JPH06104419B2 - 自動車のキャンバストップ - Google Patents
自動車のキャンバストップInfo
- Publication number
- JPH06104419B2 JPH06104419B2 JP21896988A JP21896988A JPH06104419B2 JP H06104419 B2 JPH06104419 B2 JP H06104419B2 JP 21896988 A JP21896988 A JP 21896988A JP 21896988 A JP21896988 A JP 21896988A JP H06104419 B2 JPH06104419 B2 JP H06104419B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hood
- guide
- rail
- board member
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
- Superstructure Of Vehicle (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願発明は自動車のキャンバストップに関するものであ
る。
る。
(従来の技術) 近年、自動車においてはユーザのニーズの多様化に対処
する一環として、例えば実開昭61−30525号公報に開示
される如く車体のルーフパネルに形成した開口部を幌に
よって開閉自在に覆蓋しもってより一層の開放感が得ら
れるようにしたキャンバストップ車が提案されている。
する一環として、例えば実開昭61−30525号公報に開示
される如く車体のルーフパネルに形成した開口部を幌に
よって開閉自在に覆蓋しもってより一層の開放感が得ら
れるようにしたキャンバストップ車が提案されている。
ところで、この種のキャンバストップ車においては上掲
公知例にも開示されるように、幌の開放時にはこれをル
ーフ開口部の後端側に折り畳み状態で格納保持する構成
であるため、ルーフ開口部の後端部がこの格納状態にあ
る幌によって覆われ、その結果ルーフ開口部の大きさの
割りには解放感が十分に得られないという問題があっ
た。
公知例にも開示されるように、幌の開放時にはこれをル
ーフ開口部の後端側に折り畳み状態で格納保持する構成
であるため、ルーフ開口部の後端部がこの格納状態にあ
る幌によって覆われ、その結果ルーフ開口部の大きさの
割りには解放感が十分に得られないという問題があっ
た。
このような問題に対処するひとつの方法として、ルーフ
開口部の後端部にボード部材を移動可能に取付け、幌の
格納時には該幌をこのボード部材に載置しこれを該ボー
ド部材と一体的に該ルーフ開口部近傍から車体の他の部
分に移動させて固定することにより、幌格納状態下にお
いてルーフ開口部を全開させその解放感の向上を図るよ
うにした技術が既に本出願人によって提案されている。
開口部の後端部にボード部材を移動可能に取付け、幌の
格納時には該幌をこのボード部材に載置しこれを該ボー
ド部材と一体的に該ルーフ開口部近傍から車体の他の部
分に移動させて固定することにより、幌格納状態下にお
いてルーフ開口部を全開させその解放感の向上を図るよ
うにした技術が既に本出願人によって提案されている。
(発明が解決しょうとする課題) このように、幌をその格納時にはこれをボード部材に載
置して移動させるようにする場合には、幌をボード部材
近傍まで移動ガイドする第1ガイド部材と該幌をさらに
ボード部材上に載置ガイドする第2ガイド部材とが必要
となる。
置して移動させるようにする場合には、幌をボード部材
近傍まで移動ガイドする第1ガイド部材と該幌をさらに
ボード部材上に載置ガイドする第2ガイド部材とが必要
となる。
ところが、この場合、第2ガイド部材は第1ガイド部材
に対して相対移動するものであるため、例えばボード部
材を移動位置からルーフ開口部後端部の所定位置に移動
させた時、この第1ガイド部材と第2ガイド部材との合
せ部にズレが生じ易い。
に対して相対移動するものであるため、例えばボード部
材を移動位置からルーフ開口部後端部の所定位置に移動
させた時、この第1ガイド部材と第2ガイド部材との合
せ部にズレが生じ易い。
そこで本願発明は、必要に応じて相対移動される二つの
ガイド部材を備えたものにおいて、該二つのガイド部材
の芯合せを確実ならしめもって幌の円滑な移動を確保す
ることを目的としてなされたものである。
ガイド部材を備えたものにおいて、該二つのガイド部材
の芯合せを確実ならしめもって幌の円滑な移動を確保す
ることを目的としてなされたものである。
(課題を解決するための手段) 本願発明ではこのような課題を解決するための手段とし
て、 (1) 請求項1の発明では、車体のルーフパネルに形
成した開口部を幌によって開閉自在に覆うようにした自
動車のキャンバストップにおいて、上記幌を上記開口部
を閉鎖する閉鎖位置と該開口部の一端側に位置して上記
開口部を開放する開放位置の二位置間において移動可能
にガイドする第1ガイド手段と、上記開放位置にある幌
の下方側に配置され且つ該幌を載置させた状態で上記幌
の開放位置に対応する格納位置と該格納位置から離間し
た移動位置の間で移動可能とされたボード部材と、該ボ
ード部材に設けられ該ボード部材が格納位置にある時に
上記第1ガイド部材の端部に連続し得る如くされた第2
ガイド部材と、上記ボード部材がその移動位置から格納
位置に移動した時に上記第1ガイド手段と第2ガイド手
段との合せ部と略同芯状に合致させる如く該第1ガイド
手段と第2ガイド手段の相対位置を規制する位置規制手
段とが備えたことを特徴とし、 2.請求項2の発明では、請求項1の発明における位置規
制手段を、上記ボード部材をその移動位置から格納位置
に移動させた時に該ボード部材を車体側部材に対して固
定保持するロック機構で構成したことを特徴とし、 3.さらに請求項3の発明では、請求項1の発明における
位置規制手段を、幌側部材に設けられる作動片と、係合
部を有し且つ車体側部材に取付けられる係合部材と、該
係合部材の係合部に係止する係止部を有し且つボード部
材に取付けられる係止部材と、上記係止部材に設けられ
上記幌の閉鎖動作時に上記作動片と係合して上記係止部
を上記係合部材の係合部に係合させ且つ係合状態を保持
するロック片と、上記係止部材に設けられ上記幌の開放
動作時に上記係合部材の係合部に対する係合状態を解除
するロック解除片とで構成したことを特徴とし、 4.また請求項4の発明では、請求項1の発明における位
置規制手段を、第1ガイドレールの後端部に設けられた
係止部と、第2ガイドレールの前端部に設けられボード
部材を移動位置から格納位置に設定した時に上記係止部
と係合する係合部とで構成したことを特徴としている。
て、 (1) 請求項1の発明では、車体のルーフパネルに形
成した開口部を幌によって開閉自在に覆うようにした自
動車のキャンバストップにおいて、上記幌を上記開口部
を閉鎖する閉鎖位置と該開口部の一端側に位置して上記
開口部を開放する開放位置の二位置間において移動可能
にガイドする第1ガイド手段と、上記開放位置にある幌
の下方側に配置され且つ該幌を載置させた状態で上記幌
の開放位置に対応する格納位置と該格納位置から離間し
た移動位置の間で移動可能とされたボード部材と、該ボ
ード部材に設けられ該ボード部材が格納位置にある時に
上記第1ガイド部材の端部に連続し得る如くされた第2
ガイド部材と、上記ボード部材がその移動位置から格納
位置に移動した時に上記第1ガイド手段と第2ガイド手
段との合せ部と略同芯状に合致させる如く該第1ガイド
手段と第2ガイド手段の相対位置を規制する位置規制手
段とが備えたことを特徴とし、 2.請求項2の発明では、請求項1の発明における位置規
制手段を、上記ボード部材をその移動位置から格納位置
に移動させた時に該ボード部材を車体側部材に対して固
定保持するロック機構で構成したことを特徴とし、 3.さらに請求項3の発明では、請求項1の発明における
位置規制手段を、幌側部材に設けられる作動片と、係合
部を有し且つ車体側部材に取付けられる係合部材と、該
係合部材の係合部に係止する係止部を有し且つボード部
材に取付けられる係止部材と、上記係止部材に設けられ
上記幌の閉鎖動作時に上記作動片と係合して上記係止部
を上記係合部材の係合部に係合させ且つ係合状態を保持
するロック片と、上記係止部材に設けられ上記幌の開放
動作時に上記係合部材の係合部に対する係合状態を解除
するロック解除片とで構成したことを特徴とし、 4.また請求項4の発明では、請求項1の発明における位
置規制手段を、第1ガイドレールの後端部に設けられた
係止部と、第2ガイドレールの前端部に設けられボード
部材を移動位置から格納位置に設定した時に上記係止部
と係合する係合部とで構成したことを特徴としている。
(作 用) 本願各発明では、このような手段とすることにより、ボ
ード部材をその移動位置から格納位置に移動させた時、
位置規制手段により第1ガイド手段とボード部材側の第
2ガイド手段との合せ部が略同芯状に合致せしめられ、
該ガイド手段の一体化が可及的に促進されることにな
る。
ード部材をその移動位置から格納位置に移動させた時、
位置規制手段により第1ガイド手段とボード部材側の第
2ガイド手段との合せ部が略同芯状に合致せしめられ、
該ガイド手段の一体化が可及的に促進されることにな
る。
(発明の効果) 本願発明の自動車のキャンバストップは、叙上のように
構成されているため次に記載するような効果を奏する。
構成されているため次に記載するような効果を奏する。
請求項1記載の構成を有する自動車のキャンバストップ
においては、ボード部材をその移動位置から格納位置に
移動させると位置規制手段により第1ガイド手段と第2
ガイド手段との合せ部が略同芯状に合致せしめられ該両
ガイド部材の一体化が可及的に促進されるところから、
ガイド手段が二分割式で且つ相対移動する構成であるに
もかかわらず、幌の移動が可及的にスムーズに行なえる
ことになる。
においては、ボード部材をその移動位置から格納位置に
移動させると位置規制手段により第1ガイド手段と第2
ガイド手段との合せ部が略同芯状に合致せしめられ該両
ガイド部材の一体化が可及的に促進されるところから、
ガイド手段が二分割式で且つ相対移動する構成であるに
もかかわらず、幌の移動が可及的にスムーズに行なえる
ことになる。
また、請求項2記載のように位置規制手段を構成する
と、上記請求項1の発明におけると同様の効果が得られ
る外に、第1のガイド手段と第2ガイド手段との芯合せ
がボード部材と車体側部材とのロック操作によって実現
されることから位置規制手段の配置上の自由度が向上す
ることになる。
と、上記請求項1の発明におけると同様の効果が得られ
る外に、第1のガイド手段と第2ガイド手段との芯合せ
がボード部材と車体側部材とのロック操作によって実現
されることから位置規制手段の配置上の自由度が向上す
ることになる。
さらに請求項3記載のように位置規制手段を構成する
と、上記請求項1及び請求項2の各発明におけると同様
の効果が得られる外に、ロック機構のロック操作及びロ
ック解除操作が幌側部材に設けられる作動片によって直
接行なわれるところから、幌の動作との連動が確実なら
しめられることになる。
と、上記請求項1及び請求項2の各発明におけると同様
の効果が得られる外に、ロック機構のロック操作及びロ
ック解除操作が幌側部材に設けられる作動片によって直
接行なわれるところから、幌の動作との連動が確実なら
しめられることになる。
また請求項4記載のように位置規制手段を構成すると、
上記請求項1の発明におけると同様の効果が得られる外
に、芯合せを必要とする第1、第2のガイド手段相互間
で直接芯合せが行なわれるところから、例えばこれを他
の部材を介して間接的に行なう場合に比してその芯合せ
精度が向上することになる。
上記請求項1の発明におけると同様の効果が得られる外
に、芯合せを必要とする第1、第2のガイド手段相互間
で直接芯合せが行なわれるところから、例えばこれを他
の部材を介して間接的に行なう場合に比してその芯合せ
精度が向上することになる。
(実施例) 以下、図面を参照して本願発明の好適な実施例を説明す
る。
る。
第28図ないし第30図には、幌30を備えた本願各発明の実
施例に係るキャンバストップ車が示されている。そし
て、このキャンバストップ車は、必要に応じて三つの態
様、即ち第28図及び第8図、第11図に示すように後述す
る幌30によって車体1のルーフ2に形成した開口部10
(特許請求の範囲中の開口部に該当する)を閉鎖する第
1の態様と、第29図及び第9図に示す如く幌30をルーフ
2の後端部に折畳んで上記開口部10をその後端部の一部
を残して開放する第2の態様と、第30図及び第10図に示
す如く折り畳んだ幌30をトランクリッド8上に移動させ
て上記開口部10を全て開放した第3の態様を選択できる
ようになっており、特に第3の態様時にはより広い開放
面積が確保されより高水準の開放感が得られるようにな
っている。
施例に係るキャンバストップ車が示されている。そし
て、このキャンバストップ車は、必要に応じて三つの態
様、即ち第28図及び第8図、第11図に示すように後述す
る幌30によって車体1のルーフ2に形成した開口部10
(特許請求の範囲中の開口部に該当する)を閉鎖する第
1の態様と、第29図及び第9図に示す如く幌30をルーフ
2の後端部に折畳んで上記開口部10をその後端部の一部
を残して開放する第2の態様と、第30図及び第10図に示
す如く折り畳んだ幌30をトランクリッド8上に移動させ
て上記開口部10を全て開放した第3の態様を選択できる
ようになっており、特に第3の態様時にはより広い開放
面積が確保されより高水準の開放感が得られるようにな
っている。
このキャンバストップ車は、基本的には第31図に示すよ
うに、車体1のルーフ2部分に、フロントヘッダー3と
左右一対のルーフサイドレール5と該ルーフサイドレー
ル5,5間に跨がるリヤヘッダ4とで囲繞されたルーフ側
開口10aと、該リヤヘッダ4と左右一対のリヤピラー6,6
とリヤデッキ7とで囲繞されたリヤウインド側開口10b
とからなる縦長の開口部10を形成し、この開口部10に対
して後述するキャンバストップアセンブリZを組付ける
ようになっている。
うに、車体1のルーフ2部分に、フロントヘッダー3と
左右一対のルーフサイドレール5と該ルーフサイドレー
ル5,5間に跨がるリヤヘッダ4とで囲繞されたルーフ側
開口10aと、該リヤヘッダ4と左右一対のリヤピラー6,6
とリヤデッキ7とで囲繞されたリヤウインド側開口10b
とからなる縦長の開口部10を形成し、この開口部10に対
して後述するキャンバストップアセンブリZを組付ける
ようになっている。
キャンバストップアセンブリZは、第31図及び第32図に
それぞれ示すように、後述するベースフレーム40とボー
ド部材20と幌30とを有している。
それぞれ示すように、後述するベースフレーム40とボー
ド部材20と幌30とを有している。
ベースフレーム ベースフレーム40は、第12図ないし第24図に示すように
上記車体1の開口部10の周縁に沿って配置されるもので
あって、第32図に示すように、車体1のフロントヘッダ
ー3に対応するフロントヘッダ部41と、リヤヘッダ4に
対応するリヤヘッダ部45と、ルーフサイドレール5に対
応するサイドレール部43と、リヤピラー6に対応するピ
ラー部44と、リヤデッキ7に対応するリヤデッキ部42と
を有する略矩形フレーム体で一体構成されており、また
そのサイドレール部43,43には第1レール51(特許請求
の範囲中の第1ガイド手段に該当する)が取付けられて
いる(第9図ないし第11図及び第13図並びに第31,32図
参照)。
上記車体1の開口部10の周縁に沿って配置されるもので
あって、第32図に示すように、車体1のフロントヘッダ
ー3に対応するフロントヘッダ部41と、リヤヘッダ4に
対応するリヤヘッダ部45と、ルーフサイドレール5に対
応するサイドレール部43と、リヤピラー6に対応するピ
ラー部44と、リヤデッキ7に対応するリヤデッキ部42と
を有する略矩形フレーム体で一体構成されており、また
そのサイドレール部43,43には第1レール51(特許請求
の範囲中の第1ガイド手段に該当する)が取付けられて
いる(第9図ないし第11図及び第13図並びに第31,32図
参照)。
このように構成されたベースフレーム40は、第13図に示
すようにブラケット14,14……を介して車体1の開口部1
0の周縁部にボルト締着されるが、その場合、この開口
部10の周縁部とベースフレーム40との間は両者間に配置
したシール材15によってその全周においてシールされて
いる。この場合、車体1のフロントヘッダー3とルーフ
サイドレール5とリヤピラー6とリヤデッキ7において
はそれぞれその閉断面を構成するアウタパネルとインナ
パネルの開口部10側の接合フランジ部3a,5a,6a,7a(第1
2図ないし第22図参照)をそれぞれシール材15のシール
フランジ面として利用している。このため、例えばルー
フサイドレール5とリヤヘッダ4の端部との接合部にお
いてこれらを同一高さに設定した場合には、該接続部に
おいては上記ルーフサイドレール5の接合フランジ部5a
がこの接続部において不連続となり(即ち、シールフラ
ンジ面が不連続となり)シール材15を連続的に設けるこ
とができずそのシール性が損なわれるとともに、このリ
ヤヘッダ4の上側にさらにベースフレーム40を取付ける
と該ベースフレーム40がルーフサイドレール5より上方
に突出し、空力特性及び外観性を損ねることになる。こ
のため、この実施例のものにおいては、第16図及び第23
図ないし第25図に示すように、リヤヘッダ4の両端部4a
をルーフサイドレール5の接合フランジ部5aよりも下倣
側に接合させ、これにより該接合フランジ部5aを連続さ
せるとともに、ベースフレーム40の装着状態において該
ベースフレーム40の上面、即ちサイドレール部43の上面
とルーフサイドレール5の上面とが可及的にフラットに
なるようにし、もってルーフサイドレール5とベースフ
レーム40との間のシール性の確保と車体1の空力特性及
び外観性を維持するようにしている。
すようにブラケット14,14……を介して車体1の開口部1
0の周縁部にボルト締着されるが、その場合、この開口
部10の周縁部とベースフレーム40との間は両者間に配置
したシール材15によってその全周においてシールされて
いる。この場合、車体1のフロントヘッダー3とルーフ
サイドレール5とリヤピラー6とリヤデッキ7において
はそれぞれその閉断面を構成するアウタパネルとインナ
パネルの開口部10側の接合フランジ部3a,5a,6a,7a(第1
2図ないし第22図参照)をそれぞれシール材15のシール
フランジ面として利用している。このため、例えばルー
フサイドレール5とリヤヘッダ4の端部との接合部にお
いてこれらを同一高さに設定した場合には、該接続部に
おいては上記ルーフサイドレール5の接合フランジ部5a
がこの接続部において不連続となり(即ち、シールフラ
ンジ面が不連続となり)シール材15を連続的に設けるこ
とができずそのシール性が損なわれるとともに、このリ
ヤヘッダ4の上側にさらにベースフレーム40を取付ける
と該ベースフレーム40がルーフサイドレール5より上方
に突出し、空力特性及び外観性を損ねることになる。こ
のため、この実施例のものにおいては、第16図及び第23
図ないし第25図に示すように、リヤヘッダ4の両端部4a
をルーフサイドレール5の接合フランジ部5aよりも下倣
側に接合させ、これにより該接合フランジ部5aを連続さ
せるとともに、ベースフレーム40の装着状態において該
ベースフレーム40の上面、即ちサイドレール部43の上面
とルーフサイドレール5の上面とが可及的にフラットに
なるようにし、もってルーフサイドレール5とベースフ
レーム40との間のシール性の確保と車体1の空力特性及
び外観性を維持するようにしている。
ボード部材 ボード部材20は、後述するように幌30を折り畳み状態で
載置してこれを上記ベースフレーム40の開口部48の後端
部と車体1のトランクリッド8との間で移動可能とする
ものであって(第8図ないし第10図参照)、第32図に示
すように略平板体で構成されるとともに、その両側部20
a,20aには上記第1レール51と同一断面形状を有する第
2レール52,52が上記第1レール51,51の離間寸法と同一
間隔をもって取付けられている(第14図及び第15図参
照)。
載置してこれを上記ベースフレーム40の開口部48の後端
部と車体1のトランクリッド8との間で移動可能とする
ものであって(第8図ないし第10図参照)、第32図に示
すように略平板体で構成されるとともに、その両側部20
a,20aには上記第1レール51と同一断面形状を有する第
2レール52,52が上記第1レール51,51の離間寸法と同一
間隔をもって取付けられている(第14図及び第15図参
照)。
そして、このボード部材20は、第8図ないし第11図及び
第17図にそれぞれ示すように、その後端部20bに後述す
る幌30の第3パネル33が固定的に取付けられるととも
に、左右両側部に配置した後述する揺動機構Sによって
上記開口部48の後端部と上記トランクリッド8との間で
揺動移動せしめられるようになっている。即ち、揺動機
構Sは、第11図及び第26図にそれぞれ示すように、前後
一対のリンク、即ち前方側に位置するメインリンク141
と後方側に位置するサブリンク142とを有している。そ
して、このメインリンク141は、その基端部141aを後述
するドライブギヤユニット144の出力軸155に固定し、ま
た先端部141bを上記ボード部材20に枢着せしめている。
また、サブリンク142は、その基端部142aをベース140
に、先端部142bをボード部材20にそれぞれ枢着せしめら
れている。さらに、ドライブギヤユニット144は、第27
図に示すように6枚の減速ギヤ148〜153とケーブル駆動
ギヤ154とからなり、モータユニット143(第26図)によ
り押引駆動されるケーブル145の変位力を出力軸155の回
転力に変換して上記メインリンク141に伝達するように
なっている。従って、モータユニット143によりケーブ
ル145を押引操作することにより、メインリンク141が前
後方向に揺回動し、ボード部材20が上記開口部48の後端
部に位置する格納位置(第8図、第9図及び第11図に示
す位置)と、上記トランクリッド8上に位置する移動位
置(第10図に示す位置)との間で移動可能とされてい
る。尚、ボード部材20が移動位置に設定された状態で
は、第10図に示すように、該ボード部材20はトランクリ
ッド8上に設けたキャンバス支持台13上に載置固定され
る。また、第20図ないし第22図において符号12で示す部
材は上記揺動機構Sが外部へ露出するのを防止するため
のリンクカバーである。さらに、上記揺動機構Sは上記
ベースフレーム40のピラー部44部分に配置され(第11
図、第16図及び第20図ないし第22図参照)、またモータ
ユニット143はベースフレーム40のリヤデッキ部42部分
に配置される(第8図ないし第11図及び第18図参照)。
第17図にそれぞれ示すように、その後端部20bに後述す
る幌30の第3パネル33が固定的に取付けられるととも
に、左右両側部に配置した後述する揺動機構Sによって
上記開口部48の後端部と上記トランクリッド8との間で
揺動移動せしめられるようになっている。即ち、揺動機
構Sは、第11図及び第26図にそれぞれ示すように、前後
一対のリンク、即ち前方側に位置するメインリンク141
と後方側に位置するサブリンク142とを有している。そ
して、このメインリンク141は、その基端部141aを後述
するドライブギヤユニット144の出力軸155に固定し、ま
た先端部141bを上記ボード部材20に枢着せしめている。
また、サブリンク142は、その基端部142aをベース140
に、先端部142bをボード部材20にそれぞれ枢着せしめら
れている。さらに、ドライブギヤユニット144は、第27
図に示すように6枚の減速ギヤ148〜153とケーブル駆動
ギヤ154とからなり、モータユニット143(第26図)によ
り押引駆動されるケーブル145の変位力を出力軸155の回
転力に変換して上記メインリンク141に伝達するように
なっている。従って、モータユニット143によりケーブ
ル145を押引操作することにより、メインリンク141が前
後方向に揺回動し、ボード部材20が上記開口部48の後端
部に位置する格納位置(第8図、第9図及び第11図に示
す位置)と、上記トランクリッド8上に位置する移動位
置(第10図に示す位置)との間で移動可能とされてい
る。尚、ボード部材20が移動位置に設定された状態で
は、第10図に示すように、該ボード部材20はトランクリ
ッド8上に設けたキャンバス支持台13上に載置固定され
る。また、第20図ないし第22図において符号12で示す部
材は上記揺動機構Sが外部へ露出するのを防止するため
のリンクカバーである。さらに、上記揺動機構Sは上記
ベースフレーム40のピラー部44部分に配置され(第11
図、第16図及び第20図ないし第22図参照)、またモータ
ユニット143はベースフレーム40のリヤデッキ部42部分
に配置される(第8図ないし第11図及び第18図参照)。
尚、このボード部材20がその格納位置に設定された状態
では、その上面に取付けた上記第2レール52が上記ベー
スフレーム40のサイドレール部43部分に取付けた第1レ
ール51と同軸状に連続し開口部48の前端部から後端部に
跨がる一連のガイドレール50を構成するが、その場合、
両レール51,52の合せ部を合致させる必要があり、この
ためこの実施例においては本発明を適用してこの合せ部
分に後述する位置規制装置Pを設けている。
では、その上面に取付けた上記第2レール52が上記ベー
スフレーム40のサイドレール部43部分に取付けた第1レ
ール51と同軸状に連続し開口部48の前端部から後端部に
跨がる一連のガイドレール50を構成するが、その場合、
両レール51,52の合せ部を合致させる必要があり、この
ためこの実施例においては本発明を適用してこの合せ部
分に後述する位置規制装置Pを設けている。
位置規制装置 位置規制装置Pは、上述のようにボード部材20をその移
動位置から揺回動させてその格納位置に設定する時にベ
ースフレーム40側に設けられた第1レール51とボード部
材20側に設けられた第2レール52とを正確に芯合せして
その合せ部における一体化を図るためのものであって、
特許請求の範囲における請求項1中の位置規制手段に該
当し、第1図に示すように後述するロック機構60(同請
求項2,3における位置規制手段に該当する)と、後述す
る嵌合機構80(同請求項4における位置規制手段に該当
する)とを備えている。
動位置から揺回動させてその格納位置に設定する時にベ
ースフレーム40側に設けられた第1レール51とボード部
材20側に設けられた第2レール52とを正確に芯合せして
その合せ部における一体化を図るためのものであって、
特許請求の範囲における請求項1中の位置規制手段に該
当し、第1図に示すように後述するロック機構60(同請
求項2,3における位置規制手段に該当する)と、後述す
る嵌合機構80(同請求項4における位置規制手段に該当
する)とを備えている。
(ロック機構) ロック機構60は、ボード部材20がその移動位置から格納
位置に揺動移動された時に、主として、第1レール51と
第2レール52のレール軸方向と上下方向の二方向におけ
る相対的な位置決めを行なうものであって、第1図に示
すように、第1レール51側には後述するストライカ62
(請求項3中の係合部に該当する)を、第2レール52側
には後述する第1レバー66と第2レバー67(この両者は
請求項3中の係止部材に該当する)をそれぞれ設けてい
る。このストライカ62(請求項3中の係合部材に該当す
る)は、第1レール51の後端部51aに取付けられたスト
ライカブラケット61を介して設けられ、該第1レール51
と第2レール52との接合状態においては第2図及び第3
図に示すように第2レール52側に大きくはね出ししかも
ほぼ該第2レール52の下面高さに位置するようにその取
付け位置が設定されている。
位置に揺動移動された時に、主として、第1レール51と
第2レール52のレール軸方向と上下方向の二方向におけ
る相対的な位置決めを行なうものであって、第1図に示
すように、第1レール51側には後述するストライカ62
(請求項3中の係合部に該当する)を、第2レール52側
には後述する第1レバー66と第2レバー67(この両者は
請求項3中の係止部材に該当する)をそれぞれ設けてい
る。このストライカ62(請求項3中の係合部材に該当す
る)は、第1レール51の後端部51aに取付けられたスト
ライカブラケット61を介して設けられ、該第1レール51
と第2レール52との接合状態においては第2図及び第3
図に示すように第2レール52側に大きくはね出ししかも
ほぼ該第2レール52の下面高さに位置するようにその取
付け位置が設定されている。
一方、第1レバー66と第2レバー67は、ともに第2レー
ル52の前端部に取付けたロックブラケット63に対して、
レール軸方向に離間配置された第1ピン64及び第2ピン
65を介してそれぞれ揺動自在に枢支されている。そし
て、第1レバー66は、上記ストライカ62に係合する第1
凸部72と、後述する第2レバー67の第1凸部75と係合し
て上記第1凸部72の係合解除方向(矢印b方向)への回
動を規制する第2凸部73と、後述する前側移動装置Qに
設けられるロック操作用係合ピン98(請求項3中の作動
片に該当する。第4図参照)と係合して第1レバー66を
矢印a方向に回動させる第3凸部74とを有しており、ス
プリング69により常時矢印b方向に回動付勢されてい
る。また、第2レバー67は、上記第1凸部75の外に、上
記ロック操作用係合ピン98と係合して該第2レバー67を
矢印d方向に回動させる第2凸部76(請求項3中のロッ
ク解除片に該当する)とを有し、常時スプリング70によ
り矢印C方向に回動付勢されている。尚、この第1レバ
ー66の第3凸部74で請求項3のロック片が構成されてい
る。また、このロックブラケット63には上記ロック操作
用係合ピン98を係入せしめるためのガイド溝68が設けら
れている。そして、このロックブラケット63は上記スト
ライカブラケット61の内側に嵌入するようにその寸法形
状が設定されている。さらに、上記第1レバー66と第2
レバー67のうち、該第1レバー66は、第2図に示すよう
にその第1凸部72が上記ストライカ62と係合した状態
(以下、この時の第1レバー66の位置を係合位置とい
う)においてその第3凸部74の先端部がほぼ上記ガイド
溝68の下面に位置し、また第3図に示すようにスプリン
グ69により矢印b方向に回動しその第1凸部72とストラ
イカ62との係合が解除された状態(以下、この時の第1
レバー66の位置を係合解除位置という)ではその第3凸
部74が上記ガイド溝68の上面よりも上方に突出するよう
にその第3凸部74の寸法形状をガイド溝68に対して相対
的に設定している。これに対して、第2レバー67は、第
2図に示すようにスプリング70により矢印C方向に回動
し係合位置にある第1レバー66の第2凸部73とその第1
凸部75が係合した状態(以下、この時の第2レバー67の
位置を係合位置という)においてはその第2凸部76がガ
イド溝68内に突出し、また第3図に示すようにその第2
凸部76がガイド溝68の溝端部に位置した状態(この時の
第2レバー67の位置を係合解除位置という)においては
その第1凸部75と上記第1レバー66の第2凸部73との係
合が解除されるようにその寸法形状が第1レバー66及び
ガイド溝68に対して相対的に設定されている。
ル52の前端部に取付けたロックブラケット63に対して、
レール軸方向に離間配置された第1ピン64及び第2ピン
65を介してそれぞれ揺動自在に枢支されている。そし
て、第1レバー66は、上記ストライカ62に係合する第1
凸部72と、後述する第2レバー67の第1凸部75と係合し
て上記第1凸部72の係合解除方向(矢印b方向)への回
動を規制する第2凸部73と、後述する前側移動装置Qに
設けられるロック操作用係合ピン98(請求項3中の作動
片に該当する。第4図参照)と係合して第1レバー66を
矢印a方向に回動させる第3凸部74とを有しており、ス
プリング69により常時矢印b方向に回動付勢されてい
る。また、第2レバー67は、上記第1凸部75の外に、上
記ロック操作用係合ピン98と係合して該第2レバー67を
矢印d方向に回動させる第2凸部76(請求項3中のロッ
ク解除片に該当する)とを有し、常時スプリング70によ
り矢印C方向に回動付勢されている。尚、この第1レバ
ー66の第3凸部74で請求項3のロック片が構成されてい
る。また、このロックブラケット63には上記ロック操作
用係合ピン98を係入せしめるためのガイド溝68が設けら
れている。そして、このロックブラケット63は上記スト
ライカブラケット61の内側に嵌入するようにその寸法形
状が設定されている。さらに、上記第1レバー66と第2
レバー67のうち、該第1レバー66は、第2図に示すよう
にその第1凸部72が上記ストライカ62と係合した状態
(以下、この時の第1レバー66の位置を係合位置とい
う)においてその第3凸部74の先端部がほぼ上記ガイド
溝68の下面に位置し、また第3図に示すようにスプリン
グ69により矢印b方向に回動しその第1凸部72とストラ
イカ62との係合が解除された状態(以下、この時の第1
レバー66の位置を係合解除位置という)ではその第3凸
部74が上記ガイド溝68の上面よりも上方に突出するよう
にその第3凸部74の寸法形状をガイド溝68に対して相対
的に設定している。これに対して、第2レバー67は、第
2図に示すようにスプリング70により矢印C方向に回動
し係合位置にある第1レバー66の第2凸部73とその第1
凸部75が係合した状態(以下、この時の第2レバー67の
位置を係合位置という)においてはその第2凸部76がガ
イド溝68内に突出し、また第3図に示すようにその第2
凸部76がガイド溝68の溝端部に位置した状態(この時の
第2レバー67の位置を係合解除位置という)においては
その第1凸部75と上記第1レバー66の第2凸部73との係
合が解除されるようにその寸法形状が第1レバー66及び
ガイド溝68に対して相対的に設定されている。
また、上記ロック操作用係合ピン98は、後述するように
幌30の前端部に位置して後述するモータユニット160に
より駆動され、該幌30を開閉するものであり、その駆動
特性は次のように設定されている。即ち、このロック操
作用係合ピン98は、後述する幌30が第8図に示すように
開口部48を閉鎖する閉鎖位置にあるときには同図に図示
するように開口部48の前端部に位置し(この時のロック
操作用係合ピン98の位置を前端位置という)、また該幌
30が第9図に示すように開口部48を開放する開放位置に
ある時には同図及び第2図に示すように第1レール51の
前端付近に位置する(この時のロック操作用係合ピン98
の位置を中間位置という)ようになっている。従って、
幌30がその開放位置と閉鎖位置の間で移動する時には、
このロック操作用係合ピン98は上記中間位置と前端位置
の間を移動し、特に該幌30が開放位置にある時には第2
図に示すように該ロック操作用係合ピン98は上記ロック
機構60のガイド溝68の溝口部にあって係合位置にある上
記第1レバー66の第3凸部74に対応している。さらに、
このロック操作用係合ピン98は、ボード部材20をその格
納位置から移動位置に移動させる場合には、その中間位
置(第2図の位置)からさらに後方側に移動して第3図
に示すように上記ガイド溝68の溝端部に位置する(この
時のロック操作用係合ピン98の位置を後端位置という)
ようにされている。即ち、ロック操作用係合ピン98はこ
れら三つの位置間を選択的に移動するようにその作動特
性が設定されている。
幌30の前端部に位置して後述するモータユニット160に
より駆動され、該幌30を開閉するものであり、その駆動
特性は次のように設定されている。即ち、このロック操
作用係合ピン98は、後述する幌30が第8図に示すように
開口部48を閉鎖する閉鎖位置にあるときには同図に図示
するように開口部48の前端部に位置し(この時のロック
操作用係合ピン98の位置を前端位置という)、また該幌
30が第9図に示すように開口部48を開放する開放位置に
ある時には同図及び第2図に示すように第1レール51の
前端付近に位置する(この時のロック操作用係合ピン98
の位置を中間位置という)ようになっている。従って、
幌30がその開放位置と閉鎖位置の間で移動する時には、
このロック操作用係合ピン98は上記中間位置と前端位置
の間を移動し、特に該幌30が開放位置にある時には第2
図に示すように該ロック操作用係合ピン98は上記ロック
機構60のガイド溝68の溝口部にあって係合位置にある上
記第1レバー66の第3凸部74に対応している。さらに、
このロック操作用係合ピン98は、ボード部材20をその格
納位置から移動位置に移動させる場合には、その中間位
置(第2図の位置)からさらに後方側に移動して第3図
に示すように上記ガイド溝68の溝端部に位置する(この
時のロック操作用係合ピン98の位置を後端位置という)
ようにされている。即ち、ロック操作用係合ピン98はこ
れら三つの位置間を選択的に移動するようにその作動特
性が設定されている。
次に、このロック機構60の作動を説明すると、先ず幌30
が開放位置にある時には、第2図に示すようにロック操
作用係合ピン98が中間位置に設定されており、該ロック
操作用係合ピン98により第1レバー66が矢印a方向に回
動されその係合位置に位置決めされている。また、この
場合、第1レバー66の第2凸部73が第2レバー67の第1
凸部75と係合することにより、該第1レバー66の矢印b
方向、即ち、第1凸部72とストライカ62との係合解除方
向への回動が規制されている。従って、この状態では、
幌30の閉動作に伴ってロック操作用係合ピン98がその中
間位置から前端位置に移動しても第1凸部72とストライ
カ62との係合状態は保持される。
が開放位置にある時には、第2図に示すようにロック操
作用係合ピン98が中間位置に設定されており、該ロック
操作用係合ピン98により第1レバー66が矢印a方向に回
動されその係合位置に位置決めされている。また、この
場合、第1レバー66の第2凸部73が第2レバー67の第1
凸部75と係合することにより、該第1レバー66の矢印b
方向、即ち、第1凸部72とストライカ62との係合解除方
向への回動が規制されている。従って、この状態では、
幌30の閉動作に伴ってロック操作用係合ピン98がその中
間位置から前端位置に移動しても第1凸部72とストライ
カ62との係合状態は保持される。
一方、この第2図に示す状態、即ち幌30を格納位置にあ
るボード部材20上に折り畳んで載置した状態(第9図に
示す状態)から第10図に示す移動位置に移動させる場合
には、上記ロック操作用係合ピン98をその中間位置から
さらに後端位置まで後退させる。すると、第3図に示す
ように、該ロック操作用係合ピン98が第2レバー67の第
2凸部76と当接してこれを矢印d方向に回動させてその
係合解除位置に位置決めする。これにより、該第2レバ
ー67の第1凸部75と第1レバー66の第2凸部73との係合
が解除され、該第1レバー66がその係合位置から係合解
除位置に移動する。従って、第1レール51と第2レール
52との係合が解除され、ボード部材20はこれを上記揺動
機構Sによって揺動移動(矢印m方向)させることが可
能となる。
るボード部材20上に折り畳んで載置した状態(第9図に
示す状態)から第10図に示す移動位置に移動させる場合
には、上記ロック操作用係合ピン98をその中間位置から
さらに後端位置まで後退させる。すると、第3図に示す
ように、該ロック操作用係合ピン98が第2レバー67の第
2凸部76と当接してこれを矢印d方向に回動させてその
係合解除位置に位置決めする。これにより、該第2レバ
ー67の第1凸部75と第1レバー66の第2凸部73との係合
が解除され、該第1レバー66がその係合位置から係合解
除位置に移動する。従って、第1レール51と第2レール
52との係合が解除され、ボード部材20はこれを上記揺動
機構Sによって揺動移動(矢印m方向)させることが可
能となる。
一方、ボード部材20をその移動位置から格納位置に移動
させる場合であるが、該ボード部材20がその格納位置に
位置された状態では上記各部材はそれぞれ第3図に示す
位置関係にある。この状態からロック操作用係合ピン98
が中間位置に移動し幌30をその開放位置に設定すると、
該ロック操作用係合ピン98が再び第1レバー66の第3凸
部74と当接し該第1レバー66は再び係合位置に位置決め
される(第2図に示す状態)。従って、ボード部材20を
その移動位置から格納位置に復帰させた時点においては
例えガイドレール50の第1レール51と第2レール52との
芯合せがうまくできていなかったとしても、このロック
機構60が作動することにより該第1レール51と第2レー
ル52間における上下方向及びレール軸方向の相対位置が
確実に所定位置に設定され、該第1レール51と第2レー
ル52間の芯合せが高精度に行なわれる。
させる場合であるが、該ボード部材20がその格納位置に
位置された状態では上記各部材はそれぞれ第3図に示す
位置関係にある。この状態からロック操作用係合ピン98
が中間位置に移動し幌30をその開放位置に設定すると、
該ロック操作用係合ピン98が再び第1レバー66の第3凸
部74と当接し該第1レバー66は再び係合位置に位置決め
される(第2図に示す状態)。従って、ボード部材20を
その移動位置から格納位置に復帰させた時点においては
例えガイドレール50の第1レール51と第2レール52との
芯合せがうまくできていなかったとしても、このロック
機構60が作動することにより該第1レール51と第2レー
ル52間における上下方向及びレール軸方向の相対位置が
確実に所定位置に設定され、該第1レール51と第2レー
ル52間の芯合せが高精度に行なわれる。
尚、この実施例においては、上記ロックブラケット63の
前端部に当接片71を設け、ボード部材20がその移動位置
から格納位置に揺動移動する際、該当接片71をストライ
カブラケット61の内面に当接させることによりレール幅
方向の位置決めを予備的に行なわせるようにしている。
前端部に当接片71を設け、ボード部材20がその移動位置
から格納位置に揺動移動する際、該当接片71をストライ
カブラケット61の内面に当接させることによりレール幅
方向の位置決めを予備的に行なわせるようにしている。
嵌合機構 嵌合機構80は、第1レール51の後端面51bに凹設した円
錘状の嵌合凹部82(請求項4の係止部に該当する)と第
2レール52の前端面52bに形成した円錘状の突起81(請
求項4中の係合部に該当する)とで構成されている。そ
して、この嵌合機構80は、ボード部材20がその移動位置
から格納位置に移動する場合、その嵌合凹部82に対して
突起81が嵌合することにより第1レール51と第2レール
52の合せ部における三軸方向の位置決めを行なう。即
ち、この嵌合機構80は、上記ロック機構60とともに第1
レール51と第2レール52の芯合せを行なうものである
が、この嵌合機構80の場合にはその突起81と嵌合凹部82
がともに直接レール51,52に取付けられているところか
ら、上記ロック機構60よりもより高精度の芯合せを行な
うことができる。
錘状の嵌合凹部82(請求項4の係止部に該当する)と第
2レール52の前端面52bに形成した円錘状の突起81(請
求項4中の係合部に該当する)とで構成されている。そ
して、この嵌合機構80は、ボード部材20がその移動位置
から格納位置に移動する場合、その嵌合凹部82に対して
突起81が嵌合することにより第1レール51と第2レール
52の合せ部における三軸方向の位置決めを行なう。即
ち、この嵌合機構80は、上記ロック機構60とともに第1
レール51と第2レール52の芯合せを行なうものである
が、この嵌合機構80の場合にはその突起81と嵌合凹部82
がともに直接レール51,52に取付けられているところか
ら、上記ロック機構60よりもより高精度の芯合せを行な
うことができる。
このように、ロック機構60と嵌合機構80とからなる位置
規制装置Pによってガイドレール50の第1レール51と第
2レール52の芯合せが行なわれることにより、該ガイド
レールの一体化が促進され幌30のスムーズな移動が確保
されるものである。
規制装置Pによってガイドレール50の第1レール51と第
2レール52の芯合せが行なわれることにより、該ガイド
レールの一体化が促進され幌30のスムーズな移動が確保
されるものである。
尚、上記ロック機構60は、上述のようにボード部材20を
車体側部材(即ち、第1レール51)に連結固定するもの
であるが、この外に例えばボード部材をその移動位置に
位置せしめた時に該ロック機構60の第2レバー67の第1
凸部72をトランクリッド8に設けたキャンバス支持台13
側の係合ピン(図示省略)に係合させるように構成する
ことにより該ロック機構60をキャンバス固定機構として
も利用できるものである。
車体側部材(即ち、第1レール51)に連結固定するもの
であるが、この外に例えばボード部材をその移動位置に
位置せしめた時に該ロック機構60の第2レバー67の第1
凸部72をトランクリッド8に設けたキャンバス支持台13
側の係合ピン(図示省略)に係合させるように構成する
ことにより該ロック機構60をキャンバス固定機構として
も利用できるものである。
幌 幌30は、ルーフ2上の開口部48を開閉自在に覆うもので
あって、第8図ないし第11図並びに第32図に示すよう
に、ハード部材とソフト部材の組合わせ、具体的には、
三枚のパネル31,32,33と二枚のキャンバス34,35を交互
に連続させて構成されており、その三つのパネル31〜33
のうち、最大面積をもつ第1パネル31を車体前方側に、
最小面積をもつ第3パネル33を車体後方側に位置せしめ
た状態で使用される。そして、この幌30は、その第3パ
ネル33が上記ボード部材20の後端部20bに固定(第17図
参照)される一方、その第1パネル31と第2パネル32と
は後述する前側移動装置Qと後側移動装置R(第4図、
第6図及び第7図参照)を介して上記ガイドレール50に
対して移動可能に連結されており、該前側移動装置Qと
後側移動装置Rの作動により第8図及び第11図に示すよ
うに展伸して上記開口部48を閉鎖する閉鎖位置と、第9
図に示すように折り畳み状態で上記ボード部材20上に載
置され上記開口部48を開放する開放位置とに選択設定可
能とされていた。
あって、第8図ないし第11図並びに第32図に示すよう
に、ハード部材とソフト部材の組合わせ、具体的には、
三枚のパネル31,32,33と二枚のキャンバス34,35を交互
に連続させて構成されており、その三つのパネル31〜33
のうち、最大面積をもつ第1パネル31を車体前方側に、
最小面積をもつ第3パネル33を車体後方側に位置せしめ
た状態で使用される。そして、この幌30は、その第3パ
ネル33が上記ボード部材20の後端部20bに固定(第17図
参照)される一方、その第1パネル31と第2パネル32と
は後述する前側移動装置Qと後側移動装置R(第4図、
第6図及び第7図参照)を介して上記ガイドレール50に
対して移動可能に連結されており、該前側移動装置Qと
後側移動装置Rの作動により第8図及び第11図に示すよ
うに展伸して上記開口部48を閉鎖する閉鎖位置と、第9
図に示すように折り畳み状態で上記ボード部材20上に載
置され上記開口部48を開放する開放位置とに選択設定可
能とされていた。
尚、幌30の閉鎖状態においては、各パネル31〜33の両側
縁部は、第12図ないし第16図に示すようにベースフレー
ム40の開口部48の周縁部に設けたシール材16に当接する
ことによりシールされる。また各パネル31〜33の側端部
にはこれら相互間を前後方向に継ぐようにしてワイヤ17
が設けられているが、このワイヤ17は各キャンバス34,3
5の側縁部にも連結されており(図示省略)、各キャン
バス34,35の両側縁部はこのワイヤ17を介して伝達され
る各パネル31〜33の押付け力によって上記シール材16に
当接され、これによりシール性が確保されるようになっ
ている。
縁部は、第12図ないし第16図に示すようにベースフレー
ム40の開口部48の周縁部に設けたシール材16に当接する
ことによりシールされる。また各パネル31〜33の側端部
にはこれら相互間を前後方向に継ぐようにしてワイヤ17
が設けられているが、このワイヤ17は各キャンバス34,3
5の側縁部にも連結されており(図示省略)、各キャン
バス34,35の両側縁部はこのワイヤ17を介して伝達され
る各パネル31〜33の押付け力によって上記シール材16に
当接され、これによりシール性が確保されるようになっ
ている。
前側移動装置及び後側移動装置 前側移動装置Qと後側移動装置Rは、第4図に示すよう
にその基本構成をほぼ同一とするものであって、該前側
移動装置Qは第1パネル31に、後側移動装置Rは第2パ
ネル32にそれぞれ設けられて該第1パネル31と第2パネ
ル32をガイドレール50に沿って移動させると同時に、移
動開始時にこれらパネル31,31を浮上させて上記シール
材16との当接状態を解除する機能も有している。以下、
この前側移動装置Qと後側移動装置Rとを第4図ないし
第7図及び第13図を参照して説明する。
にその基本構成をほぼ同一とするものであって、該前側
移動装置Qは第1パネル31に、後側移動装置Rは第2パ
ネル32にそれぞれ設けられて該第1パネル31と第2パネ
ル32をガイドレール50に沿って移動させると同時に、移
動開始時にこれらパネル31,31を浮上させて上記シール
材16との当接状態を解除する機能も有している。以下、
この前側移動装置Qと後側移動装置Rとを第4図ないし
第7図及び第13図を参照して説明する。
(前側移動装置) 前側移動装置Qは、第4図に示すように、ガイドピン10
6,107を介してガイドレール50(第1レール51及び第2
レール52)に移動可能に取付けられたスライド体91を有
している。このスライド体91は、第11図及び第13図に示
すように、上記ボード部材20の車幅方向略中央部に設け
られたモータユニット160(構造は上記モータユニット1
43と同じである)により押引操作されるケーブル161の
先端部に連結されており、該ケーブル161の変位力を受
け上記ガイドレール50上を車体前後方向に移動せしめら
れる。
6,107を介してガイドレール50(第1レール51及び第2
レール52)に移動可能に取付けられたスライド体91を有
している。このスライド体91は、第11図及び第13図に示
すように、上記ボード部材20の車幅方向略中央部に設け
られたモータユニット160(構造は上記モータユニット1
43と同じである)により押引操作されるケーブル161の
先端部に連結されており、該ケーブル161の変位力を受
け上記ガイドレール50上を車体前後方向に移動せしめら
れる。
このスライド体91は、その外側側面91aに前後方向に延
びる第1ガイド溝99と三つの係合ピン、即ち前述の位置
規制装置Pの作動を制御するためのロック操作用係合ピ
ン98と、リンク作動用の第1係合ピン95と第2係合ピン
96とを有している。また、スライド体91の後端部91bに
は、後述する後側移動装置Rのスライドピン126と係脱
自在に係合する二つの係止面104,105よりなる係止部103
が設けられている。
びる第1ガイド溝99と三つの係合ピン、即ち前述の位置
規制装置Pの作動を制御するためのロック操作用係合ピ
ン98と、リンク作動用の第1係合ピン95と第2係合ピン
96とを有している。また、スライド体91の後端部91bに
は、後述する後側移動装置Rのスライドピン126と係脱
自在に係合する二つの係止面104,105よりなる係止部103
が設けられている。
そして、このスライド体91は、三本のリンク、即ちその
内部に略「く」字形の第2ガイド溝100を形成した第1
リンク92と帯状の第2リンク93とその内部に略「へ」字
形の第3ガイド溝101を形成した第3リンク94とを介し
て、上記第1パネル31の側縁部31aに取付けられたブラ
ケット88にリンク係合されている。尚、第1リンク92
は、その第2ガイド溝100内に上記第1係合ピン95を係
入せしめた状態において、その一端92aを連結ピン108
(第5図参照)を介してブラケット88の前端部に揺動自
在に枢支せしめる一方、その他端92bを第3係合ピン97
を介して上記第3リンク94の一端94aとともに上記第1
ガイド溝99に係合せしめている。また、第2リンク93
は、その一端93aを連結ピン109(第5図参照)を介して
上記ブラケット88の中間部に揺動自在に枢支せしめる一
方、その他端93bを連結ピン110(第5図参照)を介して
上記第3リンク94の他端94bに相対回動可能に連結して
いる。尚、この連結ピン110にはガイドローラ102が取付
けられる。さらに、第3リンク94の第3リンク94には上
記第2係合ピン96が係入されている。従って、この三つ
のリンク92〜94と上記ブラケット88とで4節リンクが構
成されている。
内部に略「く」字形の第2ガイド溝100を形成した第1
リンク92と帯状の第2リンク93とその内部に略「へ」字
形の第3ガイド溝101を形成した第3リンク94とを介し
て、上記第1パネル31の側縁部31aに取付けられたブラ
ケット88にリンク係合されている。尚、第1リンク92
は、その第2ガイド溝100内に上記第1係合ピン95を係
入せしめた状態において、その一端92aを連結ピン108
(第5図参照)を介してブラケット88の前端部に揺動自
在に枢支せしめる一方、その他端92bを第3係合ピン97
を介して上記第3リンク94の一端94aとともに上記第1
ガイド溝99に係合せしめている。また、第2リンク93
は、その一端93aを連結ピン109(第5図参照)を介して
上記ブラケット88の中間部に揺動自在に枢支せしめる一
方、その他端93bを連結ピン110(第5図参照)を介して
上記第3リンク94の他端94bに相対回動可能に連結して
いる。尚、この連結ピン110にはガイドローラ102が取付
けられる。さらに、第3リンク94の第3リンク94には上
記第2係合ピン96が係入されている。従って、この三つ
のリンク92〜94と上記ブラケット88とで4節リンクが構
成されている。
そして、この前側移動装置Qは、上記ケーブル161によ
りスライド体91がガイドレール50の最先端部(即ち、第
1レール51の先端部51b)に位置せしめられた状態(即
ち、幌30の閉鎖位置)においては、第5図に示すよう
に、上記ガイドローラ102が第1レール51に形成した第
1切欠部53内に係入しこれによりその前後方向移動が規
制された状態となっている。そして、この状態において
は、上記第3係合ピン97が第1ガイド溝99の後端側に位
置し、上記第1係合ピン95が第2ガイド溝100の前端側
に位置し、また上記第2係合ピン96が第3ガイド溝101
の前端側に位置している。また、上記第2ガイド溝100
と第3ガイド溝101のうち、該第2ガイド溝100はこの第
1状態において上下方向に延びる如くその形成方向が設
定され、また第3ガイド溝101はその前半部が略水平方
向に延び後半部が斜下方に延びる如くその形成位置及び
方向がそれぞれ設定されている。
りスライド体91がガイドレール50の最先端部(即ち、第
1レール51の先端部51b)に位置せしめられた状態(即
ち、幌30の閉鎖位置)においては、第5図に示すよう
に、上記ガイドローラ102が第1レール51に形成した第
1切欠部53内に係入しこれによりその前後方向移動が規
制された状態となっている。そして、この状態において
は、上記第3係合ピン97が第1ガイド溝99の後端側に位
置し、上記第1係合ピン95が第2ガイド溝100の前端側
に位置し、また上記第2係合ピン96が第3ガイド溝101
の前端側に位置している。また、上記第2ガイド溝100
と第3ガイド溝101のうち、該第2ガイド溝100はこの第
1状態において上下方向に延びる如くその形成方向が設
定され、また第3ガイド溝101はその前半部が略水平方
向に延び後半部が斜下方に延びる如くその形成位置及び
方向がそれぞれ設定されている。
(後側移動装置) 後側移動装置Rは、上記前側移動装置Qとほぼ同一構成
を有するものであって、第4図ないし第7図に示すよう
にガイドピン128を介してガイドレール50の上を移動・
可能に取付けられたスライド体111を有している。この
スライド体111は、その外周面111aに第1ガイド溝118を
形成するとともに、第2ガイド溝119を有する第1リン
ク112と第2リンク113及び第3ガイド溝120を有する第
3リンク114を介して第2パネル32に取付けられたブラ
ケット89に揺動可能に連結されている。そして、第1リ
ンク112の第2ガイド溝119内にスライド体111側に設け
た第1係合ピン115が、また第3リンク114の第3ガイド
溝120にスライド体111側に設けた第2係合ピン116が係
入していることは上記前側移動装置Qの場合と同様であ
る。そして、この後側移動装置Rに特有の構造として
は、第3リンク114の傾斜部が前側移動装置Qの第3ガ
イド溝101のそれに比して短いこと、第3リンク114と第
2リンク113とを連結する係合ピン121が幌30の閉鎖位置
において第6図に示すように第1レール51の上側フラン
ジ51aに形成した第3切欠部55内に係入していること、
及びスライド体111の先端部111bに支点ピン124を介して
係合ピン125とスライドピン126を備えたアーム123を取
りつけた点である。尚、このアーム123の係合ピン125と
スライドピン126のうち、係合ピン125は第5図に示すよ
うに幌30が閉鎖位置にある時には第1レール51の下側フ
ランジ51eに形成した第2切欠部54に係入し、該閉鎖位
置以外においては第7図に示すように第1レール51の凹
溝51f内に係入する。また、スライドピン126は常に上記
第1レール51の上面51c上で該第1レール51をその幅方
向に跨いだ状態で配置される。そして、上記係合ピン12
5が第1レール51の凹溝51f内にある時には上記前側移動
装置Qの係合部103内に係入し得るようになっている。
尚、この後側移動装置Rは、幌30が閉鎖位置にある時に
はその係合ピン121が第1レール51の第3切欠部55内
に、係合ピン125が第2切欠部54内にそれぞれ係入する
ことによりその前後方向移動が規制される。また、この
後側移動装置Rは、上記前側移動装置Qと異ってそれ事
態には駆動手段を有しない。
を有するものであって、第4図ないし第7図に示すよう
にガイドピン128を介してガイドレール50の上を移動・
可能に取付けられたスライド体111を有している。この
スライド体111は、その外周面111aに第1ガイド溝118を
形成するとともに、第2ガイド溝119を有する第1リン
ク112と第2リンク113及び第3ガイド溝120を有する第
3リンク114を介して第2パネル32に取付けられたブラ
ケット89に揺動可能に連結されている。そして、第1リ
ンク112の第2ガイド溝119内にスライド体111側に設け
た第1係合ピン115が、また第3リンク114の第3ガイド
溝120にスライド体111側に設けた第2係合ピン116が係
入していることは上記前側移動装置Qの場合と同様であ
る。そして、この後側移動装置Rに特有の構造として
は、第3リンク114の傾斜部が前側移動装置Qの第3ガ
イド溝101のそれに比して短いこと、第3リンク114と第
2リンク113とを連結する係合ピン121が幌30の閉鎖位置
において第6図に示すように第1レール51の上側フラン
ジ51aに形成した第3切欠部55内に係入していること、
及びスライド体111の先端部111bに支点ピン124を介して
係合ピン125とスライドピン126を備えたアーム123を取
りつけた点である。尚、このアーム123の係合ピン125と
スライドピン126のうち、係合ピン125は第5図に示すよ
うに幌30が閉鎖位置にある時には第1レール51の下側フ
ランジ51eに形成した第2切欠部54に係入し、該閉鎖位
置以外においては第7図に示すように第1レール51の凹
溝51f内に係入する。また、スライドピン126は常に上記
第1レール51の上面51c上で該第1レール51をその幅方
向に跨いだ状態で配置される。そして、上記係合ピン12
5が第1レール51の凹溝51f内にある時には上記前側移動
装置Qの係合部103内に係入し得るようになっている。
尚、この後側移動装置Rは、幌30が閉鎖位置にある時に
はその係合ピン121が第1レール51の第3切欠部55内
に、係合ピン125が第2切欠部54内にそれぞれ係入する
ことによりその前後方向移動が規制される。また、この
後側移動装置Rは、上記前側移動装置Qと異ってそれ事
態には駆動手段を有しない。
(作動) このように構成された前側移動装置Qと後側移動装置R
とを介してガイドレール50に連結された幌30は次のよう
にして開閉駆動される。即ち、先ず幌30が閉鎖位置にあ
る時(第8図及び第1図参照)には、前側移動装置Qは
第5図に示すように第1レール51の前端部51cにあり、
第1パネル31は該第1レール51と略平行で且つ近接した
状態に配置され、その外周部においてはベースフレーム
40とのシールが行なわれている。また、後側移動装置R
は第6図及び第11図に示すように第1レール51の後端部
51a近傍にあって、上記第2パネル32は上記第1パネル3
1と同様に第1レール51と略平行で且つ近接した状態に
配置されている。尚、この幌30の閉鎖位置においては、
前側移動装置Q及び後側移動装置Rがともにガイドレー
ル50に対して上下方向に係合しているため、例え走行時
に幌30に吸出し作用が働いてもそのバタツキが効果的に
抑えられ、それだけ幌30の耐久性が向上することにな
る。
とを介してガイドレール50に連結された幌30は次のよう
にして開閉駆動される。即ち、先ず幌30が閉鎖位置にあ
る時(第8図及び第1図参照)には、前側移動装置Qは
第5図に示すように第1レール51の前端部51cにあり、
第1パネル31は該第1レール51と略平行で且つ近接した
状態に配置され、その外周部においてはベースフレーム
40とのシールが行なわれている。また、後側移動装置R
は第6図及び第11図に示すように第1レール51の後端部
51a近傍にあって、上記第2パネル32は上記第1パネル3
1と同様に第1レール51と略平行で且つ近接した状態に
配置されている。尚、この幌30の閉鎖位置においては、
前側移動装置Q及び後側移動装置Rがともにガイドレー
ル50に対して上下方向に係合しているため、例え走行時
に幌30に吸出し作用が働いてもそのバタツキが効果的に
抑えられ、それだけ幌30の耐久性が向上することにな
る。
この状態から幌30の開放操作即ち、モータユニット160
によりケーブル161が引張操作されると、前側移動装置
Qにおいてはスライド体91がブラケット88に対して車体
後方側に相対移動し、第3係合ピン97が第1ガイド溝99
内を前端側から後端側に向って移動する。そして、その
移動の前半期においては、先ず第1係合ピン95が第2ガ
イド溝100内をその後端側に移動することにより第1リ
ンク92が起立方向に回動し、後半期においては第2係合
ピン96が第3ガイド溝101の傾斜部をその後端側に向っ
て移動することにより第3リンク94が第3係合ピン97を
中心として上方に回動しガイドローラ102が第1レール5
1の第1切欠部53から外れてその上面51c上に移動せしめ
られる。これが第6図に示した状態である。この状態に
おいては第1パネル31が全体的に浮上しベースフレーム
40の周縁部との当接状態が解除されている。また、この
実施例においては上記第1リンク92の第2ガイド溝100
の回動前後における高低差よりも第3リンク94の第3ガ
イド溝101のそれを大きく設定することによりブラケッ
ト88を前倒れ状態に傾斜させるようにしている。
によりケーブル161が引張操作されると、前側移動装置
Qにおいてはスライド体91がブラケット88に対して車体
後方側に相対移動し、第3係合ピン97が第1ガイド溝99
内を前端側から後端側に向って移動する。そして、その
移動の前半期においては、先ず第1係合ピン95が第2ガ
イド溝100内をその後端側に移動することにより第1リ
ンク92が起立方向に回動し、後半期においては第2係合
ピン96が第3ガイド溝101の傾斜部をその後端側に向っ
て移動することにより第3リンク94が第3係合ピン97を
中心として上方に回動しガイドローラ102が第1レール5
1の第1切欠部53から外れてその上面51c上に移動せしめ
られる。これが第6図に示した状態である。この状態に
おいては第1パネル31が全体的に浮上しベースフレーム
40の周縁部との当接状態が解除されている。また、この
実施例においては上記第1リンク92の第2ガイド溝100
の回動前後における高低差よりも第3リンク94の第3ガ
イド溝101のそれを大きく設定することによりブラケッ
ト88を前倒れ状態に傾斜させるようにしている。
さらにケーブル161が引かれると、前側移動装置Qは第
6図に示す姿勢のまま第1キャンバス34を折り畳みなが
ら車体後方側に移動する。そして、後側移動装置Rの前
方位置に達すると、先ず、該後側移動装置Rのアーム12
3に設けたスライドピン126が前側移動装置Qの係合部10
3内に係入し該アーム123は前側移動装置Qの移動ととも
にその第1係合面104に案内されて上方に回動せしめら
れる。その結果、係合ピン125が第1レール51の第2切
欠部54から離脱してその凹溝51d内に移動し、これによ
り前側移動装置Qと後側移動装置Rとが一体的に連結さ
れる。
6図に示す姿勢のまま第1キャンバス34を折り畳みなが
ら車体後方側に移動する。そして、後側移動装置Rの前
方位置に達すると、先ず、該後側移動装置Rのアーム12
3に設けたスライドピン126が前側移動装置Qの係合部10
3内に係入し該アーム123は前側移動装置Qの移動ととも
にその第1係合面104に案内されて上方に回動せしめら
れる。その結果、係合ピン125が第1レール51の第2切
欠部54から離脱してその凹溝51d内に移動し、これによ
り前側移動装置Qと後側移動装置Rとが一体的に連結さ
れる。
この状態からさらに前側移動装置Qが後方に移動する
と、後側移動装置Rにおいてはスライド体111がブラケ
ット89に対して後方側に移動し、上記前側移動装置Qの
場合と同様にして第2パネル32がベースフレーム40のシ
ール面から離間される(この状態が第7図に示す状態で
ある)。この時、この前側移動装置のものにおいては、
第1リンク112の第1係合ピン115の回動前後における高
低差と第3リンク114の第3ガイド溝120をそれとの相対
関係を適切に設定することにより第2パネル32がほぼ第
1レール51と平行となるようにしている。従って、この
前側移動装置Qと後側移動装置Rとの連結状態において
は、第1パネル31と第2パネル32の傾斜角度が異なると
ころから、該第1パネル31と第2パネル32とが上下方向
に重なり状態に格納され、しかもこの両者間には第1キ
ャンバス34を収容するに十分な隙間が確保されることに
なる。
と、後側移動装置Rにおいてはスライド体111がブラケ
ット89に対して後方側に移動し、上記前側移動装置Qの
場合と同様にして第2パネル32がベースフレーム40のシ
ール面から離間される(この状態が第7図に示す状態で
ある)。この時、この前側移動装置のものにおいては、
第1リンク112の第1係合ピン115の回動前後における高
低差と第3リンク114の第3ガイド溝120をそれとの相対
関係を適切に設定することにより第2パネル32がほぼ第
1レール51と平行となるようにしている。従って、この
前側移動装置Qと後側移動装置Rとの連結状態において
は、第1パネル31と第2パネル32の傾斜角度が異なると
ころから、該第1パネル31と第2パネル32とが上下方向
に重なり状態に格納され、しかもこの両者間には第1キ
ャンバス34を収容するに十分な隙間が確保されることに
なる。
さらに、ケーブル161が引かれると、この前側移動装置
Qと後側移動装置Rとは第2キャンバス35を折り畳みな
がら一体的に後方へ移動し、第1レール51から第2レー
ル52側に移って上記ボード部材20上に格納載置される
(幌30の開放位置)。この状態が第9図に示す状態であ
る。この状態においては第1パネル31と第2パネル32と
第3パネル33が順次異なり状態で折り畳まれ、第1キャ
ンバス34は第1パネル31と第2パネル32の間に、第2キ
ャンバス35は第2パネル32と第3パネル33の間にそれぞ
れ収納されている。従って、この幌30の折り畳み状態に
おいては、その前後方向における幅寸法と上下方向にお
ける高さ寸法がともに小さく、それだけ車体の空力特性
あるいは外観性が向上する。また、特に折り畳み状態で
の高さ寸法が小さいところから、この幌30を第10図に示
すようにトランクリッド8上に載置した状態においては
該幌30によって運転者の後方視界を妨げることもない。
尚、第8図ないし第10図に示すように第1パネル31と第
2パネル32の後端部には第1キャンバス34と第2キャン
バス35が急角度に折れ曲がるのを防止するための折畳用
ガイド部材36が設けられている。
Qと後側移動装置Rとは第2キャンバス35を折り畳みな
がら一体的に後方へ移動し、第1レール51から第2レー
ル52側に移って上記ボード部材20上に格納載置される
(幌30の開放位置)。この状態が第9図に示す状態であ
る。この状態においては第1パネル31と第2パネル32と
第3パネル33が順次異なり状態で折り畳まれ、第1キャ
ンバス34は第1パネル31と第2パネル32の間に、第2キ
ャンバス35は第2パネル32と第3パネル33の間にそれぞ
れ収納されている。従って、この幌30の折り畳み状態に
おいては、その前後方向における幅寸法と上下方向にお
ける高さ寸法がともに小さく、それだけ車体の空力特性
あるいは外観性が向上する。また、特に折り畳み状態で
の高さ寸法が小さいところから、この幌30を第10図に示
すようにトランクリッド8上に載置した状態においては
該幌30によって運転者の後方視界を妨げることもない。
尚、第8図ないし第10図に示すように第1パネル31と第
2パネル32の後端部には第1キャンバス34と第2キャン
バス35が急角度に折れ曲がるのを防止するための折畳用
ガイド部材36が設けられている。
一方、幌30をその開放位置から閉鎖位置に閉操作する場
合には、前側移動装置Qと後側移動装置Rは、該後側移
動装置Rが幌30の閉鎖位置における所定位置に達するま
で、即ち後側移動装置Rの上記係合ピン125が第1レー
ル51の上記第2切欠部54の位置に達するまでは連結状態
のまま前進移動する。そして、該係合ピン125が第1レ
ール51の第2切欠部54に達して該第2切欠部54内に係入
するとアーム123が下方に回動しそれに伴ってスライド
ピン126が前側移動装置Qの係合部103から外れて該前側
移動装置Qと後側移動装置Rとの連結が解除される。従
って、それ以後は該後側移動装置Rを残した状態で前側
移動装置Qのみが当初位置まで前進し、幌30が閉鎖位置
に位置決めされる。即ち、幌30はその閉作動時には車体
後方側にある部分から順番に展伸されるものである。
合には、前側移動装置Qと後側移動装置Rは、該後側移
動装置Rが幌30の閉鎖位置における所定位置に達するま
で、即ち後側移動装置Rの上記係合ピン125が第1レー
ル51の上記第2切欠部54の位置に達するまでは連結状態
のまま前進移動する。そして、該係合ピン125が第1レ
ール51の第2切欠部54に達して該第2切欠部54内に係入
するとアーム123が下方に回動しそれに伴ってスライド
ピン126が前側移動装置Qの係合部103から外れて該前側
移動装置Qと後側移動装置Rとの連結が解除される。従
って、それ以後は該後側移動装置Rを残した状態で前側
移動装置Qのみが当初位置まで前進し、幌30が閉鎖位置
に位置決めされる。即ち、幌30はその閉作動時には車体
後方側にある部分から順番に展伸されるものである。
さらに、この実施例のように前側移動装置Q及び後側移
動装置Rにおける浮上機構を、4節リンク機構と各リン
クに設けたガイド溝とこれに係合する係合ピンとからな
るカム機構との組合せによって構成した場合には、例え
ばこれを単なる揺動リンクで構成する場合に比して該カ
ム機構により浮上作用の分だけ浮上時間が短縮され、結
果的に幌30の開閉時間の短縮化が図れることになる。ま
た、この実施例の場合には幌30の浮上機構をリンク機構
とカム機構の組合せで構成しているため全必要浮上寸法
のうちカム機構が負担する浮上寸法(即ち、ガイド溝の
高低差)をリンク機構によりカバーされる部分だけ減少
させることができ、しかも幌30の閉鎖位置においてはリ
ンクは倒した状態とされるため、幌30の閉鎖状態下での
前側移動装置Q及び後側移動装置Rの上下寸法は浮上機
構を単なるカム機構のみで構成する場合よりも小さく抑
えることができる。このことは、車高を一定とした場合
には乗員上方のヘッドクリアランスを大きくとれるとい
うことであり、車室スペースの拡大という点において好
適である。
動装置Rにおける浮上機構を、4節リンク機構と各リン
クに設けたガイド溝とこれに係合する係合ピンとからな
るカム機構との組合せによって構成した場合には、例え
ばこれを単なる揺動リンクで構成する場合に比して該カ
ム機構により浮上作用の分だけ浮上時間が短縮され、結
果的に幌30の開閉時間の短縮化が図れることになる。ま
た、この実施例の場合には幌30の浮上機構をリンク機構
とカム機構の組合せで構成しているため全必要浮上寸法
のうちカム機構が負担する浮上寸法(即ち、ガイド溝の
高低差)をリンク機構によりカバーされる部分だけ減少
させることができ、しかも幌30の閉鎖位置においてはリ
ンクは倒した状態とされるため、幌30の閉鎖状態下での
前側移動装置Q及び後側移動装置Rの上下寸法は浮上機
構を単なるカム機構のみで構成する場合よりも小さく抑
えることができる。このことは、車高を一定とした場合
には乗員上方のヘッドクリアランスを大きくとれるとい
うことであり、車室スペースの拡大という点において好
適である。
さらに、この前側移動装置Q及び後側移動装置Rの浮上
操作は上述のように全てケーブル161の押引力によって
行なわれる。この場合、例えば単なるリンク機構で浮上
機構を構成した場合には倒伏状態にあるリンクを引き起
こしたために非常に大きな操作力が必要となるが、この
実施例のようにこれをリンク機構とカム機構との組合せ
で構成した場合にはガイド溝の形状を操作力を有効に利
用できるように設定することにより容易に該操作力の軽
減が図れることになり、装置の小形化という点において
有効である。
操作は上述のように全てケーブル161の押引力によって
行なわれる。この場合、例えば単なるリンク機構で浮上
機構を構成した場合には倒伏状態にあるリンクを引き起
こしたために非常に大きな操作力が必要となるが、この
実施例のようにこれをリンク機構とカム機構との組合せ
で構成した場合にはガイド溝の形状を操作力を有効に利
用できるように設定することにより容易に該操作力の軽
減が図れることになり、装置の小形化という点において
有効である。
第1図は本願発明の実施例に係るキャンバストップ車の
幌に設けられた位置規制装置部分の斜視図、第2図は第
1図の側面図、第3図は第2図の状態変化図、第4図は
幌に備えられる移動装置の分解斜視図、第5図は第4図
の側面図、第6図及び第7図は第5図の状態変化図、第
8図は幌を備えた自動車の要部縦断面、第9図及び第10
図は第8図の状態変化図、第11図は第8図のXI−XI矢視
図、第12図は第11図のXII−XII縦断面図、第13図は第11
図のXIII−XIII縦断面図、第4図は第11図のXIV−XIV縦
断面図、第15図は第11図のXV−XV縦断面図、第16図は第
11図のXVI−XVI縦断面図、第17図は第11図のXVII−XVII
縦断面図、第18図は第11図のXVIII−XVIII縦断面図、第
19図は第11図ののXIX−XIX縦断面図、第20図は第8図の
XX−XX縦断面図、第21図は第8図のXXI−XXI縦断面図、
第22図は第8図のXXII−XXII縦断面図、第23図は車体後
部斜視図、第24図は車体ルーフ部斜視図、第25図は第24
図のXXV矢視図、第26図は揺動機構の全体構成を示す斜
視図、第27図は第26図に示したドライブギヤユニットの
構造説明図、第28図は本発明の実施例に係るキャンバス
トップを備えた自動車の全体斜視図、第29図及び第30図
は第28図の状態変化図、第31図は第30図に示した自動車
の分解斜視図、第32図は第31図に示したキャンバストッ
プアセンブリの分解斜視図である。 1……車体 20……ボード部材 30……幌 30〜33……パネル 34,35……キャンバス 40……ベースフレーム 48……開口部 50……ガイドレール 51……第1レール 52……第2レール 60……ロック機構 61……ストライカブラケット 62……ストライカ 63……ロックブラケット 64,65……ピン 66,67……レバー 68……ガイド溝 69,70……スプリング 71……当接片 72〜76……凸部 80……嵌合機構 81……突起 82……嵌合凹部
幌に設けられた位置規制装置部分の斜視図、第2図は第
1図の側面図、第3図は第2図の状態変化図、第4図は
幌に備えられる移動装置の分解斜視図、第5図は第4図
の側面図、第6図及び第7図は第5図の状態変化図、第
8図は幌を備えた自動車の要部縦断面、第9図及び第10
図は第8図の状態変化図、第11図は第8図のXI−XI矢視
図、第12図は第11図のXII−XII縦断面図、第13図は第11
図のXIII−XIII縦断面図、第4図は第11図のXIV−XIV縦
断面図、第15図は第11図のXV−XV縦断面図、第16図は第
11図のXVI−XVI縦断面図、第17図は第11図のXVII−XVII
縦断面図、第18図は第11図のXVIII−XVIII縦断面図、第
19図は第11図ののXIX−XIX縦断面図、第20図は第8図の
XX−XX縦断面図、第21図は第8図のXXI−XXI縦断面図、
第22図は第8図のXXII−XXII縦断面図、第23図は車体後
部斜視図、第24図は車体ルーフ部斜視図、第25図は第24
図のXXV矢視図、第26図は揺動機構の全体構成を示す斜
視図、第27図は第26図に示したドライブギヤユニットの
構造説明図、第28図は本発明の実施例に係るキャンバス
トップを備えた自動車の全体斜視図、第29図及び第30図
は第28図の状態変化図、第31図は第30図に示した自動車
の分解斜視図、第32図は第31図に示したキャンバストッ
プアセンブリの分解斜視図である。 1……車体 20……ボード部材 30……幌 30〜33……パネル 34,35……キャンバス 40……ベースフレーム 48……開口部 50……ガイドレール 51……第1レール 52……第2レール 60……ロック機構 61……ストライカブラケット 62……ストライカ 63……ロックブラケット 64,65……ピン 66,67……レバー 68……ガイド溝 69,70……スプリング 71……当接片 72〜76……凸部 80……嵌合機構 81……突起 82……嵌合凹部
Claims (4)
- 【請求項1】車体のルーフパネルに形成した開口部を幌
によって開閉自在に覆うようにした自動車において、上
記幌を上記開口部を閉鎖する閉鎖位置と該開口部の一端
側に位置して上記開口部を開放する開放位置の二位置間
において移動可能にガイドする第1ガイド手段と、上記
開放位置にある幌の下方側に配置され且つ該幌を載置さ
せた状態で上記幌の開放位置に対応する格納位置と該格
納位置から離間した移動位置の間で移動可能とされたボ
ード部材と、該ボード部材に設けられ該ボード部材が格
納位置にある時に上記第1ガイド部材の端部に連続し得
る如くされた第2ガイド部材と、上記ボード部材がその
移動位置から格納位置に移動した時に上記第1ガイド手
段と第2ガイド手段との合せ部と略同芯状に合致させる
如く該第1ガイド手段と第2ガイド手段の相対位置を規
制する位置規制手段とが備えていることを特徴とする自
動車のキャンバストップ。 - 【請求項2】位置規制手段が、ボード部材をその移動位
置から格納位置に移動させた時に該ボード部材を車体側
部材に対して固定保持するロック機構で構成されている
請求項1記載の自動車のキャンバストップ。 - 【請求項3】位置規制手段が、幌側部材に設けられる作
動片と、係合部を有し且つ車体側部材に取付けられる係
合部材と、該係合部材の係合部に係止する係止部を有し
且つボード部材に取付けられる係止部材と、上記係止部
材に設けられ上記幌の閉鎖動作時に上記作動片と係合し
て上記係止部を上記係合部材の係合部に係合させ且つそ
の係合状態を保持するロック片と、上記係止部材に設け
られ上記幌の開放動作時に上記係合部材の係合部に対す
る係合状態を解除するロック解除片とを備えている請求
項1記載の自動車のキャンバストップ。 - 【請求項4】位置規制手段が、第1ガイドレールの後端
部に設けられた係止部と、第2ガイドレールの前端部に
設けられボード部材を移動位置から格納位置に設定した
時に上記係止部と係合する係合部とから構成されている
請求項1記載の自動車のキャンバストップ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21896988A JPH06104419B2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 自動車のキャンバストップ |
KR1019890010794A KR930000747B1 (ko) | 1988-07-30 | 1989-07-29 | 자동차의 캔버스톱 |
DE89114128T DE68910038T2 (de) | 1988-07-30 | 1989-07-31 | Flexibler Verdeckmechanismus eines Fahrzeuges. |
US07/386,734 US5018784A (en) | 1988-07-30 | 1989-07-31 | Flexible top apparatus of a vehicle |
EP89114128A EP0353695B1 (en) | 1988-07-30 | 1989-07-31 | Flexible top apparatus of a vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21896988A JPH06104419B2 (ja) | 1988-08-31 | 1988-08-31 | 自動車のキャンバストップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0268220A JPH0268220A (ja) | 1990-03-07 |
JPH06104419B2 true JPH06104419B2 (ja) | 1994-12-21 |
Family
ID=16728197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21896988A Expired - Lifetime JPH06104419B2 (ja) | 1988-07-30 | 1988-08-31 | 自動車のキャンバストップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06104419B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10023844C1 (de) * | 2000-05-16 | 2001-10-31 | Webasto Vehicle Sys Int Gmbh | Öffnungsfähiges Fahrzeugdach |
EP2065238B1 (en) * | 2000-11-09 | 2014-02-26 | Inalfa Roof Systems Group B.V. | Open roof construction for a vehicle, as well as a vehicle having such open roof construction |
DE102011113892B4 (de) | 2011-09-22 | 2019-12-12 | Magna Car Top Systems Gmbh | Verschlusskinematik für ein öffnungsfähiges Faltdach |
-
1988
- 1988-08-31 JP JP21896988A patent/JPH06104419B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0268220A (ja) | 1990-03-07 |
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