JPH06183263A - キャンバストップの開閉装置 - Google Patents

キャンバストップの開閉装置

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JPH06183263A
JPH06183263A JP34049092A JP34049092A JPH06183263A JP H06183263 A JPH06183263 A JP H06183263A JP 34049092 A JP34049092 A JP 34049092A JP 34049092 A JP34049092 A JP 34049092A JP H06183263 A JPH06183263 A JP H06183263A
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和浩 黒川
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/02Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes
    • B60J7/06Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with non-rigid element or elements
    • B60J7/061Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with non-rigid element or elements sliding and folding

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Tents Or Canopies (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 浮上骨材16を上向きに付勢することなく幌4
の折畳みを可能にし、全閉時の浮上防止、摺動抵抗の軽
減により円滑な開閉を可能にする。 【構成】 ガイドレール8 上の横骨材支持スライダー9
に連結された横骨材15に、連結リンク17を介して浮上骨
材16を上下動自在に連結し、両骨材15,16 の前後移動に
より幌4 を折畳み開閉する。ガイドレール8 に沿って前
後移動及び前後傾動自在なリンク支持スライダー10を設
け、このリンク支持スライダー10と連結リンク17との間
に相対移動により連結リンクを昇降させる昇降手段Aを
設け、幌閉鎖状態におけるリンク支持スライダー10の開
放移動側のガイドレール上にリンク支持スライダー10を
係止するストッパー34を設け、スライダー9 とスライダ
ー10との間に、スライダー9 を開放移動してスライダー
10に近ずけたときに、スライダー10とストッパー34との
係止を解除するストッパー解除手段Bを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等のルーフ開口部
を覆う折畳み式幌を有するキャンバストップの開閉装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用自動車におけるこの種キャン
バストップの開閉装置としては、図11に例示するもの
が知られている(例えば実公平3−39292 号公報参照)
。この開閉装置は、乗用自動車のルーフ41に形成され
た開口部42を覆う可撓性幌(キャンバス)43 を開閉する
もので、開口部42の左右両側下方には夫々ガイドレール
44が取付けられ、該レール44に沿って前後移動する前端
の移動体45に、横骨材としての前カバー46を連結し、前
記幌43は前端部を前カバー46の後端に取付けると共に後
端部を後カバー47に取付け、中間部をガイドレール44に
沿って前後移動する横骨材48と該横骨材48にリンク49を
介して枢支連結された浮上骨材50とにより前後交互に支
持し、前カバー46および横骨材48とリンク49後端部との
間に浮上骨材50を上方に付勢する引張ばね51が掛装され
ている。
【0003】そして、前記移動体45を図外の駆動装置に
より後退移動させることにより、幌43を折畳んで開口部
42を開き、移動体45を前進移動させることにより幌43を
展張して開口部42を閉じるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
では、浮上骨材50を引張ばね51により常時上方に付勢し
ているため、開口部42の全閉時において、幌43とルーフ
41間のシール性、高速走行時の幌43のバタツキに問題が
あり、さらに、全開状態から全閉状態に幌を移動させる
ときの摺動抵抗が大きいなどの難点があった。
【0005】本発明は、上述のような実状に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、浮上骨材を上向
きに付勢しなくとも幌の折畳みができ、全閉時における
シール性の向上および高速走行による幌のバタツキ防
止、幌の開閉操作の円滑化を図ることができるキャンバ
ストップの開閉装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明の第1の技術的手段は、車両等のルーフに設けた開口
部を覆う可撓性幌を下側から支える左右方向の横骨材と
浮上骨材とを前後方向に交互に設け、横骨材を開口部の
両側下方に設けた左右一対のガイドレールに沿って前後
移動自在としたスライダーにより支持し、浮上骨材を連
結リンクを介して横骨材支持スライダーに連結すると共
に上下動自在とし、両骨材の前後移動により前記幌を折
畳開閉自在としたキャンバストップの開閉装置におい
て、前記ガイドレールに沿って前後移動自在でかつ前後
傾動自在なリンク支持スライダーを設け、このリンク支
持スライダーと連結リンクとの間に相対移動により連結
リンクを昇降させる昇降手段を設け、幌閉鎖状態におけ
るリンク支持スライダーの開放移動側のガイドレール上
にリンク支持スライダーが係止するストッパーを設け、
横骨材支持スライダーとリンク支持スライダーとの間
に、横骨材支持スライダーを開放移動してリンク支持ス
ライダーに近ずけたときに、リンク支持スライダーとス
トッパーとの係止を解除するストッパー解除手段を設け
ていることである。
【0007】本発明の第2の技術的手段は、前記第1の
技術的手段に加えて、横骨材支持スライダーとリンク支
持スライダーとの間に、横骨材支持スライダーを開放移
動してリンク支持スライダーに近ずけたときに、上昇し
ている連結リンクの下降を阻止する姿勢保持手段を設け
ていることである。
【0008】
【作用】本発明によれば、可撓性幌を全閉状態から全開
状態にする場合、まず、横骨材支持スライダーを後方に
移動(開放移動)すると、横骨材の後方移動と同時に連
結リンクおよび浮上骨材が後方移動し、ストッパーに係
止されて停止しているリンク支持スライダーのカムピン
に係合するカム溝 (昇降手段) の案内によって、連結リ
ンクが横骨材支持スライダーへの連結部を中心として上
向きに回動し、浮上骨材が上昇して可撓性幌を押し上げ
て折り畳む。
【0009】そして、横骨材支持スライダーがリンク支
持スライダーに当接すると、ストッパー解除手段が作動
してリンク支持スライダーが前方に傾動し、ストッパー
との係止が解除され、これと略同時に姿勢保持手段が作
用して連結リンクの上昇姿勢を保持し、その後、横骨材
支持スライダーとリンク支持スライダーが一体となって
後方移動し、同様に後方側の浮上骨材を順次上昇させな
がら後方へ移動し、幌を全開状態にする。
【0010】また、可撓性幌を全開から全閉状態にする
場合は、横骨材支持スライダーはその前進移動により、
浮上骨材より後側で幌が張り状態になることからリンク
支持スライダーと離れ、姿勢保持手段の作用が解除され
ると共にストッパー解除手段の作用も解除され、昇降手
段はカムピンがカム溝を案内として連結リンクを引き下
げ、カム溝後端に至り浮上骨材が下降限に達すると連結
リンクがリンク支持スライダーを前方に引張って前進移
動させ、リンク支持スライダーはストッパーを乗り越え
て前進し全閉位置へ移行する。
【0011】なお、可撓性幌の全閉状態では、浮上骨材
は下降限に位置し、連結リンク、カムピン、リンク支持
スライダーを介してガイドレールに係止された状態にあ
るため、浮上骨材は上昇せず、前記幌とルーフ間のシー
ル性が確保でき、高速走行によっても幌がバタツクこと
もない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図面において、1 はキャンバストップで、乗用自動
車等のルーフ2 に形成された開口部3 を可撓性幌 (キャ
ンバス)4により開閉するようになっている。そして、ル
ーフ2 の開口部3 周縁部には雨樋部を構成する受部5 が
設けられ、その内周縁にシーミングウエルト6 が嵌着さ
れ、該ウエルト6 の内側に室内開口部7 が形成されてい
る。
【0013】前記受部5 には、その左右の上面に夫々前
後方向に延びるガイドレール8 が取付けられている。該
ガイドレール8 には、3つのガイド部8A,8B,8Cが平行で
かつ左右に並設され、ガイド部8Aは外向きで横骨材支持
スライダー9 を、ガイド部8Bは外向きでリンク支持スラ
イダー10を、ガイド部8Cは内向きでサンシェード11を夫
々案内して前後方向に移動自在としてあり、ガイド部8A
とガイド部8Bの間を両スライダー9,10が通過するように
なっている。
【0014】12は左右方向の横骨材の1つとしての前カ
バー体で、前後方向移動自在とされ、横骨材支持スライ
ダーとしての移動体13に連結支持されている。14は後カ
バー体で開口部3 の後端部側に固定的に取付けられてい
る。そして前カバー体12の後端には前記幌4 の前端部が
取付けられ、後カバー体14の前端部には前記幌4 の後端
部が取付けられている。また、移動体13は前記ガイドレ
ール8 のガイド部8Aに沿って図外のケーブル駆動機構等
の駆動装置により強制的に前後駆動するようになってい
る。
【0015】前記幌4 の前後カバー体12,14 間は、複数
本の横骨材15および浮上骨材16により下側から交互に支
えられ、張りおよび折畳みを補助するようになってお
り、前後に配されている前記横骨材15と浮上骨材16が連
結リンク17により連結されて一組を構成している。前記
横骨材支持スライダー9 は、図5,図7に示すように略
溝形のブラケット18と、その一側片下端を内方に屈曲さ
せて形成したシュー取付部18A に固着したガイドシュー
19と、リンク支持スライダー10を傾動させると共に位置
決めするピン20とから成り、該ピン20はブラケット18の
シュー取付部18A 側の側片に横方向内方に延出するよう
に取付けられている。
【0016】そして、ブラケット18の上面には、前記横
骨材15の両端に形成された偏平状の取付部15A が固定具
21により取付けられており、ブラケット18のシュー取付
部18A の反対側の側片には連結リンク17の前端がヒンジ
ピン22により回動可能に連結されている。なお、前記ガ
イドシュー19は、ガイドレール8 のガイド部8Aに嵌入さ
れて前後方向に摺動するようになっており、上下方向の
ガタがなく円滑に摺動する。
【0017】前記リンク支持スライダー19は、図6,図
7に示すように、板状のブラケット23と、該ブラケット
23に外向きに回転自在に取付けられたガイドローラ24
と、係止部材25とを有し、ブラケット23には下側前端に
レバー状の傾動作動片26が突設され、この傾動作動片26
の後側に前動時のピン係合用係合凹部26A が形成され、
また、傾動位置保持用ピン係止凹部27が係合凹部26A か
ら後上方傾斜状に形成されており、ブラケット23の上端
にはカムピン28がガイドローラ24と平行でかつ同じ内側
に取付けられ、前記ガイドローラ24を中心として前後に
傾動可能となっている。
【0018】また、前記スライダー10のブラケット32後
部下端には、係止部材取付部29が突出状に設けられると
共に、該取付部29端が前記カムピン28と反対側に屈曲さ
れて前記係止部材25が嵌着されている。前記連結リンク
17は、図7に示すように、後上端に直交状に折曲された
骨材取付片17A を備え、側面視略くの字形を呈し、後端
部が上方に向って屈曲する長いくの字形のカム溝30が形
成され、前記取付片17A には、前記浮上骨材16の両端に
形成された偏平状の取付部16A が固定具31により取付け
られている。
【0019】そして、該連結リンク17のカム溝30には、
リンク支持スライダー10に取付けたカムピン28がブシュ
32を介して摺動可能に嵌入係合されてEリング33により
抜止めされており、カムピン28を介して連結リンク17が
リンク支持スライダー10に係合支持されると共に、リム
溝30を案内として連結リンク17をヒンジピン22を中心と
して上下方向に回動させ、浮上骨材16を昇降させるよう
になっている。
【0020】即ち、前記カムピン28、カム溝30等によっ
て、リンク支持スライダー10と連結リンク17との相対移
動により、連結リンク17を昇降させる昇降手段Aが構成
されている。なお、前記幌4 の全開状態ではカムピン28
が連結リンク17のカム溝前端部30Aに位置して浮上骨材1
6を上昇限に設定し、幌4 の全閉状態ではカムピン28が
連結リンク17のカム溝後端部30B に位置して浮上骨材16
を下降限に設定し、高速走行時における浮上骨材16の浮
上およびガタツキを防止し、幌4 のバタツキが生じない
ようにしてある。
【0021】前記各ガイドレール8 のガイド部8Aの内側
には、リンク支持スライダー10に設けた係止部材25が通
る部分で、かつ全閉状態においてリンク支持スライダー
10が位置するところの係止部材25の後側に位置して、ス
トッパー34が夫々上向きに突設されている。なお、該ス
トッパー34は、リンク支持スライダー10を前傾動作させ
なければ係止部材25の係止を解除できなく、リンク支持
スライダー10の前進移動時には係止部材25を前傾動作さ
せなくともストッパー34を乗り越えるようになってい
る。
【0022】また、前端のスライダーである各移動体13
には、ガイドローラ35が夫々複数個設けられると共に、
連結リンク17の前端がヒンジピン36により回動可能に連
結されており、リンク支持スライダー10の傾動位置決め
のためのピン37が (前記ピン20と同じもので対応位置
に) 設けられている。前記リンク支持スライダー10の前
端の傾動作動片26は、横骨材支持スライダー9 が後方移
動して近ずいてきたとき、ピン20と当接して下向きに押
される。これによりリンク支持スライダー10はガイドロ
ーラ24を中心に前傾動作することになり、係止部材25は
ストッパー34との係止が解除される。前記傾動作動片2
6、ピン20等によってストッパー解除手段Bが構成され
ている。
【0023】前記ピン20は傾動作動片26を押下げてもリ
ンク支持スライダー10に動力を伝達しなく、横骨材支持
スライダー9 の異なる後方移動により、係合凹部26A を
通過してピン係止凹部27に達する。ピン係止凹部27はリ
ンク支持スライダー10が前傾状態でないとき、後上向に
傾斜していてその後上端 (溝奥部) は傾動作動片26より
若干上位にあり、ピン20が係合してくると傾斜面との当
接により、リンク支持スライダー10は係止部材25がスト
ッパー34を乗り越えるまで傾動され (従って、ピン係止
凹部27もストッパー解除手段Bを構成する。) 、ピン係
止凹部27の後上端に達することにより、リンク支持スラ
イダー10は横骨材支持スライダー9 と同伴移動すること
になる。
【0024】リンク支持スライダー10のピン係止凹部27
の上側には、前下向きに突出した位置決め突部38が形成
されている。この位置決め突部38はピン係止凹部27の後
上端より前下側に突出していて、カム溝30によってカム
ピン28が押動力を受け、ピン係止凹部27とピン20との係
合が安易に解除されることを防止し、連結リンク17の上
昇状態を保持する。前記位置決め突部38、ピン係止凹部
27、ピン20等によって、連結リンク17の下降を阻止する
姿勢保持手段Cが構成されている。
【0025】前記姿勢保持手段Cによって連結リンク17
が上昇しリンク支持スライダー10が前傾している状態か
ら横骨材支持スライダー9 を前方移動すると、ピン20は
位置決め突部38を押し上げるようになるので、リンク支
持スライダー10を容易に回動し、これにより姿勢保持手
段Cの作用が解除される。そしてピン20は係合凹部26A
に入り、リンク支持スライダー10を前方へ同伴移動可能
になる。前記係合凹部26A 、ピン20は、横骨材支持スラ
イダー9 の前方移動をリンク支持スライダー10に伝達す
る前移動伝達手段Dを構成している。
【0026】次に、本発明実施例装置の動作について述
べる。図1は幌4 の全閉状態を、図2は幌4 の全開状態
を示している。そして、図1の全閉状態においては、前
カバー体12、横骨材15、浮上骨材16は夫々移動体13およ
び各スライダー9,10を介してガイドレール8 のガイド部
8A,8B に係止されており、幌4 は張った状態でルーフ2
の開口部3 におけるシールが確実であり、走行中に各横
骨材15および浮上骨材16等の浮き上がることがなく、ガ
タツキや幌4 のバタツキは起こらない。
【0027】そこで、幌4 を全開にする場合、移動体13
を図外のケーブル駆動機構により後進移動させることに
より、前カバー体12と共に幌4 が折畳まれる。この時、
移動体13の移動によって連結リンク17が後退移動し、各
リンク支持スライダー10がストッパー34により停止して
いるので、連結リンク17はカムピン28により案内される
カム溝30によって上向き回動し浮上骨材16が上昇する。
【0028】なお、移動体13の動きと、移動体13がその
後側のリンク支持スライダー10を介してさらに後側の横
骨材支持スライダー9 に当接したとき以後の横骨材支持
スライダー9 の動きは、同じであるので、図3,図4,
図8〜図10を参照して説明する。図3および図4は、
全閉時における状態を示しており、移動体13およびその
他の横骨材支持スライダー9 の後退移動開始後は、図8
に示すように、リンク支持スライダー10がストッパー34
により係止部材25を介して停止状態にあるので、連結リ
ンク17が上向き回動して浮上骨材16が上昇する。
【0029】横骨材支持スライダー9 がさらに後進し
て、図9に示すように、前記ピン20がリンク支持スライ
ダー10の傾動作動片26に当接してこれを押し下げること
により、リンク支持スライダー10がガイドローラ24を中
心として前に傾き、さらに横骨材支持スライダー9 の後
進により、ブラケット23のピン係止凹部27に嵌入当接す
ることにより、図10に示すようにカムピン28がカム溝
前端部30A に達する。
【0030】図10は、浮上骨材16が上昇限に位置した
状態を示しており、この時、係止部材25はストッパー34
による係止が完全に解除され、位置決め突起38によって
浮上骨材16の下降が阻止され、横骨材支持スライダー9
とリンク支持スライダー10とが一体となって、同時に後
退移動する。そして後側の横骨材支持スライダー9 に前
側のリンク支持スライダー10が当接し、前述の動作を繰
返し、各スライダー9,10および移動体13の後退限におい
て、図2に示すように、幌4 が整然と折り畳まれ、開口
部3 が全開になる。
【0031】そこで、図2に示す全開状態から図1に示
す全閉状態にする場合は、移動体13を図外のケーブル駆
動機構により前進移動させると、まず、移動体13のピン
37がリンク支持スライダー10のピン係止凹部27から抜け
出し、係合凹部26A に係合する。これにより移動体13と
リンク支持スライダー10とは一体となったまま前方移動
し、係止部材25がストッパー34を乗り越えるとき、リン
ク支持スライダー10が前傾動することにより、ピン37が
係合凹部26A から離脱し、移動体13のみが前方移動する
ことになる。これにより、前カバー体12と共に前進して
幌4 を引き伸ばし、同時に連結リンク17がヒンジピン22
を中心として下向き回動し、リンク支持スライダー10か
ら離れて前進し、図8,図3に示すように移動する。
【0032】そして、カム溝後端部30B がカムピン28に
当接すると、図3に示すように横骨材15と浮上骨材16間
の幌4 はピンと張られる。後続の横骨材支持スライダー
9 は、幌4 を介して前方に引張られ、順次前進して図1
に示すように、幌4 によって開口部3 が閉じられ、全閉
状態になる。この全閉状態になると、図3に示すよう
に、横骨材15およびその支持スライダー9 は、シュー19
を介してガイドレール8 に係止され、浮上骨材16は連結
リンク17、カム溝30、カムピン28、リンク支持スライダ
ー10およびガイドローラ24を介してガイドレール8 に係
止され、上下方向の動きが拘束される。
【0033】したがって、浮上骨材16はもとより、横骨
材15の浮き上がりも生起せず、幌4は確実かつ安定的に
開口部3 に密着せられ、シール状態が完璧になる。な
お、サンシェード11は、幌4 およびその開閉装置1 と干
渉することなく、単独に開閉することができる。本発明
は、上記実施例に限定されるものではなく、適宜設計変
更することができる。例えば、昇降手段Aは、カムピン
28を連結リンク17に設け、カム溝30又はカム面をリンク
支持スライダー10に形成しても構成しても良く、ストッ
パー解除手段Bは、横骨材支持スライダー9 の遠近によ
り、リンク支持スライダー10に対して係止部材が出退す
る又は上下動してストッパー34と係脱する構成にしても
良く、姿勢保持手段Cは、ピン20をリンク支持スライダ
ー10に設け、横骨材支持スライダー9 にピン20と係合す
る凹部を形成して構成したり、カムピン28とカム溝30の
係合で姿勢を保持するように構成しても良く、前移動伝
達手段Dは、ピン28がカム溝後端部30B に達すればリン
ク支持スライダー10は強制的に前移動されるので、係合
凹部26A は割愛することもできる。
【0034】また、本発明のキャンバストップ1 は前後
逆に取り付けて、横骨材支持スライダー9 の前方移動で
幌4 を開放し、後方移動で閉鎖するように構成すること
ができる。
【0035】
【発明の効果】本発明は、上述のように、ガイドレール
に沿って前後移動自在でかつ前後傾動自在なリンク支持
スライダーを設け、このリンク支持スライダーと連結リ
ンクとの間に相対移動により連結リンクを昇降させる昇
降手段を設け、幌閉鎖状態におけるリンク支持スライダ
ーの開放移動側のガイドレール上にリンク支持スライダ
ーが係止するストッパーを設け、横骨材支持スライダー
とリンク支持スライダーとの間に、横骨材支持スライダ
ーを開放移動してリンク支持スライダーに近ずけたとき
に、リンク支持スライダーとストッパーとの係止を解除
するストッパー解除手段を設けていることを特徴とする
ものであるから、浮上骨材を上向きに付勢しなくとも幌
の折畳みができ、浮上骨材を付勢しないことにより、各
スライダーを円滑に摺動させることができ、全閉時にお
けるシール性の向上および浮上骨材と幌の浮き上がりの
防止を図ることができ、各スライダーのガタツキをなく
し、かつ高速走行時における幌のバタツキをなくすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全閉状態の概略縦断側面
図である。
【図2】同実施例の全開状態を示す概略縦断側面図であ
る。
【図3】図1のA部拡大図である。
【図4】図3の一部省略平面図である。
【図5】図4のB−B線断面拡大図である。
【図6】図4のC−C線断面拡大図である。
【図7】同図3の分解斜視図である。
【図8】同実施例の作用説明図である。
【図9】同実施例の作用説明図である。
【図10】同実施例の作用説明図である。
【図11】従来例の全閉状態を示す概略縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
1 開閉装置 2 ルーフ 3 開口部 4 可撓性幌 8 ガイドレール 9 横骨材支持スライダー 10 リンク支持スライダー 15 横骨材 16 浮上骨材 17 連結リンク 25 係止部材 28 カムピン 30 カム溝 34 ストッパー A 昇降手段 B ストッパー解除手段 C 姿勢保持手段 D 前移動伝達手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両等のルーフに設けた開口部を覆う可
    撓性幌を下側から支える左右方向の横骨材と浮上骨材と
    を前後方向に交互に設け、横骨材を開口部の両側下方に
    設けた左右一対のガイドレールに沿って前後移動自在と
    したスライダーにより支持し、浮上骨材を連結リンクを
    介して横骨材支持スライダーに連結すると共に上下動自
    在とし、両骨材の前後移動により前記幌を折畳開閉自在
    としたキャンバストップの開閉装置において、 前記ガイドレールに沿って前後移動自在でかつ前後傾動
    自在なリンク支持スライダーを設け、このリンク支持ス
    ライダーと連結リンクとの間に相対移動により連結リン
    クを昇降させる昇降手段を設け、幌閉鎖状態におけるリ
    ンク支持スライダーの開放移動側のガイドレール上にリ
    ンク支持スライダーが係止するストッパーを設け、横骨
    材支持スライダーとリンク支持スライダーとの間に、横
    骨材支持スライダーを開放移動してリンク支持スライダ
    ーに近ずけたときに、リンク支持スライダーとストッパ
    ーとの係止を解除するストッパー解除手段を設けている
    ことを特徴とするキャンバストップの開閉装置。
  2. 【請求項2】 横骨材支持スライダーとリンク支持スラ
    イダーとの間に、横骨材支持スライダーを開放移動して
    リンク支持スライダーに近ずけたときに、上昇している
    連結リンクの下降を阻止する姿勢保持手段を設けている
    ことを特徴とする請求項1に記載のキャンバストップの
    開閉装置。
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