JP7456872B2 - 用紙分離装置、定着装置、および画像形成装置 - Google Patents

用紙分離装置、定着装置、および画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、用紙分離装置、その用紙分離装置を備える定着装置および画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成処理によって用紙に画像を形成する複写機やプリンタ等の画像形成装置は、トナー像を記録シートの表面に定着させる定着装置を備えている。定着装置は、互いの周面を圧接させて定着ニップ域を形成する加熱ローラおよび加圧ローラ等の回転部材を備え、定着ニップ域を通過する方向に用紙を搬送し、用紙の表面に転写されているトナー像を溶融させて定着させる。
定着装置においては、用紙上のトナー像を定着するにあたって、前記回転部材から用紙を剥離するために剥離爪や剥離板等の剥離部材が用いられることがある。この種の剥離部材は、回転部材に対して接触した状態で回転部材から用紙を剥離するように構成されるが、定着残トナーなどが剥離部材の当接部に付着して固化し、回転部材に傷をつけて画像欠損を招く虞があった。そこで、例えば、特許文献1に開示されるように、剥離部材を接触させずに、かつ、できるだけ定着ローラに近づけて配置するために、両端部に突当部材を配置することが提案されている。
特開2012-98704号公報
しかしながら、前記のような剥離部材の先端部と回転部材の表面との間隙は、剥離部材を支持している支持部材の取付位置が誤差等でずれることによって、回転部材の回転軸の軸方向に均一に保持することが困難となりやすい。前記従来の剥離部材では、剥離部材の先端部が湾曲していたり、剥離部材が傾いて取り付けられたりした場合に、先端部の間隙が所期の寸法よりも広がってしまい、紙詰まりを生じる虞があった。このような場合には、定着装置を取り出し、工具等を用いて、剥離部材の先端部と回転部材の表面との間隙を調整する作業が必要とされた。
また、前記特許文献1に開示されるように、別途の突当部材を設けると、その配置スペースを確保しなければならず、そのために回転部材の軸方向の長さが長くする必要性を生じ、装置の小型化が困難になるという問題点もあった。
本発明は、上記のような問題点にかんがみてなされたものであり、その目的とするところは、剥離部材の先端部と回転部材の表面との間隙を精度よく管理し得て、装置の小型化を可能にする用紙分離装置およびその用紙分離装置を備える定着装置および画像形成装置を提供することにある。
前記の目的を達成するための本発明の用紙分離装置は、対向部材との間で用紙を挟持し、回転することで前記用紙を搬送する回転部材と、前記回転部材における用紙挟持部より用紙搬送方向の下流側に、前記回転部材に向かって延伸された先端部を有し、前記回転部材の回転軸方向に沿って配置される板状の剥離部材と、前記剥離部材を前記回転軸方向の両端部でそれぞれ支持する支持部材と、前記剥離部材の先端部と前記回転部材との間でそれぞれと当接するように配置され、前記各支持部材に対してそれぞれ揺動可能に取り付けられた分離先端部とを備えることを特徴とする。
この特定事項により、前記剥離部材の先端部と前記回転部材の表面との間に前記分離先端部を介在させて所定の間隙を形成することができ、前記剥離部材の状態にかかわらず前記先端部と前記回転部材の表面との間隙を精度よく管理することが可能となる。
前記用紙分離装置における、より具体的な構成として次のものが挙げられる。すなわち、前記分離先端部は、前記剥離部材の先端部に当接する第1当接面と、前記回転部材の表面に当接する第2当接面とを有する摺接部を備え、前記第1当接面と前記第2当接面との間の厚みが、前記回転部材の回転方向の上流側ほど小さくなるよう設けられることが好ましい。
これにより、前記分離先端部における前記回転部材との接触側の端部ほど厚みを小さく設けることができ、前記剥離部材の先端部と前記回転部材の表面との間隙をより狭く設定することが可能となる。
また、前記用紙分離装置において、前記分離先端部は、前記回転部材の回転方向の下流側に、前記剥離部材と接しないように延伸された対向部を備え、前記対向部には、前記支持部材側に突出した第1突部が設けられ、前記支持部材には、前記第1突部を収容し、前記分離先端部を揺動可能に保持する収容部が設けられることが好ましい。これにより、前記分離先端部を安定的に保持するとともに揺動可能に配設することが可能となる。
さらに、前記用紙分離装置において、前記対向部は前記剥離部材側に向かって突出する第2突部をさらに備え、前記剥離部材は、前記第2突部を収容し、前記第2突部の前記剥離部材に対する可動範囲を規制する規制部を有することが好ましい。これにより、前記分離先端部を安定的に保持するとともに前記可動範囲において揺動可能に配設することが可能となる。
また、前記用紙分離装置において、前記剥離部材は、前記支持部材に固定される支持板と、前記支持板に取り付けられるとともに前記支持板より厚みの薄い板材で形成された剥離板とを備え、前記剥離板の前記回転部材側の端部は、前記支持板の前記回転部材側の端部より突出するように設けられるとともに、前記先端部を構成することが好ましい。これにより、前記剥離部材の先端部と前記回転部材の表面との間隙をより狭く設定することが可能となる。
また、前記用紙分離装置において、前記分離先端部は、前記支持板の前記回転部材側の端部と対向するように設けられた第3当接面を有することが好ましい。これにより、前記分離先端部を安定的に保持するとともに所定の範囲内で揺動可能に配設することが可能となる。
また、前記用紙分離装置において、前記支持部材は、一方の端部に前記剥離部材が固定される固定部を備えるとともに、他方の端部に付勢部材の係止部が備えられ、前記固定部と前記係止部との間を回動中心として回動可能に支持され、前記剥離部材は、前記回転部材の表面方向に付勢されていることが好ましい。これにより、前記剥離部材の先端部を前記回転部材の表面に近接させて配設することが可能となる。
また、前記用紙分離装置を備える定着装置および画像形成装置も本発明の技術的思想の範疇である。すなわち、前記定着装置として、前記回転部材は、加圧部材との間で用紙を搬送しつつ用紙上の未定着画像を定着する定着ローラである構成とすることができる。あるいは、前記定着装置として、前記回転部材は用紙を搬送しつつ用紙上の未定着画像を定着する無端状の定着ベルトであり、前記定着ベルトの前記剥離部材と対応する位置の反対側は、弾性層を表面に有する定着ローラと当接している構成とすることができる。
本発明によれば、前記剥離部材の先端部と前記回転部材の表面との間隙を精度よく管理することが可能となり、紙詰まりを防止し得るとともに、装置の小型化を図ることが可能となる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す概略説明図である。 本発明の実施形態に係る定着装置を示す概略断面図である。 本発明の実施形態に係る用紙分離装置を示す斜視図である。 前記用紙分離装置の全体構成を示す斜視図である。 前記用紙分離装置を示す分解斜視図である。 前記用紙分離装置におけるアーム部材と剥離部材との取付構造を示す斜視図である。 前記アーム部材を示す正面図である。 前記アーム部材の側面図である。 前記アーム部材の底面図である。 前記用紙分離装置におけるアーム部材の取付構造を示す斜視図であって、図3におけるF部拡大図である。 前記用紙分離装置における分離先端部を示す正面図である。 前記分離先端部の側面図である。 前記分離先端部の図9Bの反対側の側面図である。 前記分離先端部の底面図である。 前記剥離部材と前記アーム部材との取付構造を示す分解斜視図である。 前記剥離部材と前記定着装置の定着ローラとを示す斜視図である。 前記剥離部材と前記定着ローラとの配置形態を示す断面図である。 本実施形態に係る用紙分離装置との比較のために示す参考例の断面図である。
本発明の実施の形態に係る用紙分離装置、その用紙分離装置を備える定着装置および画像形成装置について、図面を参照しつつ説明する。
-画像形成装置の全体構成-
図1は、本発明の実施形態に係る定着装置10を備えた画像形成装置1を示す概略説明図である。なお、図1において、符号Xは後述する回転部材の回転軸の軸方向X、言い換えると回転軸方向X(図1では紙面に直交する方向に相当する方向)を示し、符号Yは図1のように画像形成装置1を見たときの軸方向Xに直交する左右方向を示し、符号Zは上下方向を示すものとする。
本実施形態に係る画像形成装置1は、定着装置10、露光装置11、現像装置12、感光体ドラム13、クリーナ装置14、帯電器15、中間転写ベルト装置16、給紙部17、排紙トレイ19、および用紙搬送路200を備える構成とされており、外部から伝達された画像データに応じて、所定の用紙に対して多色および単色の画像を形成する。
画像形成装置1において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。現像装置12、感光体ドラム13、帯電器15、およびクリーナ装置14は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローに設定され、これらによって4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdが構成されている。
感光体ドラム13は、画像形成装置1の略中央に配置されている。帯電器15は、感光体ドラム13の表面を所定の電位に均一に帯電させる。露光装置11は、感光体ドラム13の表面を露光して静電潜像を形成する。現像装置12は、感光体ドラム13の表面の静電潜像を現像して、感光体ドラム13の表面にトナー像を形成する。
前記一連の動作によって、各感光体ドラム13の表面に各色のトナー像が形成される。クリーナ装置14は、現像および画像転写の後に感光体ドラム13の表面の残留トナーを除去および回収する。
中間転写ベルト装置16は、感光体ドラム13の上側に配置され、中間転写ベルト21、中間転写ベルト駆動ローラ22、中間転写ベルト従動ローラ23、中間転写ローラ24、および中間転写ベルトクリーニング装置25を備えている。なお、中間転写ローラ24は、YMCK用の各色の画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdに対応して4本設けられている。
中間転写ベルト駆動ローラ22、中間転写ベルト従動ローラ23、および中間転写ローラ24は、中間転写ベルト21を張架して、中間転写ベルト21の表面を所定方向(図中矢符C方向)に移動させる。
中間転写ベルト21は、矢符Cの方向へ周回移動し、中間転写ベルトクリーニング装置25によって残留トナーを除去および回収され、各感光体ドラム13の表面に形成された各色のトナー像が順次転写して重ね合わされて、中間転写ベルト21の表面にカラーのトナー像が形成される。
画像形成装置1は、転写ローラ26aを含む2次転写装置26をさらに備えている。転写ローラ26aは、中間転写ベルト21との間にニップ部が形成されており、用紙搬送路200を通じて搬送された用紙をニップ部に挟み込んで搬送する。用紙は、ニップ部を通過する際に、中間転写ベルト21の表面のトナー像が転写される。
給紙部17に設けられた給紙トレイ18は、画像形成に使用する用紙を蓄積しておくためのトレイであり、露光装置11の下側に設けられている。また、排紙トレイ19は、画像形成装置1の上側に設けられており、画像形成済みの用紙を載置するためのトレイである。
用紙搬送路200は、主経路201と、主経路201の途中で分岐して再合流する反転経路202とをさらに備え、ピックアップローラ31およびレジスト前ローラ33から、主経路201に沿って、レジストローラ32、2次転写装置26、定着装置10、および排紙ローラ34が配置されている。反転経路202は、定着装置10と排紙ローラ34との間から分岐し、複数の搬送ローラ35を経由してレジスト前ローラ33とレジストローラ32との間に再合流する。
ピックアップローラ31は、給紙トレイ18の端部近傍に備えられ、給紙トレイ18から用紙を1枚ずつ用紙搬送路200に供給する呼び込みローラである。レジストローラ32は、給紙トレイ18から搬送されている用紙を一旦保持し、感光体ドラム13上のトナー像の先端と用紙の先端とを合わせるタイミングで用紙を転写ローラ26aに搬送する。レジスト前ローラ33は、用紙の搬送を促進補助するための小型のローラである。
定着装置10は、ベルト定着方式とされており、複数の回転部材を備えている。回転部材としての定着ローラ41および加熱ローラ42には、回転部材としての定着ベルト43が懸架されている(後述する図2参照)。
この定着装置10では、定着ベルト43を介して定着ローラ41に加圧ローラ44が押圧される。定着装置10では、未定着画像(トナー像)が形成された用紙を受け取り、用紙を定着ベルト43と加圧ローラ44との間に挟み込んで搬送する。定着後の用紙は、排紙ローラ34によって排紙トレイ19上に排出される。
用紙の表面だけでなく、裏面に画像形成を行う場合、用紙を排紙ローラ34から反転経路202へと逆方向に搬送して、用紙の表裏を反転させ、用紙をレジストローラ32へと再度導き、表面と同様にして裏面に画像形成を行い、用紙を排紙トレイ19へと搬出する。
なお、4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdのうち少なくとも1つを用いて、モノクロ画像を形成し、モノクロ画像を中間転写ベルト装置16の中間転写ベルト21に転写することも可能である。このモノクロ画像も、カラー画像と同様に、中間転写ベルト21から用紙に転写され、定着される。
-定着装置の基本構成-
次に、本発明の実施形態に係る定着装置10について説明する。
図2は、本実施形態に係る定着装置10の概略断面図である。定着装置10は、回転部材としての定着ローラ41、加熱ローラ42、定着ベルト43、および加圧ローラ44が、ハウジング46に収納された構成を有する。定着装置10では、定着ローラ41および加熱ローラ42に懸架された定着ベルト43を介して、定着ローラ41とこれに圧接する加圧ローラ44とで用紙を挟持し、用紙に形成されたトナー像を定着させる。
定着ローラ41は、図示しない駆動機構に接続された円柱状のローラであって、ステンレス鋼で形成された芯金と、芯金の表面側にシリコンスポンジゴムで形成された弾性層とを備えている。
加熱ローラ42は、内部に複数の加熱部材45が設けられたローラである。加熱部材45は、例えば、ハロゲンランプなどのランプヒータとされている。加熱部材45から放射される熱は加熱ローラ42の全体を加熱する。加熱部材45としてランプヒータを用いることで、定着ベルト43を広範囲にわたって加熱することができる。また、安価なランプヒータを用いることで、定着装置10の低コスト化を図ることができる。
加圧ローラ44は定着装置10における加圧部材に相当し、鉄合金(STKM)で形成された芯金と、芯金の周囲にシリコンソリッドゴムで形成された弾性層と、弾性層の周囲にPFAチューブで形成された離型層等を備えている。加圧ローラ44は、定着ベルト43を介して定着ローラ41に対向する位置に配置されている。
定着ベルト43は、用紙を搬送しつつ用紙上の未定着画像を定着する無端状のベルトであって、例えばポリイミドで形成された基材と、シリコンゴムで形成された弾性層と、PFAチューブで形成された離型層とが、内側から順に積層された構成を有する。定着ベルト43の幅方向は、定着ベルト43の回転軸の軸方向Xに配設されている。定着ベルト43の裏面は、弾性層を表面に有する定着ローラ41と当接している。これにより定着ベルト43は、定着ローラ41の回転に同期して回転し、矢符Dの方向へ周回移動する。
定着ローラ41、加熱ローラ42、定着ベルト43、および加圧ローラ44といった回転部材は、ハウジング46の内部に納められている。定着ローラ41、加熱ローラ42、および加圧ローラ44は、軸方向Xに沿うように配置され、定着ベルト43はベルト幅方向が軸方向Xに沿う方向とされている。
定着装置10では、画像形成装置1の本体側に設けられた駆動機構(図示せず)が定着ローラ41の回転軸に設けられたギア(図示せず)に噛合され、駆動機構からの回転駆動力がギアを介して定着ローラ41の回転軸に伝達される。定着ローラ41は所定の回転方向に回転駆動される。定着ローラ41の回転に伴い、定着ベルト43が定着ローラ41の回転方向と同じ周回りの回転方向Dに周回移動する。加熱ローラ42は定着ローラ41の回転方向とは反対の回転方向Eに従動回転する。用紙は、定着ベルト43と加圧ローラ44の間に挟まれつつ搬送されて、定着ニップ域で加熱および加圧される。これにより、用紙上における未定着画像が溶融、混合、圧接されて熱定着される。
ハウジング46は、例えば難燃性合成樹脂系材料からなり、定着ローラ41、加熱ローラ42、定着ベルト43、および加圧ローラ44の全体を取り囲むように設けられている。ハウジング46には、用紙が通過する主経路201上に、入紙口47と出紙口48が設けられており、入紙口47にはガイド部材が備えられている。
定着ローラ41の近傍には剥離部材51が配設されている。剥離部材51は、定着ローラ41に接触している用紙を剥離し、出紙口48へ導く。定着ベルト43は、ハウジング46内に配設されたフレーム62に配置されている。
未定着画像が定着された後、用紙はさらに上方へと搬送されて排紙トレイ19に排出される。用紙が加圧ローラ44との挟持部から定着ベルト43側に巻き付き気味に排出される場合には、剥離部材51の先端部により用紙が定着ベルト43から剥がされ、この剥がされた用紙が上方へと搬送されて排出される。
-用紙分離装置-
本発明に係る用紙分離装置50は剥離部材51を備えており、剥離部材51が用紙搬送路200の主経路201に配置された回転部材に対向して設けられる。剥離部材51は、本実施形態では、定着装置10の定着ベルト43に対して設けられている。
すなわち、用紙分離装置50では、回転部材としての定着ベルト43に対向して設けられている。用紙分離装置50は、用紙搬送路200に配置された定着ベルト43に対して、搬送されてきた用紙を分離させて剥離し、用紙の巻き込みを防止するように適用される。
ここで、従来構造の剥離爪等の剥離部材は、定着ベルト43の表面から僅かに離して位置決めされていることから、その先端部と定着ベルト43との間隙が所定値より大きくなると用紙が侵入しやすくなり、紙詰まりが発生する虞があった。しかも、その間隙に侵入した用紙がそのまま定着ベルト43の周面に密着して搬送されると、用紙を除去することが困難な状態となる虞があった。これに対して、本実施形態に係る定着装置10では、以下に説明する用紙分離装置50を備えさせることで、剥離部材51の先端部と定着ベルト43との間隙が常に所定値となるように安定管理し、用紙が定着ベルト43の周面に巻き付いて剥離不良が発生するのを未然に防止するように構成している。
図3は、定着装置10のハウジング46を取り除いて示した、用紙分離装置50の概略斜視図であり、図4は、用紙分離装置50の全体構成を示す斜視図であり、図5は、用紙分離装置50の分解斜視図である。いずれの図も、加熱ローラ42、定着ローラ41、加圧ローラ44を回転可能に支持する軸受部の図示を省略している。
用紙分離装置50は、剥離部材51と、剥離部材51を支持する支持部材54と、分離先端部71とを備えている。剥離部材51は、軸方向Xに沿って長い帯板状の部材であり、定着ベルト43の表面に向けて延設された先端部を有するとともに、長手方向が軸方向Xに沿って配置される。
用紙分離装置50の上方には、用紙搬送路200に沿って、対をなす搬送ローラ36と搬送コロ37とが互いに対向して設けられている。搬送コロ37は用紙搬送路200を構成する用紙搬送ガイド38に備えられて、これらによって用紙が排紙ローラ34の方向へ送られる。
剥離部材51は、用紙搬送ガイド38の下方に配設されている。すなわち、剥離部材51は、加圧ローラ44および定着ベルト43により形成される定着ニップ域より、定着ベルト43の回転方向Dの下流側に配設されている。
例示の形態では、図2および図4に示すように、剥離部材51は、支持部材54に固定される支持板52と、支持板52に取り付けられるとともに支持板52より厚みの薄い板材で形成された剥離板53とを備えている。支持板52と剥離板53とは、互いに重ね合わされて一体に支持されている。また、剥離板53は、支持板52の表面側であって用紙搬送路200の主経路201に臨む側に配置されている。なお、用紙分離装置50を構成する剥離部材51および分離先端部71において、軸方向Xに沿って設けられて用紙搬送路200の主経路201に臨んで配設される側の面を表面とし、この反対側を裏面として以下説明する。
図5に示すように、剥離板53は、軸方向Xを長手方向として定着ローラ41の回転軸と平行に延びる板状の部材(例えば板金)とされ、軸方向Xから見て略L字状に形成されている。より具体的には、剥離板53は、上下方向Zに配置される側板と、屈曲されて左右方向Yに配置される側板とを有して略L字状に形成されている。剥離板53の先端は、上下方向Zの側板の下端辺となり、定着ニップ域よりも、定着ベルト43の回転方向Dの下流側に配置される。支持板52は、剥離板53の裏面側に一体に備えられ、剥離板53に密着する略L字状に形成されている。
剥離部材51は、定着ベルト43に対して予め定められた間隙(d)を設けた非接触の状態で剥離板53が支持されて、定着ベルト43から用紙を剥離する構成とされている。剥離板53は、支持板52よりも大きい表面積を有するように形成されて、剥離板53の先端は支持板52よりも下方に突出するように設けられている。これによって、剥離板53の先端は、剥離部材51の先端部を構成して、定着ベルト43の表面に対向するとともに、定着ベルト43の表面との間隙(d)をできるだけ狭くするように設けられている。
支持部材54は、軸方向Xの両端部にそれぞれ配設されて剥離部材51を支持する。図4に示すように、支持部材54は、定着ベルト43の幅方向(軸方向Xに相当)における両端部(用紙の有効画像領域より外側の部分)で剥離部材51を支持している。有効画像領域は、例えば最大サイズ(具体的には330.2mm[13インチ])の用紙に対して画像形成するときに感光体ドラム13に画像が形成されるべき最大の領域(具体的には310mm)に相当する。
各支持部材54は、剥離部材51を付勢しつつ保持するアーム部材55を備えている。図5に示すように、アーム部材55は、定着ベルト43の上方に配設される部材であり、一方の端部に、剥離部材51が当接される固定部56を備え、他方の端部に、付勢部材61が係止される付勢部材係止部57を備えている。
図6は、アーム部材55と剥離部材51との取付構造を示す斜視図である。図7A~図7Cは、アーム部材55をそれぞれ示しており、図7Aでは図5に示す軸方向Xの前方X1側からアーム部材55を見て示した正面図であり、図7Bは左右方向Yの右側Y2からアーム部材55を見た側面図であり、図7Cはアーム部材55を下方から見た底面図である。
図示するように、アーム部材55には、固定部56と付勢部材係止部57との間の領域には支軸58が突設されている。支軸58は、軸方向Xに沿って外側に突出するように設けられている。図4および図5に示すように、アーム部材55は、前方X1および後方X2に対向して配設されたフレーム62に取り付けられて、支軸58を回動中心として回動可能に支持されている。
アーム部材55の固定部56は、剥離部材51の支持板52の裏面(図5ではY1側の面)に当接される。固定部56には、支持板52を取り付けるためのビス63が挿通する挿通孔561が表裏両面に貫通して設けられている。また、固定部56の表面には、支持板52に係止して位置決めするボス部562が突設されている。
アーム部材55の付勢部材係止部57は、固定部56とは反対側となる、用紙搬送路200(主経路201)から離れた側の端部(図5では左側Y1の端部)に設けられている。付勢部材係止部57は上下方向Zに延びる平板部を有しており、付勢部材61の端部を係止させる係止孔571が設けられている。係止孔571には、付勢部材61としての例えばコイルバネの一端が係止される。また、この付勢部材61の他端は、フレーム62に設けられた係止部621に係止される。
図8は、用紙分離装置50におけるアーム部材55の取付構造を示す斜視図であり、図3におけるF部拡大図である。図5および図8に示されるように、アーム部材55の一方の端部の固定部56には、剥離板53を有する支持板52がビス63で固定されている。アーム部材55の他方の端部には、付勢部材61が係止されている。支軸58は、凹状に切り欠いてフレーム62に設けられた受け部622に保持されている。
これにより、アーム部材55は、支軸58を回動中心として回動可能とされるとともに、付勢部材61によってフレーム62の係止部621と付勢部材係止部57との間の距離を狭める回転方向に付勢される。そのため、アーム部材55の付勢部材係止部57と反対側にある固定部56に取り付けられた剥離部材51は、定着ベルト43の表面方向に付勢された状態で支持されている。
図8に示す例では、付勢部材61によってアーム部材55は支軸58を中心にして矢符Mで示す付勢方向に付勢され、アーム部材55の固定部56も支軸58を中心にして矢符M方向に付勢され、固定部56に取り付けられた剥離板53も矢符M方向に付勢される。このようなアーム部材55の付勢によって、剥離板53の先端は定着ベルト43の表面に向けて付勢された状態で保持される。剥離板53の先端と定着ベルト43の表面との間隙dは、狭ければ狭い方がよいが、例えば0.5mm程度とされることが好ましい。
ここで、剥離板53の先端と定着ベルト43の表面との間隙dを狙い値で好適に保持するために、用紙分離装置50にはさらに分離先端部71が設けられている。図6および図7Bに示すように、アーム部材55において、固定部56には、収容部59が設けられている。例示の形態では、収容部59は、固定部56の表裏両面に貫通する矩形状の貫通孔とされている。この収容部59には、分離先端部71に設けられた第1突部731が嵌め込まれて保持される。収容部59と第1突部731の間には隙間があるため、分離先端部71は、収容部59に対して回動可能(移動可能)に支持される。
図9A~図9Dは、分離先端部71それぞれ示し、図9Aでは図5に示す軸方向Xの前方X1から分離先端部71を見て示した正面図であり、図9Bは左右方向Yの右側Y2から分離先端部71を見た側面図であり、図9Cは図9Bの反対側の側面図であり、図9Dは分離先端部71を下方から見た底面図である。
図示するように、分離先端部71は、剥離部材51の先端部に当接する第1当接面721と、定着ベルト43の表面に当接する第2当接面722とを有する摺接部72を備えて形成されている。この摺接部72の定着ベルト43の回転方向Dの下流側には、固定部56に向けて延伸された対向部73と、対向部73から収容部59に向けて突出した第1突部731が設けられている。分離先端部71は、アーム部材55の固定部56に対して、第1突部731が上方に位置し、摺接部72が下方に位置するような向きで取り付けられる。
摺接部72において、第1当接面721と第2当接面722との間の厚みは、下方ほど徐々に小さくなるように形成されている。摺接部72の先端723の厚みは、剥離板53の先端と定着ベルト43の表面との好適な間隙dに対応させて形成されている。また、図9Bに示すように、摺接部72は先端723側ほど幅が狭くなる略台形状の表面形状を有しており、隅部にはアールが設けられている。
図6に示すように、分離先端部71の対向部73は、剥離部材51の支持板52の裏面側に配設されて、先端723が剥離板53の先端側に位置するように設けられる。第1当接面721は剥離板53に当接する向きで配設される。
これにより、分離先端部71は、摺接部72の先端723が、加圧ローラ44および定着ベルト43により形成される定着ニップ域に向けて配設される。また、図8に示すように、分離先端部71は、定着ベルト43の回転方向Dの上流側ほど徐々に厚みが小さくなるように形成されている。分離先端部71はこのような形状を有することで、剥離板53と定着ベルト43との間隙dを確保しつつも、定着ベルト43に食い込まないように構成されている。
分離先端部71の対向部73は、アーム部材55の固定部56と、剥離部材51の支持板52との間で、支持板52と当接しないように摺接部72から固定部56側に延伸して設けられる。このように構成することで、分離先端部71が、収容部59に対して確実に揺動できるので、摺接部72において第1当接面721と第2当接面722とが、それぞれ確実に剥離板53の先端部と定着ベルト43の表面とに当接できるようになる。つまり、剥離板53の先端部と定着ベルト43との隙間を、狙いの値dで確実に管理できるようになる。なお、対向部73は、摺接部72の上方に第3当接面74を介して延設されている。
図9A~図9Cに示すように、摺接部72の上方には、第1当接面721を有する表面側から裏面側の方向へ凹ませた段部が設けられて、第3当接面74が形成されている。対向部73には、第1突部731と第2突部732とが突設されている。第1突部731は、対向部73の裏面から突設されて、断面矩形状に形成されている。第2突部732は、対向部73の表面から突設されて、第1突部731と反対方向に延びている。第2突部732は断面円形状に形成されている。
前記のとおり、第1突部731は、図6に示すように、アーム部材55の収容部59に嵌め込まれて保持される。第2突部732は、剥離部材51の支持板52に貫通して設けられた長孔状の規制部521に嵌め込まれる。
図10は、剥離部材51とアーム部材55との取付構造を示す分解斜視図である。図示するように、剥離部材51の支持板52の端部には、各部材を取り付けるための規制部521、位置決め孔522、および止着孔523が表裏両面に貫通させて開口されている。
規制部521は、上下方向Zに長い長孔状に形成されて、第2突部732を保持するとともに、第2突部732の可動範囲を規制する。言い換えると、第2突部732は、規制部521の長孔によって、定着ベルト43の回転方向Dに移動可能となるように移動方向が規制される。位置決め孔522には、アーム部材55の固定部56のボス部562が嵌め込まれる。止着孔523には、固定部56の挿通孔561を通してビス63が挿通されて、分離先端部71を挟み込んだ状態で、支持板52とアーム部材55とが結合される。図6および図10に示すように、分離先端部71の第3当接面74には、支持板52の先端側の端部(下方の端部)が対向するように配置される。
以上のように構成することで、分離先端部71は固定部56に対して揺動可能に支持され、摺接部72の第1当接面721と第2当接面722とがそれぞれ剥離板53の先端部と定着ベルト43の表面と当接させることができる。また、剥離板53の先端部を介して定着ベルト43に押し付けられた分離先端部71の摺接部72に、摩擦力によって定着ベルト43の回転方向Dに移動する力が作用しても、分離先端部71は、第2突部732によって定着ベルト43の回転方向Dに移動方向が規制され、さらに第3当接面74が支持板52の端部と接触することで定着ベルト43の回転方向Dと直交する方向で位置決めされ係止される。そのため、分離先端部71の摺接部72が定着ベルト43に対して安定して当接するため、剥離板53の先端部を介して分離先端部71が定着ベルト43に付勢されても(その当接摩擦力は安定するため)、剥離板53の先端と定着ベルト43の隙間を安定して狙いの値dの値で管理できるようになる。
図11は、剥離部材51と定着ローラ41とを示す主経路201側から見た斜視図であり、図12は、剥離部材51と定着ローラ41との配置形態を軸方向Xに見て示す断面図である。
前記したように、分離先端部71は、定着ローラ41の軸方向Xの両端部にそれぞれ配設されて、それぞれがアーム部材55と剥離部材51との間で揺動可能に保持されている。また、定着ベルト43の両端部で、剥離部材51の剥離板53の先端と定着ベルト43の表面との間に分離先端部71が位置して、定着ベルト43の表面に接触するように設けられている。
これにより、分離先端部71の摺接部72の厚みが、剥離板53の先端と定着ローラ41の表面との間隙dを一定に保持するものとなる。加えて、分離先端部71においては、摺接部72が先端723側ほど薄くなるように形成されているので、間隙dをより狭く設けることができる。
分離先端部71において、摺接部72は先端723側ほど厚みが小さくなるように形成されている。第1当接面721と第2当接面722との交差角αを、定着ベルト43の表面と剥離板53の先端との好適な間隙dに対応させて形成していることで、剥離板53が安定的に位置決めされる。
仮に、図13の参考例に示すように、従来構造の剥離板530が支軸580を有する支持部材550にビス等により固定されて揺動不能に設けられていると、長期的な使用によって剥離板530の先端部が曲がったり、支持部材550に対して剥離板530が傾いて取り付けられたりしたときに、定着ローラ41の表面と剥離板530との間隙d1は狙い値よりも広くなってしまい、用紙が間隙に巻き込まれる虞がある。これに対して、図11および図12に示す本実施形態の場合には、揺動可能に保持された分離先端部71を介して、間隙dを一定の狙い値に保持することが可能となり、適正な間隙管理のための調整作業等を要することなく、画像形成処理を継続的に行うことが可能となる。
また、剥離板53の表面側には何ら突出部が設けられないので、用紙搬送路200の主経路201に面するように用紙分離装置50を配置することができ、定着ベルト43や定着ローラ41の長さを長くする必要なく、定着装置10の小型化を図ることも可能となる。
なお、支持部材54に対して揺動可能に設けられる分離先端部71は、アーム部材55と剥離部材51との間で例示した形態により保持されるに限らず、揺動可能な構成であればどのように設けられてもよい。例えば、分離先端部71の対向部73が弾性部材により形成され、アーム部材55と一体的に接続されていてもよい。このように構成することで、摺接部72が剥離板53の先端部を介して定着ベルト43側に付勢された際に、対向部73が湾曲し、摺接部72の第1当接面721と第2当接面722とが、それぞれ確実に剥離板53の先端部と定着ベルト43の表面とに当接されるようになる。そのため、剥離板53の先端と定着ベルト43の隙間を安定して狙いの値dの値で管理できるようになる。また、アーム部材55と一体的に形成された対向部73の長手方向の断面が一部小さくなるように形成することで、対向部73が湾曲しやすいように構成しても、同様の効果を得ることができる。
以上のような定着装置10を備える画像形成装置1は、用紙に対して多色および単色の画像を形成するカラー画像形成装置であるに限られず、モノクロ画像を形成する画像形成装置であってもよい。モノクロ画像形成装置の場合、加圧ローラ44は、芯金の周囲の弾性層にシリコンスポンジが用いられることが好ましい。この場合にも、本実施形態の構成と同様に用紙分離装置50を設けることで、用紙搬送路200に用紙を円滑に導く効果を得ることができる。定着装置10において、用紙分離装置50が対向して設けられる回転部材としては、加圧ローラ44との間で用紙を搬送しつつ用紙上の未定着画像を定着する定着ローラ41であってもよい。
また、用紙分離装置50における支持部材54および分離先端部71の各部の形状および配置等も、前記実施形態に示した構成であるに限られず、どのように設けられてもよい。そのため、前記実施形態は例示であって、限定的なものではない。本発明は、請求項に示される範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態に開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 画像形成装置
10 定着装置
41 定着ローラ(回転部材)
42 加熱ローラ
43 定着ベルト(回転部材)
44 加圧ローラ(対向部材)
50 用紙分離装置
51 剥離部材
52 支持板
521 規制部
53 剥離板
54 支持部材
55 アーム部材
56 固定部
57 付勢部材係止部
58 支軸
59 収容部
61 付勢部材
62 フレーム
71 分離先端部
72 摺接部
721 第1当接面
722 第2当接面
73 対向部
731 第1突部
732 第2突部
74 第3当接面

Claims (9)

  1. 対向部材との間で用紙を挟持し、回転することで前記用紙を搬送する回転部材と、
    前記回転部材における用紙挟持部より用紙搬送方向下流側に、前記回転部材に向かって延伸された先端部を有し、前記回転部材の回転軸方向に沿って配置される板状の剥離部材と、
    前記剥離部材を前記回転軸方向の両端部でそれぞれ支持する支持部材と、
    前記剥離部材の先端部と前記回転部材との間でそれぞれと当接するように配置され、前記各支持部材に対してそれぞれ揺動可能に取り付けられた分離先端部と、を備え
    前記分離先端部は、前記剥離部材の先端部に当接する第1当接面と、前記回転部材の表面に当接する第2当接面とを有する摺接部を備え、
    前記第1当接面と前記第2当接面との間の厚みが、前記回転部材の回転方向の上流側ほど小さくなるよう設けられたことを特徴とする用紙分離装置。
  2. 請求項1に記載の用紙分離装置において、
    前記分離先端部は、前記回転部材の回転方向の下流側に、前記剥離部材と接しないように延伸された対向部を備え、
    前記対向部には、前記支持部材側に突出した第1突部が設けられ、
    前記支持部材には、前記第1突部を収容し、前記分離先端部を揺動可能に保持する収容部が設けられたことを特徴とする用紙分離装置。
  3. 請求項に記載の用紙分離装置において、
    前記対向部は、前記剥離部材側に向かって突出する第2突部をさらに備え、
    前記剥離部材は、前記第2突部を収容し、前記第2突部の前記剥離部材に対する可動範囲を規制する規制部を有することを特徴とする用紙分離装置。
  4. 請求項1~のいずれか1つの請求項に記載の用紙分離装置において、
    前記剥離部材は、前記支持部材に固定される支持板と、前記支持板に取り付けられるとともに前記支持板より厚みの薄い板材で形成された剥離板とを備え、
    前記剥離板の前記回転部材側の端部は、前記支持板の前記回転部材側の端部より突出するように設けられるとともに、前記先端部を構成することを特徴とする用紙分離装置。
  5. 請求項に記載の用紙分離装置において、
    前記分離先端部は、前記支持板の前記回転部材側の端部と対向するように設けられた第3当接面を有することを特徴とする用紙分離装置。
  6. 請求項1~のいずれか1つの請求項に記載の用紙分離装置において、
    前記支持部材は、一方の端部に前記剥離部材が固定される固定部を備えるとともに、他方の端部に付勢部材の係止部が備えられ、前記固定部と前記係止部との間を回動中心として回動可能に支持され、
    前記剥離部材は、前記回転部材の表面方向に付勢されていることを特徴とする用紙分離装置。
  7. 請求項1~のいずれか1つの請求項に記載の用紙分離装置を備える定着装置であって、
    前記回転部材は、加圧部材との間で用紙を搬送しつつ用紙上の未定着画像を定着する定着ローラであることを特徴とする定着装置。
  8. 請求項1~のいずれか1つの請求項に記載の用紙分離装置を備える定着装置であって、
    前記回転部材は用紙を搬送しつつ用紙上の未定着画像を定着する無端状の定着ベルトであり、前記定着ベルトの前記剥離部材と対応する位置の反対側は、弾性層を表面に有する定着ローラと当接していることを特徴とする定着装置。
  9. 請求項または請求項に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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