JPH0619148Y2 - フイルタ付きコネクタ - Google Patents

フイルタ付きコネクタ

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Publication number
JPH0619148Y2
JPH0619148Y2 JP1989145614U JP14561489U JPH0619148Y2 JP H0619148 Y2 JPH0619148 Y2 JP H0619148Y2 JP 1989145614 U JP1989145614 U JP 1989145614U JP 14561489 U JP14561489 U JP 14561489U JP H0619148 Y2 JPH0619148 Y2 JP H0619148Y2
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JP
Japan
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connector
filter
bottom wall
metal
capacitor
Prior art date
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Application number
JP1989145614U
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JPH0384568U (ja
Inventor
広志 天野
光夫 藤倉
Original Assignee
大宏電機株式会社
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Publication date
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、複数本のコネクタピンを備えた多極コネクタ
において、コネクタピンを通過するノイズを除去するた
めのフィルタを有するコネクタの改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種フィルタ付きコネクタは、第6図に示すよ
うに、コネクタハウジング1の底部に金属板(シールド
板)2を配置し、コネクタハウジング1に被嵌したケー
シング3を金属板2に固定するとゝもに、前記コネクタ
ハウジング1に取付たコネクタピン4と金属板2とを、
コネクタピン4に挿通した貫通コンデンサ5を介して半
田付け6によって連結した構成からなり、前記コネクタ
ピン4の下半部分を、電子機器のシールドケース7の天
面部7aに明けた孔8を貫通せしめてプリント基板9の
取付孔9a内に挿入し、その銅箔パターンに半田付けす
るものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕 上記の如く、従来のフィルタ付きコネクタは、貫通コン
デンサ5を金属板2に半田付け6によって固定している
が、この半田付けの際に、半田6が金属板2上に流れて
これが金属板2の下面において盛り上がった状態で固化
する。そのため、フィルタ付きコネクタをシールドケー
ス7の天面部7aに装着した時に、天面部7aと金属板
2との間に間隙がHが生じ、この間隙Hからノイズが漏
れるという危険性があるとゝもに、電気的接続に対する
信頼性及び外観の点で難点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記のような従来の問題点を解決するために
成されたもので、半田流れ及びノイズ漏れを防止したコ
ネクタを提供することを目的としたものであり、その要
旨は、金属メッキを施した樹脂製ハウジング内に複数本
のコネクタピンを固定したコネクタプラグを装着してな
るコネクタにおいて、前記金属メッキを施した樹脂製ハ
ウジングは、その側壁の外側にシールドケースに接続固
定する取付用フランジ部と、その底壁の下面から突出す
る前記シールドケースの窓穴内に嵌合する周壁とを備
え、前記コネクタピンに挿通した貫通コンデンサを前記
底壁に穿設した貫通孔に挿入して、貫通コンデンサと前
記底壁の下面とを前記周壁の内側において半田付けによ
り接続したことを特徴とするフィルタ付きコネクタにあ
る。
〔実施例〕
以下、本考案を第1図乃至第3図に示す実施例により詳
細に説明する。なお、第1図は本考案に係るフィルタ付
きコネクタの使用状態を示す一部を切除した正面図で、
第2図はフィルタを構成する貫通コンデンサの接続状態
の縦断面図、第3図は同フィルタの等価回路を示す。
図において、1はコネクタプラグで、樹脂製のコネクタ
ハウジング2と、該コネクタハウジング2の底部2aに
所定間隔で並列状態で立設された複数本のコネクタピン
3とから構成されている。
4は前記コネクタピン3の中央部分に挿入し固定されて
いる貫通コンデンサで、第2図に示すように、円筒形状
の内部電極4aと外部電極4bとの間に誘電体4cを介
装した構造からなり、コネクタピン3を貫通コンデンサ
4の内部電極4a内に挿入し、半田付け5により固定し
ている。
6は表面に金属メッキを施した樹脂製のハウジングで、
その内部に前記コネクタプラグ1を収容できるように、
底壁7と前後左右の側壁8とからなる上方開放の箱形に
形成されており、その内側において、底壁7と側壁8と
のコーナ部に形成した所定高さの段部9に、前記コネク
タプラグ1を載置し固定するように構成されている。
10は前記金属メッキを施した樹脂製ハウジング6の側
壁8の外側に突設した取付用フランジ部で、底壁7と対
応する位置に形成されており、更に底壁7の下面には周
壁11が形成されている。
そして、第2図に示すように、前記貫通コンデンサ4を
金属メッキを施した樹脂製ハウジング6の底壁7に穿設
した貫通孔7a内に挿入して、そのフランジ部4dを底
壁7の下面に密着せしめた後、貫通コンデンサ4の外周
面と貫通孔7aの内周面との間、及び貫通コンデンサ4
のフランジ部4dの外周面と底壁7の下面との間を、夫
々半田付け12,13することにより固定している。
14はシールドケースで、下方部においてプリント基板
15に固定されており、シールドケース14の天面部1
4aに形成した窓穴14b内に前記金属メッキを施した
樹脂製ハウジング6の周壁11を嵌合させることによ
り、取付用フランジ部10の下面とシールドケース14
の天面部14aとを面接せしめ、これをネジ16で締付
けて金属メッキを施した樹脂製ハウジング6をシールド
ケース14に装着している。尚、前記コネクタピン3の
下部ピン足3aは、プリント基板15に形成した孔15
a内に挿入され、突出したピン足3aを銅箔パターンに
半田付けして固定されている。
而して、貫通コンデンサ4を半田付け12,13によっ
て金属メッキを施した樹脂製ハウジング6の底壁7に固
定する際に生じる半田の流れは周壁11により阻止さ
れ、周壁11の外部に流れることがない。従って、金属
メッキを施した樹脂製ハウジング6の取付用フランジ部
10の下面とシールドケース14の天面部14aの上面
との間に間隙が発生せず、密着するので、ノイズの漏れ
が確実に防止される。
また、第3図の等価回路で示すように、各コネクタピン
3には、1個の貫通コンデンサ4によりT形のノイズ除
去用フィルタ回路が構成され、このフィルタ回路により
コネクタピン3に流れるノイズは除去されるが、貫通コ
ンデンサ4の周囲は金属メッキを施した樹脂製ハウジン
グ6の周壁11により囲まれているので、ノイズの漏れ
は一層確実に阻止される。
第4図に示すものは、本考案の他の実施例で、各コネク
タピン3の貫通コンデンサ4の直上にはインピーダンス
となるフェライトビーズ17が挿入固定されている。ま
た、プリント基板15上には、絶縁ハウジング18がそ
の左右両側に設けたフック19により固定されており、
この絶縁ハウジング18内には、インピーダンスとなる
フェライトビーズ20が収納固定されている。
そして、コネクタピン3の下半部分は、絶縁ハウジング
18の天面部に穿設した通孔21を通ってフェライトビ
ーズ20に挿入固定されているとゝもに、コネクタピン
3の下部ピン足3aはプリント基板15に挿入され、そ
の銅箔パターンに半田付けにより固定されている。
而して、第5図の等価回路で示すように、各コネクタ3
には、1個の貫通コンデンサ4と、上下2個のフェライ
トビーズ17,20によるインピーダンスとにより、T
形のノイズ除去用フィルタ回路が構成されており、その
他の構成は前記第1の実施例と同一の構成である。
〔考案の効果〕
本考案に係るフィルタ付きコネクタは、上記の如く、金
属メッキを施した樹脂製ハウジング内に複数本のコネク
タピンを固定したコネクタプラグを装着してなるコネク
タにおいて、前記金属メッキを施した樹脂製ハウジング
は、その側壁の外側にシールドケースに接続固定するた
めの取付用フランジ部と、その底壁の下面から突出する
前記シールドケースの窓穴内に嵌合する周壁とを備え、
前記コネクタピンに挿通した貫通コンデンサを前記底壁
に穿設した貫通孔に挿入して、貫通コンデンサと前記底
壁の下面とを前記周壁の内側において半田付けにより接
続した構成であるから、周壁の外に半田が流れ出ること
がない。
したがって、コネクタはその取付用フランジ部において
シールドケースと密着状態で確実に接続されるとゝも
に、コネクタの底壁に接続された貫通コンデンサは周壁
によって囲まれているため、ノイズ漏れを確実に防止す
ることができ、且つ外観もよく、商品価値が向上すると
いった諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るフィルタ付きコネクタの使用状態
を示す一部切除正面図、第2図はフィルタを構成する貫
通コンデンサの接続状態の縦断面図、第3図は同フィル
タの等価回路、第4図は他の実施例の一部を切除した正
面図、第5図は同フィルタの等価回路、第6図は従来の
フィルタ付きコネクタの縦断面図である。 1……コネクタプラグ、2……樹脂製のコネクタハウジ
ング、3……コネクタピン、4……貫通コンデンサ、5
……半田付け、6……金属メッキを施した樹脂製ハウジ
ング、7……底壁、7a……貫通孔、8……側壁、10
……取付用フランジ部、11……周壁、14……シール
ドケース、14a……天面部、14b……窓穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属メッキを施した樹脂製ハウジング内に
    複数本のコネクタピンを固定したコネクタプラグを装着
    してなるコネクタにおいて、前記金属メッキを施した樹
    脂製ハウジングは、その側壁の外側にシールドケースに
    接続固定するための取付用フランジ部と、その底壁の下
    面から突出する前記シールドケースの窓穴内に嵌合する
    周壁とを備え、前記コネクタピンに挿通した貫通コンデ
    ンサを前記底壁に穿設した貫通孔に挿入して、貫通コン
    デンサと前記底壁の下面とを前記周壁の内側において半
    田付けにより接続したことを特徴とするフィルタ付きコ
    ネクタ。
JP1989145614U 1989-12-18 1989-12-18 フイルタ付きコネクタ Expired - Lifetime JPH0619148Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989145614U JPH0619148Y2 (ja) 1989-12-18 1989-12-18 フイルタ付きコネクタ

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JP1989145614U JPH0619148Y2 (ja) 1989-12-18 1989-12-18 フイルタ付きコネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0384568U JPH0384568U (ja) 1991-08-27
JPH0619148Y2 true JPH0619148Y2 (ja) 1994-05-18

Family

ID=31692242

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JP1989145614U Expired - Lifetime JPH0619148Y2 (ja) 1989-12-18 1989-12-18 フイルタ付きコネクタ

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59201375A (ja) * 1983-04-30 1984-11-14 富士通株式会社 電磁シ−ルドコネクタ
JP2689129B2 (ja) * 1988-04-29 1997-12-10 アンプ インコーポレーテッド フィルターコネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0384568U (ja) 1991-08-27

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