JPH0619240B2 - 調理器 - Google Patents

調理器

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JPH0619240B2
JPH0619240B2 JP29020885A JP29020885A JPH0619240B2 JP H0619240 B2 JPH0619240 B2 JP H0619240B2 JP 29020885 A JP29020885 A JP 29020885A JP 29020885 A JP29020885 A JP 29020885A JP H0619240 B2 JPH0619240 B2 JP H0619240B2
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JP
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food
output
sensor
gas
gas sensor
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JP29020885A
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臣光 野田
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、食品から放散するガスを検知するガスセン
サを備えた調理器に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
一般に、調理器たとえば電子レンジにあっては、特開昭
58−7792号公報に示されるように、食品から放散
するガスを検知するガスセンサを備え、このガスセンサ
の出力の時間的な変化率によって食品の種類を判別し、
その食品の種類に対応する最適な調理を行なうようにし
たものがある。
しかしながら、同じ種類の食品であってもその量によっ
てガスの発生量が異なるため、種類判別にしばしば誤り
を生じ、調理の出来具合に悪影響を及ぼすことがあっ
た。
そこで、ガスに含まれているアルコール分が食品の種類
によって異なることに着目し、アルコール系に対して感
度が異なる2つのガスセンサを設け、これらガスセンサ
の出力の差によって食品の種類を判別することが考えら
れる。
しかしながら、この場合、各ガスセンサの感度の設定が
難しく、確実な種類判別が困難である。
〔発明の目的〕
この発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、食品の量などに影響を受ける
ことなく、食品の種類を適確に判別することができ、こ
れにより常に出来具合の良好な調理を行なうことができ
る信頼性にすぐれた調理器を提供することにある。
〔発明の概要〕
この発明は、食品から放散するガスを検知するガスセン
サを設けるとともに、食品から放散するガスの湿度を検
知する湿度センサを設け、この湿度センサの出力の変化
と前記ガスセンサの出力の変化との比較によって食品の
種類を判別する調理器である。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図において、1 は加熱室で、この加熱室1 内には食
品を載置するための棚板2 を設けている。また、加熱室
1 の天井面に高周波電波の供給口3 を形成し、この供給
口3 に導波管4 の一端を連通する。そして、導波管4 の
他端外周に高周波発生装置であるところのマグネトロン
5 を取付け、そのマグネトロン5 のアンテナ5aを導波管
4 内に導入する。
さらに、加熱室1 の側壁上部に排気口6 を形成し、この
排気口6 の外側に枠体7 を取付ける。そして、この枠体
7 と排気口6 との間にガスセンサ8 および湿度センサ9
を配置する。
一方、10は制御部で、この制御部10に上記ガスセンサ8
および湿度センサ9 を接続する。また、20は商用交流電
源で、この電源20に制御スイッチ(リレー接点)21a お
よび高圧トランス22などを介して上記マグネトロン5 を
接続する。制御スイッチ21a は、制御部10によって制御
されるものである。
第2図はガスセンサ8 ,湿度センサ9 ,および制御部10
の具体例である。
ガスセンサ8 は、SnO等の酸化物半導体素子8aおよ
びその素子8aを加熱するヒータ8bからなり、主にアルコ
ール系のガスに対して感度が高いものである。しかし
て、ヒータ8bを直流電源31に接続する。また、素子8aに
抵抗32を介して直流電圧Vddを印加し、その素子8aと抵
抗32との接続点に生じる電圧をA/D(アナログ/ディ
ジタル)変換器33でディジタル信号に変換し、マイクロ
コンピュータ40に入力する。
湿度センサ9 は、周囲の雰囲気に触れる状態の開放形サ
ーミスタ9aおよび絶対湿度0%の空気が封じ込められて
いる密封形サーミスタ9bからなり、絶対湿度が高くなる
と、空気の熱伝導が良くなって開放型サーミスタ9aの温
度が密封型サーミスタ9bの温度よりも低くなることを利
用した絶対湿度センサである。しかして、サーミスタ9a
に対し、抵抗34を介して直流電圧Vddを印加する。ま
た、サーミスタ9bに対し抵抗35を介して直流電圧Vddを
印加する。そして、サーミスタ9a、抵抗34の相互接続点
に生じる電圧とサーミスタ9b,抵抗35の相互接続点に生
じる電圧との差を増幅器36で増幅し、かつA/D変換器
37でディジタル信号に変換し、マイクロコンピュータ40
に入力する。
なお、この場合、増幅器36の調整により、湿度センサ9
の湿度に対する感度が上記ガスセンサ8 の湿度に対する
感度と同じになるようにしてある。
また、マイクロコンピュータ40に抵抗41を介してNPN
型トラジスタ42のベース・エミッタ間を接続する。そし
て、リレー21に対し、トランジスタ42のコレクタ・エミ
ッタ間を介して直流電圧Vddを印加する。
つぎに、上記のような構成において動作を説明する。
加熱室1 内の棚板2 に食品を載置し、ドア(図示しな
い)を閉成する。そして、操作部(図示しない)で調理
の開始操作を行なうと、マイクロコンピュータ40がトラ
ンジスタ42をオンし、リレー21が動作する。リレー21が
動作すると、その接点である制御スイッチ21a がオン
し、マグネトロン5 が発振動作する。5 こうして、マグネトロン5 が発振動作すると、そのマグ
ネトロンから発せられる高周波電波が導波管4 を介して
加熱室1 内に供給され、棚板2 上の食品に対する誘電加
熱が行なわれる。
この加熱時、食品から放散するガスが排気口6 を通り、
ガスセンサ8 および湿度センサ9 に当たって外部に排出
される。こうして、食品から放散するガスの量をガスセ
ンサ8 が検知するとともに、食品から放散するガスの湿
度を湿度センサ9 が検知する。つまり、ガスセンサ8 か
らガスの量に対応する電気信号(素子8aと抵抗32との接
続点に生じる電圧)出力され、それがA/Dへ変換器33
でディジタル信号に変換されてマイクロコンピュータ40
に供給される。さらに、湿度センサ9 からガスの湿度に
対応する電気信号(開放形サーミスタ9a,抵抗34の相互
接続点に生じる電圧と密封形サーミスタ9b,抵抗35の相
互接続点に生じる電圧との差電圧)が出力され、それが
増幅器36で増幅され、かつA/D変換器37ディジタル信
号に変換され、マイクロコンピュータ40に供給される。
ここで、ガスセンサ8 の出力特性を第3 図に示す。すな
わち、食品に含まれているアルコール分が多いほどガス
センサ8 の出力が大となる。なお、味噌汁やカレーの場
合には調味料にアルコール分が含まれているので、水や
ご飯の場合よりも出力が大きい。ただし、このガスセン
サ8 の出力の時間的な変化率に関しては、背景技術の説
明でも述べたように、食品の量に左右されるという問題
がある。
しかして、加熱開始から一定時間tが経過すると、マイ
クロコンピュータ40は第3図に示すようにそれまでのガ
スセンサ8 の出力の変化δgを検出し、さらに第4図に
示すようにそれまで湿度センサ9 の出力の変化δfを検
出する。そして、δgとδfとを比較し、食品の種類を
判別する。
すなわち、マイクロコンピュータ40は下式のような種類
判別条件を内部のメモリに予め記憶しており、式が満
足すれば食品が水またはご飯であると判定し、式が満
足すれば食品がカレーであると判定し、式が満足すれ
ば食品が味噌汁であると判定し、式が満足すれば食品
が酒であると判定する。
δg=δf±a…… δg=K・δf±b…… δg=K・δf±c…… δg=Kn・δf±x…… これは、食品が水やご飯の場合、ガスセンサ8 の出力の
変化δgが小さく、逆に湿度センサ9 の出力の変化δf
が大きいことを判別条件としたものである。一方、食品
が酒の場合、ガスセンサ8 の出力の変化δgが大きく、
逆に湿度センサ9 の出力の変化δfが小さいことを判別
条件としている。
しかして、マイクロコンピュータ40は、判別した食品の
種類に応じてガスセンサ8 の出力に対する加熱終了値を
設定する。こうして、ガスセンサ8 の出力が実際に加熱
終了値に達すると、そこでトランジスタ42をオフし、リ
レー21の動作を停止して制御スイッチ21a をオフせしめ
る。制御スイッチ21a がオフすると、マグネトロン5 の
発振動作が停止し、加熱終了となる。
このように、ガスセンサ8 の出力および湿度センサ9 の
出力によって食品の種類を判別するようにしたので、食
品の量などに影響を受けることなく、適確な種類判別を
行なうことができる。よって、きめの細かい自動調理が
可能となる。そして、常に良好な出来具合の調理を行な
うことができる。
なお、上記実施例では、判別した食品の種類に応じてガ
スセンサ8 の出力に対する加熱終了値を設定し、ガスセ
ンサ8 の出力に応じた加熱制御を行なうようにしたが、
判別した食品の種類に応じて加熱終了時間を設定し、時
間経過に応じた加熱制御を行なうようにしてもよい。ま
た、食品からの赤外線を検知する赤外線センサを設ける
とともに、判別した食品の種類に応じて赤外線センサの
出力に対する加熱終了値を設定し、食品の温度に応じた
加熱制御を行なうようにしてもよい。
さらに、湿度センサ9 として絶対湿度を検知するものを
採用したが、相対湿度を検知するものを採用してもよ
い。
〔発明の効果〕
以上述べたようにこの発明によれば、食品の量などに影
響を受けることなく、食品の種類を適確に判別すること
ができ、これにより常に出来具合の良好な調理を行なう
ことができる信頼性にすぐれた調理器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の全体的な構成を示す図、
第2図は同実施例における要部の具体的な構成を示す
図、第3図は同実施例におけるガスセンサの出力特性を
示す図、第4図は湿度センサの出力の一例を示す図であ
る。 1 ……加熱室、5 ……マグネトロン、8 ……ガスセン
サ、9 …湿度センサ、21……リレー、40……マイクロコ
ンピュータ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食品から放散するガスを検知するガスセン
    サと、食品から放散するガスの湿度を検知する湿度セン
    サと、この湿度センサの出力の変化と前記ガスセンサの
    出力の変化との比較により食品の種類を判別する手段と
    を具備したことを特徴とする調理器。
  2. 【請求項2】ガスセンサは、酸化物半導体により構成さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    調理器。
  3. 【請求項3】湿度センサは、2つのサーミスタにより構
    成され、絶対湿度を検知するものであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項または第2項記載の調理器。
JP29020885A 1985-12-23 1985-12-23 調理器 Expired - Lifetime JPH0619240B2 (ja)

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JP29020885A JPH0619240B2 (ja) 1985-12-23 1985-12-23 調理器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003090313A1 (en) 2002-04-19 2003-10-30 Roadeye Flr General Partnership Rf system concept for vehicular radar having several beams

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003090313A1 (en) 2002-04-19 2003-10-30 Roadeye Flr General Partnership Rf system concept for vehicular radar having several beams

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JPS62153632A (ja) 1987-07-08

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