JP3078711B2 - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

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JP3078711B2
JP3078711B2 JP06251663A JP25166394A JP3078711B2 JP 3078711 B2 JP3078711 B2 JP 3078711B2 JP 06251663 A JP06251663 A JP 06251663A JP 25166394 A JP25166394 A JP 25166394A JP 3078711 B2 JP3078711 B2 JP 3078711B2
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哲也 尾崎
毅史 中川
昭男 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気コネクタに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】電気コネクタは絶縁体のハウジングの一
端側に相手コネクタを受け入れる開口部を有し、該開口
部内には相手コネクタの接触子と接触する接続子の一端
部に形成された接触部が臨んでいる。該接続子の他端部
はハウジングを貫通してハウジング外にあり、回路基板
等の回路に半田等によって接続される。上記接続子はハ
ウジングの接続子孔から挿入されて、上記ハウジングに
植設される。上記接続子孔は接続子の挿入部分が通過す
るに十分な大きさに開口されていて、通常その一部に保
持溝が形成されていて、接続子が接続子孔を通してハウ
ジングに挿入される際に、接続子の中間部分に形成され
た保持部が上記保持溝に圧入されるようになり所定位置
で保持される。
【0003】接続子は、上記保持溝により保持される上
記保持部は保持溝への圧入の関係上圧入方向に延びる平
面をなす平板状に形成されていることが多いが、接触部
は相手コネクタの接触子との接触の都合上上記保持部の
板厚方向に加工されており同方向の寸法が大きくなって
いる。したがって、接続子孔は接続子の挿入時に、かか
る接触部を通過するに十分な大きさの開口をなしてお
り、所定位置まで挿入されて保持溝で保持部が保持され
ている状態では、接続子孔は広く開放されたままになっ
ている。上記接続子の接続子孔への挿入の際には、平板
状の保持部は適宜工具にて両面で挟持され上記保持溝へ
圧入される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電子機器は水分の多い
雰囲気あるいは水が飛散する状況下で使用されるものも
少なくない。相手コネクタとの嵌合側から水がコネクタ
内に進入すると、後方に開口せる接続子孔から水が接続
部側にまわり込み、該接続部が接続されている回路基板
に至り誤動作を惹起する。したがって、上記接続子孔を
シール材を塗布してシールしてしまいたいが、接触部の
形態によっては接続子孔が広すぎてシールできないとい
う問題がある。
【0005】又、使用時に相手コネクタがこじられて挿
抜されると、その力が接続子の接続部に伝達され、平板
状の接続部はその厚み方向には大きな剛性を有していな
いので上記力をほぼそのまま回路基板との結線部分に伝
え、該結線部分あるいは接続部自体を損傷することもあ
る。
【0006】本発明は接続子についての上記問題を解決
し、容易にシールができ防水を図れる電気コネクタを提
供することを第一の目的とする。又、使用時に接続子が
相手コネクタからこじりによる外力を受けても、該力の
大部分を中間で遮断することのできる電気コネクタを提
供することを第二の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記第
一の目的は、相手コネクタとの嵌合のために絶縁ハウジ
ングの一端部側に開口部を有し、接続子の配設のための
接続子孔が該開口部に連通すると共にハウジングの他端
部側に貫通して形成され、該接続子孔内部に二つの接続
子が間隔をもって配され、両方の接続子の一端部に形成
された接触部が上記開口部内で互に開閉可能に接触し、
他端部に形成された接続部が上記接続子孔の外方に突出
しており、相手コネクタの相手端子の上記開口部内への
挿入により、両接続子の接触部における間隔変動にもと
づいて回路開閉を可能とする電気コネクタにおいて、ハ
ウジングの他端側外面には上記接続子孔の開口縁の一部
から外方に向けて延出する突片が形成され、上記接続子
孔に接続子の接触部を配設後上記突片を接続子孔の開口
縁に向け屈曲して上記接続子孔を封閉し、該突片と開口
縁及び接続子との間の間隙にシール材を塗布したことに
より達成される。
【0008】又、上記第二の目的は、相手コネクタとの
嵌合のために絶縁ハウジングの一端部側に開口部を有
し、接続子の配設のための接続子孔が該開口部に連通す
ると共にハウジングの他端部側に貫通して形成され、接
続子の一端部に形成された接触部が上記開口部内にあり
他端部に形成された接続部が上記接続子孔の外方に突出
している電気コネクタにおいて、接続子は少なくとも接
続子孔外にある部分が平板状をなしかつ同一平面内で延
出方向を直角に転換する曲部を経て脚状の接続部を形成
し、該曲部もしくはその近傍の内縁に、該接続子を該接
続子孔に挿入する方向に対し直角な線状の切断部が形成
されていることにより達成される。
【0009】
【作用】かかる構成の第一の発明にあっては、接続子が
ハウジングに挿着されると、接続子孔の開口縁の一部か
ら外方に向けて延出して設けられている突片がその基部
にて屈曲される。屈曲された該突片は上記接続子孔をほ
ぼ塞いでしまう。突片と接触子孔の開口縁及び接続子と
の間にはわずかな間隙が残るが、間隙はシール材の塗布
により簡単にシールされる。
【0010】又、第二の発明にあっては、接続子のハウ
ジングへの挿着時に、保持部が工具等により挟持されて
保持溝へ圧入されるが、その圧力のための力は上記平板
状の保持部の面に平行な方向に加えられる。したがっ
て、線状の切断部の切断面は容易に当接し合い、この圧
入力を伝達する。一方、挿着後の接続子に相手コネクタ
からのこじり力が加えられると、このこじり力は上記保
持部の面に対し直角方向なので、切断部にてその力の大
部分が遮断される。一部は接続部と連なっている部分を
経て該接続部へ伝達されるが、該接続部は上記切断部の
存在によって変形自由度が大きくなっており、上記力は
弾性変形として吸収され、回路基板との結線部分には殆
ど伝達されない。
【0011】
【実施例】以下、添付図面の図1〜13にもとづき、本
発明の実施例を説明する。
【0012】図1において、符号1は本実施例の外部導
体をもつ同軸コネクタを有する複合電気コネクタであ
り、41がこれに接続される相手方コネクタである。先
ず、両コネクタ1,41の嵌合側の構成について説明す
る。
【0013】コネクタ1のハウジング2は絶縁材料でつ
くられており、図2にも見られるように、回路基板P等
に取りつけられるための突状の取付脚2Bをもつフラン
ジ部2Aを両側部に有している。上記ハウジング2は、
断面が矩形状をなし前方に開口する凹部3が形成され、
該凹部3内に、平型コネクタ4及び同軸コネクタ5を有
している。
【0014】平型コネクタ4は上記凹部3の中央位置に
絶縁材料から成る配列板4Aを有し、該配列板4Aの上
下面に定ピッチで形成された溝4C内に導電材料から成
る接触子4Bが挿入されている。該接触子4Bは配列板
4Aの面よりも若干突出している。また、上記配列板4
Aの下面には台形状のキー溝4Dも形成されている。
【0015】上記平型コネクタ4の側方には、後に詳述
する同軸コネクタ5が配設されている。該同軸コネクタ
5の前部は、合成樹脂等の絶縁材料から成る柱状部6の
外周に導電材料から成る後述する外部導体7の筒状部8
が外嵌されている。上記柱状部6の中央には相手方同軸
コネクタのピン状の中心導体を挿入するための挿入孔9
が形成されており、該挿入孔9の内部に、上記相手方同
軸コネクタの中心導体を受けて接続される後述の内部接
続子が収められている。
【0016】また、上記ハウジング2の下側内面には、
上記配列板4Aのキー溝4Dに対応して、台形状のキー
部3Aが形成されている。
【0017】一方、相手方のコネクタ41は、絶縁材料
より形成されたハウジング42の前部に、上記コネクタ
1の凹部3に嵌入される断面が矩形状の筒部43を有
し、該筒部43の中央に上記コネクタ1の平型コネクタ
4を受入れる横方向に細長い受入孔44が形成されてい
る。該受入孔44の上下の内面には、該受入孔44内に
上記平型コネクタ4を受入れた際に、該平型コネクタ4
の配列板4Aの上下面の複数の接触子4Bとそれぞれ対
応して弾性接触する導電材料から成る複数の接触子44
Bが配列されている。上記受入孔44の両端部には、雄
型の同軸コネクタ45が配設されている。該コネクタ4
5は導電材料から成る外部導体としての筒状体45Aと
その中央に雄ピン状の中心導体45Bとを有している。
上記筒状体45Aは上記コネクタ1の同軸コネクタ5の
外部導体の筒状部8に外嵌され、また中心導体45Bは
柱状部6の挿入孔9内に挿入されて内部接続子に接続さ
れるようになっている。
【0018】また、上記ハウジング42の筒部43の下
部内外面には、コネクタ1のキー溝4D及びキー部3A
にそれぞれ嵌合するキー部44A及びキー溝43Aが形
成されている。
【0019】次に上記複合電気コネクタ1について、同
軸コネクタ5に関し詳細に説明する。
【0020】図2に見られるように、コネクタ1のハウ
ジング2には、同軸コネクタ5の外部導体7の前部に形
成された筒状部8を係合させるための柱状部6が突出し
ている凹部3の底壁部に、上記柱状部6の基部の周囲に
逆U字状をなすスリット溝10が図3にも見られるよう
に後方に貫通して形成されている。該スリット溝10は
図2のごとく本実施例では四角形の連続せる三辺をなす
ような形(逆U字状)をなしていて、上記筒状部8より
も後方(図3にて右方)部分では下側で平型コネクタ4
のハウジングと一体となっている。上記逆U字状をなす
スリット溝10にて囲まれる部分には後述の内部接続子
を後方から挿入するための接続子孔11が図3に見られ
るように上記状部の挿入孔9と連通して形成されて
いる。
【0021】上記ハウジング2は上記逆U字状のスリッ
ト溝10の上部内面をなす位置に板状の突片12が後方
に突出形成されている。該突片12は、薄く形成され、
外力を加えることによりその基部にて破断することなく
屈折されるような寸法とされており、又、その大きさは
屈折されたときに上記接続子孔11を後方からほぼ塞い
でしまう程度となっている。さらに、上記ハウジング2
は、上記突片12の下方位置に、内部接続子や外部導体
7を挿入する際のガイド片13,14が形成されてい
る。なお、ハウジング2の下面には、回路基板等に固定
するため既述の柱状の取付脚2Bが設けられている。
【0022】外部導体7は図4に示されるごとく、金属
板をプレス等により打抜き・屈曲成形することにより作
られ、既述した前端部の筒状部8、後端部の脚状の接続
部17そして両者を連結せる中間部18を一体に有して
いる。上記中間部18は既述のハウジング2に形成され
た逆U字状のスリット溝10に適合した逆U字状の断面
をなすように天板部18Aと側壁部18Bとを有してい
る。上記接続部17は該側壁部18Bの延長面上に形成
されている。側壁部18Bの長手方向中間位置には下縁
に向け広がるV字状の切欠部19が形成されていて、そ
の対向縁部には互いに係合する突部20Aと凹部20B
とが設けられている。なお、上記V字状の切欠部19の
頂部位置には、該中間部18の屈曲に具合の良いよう
に、上記切欠部19と連通する細い切込溝22が上記天
板部18Aに形成されている。
【0023】上記外部導体7は、ハウジング2に組込ま
れた後に、図5に見られるごとく、V字状の切欠部19
にて屈曲される。この屈曲は切欠部19の対向縁が当接
またはほぼ当接するまで行われ、突部20Aは凹部20
Bに押入されてしっかりと係合する。その結果、上記切
欠部19の両側の部分は上記切欠部19の対向縁そして
突部20Aと凹部20Bにて接触し電気的に大きな面積
で接続されると共に、機械的にも強度が向上して外力を
受けても屈曲後の変形は小さく収まる。かくして、筒状
部8と接続部17とは互いに直角をなすようになる。
【0024】図6及び図7には内部接続子21が示され
ている。該内部接続子21は金属板をプレス等により打
抜き・屈曲成形して作られており、図6において全体と
してL字平板状をなし図7において中間部が緩く斜めに
なるように成形されている。脚状の接続部21Aは図6
において保持部23から下方へ延出し、保持部23か
らは前方に上記中間部24が腕状に延出しその前端近傍
に弯曲された接触部25を有している。上記保持部23
の下縁にはハウジング2の接続子孔11に形成された保
持溝29へ圧入された際に該保持溝29に係止するため
の爪部26を有し、又保持部23の中央部には孔部27
が形成され、該孔部27と下縁との間の部分にほとんど
隙間のない線状の切断部28が保持溝29への該内部
続子21の圧入方向に対しほぼ直角な方向に形成されて
いる。なお、上記孔部27は必須ではない。
【0025】かかる本実施例において、各部材は次の要
領で組立てられる。
【0026】図8〜図10において、内部接続子21
がハウジング2の接続子孔11に後方(図8にて右方)
から挿入される。挿入は該内部接続21の保持部23
が接続子孔11の一方の内側面に形成された保持溝29
に案内されるようにして行われ、保持部23の該保持溝
29への圧入による爪部26の係止により該内部接続子
21の保持を確実なものとする。上記内部接続子21の
中間部は傾斜しており、前端部の接触部25は接続子孔
11の幅方向のほぼ中央に位置している(図9参照)。
適宜工具により上記保持部23を挟持した状態で上記保
持溝29へ圧入する際、上記切断部28は切断面同士が
当接し合ってその押入力は伝達される。
【0027】次に、ハウジング2の突片12が下方に
屈曲され、図11のごとく上記接続子孔11の後方開口
をほぼ塞ぐ。屈曲された突片12と該接触子孔11の縁
部そして上記保持溝29内の内部接続子21との間には
きわめてわずかな間隙のみが残るだけである。
【0028】一方、外部導体7はハウジング2の前方
から、中間部18がスリット溝10に挿入されるように
組込まれ、該外部導体7の筒状部8が図8のごとくハウ
ジングの柱状部6に嵌着される。かかる状態では、中間
部18に形成された切欠部19の近傍より後方部分は上
記スリット溝10から突出している。このとき、中間部
18とスリット溝10との間にもきわめてわずかな間隙
のみが残る。なお、この外部導体7のハウジングへの組
込みは、内部接続子21の組込み前に行ってもよい。
【0029】次に、上記外部導体7を切欠部19にて
屈曲する。屈曲により該切欠部19に形成された突部2
0Aと凹部20Bは互いにしっかりと嵌合しその形態を
堅持すると共に切欠部19の対向縁は少なくとも部分的
に接面する。かくして、上記突部20Aと凹部20Bの
嵌合により、屈曲してL字形状となった外部導体7の強
度を向上させ、かつ電気的にも導通面積を大きくする。
かかる後、内部接続子の接続部21Aの方向あるいは、
外部導体の後端部に適宜に設けた孔からシール材が塗布
され、上記及びで残っていた間隙が完全に塞がれ
る。
【0030】使用に際しては図12において、挿入孔
9から相手コネクタの中心導体が進入し上記内部接続子
21の接触部25と弾性接続し電気的に接続される。そ
の際、相手コネクタがこじり挿抜されたときには、その
こじり力が内部接続子21の接触部25に加えられる
が、該こじり力は平板状の保持部23の面に対して直角
な方向に作用するものであり、上記切断部28にてこの
力の大部分が伝達を阻止される。又、この力の一部は保
持部23の上部を経て脚状の接続部21Aに伝達される
が、接続部21Aは上記切断部28の存在により実質的
に長くなっており、弾性変形の自由度が大きい。したが
って、伝達された力も弾性変形により吸収し、回路基板
との結線部分には殆ど伝達しない。さらには、使用時に
相手コネクタとの嵌合側から飛散的水等が進入しても、
上記接続子孔は屈曲された突片及びシール材によって完
全にシールされており、回路基板側に至ることはない。
【0031】本発明は、図示の例に限定されない。例え
ば同軸コネクタ5が二つの内部接続子を有しているもの
にも適用できる。例えば、図9及び図12の二点鎖線で
示すように、内部接続子21と常時接触状態にある他の
内部接続子31を設け、上記相手コネクタの中心導体と
上記内部接続子21とが接続したときの該内部接続子2
1の弾性変形により上記他の内部接続子31と離れてそ
の回路を開とすることもできる。
【0032】その場合、上記他の内部接続子31では、
前部に形成される接触部32は、図示のごとく適宜決定
されるが、それよりも後方の部分は既述の内部接続子2
1の保持部23そして接続部21Aと同様の形態とする
ことができる。かかる他の内部接続子31を上記内部接
続子21と共に使用する場合には、当然のことながら、
接続子孔11を塞ぐために屈曲される突片12の幅は、
上記他の内部接続子31の厚みの分だけ狭くなる。
【0033】さらには、外部導体7のハウジング2への
挿入時に、ハウジングの後面においてシール性をもたせ
ることもできる。図13に示すごとく、外部導体の中間
部が挿入される逆U字状のスリット溝10の出口部に該
スリット溝10の片側の縁に沿って溝10Aを形成して
該スリット溝10のスリット幅を若干狭めるような弾性
舌片10Bを設ける。こうすることにより、外部導体7
の挿入時に上記ハウジング後面にて完全にシールされ
る。
【0034】
【発明の効果】本発明は、以上のごとく接続子をハウジ
ングに挿着した後に、接続子孔の開口縁の一部に設けら
れた突片を屈曲し、突片と開口縁そして接続子との間の
間隙をシールすることとしたので、相手コネクタとの嵌
合側から水が進入しても、回路基板側に至ることがない
ので、回路の誤動作がなくなるという効果をもたらす。
その際、シールする部分もきわめて狭い間隙なので、シ
ールが容易となる。又、本発明では、接続子の曲部の内
縁に線状の切断部を形成したので、相手コネクタにより
接続子がこじられても、その力は接続部側にほとんど伝
達されず、伝達された一部の力も、切断部の存在によっ
て弾性変形自由度が大きくなった接続部の弾性変形によ
り吸収されてしまい、回路基板との結線部分には伝わら
ず、該部分あるいは接続子自体を損傷しないという効果
をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電気コネクタとしての複合
電気コネクタ及び相手コネクタの一部を示す斜視図であ
る。
【図2】図1のコネクタの正面図である。
【図3】図2におけるIII-III 断面図である。
【図4】図1のコネクタに用いられる同軸コネクタのた
めの外部導体の屈曲前の斜視図である。
【図5】図4のコネクタの屈曲後の断面図である。
【図6】図1のコネクタに用いられる同軸コネクタの内
部接続子の側面図である。
【図7】図6の内部接続子の底面図である。
【図8】図4の外部導体及び図6の内部接続子をハウジ
ングに組込んだときの断面図である。
【図9】図8におけるIX-IX 断面図である。
【図10】図8におけるX-X断面図である。
【図11】図8の外部導体を切欠部で屈曲したときの断
面図である。
【図12】図11におけるXII-XII 断面図である。
【図13】図3に示すハウジングについての変形例を示
す断面図である。
【図14】従来の同軸コネクタを分解状態で示す断面図
である。
【図15】図14の外部導体の底面図である。
【符号の説明】
2 ハウジング 11 接続子孔 12 突片 17 接続部 21 (内部)接続子 21A 接続部 25 接触部 28 切断部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 信二 東京都品川区大崎5丁目5番23号 ヒロ セ電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−84565(JP,A) 実開 平4−88669(JP,U) 実開 昭61−112581(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/52 301 H01R 24/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手コネクタとの嵌合のために絶縁ハウ
    ジングの一端部側に開口部を有し、接続子の配設のため
    の接続子孔が該開口部に連通すると共にハウジングの他
    端部側に貫通して形成され、該接続子孔内部に二つの接
    続子が間隔をもって配され、両方の接続子の一端部に形
    成された接触部が上記開口部内で互に開閉可能に接触
    し、他端部に形成された接続部が上記接続子孔の外方に
    突出しており、相手コネクタの相手端子の上記開口部内
    への挿入により、両接続子の接触部における間隔変動に
    もとづいて回路開閉を可能とする電気コネクタにおい
    て、ハウジングの他端側外面には上記接続子孔の開口縁
    の一部から外方に向けて延出する突片が形成され、上記
    接続子孔に接続子の接触部を配設後上記突片を接続子孔
    の開口縁に向け屈曲して上記接続子孔を封閉し、該突片
    と開口縁及び接続子との間の間隙にシール材を塗布した
    ことを特徴とする電気コネクタ。
  2. 【請求項2】 ハウジングには、二つの接続子の周面を
    包囲するよう金属板を屈曲した外部導体が配設され、該
    外部導体がハウジング外に突出する後端部に孔部が形成
    されていることとする請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 【請求項3】 ハウジングは、外部導体の挿入のための
    スリット溝が形成され、該スリット溝の後端側の開口縁
    に溝を形成することにより、上記スリット溝の開口縁で
    の開口を狭くする方向に傾いた弾性舌片を設けることと
    した請求項1に記載の電気コネクタ。
  4. 【請求項4】 相手コネクタとの嵌合のために絶縁ハウ
    ジングの一端部側に開口部を有し、接続子の配設のため
    の接続子孔が該開口部に連通すると共にハウジングの他
    端部側に貫通して形成され、接続子の一端部に形成され
    た接触部が上記開口部内にあり他端部に形成された接続
    部が上記接続子孔の外方に突出している電気コネクタに
    おいて、接続子は少なくとも接続子孔外にある部分が平
    板状をなしかつ同一平面内で延出方向を直角に転換する
    曲部を経て脚状の接続部を形成し、該曲部もしくはその
    近傍の内縁に、該接続子を該接続子孔に挿入する方向に
    対し直角な線状の切断部が形成されていることを特徴と
    する電気コネクタ。
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