JPH06183294A - 自動車用フロアカーペットの製造方法 - Google Patents

自動車用フロアカーペットの製造方法

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Publication number
JPH06183294A
JPH06183294A JP35612992A JP35612992A JPH06183294A JP H06183294 A JPH06183294 A JP H06183294A JP 35612992 A JP35612992 A JP 35612992A JP 35612992 A JP35612992 A JP 35612992A JP H06183294 A JPH06183294 A JP H06183294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
felt
carpet
floor panel
automobile
floor
Prior art date
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Pending
Application number
JP35612992A
Other languages
English (en)
Inventor
Akimoto Kimura
哲基 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06183294A publication Critical patent/JPH06183294A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 断熱性とクッション性に優れ、フロアパネル
に凹凸のビードがあっても敷設するとビードを吸収する
自動車用フロアカーペットを少ない工程数で簡便に製造
する。 【構成】 カーペット原反10を加熱する工程1と、メ
ルトファイバを含むフェルト11を加熱する工程2と、
自動車のフロアパネルの表面凹凸形状に相応した形状を
有する下型13内に加熱したフェルト11を載せ、更に
その上に加熱したカーペット原反10をその裏面がフェ
ルト11に接するように重ね合わせる工程3と、下型1
3内のフェルト11と重ね合わせたカーペット原反10
の表面からフロアパネル表面の凹凸を無視して形成され
た上型14により冷間プレスして熱い状態のカーペット
原反10とフェルト11を一体成形する工程4とを含
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用フロアカーペッ
トの製造方法に関する。更に詳しくは、カーペット裏面
にフェルトを重ね合せて一体成形するフロアカーペット
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のフロアカーペットは、カ
ーペット原反をほぼフロア形状に成形加工した後、その
裏面に平板状のフェルトを貼着してクッション性及び断
熱性を付与している。一方、フロアカーペットが敷設さ
れるフロアパネルは、強度を高めるため、また設計上の
必要から、凹凸のビードが形成されることがある。この
ため、従来のカーペットを凹凸のビードのあるフロアパ
ネルに敷設すると、フェルトがフロアパネルの凹凸のビ
ードの凹部に没入し、カーペット表面がこの凹凸のビー
ドに相応した起伏面になり、外観を損う問題点があっ
た。また、カーペットの凹部に塵埃が溜まって清掃が困
難になり、その凸部は早期に摩耗される不具合があっ
た。
【0003】この凹凸のビードを吸収するために、従来
より ゴム製の凹凸マットをフロアパネルの表面に貼って
からカーペットを載せる方法や、 予め凹凸のビード状に形成したフェルトをカーペッ
トに接着してからフロアパネルに敷設する方法が採られ
ている。また別の方法として、 ポリエチレン架橋発泡層を裏面に有するカーペット
原反を加熱炉で加熱してポリエチレン架橋発泡層を軟化
させ直ちにフロアパネルの表面形状に成形することによ
り、凹凸のビードを埋める方法(実開昭59−1943
6)や、金型内にカーペットを敷き、フロアパネルの凹
凸形状を転写した凹凸意匠を設けた金型の上蓋を締め、
上蓋に設けた注入口からウレタン原液を金型内部の空間
に注入して発泡させ、この空間にウレタンフォームを充
満させることにより、凹凸のビードを埋める方法(実開
昭60−115129)が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の
の方法は、カーペットの敷設作業の他に凹凸マットを成
形し、かつこれをフロアパネルに貼着する作業を必要と
する。また上記の方法は、カーペットの成形とフェル
トの成形が別々に行われるため、成形工数が多くかかる
上、フェルトの接着位置が狂うと、的確に凹凸のビード
を埋めることができない。更に上記の方法は、フェル
トの代わりに、ポリエチレン架橋発泡層やウレタンフォ
ーム等の発泡体を用いるため、上記及びの問題点は
解決される反面、発泡体を作るまでの工程数が多くかつ
成形に時間を多く要する等の不具合があった。本発明の
目的は、断熱性とクッション性に優れ、フロアパネルに
凹凸のビードがあっても敷設すると、凹凸のビードを吸
収する自動車用フロアカーペットを少ない工程数で簡便
に製造する自動車用フロアカーペットの製造方法を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成を実施例に対応する図1及び図2に基づ
いて説明する。本発明の自動車用フロアカーペットの製
造方法は、カーペット原反10を加熱する工程1と、メ
ルトファイバを含むフェルト11を加熱する工程2と、
自動車のフロアパネルの表面凹凸形状に相応した形状を
有する下型13内に加熱したフェルト11を載せ、更に
その上に加熱したカーペット原反10をその裏面がフェ
ルト11に接するように重ね合わせる工程3と、下型1
3内のフェルト11と重ね合わせたカーペット原反10
の表面からフロアパネル表面の凹凸を無視して形成され
た上型14により冷間プレスして熱い状態のカーペット
原反10とフェルト11を一体成形する工程4とを含む
方法である。
【0006】
【作用】下型13と上型14の間でフェルト11とカー
ペット原反10とを重ねた状態冷間プレスすると、フェ
ルト11に含まれているメルトファイバの溶融によりフ
ェルト11が下型に沿って変形し、かつカーペット原反
10の裏面にフェルト11が接着される。
【0007】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面に基づいて詳し
く説明する。図2に示すように、カーペット原反10を
用意する。このカーペット原反10は、立毛部10a
と、この立毛部10aの基部を支持する基材10bとか
らなり、この基材10bの下面に成形後の形状を保持す
るためのバッキング層10cを形成したものである。バ
ッキング層10cとしては、基材10bにポリエチレン
を融着したポリエチレン薄層、基材10bにゴムラテッ
クス液を塗布して乾燥したゴムラテックス層等がある。
なお、バッキング層10cがなくても成形フロアカーペ
ットの形状を保持できれば、このバッキング層は特に設
けなくてもよい。立毛部10aを形成する糸条は、ナイ
ロン、ポリプロピレン、レーヨン又はこれらの混合材料
からなり、基材10bは、麻、ナイロン、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、レーヨン等からなる。上記タフトカ
ーペットの代わりに、フィラメント糸からなるウエブを
ニードルパンチングしたニードルパンチングカーペット
を用いることもできる。
【0008】次いで、フェルト11を用意する。このフ
ェルト11は、落綿、化合繊に低融点(約140〜16
0℃)のメルトファイバを10〜15重量%程度均一に
混合して作られる。メルトファイバとしてはポリエチレ
ン繊維が好ましい。フェルト11は所定の形状に切断し
ておく。次に、カーペット原反10とフェルト11を加
熱する。これらは別々の加熱炉12で加熱して、加熱後
の熱放散が少ない状態で直ちに次の冷間プレスを行うこ
とが好ましい。カーペット原反10の加熱は140〜1
60℃の温度で、原反1000g/m2当り10〜15
秒程度の時間で行うことがよい。加熱温度はカーペット
材料に応じて適宜決められる。またフェルト11の加熱
はメルトファイバの融点より若干高い温度、例えば30
℃程度高い温度で行うことが好ましい。
【0009】加熱したフェルト11とカーペット原反1
0の順に下型13内に置く。この下型13は自動車のフ
ロアパネルの表面凹凸形状に相応した形状を有する。具
体的には、下型13内に加熱したフェルト11を載せ、
更にその上に加熱したカーペット原反10をその裏面が
フェルト11に接するように重ね合わせる。続いてフロ
アパネル表面の凹凸を無視して形成された上型14によ
り、下型13内でフェルト11と重ね合わせたカーペッ
ト原反10の表面から冷間プレスする。このとき下型と
上型は、5〜20kg/cm2の圧力でフェルト11と
カーペット原反10を1〜2分間保持する。
【0010】熱い状態のカーペット原反10とフェルト
11が一体成形されると、フェルト11に含まれている
メルトファイバの溶融によりフェルト11が下型に沿っ
て変形し、かつカーペット原反10の裏面にフェルト1
1が接着される。型から成形物を取出すと、本発明のフ
ロアカーペットが得られる。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のフロアカー
ペットをフロアパネルに敷設すれば、フロアパネルの凹
凸のビードにフェルト下面に形成された凹凸面が丁度よ
く嵌合し、フロアカーペットの表面は平滑な面となる。
これによりフロアカーペットの見栄え、外観が損われ
ず、形状保持性に優れる。また乗員がフロアカーペット
を踏んでも凹凸感はなく、従来のような凹部に塵埃が入
込んだり凸部だけが早期に摩耗したりすることがない。
特に、本発明の製法によれば、僅かな工程で簡便に断熱
性とクッション性に優れた自動車用フロアカーペットが
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の自動車用フロアカーペットの
製造工程図。
【図2】その製造を示す図。
【符号の説明】
1 カーペット原反の加熱工程 2 メルトファイバ入りフェルトの加熱工程 3 下型内でのフェルトとカーペット原反の重合工程 4 下型と上型による冷間プレス工程 10 カーペット原反 11 メルトファイバ入りフェルト 12 加熱炉 13 下型 14 上型

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーペット原反(10)を加熱する工程(1)
    と、 メルトファイバを含むフェルト(11)を加熱する工程(2)
    と、 自動車のフロアパネルの表面凹凸形状に相応した形状を
    有する下型(13)内に前記加熱したフェルト(11)を載せ、
    更にその上に前記加熱したカーペット原反(10)をその裏
    面が前記フェルト(11)に接するように重ね合わせる工程
    (3)と、 前記下型(13)内のフェルト(11)と重ね合わせたカーペッ
    ト原反(10)の表面からフロアパネル表面の凹凸を無視し
    て形成された上型(14)により冷間プレスして熱い状態の
    前記カーペット原反(10)とフェルト(11)を一体成形する
    工程(4)とを含む自動車用フロアカーペットの製造方
    法。
JP35612992A 1992-12-18 1992-12-18 自動車用フロアカーペットの製造方法 Pending JPH06183294A (ja)

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JP35612992A JPH06183294A (ja) 1992-12-18 1992-12-18 自動車用フロアカーペットの製造方法

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JP (1) JPH06183294A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001246977A (ja) * 2000-03-03 2001-09-11 Hayashi Gijutsu Kenkyusho:Kk 自動車用フロアカーペットの製造方法
CN103332129A (zh) * 2013-07-12 2013-10-02 柳州市方鑫汽车装饰件有限公司 汽车地毯成型冲裁一体设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001246977A (ja) * 2000-03-03 2001-09-11 Hayashi Gijutsu Kenkyusho:Kk 自動車用フロアカーペットの製造方法
CN103332129A (zh) * 2013-07-12 2013-10-02 柳州市方鑫汽车装饰件有限公司 汽车地毯成型冲裁一体设备

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