JP2023155155A - 画像形成装置 - Google Patents

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Motoyasu Muramatsu
裕太 中富
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Abstract

【課題】 搬送ガイド部を開くことに関してユーザビリティの良い画像形成装置を提供することである。【解決手段】 画像形成装置は、第一ローラ、第一係合部、第二係合部を有した第一搬送ガイド部と、第一ローラと接離可能な第二ローラ、第一係合部と係合する第一被係合部、第二係合部と係合する第二被係合部を有した第二搬送ガイド部を有する。第二搬送ガイド部が第一搬送ガイド部に対して所定位置に位置決めされた状態でシートが搬送される搬送路が形成される。第二搬送ガイド部が第一搬送ガイド部に対して所定の方向に移動することによって、第一搬送ガイド部に対する第二搬送ガイド部の位置決めが解除され、第二搬送ガイド部が第一搬送ガイド部に対して回動することで搬送路が開放される。【選択図】 図3

Description

本発明は、シートの搬送ガイド部を備えた画像形成装置に関するものである。
電子写真プロセス等の画像形成プロセスを用いてシートとしての記録材に画像を形成する画像形成装置において、搬送ローラの交換や、ジャムした記録材を除去するために、ユーザによる開閉可能な搬送ガイド部を設けたものがある。このような搬送ガイド部において、特許文献1のように搬送ガイド部の記録材搬送方向上流もしくは下流側の一端に回動軸を有し、他端に搬送ガイド部を固定するロック部材を本体側もしくは搬送ガイド部に設けたものがある。
特開2005-315920号公報
本発明は搬送ガイド部を開いて搬送路を開放する構成に関わるもので、搬送ガイド部を開くことに関してユーザビリティの良い画像形成装置を提供することを目的とする。
本出願に係る発明の一つは、以下のようなものである。
シートに画像を形成する画像形成装置であって、
第一ローラと、第一係合部と、第二係合部と、を有する第一搬送ガイド部と、
第二ローラと、前記第一係合部と係合する第一被係合部と、前記第二係合部に係合する第二被係合部と、を有する第二搬送ガイド部と、
を有し、
前記第一搬送ガイド部に対して前記第二搬送ガイド部が所定位置に位置決めされた状態で、前記第一搬送ガイド部と前記第二搬送ガイド部はシートが搬送される搬送路を形成し、前記第一ローラと前記第二ローラは、シートを搬送することが可能なように互いに当接し、
前記第一係合部と前記第一被係合部が係合した状態で、前記第二搬送ガイド部は、前記第二係合部と前記第二被係合部の係合が外れ、前記第一搬送ガイド部に対する前記第二搬送ガイド部の位置決めが解除されるように、前記第一搬送ガイド部に対して所定の方向に沿って移動可能であって、
前記第一係合部と前記第一被係合部が係合し、前記第一搬送ガイド部に対する前記第二搬送ガイド部の位置決めが解除された状態で、前記第二搬送ガイド部は、前記搬送路が開放されるように前記第一搬送ガイド部に対して開き方向に回動可能である、
ことを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、搬送ガイド部自体を動かすことによって搬送ガイド部の位置決めを解除できるのでユーザビリティの良い画像形成装置を提供することができる。
第1の実施例に係る画像形成装置の断面図 第1の実施例に係る両面搬送部の断面図 第1の実施例に係る両面搬送部の側面図 第1の実施例に係る両面搬送部の側面図 第1の実施例に係る両面搬送部の側面図 第1の実施例に係る両面搬送部の側面図 第1の実施例に係る両面搬送部の側面図 第1の実施例に係る両面搬送部の側面図 第1の実施例に係る両面搬送部の側面図 第1の実施例に係る両面搬送部の側面図 第1の実施例に係る両面搬送部の側面図 第1の実施例に係る両面搬送部の側面図 第1の実施例に係る両面搬送部の側面図 第1の実施例に係る両面搬送部の断面図 第1の実施例に係る両面搬送部の外観斜視図 第2の実施例に係る両面搬送部の断面図 第2の実施例に係る両面搬送部の側面図 第2の実施例に係る両面搬送部の側面図 第2の実施例に係る両面搬送部の側面図 第2の実施例に係る両面搬送部の側面図 第2の実施例に係る両面搬送部の側面図 第2の実施例に係る両面搬送部の側面図 第2の実施例に係る両面搬送部の詳細図 第2の実施例に係る両面搬送部の詳細図 第3の実施例に係る両面搬送部の側面図 第4の実施例に係る画像形成装置の断面図 第4の実施例に係る転写部の断面図 第4の実施例に係る転写部の側面図 第4の実施例に係る転写部の側面図 第4の実施例に係る転写部の側面図 第4の実施例に係る転写部の側面図 第4の実施例に係る転写部の側面図
以下、図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
以下に、第1の実施例について説明する。
<画像形成装置>
図1は実施の形態に係る画像形成装置の一例として、両面画像形成機能を有した電子写真方式のレーザプリンタを示す断面図である。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、画像形成装置はレーザプリンタのみに限定されるものではなく、複写機、ファクシミリ等、他の画像形成装置に適用してもよい。
図1に示す画像形成装置101は、シート給紙部と、シートに画像を形成する画像形成部と、定着部と、排紙反転部、両面搬送部とを有する。
画像形成装置101は、装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジ1を備えている。プロセスカートリッジ1は感光ドラム2と不図示の現像部、帯電ローラ等のプロセス手段によって構成されている。プロセスカートリッジ1の鉛直方向に関して上方側にはスキャナユニット3が配置され、スキャナユニット3は画像信号に基づく露光を感光ドラム2に対して行う。
感光ドラム2が不図示の帯電ローラによって所定の負極性の電位に帯電された後、スキャナユニット3によって感光ドラム2に静電潜像が形成される。この静電潜像はプロセスカートリッジ1内の現像部によって反転現像され、静電潜像に負極性のトナーが付着し、感光ドラム2にトナー像が形成される。
シート給紙部は、画像形成装置101に装着されている給紙ローラ4と、画像形成装置本体101に対して着脱可能な、シートを収納する給紙カセット5とを有する。給紙カセット5に収納されているシートSは、不図示の給紙駆動ユニットの動力によって回転させられる給紙ローラ4により、給紙カセット5から1枚ずつ分離給送される。給送されたシートSは、搬送ローラ対6によってレジストローラ対7に搬送され、レジストローラ対7によって斜行補正が行われ、転写部に搬送される。
転写部では、転写ローラ8に不図示のバイアス印加手段によって正極性のバイアスが印加される。これにより、転写部に搬送されたシートSにはトナー画像が未定着画像として転写される。
トナー像が転写されたシートSは、シートSの搬送方向で転写部の下流側に設けられている定着装置9に搬送される。定着装置9は、シートSに転写されたトナー画像を定着させるものであり、不図示の加熱手段であるヒータによって加熱される定着部材である加熱ローラ10と、これに圧接して回転する加圧部材である加圧ローラ11とを有している。シートSは加熱ローラ10と加圧ローラ11とで形成される定着ニップ部で挟持搬送され、シートSに熱及び圧力が与えられることでトナー像がシートSの表面に定着する。
トナー画像が定着されたシートSは、定着装置9から排紙反転部へと搬送される。排紙反転部は排紙ローラ13、排紙コロ14、反転コロ15、両面フラッパ12を有する。片面画像形成(片面印字)の場合は、両面フラッパ12がシートSを排紙ローラ13と排紙コロ14とで形成される排紙ニップ部側に導く位置(実線位置)に待機し、シートSが排紙ローラと排紙コロ14によって排紙トレイ16上へ排出される。
また、両面画像形成(両面印字)の場合は、両面フラッパ12が排紙ローラ13と反転コロ15とで形成される反転ニップ部側に導く位置(点線位置)で待機し、定着装置9によってシートSは反転ニップ部側へ搬送される。排紙ローラ13は、シートSの後端が所定の位置に来るタイミングで、不図示の回転方向切り替え手段によって逆回転する。
これによりシートSは後端を先頭にして両面搬送ローラ対17、再給紙ローラ対18を通過し、レジストローラ対7に対して表裏反転された状態になって再送される。両面搬送ローラ対17は、第一両面搬送ローラ17bおよび第二両面搬送ローラ17aを含み、再給紙ローラ対18は第一再給紙ローラ18aおよび第二再給紙ローラ18bを含む(図2)。その後、シートSは片面印字と同様に、レジストローラ対7で斜行補正、転写ローラ8で転写、定着装置9で定着が行われる。そして、シートSは排紙ローラ13と排紙コロ14によって排紙トレイ16に排出され、両面印字が完了となる。
<両面搬送部>
次に図2から図15を用いて、図1に示した両面搬送部201の構成について説明する。図2から図3、図7から図9は両面搬送部201の側面図である。図4から図6、図10から図13は後述する第一係合部、第一被係合部、第二係合部、第二被係合部の少なくとも何れか一つを含む拡大図である。
図3に示すように両面搬送部201はガイド部である第一搬送ガイド部202と第二搬送ガイド部203を有する。第一搬送ガイド部202と第二搬送ガイド部203は、シートSが搬送される搬送路21を形成する。この搬送路21は、片面に画像形成がされたシートSのもう一方の面に画像形成するために、シートSが搬送される搬送路である。
第一搬送ガイド部202は搬送されるシートSの上面をガイドするガイド部であって、第二搬送ガイド部203に対して鉛直方向に関して上方に位置する。第二搬送ガイド部203は搬送されるシートSの下面をガイドするガイド部であって、第一搬送ガイド部202に対して鉛直方向に関して下方に位置する。
第一搬送ガイド部202は、第一ローラとしての第一両面搬送ローラ17bと、第三ローラとしての第一再給紙ローラ18aを有する。また、第一搬送ガイド部202は、後述する突起部が係合する第一係合部としての長穴202aと、第二係合部としての溝202bとを備える。長穴202aと溝202bは、第一両面搬送ローラ17bの軸方向に関して、第一搬送ガイド部202の一端側に設けられる。また、長穴202aと溝202bは、第一両面搬送ローラ17bの軸方向に関して、第一搬送ガイド部202の他端側にも設けられる。
図2及び図3においては第一搬送ガイド部202をシートSの搬送方向と交わる方向から見た断面図であるため、長穴202aと溝202bはそれぞれ一端側の一つずつしか示されていない。しかし第一搬送ガイド部202の他端側にも長穴202aと溝202bはそれぞれ一つずつ備えられている。
第二搬送ガイド部203は第一両面搬送ローラ17bに接離可能な第二ローラとしての第二両面搬送ローラ17aを備える。さらに第四ローラとしての第二再給紙ローラ18bを有する。また、第二搬送ガイド部203は、図4(a)、(b)で示すように、第一係合部と係合する第一被係合部としての係合突起203aと、第二係合部に係合する第二被係合部としての位置決め突起203bとを備える。
係合突起203aと位置決め突起203bは第二搬送ガイド部203から突出した突起部である。係合突起203aと位置決め突起203bは、第一搬送ガイド部202の第一両面搬送ローラ17bの軸方向に関して第二搬送ガイド部203の一端側に備えられている。係合突起203aと位置決め突起203bは、第一搬送ガイド部202の第一両面搬送ローラ17bの軸方向に関して第二搬送ガイド部203の他端側にも備えられている。
第一搬送ガイド部202に対して第二搬送ガイド部203が所定位置に位置決めされた状態で、第一搬送ガイド部202と第二搬送ガイド部203は搬送路21を形成し、第一両面搬送ローラ17bと第二両面搬送ローラ17aは、シートSを搬送することが可能なように互いに当接する。このとき第一再給紙ローラ18aと第二再給紙ローラ18bも当接をし、シートSを搬送可能である。図2で示すように第二再給紙ローラ18bは第一再給紙ローラ18aに向かって、ローラ付勢部としての再給紙ローラばね18cによって付勢されている。
図3に示すように、第一搬送ガイド部202と第二搬送ガイド部203とが所定位置に位置決めされた状態についてさらに詳しく説明する。第一搬送ガイド部202と第二搬送ガイド部203とが所定位置に位置決めされているとき、長穴202aに係合突起203aが係合しており係合突起203aの位置はシートSの搬送路21の方向に延びた長穴202aの図中右端側に位置する。
第一搬送ガイド部202に対して第二搬送ガイド部203が所定位置に位置決めされているとき、位置決め突起203bは溝202bに係合している。さらに位置決め突起203bは溝202bの奥側に向けて位置決めされている。位置決め突起203bは第二搬送ガイド部203の自重や、再給紙ローラばね18cによって付勢された第二再給紙ローラ18bの反力による力によって溝202bに位置決めされている。言い換えれば、溝202bは、位置決め突起203bを介して、第二搬送ガイド部203の自重や、再給紙ローラばね18cによって付勢された第二再給紙ローラ18bの反力を受ける。
次に両面搬送部201の開放に関して説明する。両面搬送部201は図7で示すように、搬送路21を開放することができる。具体的には、位置決め突起203bと溝202bとの係合が外れて第二搬送ガイド部203が係合突起203aを中心に第一搬送ガイド部202に対して回動することで搬送路21が開放される。このときの第一搬送ガイド部202に対して第二搬送ガイド部203が回動する方向を、開き方向と呼ぶ。開き方向の反対の方向を、閉じ方向と呼ぶ。
このとき、第一両面搬送ローラ17bと第二両面搬送ローラ17aは、第二搬送ガイド部203が搬送路21と反対方向(搬送路21から離れる方向)に移動をすることで離間をする。
両面搬送部201にジャムしたシートSがあった場合、搬送路21を開放することでユーザやサービスマンがジャムしたシートSを除去することができる。また、第一搬送ガイド部202や第二搬送ガイド部203に取り付けられたローラを交換することもできる。
位置決め突起203bが溝202bに位置決めされている状態では、第二搬送ガイド部203は回動することができない。一方第二搬送ガイド部203は、係合突起203aと長穴202aが係合し、第一搬送ガイド部202と第二搬送ガイド部203の位置決めが解除された状態で第一搬送ガイド部202に対して回動可能である。また、開く方向は第二搬送ガイド部203が第一搬送ガイド部202に対して自重で回動する方向である。
位置決め突起203bの位置決めは、給紙カセット5を取り外し、第二搬送ガイド部203を第一搬送ガイド部202に対して所定の方向に沿って移動(並進移動)させることで解除することができる。本実施例においては、所定の方向は、シートSの搬送方向(A1)と反対の反対方向である。なお、ここでいうシートSの搬送方向とは、第一両面搬送ローラ17bと第二両面搬送ローラ17aによるシートSの搬送方向である。第二搬送ガイド部203を反対方向に沿って移動させたとき、係合突起203aの位置も長穴202aの図中左側(A2方向)に移動する。つまり、第二搬送ガイド部203は係合突起203aと長穴202aが係合した状態で、第一搬送ガイド部202に対して所定の方向(反対方向)に移動可能である。言い換えれば、第二搬送ガイド部203は、係合突起203aと長穴202aが係合した状態で、第一搬送ガイド部202に対してシートSの搬送方向、および反対方向について変位するように、移動(並進移動)することができる。その結果、溝202bと位置決め突起203bが係合した状態と、溝202bと位置決め突起203bの係合が解除された状態とが切り替えられる。
シートSの搬送方向について、係合突起203aと長穴202aは、溝202bと位置決め突起203bの上流側に位置する。第二搬送ガイド部203を移動させる際には、図2における第二搬送ガイド部203の被押圧部としての取っ手部203cをA2の方向に押すことで移動させることができる。第二搬送ガイド部203を所定の方向(反対方向)に沿って移動させることで、溝202bと位置決め突起203bの係合が解除され、第一搬送ガイド部202に対する第二搬送ガイド部203の位置決めが解除される。言い換えれば、被押圧部が押されることで、第二搬送ガイド部203は、溝202bと位置決め突起203bの係合が解除される方向に移動する。
そして溝202bと位置決め突起203bとの係合が外れて第二搬送ガイド部203が第一搬送ガイド部202に対して回動することにより、搬送路21が開放される。言い換えれば、第一搬送ガイド部202に対する第二搬送ガイド部203の位置決めが解除され、溝202bと位置決め突起203bとの係合が外れて前記第二搬送ガイド部が前記第一搬送ガイド部に対して回動することにより、搬送路21が開放される。
搬送路21を開く際の、溝202bと位置決め突起203bとの係合に関してより詳しく説明する。ユーザが取っ手部203cをA2の方向に押すことで、図4(a)に示すように、位置決め突起203bは、溝202bの第一ガイド部202b1を上る。このとき、図4(b)に示したように、係合突起203aは、長穴202a内で図中左方向に移動する。そのまま取っ手部203cをA2の方向に押し込むことで、図5(a)、(b)、図6(a)、(b)に示すように、係合突起203aと長穴202aが係合した状態で、位置決め突起203bは、第一ガイド部先端部202b6を乗り越える。そして、位置決め突起203bは図6(a)におけるB方向に移動し第二搬送ガイド部203が開く。
次に搬送路21を閉じる動作について説明する。図7に示す開いた状態の第二搬送ガイド部203をユーザが持ち上げた後、溝202bと位置決め突起203bが係合して第一搬送ガイド部202に対して第二搬送ガイド部203が位置決めされ、搬送路21が閉じられる。このとき図8、図9に示すように、係合突起203aの長穴202aに対する位置によって、位置決め突起203bの回動軌跡L1及びL2は異なる。
図8のように第二搬送ガイド部203をシートSの搬送方向に引き出した状態で持ち上げた場合、係合突起203aは、長穴202aの一方の端部に位置し、位置決め突起203bは第四ガイド部202b4(図10(a))に突き当たる。また図9のように第二搬送ガイド部203を反対方向に押し込んだ状態で持ち上げた場合、係合突起203aは、長穴202aの他方の端部に位置し、位置決め突起203bは図11(a)に示す第三ガイド部202b3に当たる。
図10(a)、(b)のように、係合突起203aが長穴202aの一方の端部に位置し、位置決め突起203bが第四ガイド部202b4に当たった状態で第二搬送ガイド部203が持ち上げられた場合、位置決め突起203bは第四ガイド部202b4に沿って矢印A3方向に持ち上げられ、図11(a)に示した第三ガイド部202b3に当たる。このとき、第二搬送ガイド部203は、位置決め位置から解除位置に向かう方向に移動する。
図11(a)、(b)のように、係合突起203aが長穴202aと係合した状態で、第三ガイド部202b3に当たった位置決め突起203bは、第三ガイド部202b3に沿って矢印A4方向に持ち上げられる。このとき、第二搬送ガイド部203は、解除位置から位置決め位置に向かう方向に移動する。その後、第二搬送ガイド部203が持ち上げられ続けると、図12(a)、(b)に示すように、係合突起203aが長穴202aと係合した状態で、位置決め突起203bは、溝202bの突き当て面202b5に到達する。そのとき位置決め突起203bの軸中心203b1は、図13に示すように溝202bの第一ガイド部先端部202b6より距離L3だけ搬送方向下流側となるように構成している。
さらに図13に示すように、位置決め突起203bが溝202bの突き当て面202b5に当たったとき、図14に示すように、位置決め突起203bの軸中心203b1に作用する再給紙ローラばね18cの反力の向きを示す矢印A5-2が範囲Wと重なる。そのため、ユーザが位置決め突起203bを突き当て面202b5まで持ち上げた状態で力を緩めると、位置決め突起203bは、溝202bに位置決めされ両面搬送部201は閉じた状態となる。
なお、本実施例において範囲Wは、位置決め突起203bの軸中心203b1と第一ガイド部先端部202b6を結んだ線と、位置決め突起203bの軸中心203b1を通る溝202bの第二ガイド部202b2の垂線の範囲である。
第一搬送ガイド部202に対して第二搬送ガイド部203が位置決めされた状態では、位置決め突起203bの2つの部分(2つの当接部)が、第一搬送ガイド部202の一部(溝部202bを形成する部分)に当接する。反力A5―2は、位置決め突起203bの2つの当接部が、第一搬送ガイド部202の一部(溝部202bを形成する部分)に押し付けられるように作用する。
また図15に示したように、第二搬送ガイド部203の取っ手部203cには、ユーザに操作を促すイラストや文字を記載したラベル203c1を取り付けることで、視認性と操作性を向上させることが可能である。
このように、係合突起203aと長穴202aが係合した状態で、第二搬送ガイド部203は、第一搬送ガイド部202に対して、所定の方向に沿って位置決め位置と解除位置とに移動可能である。
図3に示すように、第二搬送ガイド部203が第一搬送ガイド部202に対して位置決め位置にあるとき、第一搬送ガイド部202に対して第二搬送ガイド部203が位置決めされている。この状態では、溝202bと位置決め突起203bが係合しており、第二搬送ガイド部203が第一搬送ガイド部202に対して開き方向に回動することが規制されている。つまり、係合突起203aを中心とした開き方向について、第一搬送ガイド部202の一部が、第二搬送ガイド部203の一部の下流にある。
また、第二搬送ガイド部203が第一搬送ガイド部202に対して位置決め位置にあるとき、シートSを搬送することができるように、第一両面搬送ローラ17bと第二両面搬送ローラ17aとが当接する。さらに、第一搬送ガイド部202と第二搬送ガイド部203が搬送路21を形成する。
一方、図6(a)、(b)に示すように、第二搬送ガイド部203が第一搬送ガイド部202に対して解除位置にあるとき、係合突起203aと長穴202aが係合し、溝202bと位置決め突起203bの係合が外れている。この状態では、第二搬送ガイド部203が第一搬送ガイド部に対して開き方向に回動することが許容される。係合突起203aと長穴202aが係合した状態で、第二搬送ガイド部203が第一搬送ガイド部202に対して解除位置から開き方向に回動することで、搬送路21が開放される。
係合突起203aと長穴202aが係合した状態で、第二搬送ガイド部203が第一搬送ガイド部202に対して所定の方向に沿って移動することで、溝202bと位置決め突起203bの係合が外れる。そして、第一搬送ガイド部202に対する第二搬送ガイド部203の位置決めも解除される。この所定の方向は、位置決め位置から解除位置に向かう方向と呼ぶことができる。また、第二搬送ガイド部203が位置決め位置から解除位置に移動するときに、第二両面搬送ローラ17aは第一両面搬送ローラ17bに対して移動する。より具体的には、第二両面搬送ローラ17aは、第一両面搬送ローラ17bの回転軸線方向に交差する方向に移動する。また、第二搬送ガイド部203が解除位置にあるとき、第二両面搬送ローラ17aは第一両面搬送ローラ17bから離れている。
本実施例においては第二搬送ガイド部203を第一搬送ガイド部202及び装置本体に対して動かす構成としたが、第一搬送ガイド部202が第二搬送ガイド部203に対して動く構成であっても良い。
以上のように、第二搬送ガイド部203自体を第一搬送ガイド部202に対して動かすことによって、第一搬送ガイド部202に対する第二搬送ガイド部203の位置決めを解除し、第一搬送ガイド部202に対して第二搬送ガイド部203を回動することができる。第二搬送ガイド部203自体を第一搬送ガイド部202に対して動かすことによってガイド部の位置決めを解除することで、別部材のロックを解除する必要がなく、ユーザビリティが良い。また、ロック部材を別に設ける必要がないためにコストダウン、および小型化も図れる。さらに部品点数を削減することで公差の影響を受けにくく、第一搬送ガイド部202に対する第二搬送ガイド部203の位置決め精度も高くなる。
第2の実施例について図16から図24を用いて説明する。図18から図20、図23から図24は第一係合部、第一被係合部、第二係合部、第二被係合部の少なくとも何れか一つを含む拡大図である。
実施例1と同様の構成および機能についての説明は省略し、本実施例の特徴部分について主に説明する。本実施例における画像形成装置は、図17に示すように第二搬送ガイド部303をA1方向に付勢する付勢部材としての付勢ばね304を有している。
<両面搬送部>
図17に示すように、第二搬送ガイド部303の搬送方向上流側に設けられた係合突起303aは、第一搬送ガイド部302の長穴302aに保持される。また、第二搬送ガイド部303のばね保持部303dと第一搬送ガイド部302のフレームばね保持部302cの間には、第二搬送ガイド部303を、シートSの搬送方向に向かって付勢する付勢部材としての付勢ばね304が設けられている。付勢ばね304が第二搬送ガイド部303を付勢する方向は、位置決め突起303bが溝302bによって位置決めされる状態となる方向と言い換えることもできる。
本実施例においても、第二搬送ガイド部303を所定の方向(反対方向)に沿って移動させることで、溝302bと位置決め突起303bの係合が解除され、第一搬送ガイド部302に対する第二搬送ガイド部303の位置決めが解除される。付勢ばね304が第二搬送ガイド部303を付勢する方向は、当該所定の方向と反対の方向ということができる。
図18(a)に示すように、第二搬送ガイド部303には、第一再給紙ローラ18aとニップを形成する第二再給紙ローラ18bに押圧力を与える再給紙ローラばね18cの反力A5-3が加わっている。さらに付勢ばね304の付勢力A6と、第二搬送ガイド部303の自重による重力A7の3つの力が働いている。図18(b)に示すように、位置決め突起303bが溝部302bに保持されるとき、位置決め突起303bの軸中心303b1に作用する合力Cの向きを示す矢印が範囲Xと重なる。
その結果、位置決め突起303bが、溝部302bにより確実に位置決めされる。第一搬送ガイド部302に対して第二搬送ガイド部303が位置決めされ、位置決め突起303bが溝部302bと係合した状態では、位置決め突起303bは、第一搬送ガイド部302の当接面302b1と当接面302b2とに当接する。範囲Xは、位置決め突起303bと当接面302b1が当接する点と軸中心303b1を結んだ線と、位置決め突起303bと当接面302b2が当接する点と軸中心303b1を結んだ線の間の範囲である。第一搬送ガイド部302に対して第二搬送ガイド部303が位置決めされた状態では、位置決め突起303bの2つの部分(2つの当接部)が、第一搬送ガイド部302の一部(溝部302bを形成する部分)に当接する。反力A5―3は、位置決め突起303bの2つの当接部が、第一搬送ガイド部302の一部(溝部302bを形成する部分)に押し付けられるように作用する。また、合力Cは、位置決め突起303bの2つの当接部が、第一搬送ガイド部302の一部(溝部302bを形成する部分)に押し付けられるように作用する。
第二搬送ガイド部303を開く動作について説明する。第二搬送ガイド部303は取っ手部303cを有しており、この取っ手部303cによって、図16のように、第二搬送ガイド部303を矢印A2方向に向けて押し込むことが可能な構成となっている。
第二搬送ガイド部303をA2方向に押し込むことで、図19(a)に示すように位置決め突起303bは、溝部302bの当接面302b2からシートSの搬送方向について上流側に移動する。このとき、図19(b)に示したように、係合突起303aは、長穴302a内で上流側に移動する。その後、図20(a)のように、第二搬送ガイド部303の位置決め突起303bは第一ガイド部先端部302b4を通過する。
このとき第二搬送ガイド部303には、図20(a)、(b)、(c)に示すように、操作力A8、付勢力A6の他に第二搬送ガイド部303の自重A7が働いている。これら3つの力の合力Dによって、第二搬送ガイド部303は、図21に示すような開いた状態となる。
次に第二搬送ガイド部303を閉じる動作について説明する。図21に示した開いた状態の第二搬送ガイド部303を持ち上げる際、図22に示すように、係合突起303aは、長穴302aに対して移動できる。L4は位置決め突起303bの回動軌跡を表す。図22のように第二搬送ガイド部303は付勢ばね304の付勢力A6により搬送方向下流側に付勢された状態から持ち上げられる。
このとき位置決め突起303bは、図23(a)、(b)のように、係合突起303aが長穴302aに係合した状態で、回動軌跡L4で溝部302bの第五ガイド部302b3に当たる。さらに図23(a)のように第二搬送ガイド部303には、第二搬送ガイド部303を持ち上げる操作力A9が働いており、第二搬送ガイド部303は自重A7に抗しながら第五ガイド部302b3に沿って矢印A3方向に持ち上げられる。
その後、図24(a)、(b)のように、係合突起303aが長穴302aに係合した状態で、第二搬送ガイド部303の位置決め突起303bは第一ガイド部先端部302b4を通過する。このとき、第二搬送ガイド部303には、操作力A9、自重A7の他に付勢ばね304の付勢力A6が働いており、この付勢力A6によって位置決め突起303bは、図24(c)に示した合力E方向に移動する。
図24(d)に示すように、合力E方向に移動した位置決め突起303bは、操作力A9を必要とせず、付勢力A6と自重A7の合力E‘によって当接面302b1に沿って移動し、先に述べた合力Cにより、溝部302bに位置決めされる。
このように、係合突起303aと長穴302aが係合した状態で、第二搬送ガイド部303は、第一搬送ガイド部302に対して、所定の方向に沿って位置決め位置と解除位置とに移動可能である。
図17に示すように、第二搬送ガイド部303が第一搬送ガイド部302に対して位置決め位置にあるとき、第一搬送ガイド部302に対して第二搬送ガイド部303が位置決めされている。この状態では、溝302bと位置決め突起303bが係合しており、第二搬送ガイド部303が第一搬送ガイド部302に対して開き方向に回動することが規制されている。つまり、係合突起303aを中心とした開き方向について、第一搬送ガイド部302の一部が、第二搬送ガイド部303の一部の下流にある。
また、第二搬送ガイド部303が第一搬送ガイド部302に対して位置決め位置にあるとき、シートSを搬送することができるように、第一両面搬送ローラ17bと第二両面搬送ローラ17aとが当接する。さらに、第一搬送ガイド部302と第二搬送ガイド部303が搬送路21を形成する。
一方、図20(a)、(b)に示すように、第二搬送ガイド部303が第一搬送ガイド部302に対して解除位置にあるとき、係合突起303aと長穴302aが係合し、溝302bと位置決め突起303bの係合が外れている。この状態では、第二搬送ガイド部303が第一搬送ガイド部に対して開き方向に回動することが許容される。係合突起303aと長穴302aが係合した状態で、第二搬送ガイド部303が第一搬送ガイド部302に対して解除位置から開き方向に回動することで、搬送路21が開放される。
係合突起303aと長穴302aが係合した状態で、第二搬送ガイド部303が第一搬送ガイド部302に対して所定の方向に沿って移動することで、溝302bと位置決め突起303bの係合が外れる。そして、第一搬送ガイド部302に対する第二搬送ガイド部303の位置決めも解除される。この所定の方向は、位置決め位置から解除位置に向かう方向と呼ぶことができる。また、第二搬送ガイド部303が位置決め位置から解除位置に移動するときに、第二両面搬送ローラ17aは第一両面搬送ローラ17bに対して移動する。より具体的には、第二両面搬送ローラ17aは、第一両面搬送ローラ17bの回転軸線方向に交差する方向に移動する。また、第二搬送ガイド部303が解除位置にあるとき、第二両面搬送ローラ17aは第一両面搬送ローラ17bから離れている。
さらに、付勢ばね304は、第二搬送ガイド部303を、解除位置から位置決め位置に向かう方向に付勢する。
上述したように、付勢ばね304によって、押圧方向に抗する向きに付勢力A6が与えられると、第一ガイド部先端部302b4を通過した後の操作力A9を省略し、位置決め突起303bを溝部302bに保持させることが可能である。本実施例によれば、ユーザの操作を簡素化させ、ユーザビリティの優れた搬送ガイド部を有する画像形成装置を提供することが可能である。
また、図25は実施例3の構成を示した側面図である。図25(a)は、第二搬送ガイド部403を閉じた状態、(b)は第二搬送ガイド部403が開かれた状態を示す。図25に示したように、第二搬送ガイド部403に第一被係合部としての長穴403a、第二被係合部としての溝部403bが設けられ、第一搬送ガイド部402に第一係合部としての係合突起402a、第二係合部としての位置決め突起402bが設けられる。
なお、第一係合部が第一突起部、第一被係合部が第一突起部が係合する長穴であり、第二被係合部が第二突起部、第二係合部が第二突起部が係合する溝部であってもよい。また、第一被係合部が第一突起部、第一係合部が第一突起部が係合する長穴であり、第二係合部が第二突起部、第二被係合部が第二突起部が係合する溝部であってもよい。また溝部はV字形状でなく、半円形状等であっても良い。また、長穴は溝形状であってもよい。
つまり、第一係合部と第一被係合部のいずれか一方が突起部、他方が当該突起部が係合する長穴であってよい。また、第二係合部と第二被係合部のいずれか一方が突起部、他方が当該突起部が係合する溝部であってよい。これは、実施例2の構成においても同様である。
実施例4について図26から図32を用いて説明する。なお、本実施例において、前述した第1の実施例で説明したものと同じ構成には同一の符号を示す。また、第1の実施例と同様の構成および機能についての説明は省略し、本実施例の特徴部分について主に説明する。
図26は実施例4における画像形成装置102の断面図である。図26は転写部を開放する構成を示した図である。このようにシートSの再搬送を行う搬送路が上下方向に延びている場合においても実施例1~3で示したように搬送路を開放することができる。より具体的には搬送ガイドを上下方向に移動させることで搬送ガイドの位置決めを解除し、搬送ガイドを回動させることで搬送路を開放することができる。搬送ガイドの係合方法等は実施例1~3で示したものと同様の方法を用いれば良い。
本実施例において、画像形成装置102は、第1の実施例の画像形成装置101とはシートSの搬送路が異なる。本実施例の画像形成装置102は、第1ローラとしての感光ドラム2と、第2ローラとして、感光ドラム2に当接可能な転写ローラ8を有する。給紙カセット5から給紙ローラ4により給紙されたシートSが、鉛直方向に関して上方にあるレジストローラ対7と、転写部501、定着装置9を通り、排紙ローラ13と排紙コロ14により排紙トレイ16へ排出される。このような場合、ジャム処理や転写ローラ8の交換のため、転写部501が開閉される。
<転写部>
図27から図28を用いて、図26の転写部501の構成について説明する。図27は、転写部501の概略断面図であり、図28は第二搬送ガイド部503の搬送路両端に設けられた第二搬送ガイド部503の固定方法を示した概略側面図である。図中の矢印F1は、シートSの搬送方向を示す。
図28に示すように、第二搬送ガイド部503の搬送方向上流側に設けられた係合突起503aは、第一搬送ガイド部502の長穴502aに保持され、下流側に設けられた位置決め突起503bは溝部502bに保持される。このとき、図27に示すように、ドラム2とニップを形成する転写ローラ8に押圧力を与える転写ローラばね8aの反力により、位置決め突起503bは、溝部502bに位置決めされる。
また、本実施例における画像形成装置102において、開閉可能な第二搬送ガイド部503を除いた装置本体103が第一搬送ガイド部502及び第一ローラとしての感光ドラム2を有している。第一搬送ガイド部502は、装置本体103のフレームに備えられ、溝部502b及び長穴502aが設けられている。つまり、装置本体103は第一搬送ガイド部502を有する。
第二搬送ガイド部503を開く動作について説明する。第二搬送ガイド部503を開く際には図26で示したドア19を開き(破線の状態にする)、図27に示した第二搬送ガイド部503の取っ手部503cに矢印F2の方向に力を加える。すると図29に示すように、位置決め突起503bは、溝部502bの第一ガイド部502b1を上り、第一ガイド部先端部502b6を乗り越える。そして、位置決め突起503bが図30に示すように破線矢印のG方向に移動し第二搬送ガイド部503が開いた状態となる。
次に図31を用いて第二搬送ガイド部503を閉じる動作について説明する。開いた状態の第二搬送ガイド部503を持ち上げる際、係合突起503aは、長穴502aに対し、シートSの搬送方向に沿って移動できる。図31(a)のように、係合突起503aが長穴502aの下端にある状態で、第二搬送ガイド部503を閉じると、位置決め突起503bは回動軌跡L5で第四ガイド部502b4に当たる。
この状態からユーザが第二搬送ガイド部503を閉じる方向(矢印F6)に押すと、位置決め突起503bは第四ガイド部502b4に沿って矢印F3方向に移動し、第三ガイド部502b3に当たる。
次に図31(b)のように、係合突起503aが長穴502aの上端にある状態で、第二搬送ガイド部503を閉じると、位置決め突起503bは回動軌跡L6で第三ガイド部502b3に当たる。この状態から第二搬送ガイド部503が閉じる方向(矢印F6)に押されると、位置決め突起503bは、第三ガイド部502b3に沿って矢印F4方向に移動する。その後、図32(a)に示すように位置決め突起503bが溝部502bの突き当て面502b5に到達する。
ここで本実施例において、図32に示すように位置決め突起503bの軸中心503b1は第一ガイド部先端部502b6より距離L7だけ搬送方向上流側となるように構成している。するとこの状態でユーザが第二搬送ガイド部503を離したとき、位置決め突起503bは溝部502bに位置決めされる。
また、図32(a)に示すように、位置決め突起503bが溝部502bの突き当て面502b5に当たったとき、位置決め突起503bの軸中心503b1に作用する転写ローラ8の反力の向きを示す矢印F5-2が範囲Wに重なる。範囲Wは、位置決め突起503bの軸中心503b1と第一ガイド部先端部502b6を結んだ線から、位置決め突起503bの軸中心503b1を通る第二ガイド部502b2の垂線の範囲である。
本実施例の構成とすることで、第二搬送ガイド部503を装置本体103に直接位置決めすることが可能となる。また、安価で小型化でき、ユーザビリティ、取付け位置精度の優れた搬送ガイド部を有する画像形成装置を提供することが可能である。
1 プロセスカートリッジ
2 感光ドラム
3 スキャナユニット
4 給紙ローラ
5 給紙カセット
6 搬送ローラ対
7 レジストローラ対
8 転写ローラ
9 定着装置
10 加熱ローラ
11 加圧ローラ
11 搬送ローラ対
12 両面フラッパ
13 排紙ローラ
14 排紙コロ
15 反転コロ
16 排紙トレイ
101 画像形成装置
202a 長穴
202b 溝部
203a 係合突起
203b 位置決め突起
302a 長穴
302b 溝部
303b 位置決め突起
304 付勢ばね
402a 係合突起
402b 位置決め突起
403a 長穴
403b 溝部
502a 長穴
502b 溝部
503a 係合突起
503b 位置決め突起

Claims (17)

  1. シートに画像を形成する画像形成装置であって、
    第一ローラと、第一係合部と、第二係合部と、を有する第一搬送ガイド部と、
    第二ローラと、前記第一係合部と係合する第一被係合部と、前記第二係合部に係合する第二被係合部と、を有する第二搬送ガイド部と、
    を有し、
    前記第一搬送ガイド部に対して前記第二搬送ガイド部が所定位置に位置決めされた状態で、前記第一搬送ガイド部と前記第二搬送ガイド部はシートが搬送される搬送路を形成し、前記第一ローラと前記第二ローラは、シートを搬送することが可能なように互いに当接し、
    前記第一係合部と前記第一被係合部が係合した状態で、前記第二搬送ガイド部は、前記第二係合部と前記第二被係合部の係合が外れ、前記第一搬送ガイド部に対する前記第二搬送ガイド部の位置決めが解除されるように、前記第一搬送ガイド部に対して所定の方向に沿って移動可能であって、
    前記第一係合部と前記第一被係合部が係合し、前記第一搬送ガイド部に対する前記第二搬送ガイド部の位置決めが解除された状態で、前記第二搬送ガイド部は、前記搬送路が開放されるように前記第一搬送ガイド部に対して開き方向に回動可能である、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第一係合部と前記第一被係合部が係合した状態で、前記第二搬送ガイド部は、前記第一搬送ガイド部に対して、位置決め位置と解除位置とに移動可能であり、
    前記第二搬送ガイド部が前記位置決め位置にあるとき、前記第一搬送ガイド部に対して前記第二搬送ガイド部が位置決めされ、前記第二搬送ガイド部が前記第一搬送ガイド部に対して前記開き方向に回動することが規制され、
    前記第二搬送ガイド部が前記解除位置にあるとき、前記第二搬送ガイド部が前記第一搬送ガイド部に対して前記開き方向に回動することが許容されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第二搬送ガイド部が前記位置決め位置から前記解除位置に移動するときに、前記第二ローラは前記第一ローラに対して移動することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第二搬送ガイド部を、前記解除位置から位置決め位置に向かう方向に付勢する付勢部材を有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記第二搬送ガイド部は被押圧部を有し、前記被押圧部が押圧されることで、前記第二搬送ガイド部は前記第二被係合部と前記第二係合部の係合が解除される方向に移動することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記第二係合部は、前記第二被係合部を介して前記第二搬送ガイド部の自重を受けるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記第二被係合部が前記第二係合部によって位置決めされる状態となる方向に向かって前記第二搬送ガイド部を付勢する付勢部材を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記第一被係合部は突起部であって、前記第一係合部は前記突起部が係合する長穴であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 前記第一被係合部は長穴であって、前記第一係合部は前記長穴に係合する突起部であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前記第二被係合部もしくは前記第二係合部は突起部であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  11. 前記第一搬送ガイド部はシートを搬送可能な第三ローラを有し、前記第二搬送ガイドは前記第三ローラと当接しシートを搬送可能な第四ローラを有し、前記第四ローラを前記第三ローラに付勢するローラ付勢部を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  12. 前記搬送路は片面に画像が形成されたシートが搬送される搬送路であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  13. 前記第二搬送ガイド部は、前記第一搬送ガイド部に対して自重で前記開き方向に回動することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  14. 前記第二搬送ガイドが回動し、前記搬送路が開放された状態において、前記第一ローラと前記第二ローラが離間していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  15. 前記第二搬送ガイド部が前記所定の方向に沿って移動をすることで前記第一ローラと前記第二ローラが離間をすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  16. 前記第一搬送ガイド部を有する装置本体を有し、
    前記第一ローラは感光ドラムであり、前記第二ローラは前記感光ドラムと当接可能な転写ローラであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  17. 前記所定の方向は、シートの搬送方向の反対の反対方向であることを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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