JP2001246977A - 自動車用フロアカーペットの製造方法 - Google Patents
自動車用フロアカーペットの製造方法Info
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Abstract
ロアカーペットの製造方法を合理化する。。 【構成】自動車の室内、フロアに沿う形状に成形して敷
設する自動車用フロアカーペットの製造方法であって、
カーペットの裏面に成形フェルトを貼着してなるものに
おいて、あらかじめ裏面に熱可塑性樹脂の裏打ちをほど
こしたカーペットを加熱して裏打ちを可塑化させ、対の
成形型間にてコールドプレス成形すると同時に、同型内
でフェルトを成形しカーペットの裏面に貼着する。
Description
ネル上に敷設する自動車用フロアカーペットの製造方法
に関する。
飾、その他の目的によってカーペットを敷設している。
この種のカーペットは、フロアパネルに沿う形状に成形
して敷設することが一般的であり、そのためには、カー
ペットの裏面には熱可塑性樹脂の裏打ちをシート状にほ
どこし、カーペットを成形前に裏打ち側から加熱して裏
打ちを可塑化させ、対の成形型間にてコールドプレス成
形し賦形する。カーペットの裏面には部分的に緩衝材を
配して、敷設感、防音性等を向上させる。カーペットの
敷設感を向上させるために、緩衝材の素材として熱プレ
ス成形が可能な素材を選択し、緩衝材も敷設位置のフロ
アパネルの細かな凹凸に沿う形状に成形することは特に
好ましい。たとえば、実願平4−4098号(実用新案
2557108号)において、「裏面に略フロアパネル
形状に成形された緩衝材を備える自動車用フロアカーペ
ット」が提案されている。この出願において、緩衝材は
ポリエステル繊維95〜50wt%と低融点熱可塑性5
〜50wt%の混合繊維マットからなり、加熱賦形する
ことで略フロアパネル形状に成形してある。上記考案の
フェルトタイプの緩衝材は、軽量で成形性にすぐれ、ま
たリサイクルにも適した組成である。
た緩衝材を貼着してなる自動車用フロアカーペットの従
来の製造方法を図3を参照して説明する。カーペットの
成形に先立って、原反から所要の大きさに裁断したフェ
ルト23を、不図示のフェルト成形用型によって自動車
のフロアパネルの細かな凹凸に沿う形状24aをもつ成
形フェルト24として準備する。(必要に応じて成形フ
ェルトを冷却して形状を安定させる)成形したフェルト
はカーペットの成形型111、112内に配置する。カ
ーペット21は、熱可塑性樹脂の裏打ち22をほどこし
た上、加熱して裏打ちを可塑状態におき、対のプレス成
形型間111、112にてコールドプレス成形する。カ
ーペットのプレス成形時、同型内に配置された成形フェ
ルト24はカーペットの裏面にアンカー貼着し、カーペ
ット(裏打ち)が冷却された後、脱型することで裏面に
フェルト緩衝材をもった自動車用フロアカーペット20
が製造される。
な裏面に成形フェルトを貼着してなる自動車用フロアカ
ーペット(カーペット部分とフェルト部分の成形をとも
なう自動車用フロアカーペット)の製造方法を合理化す
る。
手段は、自動車の室内、フロアに沿う形状に成形して敷
設する自動車用フロアカーペットで裏面に成形フェルト
を貼着してなるものの製造方法であって、カーペットの
裏面に成形フェルトを貼着してなるものにおいて、あら
かじめ裏面に熱可塑性樹脂の裏打ちをほどこしたカーペ
ットを加熱して裏打ちを可塑化させ、対の成形型間にて
コールドプレス成形すると同時に、同型内でフェルトを
独立に成形しカーペットの裏面に貼着する自動車用フロ
アカーペットの製造方法による。
アカーペットの製造方法フローを示し、図2(b)は従
来のフローを示す。発明の製造方法では、フェルト(21
4)は、所要の形状に裁断(215)して準備する。カーペッ
ト(212)は、裏打ち(211)の付与、加熱(213)、コールド
プレス成形(216)し、カーペットのプレス成形と同時に
同じ型間であらかじめ裁断して準備したフェルトを加熱
(218)、成形(217)および冷却(219)し、カーペットの裏
面に貼着して自動車用フロアカーペット(220)を製造す
る。
成形に先立ってフェルトの成形がおこなわれる。フェル
ト(314)は所要形状に裁断(315)し、加熱(316)した上で
プレス成形(317)し、冷却(318)して形状を固定する。カ
ーペット(312)は熱可塑性樹脂の裏打ち(311)をほどこし
た上で加熱(313)して裏打ちを可塑状態において、コー
ルドプレス成形(319)して形状を付与する。このカーペ
ットのプレス成形工程において、同型内に成形フェルト
を配置し可塑状態の裏打ちにアンカー貼着し、裏面に成
形フェルトをもった自動車用フロアカーペット(320)が
製造される。あきらかに、従来の製造方法は、カーペッ
トの成形に先立ってフェルトの成形工程があるために工
程が長くなり、またフェルトの成形型も必要になる。対
して発明の製造方法では、カーペットのプレス成形工程
(216)と、フェルトのプレス成形(および冷却)工程(21
7)〜(219)が重なっているので、自動車用フロアカーペ
ットの製造工程をトータルで短縮、合理化することがで
きる。
を図面によって説明する。
トの製造方法に即したプレス成形型構造の模式断面図で
ある。図において、対をなす上下のプレス成形型10
1、102はカーペットの成形形状に対応している。成
形下型102の一部にフェルト成形用の可動熱型10
3、103をそなえている。熱可塑性樹脂の裏打ち12
をほどこしたカーペット11を加熱して、裏打ち12を
可塑状態におきプレス成形型101、102の間に配し
てコールドプレスする。成形型の下型には裁断したフェ
ルト13を配し、カーペットの裏面に位置させる。下型
の一部に開口104、104があり、フェルト成形用の
可動式熱型103、103がこの開口より型間に挿入出
される構造にある。
動式熱型103、103は、カーペットの成形(下)型
の表面より下方に沈んである。裏打ちをほどこされ加熱
されたカーペットを成形型101、102間に配置する
とともに、裁断された未成形のフェルトが下型面上(フ
ェルト成形用の可動式熱型の上方)に配置される。カー
ペット成形用型が型締めされ、カーペットの成形がおこ
なわれると同時に、または遅れてフェルト成形用の可動
式熱型103、103が下型の開口部104、104か
ら上方にカーペット成形用型内に移動し、フェルトを成
形する。可動式熱型は、温度が110〜240℃あり、
フェルトを構成する繊維を軟化(可塑化)させ押圧成形
する。可動式熱型には冷却装置を備えることが好まし
く、空気等の冷媒を不図示の供給装置から管路105を
へて供給口106より導入して成形したフェルトを冷却
する。これによりフェルトの成形形状が固定され、脱型
を早めることができる。
ーペットないしニードルパンチカーペットであって、裏
面に熱可塑性樹脂の裏打ちをほどこして用いる。 (裏打ち)比較的に低い温度で可塑状態になる熱可塑性
樹脂をシート状にカーペットの裏面に裏打ちする。たと
えば低密度ポリエチレン樹脂やエチレン酢酸ビニル樹脂
を主体としてなるもの、これに充填剤、リサイクル端材
等を含むものがある。
素材からなるものが適する。特に好ましいのは低融点繊
維を含むポリエステル繊維のフェルトであり、密度が
0.03〜0.3g/cm3以下の低密度のものが適す
る。また、ポリプロピレンなどの他の合成繊維のフェル
トや、細径の綿繊維に低融点繊維を分散してなるフェル
トも適する。
フェルトの成形が可能である。自動車用フロアカーペッ
トの製造工程が短縮・合理化される。また、フェルトの
成形型が不要になる。
方法を示す。
す。
す。
Claims (3)
- 【請求項1】 自動車の室内、フロアに沿う形状に成形
して敷設する自動車用フロアカーペットで裏面に成形フ
ェルトを貼着してなるものの製造方法であって、あらか
じめ裏面に熱可塑性樹脂の裏打ちをほどこしたカーペッ
トを加熱して裏打ちを可塑化させ、対の成形型間にてコ
ールドプレス成形すると同時に、同型内でフェルトを独
立に成形しカーペットの裏面に貼着することを特徴とす
る自動車用フロアカーペットの製造方法。 - 【請求項2】 前記対の成形型の一部に可動式熱型を設
置し、カーペットの成形と同時に同型内でフェルトを独
立に成形することを特徴とする請求項1に記載の自動車
用フロアカーペットの製造方法。 - 【請求項3】 前記可動式熱型にフェルトの冷却装置を
備えることを特徴とする請求項2に記載の自動車用フロ
アカーペットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000058126A JP2001246977A (ja) | 2000-03-03 | 2000-03-03 | 自動車用フロアカーペットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000058126A JP2001246977A (ja) | 2000-03-03 | 2000-03-03 | 自動車用フロアカーペットの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001246977A true JP2001246977A (ja) | 2001-09-11 |
Family
ID=18578769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000058126A Pending JP2001246977A (ja) | 2000-03-03 | 2000-03-03 | 自動車用フロアカーペットの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001246977A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0569772A (ja) * | 1991-09-13 | 1993-03-23 | Ikeda Bussan Co Ltd | 成形カーペツトの製造方法 |
JPH06183294A (ja) * | 1992-12-18 | 1994-07-05 | Hino Motors Ltd | 自動車用フロアカーペットの製造方法 |
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-
2000
- 2000-03-03 JP JP2000058126A patent/JP2001246977A/ja active Pending
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