JP2023042846A - 画像形成装置及び定着ユニット - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、画像形成装置及び定着ユニットに関する。
従来、高温となる定着部と、定着部を囲う定着フレームと、を備える画像形成装置が知られている。この種の定着フレームは、シートが通過する開口部を有するのが一般的である。特許文献1には、ユーザが外装の開閉部材を開いた際にユーザの指が定着フレームの開口部を通じて定着部に触れないように、定着フレームの開口部を開閉するシャッタを備える画像形成装置が開示されている。
しかし、特許文献1に記載のシャッタは、開口部を閉じる閉位置に向かって付勢されているため、シャッタを開く際には、開閉部材と連動する連動部材でシャッタを移動させなければならない。このため、シャッタを開く際に、連動部材や開閉カバーの製造公差により、シャッタを高精度に位置決めするのが困難であった。
本発明は、シャッタを開く際にシャッタを高精度に位置決め可能な画像形成装置及び定着ユニットを提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、シートにトナー像を形成する画像形成部と、トナー像が形成されたシートを加熱及び加圧してトナー像をシートに定着させる定着部と、前記定着部に向けて搬送されるシートが通過可能な開口部を開く開位置と前記開口部を閉じる閉位置とに移動可能に設けられるシャッタと、前記シャッタを前記開位置に向けて付勢する付勢部と、前記付勢部により前記開位置に向けて付勢された前記シャッタが突き当たることで前記シャッタを前記開位置に位置決めする突き当て部と、を備える、ことを特徴とする。
本発明の定着ユニットは、トナー像が形成されたシートを加熱及び加圧してトナー像をシートに定着させる定着部と、前記定着部に向けて搬送されるシートが通過可能な開口部を開く開位置と前記開口部を閉じる閉位置とに移動可能に設けられるシャッタと、前記シャッタを前記開位置に向けて付勢する付勢部と、前記付勢部により前記開位置に向けて付勢された前記シャッタが突き当たることで前記シャッタを前記開位置に位置決めする突き当て部と、を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、シャッタを開く際にシャッタを高精度に位置決めすることができる。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置の一例であるプリンタ100の縦断面を示す概略図である。プリンタ100は、モノクロのトナー像を形成する電子写真方式のレーザビームプリンタである。
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置の一例であるプリンタ100の縦断面を示す概略図である。プリンタ100は、モノクロのトナー像を形成する電子写真方式のレーザビームプリンタである。
プリンタ100は、装置本体101と、装置本体101を覆う外装102と、を備える。装置本体101は、本体フレーム110と、シートSを給送するシート給送部120と、シート給送部120によって給送されたシートSを搬送する搬送ローラ対130と、を有する。また、装置本体101は、搬送ローラ対130に搬送されたシートSにトナー像を形成する画像形成部140と、シートSに形成されたトナー像を定着させる定着部300を含む定着ユニット150と、を有する。また、装置本体101は、シートSを排出トレイ161に排出可能な排出ローラ対160を有する。シートSは、普通紙や封筒等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用のプラスチックフィルム(OHT)、布などの記録媒体を含む。
外装102の少なくとも一部、第1実施形態では外装102の上部の一部が、開閉部材の一例である開閉カバー103である。開閉カバー103は、本体フレーム110に対して上下方向に開閉可能に支持されている。
本体フレーム110は、不図示の一対の側板を含む、板金で構成された枠体である。本体フレーム110は、シート給送部120、搬送ローラ対130、画像形成部140、定着ユニット150及び排出ローラ対160を、直接的又は不図示の部材を介して間接的に支持している。
プリンタ100に画像形成ジョブが出力されると、プリンタ100に接続された外部のコンピュータ等から入力された画像情報に基づいて、画像形成部140による画像形成プロセスが開始される。画像形成部140は、カートリッジの一例であるプロセスカートリッジ200と、露光部の一例であるレーザスキャナ250と、転写部の一例である転写ローラ202と、を有する。
プロセスカートリッジ200は、本体フレーム110に対し、不図示のガイドに沿って挿抜可能に挿入される。プロセスカートリッジ200は、本体フレーム110に挿入される際、不図示の押圧部材により付勢されることで、不図示の突き当て部に突き当てられ、本体フレーム110に対して位置決めされる。
本実施形態では、開閉カバー103を開くことで、プロセスカートリッジ200を外部に露出させることができ、ユーザによるプロセスカートリッジ200の挿抜操作が可能となる。プロセスカートリッジ200は、像担持体としての感光体ドラム201と、感光体ドラム201の周りに配置された不図示の帯電ユニット及び不図示の現像ユニットと、を有する。
感光体ドラム201の長手方向の一対の端部は、プロセスカートリッジ200の筐体に回転可能に支持されている。不図示の駆動モータの駆動力が不図示の駆動伝達機構を介して感光体ドラム201の一方の端部に伝達されることで、感光体ドラム201は、図1中の矢印A方向に回転駆動される。
感光体ドラム201の表面は、有機光導電体層となっており、帯電ユニットの不図示の帯電ローラに帯電バイアスが印加されることにより、一様に帯電させられる。レーザスキャナ250は、入力された画像情報に基づいて、感光体ドラム201に向けてレーザ光を照射する。レーザスキャナ250から発せられたレーザ光により感光体ドラム201の表面が露光され、感光体ドラム201の表面に静電潜像が形成される。静電潜像が形成された感光体ドラム201の表面には、不図示の現像ユニットによってトナーが付着させられることで静電潜像が現像される。これにより、感光体ドラム201の表面には、モノクロのトナー像が形成される。
上述の画像形成プロセスに並行して、シート給送部120からはシートSが給送される。シート給送部120は、不図示の給送トレイ、中板121、ピックアップローラ122、給送ローラ123及び分離ローラ124を有する。中板121は、不図示の給送トレイに昇降可能に支持されており、不図示の中板昇降機構によって上方に押圧される。中板121が不図示の中板昇降機構によって押し上げられることにより、中板121上に積載されているシートSの下流端がピックアップローラ122に押し付けられる。その状態において、ピックアップローラ122は、中板121上に積載されたシートSのうち最上位のシートSを、給送ローラ123に給送する。給送ローラ123は、不図示の駆動モータ及び不図示の駆動伝達機構により所定のタイミングで駆動され、ピックアップローラ122に給送されたシートSを搬送ローラ対130に搬送する。ピックアップローラ122により複数のシートSが給送された場合、複数のシートSは分離ローラ124により分離され、最上位の1枚のシートSのみが搬送ローラ対130に搬送される。
搬送ローラ対130に搬送されたシートSは、搬送ローラ対130によって感光体ドラム201と転写ローラ202とが当接する転写ニップに搬送される。転写ニップに搬送されたシートSには、転写ローラ202に所定のバイアスが印加されることにより、感光体ドラム201上のトナー像が転写される。
定着ユニット150は、定着部300を支持する定着フレーム310を有する。定着フレーム310は、本体フレーム110に取り付け固定されることで、本体フレーム110に支持される。これにより、定着ユニット150は、本体フレーム110に対して取り付け及び取り外し可能となり、プリンタ100の組立性やメンテナンス性が向上する。
定着フレーム310は、転写ローラ202と対向する前側部311と、排出ローラ対160と対向する上部312と、を有する。定着フレーム310の前側部311には、シートSが通過可能な開口部H1が形成されている。転写ローラ202と定着フレーム310の開口部H1との間には、略水平方向に延びる搬送ガイド170が配置されている。トナー像が転写されたシートSは、搬送ガイド170によって定着ユニット150に案内され、開口部H1を通じて定着部300に導かれる。
定着部300は、加熱ローラ301及び加圧ローラ302を有する。加熱ローラ301は、ハロゲンランプやセラミックヒータ等の発熱体や誘導加熱方式の発熱機構などの熱源によって加熱される。加熱ローラ301と加圧ローラ302とが当接することにより定着ニップNが形成される。トナー像が転写されたシートSは、定着部300の定着ニップNに挟持搬送されることで、所定の熱及び所定の圧力が付与される。これにより、トナー像がシートS上に溶融固着(定着)され、シートS上に画像が形成される。
定着フレーム310の上部312には、シートSが通過可能な開口部H2が形成されている。定着フレーム310の開口部H2と排出ローラ対160の間には、略垂直方向に延びる搬送ガイド181,182が配置されている。定着部300により画像が形成されたシートSは、開口部H2を通じて定着フレーム310の外部に搬送され、搬送ガイド181,182に案内されて排出ローラ対160へ導かれ、排出ローラ対160によって排出トレイ161上に排出される。
なお、第1実施形態のプリンタ100は、シートSの第1面に画像を形成する片面印刷のみが可能な構成であるが、シートSの第1面と第2面の両方に画像を形成する両面印刷が可能な構成であってもよい。即ち、シート搬送方向における定着部300の下流に両面搬送路を設け、第1面に画像形成されたシートSを両面搬送路によって再び転写ニップに案内するように構成してもよい。
また、定着部300が、加熱ローラ301を有する場合について説明したが、これに限定するものではなく、加熱ローラ301の代わりに、不図示のヒータを内蔵する、可撓性のスリーブで構成された定着フィルムを有してもよい。
ここで、開閉カバー103を開き、かつプロセスカートリッジ200を本体フレーム110から引き抜くと、転写ローラ202、搬送ガイド170、定着フレーム310の前側部311が露出される。これにより、ユーザは、プリンタ100の内部においてジャムしたシートを取り除くのが容易となる。
図2は、第1実施形態に係る定着ユニット150の斜視図である。図3(a)及び図3(b)は、第1実施形態に係る定着ユニット150の断面図である。
加熱ローラ301及び加圧ローラ302、特に加熱ローラ301は、不図示のヒータなどの熱源によって加熱されるため、高温となる部分がある。定着フレーム310は、定着部300を囲うように配置されている。定着フレーム310は、例えば板金を有して構成されている。
定着部300の長手方向、即ち加熱ローラ301及び加圧ローラ302の長手方向を、X方向とする。X方向は、シートSの幅方向でもある。定着部300は、定着フレーム310の内部に配置され、定着部300におけるX方向の両端部が定着フレーム310に支持されている。上述したように、定着フレーム310は、シートSが通過可能な2つの開口部H1,H2を有する。開口部H1は、定着フレーム310においてシートSの入口側に形成され、開口部H2は、定着フレーム310においてシートSの出口側に形成されている。
定着フレーム310が定着部300を囲うとは、定着フレーム310が定着部300を密閉するものではなく、定着部300を部分的に覆うことを意味する。即ち、定着フレーム310は、ユーザの手が定着部300の高温部分に触れ難ければ、開口部H1,H2以外にも開口を有していてもよいし、定着部300の一部分を覆っていなくてもよい。例えば図2に示すように、定着フレーム310のX方向の両側部が開放されていてもよい。また、例えばユーザの指が通過しない程度の大きさの開口が定着フレーム310に形成されていてもよい。また、例えば定着フレーム310においてユーザの手が届き難い位置に開口が形成されていてもよい。また、例えば定着フレーム310と本体フレーム110との間に隙間が形成されており、当該隙間を介して定着部300のX方向の端部が定着フレーム310から露出していてもよい。
各開口部H1,H2は、プリンタ100において画像形成可能なシートのうち最大サイズのシートSのX方向の両端部が定着フレーム310に接触せずに通過する大きさに形成されており、本実施形態ではX方向に延びる矩形状の長孔である。なお、開口部H1,H2の形状は、これに限定するものではなく、例えば開口部H1,H2におけるX方向の端部が定着フレーム310におけるX方向の端部まで延びていてもよい。
開閉カバー103を開いた状態、かつプロセスカートリッジ200を本体フレーム110から引き抜いた状態で、開口部H1は、ユーザの手が届き得る位置にあり、開口部H2は、ユーザの手が届き難い位置にある。本実施形態では定着ユニット150は、開口部H1を開閉するシャッタ(以下、「定着シャッタ」という)320を有する。なお、図3(a)には、定着シャッタ320を開いた状態が図示され、図3(b)には、定着シャッタ320を閉じた状態が図示されている。
定着シャッタ320は、開口部H1を開く図3(a)に示す開位置P1と、開口部H1を閉じる図3(b)に示す閉位置P2と、に移動可能に設けられている。ここで、定着シャッタ320が閉位置P2に移動した際に、開口部H1全体が定着シャッタ320で塞がれてもよいが、ユーザの指が入らなければ、開口部H1の一部分が定着シャッタ320で塞がれなくてもよい。例えば、開口部H1におけるX方向の端部が定着シャッタ320で塞がれなくてもよいし、ユーザの指が通過しない程度の大きさの孔やスリットなどの開口が定着シャッタ320に形成されていてもよい。
定着ユニット150は、開位置P1と閉位置P2との間で定着シャッタ320が移動可能に定着シャッタ320を支持するホルダ330を有する。ホルダ330は、定着フレーム310に取り付け固定されている。これにより、定着シャッタ320は、ホルダ330及び定着フレーム310を介して本体フレーム110に支持されている。本実施形態では、定着シャッタ320は、ホルダ330に回動可能(揺動可能)に支持されている。定着シャッタ320は、ホルダ330、即ち定着フレーム310に対して回動することで、開位置P1と閉位置P2との間で移動することができる。具体的に説明すると、定着シャッタ320は、X方向に延びるシャッタ本体321と、シャッタ本体321に設けられた支軸322と、を有する。支軸322は、ホルダ330に回動可能に支持されている。これにより、定着シャッタ320は、支軸322を中心に回動可能にホルダ330に支持されている。
また、定着ユニット150は、付勢部の一例である定着シャッタばね340と、定着シャッタ320が突き当たることで定着シャッタ320を開位置P1に位置決めする突き当て部335と、を有する。定着シャッタばね340は、定着シャッタ320を開位置P1に向けて付勢力F1で付勢するばねであり、本実施形態では、ねじりコイルばねである。定着シャッタばね340のコイル部分が支軸322に設けられ、定着シャッタばね340の一端が定着シャッタ320のシャッタ本体321に当接し、定着シャッタばね340の他端が定着フレーム310に当接している。これにより、定着シャッタ320には、定着シャッタばね340の付勢力F1が作用する。そして、定着シャッタ320は、図3(a)に示すように、定着シャッタばね340の付勢力F1により反時計回りに回動し、突き当て部335に突き当てられる。
突き当て部335は、定着フレーム310に固定されるホルダ330に固定されている。つまり、突き当て部335は、ホルダ330に固定されることで、ホルダ330を介して間接的に定着フレーム310に固定されることになり、ホルダ330及び定着フレーム310を介して間接的に本体フレーム110に固定されることになる。このように、突き当て部335は、定着フレーム310、即ち本体フレーム110に高精度に位置決め固定されている。よって、定着シャッタ320は、高精度に位置決めされた突き当て部335に突き当たることで開位置P1に高精度に位置決めされる。
図3(a)に示すように、定着シャッタ320が定着シャッタばね340の付勢力F1によって開位置P1に移動することで、作像時に、開口部H1を通じて定着部300の定着ニップNを定着フレーム310の外部に露出させることができる。そして、定着シャッタ320のシャッタ本体321が突き当て部335に突き当たることで、定着シャッタ320が開位置P1に高精度に位置決めされる。このため、プリンタ100を大型化することなく、開口部H1においてシートSが通過するのに十分に広いシート搬送路を確保することができる。これにより、作像時に、開口部H1を通じて定着ニップNに導かれるシートSが定着フレーム310や定着シャッタ320に接触するのが抑制される。よって、シートSが開口部H1でジャムしたり、シートSに形成されたトナー像が乱れたりするのが抑制される。
また、定着シャッタ320が支軸322を中心に回動することで開位置P1と閉位置P2とに移動するため、定着シャッタが直動することで開位置と閉位置とに移動する場合と比較して、プリンタ100を小型化することができる。
図3(b)に示すように、定着シャッタ320は、シャッタ本体321におけるX方向の端部に設けられた当接部323を有する。当接部323は、シート搬送路の外側に配置されている。定着フレーム310には、定着シャッタ320が閉位置P2に移動することで定着シャッタ320の当接部323が突き当たる突き当て部336が設けられている。突き当て部336に定着シャッタ320の当接部323が突き当たることで、定着シャッタ320が閉位置P2に高精度に位置決めされる。定着シャッタ320が閉位置P2に移動することで、定着部300の定着ニップNが定着シャッタ320で遮蔽される。
本実施形態では、プリンタ100は、図1に示すように、開閉カバー103の開閉動作と連動して定着シャッタ320を開閉するリンク機構350を備える。リンク機構350は、開閉カバー103の開動作と連動して、定着シャッタばね340の付勢力F1に抗して定着シャッタ320を閉位置P2へ移動させる。
図4は、第1実施形態に係るリンク機構350及び定着ユニット150の斜視図である。図5(a)及び図5(b)は、第1実施形態に係るリンク機構350及び定着ユニット150の断面図である。なお、図5(a)には、定着シャッタ320を開いた状態が図示され、図5(b)には、定着シャッタ320を閉じた状態が図示されている。
リンク機構350は、定着シャッタ320の当接部323と対応する位置に配置されている。リンク機構350は、第1リンク部材の一例である切替リンク351と、第2リンク部材の一例である移動リンク352と、リンク付勢部の一例である切替リンクばね353と、を有する。
切替リンク351は、定着シャッタ320の当接部353から離間する図5(a)に示す離間位置P3と、定着シャッタ320の当接部353に当接する図5(b)に示す当接位置P4と、に移動可能に設けられている。本実施形態では、切替リンク351は、不図示のホルダに回動可能(揺動可能)に支持されている。不図示のホルダは、図1の本体フレーム110に固定されている。切替リンク351が不図示のホルダに対して回動することで離間位置P3と当接位置P4との間で移動することができる。具体的に説明すると、切替リンク351は、リンク本体3511と、リンク本体3511に設けられた支軸3512と、を有する。支軸3512は、不図示のホルダに回動可能に支持されている。これにより、切替リンク351は、支軸3512を中心に回動可能に不図示のホルダに支持されている。
切替リンクばね353は、切替リンク351を当接位置P4に向けて付勢力F2で付勢するばねであり、本実施形態では、ねじりコイルばねである。切替リンクばね353の付勢力F2は、定着シャッタばね340の付勢力F1よりも大きく設定されている。切替リンクばね353は、切替リンク351の支軸3512に設けられている。
移動リンク352は、図1の開閉カバー103の閉動作と連動して、切替リンクばね353の付勢力F2に抗して切替リンク351を離間位置P3へ移動させるリンク部材である。移動リンク352は、不図示のホルダに直動可能に支持されている。不図示のホルダは、図1の本体フレーム110に固定されている。移動リンク352は、不図示のホルダに対して直動することで、切替リンク351に対して当接又は離間することができる。
図5(a)に示すように、移動リンク352は、切替リンク351に当接して切替リンク351を押圧することにより、切替リンク351を切替リンクばね353の付勢力F2に抗して第1方向である反時計回りに回動させて離間位置P3へ移動させる。これにより、定着シャッタ320は、切替リンク351が離間位置P3に位置する際に、定着シャッタばね340によって付勢されることで開位置P1に位置する。即ち、定着シャッタ320は、切替リンク351による規制が解除され、定着シャッタばね340の付勢力F1によって反時計回りに回動して突き当て部335に突き当たり、開位置P1に高精度に位置決めされる。
また、図5(b)に示すように、移動リンク352が切替リンク351から離間することにより、切替リンク351が切替リンクばね353の付勢力F2によって第1方向とは反対の第2方向である時計回りに回動して当接部323に接触する。切替リンクばね353の付勢力F2は定着シャッタばね340の付勢力F1よりも大きい。よって、切替リンク351は、定着シャッタばね340の付勢力F1に抗して切替リンクばね353の付勢力F2によって定着シャッタ320の当接部323を押圧し定着シャッタ320を時計回りに回動させながら、当接位置P4まで移動する。これにより、定着シャッタ320は、切替リンク351が当接位置P4に位置する際に、定着シャッタばね340の付勢力F1に抗して切替リンク351によって押圧されることで閉位置P2に位置する。即ち、定着シャッタ320は、回動する切替リンク351によって当接部323が押圧されることで支軸322を中心に時計回りに回動する。そして、切替リンク351が当接位置P4まで回動することで当接部323が突き当て部336に突き当たり、定着シャッタ320が閉位置P2に高精度に位置決めされる。
図6(a)及び図6(b)は、第1実施形態に係る定着ユニット150、リンク機構350及び開閉カバー103の断面図である。なお、図6(a)には、定着シャッタ320を開いた状態が図示され、図6(b)には、定着シャッタ320を閉じた状態が図示されている。開閉カバー103は、支軸1031を中心に回動可能に本体フレーム110に支持されている。開閉カバー103は、移動リンク352の一端部が嵌合及び離脱可能な凹部1032を有する。
図6(a)に示すように、開閉カバー103が開状態から閉状態となる際、移動リンク352の一端部が開閉カバー103の凹部1032に嵌合することで、移動リンク352が矢印A1方向に移動する。移動リンク352が、開閉カバー103の開動作と連動して矢印A1方向に移動することで切替リンク351に当接し、切替リンクばね353の付勢力F2に抗して切替リンク351を反時計回りに回動させる。これにより、切替リンク351は、定着シャッタ320の当接部323から離間する離間位置P3まで移動する。切替リンク351が定着シャッタ320から離間することで、定着シャッタ320が定着シャッタばね340の付勢力F1によって突き当て部335に突き当てられ、開位置P1に位置決めされる。これにより、定着ニップNが開口部H1から露出する。
また、図6(b)に示すように、開閉カバー103が閉状態から開状態となる際、移動リンク352の一端部が開閉カバー103の凹部1032から離脱することで開閉カバー103に矢印A1方向とは逆の矢印A2方向に押圧される。これにより、移動リンク352が、開閉カバー103の閉動作と連動して矢印A2方向に移動する。移動リンク352が矢印A2方向に移動することで切替リンク351から離間し、切替リンク351が切替リンクばね353の付勢力F2により時計回りに回動する。切替リンク351が定着シャッタばね340の付勢力F1に抗して当接位置P4まで移動することで、定着シャッタ320の当接部323が突き当て部336に突き当たり、閉位置P2に位置決めされる。これにより、定着ニップNが定着シャッタ320で遮蔽される。
以上、第1実施形態によれば、開閉カバー103を閉じることで、リンク機構350の切替リンク351が定着シャッタ320から離間する。定着シャッタ320が定着シャッタばね340の付勢力F1によって開位置P1に向けて付勢されているため、定着シャッタ320が回動して突き当て部335に突き当たり、開位置P1に高精度に位置決めされる。
また、定着シャッタ320を開位置P1に移動させる部材が、定着シャッタ320の支軸322に備えられた定着シャッタばね340である。このため、開閉カバーの閉動作と連動する連動部材で定着シャッタをシート搬送路から退避させる構成と比較して、定着シャッタ320をシート搬送路から退避させるための構成を簡略化でき、プリンタ100の小型化が可能となる。このように、プリンタ100を小型化しても、定着シャッタ320をシート搬送路から確実に退避させることができる。
また、第1実施形態では、切替リンクばね353の付勢力F2は、定着シャッタばね340の付勢力F1より大きく設定されている。ユーザがシートのジャム処理作業やプロセスカートリッジ200の交換作業をするために開閉カバー103を開いた際、装置本体101の内部が露出した状態となる。この状態においては、定着シャッタ320は、定着シャッタばね340の付勢力F1に抗して切替リンクばね353の付勢力F2により、閉位置P2に位置決めされる。このため、ユーザの指が開口部H1を通じて定着部300の高温部分に触れるのが防止される。
また、定着部300に挟持された状態で定着部300の上流側においてシートのジャムが発生した際には、ユーザは開口部H1からシートを引き抜くジャム処理作業を行うことになる。ジャムしたシートをユーザが引き抜く際の引っ張り力に、定着シャッタばね340の付勢力F1が補助することになり、切替リンク351の付勢力F2が減じられ、ジャムしたシートを引き抜くのが容易となる。これにより、定着部300の上流側におけるジャム処理時のユーザビリティが向上する。
[変形例1]
なお、第1実施形態では、ホルダ330が定着フレーム310に取り付け固定される場合について説明したが、これに限定するものではない。図7は、変形例1の定着ユニット150の断面図である。例えば図7に示すように、突き当て部335が固定されたホルダ330が、本体フレーム110に固定されてもよい。また、図示は省略するが、突き当て部335がホルダ330を介さずに直接定着フレーム310に取り付け固定されてもよい。
なお、第1実施形態では、ホルダ330が定着フレーム310に取り付け固定される場合について説明したが、これに限定するものではない。図7は、変形例1の定着ユニット150の断面図である。例えば図7に示すように、突き当て部335が固定されたホルダ330が、本体フレーム110に固定されてもよい。また、図示は省略するが、突き当て部335がホルダ330を介さずに直接定着フレーム310に取り付け固定されてもよい。
[第2実施形態]
第2実施形態に係る画像形成装置の一例であるプリンタについて説明する。図8は、第2実施形態に係る画像形成装置の一例であるプリンタの定着ユニット150、リンク機構350A及び前開閉カバー103Aの斜視図である。図9(a)及び図9(b)は、第2実施形態に係る定着ユニット150、リンク機構350A及び前開閉カバー103Aの断面図である。
第2実施形態に係る画像形成装置の一例であるプリンタについて説明する。図8は、第2実施形態に係る画像形成装置の一例であるプリンタの定着ユニット150、リンク機構350A及び前開閉カバー103Aの斜視図である。図9(a)及び図9(b)は、第2実施形態に係る定着ユニット150、リンク機構350A及び前開閉カバー103Aの断面図である。
第1実施形態では、開閉カバー103の開閉動作と連動して定着ユニット150の定着シャッタ320が開口部H1を開閉する構成について説明した。第2実施形態では、前開閉カバー103Aの開閉動作と連動して定着ユニット150の定着シャッタ320が開口部H1を開閉する構成について説明する。なお、第2実施形態のプリンタにおける前開閉カバー103A及びリンク機構350A以外の構成は、開閉カバー103及びリンク機構350を除いて第1実施形態のプリンタ100の構成と略同一であるため、説明を省略する。
第2実施形態のプリンタは、定着ユニット150と、リンク機構350Aと、前開閉カバー103Aと、を有する。前開閉カバー103Aは、開閉部材の一例である。前開閉カバー103Aは、プリンタの外装の一部であり、外装の前部である。前開閉カバー103Aは、本体フレーム110(図1)に対して開閉可能に支持されている。
定着ユニット150は、第1実施形態において説明した通り、定着部300、定着フレーム310、定着シャッタ320、定着シャッタばね340、ホルダ330、突き当て部335及び突き当て部336を有する。定着シャッタ320の開閉動作は、第1実施形態で説明した通りである。なお、図9(a)には、定着シャッタ320を開いた状態が図示され、図9(b)には、定着シャッタ320を閉じた状態が図示されている。
前開閉カバー103Aは、支軸1031Aを中心に回動可能に本体フレーム110に支持されている。リンク機構350Aは、第1実施形態で説明した通りの構成の、切替リンク351及び切替リンクばね353を有する。切替リンク351は、第1リンク部材の一例であり、切替リンクばね353は、リンク付勢部の一例である。また、リンク機構350Aは、第2リンク部材の一例である移動リンク352Aと、保持リンク354Aと、を有する。
移動リンク352Aは、前開閉カバー103Aの開閉動作と連動して水平方向に直動するリンク部材であり、不図示のホルダに直動可能に支持されている。不図示のホルダは、図1の本体フレーム110に固定されている。移動リンク352Aが不図示のホルダに対して直動することで、切替リンク351に対して当接又は離間することができる。
第2実施形態では、開閉操作される前開閉カバー103Aが保持リンク354Aを介して移動リンク352Aを直動させるように構成されている。保持リンク354Aは、前開閉カバー103Aの支軸1032Aを中心に回動可能に支軸1032Aに支持されている。保持リンク354Aは、長孔3541Aを有する。移動リンク352Aの一端部に設けられたピン3521Aが、保持リンク354Aの長孔3541Aに沿ってスライド可能に保持リンク354Aの長孔3541Aに挿入されている。これにより、前開閉カバー103Aの開閉動作と連動して移動リンク352Aが水平方向に直動される。
図9(a)に示すように、前開閉カバー103Aの閉動作と連動して、移動リンク352Aが矢印A1方向に移動する。矢印A1方向に移動する移動リンク352Aが、切替リンク351に当接し切替リンクばね353の付勢力F2に抗して切替リンク351を離間位置P3へ移動させる。これにより、定着シャッタ320は、切替リンク351が離間位置P3に位置する際に、定着シャッタばね340によって付勢されることで突き当て部335に突き当たり、開位置P1に位置決めされる。即ち、定着シャッタ320は、切替リンク351による規制が解除され、定着シャッタばね340の付勢力F1によって回動して突き当て部335に突き当たり、開位置P1に高精度に位置決めされる。このため、プリンタを大型化することなく、開口部H1においてシートが通過するのに十分に広いシート搬送路を確保することができる。これにより、作像時に、開口部H1を通じて定着ニップNに導かれるシートが定着フレーム310や定着シャッタ320に接触するのが抑制される。よって、シートが開口部H1でジャムしたり、シートに形成されたトナー像が乱れたりするのが抑制される。
また、図9(b)に示すように、前開閉カバー103Aの開動作と連動して、移動リンク352Aが矢印A1方向とは逆の矢印A2方向に移動する。矢印A1方向に移動する移動リンク352Aが切替リンク351から離間することにより、切替リンク351が切替リンクばね353の付勢力F2によって回動する。切替リンクばね353の付勢力F2は定着シャッタばね340の付勢力F1よりも大きい。よって、切替リンク351は、定着シャッタばね340の付勢力F1に抗して切替リンクばね353の付勢力F2によって定着シャッタ320の当接部323を押圧して定着シャッタ320を回動させながら、当接位置P4まで移動する。これにより、定着シャッタ320は、切替リンク351が当接位置P4に位置する際に、定着シャッタばね340の付勢力F1に抗して切替リンク351によって押圧されることで閉位置P2に位置する。即ち、定着シャッタ320は、切替リンク351によって押圧されることで支軸322を中心に回動して突き当て部336に突き当たり、閉位置P2に高精度に位置決めされる。このため、ユーザの指が開口部H1を通じて定着部300の高温部分に触れるのが防止される。
[第3実施形態]
第3実施形態に係る画像形成装置の一例であるプリンタについて説明する。図10は、第3実施形態に係る画像形成装置の一例であるプリンタの定着ユニット150B、リンク機構350B及び後開閉カバー103Bの斜視図である。図11(a)及び図11(b)は、第3実施形態に係る定着ユニット150B、リンク機構350B及び後開閉カバー103Bの断面図である。
第3実施形態に係る画像形成装置の一例であるプリンタについて説明する。図10は、第3実施形態に係る画像形成装置の一例であるプリンタの定着ユニット150B、リンク機構350B及び後開閉カバー103Bの斜視図である。図11(a)及び図11(b)は、第3実施形態に係る定着ユニット150B、リンク機構350B及び後開閉カバー103Bの断面図である。
第1及び第2実施形態では、定着フレームのシート入口側の開口部を開閉する構成について説明した。第3実施形態では、定着フレームのシート出口側の開口部を開閉する構成について説明する。なお、第3実施形態のプリンタにおける定着ユニット150B、後開閉カバー103B及びリンク機構350B以外の構成は、定着ユニット150、開閉カバー103及びリンク機構350を除いてプリンタ100の構成と略同一であるため、説明を省略する。
第3実施形態のプリンタは、定着ユニット150Bと、リンク機構350Bと、後開閉カバー103Bと、を有する。後開閉カバー103Bは、開閉部材の一例である。定着ユニット150Bは、第1実施形態において説明した通りの構成の定着部300を有する。また、定着ユニット150Bは、定着部300を囲う定着フレーム310Bを有する。定着フレーム310Bは、シート入口側の開口部H11と、シート出口側の開口部H12と、を有する。後開閉カバー103Bは、プリンタの外装の一部であり、外装の後部である。後開閉カバー103Bは、支軸1031Bを中心に回動可能に本体フレーム110に支持されている。これにより、後開閉カバー103Bは、支軸1031Bを中心に回動することにより、本体フレーム110(図1)に対して開閉可能となっている。また、後開閉カバー103Bと搬送ガイド181とは、一体に構成されており、搬送ガイド181は、後開閉カバー103Bとともに開閉可能となっている。
後開閉カバー103Bとともに搬送ガイド181を開くと、搬送ガイド181と搬送ガイド182(図1)とで形成されるシート搬送パスを開放することができる。これにより、搬送ガイド181,182においてジャムしたシートを取り除くのが容易となる。そのジャム処理作業の際、ユーザの指が開口部H12を通じて定着部300の高温部分に触れるのを防止するために、第3実施形態の定着ユニット150Bは、開口部H12を開閉する定着シャッタ320Bを有する。なお、図11(a)には、定着シャッタ320Bを開いた状態が図示され、図11(b)には、定着シャッタ320Bを閉じた状態が図示されている。
定着シャッタ320Bは、開口部H12を開く図11(a)に示す開位置P11と、開口部H12を閉じる図11(b)に示す閉位置P12と、に移動可能に設けられている。ここで、定着シャッタ320Bが閉位置P12に移動した際に、開口部H12全体が定着シャッタ320Bで塞がれてもよいが、ユーザの指が入らなければ、開口部H12の一部分が定着シャッタ320Bで塞がれなくてもよい。
定着ユニット150Bは、開位置P11と閉位置P12との間で定着シャッタ320Bが移動可能に定着シャッタ320Bを支持するホルダ330Bを有する。ホルダ330Bは、定着フレーム310Bに取り付け固定されている。これにより、定着シャッタ320Bは、ホルダ330B及び定着フレーム310Bを介して図1の本体フレーム110に支持されている。本実施形態では、定着シャッタ320Bは、ホルダ330Bに回動可能(揺動可能)に支持されている。定着シャッタ320Bは、ホルダ330B、即ち定着フレーム310Bに対して回動することで、開位置P11と閉位置P12との間で移動することができる。具体的に説明すると、定着シャッタ320Bは、X方向に延びるシャッタ本体321Bと、シャッタ本体321Bに設けられた支軸322Bと、を有する。支軸322Bは、ホルダ330Bに回動可能に支持されている。これにより、定着シャッタ320Bは、支軸322Bを中心に回動可能にホルダ330Bに支持されている。
また、定着ユニット150Bは、付勢部の一例である定着シャッタばね340Bと、定着シャッタ320Bが突き当たることで定着シャッタ320Bを開位置P11に位置決めする突き当て部335Bと、を有する。定着シャッタばね340Bは、定着シャッタ320Bを開位置P11に向けて付勢力F3で付勢するばねであり、本実施形態では、ねじりコイルばねである。定着シャッタばね340Bは、定着シャッタ320Bに付勢力F3を作用させるよう支軸322Bに設けられている。
突き当て部335Bは、定着フレーム310Bに固定されるホルダ330Bに固定されている。つまり、突き当て部335Bは、ホルダ330Bに固定されることで、ホルダ330Bを介して間接的に定着フレーム310Bに固定されることになり、ホルダ330B及び定着フレーム310Bを介して間接的に本体フレーム110に固定されることになる。このように、突き当て部335Bは、定着フレーム310B、即ち本体フレーム110に高精度に位置決め固定されている。よって、定着シャッタ320Bは、高精度に位置決めされた突き当て部335Bに突き当たることで開位置P11に高精度に位置決めされる。なお、突き当て部335Bは、直接定着フレーム310Bに設けられてもよい。
また、定着シャッタ320Bは、シャッタ本体321BにおけるX方向の端部に設けられた当接部323Bを有する。リンク機構350Bは、当接部323Bと対応する位置に配置されている。リンク機構350Bは、第1リンク部材の一例である切替リンク351Bと、第2リンク部材の一例である押圧部352Bと、リンク付勢部の一例である切替リンクばね353Bと、を有する。
切替リンク351Bは、定着シャッタ320Bの当接部323Bから離間する図11(a)に示す離間位置P13と、定着シャッタ320Bの当接部323Bに当接する図11(b)に示す当接位置P14と、に移動可能に設けられている。本実施形態では、切替リンク351Bは、不図示のホルダに回動可能(揺動可能)に支持されている。不図示のホルダは、図1の本体フレーム110に固定されている。切替リンク351Bが不図示のホルダに対して回動することで離間位置P13と当接位置P14との間で移動することができる。具体的に説明すると、切替リンク351Bは、不図示のホルダに回動可能に支持される支軸3512Bを有する。
切替リンクばね353Bは、切替リンク351Bを当接位置P14に向けて付勢力F4で付勢するばねであり、本実施形態では、ねじりコイルばねである。切替リンクばね353Bの付勢力F4は、定着シャッタばね340Bの付勢力F3よりも大きく設定されている。切替リンクばね353Bは、切替リンク351Bの支軸3512Bに設けられている。
押圧部352Bは、後開閉カバー103Bの閉動作と連動して、切替リンクばね353Bの付勢力F4に抗して切替リンク351Bを離間位置P13へ移動させるリンク部材である。押圧部352Bは、後開閉カバー103Bに固定されている。押圧部352Bは、後開閉カバー103Bが開閉されることで、切替リンク351Bに対して離間又は当接する。
図11(a)に示すように、後開閉カバー103Bが閉じられることにより、押圧部352Bは、切替リンク351Bに当接し、切替リンクばね353Bの付勢力F4に抗して切替リンク351Bを離間位置P13へ移動させる。これにより、定着シャッタ320Bは、切替リンク351Bが離間位置P13に位置する際に、定着シャッタばね340Bによって付勢されることで突き当て部335Bに突き当たり、開位置P11に位置決めされる。即ち、定着シャッタ320Bは、切替リンク351Bによる規制が解除され、定着シャッタばね340Bの付勢力F3によって回動して突き当て部335Bに突き当たり、開位置P11に高精度に位置決めされる。これにより、作像時に、開口部H12を通じて定着ニップNから導出されるシートが定着フレーム310Bや定着シャッタ320Bに接触するのが抑制される。よって、シートが開口部H12でジャムするのが抑制される。
また、図11(b)に示すように、後開閉カバー103Bが開かれることにより、押圧部352Bは、切替リンク351Bから離間する。これにより、切替リンク351Bは、切替リンクばね353Bの付勢力F4によって回動し、定着シャッタ320Bの当接部323Bに当接する。切替リンクばね353Bの付勢力F4は定着シャッタばね340Bの付勢力F3よりも大きい。よって、切替リンク351Bは、定着シャッタばね340Bの付勢力F3に抗して切替リンクばね353Bの付勢力F4によって定着シャッタ320Bの当接部323Bを押圧して定着シャッタ320Bを回動させながら、当接位置P14まで移動する。これにより、定着シャッタ320Bは、切替リンク351Bが当接位置P14に位置する際に、定着シャッタばね340Bの付勢力F3に抗して切替リンク351Bによって押圧されることで閉位置P12に位置する。即ち、定着シャッタ320Bは、切替リンク351Bによって押圧されることで支軸322Bを中心に回動して突き当て部336Bに突き当たり、閉位置P12に高精度に位置決めされる。
このように、定着シャッタ320Bが支軸322Bを中心に回動することで開位置P11と閉位置P12とに移動するため、定着シャッタが直動することで開位置と閉位置とに移動する場合と比較して、プリンタを小型化することができる。
以上、第3実施形態によれば、後開閉カバー103Bを閉じることで、リンク機構350Bの切替リンク351Bが定着シャッタ320Bから離間する。定着シャッタ320Bが定着シャッタばね340Bの付勢力F3によって開位置P11に向けて付勢されているため、定着シャッタ320Bが回動して突き当て部335Bに突き当たり、開位置P11に高精度に位置決めされる。
また、定着シャッタ320Bを開位置P11に移動させる部材が、定着シャッタ320Bの支軸322Bに備えられた定着シャッタばね340Bである。このため、開閉カバーの閉動作と連動する連動部材で定着シャッタをシート搬送路から退避させる構成と比較して、定着シャッタ320Bをシート搬送路から退避させるための構成を簡略化でき、プリンタの小型化が可能となる。このように、プリンタを小型化しても、定着シャッタ320Bをシート搬送路から確実に退避させることができる。
また、第3実施形態では、切替リンクばね353Bの付勢力F4は、定着シャッタばね340Bの付勢力F3より大きく設定されている。ユーザがシートのジャム処理作業をするために後開閉カバー103Bを開いた際、搬送ガイド108で形成されるシート搬送パスが露出した状態となる。この状態においては、定着シャッタ320Bは、定着シャッタばね340Bの付勢力F3に抗して切替リンクばね353Bの付勢力F4により、閉位置P12に位置決めされる。このため、ユーザの指が開口部H12を通じて定着部300の高温部分に触れるのが防止される。
また、定着部300に挟持された状態で定着部300の下流側においてシートのジャムが発生した際には、ユーザは開口部H12からシートを引き抜くジャム処理作業を行うことになる。ジャムしたシートをユーザが引き抜く際の引っ張り力に、定着シャッタばね340Bの付勢力F3が補助することになり、切替リンク351Bの付勢力F4が減じられ、ジャムしたシートを引き抜くのが容易となる。これにより、定着部300の下流側におけるジャム処理時のユーザビリティが向上する。
[第4実施形態]
第4実施形態に係る画像形成装置の一例であるプリンタについて説明する。図12は、第4実施形態に係る画像形成装置の一例であるプリンタの定着ユニット150、リンク機構350C及びプロセスカートリッジ200の斜視図である。図13(a)及び図13(b)は、第4実施形態に係る定着ユニット150、リンク機構350C及びプロセスカートリッジ200の断面図である。
第4実施形態に係る画像形成装置の一例であるプリンタについて説明する。図12は、第4実施形態に係る画像形成装置の一例であるプリンタの定着ユニット150、リンク機構350C及びプロセスカートリッジ200の斜視図である。図13(a)及び図13(b)は、第4実施形態に係る定着ユニット150、リンク機構350C及びプロセスカートリッジ200の断面図である。
第1~第3実施形態では、開閉部材の開閉動作と連動して定着シャッタを移動させる構成について説明した。第4実施形態ではプロセスカートリッジ200の挿抜動作と連動して定着シャッタ320を移動させる構成について説明する。なお、第4実施形態のプリンタにおけるリンク機構350C以外の構成は、リンク機構350を除いて第1実施形態のプリンタ100の構成と略同一であるため、説明を省略する。
第4実施形態のプリンタは、定着ユニット150と、プロセスカートリッジ200と、リンク機構350Cと、を有する。定着ユニット150及びプロセスカートリッジ200の構成は、第1実施形態において説明した通りである。
リンク機構350Cは、切替リンク351及び切替リンクばね353を有する。切替リンク351は、第1リンク部材の一例である。切替リンクばね353は、リンク付勢部の一例である。切替リンク351及び切替リンクばね353の構成は、第1実施形態において説明した通りである。即ち、切替リンク351は、定着シャッタ320から離間する離間位置P3と、定着シャッタ320に当接する当接位置P4とに移動可能に不図示のホルダに支持されている。切替リンクばね353は、切替リンク351を当接位置P4に向けて付勢するばねである。切替リンクばね353の付勢力F2は、定着シャッタばね340の付勢力F1よりも大きい。そして、定着シャッタ320は、切替リンク351が離間位置P3に位置する際に、定着シャッタばね340によって付勢されることで開位置P1に位置する。また、定着シャッタ320は、切替リンク351が当接位置P4に位置する際に、定着シャッタばね340の付勢力F1に抗して切替リンク351によって押圧されることで閉位置P2に位置する。
また、リンク機構350Cは、第2リンク部材の一例である移動リンク352Cを有する。移動リンク352Cは、プロセスカートリッジ200が本体フレーム110に挿入される動作と連動して、切替リンクばね353の付勢力F2に抗して切替リンク351を離間位置P3へ移動させるリンク部材である。プロセスカートリッジ200は、リンク機構350Cと対応する位置に配置された押圧部210を有する。押圧部210は、プロセスカートリッジ200の筐体に含まれる側板の一部である。
プロセスカートリッジ200が本体フレーム110に挿入されると、図13(a)に示すように、プロセスカートリッジ200の押圧部210が移動リンク352Cに当接して移動リンク352Cを矢印A1方向に押圧する。そして、移動リンク352Cは、矢印A1方向に移動することで切替リンク351に当接し、切替リンク351を押圧する。切替リンク351は、切替リンクばね353の付勢力F2に抗して、図13(a)中、反時計回りに回動する。これにより、切替リンク351が定着シャッタ320の当接部323から離間することで、定着シャッタ320が定着シャッタばね340の付勢力F1により図13(a)中、反時計回りに回動する。そして、定着シャッタ320は、突き当て部335に突き当たり、開位置P1に位置決めされる。定着シャッタ320が開位置P1に位置決めされることで、定着部300の定着ニップNが開口部H1を通じて露出状態となる。
また、プロセスカートリッジ200が本体フレーム110から引き抜かれると、図13(b)に示すように、プロセスカートリッジ200の押圧部210が移動リンク352Cから離間する。これにより、切替リンク351が切替リンクばね353の付勢力F2により図13(b)中、時計回りに回動するとともに、移動リンク352Cが切替リンク351に押圧されて矢印A2方向に移動する。そして、切替リンク351は、定着シャッタ320の当接部323へ当接することで定着シャッタ320を押圧し、定着シャッタ320の当接部323が突き当て部336に突き当たるまで、時計回りに回動する。そして、定着シャッタ320は、当接部323が突き当て部336に突き当たることで、閉位置P2に位置決めされる。定着シャッタ320が閉位置P2に位置決めされることで、定着部300の定着ニップNが定着シャッタ320により遮蔽状態となる。
以上、第4実施形態によれば、プロセスカートリッジ200を本体フレーム110に挿入することで、リンク機構350Cの切替リンク351が定着シャッタ320から離間する。定着シャッタ320が定着シャッタばね340の付勢力F1によって開位置P1に向けて付勢されているため、定着シャッタ320が回動して突き当て部335に突き当たり、開位置P1に高精度に位置決めされる。
また、定着シャッタ320を開位置P1に移動させる部材が、定着シャッタ320の支軸322に備えられた定着シャッタばね340である。このため、プロセスカードリッジの挿入動作と連動する連動部材で定着シャッタをシート搬送路から退避させる構成と比較して、定着シャッタ320をシート搬送路から退避させるための構成を簡略化でき、プリンタの小型化が可能となる。このように、プリンタを小型化しても、定着シャッタ320をシート搬送路から確実に退避させることができる。
また、第4実施形態では、切替リンクばね353の付勢力F2は、定着シャッタばね340の付勢力F1より大きく設定されている。ユーザがプロセスカートリッジ200を本体フレーム110から引き抜いた際、定着ユニット150が露出した状態となる。この状態においては、定着シャッタ320は、定着シャッタばね340の付勢力F2に抗して切替リンクばね353の付勢力F2により、閉位置P2に位置決めされる。このため、ユーザの指が開口部H1を通じて定着部300の高温部分に触れるのが防止される。
また、定着部300に挟持された状態で定着部300の下流側においてシートのジャムが発生した際には、ユーザは開口部H1からシートを引き抜くジャム処理作業を行うことになる。ジャムしたシートをユーザが引き抜く際の引っ張り力に、定着シャッタばね340の付勢力F1が補助することになり、切替リンク351の付勢力F2が減じられ、ジャムしたシートを引き抜くのが容易となる。これにより、定着部300の下流側におけるジャム処理時のユーザビリティが向上する。
本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。また、実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載されたものに限定されない。
上述の実施形態では、画像形成装置の一例として、モノクロの電子写真方式のプリンタについて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、複数のプロセスカートリッジを有するフルカラーの電子写真方式のプリンタに本発明を適用してもよい。また、プリンタに限らず、複写機、ファクシミリ装置、並びにこれらの機能を有する複合機に本発明を適用してもよい。
また、上述の実施形態では、画像形成装置が電子写真式である場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、静電記録式または磁気記録式の画像形成装置に本発明を適用してもよい。
また、上述の実施形態では、本体フレームに挿抜可能なカートリッジがプロセスカートリッジである場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、カートリッジが現像ユニットにトナーを供給するトナーカートリッジであっても、本発明は適用可能である。
H1…開口部、P1…開位置、P2…閉位置、100…プリンタ(画像形成装置)、110…本体フレーム、140…画像形成部、150…定着ユニット、300…定着部、310…定着フレーム、320…定着シャッタ(シャッタ)、335…突き当て部
Claims (17)
- シートにトナー像を形成する画像形成部と、
トナー像が形成されたシートを加熱及び加圧してトナー像をシートに定着させる定着部と、
前記定着部に向けて搬送されるシートが通過可能な開口部を開く開位置と前記開口部を閉じる閉位置とに移動可能に設けられるシャッタと、
前記シャッタを前記開位置に向けて付勢する付勢部と、
前記付勢部により前記開位置に向けて付勢された前記シャッタが突き当たることで前記シャッタを前記開位置に位置決めする突き当て部と、を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記シャッタは、前記開位置と前記閉位置との間で回動可能に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記開口部が形成された定着フレームと、
前記定着フレームに取り付けられるホルダと、を更に備え、
前記突き当て部は、前記ホルダを介して前記定着フレームに固定されている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記シャッタは、前記ホルダを介して前記定着フレームに支持されている、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 本体フレームと、
前記本体フレームに対して開閉可能に支持される開閉部材と、
前記開閉部材の開動作と連動して、前記付勢部の付勢力に抗して前記シャッタを前記閉位置へ移動させるリンク機構と、を更に備える、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記リンク機構は、
前記シャッタから離間する離間位置と、前記シャッタに当接する当接位置と、に移動可能な第1リンク部材を有し、
前記シャッタは、前記第1リンク部材が前記離間位置に位置する際に、前記付勢部によって付勢されることで前記開位置に位置し、前記第1リンク部材が前記当接位置に位置する際に、前記付勢部の付勢力に抗して前記第1リンク部材によって押圧されることで前記閉位置に位置する、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記リンク機構は、
前記第1リンク部材を前記当接位置に向けて付勢するリンク付勢部と、
前記開閉部材の閉動作と連動して、前記リンク付勢部の付勢力に抗して前記第1リンク部材を前記離間位置へ移動させる第2リンク部材と、を有する、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。 - 前記リンク付勢部の付勢力は、前記付勢部の付勢力よりも大きい、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。 - 前記開閉部材は、画像形成装置の外装の少なくとも一部を構成する、
ことを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 本体フレームを更に備え、
前記画像形成部は、前記本体フレームに挿抜可能なカートリッジを有し、
前記カートリッジが前記本体フレームから引き抜かれる動作と連動して、前記付勢部の付勢力に抗して前記シャッタを前記閉位置へ移動させるリンク機構を更に備える、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記リンク機構は、
前記シャッタから離間する離間位置と、前記シャッタに当接する当接位置と、に移動可能な第1リンク部材を有し、
前記シャッタは、前記第1リンク部材が前記離間位置に位置する際に、前記付勢部によって付勢されることで前記開位置に位置し、前記第1リンク部材が前記当接位置に位置する際に、前記付勢部の付勢力に抗して前記第1リンク部材によって押圧されることで前記閉位置に位置する、
ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。 - 前記リンク機構は、
前記第1リンク部材を前記当接位置に向けて付勢するリンク付勢部と、
前記カートリッジが前記本体フレームに挿入される動作と連動して、前記リンク付勢部の付勢力に抗して前記第1リンク部材を前記離間位置へ移動させる第2リンク部材と、を有する、
ことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。 - 前記リンク付勢部の付勢力は、前記付勢部の付勢力よりも大きい、
ことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。 - トナー像が形成されたシートを加熱及び加圧してトナー像をシートに定着させる定着部と、
前記定着部に向けて搬送されるシートが通過可能な開口部を開く開位置と前記開口部を閉じる閉位置とに移動可能に設けられるシャッタと、
前記シャッタを前記開位置に向けて付勢する付勢部と、
前記付勢部により前記開位置に向けて付勢された前記シャッタが突き当たることで前記シャッタを前記開位置に位置決めする突き当て部と、を備える、
ことを特徴とする定着ユニット。 - 前記シャッタは、前記開位置と前記閉位置との間で回動可能に設けられている、
ことを特徴とする請求項14に記載の定着ユニット。 - 前記開口部が形成された定着フレームと、
前記定着フレームに取り付けられるホルダと、を更に備え、
前記突き当て部は、前記ホルダを介して前記定着フレームに固定されている、
ことを特徴とする請求項14又は15に記載の定着ユニット。 - 前記シャッタは、前記ホルダを介して前記定着フレームに支持されている、
ことを特徴とする請求項16に記載の定着ユニット。
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