JP2023043589A - 給紙装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

給紙装置及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】給紙搬送性能及びメンテナンス性を維持しつつ、給紙機構のジャム処理性を改善することのできる給紙装置を提供する。【解決手段】給紙装置は、用紙Pを給紙ローラ72と分離ローラ73とからなるニップ部Hに給紙し、用紙Pを検出する用紙有無検知アクチュエータ61を有し、用紙有無検知アクチュエータ61の形状は、平板状で且つ先端部のニップ部Hに対向する位置に円弧状の部分61aを有する。【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置に用紙を供給する給紙装置、及びこれを備えた画像形成装置に関し、特に、用紙載置台に載置された用紙の有無を正確に検出するための構造に関する。
従来、給紙装置には、給紙カセットや手差しトレイ等の用紙載置台の用紙の有無を検出する機構が備えられる構成のものがある。この機構では、用紙載置台を給紙方向下流側に向かって下方に傾斜するように配置すると共に、その用紙載置台に載置される用紙の先端部を所定圧力で給紙方向上流側に押す動作片を設けている。そして、用紙が無いときには、動作片が所定圧力で給紙方向上流側に移動した初期位置にある一方、多数の用紙が載置されているときには、それら用紙の自重により動作片が所定圧力に抗して初期位置から後方(搬送方向下流側)に押し戻されることにより、用紙が載置されていると検出する構成である。
この用紙を検出する機構として、特許文献1では、く字状に曲がったく字状板を用紙有無検知アクチュエータとして用いている。
また、特許文献2では、原稿を搬送して読み取りを行なう原稿搬送部にフォトインタラプタ式のセンサを設け、センサによる原稿の有無によって遮蔽、透過を切り分けるための板状のアクチュエータを有し、この板状のアクチュエータを、原稿詰まり時の解除用に開閉可能な開閉カバーに取り付けた構成を開示している。
特開2020-007061号公報 特開2003-81485号公報
複合機の手差し給紙装置においては、用紙有無検知アクチュエータの先端に、特許文献1や2に記載された板状やカマキリ状を採用している。ここで、カマキリ状とは特許文献1にあるような、く字状に曲がったものをいい、板状とは、このような曲りがなく、直線状のものをいう。
板状では、用紙がジャムするとジャム処理時、用紙が板状の先端に引っ掛かりやすく、用紙が破れ紙片がマシンに残ってしまう場合がある。カマキリ状では、先端が重く復帰が遅れて複写速度(Copy Per Minute)が悪化する。カマキリ状のサイズが大きいため、給紙分離ローラ交換の邪魔になり、メンテナンス性が落ちる、という問題があった。
本発明は、係る点に鑑み、その目的は、給紙搬送性能及びメンテナンス性を維持しつつ、給紙機構のジャム処理性を改善することのできる給紙装置を提供することを目的とする。
本発明に係る給紙装置は、画像形成装置に用紙を供給する給紙装置であって、
用紙を検出する用紙有無検知アクチュエータを有し、用紙有無検知アクチュエータの形状は、平板状で且つ先端部に円弧状の部分を有することを特徴とする。
この発明によれば、用紙有無検知アクチュエータの形状を、平板状で且つ先端部に円弧状の部分を有するようにしたため、ジャム時に用紙の引っ掛かりが無くなり、センサオフのタイミングが早くなる。
その結果、給紙搬送性能及びメンテナンス性を維持しつつ、給紙機構のジャム処理性を改善することのできる用紙有無検知アクチュエータを有する給紙装置を提供できる。
好ましくは、用紙有無検知アクチュエータの先端部の円弧状の部分は、ニップ部に対向する位置を中心として180度にわたって設けられる。
さらに好ましくは、用紙有無検知アクチュエータの先端部の円弧状の部分は、点Oを中心として半径Rを有する形状であり、点Oは、ニップ部よりもLだけ高い位置にあり、L<Rである。
この発明の他の局面においては、画像形成装置は、用紙に画像を形成する画像形成部と、を備える。
本発明によれば、用紙有無検知アクチュエータの形状を、平板状で且つ先端部に円弧状の部分を有するようにしたため、ジャム時に用紙の引っ掛かりが無くなり、センサオフのタイミングが早くなる。その結果、給紙搬送性能及びメンテナンス性を維持しつつ、給紙機構のジャム処理性を改善することのできる用紙有無検知アクチュエータを有する給紙装置を提供できる。
給紙装置を備えた画像形成装置を示す断面図である。 同給紙装置としての手差し装置周りを模式的に示す側面図である。 同手差し装置周りを模式的に示す平面図である。 同手差し装置周りを拡大した具体的構成を示す側断面図である。 この実施の形態に係る用紙有無検知アクチュエータの形状及びニップ部との位置関係を示す図である。 用紙有無検知アクチュエータの位置におけるジャム紙の効果を示す図である。 用紙有無検知アクチュエータの位置におけるジャム紙の効果を示す図である。 用紙有無検知アクチュエータの位置におけるジャム紙の効果を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この実施形態に係る給紙装置を備えた画像形成装置を示す断面図である。
同図において、この画像形成装置1は、原稿を読取って記録用紙に印刷する複写機能を有するものであって、原稿読取り装置2、原稿搬送装置(ADF)3、印刷部4、給紙装置5、手差し装置(給紙装置)7、及び用紙搬送部8等を備えている。原稿読取り装置2及び原稿搬送装置3は、画像形成装置1の本体の上側に搭載され、また印刷部4、給紙装置5、及び用紙搬送部8は、画像形成装置1の本体に内蔵され、更に手差し装置7は、画像形成装置1の本体側壁に取り付けられている。
この画像形成装置1において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたもの、又は単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像に応じたものである。このため、印刷部(画像形成部)4においては、現像装置12、感光体ドラム13、ドラムクリーニング装置14、及び帯電装置15等が各色に応じた4種類のトナー像を形成するためにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれがブラック、シアン、マゼンタ、及びイエローに対応付けられて、4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdが構成されている。
各画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdのいずれにおいても、ドラムクリーニング装置14により感光体ドラム13表面の残留トナーを除去及び回収した後、帯電装置15により感光体ドラム13の表面を所定の電位に均一に帯電させ、光走査装置11により感光体ドラム13表面を露光して、その表面に静電潜像を形成し、現像装置12により感光体ドラム13表面の静電潜像を現像して、感光体ドラム13表面にトナー像を形成する。これにより、各感光体ドラム13表面に各色のトナー像が形成される。
この後、中間転写ベルト21を矢印方向Cに周回移動させつつ、ベルトクリーニング装置22により中間転写ベルト21の残留トナーを除去及び回収し、各感光体ドラム13表面に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト21に転写して、中間転写ベルト21上にカラーのトナー像を形成する。
中間転写ベルト21と2次転写装置23の転写ローラ23aとの間にはニップ部が形成されており、S字状の用紙搬送経路R1を通じて搬送されて来た記録用紙をそのニップ部に挟み込んで搬送しつつ、中間転写ベルト21表面のカラーのトナー像を記録用紙上に転写する。そして、定着装置17の加熱ローラ24と加圧ローラ25との間に記録用紙を挟み込んで加熱及び加圧し、記録用紙上のカラーのトナー像を定着させる。
一方、用紙搬送部(取込部)8では、記録用紙が給紙装置5や手差し装置7から送り出されて用紙搬送経路R1を通じて搬送されて取り込まれ、この記録用紙が、2次転写装置23や定着装置17を経由し、排紙ローラ36を介して排紙トレイ39へと搬出される。この用紙搬送経路R1には、記録用紙を一旦停止させて、記録用紙先端を揃えた後、中間転写ベルト21と転写ローラ23a間のニップ部でのトナー像の転写タイミングに合わせて記録用紙の搬送を開始する各レジストローラ34、記録用紙の搬送を促す各搬送ローラ35、各排紙ローラ36等が配置されている。
給紙装置5は、画像形成装置1の下部に配置されたカセット51、記録用紙が積載される給紙トレイ52、給紙トレイ52の一端上側に設けられたピックアップローラ53、ピックアップローラ53よりも用紙搬送方向(以下、給紙方向という)の下流側に配置された給紙ローラ54、及び給紙ローラ54に圧接された分離ローラ55等を備えている。この給紙装置5では、ピックアップローラ53により給紙トレイ52から記録用紙を引き出して給紙ローラ54へと導き、記録用紙を給紙ローラ54と分離ローラ55との間に通して1枚ずつに分離して用紙搬送経路R1へと送り出している。
また、手差し装置7は、画像形成装置1の本体側壁に配置されており、記録用紙(用紙)が積載される手差しトレイ(用紙載置台)71、手差しトレイ71の一端上側に設けられた給紙ローラ72、給紙ローラ72に圧接された分離ローラ73、及び給紙ローラ72と分離ローラ73との間のニップ部よりも記録用紙の給紙方向上流側に配置された用紙案内部材74等を備えている。この手差し装置7では、給紙ローラ72の図中時計方向Fへの回転により、記録用紙を手差しトレイ71から用紙案内部材74を経由して給紙ローラ72と分離ローラ73との間のニップ部へと導き、記録用紙をニップ部に通して1枚ずつに分離して用紙搬送経路R1へと送り出している。
次に、本発明の給紙装置の第1実施形態である手差し装置7について詳しく説明する。図2は、手差し装置7を模式的に示す側面図である。
図2に示すように、手差しトレイ71は、その先端部分71aが下方となるように傾斜して配置されており、その先端部分71aには、第1傾斜当接部71b、第2傾斜当接部71c、及び第3傾斜当接部71dが記録用紙の給紙方向Eの上流側から順次設けられている。手差しトレイ71の上面には、記録用紙を挟み込んでガイドする一対のガイド板75が設けられている。各ガイド板75は、給紙方向Eと直交する方向に移動可能に設けられて、図示しない機構により手差しトレイ71の中心に対して対称に連動して移動され、該各ガイド板75の間に挟み込まれた記録用紙の中心を手差しトレイ71の中心に一致させる。
手差しトレイ71の先端部分71aの第3傾斜当接部71dの上方に給紙ローラ72が配置され、給紙ローラ72の下側に分離ローラ73が配置されている。分離ローラ73は、その軸73aが給紙ローラ72の駆動軸72aと平行であり、バネ(図示せず)により分離ローラ73の軸73aの軸受け(図示せず)が給紙ローラ72の側に付勢されて、分離ローラ73が給紙ローラ72に圧接され、給紙ローラ72と分離ローラ73との間にニップ部Hが形成されている。
第3傾斜当接部71dは、その上端部に用紙案内部材74が固定され、用紙案内部材74が給紙ローラ72の表面へと延在し、用紙案内部材74の先端が給紙ローラ72の表面に接触するか又はその表面より僅かに離間している。
図3は、同手差し装置7周りを模式的に示す平面図である。図4は、手差し装置7周りを拡大した具体的構成を示す側面図である。図3に示したように、手差し装置7において、手差しトレイ71は給紙方向Eと直交する方向(以下、横幅方向ともいう)に長い長方形状に形成される。手差しトレイ71の給紙方向E側の長さは、小サイズの記録用紙、例えばA6サイズの記録用紙の長さ近傍に設定される。手差しトレイ71の上面はほぼ平面に形成され、この平面が記録用紙を載置する載置面71gとなる。図4に示すように、この載置面71gに小サイズの記録用紙Psを載置したとき、記録用紙Psの給紙方向E上流側の端部(以下、後端部ともいう)は、手差しトレイ71の後端部に位置する。また、前記載置面71gには、前記一対のガイド板75が設けられ、このガイド板75により載置面71g上に記録用紙の中心を横幅方向の中心線l上に位置付ける構成である。
更に、前記手差しトレイ71の給紙方向Eの上流側には、長方形状に形成された拡張トレイ(拡張用紙載置台)80が配置される。拡張トレイ80は、その給紙方向E下流側の端部(以下、前端部ともいう)に、給紙方向E側に突出した形状の2つの接続部80a、80bを有する。この2つの接続部80a、80bは、拡張トレイ80の左端部及び右端部(給紙方向Eと直交する方向の一端部及び他端部)に形成され、手差しトレイ71の後端部に形成した軸支点(図示せず)に回動可能に軸支される。前記2つの接続部80a、80bには、図4にも示したように、上方に盛り上がる形状の盛上り部80c,80dが
形成されている。前記拡張トレイ80の上面は、前記盛上り部80c,80dを除いて平面に形成され、この平面が大記録用紙の後部を載置する載置面80eとなる。
図3において、給紙ローラ72は、手差しトレイ71の給紙方向Eの下流端近傍に配置される。また、この給紙ローラ72は、その中心が手差しトレイ71の中心線lの延長線上に位置している。
図4は、手差しトレイ71及び拡張トレイ80を開いた状態を示している。手差しトレイ71は、詳示しないが、その下端部が画像形成装置1の本体側壁を形成する側壁1aに回動可能に軸支されていて、手差しトレイ71が画像形成装置1の側壁1a内に収容される閉位置と、この閉位置から手差しトレイ71を軸支点を中心に図4で時計方向に回動させた図示の開位置とに位置付けられる。
一方、拡張トレイ80は手差しトレイ71の直上方に重ねて位置する収納位置と、拡張トレイ80を軸支点を中心に図4で時計方向に回動させて、手差しトレイ71と拡張トレイ80とで連続した載置面を形成する図示の拡張位置とに位置付けられる。
手差し装置7を使用して記録用紙を給紙する場合には、手差しトレイ71を図示の開位置に位置付け、更に拡張トレイ80を収納位置から拡張位置に位置付ける。この状態において、小サイズの記録用紙Psを手差しトレイ71の載置面71gに載置する。一方、載置する用紙の後端部が手差しトレイ71の後端部を超える大サイズの記録用紙Plの場合には、この大サイズの記録用紙Plの前部を手差しトレイ71の載置面71gに載置し、その後部を拡張トレイ80の載置面80eに載置する。このとき、大サイズの記録用紙Plの後部は、拡張トレイ80の2つの接続部80a,8bに形成した盛上り部80c、80dに当接して上方に持ち上げられた状態で、載置面80eに載置される。
図4から判るように、手差しトレイ71は、図示の開位置にあるとき、その後端部が先端部の軸支点(図示せず)よりも上方に位置して、手差しトレイ71の全体が給紙方向Eの下流側に向って傾斜角度θ1で傾斜するよう位置付けられる。従って、手差しトレイ71の載置面71gに小サイズの記録用紙Psを載置した場合には、記録用紙Psは自重で給紙方向Eの下流側に向って移動する。
また、拡張トレイ80も、図示の拡張位置にあるとき、その後端部が先端部の軸支点(図示せず)よりも上方に位置して、拡張トレイ80の全体が給紙方向Eの下流側に向って傾斜角度θ2で傾斜するよう位置付けられる。この拡張トレイ80の傾斜角度θ2は、前記手差しトレイ71の傾斜角度θ1とは異なって、手差しトレイ71の傾斜角度θ1よりも大きい角度(θ2>θ1)に設定されている。
図4に示したように、前記手差しトレイ71の前端部近傍には、この前端部に対向して用紙検出部60が配置される。この用紙検出部60は、図3に示したように、給紙ローラ72の側方(給紙方向Eと直交する方向)に配置され、用紙有無検知アクチュエータ(動作片)61を有している。
なお、ここでは、この発明の実施の形態に係る用紙有無検知アクチュエータ61の理解の容易のために、図4では、給紙ローラ72と分離ローラ73との大きさを同じにして、図2とは図面を変更している。
図4を参照して、用紙有無検知アクチュエータ61は、先端に円弧状の部分61aを有する直線状の平板と、この平板を給紙方向Eの上流側に向って付勢する付勢バネ63とから成る。
用紙有無検知アクチュエータ61では、付勢バネ63の付勢力(所定圧力)により、用紙有無検知アクチュエータ61が軸62を中心に給紙方向Eの上流側に向って回動し、これに伴い軸62が時計方向に回動して、用紙有無検知アクチュエータ61が給紙方向Eの上流側に向って回動し、手差しトレイ71上の記録用紙Ps、Plの先端部を給紙方向Eの上流側に向って押し返す。
図5は、手差し給紙装置に設けられた給紙ローラ72と分離ローラ73と、その上流側に設けられた用紙有無検知アクチュエータ61の位置関係を示す図である。給紙ローラ72と分離ローラ73との間にニップ部Hが形成されており、その下流側に用紙Pを検出する用紙有無検知アクチュエータ61が設けられる。
[第1実施形態]
この実施の形態においては、用紙有無検知アクチュエータ61の形状は、軸62に支持された平板状で、且つ、ニップ部Hに対向する先端部に円弧状の部分61aを有する。なお、軸62に支持された下端部は一定の幅を有する直線状である。ここで、ニップ部Hに対向する円弧状の部分61aは、ニップ部Hに対向する位置を中心として、その上下に少なくとも90度、好ましくは180度にわたって設けられる。
また、円弧状の部分61aの、円弧中心Oからニップ部Hまでの距離Lは、円弧半径Rより小さい。一つの実施の形態においては、R=5mmであり、L=1.27mmである。
なお、後に説明する、ニップ部Hに対向しない、ジャムした用紙Pが当たらない用紙有無検知アクチュエータ61の部分は、円弧状で無くてもよい。
ここで、円弧中心Oからニップ部Hまでの距離Lは正の数値であるが、これは、この値が負になると、用紙Pが軽い場合に用紙Pが上に浮いてしまうためである。
なお、ここでは、先端部の上端はジャムした用紙Pを滑らかにガイドするように上に凸の曲線状であり、ニップ部Hに対向しない側では、その曲線の終端部からニップ部Hから離れる斜め下方向に一定の幅を有する平板状になっており、給紙時に用紙Pが滑らかに搬送されるようになっている。
[第2実施形態]
すなわち、用紙有無検知アクチュエータ61のニップ部Hに面する先端は、点Oを中心とした半径Rの円弧状であり、円弧中心Oからニップ部Hの位置までの上下方向の距離Lは、円弧半径Rより小さい(L<R)。
次に、用紙有無検知アクチュエータの先端をこのように規定した理由について説明する。
図6は、これを説明するための図である。図6Aは、図5と同様のL<Rの場合の図であり、図6Bは、L=Rの場合を示す図であり、図6Cは、L>Rの場合を示す図であり、それぞれの場合において、給紙ローラ72と分離ローラ73との間のニップ領域76でジャムが生じた場合の用紙の下流側の状態を示す。
まず、図6Aの場合は、給紙ローラ72と分離ローラ73との間のニップ部Hで用紙Pがジャムした状態を示す図である。この場合、用紙有無検知アクチュエータ61は、ニップ部Hよりも高い位置(距離Lだけ)でより大きな半径(R>L)の円弧状を有しているため、ジャムした用紙Pは用紙有無検知アクチュエータ61の円弧状の上に滑らかにガイドされる。したがってジャム処理が容易になる。
図6Bは、R=Lの場合のニップ部Hで用紙Pがジャムした状態を示す図である。この場合、用紙有無検知アクチュエータ61は、その円弧状の中心Oがニップ部Hよりも高い位置(距離L)にあるが、その距離が円弧状の部分の径と同じであるため、ジャムした用紙Pが用紙有無検知アクチュエータ61の円弧の下に入る可能性があり、ジャムした用紙Pが用紙有無検知アクチュエータの下の棒状部分に引っ掛かる場合がある。したがってジャム処理が困難になる可能性がある。
図6Cは、L>Rの場合のニップ部Hで用紙Pがジャムした状態を示す図である。この場合、用紙有無検知アクチュエータ61は、その円弧状の中心Oがニップ部Hよりも高い位置(距離L>R)にあるため、ジャムした用紙Pが用紙有無検知アクチュエータ61の円弧の下に入り、用紙有無検知アクチュエータ61に引っ掛かる。したがってジャム処理が困難である。
なお、この形状の用紙有無検知アクチュエータ61のON/OFF時間〈復帰時間〉は、300msである。一方、従来のカマキリ状の場合は444msかかっていた。したがって、この実施の形態に係る用紙有無検知アクチュエータ61の方が、処理が迅速になる。
なお、この実施の形態においては、用紙有無検知アクチュエータは、センサのON/OFFを検知しない。別の部分で検知する。
本発明は、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく、他の種々な形で実施することができる。そのため、上述の実施形態は例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、用紙有無検知アクチュエータの形状を、平板状で且つ先端部に円弧状の部分を有するようにしたため、ジャム時に用紙の引っ掛かりが無くなり、センサオフのタイミングが早くなるので、給紙装置及びこれを備えた画像形成装置に適用して、有用である。
1 画像形成装置
4 印刷部(画像形成部)
7 手差し装置(給紙装置)
60 用紙検出部
61 用紙有無検知アクチュエータ(動作片)
62 軸
63 付勢バネ
71 手差しトレイ(用紙載置台)
71g 載置面
E 給紙方向
72 給紙ローラ
73 分離ローラ
8 用紙搬送部(取込部)
80 拡張トレイ(拡張用紙載置台)
80a 接続部
80e 載置面
P 用紙

Claims (4)

  1. 画像形成装置に用紙を供給する給紙装置であって、
    前記給紙装置は、用紙を給紙ローラと分離ローラとからなるニップ部に給紙し、
    前記用紙を検出する用紙有無検知アクチュエータを有し、
    前記用紙有無検知アクチュエータの形状は、平板状で且つ先端部に、前記ニップ部に対向する円弧状の部分を有することを特徴とする、給紙装置。
  2. 前記用紙有無検知アクチュエータの先端部の円弧状の部分は、前記ニップ部に対向する位置を中心として180度にわたって設けられる、請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記用紙有無検知アクチュエータの先端部の円弧状の部分は、点Oを中心として半径Rを有し、
    前記点Oは、前記ニップ部よりもLだけ高い位置にあり、L<Rである、請求項2に記載の給紙装置。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の給紙装置と、
    前記用紙に画像を形成する画像形成部と、を備えたことを特徴とする、画像形成装置。
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