+L’)の量を以て引き戻す方向である。
一方、手差しガイド部材8が開放位置から全閉位置に達すると、図11に示すように、伝達ギヤ12がセクタ部材801のカム802のカムプロフィールに従いラック801Aとの噛み合いを解除される。
回転軸10は付勢部材13の付勢により軸中央側に移動することで、切り換えギヤ11と退避ギヤ7Gとの噛み合いが解除される。
これにより、切り換えギヤ11は、繰り出しギヤ6Gのみの噛み合いとなると共に、回転軸10の移動により従動ギヤ14が駆動ギヤ9Gに噛み合う。この結果、駆動モータ9の回転が駆動ギヤ9Gと従動ギヤ14との噛み合いを介して回転軸10に伝えられ、切り換えギヤ11を介して繰り出しギヤ6Gに伝達されることになる。このときの回転方向はロール紙先端を繰り出し位置に向け移動させる方向となっている。
以上のような構成においては、手差しガイド部材8の開閉動作のみによって、手差し給紙を選択した場合にロール紙給紙部から繰り出されたロール紙が手差し給紙のための搬送路内に止まるようなことをなくすことができる。
特に手差給紙が終了した後、手差しガイド部材8を閉じるだけで、それまで引き戻されていたロール紙を繰り出し位置に対して自動的に移動させることができる。これにより、特別な駆動源を要することもなくしかもオペレータに対しても給紙経路の切り換え選択の度に記録紙の引き抜きやセットの繰り返しを強いるようなことがない。
次に上記実施例の要部変形例について説明する。なお、それ以外の構成は変更がないため説明を省略する(以下同じ)。
図12は、退避部材の変形例を示す図であり、同図に示す構成は、図7に示した構成原理を利用したものであり、退避ローラ7に替えて回転軸10に設けた連動ギヤ20に噛み合うセクタギヤ21を回転中心に有するセクタ部材22,23を用いる。
セクタ部材22は、図7の場合と同様に、回転中心に対して偏心した回転軌跡が得られる外周縁を備えており、外周縁表面には摩擦部材が装備されている。
図12に示す構成では、ロール紙挟持搬送部材7B側もセクタ部材23で構成され、セクタ部材22が揺動した際の外周縁に当接することで連動できるようになっている。また、セクタ部材22,23は、手差しガイド部材8が閉じているときは実線の位置で搬送路から退避しており、手差しガイド部材8が閉じると搬送路内に突出しながら二点鎖線の位置へ変位する。この構成により、セクタ部材22とセクタ部材23との間にあるロール紙S1は、セクタ部材22とセクタ部材23とが揺動することで挟持され、引き戻すことができる。
また、繰り出しローラ6は、図3に示したように、プラテン板12が位置する印字記録部手前側に設けられていることに限らず、例えば、図13に示すように、搭載部1Aに設けられた回転駆動ローラ30を対象とすることもできる。
つまり、搭載部1Aには、ロール紙S1の両外側に装着したフランジ部S1Aを挿嵌できる凹状部1A1が設けられており、凹状部1A1には、ロール紙S2の重量を利用した摩擦接触によってロール紙S1を回転させる回転駆動ローラ30が設けられている。回転駆動ローラ30は、ロール紙S1の軸方向両端に装填されるフランジ部S1Aの外周面に当接して回転することでロール紙S2を回転させて繰り出すことができる。この場合にも、動力伝達手段の最終段位置に繰り出しローラ6に代えて回転駆動ローラ30を位置づけることで回転駆動ローラ30に対する回転伝達切り換えが行われる。これにより、手差しガイド部材8を閉じることで、用紙を繰り出す方向と逆方向に回転駆動ローラ30を回転させることができるので、ロール紙S1を引き戻すことができる。なお、この場合の引き戻しによるロール紙の弛みは、前述したように、スプールに捲装されているバネの力を用いて牽引することで解消できる。
ロール紙給紙部と手差し給紙部とを用いて画像形成部に対する搬送状態、つまり、ロール紙先端を繰り出し位置から引き戻して手差し給紙を行う一方、手差し給紙が終了するとロール紙給紙部からの記録紙先端を繰り出し位置に再セットする構成は、インクジェットプリンタに限らず、例えば、図14に示すような電子写真方式の画像形成部を対象とする場合に適用することもできる。
図14は、潜像担持体に形成されたトナー像を記録紙、つまり、ロール紙あるいはカット紙に転写する画像形成部を備えた電子写真方式を用いる画像形成装置の模式図である。
同図において、電子写真方式を用いる画像形成装置100は、潜像担持体として用いられる感光体ドラム101とこれに対峙して記録紙を挟持搬送しながら画像転写を行う転写装置102とを備えた画像形成部が設けられており、画像形成部に対してロール紙給紙部からの搬送路P1と手差し給紙部からの搬送路P2とがレジストタイミングを設定するレジストローラ103の近傍で合流している。
ロール紙給紙部からの搬送路P1には、レジストローラ103とは別に、ロール紙S1の繰り出し部材に相当する給紙ローラ104が配置されている。
手差し給紙部からの搬送路P2は、前述した場合と同様に、開閉可能な構成の手差しガイド部材8が用いられている。
また、この構成においては、前述したインクジェットプリンタの場合と違って、ロール紙S1を所定長さに裁断するカッター105がレジストローラ103の手前に配置されている。このため、給紙ローラ104により繰り出されるロール紙S1は、搬送過程においてカッター105による裁断が行われると、裁断位置から先端側までの長さを有するロール紙が感光体ドラム101に対する転写位置に搬送され、転写後、定着装置106により定着される。
ロール紙の繰り出しを行う構成としては、図14に示した場合と同様な搭載部(便宜上、図13に用いた符号1Aで示す)に設けられた繰り出しローラ30が用いられている。
この構成において手差しガイド部材8の開閉動作に連動して動力伝達手段および動力切り換え手段を作動させることで、給送ローラ104および繰り出しローラ30によるロール紙先端の引き戻しおよび再繰り出しを行わせるようにしても良い。
なお、繰り出しローラ30を用いずに、給紙ローラ104によりロール紙先端の引き戻しおよび再繰り出しを行わせるようにしてもよい。
1 インクジェットプリンタ
6 繰り出しローラ
6G 繰り出しギヤ
7 退避ローラ
8 手差しガイド部材
9 駆動モータ
9G 駆動ギヤ
10 回転軸
11 切り換えギヤ
12 伝達ギヤ
801、803 セクタ部材
801A ラック
802 カム
P 給紙部
P1 ロール紙搬送路
P2 手差し搬送路
特開平03−166159号公報 特許第4169275号公報 特許第3498626号公報

Claims (7)

  1. ロール紙を給紙可能なロール給紙部と、外部からカット紙の手差しを行うための開閉可能な手差しトレイを有する手差し給紙部と、該ロール紙給紙部および手差し給紙部から延長される搬送路が合流する位置の手前側に設けられ、給紙される記録紙の繰り出しローラとは別に前記ロール給紙部からの搬送路を挟んで回転可能かつ接離可能な退避部材とを備えた給紙装置において、
    前記退避部材は、前記手差しトレイの開閉動作に応じて、繰り出されたロール紙を狭持して繰り出す方向とこの方向と逆方向に戻す動力切り換え手段と連動可能に設けられ、
    前記動力切り換え手段は、前記手差しトレイの開放に連動して軸方向に移動する回転軸およびこれに支持されている切り換えギヤを有し、
    前記切り換えギヤは、前記手差しトレイの開閉動作に関係なく前記繰り出しローラに接続された繰り出しギヤとの噛み合いを維持する一方、該手差しトレイの開閉に連動して前記退避部材に接続された退避ギヤとの噛み合いを変化させる構成を備え、
    前記退避ギヤとの噛み合いを変化させる構成として、前記手差しトレイに設けられて前記切り換えギヤを軸方向に変位させるカムと該カムに当接して切り換えギヤの軸方向に移動可能な伝達ギヤとが用いられ、
    前記伝達ギヤは、前記手差しトレイの開閉に応じて前記カムにより軸方向に変位することで前記手差しトレイ側の歯部に噛み合い、手差しトレイの開閉動作を前記切り換えギヤに伝達して切り換えギヤにより前記退避ギヤを回転させることにより前記退避部材による繰り出されたロール紙先端の引き戻し動作および引き戻されたロール紙の再繰り出し動作との切り換えが行われることを特徴とする給紙装置。
  2. 前記動力切り換え手段には、ロール紙給紙部からのロール紙が繰り出し位置にセットされているときに手差し給紙を実行する際、前記切り換えギヤは、前記ロール紙の繰り出しギヤとロール紙を引き戻すために用いられる退避ギヤの両方への動力伝達と、退避ギヤへの伝達を停止して駆動源により駆動される駆動ギヤから繰り出しギヤへの伝達を可能にする構成であることを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 前記退避ギヤを支持する軸には前記ロール紙搬送路に進退可能な退避ローラが設けられ、該退避ローラは、前記手差しトレイの開放動作に連動して前記ロール紙搬送路を挟んで対向するロール紙挟持ローラと接離する構成を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の給紙装置。
  4. 前記退避ローラをロール紙挟持ローラに接離させる構成として、前記手差しガイド部材に設けられているセクタギヤと該セクタギヤに噛み合い、揺動時に前記ロール紙挟持ローラに対する進退ストロークを変化させる進退作動部材が用いられることを特徴とする請求項に記載の給紙装置。
  5. 請求項1乃至4のうちの一つに記載の給紙装置を用いる画像形成装置であって、
    前記繰り出しローラは、画像形成部に対してロール給紙部から搬送されるロール紙あるいは手差し給紙部からカット紙の先端を送り出すローラが相当していることを特徴とする画像形成装置
  6. 前記画像形成部がインクジェットあるいは印刷による印字部に相当していることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置
  7. 前記画像形成部が電子写真方式による画像転写部に相当していることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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