JPH0682726U - 小型電子部品におけるフラックス等の浸入防止構造 - Google Patents

小型電子部品におけるフラックス等の浸入防止構造

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JPH0682726U JP2924493U JP2924493U JPH0682726U JP H0682726 U JPH0682726 U JP H0682726U JP 2924493 U JP2924493 U JP 2924493U JP 2924493 U JP2924493 U JP 2924493U JP H0682726 U JPH0682726 U JP H0682726U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 端子圧入孔に圧入基部を圧入しただけで、後
に特別な工程を必要とすることなしに、ボディへのフラ
ックス等の浸入を防止することができるようにする。 【構成】 底面部110に端子圧入孔111が開設され
たボディ100と、端子圧入孔111に圧入される端子
200とを備えており、端子200の基端部には端子圧
入孔111に圧入される圧入基部231が形成されてお
り、圧入基部231には溝部231Aが形成され、圧入
基部231を端子圧入孔111に圧入すると、溝部23
1Aがボディ100の外側に位置するように構成されて
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、はんだ付け作業時にフラックス等がボディの内部に浸入することが ない小型電子部品におけるフラックス等の浸入防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
小型電子部品には、底面部に端子圧入孔が開設されたボディと、前記端子圧入 孔に圧入される圧入基部が形成された端子とを有するものがある。ボディの底面 部の端子圧入孔は端子より大きく、かつ端子の基端部に形成された圧入基部が圧 入されるようにその大きさ等が設定されている。従って、圧入基部を端子圧入孔 に圧入することによって端子をボディに取り付けるのである。
【0003】 ここで、端子圧入孔に端子の圧入基部を圧入したとしても、どうしても両者の 間には若干の隙間ができる。この隙間からはんだ付け作業時にフラックス等が毛 細管現象によりボディの内部に浸入することがある。かかるフラックス等の浸入 は小型電子部品の機能を損なう。
【0004】 従って、このような小型電子部品では、端子の圧入基部をボディの端子圧入孔 に圧入した後、前記隙間を防ぐために両者に接着剤を塗布したり、超音波で両者 を溶着したりする手段が採用されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような接着剤の塗布、超音波による溶着では、そのた めの工程が必要となる。小型電子部品は、単価が低いものであるので、1つでも 工程数が増えることは大幅なコストアップを招来する。
【0006】 本考案は上記事情に鑑みて創案されたもので、端子圧入孔に圧入基部を圧入し ただけで、後に特別な工程を必要とすることなしに、ボディへのフラックス等の 浸入を防止することができる小型電子部品におけるフラックス等の浸入防止構造 を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る小型電子部品におけるフラックス等の浸入防止構造は、底面部に 端子圧入孔が開設されたボディと、前記端子圧入孔に圧入される端子とを備えて おり、前記端子の基端部には端子圧入孔に圧入される圧入基部が形成されており 、当該圧入基部には溝部が形成され、圧入基部を端子圧入孔に圧入すると、前記 溝部がボディの外側に位置するように構成されている。
【0008】
【実施例】
図1は本考案に係る小型電子部品におけるフラックス等の浸入防止構造の要部 を示す説明図、図2はこの小型電子部品におけるフラックス等の浸入防止構造を 用いたプッシュスイッチを構成するボディの図面であって、同図(A)は平面図 、同図(B)は正面図、同図(C)は(A)のA−A線断面図、図3はプッシュ スイッチを構成する端子の側面図、図4はプッシュスイッチを構成する押圧部の 図面であって、同図(A)は正面図、同図(B)は平面図、同図(C)は側面図 、同図(D)は背面図、図5はプッシュスイッチを構成するカバーの図面であっ て、同図(A)は平面図、同図(B)は側面図、同図(C)は正面図である。
【0009】 以下の実施例では、いわゆるハートカムを有するプッシュスイッチを小型電子 部品の例として説明するが、本考案に係る小型電子部品におけるフラックス等の 浸入防止構造が他の小型電子部品、例えば通常のプッシュスイッチやスライドス イッチにも適用可能であることは勿論である。
【0010】 本実施例に係るプッシュスイッチは、底面部110に複数個(図面では6個) の端子圧入孔111が開設されたボディ100と、前記端子圧入孔111に圧入 される圧入基部231を有する2つの端子200と、この端子200の摺動部2 20を摺動する2つの接触子 (図示省略) と、この接触子を前記摺動部220に 対して摺動させる押圧部300と、この押圧部300とボディ100の底面部1 10との間に介在されて押圧部300を弾発付勢するスプリング (図示省略) と 、前記押圧部300の正面に形成されたハートカム311に係合する係合ピン ( 図示省略) と、ボディ100を閉塞するカバー400とを有している。
【0011】 ボディ100は、図2に示すように、略立方体状の有底筒状に形成されており 、その底面部110には四角形状の端子圧入孔111が3個ずつ2列で形成され ている。また、底面部110には、係合ピンを支持するピン支持部114が形成 されている。さらに、ボディ100の正面壁120及び背面壁130には上端か ら中腹部にいたるまでの切込121及び131が形成されており、その切込12 1及び131の左右両側には係止爪122及び132が形成されている。
【0012】 一方、前記底面部110の略中央部には、ボス112が突設されている。この ボス112は前記スプリングを支えるものである。一方、底面外側の4隅からは 脚部113が突出形成されている。この脚部113は、プッシュスイッチをプリ ント基板 (図示省略) に取り付けた際に、ボディ100の底面部110との間に 所定の空間を確保するためのものである。
【0013】 前記端子200は、図3に示すように、導電性のリードフレームをインサート 形成して得られたものであって、3本の端子ピン210と、この端子ピン210 と一体になった摺動部220と、端子ピン210及び摺動部220以外をカバー する樹脂部230とを有している。樹脂部230は、端子ピン210の基端にお いては圧入基部231として形成されている。この圧入基部231は、前記端子 圧入孔111に圧入される部分であって、基端部は前記端子圧入孔111と同一 の寸法に設定されている。
【0014】 さらに、圧入基部231には、溝部231Aが形成されている。この溝部23 1Aは、はんだ付け作業時にフラックス等がボディ100の内部に浸入するのを 防止するためのものである。従って、この溝部231Aは圧入基部231の全周 にわたって形成されている。
【0015】 押圧部300は、図4に示すように、正面にハートカム311が形成された本 体部310と、この本体部310の下端両側に突出形成された接触子保持部32 0とを有しており、全体として正面視略逆T字形状に形成されている。本体部3 10の上端には、2つの突脈312が形成されている。前記ハートカム311は 、中央にハート型のカム部311Aと、このカム部311Aの周囲に形成された 溝311Bとから構成されている。溝311Bはハートカム311の作動の必要 に応じてその深さが変化している。
【0016】 また、本体部310の背面側には、スプリングが収納されるスプリング収納部 313が形成されている。
【0017】 一方、押圧部300の接触子保持部320には、断面略Ω状に形成された略ク リップ状の導電性の接触子が嵌まり込む凹部321が形成されている。この凹部 321に嵌め込まれた接触子は、前記端子200の摺動部220を挟み込んだ状 態で摺動するようになっている。
【0018】 カバー400は、ボディ100を閉塞するものであって、図5に示すように、 開孔411が開設された平面部410と、この平面部410の両サイドから垂下 された係止部420とが一体に形成されたものである。平面部410は、ボディ 100の外縁部に対応した凹凸が形成されている。また、前記開孔411は、押 圧部300の本体部310を導出するものである。一方、係止部420の下端部 には係止爪421が延設されており、前記ボディ100の係止爪122及び13 2対応してカバー400をボディ100に係止する役目を果たすようになってい る。
【0019】 次に、このような部品から構成されるプッシュスイッチの組立手順について説 明する。 まず、端子200をボディ100に取り付ける。すなわち、端子200の圧入 基部231を端子圧入孔111に圧入する。すると、圧入基部231に形成され た溝部231Aは、図1に示すように、ボディ100の外側に位置することにな る。
【0020】 接触子保持部320に接触子を、スプリング収納部313にスプリングをそれ ぞれ収容した押圧部300をボディ100に嵌め込む。この際、接触子は端子2 00の摺動部220に嵌まり込み、スプリングはボディ100のボス112に嵌 まり込むようにする。また、ボディ100は嵌め込まれた押圧部300のハート カム311の溝311Bには、係合ピンの先端が嵌まり込んでいる。この状態で 、ボディ100にカバー400を被せることにより、プッシュスイッチは完成す る。
【0021】 かかるプッシュスイッチをプリント基板に実装するのであるが、はんだ付け作 業時にフラックス等が端子ピン210を伝わってボディ100の底面部110側 に登ってくる。しかし、圧入基部231には、溝部231Aが形成されているた め、溝部231Aが形成されていないものに較べてフラックス等が底面部110 に到達するまでの距離が長くなる。また、この溝部231Aまで登ってきたフラ ックス等は溝部231Aにおいて溜まるので、フラックス等が圧入基部231と 端子圧入孔111との間の僅かの隙間からボディ100の内部に浸入することを 防止することができる。
【0022】
【考案の効果】
本考案に係る小型電子部品におけるフラックス等の浸入防止構造は、底面部に 端子圧入孔が開設されたボディと、前記端子圧入孔に圧入される端子とを備えて おり、前記端子の基端部には端子圧入孔に圧入される圧入基部が形成されており 、当該圧入基部には溝部が形成され、圧入基部を端子圧入孔に圧入すると、前記 溝部がボディの外側に位置するように構成されている。従って、はんだ付け作業 時にフラックス等が端子を介して登ってきても、溝部によって距離が長くなった のと同様になり、かつ溝部にフラックス等が溜まることになるので、ボディの内 部にフラックス等が浸入することがない。このため、この考案は、接着剤の塗布 、超音波による溶着等の工程が不必要となるので、小型電子部品のコストの低減 は寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る小型電子部品におけるフラックス
等の浸入防止構造の要部を示す説明図である。
【図2】この小型電子部品におけるフラックス等の浸入
防止構造を用いたプッシュスイッチを構成するボディの
図面であって、同図(A)は平面図、同図(B)は正面
図、同図(C)は(A)のA−A線断面図である。
【図3】プッシュスイッチを構成する端子の側面図であ
る。
【図4】プッシュスイッチを構成する押圧部の図面であ
って、同図(A)は正面図、同図(B)は平面図、同図
(C)は側面図、同図(D)は背面図である。
【図5】プッシュスイッチを構成するカバーの図面であ
って、同図(A)は平面図、同図(B)は側面図、同図
(C)は正面図である。
【符号の説明】
100 ボディ 110 底面部 111 端子圧入孔 200 端子 231 圧入基部 231A 溝部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面部に端子圧入孔が開設されたボディ
    と、前記端子圧入孔に圧入される端子とを具備してお
    り、前記端子の基端部には端子圧入孔に圧入される圧入
    基部が形成されており、当該圧入基部には溝部が形成さ
    れ、圧入基部を端子圧入孔に圧入すると、前記溝部がボ
    ディの外側に位置することを特徴とする小型電子部品に
    おけるフラックス等の浸入防止構造。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5379366U (ja) * 1976-12-03 1978-07-01

Patent Citations (1)

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