JP2689129B2 - フィルターコネクタ - Google Patents

フィルターコネクタ

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JP2689129B2
JP2689129B2 JP63107378A JP10737888A JP2689129B2 JP 2689129 B2 JP2689129 B2 JP 2689129B2 JP 63107378 A JP63107378 A JP 63107378A JP 10737888 A JP10737888 A JP 10737888A JP 2689129 B2 JP2689129 B2 JP 2689129B2
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厳水 長谷川
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アンプ インコーポレーテッド
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はノイズとなる周波数成分を除去するためのフ
ィルターを有するフィルターコネクタに関し、特に詳細
には製造の容易なフィルターコネクタに関するものであ
る。
(従来の技術) 従来より不要な周波数成分を除去するためのフィルタ
ーを有するフィルターコネクタが種々提案され、実用に
供されている。例えば自動車用のコネクタとしては、高
周波数ノイズを除去するローパスフィルターを有するコ
ネクタが知られている。
上記フィルターとしては、コネクタのコンタクトを貫
通させる貫通コンデンサのみからなるものがあるが、か
かるフィルターはインダクタ成分を有していないので、
十分なフィルタリングを行なえない場合が多い。そこ
で、上記貫通コンデンサとともに、フェライトビーズ等
のビーズ状インダクタを備えたフィルターを有するフィ
ルターコネクタが提案されている(実開昭57−53584,同
62−180882,同62−144082号等)。かかるフィルターコ
ネクタの一例を第6図に示す。
図示のフィルターコネクタは、複数のコンタクト101
の先端部を保持するハウジング102、このハウジング102
に冠着されたシールドケース103、上記シールドケース1
03とハウジング102の間にあって、コンタクト101により
貫通された貫通コンデンサ104およびフェライトビーズ1
05を備えている。かかるコネクタは下記のような工程に
より作成される。
第6図においてL字状に折り曲げられているコンタク
ト101は、組立時には直線状に延ばされており、このコ
ンタクト10はその先端部分がまずハウジング102に挿入
される。次に貫通コンデンサ104が各コンタクト101に差
し込まれ、続いて貫通コンデンサ104の周囲にはシール
ドケース103と同様の材質からなる板状のシールド板106
がはめ込まれる。はめ込まれたシールド板106と各コン
デンサ104はハンダ付けにより固定される。次に各コン
タクト101にはフェライトビーズ105がさし込まれ、続い
てシールドケース103が上記ハウジング102に冠着され
る。またこのシールドケース103と前記シールド板106は
ハンダ付けにより接合される。このように各部材の取り
付けが終了すると、フェライトビーズ105の周囲には、
エポキシ系の接着剤等の事後硬化型の充填剤が注入され
る。すなわち、フェライトビーズ105は比較的脆く、衝
撃により欠けやすいため、その周囲を支持する必要があ
り、上記充填剤が注入されることにより、フェライトビ
ーズ105は安全に保持される。充填剤が注入された後、
コンタクト101の後端部は図示のように略90゜折り曲げ
られる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述したフィルターコネクタにおいて
は、フェライトビーズの周囲を固めるために充填剤を注
入することが必要であるので、作業が煩雑になるととも
に自動化が難しく、生産性を上げることが困難であると
いう問題がある。また、上記コネクタは、充填剤をシー
ルドケース内に注入する必要があるので、貫通コンデン
サは接地のためにシールドケースに直接取り付けること
ができず、別に上述したシールド板が必要となり、部品
点数,組立工程ともに増え、生産性の低下と製造コスト
の上昇を招くという不都合がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、
フィルターとしての貫通コンデンサとフェライトビーズ
等のビーズ状インダクタを共に備えたフィルターコネク
タにおいて、充填剤を用いることなくビーズ状インダク
タを保持し、生産性の向上、製造コストの低減を図るこ
とのできるフィルターコネクタを提供することを目的と
するものである。
(課題を解決するための手段および作用) 本発明のフィルターコネクタは、ハウジングと、該ハ
ウジングに保持される複数のコンタクトと、該コンタク
トが貫通する複数のビーズ状インダクタと、前記ハウジ
ングに冠着されるシールドケースとからなり、前記複数
のビーズ状インダクタの各々は、該インダクタを前記複
数のコンタクトの配列に対応させて整列させるサブハウ
ジングの各保持穴内に圧入固定され、前記サブハウジン
グは、前記ビーズ状インダクタ内への前記コンタクトの
挿通を容易にする導入部を有することを特徴とするもの
である。
(実 施 例) 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。
第1図は本発明の一実施例によるフィルターコネクタ
の斜視図であり、第2図はその分解斜視図、第3図はそ
の断面図である。
本コネクタにおいて、複数のコンタクト1を保持する
合成樹脂等からなるハウジングは、ハウジング本体2A
と、互いに嵌合した2つのサブハウジング2B,2Cとから
なっており、金属等からなるシールドケース3はハウジ
ング本体2Aに冠着されている。
かかるコネクタを組立てる際には、まず第2図に示す
ように、直線状に延ばされたコンタクト1がハウジング
本体2Aに圧入されて固定される。続いて各コンタクト1
には後方から貫通コンデンサ4が装着され、さらにこの
貫通コンデンサ4の後方からはコンデンサ挿入孔3aを有
する上記シールドケース3が装着され、ハウジング本体
2A上に冠着される。貫通コンデンサ4は、第3図に示す
ように、シールドケース3がハウジング本体2Aに冠着さ
れた位置において上記コンデンサ挿入孔3a内に嵌入し、
貫通コンデンサ4はシールドケース3との接触位置およ
びコンタクト1との接触位置がハンダ付けされる。
一方、前記サブハウジング2Bには、その後端部に、中
央部に貫通孔を有する円筒形のフェライトビーズ5を保
持する円柱状の保持穴2bが形成されており、フェライト
ビーズ5はこの保持穴2bに圧入されて保持される。次い
で前記サブハウジング2Cが後方からサブハウジング2Bに
嵌合し、フェライトビーズ5はそのサブハウジング2Cに
より、後方へ抜けることが防止される。このように一体
となったサブハウジング2B,2Cおよびフェライトビーズ
5には前記コンタクト1が挿通される。サブハウジング
2Bには、フェライトビーズ5へのコンタクト1の挿通を
容易にするためにテーパ状ないしは円弧状の縦断面を有
する導入部6が形成されている。前記シールドケース3
の後端には、爪3bが設けられており、第3図に示すよう
に、上記サブハウジング2B,2Cがシールドケース3に接
する位置に配されると、この爪3bが略90゜折り曲げられ
て、上記サブハウジング2B,2Cが所定の位置に固定され
る。なお爪3bだけではサブハウジング2B,2Cの固定が不
十分である場合には、さらにこれらのサブハウジング2
B,2Cとシールドケース3をネジ止め等により固定しても
よい。また、シールドケース3とサブハウジング2B、ま
たはシールドケース3とサブハウジング2Cの間に係合部
(係合凸部と係合凹部等)を設けて、この係合部により
サブハウジングのハウジング本体側への固定を行なって
もよい。このように各部材の組立てが終了した後、コン
タクト1の後端を約90゜折り曲げれば、第1図に示すフ
ィルターコネクタが完成する。完成したコネクタは、コ
ンタクトの後端が適宜プリント基板に接合される。
上述した本実施例のフィルターコネクタによれば、フ
ェライトビーズはサブハウジングの保持穴に圧入されて
コネクタ内に組み込まれるので、充填剤を用いることな
くその周囲を支持されることができ、組み立て作業が容
易となる。また貫通コンデンサはシールドケースに直接
取り付けることができるので、シールド部材を一点にす
ることができ、部品点数を少なく抑えることができる。
次に第4図および第5図を参照して本発明の他の実施
例について説明する。なお、以下上述した実施例におけ
るコネクタと同一部分には同一番号を付しその説明を省
略する。
第4図に示すフィルターコネクタは、フェライトビー
ズ5を保持するサブハウジング12Bと、このフェライト
ビーズ5が上方へ抜けることを防止するサブハウジング
12Cが、ハウジング本2Aの下側部分に配され、コンタク
ト1の折り曲げられた後端部分がフェライトビーズ5に
挿入されるようになっている。サブハウジング12Cに
は、フェライトビーズ5へのコンタクト1の挿通を容易
にするためにテーパ状ないしは円弧状の縦断面を有する
導入部16が形成されている。上記2つのサブハウジング
12B,12Cは、任意の係合手段により一体化された後、サ
ブハウジング12Bをシールドケース3に固定することに
より、ハウジング本体側に取り付けられる。なお、これ
らのサブハウジング12B,12C、およびフェライトビーズ
5をコンタクト1に装着する際には、コンタクト1の後
端部分は予め折り曲げられている。
本実施例ではコンタクト1のプリント基板と接合する
後端部の位置は、サブハウジング12B,12Cやフェライト
ビーズ5の貫通孔の位置によって正確に決められるの
で、各コンタクトのプリント基板との接合部分の位置精
度を高めることができる。
さらに、第5図に示すフィルターコネクタは、サブハ
ウジングを有しておらず、単一のハウジング2内にフェ
ライトビーズ5の保持穴2dが形成されている。本コネク
タを製造する際には、ハウジング2にコンタクト1を圧
入した後、フェライトビーズ5がこのコンタクト1を中
央の貫通孔に挿通させつつ、保持穴2dに圧入される。続
いて各コンタクト1に貫通コンデンサ4が装着され、さ
らにシールドケース3が後方から装着されて貫通コンデ
ンサ4と係合せしめられるとともにハウジング2上に冠
着される。この後、シールドケース3をネジ止め等によ
りハウジング2に強固に固定し、貫通コンデンサ4とシ
ールドケース3、および貫通コンデンサ4とコンタクト
1をそれぞれハンダ付けする。その後、図示のようにコ
ンタクトの後端を折り曲げることにより、コネクタが完
成する。
本実施例のコネクタは、サブハウジングがないため、
部品点数が最も少なく、組立工程が少なくてすむという
利点を有する。なお、本コネクタにおいてはフェライト
ビーズを保持してなるハウジングに、貫通コンデンサが
取り付けられたシールドケースが冠着されるので、フェ
ライトビーズと貫通コンデンサのフィルター回路におけ
る配置は、第3図および第4図に示した実施例とは逆に
なる。
(発明の効果) 本発明のフィルターコネクタは、複数のビーズ状イン
ダクタの各々が、それらを複数のコンタクトの配列に対
応させて整列させるサブハウジングの各保持穴内に圧入
固定され、サブハウジングが、ビーズ状インダクタ内へ
のコンタクトの挿通を容易にする導入部を有するので、
次の効果を奏する。
即ち、充填剤を用いることなくビーズ状インダクタを
サブハウジングに機械的に固定するので、充填剤の固化
に要する時間を必要とせず、生産性が向上するという利
点がある。さらに、ビーズ状インダクタを個別にコンタ
クトに挿通させるのではなく、複数のビーズ状インダク
タをサブハウジング内に整列させた状態で一括してコン
タクトに挿通させることができるので、フィルターコネ
クタの組立作業性に優れるという利点がある。加えてサ
ブハウジングがビーズ状インダクタ内へのコンタクトの
挿通を容易にする導入部を有するので、組立作業性が更
に向上する利点がある。また、フィルターコネクタが実
装される基板に近接させてサブハウジングを配置する場
合は、サブハウジング内のビーズ状インダクタによって
コンタクトの脚部の位置精度が向上するので、基板のス
ルーホールへのフィルターコネクタのコンタクトの挿入
作業性に優れる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるフィルターコネクタの
斜視図、 第2図は上記フィルターコネクタの分解斜視図、 第3図は上記フィルターコネクタの断面図、 第4図および第5図は本発明の他の実施例によるフィル
ターコネクタの断面図、 第6図は従来のフィルターコネクタの断面図である。 1……コンタクト、2……ハウジング 2A……ハウジング本体 2B、2C、12B、12C……サブハウジング 2b……保持穴 3……シールドケース 5……フェライトビーズ(ビーズ状インダクタ) 6……導入部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングと、該ハウジングに保持される
    複数のコンタクトと、該コンタクトが貫通する複数のビ
    ーズ状インダクタと、前記ハウジングに冠着されるシー
    ルドケースとからなるフィルターコネクタにおいて、 前記複数のビーズ状インダクタの各々は、該インダクタ
    を前記複数のコンタクトの配列に対応させて整列させる
    サブハウジングの各保持穴内に圧入固定され、 前記サブハウジングは、前記ビーズ状インダクタ内への
    前記コンタクトの挿通を容易にする導入部を有すること
    を特徴とするフィルターコネクタ。
JP63107378A 1988-04-29 1988-04-29 フィルターコネクタ Expired - Lifetime JP2689129B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0619148Y2 (ja) * 1989-12-18 1994-05-18 大宏電機株式会社 フイルタ付きコネクタ
JPH0744819B2 (ja) * 1990-03-27 1995-05-15 松下電工株式会社 リニアモータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5595281A (en) * 1979-01-16 1980-07-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd Connector unit for preventing noise

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