JP2688938B2 - 自動車用フロアーカーペットの製造方法 - Google Patents
自動車用フロアーカーペットの製造方法Info
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- JP2688938B2 JP2688938B2 JP63212825A JP21282588A JP2688938B2 JP 2688938 B2 JP2688938 B2 JP 2688938B2 JP 63212825 A JP63212825 A JP 63212825A JP 21282588 A JP21282588 A JP 21282588A JP 2688938 B2 JP2688938 B2 JP 2688938B2
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- Japan
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- carpet
- floor
- raw material
- backing layer
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は自動車のフロアに敷設されるフロアカーペ
ットの製造方法に関するもので、特にカーペット裏面に
ポリウレタン注入発泡により、ポリウレタン発泡層を形
成するフロアカーペットの製造方法の改良に関する。
ットの製造方法に関するもので、特にカーペット裏面に
ポリウレタン注入発泡により、ポリウレタン発泡層を形
成するフロアカーペットの製造方法の改良に関する。
従来、ポリウレタンフォームが裏打ちされたカーペッ
トは次のような方法で製造されていた。
トは次のような方法で製造されていた。
まず、裏面に熱可塑性樹脂、例えば低密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体等の
裏打ち材が裏打ちされたタフテッドカーペットあるい
は、ニードルパンチカーペットを準備し、その裏面を赤
外線ヒータ等で加熱して裏打ち材を軟化溶融させ、これ
をカーペット成形機下型に載せて上型との間で圧締して
フロア形状のカーペットを成形する。
ン、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体等の
裏打ち材が裏打ちされたタフテッドカーペットあるい
は、ニードルパンチカーペットを準備し、その裏面を赤
外線ヒータ等で加熱して裏打ち材を軟化溶融させ、これ
をカーペット成形機下型に載せて上型との間で圧締して
フロア形状のカーペットを成形する。
この成形カーペットをポリウレタン注入発泡成形型の
下型にセット、上型との間で所定の空隙を保持させて両
型を圧締し、上型に形成された開口部から発泡ポリウレ
タン原料を注入し、該原料を発泡させて成形一体化させ
ている。
下型にセット、上型との間で所定の空隙を保持させて両
型を圧締し、上型に形成された開口部から発泡ポリウレ
タン原料を注入し、該原料を発泡させて成形一体化させ
ている。
しかし、上記のような製造方法では、フロアのサイド
部、ダッシュ部、あるいはトンネル部等の立ち上がり部
に、発泡ポリウレタン原料がカーペット表面に滲み出し
見栄えを箸しく損なうと言う課題が発生した。立ち上が
り部は成形時に、一般部に比べて絞りが深く、伸ばされ
るため、裏打ち層が薄くなりがちであった。このため、
発泡ポリウレタン原料が、発泡圧力により薄くなった裏
打ち層を浸透して行き、表面のカーペットに滲み出すと
考えられる。
部、ダッシュ部、あるいはトンネル部等の立ち上がり部
に、発泡ポリウレタン原料がカーペット表面に滲み出し
見栄えを箸しく損なうと言う課題が発生した。立ち上が
り部は成形時に、一般部に比べて絞りが深く、伸ばされ
るため、裏打ち層が薄くなりがちであった。このため、
発泡ポリウレタン原料が、発泡圧力により薄くなった裏
打ち層を浸透して行き、表面のカーペットに滲み出すと
考えられる。
本発明は上記課題を克服し、簡単な方法で発泡ポリウ
レタン原料がカーペット表面に滲み出すのを防止できる
自動車用フロアカーペットの製造方法を提供することを
目的とする。
レタン原料がカーペット表面に滲み出すのを防止できる
自動車用フロアカーペットの製造方法を提供することを
目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、裏面に熱可塑
性樹脂の裏打ち層を持つカーペット原反を、自動車のフ
ロア形状に合わせて成形した後、ウレタン注入発泡型の
下型にセットして上型との間で圧締した後、前記裏打ち
層の表面に発泡ポリウレタン原料を注入し、該発泡ポリ
ウレタン原料を発泡させて発泡ポリウレタン層を形成し
た自動車用フロアカーペットの製造方法において、フロ
アの凹凸の大きな部位に該当する前記裏打ち層裏面にの
み、前記発泡ポリウレタン原料がフロアカーペット表面
に滲み出すのを防止するために、部分的にテープを貼着
してフロアカーペットを製造する。
性樹脂の裏打ち層を持つカーペット原反を、自動車のフ
ロア形状に合わせて成形した後、ウレタン注入発泡型の
下型にセットして上型との間で圧締した後、前記裏打ち
層の表面に発泡ポリウレタン原料を注入し、該発泡ポリ
ウレタン原料を発泡させて発泡ポリウレタン層を形成し
た自動車用フロアカーペットの製造方法において、フロ
アの凹凸の大きな部位に該当する前記裏打ち層裏面にの
み、前記発泡ポリウレタン原料がフロアカーペット表面
に滲み出すのを防止するために、部分的にテープを貼着
してフロアカーペットを製造する。
テープがフロアの凹凸の大きな部位に該当する裏打ち
層裏面にのみ貼着されている。したがって、裏打ち層裏
面に発泡ポリウレタン原料を注入しても、裏打ち層と発
泡ポリウレタン原料の間にテープが存在することにな
り、発泡ポリウレタン原料がカーペット表面に滲み出す
ことはない。
層裏面にのみ貼着されている。したがって、裏打ち層裏
面に発泡ポリウレタン原料を注入しても、裏打ち層と発
泡ポリウレタン原料の間にテープが存在することにな
り、発泡ポリウレタン原料がカーペット表面に滲み出す
ことはない。
以下、本発明の一実施例について、図面を参照しつつ
説明を加える。
説明を加える。
第１図は本発明の一実施例であり、本発明の製造方法
により製造されたフロアカーペット１の裏面斜視図であ
る。２はニードルパンチ、タフティング等により作られ
た表層材であり、３はポリエチレン樹脂、エチレン酢酸
ビニル共重合体等の熱可塑性樹脂の裏打ち層である。そ
して、フロアの凹凸の大きな部位の裏打ち層３の裏面に
のみ、テープが貼着してある。
により製造されたフロアカーペット１の裏面斜視図であ
る。２はニードルパンチ、タフティング等により作られ
た表層材であり、３はポリエチレン樹脂、エチレン酢酸
ビニル共重合体等の熱可塑性樹脂の裏打ち層である。そ
して、フロアの凹凸の大きな部位の裏打ち層３の裏面に
のみ、テープが貼着してある。
このフロアカーペット１は次の工程により製造され
る。まず、カーペット原反を用意する。カーペット原反
とは、ニードルパンチ、あるいはタフティング等により
形成された表層材２の裏面に、前記裏打ち層３を積層し
たシート状の材料のことである。この材料は、赤外線ヒ
ータ等の加熱装置で裏打ち層３を構成している熱可塑性
樹脂の軟化溶融温度まで加熱される。次に、フロアの形
状に合わせて成形型で圧着されるとともに、冷却され形
状が固定される。
る。まず、カーペット原反を用意する。カーペット原反
とは、ニードルパンチ、あるいはタフティング等により
形成された表層材２の裏面に、前記裏打ち層３を積層し
たシート状の材料のことである。この材料は、赤外線ヒ
ータ等の加熱装置で裏打ち層３を構成している熱可塑性
樹脂の軟化溶融温度まで加熱される。次に、フロアの形
状に合わせて成形型で圧着されるとともに、冷却され形
状が固定される。
この成形されたフロアカーペット１の凹凸の大きな部
位にのみテープ４を貼着する。フロアカーペット１の凹
凸の大きな部位とは、例えば、フロアの両サイドの立ち
上がり部、あるいはセンターの膨出部等である。使用す
るテープは市販のもので良く、発泡ポリウレタン原料が
浸透しない材質のものを使用する。例えば、良く使用さ
れるものにガムテープがある。
位にのみテープ４を貼着する。フロアカーペット１の凹
凸の大きな部位とは、例えば、フロアの両サイドの立ち
上がり部、あるいはセンターの膨出部等である。使用す
るテープは市販のもので良く、発泡ポリウレタン原料が
浸透しない材質のものを使用する。例えば、良く使用さ
れるものにガムテープがある。
このように、凹凸の大きな部位にのみテープ４が貼着
されたフロアカーペット１は、通常のポリウレタン注入
発泡により、裏打ち層３裏面に発泡ポリウレタン層が形
成されるとともに成形一体化される。
されたフロアカーペット１は、通常のポリウレタン注入
発泡により、裏打ち層３裏面に発泡ポリウレタン層が形
成されるとともに成形一体化される。
本発明のフロアカーペットの製造方法は、次の効果を
奏する。
奏する。
（１）．フロアの凹凸の大きな部位に該当する裏打ち層
裏面にのみ、テープが貼着してあるので、表面のカーペ
ットに発泡ポリウレタン原料が滲み出すことがない。し
たがって、品質、見栄えの良好な自動車用フロアカーペ
ットが製造できる。
裏面にのみ、テープが貼着してあるので、表面のカーペ
ットに発泡ポリウレタン原料が滲み出すことがない。し
たがって、品質、見栄えの良好な自動車用フロアカーペ
ットが製造できる。
（２）．フィルムやシートを裏打ち層裏面全面に設けて
滲み出し防止を行う場合と異なり、フロアの凹凸の大き
な部位に該当する裏打ち層裏面にのみ、テープを貼着す
るだけなので、貼着作業が簡単で作業場を選ばない。
滲み出し防止を行う場合と異なり、フロアの凹凸の大き
な部位に該当する裏打ち層裏面にのみ、テープを貼着す
るだけなので、貼着作業が簡単で作業場を選ばない。
第１図は本発明に使用するテープであり、第２図は本発
明の製造方法により製造されたフロアカーペットの斜視
図である。 １……フロアカーペット、２……表層材、 ３……裏打ち層、４……テープ。
明の製造方法により製造されたフロアカーペットの斜視
図である。 １……フロアカーペット、２……表層材、 ３……裏打ち層、４……テープ。
Claims (1)
- 【請求項１】裏面に熱可塑性樹脂の裏打ち層を持つカー
ペット原反を、自動車のフロア形状に合わせて成形した
後、ウレタン注入発泡型の下型にセットして上型との間
で圧締した後、前記裏打ち層の表面に発泡ポリウレタン
原料を注入し、該発泡ポリウレタン原料を発泡させて発
泡ポリウレタン層を形成した自動車用フロアカーペット
の製造方法において、フロアの凹凸の大きな部位に該当
する前記裏打ち層裏面にのみ、前記発泡ポリウレタン原
料がフロアカーペット表面に滲み出すのを防止するため
に、部分的にテープを貼着した自動車用フロアカーペッ
トの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63212825A JP2688938B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 自動車用フロアーカーペットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63212825A JP2688938B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 自動車用フロアーカーペットの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0260850A JPH0260850A (ja) | 1990-03-01 |
| JP2688938B2 true JP2688938B2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=16628982
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63212825A Expired - Fee Related JP2688938B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 自動車用フロアーカーペットの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2688938B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101747763B1 (ko) * | 2016-05-30 | 2017-06-16 | 유기현 | 자동차 내장재용 우레탄 발포에 적용하는 보호필름과 이를 이용한 자동차 내장재의 제조방법 |
-
1988
- 1988-08-26 JP JP63212825A patent/JP2688938B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101747763B1 (ko) * | 2016-05-30 | 2017-06-16 | 유기현 | 자동차 내장재용 우레탄 발포에 적용하는 보호필름과 이를 이용한 자동차 내장재의 제조방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0260850A (ja) | 1990-03-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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