JPH077350Y2 - 自動車用成形天井製造装置 - Google Patents

自動車用成形天井製造装置

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JPH077350Y2
JPH077350Y2 JP1989120892U JP12089289U JPH077350Y2 JP H077350 Y2 JPH077350 Y2 JP H077350Y2 JP 1989120892 U JP1989120892 U JP 1989120892U JP 12089289 U JP12089289 U JP 12089289U JP H077350 Y2 JPH077350 Y2 JP H077350Y2
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JP
Japan
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molding
mold
auxiliary
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molded ceiling
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JP1989120892U
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JPH0363590U (ja
Inventor
雅俊 安野
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池田物産株式会社
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車用の成形天井を製造するための装置に
関する。
[従来の技術] 今日の自動車用天井には成形天井が使用されている。一
般に、この成形天井は、細かく切り刻まれた一定量の繊
維内に熱可塑性樹脂材を混合させたレジンフェルトなど
でなる熱可塑性基材や、ダンボール材などでなる基材を
プレス成形し、この基材の表面に表皮材を貼り付けたも
のである。そして、成形天井は自動車室内天井部にビス
などにより取り付けられ、その縁辺部はトリムピースあ
るいはガーニッシュで端末処理される。
また、熱可塑性基材を使用する場合の成形方法は、まず
約230℃位に加熱した一対の金型間に基材を配置して加
圧して熱成形する。次いで、加圧・形状出しされた成形
基材について車室内側に相当する基材の表面にホットメ
ルトなどの接着剤を塗布してプレス成形機に納められ、
約140℃位に加熱した状態で表皮材とプレス接着されて
一体形成される。そして、同じ成形天井を生産する数量
が少ない場合は、基材成形用の金型とプレス接着用の金
型とを個々に用意すると、金型の費用がかかりコスト高
になるので、同一の金型で兼用している。
そこで、例えば午前中の作業では基材の成形を、午後の
作業ではプレス接着作業を行うと言うように交互に行う
方法が採られている。しかし、基材を成形する場合では
金型を約230℃位に加熱して使用し、プレス接着する場
合では約140℃位に加熱した金型を使用する必要がある
ので、プレス接着する場合には金型をプレス接着に適し
た温度まで冷やす必要がある。
この金型を冷やす手段として従来は、第5図に例示する
ように、上金型51と下金型52との間に進退出可能な送風
機53を設けている。この送風機53は、エアコンプレッサ
(不図示)に接続されたパイプ材の上下に複数の小孔54
が設けられており、この小孔54を通して金型51,52にエ
アが吹き付けられて冷却するようになっている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、この冷却手段では、吹き出されたエアで
周囲の粉塵が飛ばされ工場内を汚したり、放熱が工場内
に行われる。このため、作業環境を悪くしている問題点
がある。
また、冷却にも約2時間程度必要とする場合もあるの
で、時間がかかり作業性が悪いなどの問題点もあった。
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は工場内の作業環境を悪化させずに金型を急速に
冷却させ、次工程の作業までの時間を短縮させて作業性
を向上させることのできる自動車用成形天井製造装置を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案は、加熱される一対の金
型を主体に構成され、熱可塑性基材を高温で加圧・形状
出しする基材成形と、前記基材成形で得られた成形基材
の表面に表皮材を低温で加圧・一体化する表皮材接着と
を前記同一金型の成形面温度を換えて行なう自動車用成
形天井製造装置において、前記金型の成形面に着脱自在
に配置されて、前記金型の成形面と略同形状の成形面を
持ち、かつヒーターを内蔵した成形用補助プレートを備
え、前記基材成形および表皮材接着の成形面温度を前記
金型に成形用補助プレートを脱着することにより切り換
え可能にしたことを特徴とする。
[作用] この構成によれば、成形用補助プレートを取り付けて使
用する場合と、取り外して使用する場合とで金型の成形
面温度を簡単に切り換えることができる。したがって、
同じ金型を使って温度の異なる複数の作業を行う場合で
も、成形補助プレートの切り換えで成形面温度をすぐに
変えることができるので、温度が異なる次の作業へ直ぐ
に移行することができる。
また、温度を下げる場合も、従来のようにエアなどを吹
き付けて外部へ放出させるものでもないので、作業環境
を悪くすることもない。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明
する。
第1図(a),(b),(c),(d)は、本考案の一
実施例に係る自動車用成形天井製造装置の概略構成断面
図である。
図において、この装置は、大きくは上下の金型1,2と、
脱着自在な成形用補助プレート3A,3B,4A,4Bなどで構成
されている。
さらに説明すると、下側の金型2は装置本体のベット5
上に固定されている。これに対して、上側の金型1は、
ガイド手段6の案内で上下に移動可能に配設されてい
る。なお、金型1の上下方向への往復移動は油圧手段7
の制御で行われる。
一方、成形用補助プレート3A,3B,4A,4Bのうち、成形用
補助プレート3A,4Aは金型1の下面に脱着自在に取り付
けられ、成形用補助プレート3B,4Bは金型2の上面に脱
着自在に取り付けられる。また、成形用補助プレート3
A,3Bの成形面3a,3bの形状は金型1,2の成形面と略同一に
形成され、成形用補助プレート4A,4Bの成形面4a,4bの形
状も金型1,2の成形面と略同一に形成されている。加え
て、成形用補助プレート3Aと成形用補助プレート4A、お
よび成形用補助プレート3Bと成形用補助プレート4Bとは
互いに雄・雌の関係で互いに組み合わせ可能に形成され
ている。そして、各成形用補助プレート3A,3B,4A,4Bと
金型1,2との間は石綿などの断熱材を介して、不図示の
ボルト・ナットによって脱着可能に固定される。さら
に、成形用補助プレート3A,3Bは内部に設けられた高温
ヒータ8によって成形面3a,3bの温度をそれぞれ約230℃
位まで加熱可能になっており、成形用補助プレート4A,4
Bは低温ヒータ(不図示)によって成形面4a,4bの温度を
約140℃位まで加熱できるようになっている。
そして、このように構成された装置では、この同じ装置
を用いて約230℃位の加熱を必要とする基材10の成形
と、約140℃位に加熱させて基材10の表面にホットメル
トなどの接着剤を介して表皮材11を貼り付けるプレス接
着とを行うことができるもので、その作業を次に説明す
る。
まず、基材10としては、例えば細かく切り刻まれた一定
量の繊維内に熱可塑性樹脂を混合させてなり、200℃程
度の熱が加えられると変形するレジンフェルトなどの熱
可塑性基材が用意される。また、成形用補助プレートと
しては、230℃位まで加熱可能な成形用補助プレート3A,
3Bが、第1図(a),(b)に示すように金型1,2にそ
れぞれ取り付けられる。そして、第1図(a)に示すよ
うに、成形用補助プレート3A,3Bとの間に板状の基材10
をセットする。次いで、第1図(b)に示すように、上
側の金型1を下側の金型2に対し押し付けて基材10を加
圧すると、第2図に示すように基材10の成形が熱変形を
伴って所定形状に形状出しされる。このようにして、こ
の基材10をまず必要数成形する。
また、基材10の成形が必要数終わったら、次に、成形用
補助プレート3A,3Bを取り外し、代わりに140℃位まで加
熱可能な成形用補助プレート4A,4Bを第1図(c),
(d)に示すように取り付ける。そして、第1図(c)
に示すように概に成形されている基材10を成形用補助プ
レート4B上にセットするとともに、車室内内側に相当す
る基材10の表面10aにホットメルトなどの接着剤を塗布
し、その上から表皮材11を載せる。さらに、その後から
第1図(d)に示すように、上側の金型1を金型2側に
押し付ける。すると、成形用補助プレート4A,4Bの140℃
程に加熱された熱が基材10と表皮材11とに加えられた状
態でプレスされ、基材10と表皮材11とが互いに接着され
る。また、端末部11aを裏面側へ折り返して貼り付ける
と、第3図,第4図に示すように、表皮材11が貼り付け
られた成形天井12が完成する。
したがって、このように構成された成形天井用製造装置
では、成形用補助プレート3A,3B;4A,4Bを取り換えるこ
とによって、成形面温度をその作業に適した温度に素早
く切り換えることができる。これにより、同じ金型1,2
を使って温度の異なる複数の作業を行う場合でも、温度
が異なる次の作業へ簡単に移行することができるので作
業性が向上する。
また、従来用いていたようなエアなどを吹き付ける作業
も必要としないので、作業環境を悪くすることもない。
なお、上記実施例では成形用補助プレート3A,3Bの他に
成形用補助プレート4A4Bを用いた構造について説明した
が、成形用補助プレート4A,4Bを用いることなく、成形
用補助プレート3A,3Bを外した後は金型1,2を基材10およ
び表皮材11に当接させてプレス接着しても良いものであ
る。また成形用補助プレートは上下面の金型1,2に設け
ず片側だけに設けても良いものである。
[考案の効果] 以上説明したとおり、本考案に係る自動車用成形天井製
造装置によれば、成形用補助プレートを取り付けて使用
する場合と、取り外して使用する場合とで金型の成形面
温度を簡単に切り換えることができる。したがって、同
じ金型を使って温度の異なる複数の作業を行う場合で
も、成形補助プレートの切り換えで成形面温度を直ぐに
変えることができるので、温度が異なる次の作業へ直ぐ
に移行することができ、作業性の向上が図れる。
また、温度を下げる場合も、従来のようにエアなどを吹
き付けて外部へ放出させるものでもないので、作業環境
を悪くすることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b),(c),(d)は本考案の一実
施例に係る自動車用成形天井製造装置の概略構成断面
図、第2図は成形後の基材を示した外観斜視図、第3図
は成形基材に表皮材を貼り付けて完成した成形天井の概
略外観斜視図、第4図は第3図のIV−IV線に沿う縦断面
側面図、第5図は従来装置の概略構成斜視図である。 1,2……金型 3A,3B……成形用補助プレート 4A,4B……成形用補助プレート 10……基材 11……表皮材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱される一対の金型を主体に構成され、
    熱可塑性基材を高温で加圧・形状出しする基材成形と、
    前記基材成形で得られた成形基材の表面に表皮材を低温
    で加圧・一体化する表皮材接着とを前記同一金型の成形
    面温度を換えて行なう自動車用成形天井製造装置におい
    て、 前記金型の成形面に着脱自在に配置されて、前記金型の
    成形面と略同形状の成形面を持ち、かつヒーターを内蔵
    した成形用補助プレートを備え、前記基材成形および表
    皮材接着の成形面温度を前記金型に成形用補助プレート
    を脱着することにより切り換え可能にしたことを特徴と
    する自動車用成形天井製造装置。
JP1989120892U 1989-10-18 1989-10-18 自動車用成形天井製造装置 Expired - Lifetime JPH077350Y2 (ja)

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JPH0363590U JPH0363590U (ja) 1991-06-20
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JPS62225305A (ja) * 1986-03-27 1987-10-03 Takashimaya Nitsupatsu Kogyo Kk 繊維質マット類の製造法

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