JP2003220833A - 車両用ルーフ開閉装置 - Google Patents

車両用ルーフ開閉装置

Info

Publication number
JP2003220833A
JP2003220833A JP2002022546A JP2002022546A JP2003220833A JP 2003220833 A JP2003220833 A JP 2003220833A JP 2002022546 A JP2002022546 A JP 2002022546A JP 2002022546 A JP2002022546 A JP 2002022546A JP 2003220833 A JP2003220833 A JP 2003220833A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
trunk
trunk lid
opening
back window
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002022546A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihisa Kato
晃久 加藤
Kenichiro Hayashi
健一郎 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2002022546A priority Critical patent/JP2003220833A/ja
Publication of JP2003220833A publication Critical patent/JP2003220833A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/08Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of non-sliding type, i.e. movable or removable roofs or panels, e.g. let-down tops or roofs capable of being easily detached or of assuming a collapsed or inoperative position
    • B60J7/12Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of non-sliding type, i.e. movable or removable roofs or panels, e.g. let-down tops or roofs capable of being easily detached or of assuming a collapsed or inoperative position foldable; Tensioning mechanisms therefor, e.g. struts
    • B60J7/14Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of non-sliding type, i.e. movable or removable roofs or panels, e.g. let-down tops or roofs capable of being easily detached or of assuming a collapsed or inoperative position foldable; Tensioning mechanisms therefor, e.g. struts with a plurality of rigid plate-like elements or rigid non plate-like elements, e.g. with non-slidable, but pivotable or foldable movement
    • B60J7/143Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of non-sliding type, i.e. movable or removable roofs or panels, e.g. let-down tops or roofs capable of being easily detached or of assuming a collapsed or inoperative position foldable; Tensioning mechanisms therefor, e.g. struts with a plurality of rigid plate-like elements or rigid non plate-like elements, e.g. with non-slidable, but pivotable or foldable movement for covering the passenger compartment
    • B60J7/146Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of non-sliding type, i.e. movable or removable roofs or panels, e.g. let-down tops or roofs capable of being easily detached or of assuming a collapsed or inoperative position foldable; Tensioning mechanisms therefor, e.g. struts with a plurality of rigid plate-like elements or rigid non plate-like elements, e.g. with non-slidable, but pivotable or foldable movement for covering the passenger compartment all elements being folded in same orientation and stacked fashion
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/20Vehicle storage compartments for roof parts or for collapsible flexible tops
    • B60J7/205Vehicle storage compartments for roof parts or for collapsible flexible tops where the boot lid opens in rearward direction to receive the roof and in forward direction to receive luggage

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンバーチブル車のルーフパネル及びトラン
クリッド等を移動させる機構を小型化した車両用ルーフ
開閉装置の提供。 【解決手段】 連結機構8は、連結機構8をトランクリ
ッド6と車体5の両方に係止する両側係止状態と、連結
機構8をトランクリッド6と係止し車体5とは離脱可能
とする上側係止状態と、連結機構8をトランクリッド6
と離脱可能にし車体5とは係止される下側係止状態の内
何れか1つの係止状態となる選択連結手段81を備え、
ルーフパネル2とバックウィンドウ3をトランク60内
部への格納またはトランク60からの引き出しされるよ
うに移動するとき、選択連結手段81を下側係止状態と
しトランクリッドの前端部の開放し、且つバックウィン
ドウ3とトランクリッド6を連結して作動するように構
成した移動機構8を備えることを特徴とする車両用ルー
フ開閉装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンバーチブル車両
用ルーフ開閉装置装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置として特開平8−2
44465に記載されているものがある。この装置では
ルーフを支持するルーフリンク機構とトランクリッドを
支持するラゲージリンク機構はそれぞれ駆動装置を備
え、独立した作動をして、コンバーチブル車のルーフの
全開口時にはルーフはトランク内に格納される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、独立して作動
するルーフリンク機構とラゲージリンク機構はそれぞれ
高い剛性が必要で、そのため機構自体が大型化して重量
が増加し、製造コストも高くなっていた。また、ラゲー
ジリンク機構を収容するトランク内に占める容積も増加
して、トランク内の荷室空間が狭くなっていた。
【0004】本発明の課題はコンバーチブル車のルーフ
パネル及びトランクリッド等を移動させる機構を小型化
した車両用ルーフ開閉装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するために講じた第1の技術的手段は請求項1に示す
ように、車両の車体上方に装着されるルーフパネルと、
前記車両において該ルーフパネルの後方側に配置される
バックウィンドウと、前記ルーフパネルを前記車両の後
方に移動させて前記バックウィンドウと重ねて、さらに
前記車両の後方に配置され開口部を備えるトランクの内
部へ前記ルーフパネルと前記バックウィンドウを移動さ
せ格納を可能にする移動機構と、前記ルーフパネルと前
記バックウィンドウの前記トランクの内部への格納また
は前記トランクからの引き出しと連動し、前記開口部に
配設されたトランクリッドの前端部の開閉を可能とする
連結機構を備える車両用ルーフ開閉装置において、前記
連結機構は、前記連結機構を前記トランクリッドと前記
車体の両方に係止する両側係止状態と、前記連結機構を
前記トランクリッドと係止し前記車体とは離脱可能とす
る上側係止状態と、前記連結機構を前記トランクリッド
と離脱可能にし前記車体とは係止される下側係止状態の
内何れか1つの係止状態となる選択連結手段を備え、前
記ルーフパネルと前記バックウィンドウを前記トランク
内部への格納または前記トランクからの引き出しされる
ように移動するとき、前記選択連結手段を下側係止状態
としトランクリッドの前端部の開放し、且つ前記バック
ウィンドウと前記トランクリッドを連結して作動するよ
うに構成した前記移動機構を備えるようにしたことであ
る。
【0006】上記の構成によれば、ルーフパネルとバッ
クウィンドウがトランクに格納またはトランクから引き
出されるように移動する際、ルーフパネルとバックウィ
ンドウはトランクリッドと連結されている。このため
に、移動機構は小型で剛性が高く確保され安定した作動
が得られる。
【0007】また、本発明で講じた第2の技術的手段は
第1の手段に加えて、前記選択連結手段は前記トランク
リッドに固定される第1係止部と前記車体に固定される
第2係止部と係合する係合溝を有するカムを備え、該各
係止溝に前記第1係止部及び第2係止部との離脱を可能
とする係合溝開口部を設けて形成するようにしたことで
ある。
【0008】上記の手段によって、トランクリッド、ル
ーフパネル及びバックウィンドウを車体に係止または離
脱可能とする選択連結手段が単純な機構で達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態である車両用
ルーフ開閉装置10の構成を添付した図1及び2に基づ
いて以下に説明する。
【0010】図1は、本発明に関る車両用ルーフ開閉装
置10を備える車両1の側面図である。図1に示される
ように、車両1の客室1aの上方にはルーフパネル2が
装着される。ルーフパネル2の車両1の後方(図1の右
方、以下、車両後方)側にはバックウィンドウ3、ルー
フパネル2の車両1の前方(図1の左方、以下、車両前
方)側にフロントウィンドウ4がある。フロントウィン
ドウ4は車体5に固定されており、バックウィンドウ3
とルーフパネル2は、後述するように車両用ルーフ開閉
装置10によって図1に示す位置から車両後方へ移動す
ることができる構成となっている。これによって、バッ
クウィンドウ3とルーフパネル2をトランクリッド6が
覆うトランク60内へ格納して、図5に示すように車両
1の車室1aを外気に開放した状態にできる構成になっ
ている。
【0011】図1に示すように、車両用ルーフ開閉装置
10はルーフパネル2とバックウィンドウ3を移動させ
る移動機構20を備え、移動機構20はバックウィンド
ウ3を車両1の幅方向(図1の紙面に垂直方向、以下、
車幅方向)両側で車体5に支持する2組のリンク31
a、31bを有している。
【0012】リンク31a、31bの各上端部は枢軸3
2a、32bによりバックウィンドウ3に対し回転可能
に結合され、各下端部は枢軸33a、33bにより車体
5に対し回転可能に結合されている。枢軸33aは減速
機構34を介してモータ35に連結され正転又は逆転が
可能となっている。さらに、リンク31aは枢軸33a
と一体的に回動するよう互いに固定されているため、モ
ータ35の枢軸33aの駆動により、リンク31aは車
両前方側または車両後方側へ回動する。リンク31bは
リンク31aと共にバックウィンドウ3を支持するよう
に回転可能に結合されている。このため、バックウィン
ドウ3はリンク31bとリンク31aによって所定の姿
勢を保持されて移動可能となっている。
【0013】図1に示すように、ルーフパネル2の車両
前方側端部とフロントウィンドウ4の車両後方側端部は
互いに当接するようになっている。これらの間には図示
しないゴムシールが配設され、ルーフパネル2とフロン
トウィンドウ4の間の水密性が確保されている。
【0014】バックウィンドウ3の車両前方側端部には
車両前方へ突き出すブラケット37が固定されている。
ブラケット37はその先端部で枢軸23回転支持してい
る。枢軸23にはリンク22が一体的に結合されてい
る。バックウィンドウ3の前方端部に配設されてモータ
28と図示しない減速機構によって、枢軸23を回転軸
としてリンク22が図1の時計回り方向または反時計回
り方向に回転する構成となっている。また、リンク22
の車両前方側端はピン21よってルーフパネル2にピン
21を軸として回転自在に固定されている。
【0015】車幅方向の両側でバックウィンドウ3の枠
内側には一対の案内部36が固定されている。左右の案
内部36はバックウィンドウ3の枠の内側に沿って車両
前方端部から後方端部へ延びる平行な2本のレールから
構成される。案内部36のレールの内側にはシュー26
が摺動可能に配設され、シュー26とスライダ25は回
転可能に連結されている。従ってスライダ25はシュー
26を介して案内部36に対し摺動可能に、且つ回転自
在に連結される構成となっている。
【0016】バックウィンドウ3の車両後方側端部には
車幅方向両側において一対の、先端が車両後方へ延びた
略L字形のリンクアーム38が固定されている。リンク
アーム38の後方先端部には車幅方向外側に突出した係
合部39が形成されている。
【0017】トランクリッド6の内側で車幅方向の両側
に車両前方端部から後方端部に平行に延びるレールを有
する案内部61が固定されている。係合部39は案内部
61の内側と摺動し移動可能となっている。そして、案
内部61の車両前方端及び後方端の下側のレールには開
口部62、63が形成されている。図1に示すように、
リンクアーム38の係合部39は、開口部62の位置に
あるとき、開口部62を通り案内部61への出入りが可
能となっている。同様に係合部39が開口部63の位置
に移動したときは、開口部63からの案内部61に対す
る出入りが可能となっている。この構成によって図1お
よび図3に示されるように、バックウィンドウ3が後方
に移動していない位置でが、係合部39が開口部62の
位置にあって、トランクリッド6は開くとき係合部39
によって拘束されない。また図5に示すようにバックウ
ィンドウ3がトランク60内に格納されたとき係合部3
9は開口部63の位置にあって、このときもトランクリ
ッド6は案内部61から分離できる構成となっている。
【0018】また、トランクリッド6の内側の車両前方
側端部には車幅方向両側に一対の第1係止部64が固定
されている。棒状の部材を屈曲しU字形状に形成した第
1係止部64が図1の下方向に突き出して取り付けられ
ている。第1係止部64のU字形状の下端部には、図8
乃至10に示すように、係合部64aが形成されてい
る。係合部64aは後述する選択連結機構8と係合する
ようになっている。
【0019】カム81を挟んで第1係止部64の反対側
で、車体5に第2係止部65が固定されている。第2係
止部65は図1の上方向に突設された逆U字形状の部材
で、先端部には車幅方向に延びる係合部65aが形成さ
れている。係合部65aは係合部64aと同様に、後述
する選択連結機構8と係合可能になっている。
【0020】さらに図1、図11a、図11b及び図1
2に示すように、トランクリッド6の車両後方端の車幅
方向中央にはストライカ66が固定されている。ストラ
イカ66は下方側へ突き出し、トランク60の開口部の
後方側縁部で車体5のロアバックパネルに取り付けられ
るリヤロック機構91に係止可能となっている。これに
よって、トランクリッド6の車両後方側端部をトランク
60の開口部に係止できる構成となっている。さらに図
12に示すように、トランクリッド6の車両後方端の車
幅方向両側に一対の平板形状のブラケット67が下方に
延びるように固定して取り付けられている。
【0021】また、トランク60の内側(図1の下側)
でトランクリッド6の前方に、トランクリッド6を開閉
可能に車体5に支持連結するためのピボットリンク7
(回転支持部材)が配設されている。ピボットリンク7
はトランクリッド6の車幅方向両側に一対配設され、そ
れぞれのピボットリンク7の車両前方側端部は車体5に
設けられた一対のブラケットにピン71を回転軸として
回転自在に固定されている。一方、それぞれのピボット
リンク7の車両後方側端にはダンパ72の一端が回転可
能に固定されている。また、ダンパ72の他端はトラン
ク60内の所定位置に回転可能に固定されている。ダン
パ72は既知の高圧ガスが封入され、その軸方向に伸び
るように作用力を及ぼすことができる装置である。ダン
パ72はトランクリッド6を開ける際に、ピボットリン
ク7の後端に付勢力を及ぼし、トランクリッド6を開け
る方向に補助する構成になっている。
【0022】さらに図1に示されるように、各ピボット
リンク7の車両後方側端部の車幅方向内側には選択連結
機構8が取り付けられている。選択連結機構8は車両の
幅方向に水平の回転軸を有する円板状のカム81と、カ
ム81を回転駆動するカム駆動モータ82及び減速機構
83を備える。
【0023】図9にカム81を拡大して示す。回転軸と
直角のカム81の側面上には2本の係合溝81a、81
bが形成されている。図8に示されるように、係合溝8
1aと係合溝81bは回転中心81cを通る線81dに
関して対称形状である。各係合溝81a、81bはカム
81の外周に開口端部81e、81fを有し、開口端部
81e、81fから周方向に沿って半周弱の角度で徐々
に回転中心81cに近づく形状に形成されている。
【0024】カム81の回転位置に応じて、係合溝81
aは開口部81eで第1係止部64先端の係合部64a
を受け入れ、また係合溝81bは開口部81fで第2係
止部65先端の係合部65aを受け入れることができる
構成となっている。そしてカム81が回転することで各
係合部64a、65aは係合溝81a、81f内を摺動
する。
【0025】図8に示すように、係合溝81a、81b
のほぼ中央部に各係合部64a、65aが位置するとき
のカム81の状態を両側係止状態とする。この状態から
カム81が図9に示すように時計回りの回転すると、係
合部65aはカム81の回転中心81c方向に引き寄せ
られ、一方係合部64aは開口端部81eの位置に来
る。この状態を下側係止状態とする。また、図10に示
すように両側係止状態からカム81が反時計回りの回転
すると、係合部64aが回転中心81c方向に引き寄せ
られ、係合部65aは開口端部81fの位置に来るよう
になっている。この状態を上側係止状態とする。このよ
うに、両側係止状態からカム81を回転させることによ
って上側または下側係止状態となって、各係合部64
a、65aのいずれか一方が選択的にカム81から離脱
できるようになる構成である。
【0026】各係合部64a、65aは係合溝81a、
81bと係合して、図8、図9、図10に点線部で示され
る位置から実線の位置に引き寄せられる。これによっ
て、トランクリッド6がトランク60開口部を閉じた状
態で、トランク60開口部に設けられたシール部材(図
示せず)をトランクリッド6で圧縮されて、水密性が確
保されるようになっている。
【0027】なお、カム81上の係合溝81a、81b
は突起部とし、各係合部64a、65aを開口部を備え
た係合溝として構成してもよい。
【0028】更に図1に示されるように、トランク60
開口部の車両後方側縁部でトランクリッド6の車両後方
側端部と、車体5のロアバックパネルとの間には連結係
止機構9が配設されている。図11(a)は図1の連結
係止機構9を拡大して示す側面図であり、図12は図1
のA視図である。図12に示されるように、連結係止機
構9はトランクリッド6に固定されたストライカ66と
係合可能なリヤロック機構91と、連結リンク機構92
を有している。さらに連結リンク機構92は、アッパベ
ース92aと、アッパベース92aと、車体5に固定さ
れるアンダベース92dと、アッパベース92aとアン
ダベース92dとを連結するリンク92b、92cによ
って構成されている。リンク92b及びリンク92cに
対しても回転可能に連結されている。アッパベース92
aにはスタビライザ93が固定され、スタビライザ93
はトランクリッド6に固定されたブラケット67を前後
方向で挟む隙間を備えている。
【0029】リヤロック機構91はラッチ(図示せず)
を備え、トランクリッド6に固定されたストライカ66
と係止または係止解除するように作動する。さらにリヤ
ロック機構91の係止状態を保持することによってトラ
ンクリッド6を施錠可能とする。リヤロック機構91は
連結リンク機構92のアッパベース92aに固定されて
いる。図1及び図12に示すように、トランクリッド6
のストライカ66をリヤロック機構91が係止している
時、スタビライザ93はトランクリッド6のブラケット
67と係合し、ストライカ66がリヤロック機構91か
ら解放される時はブラケット67との係合は解除される
ようになっている。アッパベース92aとアンダベース
92dに対して、リンク92b、92cは回転可能に連
結され、いわゆる4節リンク機構を形成し、アンダベー
ス92dに対してはアッパベース92aを所定の姿勢で
上下方向に移動可能とする構成である。そして、トラン
クリッド6の車両前方側端部が上方へ移動する際、トラ
ンクリッド6の車両後方側端部は連結リンク機構92に
よって持ち上げられ、トランクリッド6の後端と車体5
が接触しないようになっている。
【0030】本発明の実施形態である車両用ルーフ開閉
装置10の作動について、以下に図2乃至10に基づき
説明する。モータの作動タイミング及び駆動量、駆動ス
ピード等は図示しないコントローラにより制御される。
【0031】まず、図2に示すように、移動機構20が
作動させ、ルーフパネル2を後方にバックウィンドウ3
と重なるよう移動させる。このときモータ28は枢軸2
3を駆動しリンク22が図2の時計回り方向に回転させ
る。これに伴い、案内部36内を摺動するシュー26と
連結するスライダ25に導かれてルーフパネル2は車両
後方側へ移動し、図3に示されるルーフパネル2とバッ
クウィンドウ3が重なった状態になる。
【0032】次に、図4に示す作動に移行する。この作
動に際して、選択連結機構8のカム駆動モータ82に駆
動されてカム81は図8の時計回り方向に回転し、図9
及び図4に示す位置になる。そして、カム81の係合溝
81aの開口端部81eはトランクリッド6の第1係止
部64aを離脱できる位置になる。
【0033】モータ35の作動により枢軸33aが駆動
され、リンク31aが図4の時計回り方向に回転する。
リンク31aと共にリンク31bも時計回り方向へ回転
し、リンク31a、31bで支持されるバックウィンド
ウ3はルーフパネル2と重なった状態でさらに後方に移
動する。同時に、バックウィンドウ3の車両後方側端部
に固定されたリンクアーム38の係合部39が開口部6
2から開口部63へ向かって案内部61上を摺動する。
開口部62から開口部63間の案内部61を係合部39
が移動することによって、トランクリッド6は、後部で
その車両前方が向かって開くように作動する。(以下、
トランクリッド6の前開き作動と呼ぶ。)トランクリッ
ド6が前開き作動する時、連結係止機構9はトランクリ
ッド6の車両後方側端部を係止しつつ車体5から上方に
持ち上げ、トランクリッド6が車体5に対し図4の時計
回り方向に回転支持するように作動する。
【0034】案内部61上を摺動するリンクアーム38
の係合部39が開口部62から開口部63の間の中間位
置を過ぎるとトランクリッド6の前開き作動は終了す
る。そして、トランクリッド6は自重とバックウィンド
ウ3の下降に伴うリンクアーム38の下方への引きによ
り、トランクリッド6は閉じ、係止部64aは開口端部
81e内に収容される。車両用ルーフ開閉装置10は図
5に示すようにルーフパネル2及びバックウィンドウ3
をトランク60内に収納しトランクリッド6を閉じた状
態(以下、全閉状態と呼ぶ。)となる。
【0035】この作動の経過から明らかなようにトラン
クリッド6とバックウィンドウ3はトランク60への格
納またはトランク60からの引き出しのとき、互いに連
結支持された状態で作動するために、車両用ルーフ開閉
装置10のリンク機構等の構成部材は小型に構成しても
剛性が確保される。またこの移動は一つのモータ28は
駆動され構成も簡単になる。
【0036】次に、リヤロック機構91をストライカ6
6から解除して、トランクリッド6の後方側端部を持ち
上げて、トランクリッド6を車両後方側へ開く作動(以
下、トランクリッド6の後ろ開き作動と呼ぶ。)につい
て以下に説明する。この作動はトランク60内へ荷物を
出し入れする際の作動である。
【0037】まず、図6に示すように、ルーフパネル2
及びバックウィンドウ3が客室1aの上方及び後方に位
置するときのトランクリッド6の後ろ開き作動について
説明する。選択連結機構8は、カム駆動モータ82の駆
動により、カム81を図8の位置から反時計回り方向に
回転させ図10の位置にする。これにより第2係止部6
5はカム81から離脱可能となり、第1係止部64と選
択連結機構8との係合は維持される。このとき、トラン
クリッド6は選択連結機構8によってピボットリンク7
に係止されているために、トランクリッド6はダンパ7
2の付勢によりピン71を回転軸として図1の反時計回
り方向に回転し、図6に示す後ろ開き作動をする。
【0038】次に、図7に示すようにルーフパネル2及
びバックウィンドウ3がトランク60内に収納されてい
る状態では、上記したルーフパネル2及びバックウィン
ドウ3が客室1aの上方及び後方に位置するときと同様
に、選択連結機構8は作動する。そして、バックウィン
ドウ3に固定されたリンクアーム38の係合部39は、
トランクリッド6に固定された案内部61の開口部63
を通って離脱し、トランクリッド6の後ろ開き作動がで
きる。
【0039】
【発明の効果】上記構成および作動から明らかなよう
に、ルーフパネルおよびバックウインドウを支持する機
構とトランクリッドを支持するリンク機構をそれぞれ連
結して作動するようにしたことによって、本発明の課題
とするコンバーチブル車の小型化のルーフ開閉装置が提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である車両用ルーフ開閉装置
においてルーフパネル及びバックウィンドウが車両客室
の上方及び後方にセットされた状態を示す側面図であ
る。
【図2】ルーフパネルが開かれた状態を示す側面図であ
る。
【図3】ルーフパネルがバックウィンドウに重ねられた
状態を示す側面図である。
【図4】バックウィンドウに連動してトランクリッドが
開かれ、ルーフパネル及びバックウィンドウがトランク
内内へ移動している状態を示す側面図である。
【図5】ルーフパネル及びバックウィンドウがトランク
内内に収納されている状態を示す側面図である。
【図6】ルーフパネル及びバックウィンドウが車両客室
の上方及び後方にセットされた状態においてトランクリ
ッドが開けられた状態を示す側面図である。
【図7】ルーフパネル及びバックウィンドウがトランク
内内に収納されている状態においてトランクリッドが開
けられた状態を示す側面図である。
【図8】本発明の実施形態である車両用ルーフ開閉装置
の係止機構であるカムのトランクリッドがバックウィン
ドウに連動して開く際の作動を示す拡大図である。
【図9】トランクリッドが閉じられた際のカムの作動を
示す拡大図である。
【図10】トランク内への荷物等の出し入れのためにト
ランクリッドが開けられる際のカムの作動を示す拡大図
である。
【図11】図11(a)は図1の連結係止機構9を拡大
した側面図、図11(b)はトランクリッド6の車両前
方側端部を上方へ移動させる作動をした際の連結係止機
構9の側面図である。
【図12】図1の連結係止機構9のA視図である。
【符号の説明】
2 ルーフパネル 3 バックウィンドウ 5 車体 6 トランクリッド 8 連結機構 10 車両用ルーフ開閉装置 20 移動機構 60 トランク 64 第1係止部 65 第2係止部 81 選択連結手段(カム) 81a 第1係合溝 81b 第2係合溝 81c、81f 係合溝開口部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の車体上方に装着されるルーフパネ
    ルと、 前記車両において該ルーフパネルの後方側に配置される
    バックウィンドウと、 前記ルーフパネルを前記車両の後方に移動させて前記バ
    ックウィンドウと重ねて、さらに前記車両の後方に配置
    され開口部を備えるトランクの内部へ前記ルーフパネル
    と前記バックウィンドウを移動させ格納を可能にする移
    動機構と、 前記ルーフパネルと前記バックウィンドウの前記トラン
    クの内部への格納または前記トランクからの引き出しと
    連動し、前記開口部に配設されたトランクリッドの前端
    部の開閉を可能とする連結機構を備える車両用ルーフ開
    閉装置において、 前記連結機構は、前記連結機構を前記トランクリッドと
    前記車体の両方に係止する両側係止状態と、前記連結機
    構を前記トランクリッドと係止し前記車体とは離脱可能
    とする上側係止状態と、前記連結機構を前記トランクリ
    ッドと離脱可能にし前記車体とは係止される下側係止状
    態の内何れか1つの係止状態となる選択連結手段を備
    え、前記ルーフパネルと前記バックウィンドウを前記ト
    ランク内部への格納または前記トランクからの引き出し
    されるように移動するとき、前記選択連結手段を下側係
    止状態としトランクリッドの前端部の開放し、且つ前記
    バックウィンドウと前記トランクリッドを連結して作動
    するように構成した前記移動機構を備えることを特徴と
    する車両用ルーフ開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記選択連結手段は前記トランクリッド
    に固定される第1係止部と係合する第1係止溝と、前記
    車体に固定される第2係止部と係合する第2係合溝を有
    するカムを備え、前記第1および第2係止溝には前記第
    1係止部及び第2係止部との離脱を可能とする係合溝開
    口部をそれぞれ設けて形成することを特徴とする、請求
    項1に記載の車両用ルーフ開閉装置。
JP2002022546A 2002-01-30 2002-01-30 車両用ルーフ開閉装置 Pending JP2003220833A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002022546A JP2003220833A (ja) 2002-01-30 2002-01-30 車両用ルーフ開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002022546A JP2003220833A (ja) 2002-01-30 2002-01-30 車両用ルーフ開閉装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003220833A true JP2003220833A (ja) 2003-08-05

Family

ID=27745510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002022546A Pending JP2003220833A (ja) 2002-01-30 2002-01-30 車両用ルーフ開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003220833A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2900371A1 (fr) * 2006-04-27 2007-11-02 Peugeot Citroen Automobiles Sa Vehicule a toit escamotable
EP2168799A3 (en) * 2008-09-25 2011-11-30 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Roof operating device
JP2016117462A (ja) * 2014-12-24 2016-06-30 マツダ株式会社 自動車のデッキカバー支持構造

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2900371A1 (fr) * 2006-04-27 2007-11-02 Peugeot Citroen Automobiles Sa Vehicule a toit escamotable
EP2168799A3 (en) * 2008-09-25 2011-11-30 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Roof operating device
US8152217B2 (en) 2008-09-25 2012-04-10 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Roof operating device
JP2016117462A (ja) * 2014-12-24 2016-06-30 マツダ株式会社 自動車のデッキカバー支持構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6260916B1 (en) Vehicle body panel and window system
US7334833B2 (en) Tailgate assembly
JP4281163B2 (ja) 車両の後部開閉体構造
JP3885607B2 (ja) 車両のルーフ構造
JP2001105877A (ja) キャブリオレ用折畳みトップ
JP2002021394A (ja) 車両のコンバーチブルトップ
JPH02171324A (ja) 自動車のキャンバストップ制御装置
JP4790897B2 (ja) 車両ルーフ
JP2007076639A (ja) 収納ボックス内に格納可能な車両トップを備えたカブリオレ車両
JP3649137B2 (ja) リトラクタブルルーフの保持機構
JP5245610B2 (ja) パネル移動装置
JP4743567B2 (ja) 格納スペース内に移送可能なサイドメンバを備えた車両ルーフ構造体
JP2003220833A (ja) 車両用ルーフ開閉装置
JPH02249722A (ja) 自動車のルーフ開閉体制御装置
JP3855819B2 (ja) ルーフ開閉装置
JP2003165339A (ja) ルーフ自動開閉装置
JP2003246221A (ja) 車両用ルーフ開閉装置
JPH0322336B2 (ja)
JP4423652B2 (ja) ロック装置
JPH0268220A (ja) 自動車のキャンバストップ
JP2002002298A (ja) 車両用ルーフ装置
JP2021130317A (ja) 車両のスライドドア装置
JP3101152U (ja) 貨物自動車用荷箱の開閉扉
JP3927025B2 (ja) ルーフ格納構造
JPH0642259A (ja) 自動車のトランクリッド開閉装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060919

A977 Report on retrieval

Effective date: 20060925

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A02 Decision of refusal

Effective date: 20070227

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02