JP2573596Y2 - 小型電子部品におけるフラックス等の浸入防止構造 - Google Patents

小型電子部品におけるフラックス等の浸入防止構造

Info

Publication number
JP2573596Y2
JP2573596Y2 JP1993029244U JP2924493U JP2573596Y2 JP 2573596 Y2 JP2573596 Y2 JP 2573596Y2 JP 1993029244 U JP1993029244 U JP 1993029244U JP 2924493 U JP2924493 U JP 2924493U JP 2573596 Y2 JP2573596 Y2 JP 2573596Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
press
terminal
fit
flux
small electronic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993029244U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0682726U (ja
Inventor
宗博 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hosiden Corp
Original Assignee
Hosiden Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hosiden Corp filed Critical Hosiden Corp
Priority to JP1993029244U priority Critical patent/JP2573596Y2/ja
Publication of JPH0682726U publication Critical patent/JPH0682726U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2573596Y2 publication Critical patent/JP2573596Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Contacts (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、はんだ付け作業時にフ
ラックス等がボディの内部に浸入することがない小型電
子部品におけるフラックス等の浸入防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】小型電子部品には、底面部に端子圧入孔
が開設されたボディと、前記端子圧入孔に圧入される圧
入基部が形成された端子とを有するものがある。ボディ
の底面部の端子圧入孔は端子より大きく、かつ端子の基
端部に形成された圧入基部が圧入されるようにその大き
さ等が設定されている。従って、圧入基部を端子圧入孔
に圧入することによって端子をボディに取り付けるので
ある。
【0003】ここで、端子圧入孔に端子の圧入基部を圧
入したとしても、どうしても両者の間には若干の隙間が
できる。この隙間からはんだ付け作業時にフラックス等
が毛細管現象によりボディの内部に浸入することがあ
る。かかるフラックス等の浸入は小型電子部品の機能を
損なう。
【0004】従って、このような小型電子部品では、端
子の圧入基部をボディの端子圧入孔に圧入した後、前記
隙間を防ぐために両者に接着剤を塗布したり、超音波で
両者を溶着したりする手段が採用されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような接着剤の塗布、超音波による溶着では、そのた
めの工程が必要となる。小型電子部品は、単価が低いも
のであるので、1つでも工程数が増えることは大幅なコ
ストアップを招来する。
【0006】本考案は上記事情に鑑みて創案されたもの
で、端子圧入孔に圧入基部を圧入しただけで、後に特別
な工程を必要とすることなしに、ボディへのフラックス
等の浸入を防止することができる小型電子部品における
フラックス等の浸入防止構造を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案に係る小型電子郭
品におけるフラックス等の浸入防止構造は、底面部に端
子圧入孔が開設されたボディと、前記端子圧入孔に圧入
される合成樹脂製の圧入基部を有する端子とを備えてお
り、前記端子は圧入基部に導電性を有する端子ピンをイ
ンサートしており、前記圧入基部には圧入基部を端子圧
入孔に圧入すると、ボディの外側に位置する溝部が形成
されている。
【0008】
【実施例】図1は本考案に係る小型電子部品におけるフ
ラックス等の浸入防止構造の要部を示す説明図、図2は
この小型電子部品におけるフラックス等の浸入防止構造
を用いたプッシュスイッチを構成するボディの図面であ
って、同図(A)は平面図、同図(B)は正面図、同図
(C)は(A)のA−A線断面図、図3はプッシュスイ
ッチを構成する端子の側面図、図4はプッシュスイッチ
を構成する押圧部の図面であって、同図(A)は正面
図、同図(B)は平面図、同図(C)は側面図、同図
(D)は背面図、図5はプッシュスイッチを構成するカ
バーの図面であって、同図(A)は平面図、同図(B)
は側面図、同図(C)は正面図である。
【0009】以下の実施例では、いわゆるハートカムを
有するプッシュスイッチを小型電子部品の例として説明
するが、本考案に係る小型電子部品におけるフラックス
等の浸入防止構造が他の小型電子部品、例えば通常のプ
ッシュスイッチやスライドスイッチにも適用可能である
ことは勿論である。
【0010】本実施例に係るプッシュスイッチは、底面
部110に複数個(図面では6個)の端子圧入孔111
が開設されたボディ100と、前記端子圧入孔111に
圧入される圧入基部231を有する2つの端子200
と、この端子200の摺動部220を摺動する2つの接
触子 (図示省略) と、この接触子を前記摺動部220に
対して摺動させる押圧部300と、この押圧部300と
ボディ100の底面部110との間に介在されて押圧部
300を弾発付勢するスプリング (図示省略) と、前記
押圧部300の正面に形成されたハートカム311に係
合する係合ピン (図示省略) と、ボディ100を閉塞す
るカバー400とを有している。
【0011】ボディ100は、図2に示すように、略立
方体状の有底筒状に形成されており、その底面部110
には四角形状の端子圧入孔111が3個ずつ2列で形成
されている。また、底面部110には、係合ピンを支持
するピン支持部114が形成されている。さらに、ボデ
ィ100の正面壁120及び背面壁130には上端から
中腹部にいたるまでの切込121及び131が形成され
ており、その切込121及び131の左右両側には係止
爪122及び132が形成されている。
【0012】一方、前記底面部110の略中央部には、
ボス112が突設されている。このボス112は前記ス
プリングを支えるものである。一方、底面外側の4隅か
らは脚部113が突出形成されている。この脚部113
は、プッシュスイッチをプリント基板 (図示省略) に取
り付けた際に、ボディ100の底面部110との間に所
定の空間を確保するためのものである。
【0013】前記端子200は、図3に示すように、導
電性のリードフレームをインサート形成して得られたも
のであって、3本の端子ピン210と、この端子ピン2
10と一体になった摺動部220と、端子ピン210及
び摺動部220以外をカバーする樹脂部230とを有し
ている。樹脂部230は、端子ピン210の基端におい
ては圧入基部231として形成されている。この圧入基
部231は、前記端子圧入孔111に圧入される部分で
あって、基端部は前記端子圧入孔111と同一の寸法に
設定されている。
【0014】さらに、圧入基部231には、溝部231
Aが形成されている。この溝部231Aは、はんだ付け
作業時にフラックス等がボディ100の内部に浸入する
のを防止するためのものである。従って、この溝部23
1Aは圧入基部231の全周にわたって形成されてい
る。
【0015】押圧部300は、図4に示すように、正面
にハートカム311が形成された本体部310と、この
本体部310の下端両側に突出形成された接触子保持部
320とを有しており、全体として正面視略逆T字形状
に形成されている。本体部310の上端には、2つの突
脈312が形成されている。前記ハートカム311は、
中央にハート型のカム部311Aと、このカム部311
Aの周囲に形成された溝311Bとから構成されてい
る。溝311Bはハートカム311の作動の必要に応じ
てその深さが変化している。
【0016】また、本体部310の背面側には、スプリ
ングが収納されるスプリング収納部313が形成されて
いる。
【0017】一方、押圧部300の接触子保持部320
には、断面略Ω状に形成された略クリップ状の導電性の
接触子が嵌まり込む凹部321が形成されている。この
凹部321に嵌め込まれた接触子は、前記端子200の
摺動部220を挟み込んだ状態で摺動するようになって
いる。
【0018】カバー400は、ボディ100を閉塞する
ものであって、図5に示すように、開孔411が開設さ
れた平面部410と、この平面部410の両サイドから
垂下された係止部420とが一体に形成されたものであ
る。平面部410は、ボディ100の外縁部に対応した
凹凸が形成されている。また、前記開孔411は、押圧
部300の本体部310を導出するものである。一方、
係止部420の下端部には係止爪421が延設されてお
り、前記ボディ100の係止爪122及び132対応し
てカバー400をボディ100に係止する役目を果たす
ようになっている。
【0019】次に、このような部品から構成されるプッ
シュスイッチの組立手順について説明する。まず、端子
200をボディ100に取り付ける。すなわち、端子2
00の圧入基部231を端子圧入孔111に圧入する。
すると、圧入基部231に形成された溝部231Aは、
図1に示すように、ボディ100の外側に位置すること
になる。
【0020】接触子保持部320に接触子を、スプリン
グ収納部313にスプリングをそれぞれ収容した押圧部
300をボディ100に嵌め込む。この際、接触子は端
子200の摺動部220に嵌まり込み、スプリングはボ
ディ100のボス112に嵌まり込むようにする。ま
た、ボディ100は嵌め込まれた押圧部300のハート
カム311の溝311Bには、係合ピンの先端が嵌まり
込んでいる。この状態で、ボディ100にカバー400
を被せることにより、プッシュスイッチは完成する。
【0021】かかるプッシュスイッチをプリント基板に
実装するのであるが、はんだ付け作業時にフラックス等
が端子ピン210を伝わってボディ100の底面部11
0側に登ってくる。しかし、圧入基部231には、溝部
231Aが形成されているため、溝部231Aが形成さ
れていないものに較べてフラックス等が底面部110に
到達するまでの距離が長くなる。また、この溝部231
Aまで登ってきたフラックス等は溝部231Aにおいて
溜まるので、フラックス等が圧入基部231と端子圧入
孔111との間の僅かの隙間からボディ100の内部に
浸入することを防止することができる。
【0022】
【考案の効果】本考案に係る小型電子部品におけるフラ
ックス等の浸入防止構造は、底面部に端子圧入孔が開設
されたボディと、前記端子圧入孔に圧入される合成樹脂
製の圧入基部を有する端子とを備えており、前記端子は
圧入基部に導電性を有する端子ピンをインサートしてお
り、前記圧入基部には圧入基部を端子圧入孔に圧入する
と、ボディの外側に位置する溝部が形成されている。従
って、はんだ付け作業時にフラックス等が端子ピンを介
して登ってきても、溝部によって距離が長くなったのと
同様になり、かつ溝部にフラックス等が溜まることにな
るので、ボディの内部にフラックス等が浸入することが
ない。このため、この考案は、接着剤の塗布、超音波に
よる溶着等の工程が不必要となるので、小型電子部品の
コストの低減に寄与することができる。また、端子ピン
が圧入基部によっていわば包み込まれるようにして保護
されているので、圧入基部を端子圧入孔に圧入する際に
端子ピンが屈曲するおそれは少ないという効果も奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る小型電子部品におけるフラックス
等の浸入防止構造の要部を示す説明図である。
【図2】この小型電子部品におけるフラックス等の浸入
防止構造を用いたプッシュスイッチを構成するボディの
図面であって、同図(A)は平面図、同図(B)は正面
図、同図(C)は(A)のA−A線断面図である。
【図3】プッシュスイッチを構成する端子の側面図であ
る。
【図4】プッシュスイッチを構成する押圧部の図面であ
って、同図(A)は正面図、同図(B)は平面図、同図
(C)は側面図、同図(D)は背面図である。
【図5】プッシュスイッチを構成するカバーの図面であ
って、同図(A)は平面図、同図(B)は側面図、同図
(C)は正面図である。
【符号の説明】
100 ボディ 110 底面部 111 端子圧入孔 200 端子 231 圧入基部 231A 溝部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面部に端子圧入孔が開設されたボディ
    と、前記端子圧入孔に圧入される合成樹脂製の圧入基部
    を有する端子とを具備しており、前記端子は圧入基部に
    導電性を有する端子ピンをインサートしており、前記圧
    入基部には圧入基部を端子圧入孔に圧入すると、ボディ
    の外側に位置する溝部が形成されていることを特徴とす
    小型電子部品におけるフラックス等の浸入防止構造。
JP1993029244U 1993-05-06 1993-05-06 小型電子部品におけるフラックス等の浸入防止構造 Expired - Lifetime JP2573596Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993029244U JP2573596Y2 (ja) 1993-05-06 1993-05-06 小型電子部品におけるフラックス等の浸入防止構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993029244U JP2573596Y2 (ja) 1993-05-06 1993-05-06 小型電子部品におけるフラックス等の浸入防止構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0682726U JPH0682726U (ja) 1994-11-25
JP2573596Y2 true JP2573596Y2 (ja) 1998-06-04

Family

ID=12270841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993029244U Expired - Lifetime JP2573596Y2 (ja) 1993-05-06 1993-05-06 小型電子部品におけるフラックス等の浸入防止構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2573596Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5379366U (ja) * 1976-12-03 1978-07-01

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0682726U (ja) 1994-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02948Y2 (ja)
JP2583670Y2 (ja) サーフェイスマウントコネクタ
JP2573596Y2 (ja) 小型電子部品におけるフラックス等の浸入防止構造
JP3052658B2 (ja) コネクタ一体型防水ケース
US5945637A (en) Terminal attachment structure having a cradle portion to prevent tottering of the terminal
JPH0631752Y2 (ja) 受光装置
JPH0338779Y2 (ja)
JPS6164088A (ja) コネクタ
JPH0352965U (ja)
JPS5810389Y2 (ja) 端子付電子機器
JP3091133B2 (ja) リセプタクルコネクタ
JP2542944Y2 (ja) 端子とピンの接続構造
JPH0120779Y2 (ja)
JP3078711B2 (ja) 電気コネクタ
JP2564164Y2 (ja) 電子機器用ケース
JPS5926972Y2 (ja) スライドスイッチ用端子板
JPH0888037A (ja) 基板用コネクタ
JPS6218928U (ja)
JP2000223220A (ja) 基板用コネクタ
JPS6444589U (ja)
JPS60127679A (ja) 機器用はめ込みプラグ受け
JPH0341395Y2 (ja)
JPH0735329Y2 (ja) 同軸型接栓座の取付構造
JPH0316308Y2 (ja)
JPH0330387U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term