JP4905750B2 - 開放可能な車両ルーフ - Google Patents

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  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可動の前側のルーフ要素を備え、このルーフ要素がルーフサイドメンバに摺動可能に支承され、かつルーフ閉鎖位置でフロントガラスフレーム等に結合可能である、開放可能な車両ルーフに関する。
【0002】
【従来の技術】
ヨーロッパ特許出願公開第0755815号公報により、車両用折畳みルーフが知られている。この折畳みルーフは固定ルーフ面に形成されたルーフ開口を選択的に閉鎖または少なくとも部分開放するために、折畳み可能なトップを備えている。前側の端部幌枠の形をしたこのトップの前側端部は、ルーフ先端部を形成している。このルーフ先端部は車両縦方向に延びる案内レールに沿って調節可能に案内され、ルーフの閉鎖位置でその前側エッジがルーフ固定の相手方支持部材に押し付け可能である。案内レールに沿ってそれぞれ、駆動ケーブルに固定連結れたキャリッジが案内されている。このキャリッジは揺動レバーを介してルーフ先端部の前側端部に連結されている。揺動レバーは閉鎖位置近くの、開放位置と中間位置の間の調節範囲内で並進運動を行い、中間位置と閉鎖位置の間の範囲で並進運動と回転運動を組み合わせた運動を行うように、案内レールの案内軌道に沿って案内されている。揺動レバーの回転によって、後側端部がキャリッジに載り前側エッジが立ち上がったルーフ先端部の前側端部が下降し、並進運動と回転運動の組み合わせ運動によって、大きな力でルーフフレームの接触面またはフレームシールに押し付けられる。揺動レバーは一方では案内軌道に係合することによって、ルーフ先端部の前側エッジの外側への押出し運動または下降運動を制御し、他方ではルーフ先端部の前側エッジを押圧するために力をルーフ先端部に加える。この組み合わせ機構の場合、ルーフ先端部の前側エッジがトップの開放時に直ちにほとんど垂直に持上げられて外側に押し出されるので、ルーフ先端部の前側エッジ内に走行風が入るという欠点がある。更に、持上げられた前側エッジは外観を損なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、前側のルーフ要素の開閉運動時の改善された運動機構を、フロントガラスフレームの近くに備えている、冒頭に述べた開放可能な車両ルーフを提供することである。
【0004】
本発明の他の課題は、ルーフ要素と中間幌枠に移動時に改善された運動が保証されるように、ルーフサイドメンバ上に摺動可能に支承された少なくとも1個の中間部材を備えた冒頭に述べた開放可能な車両ルーフを改良することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
最初に述べた課題は冒頭に述べた開放可能な車両ルーフにおいて本発明に従い、ルーフ要素がフロントガラスフレームからの開放運動時またはフロントガラスフレーム上への閉鎖運動時に、ルーフサイドメンバの案内レールに支承された案内装置によって、ルーフ要素の前側エッジをルーフパネルの外面に対してほぼ接線方向に動かすように案内されていることによって解決される。前側のルーフ要素の前側エッジはルーフ閉鎖時のそのほぼ接線方向の運動によって後側からフロントガラスフレーム、特にフロントガラスフレームシールに押し付けられる。この場合、前側エッジはルーフの輪郭までまたはルーフの輪郭近くまで移動し、それによって走行風が入る突出部を形成しない。ほぼ接線方向の運動とは、ルーフパネルの外面に対して比較的に小さな傾斜を有する運動であると理解される。このような運動時に、ルーフ要素の前側エッジは常にその後側エッジよりも下方に保たれている。従って、案内装置によって実現可能なこの運動は、冒頭に述べた技術水準による、後側の揺動軸の回りのルーフ要素の前側エッジの上向き揺動運動と基本的に異なっている。フロントガラスフレームの代わりに、車体またはフロントガラスの横方向エッジに設けられたすべての横方向部材を設けることができる。この横方向部材はルーフ要素を密封装着するために適している。この場合、この横方向部材には好ましくはシールが取付けられている。
【0006】
本発明の有利な実施形が従属請求項に記載されている。
【0007】
好ましくは、案内装置が更に開放運動を行う際に、前側のルーフ要素の後側エッジを前側エッジに対して持ち上げる。これにより、ルーフ要素は横軸回りにスポイラー状に傾斜する。ルーフ要素を後方に向けて更に並進運動させる間、ルーフ要素はその傾斜姿勢で少なくとも部分的にその次に摺動可能なルーフ要素、例えば中間幌枠上まで移動させられ、この中間幌枠と共にコンパクトな配置構造で後側の格納位置に移動させられる。ルーフ要素を起こす際に同時に、前側エッジがルーフサイドメンバの外側に沿って延びるシールフランジから或る距離だけ持上げられるので、ルーフ要素のそれ以降の摺動運動のための隙間スペースが形成される。
【0008】
例えばルーフ開口を選択的に閉鎖または少なくとも部分開放するためにスライドルーフまたは層板ルーフを備えた開放可能な固定ルーフの場合、ルーフ要素の前側エッジの運動の制御は案内レールに対してほぼ平行な運動軌道に沿って行われる。例えばキャブリオレの折畳みルーフの場合のような他のルーフ形状の場合、有利な実施形に従って、ルーフの湾曲およびルーフサイドメンバの形状に対応して、ルーフパネルの外面に対してほぼ接線方向のまたは或る角度をなす、ルーフ要素の前側エッジの運動は、案内レールに対して非平行に行われる。
【0009】
好ましい実施形では、案内装置がそれぞれ四リンク機構を備え、この四リンク機構によって、ルーフ要素がキャリッジに揺動可能に支承され、このキャリッジが駆動装置によって縦方向に移動可能に案内レールに支承され、四リンク機構の制御レバーが、キャリッジの縦方向摺動中に制御アームに係合してルーフ要素を揺動させる。四リンク機構は各々のルーフ形状に適合し、所定の運動に合わせて設計される。四リンク機構は簡単で頑丈に形成され、高い信頼性を有する。
【0010】
制御アームがルーフサイドメンバに設けられ、特に案内レールに形成されていると合目的である。
【0011】
本発明による課題は更に、ルーフ要素が案内装置によってルーフサイドメンバの案内レールに支承され、案内装置がそれぞれ四リンク機構を備え、この四リンク機構によってルーフ要素が案内レール上で摺動可能なキャリッジに移動可能に支承され、四リンク機構の制御レバーが案内レールに対するキャリッジの位置に依存して、特にフロントガラスフレームからの開放運動時またはフロントガラスフレーム上への閉鎖運動時に四リンク機構とルーフ要素の運動を制御する。四リンク機構はフロントガラスフレームの近くにおいてルーフ要素の異なる運動、例えばフロントガラスフレームの範囲におけるルーフパネルの外面に対してほぼ接線方向の前側ルーフ要素の初期運動を可能にする。他方では、ルーフ要素のスポイラー状の起こしも可能である。
【0012】
本発明の有利な実施形では、前側のルーフ要素をフロントガラスフレームに固定するために支持装置が設けられ、この支持装置がフロントガラスフレームとルーフ要素に設けられた少なくとも1つの支持ユニットを備え、この支持ユニットがルーフ要素の運動方向に突出する細長い支持部分と、付設の支持部分収容部を備えている。支持装置はフロントガラスフレーム上の前側ルーフ要素の閉鎖位置で、ルーフサイドメンバにおけるルーフ要素の外側支承部の間に前側ルーフ要素を垂直に位置決めする。少なくとも1個の支持ユニットは好ましくはフロントガラスフレームまたはルーフ要素の中央範囲内に配置されている。それによって、支持ユニットはルーフ要素に作用する風の力やシール力をフロントガラスフレームの支持部分に直角に伝達することができる。従って、風の負荷またはシール力はフロントガラスフレームに直接加えられる。
【0013】
支持装置は可動の要素を備えていない、簡単に構成された付加的な静止支持部形成している。この支持部によって、前側ルーフ要素は許容誤差の小さな軽量構造で形成可能である。ルーフ要素の或る程度の可撓性が許容される。というのは、ルーフ要素が支持装置によっておよび閉鎖力によってフロントガラスフレームと一直線に並ぶ正しい形状にもたらされるからである。従って、支持部によって、製作誤差の補正が行われる。複数の支持ユニットを使用するときには、フロントガラスフレームに対する最適な適合が達成可能である。
【0014】
好ましくは、突出する支持部分がフロントガラスフレームに設けられ、支持部分収容部がルーフ先端部に設けられている。突出する支持部分による負傷の危険を無くすために、保護ビードが支持部分に隣接して車両内側に設けられていると有利である。保護ビードは支持部分を充分に被覆し、特に大きな丸みを有するように形成されている。この丸みは乗員の衝突時に負傷を回避する。突出する支持部分がフロントガラスフレームに設けられた支持舌片またはピンであると有利である。
【0015】
2番目に述べた課題は、中間幌枠がルーフの閉鎖位置でそれぞれのルーフサイドメンバの案内レールに固定され、前側のルーフ要素がその開放運動時に中間幌枠の固定を解除して中間幌枠を後側の位置に連行し、前側のルーフ要素が案内レールに可動に支承された駆動部材によって動かされ、この駆動部材が連結と連結解除を制御する。ルーフの成形部分とルーフ要素および中間幌枠の固定と運動を強制制御することにより、折畳みルーフの折畳みを制御することができるので、折畳みルーフの大きな布面が張られないで、折畳みルーフが風によってばたつくことがなくなる。
【0016】
中間幌枠の支承装置は好ましくはロック装置を備え、このロック装置により、中間幌枠が駆動部材を制御することによって案内レールに固定可能であるかまたは案内レールから解錠した後で前側のルーフに固定可能である。
【0017】
ロック装置はばねで付勢された止め要素を有する鎖錠部材機構である。この止め要素は特に駆動部分によって操作可能であり、案内レールによって中間幌枠の解錠を制御する。
【0018】
本発明による車両ルーフの前側のルーフ要素は、折畳みルーフ、特にキャブリオレのコンバーチブルトップの折畳みルーフのルーフ先端部、層板ルーフ要素またはスライドルーフのカバーである。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、図を参照してコンバーチブルトップの実施の形態を例示的に詳しく説明する。
【0020】
キャブリオレ(コンバーチブル)型車両のコンバーチブルトップはルーフ先端部12、少なくとも1個の中間幌枠13および主幌枠5を有する折畳みルーフ1を備えている。折畳みトップ布(図示していない)はルーフ先端部12、中間幌枠13および主幌枠5に固定され、折畳みルーフ1の閉鎖状態でその上に張られて保持される。車両の垂直な縦中心平面に関してほぼ対称に形成された折畳みルーフ1(図1参照)は、両側に配置されたルーフサイドメンバ2を有するルーフフレームを備えている。このルーフサイドメンバはその後側端部3のところで、ほぼ垂直な軸線A回りに揺動可能にそれぞれのルーフフレームサイド部材4に取付けられている。対向する両ルーフフレームサイド部材4はルーフにわたって横方向に延びる主幌枠5によって互いに固定連結され、この主幌枠と共にルーフフレーム主部材またはルーフカセット6を形成している。このルーフカセットはルーフフレームサイド部材4と車体の間に配置された支承装置、例えば主アームと補助アームを有する四リンク構造体(図示していない)を介して、車体に揺動可能に支承され、そして開放された折畳みルーフ1を格納するために、ルーフカセット6上に内側に揺動したルーフフレームサイド部材4と共に、後側の格納室内に降下可能である。
【0021】
各々のルーフサイドメンバ2はその前端7が、折畳みルーフ1の閉鎖状態(図1)または部分開放状態(図2)において、フロントガラスの横方向エッジまたはAピラーの上端範囲内にある前側の横材またはフロントガラスフレーム(カウル)8に配置され、ロック装置9によってこの横材またはフロントガラスフレームに固着されている。図3は、折畳みルーフ1が開放したコンバーチブルトップの全体の斜視図である。
【0022】
各々のルーフサイドメンバ2は幌枠と折畳みトップ布を封止支持するための外側のシールフランジ99と、案内レール10とを備えている。この案内レールには、折畳みルーフ1のルーフ先端部12のフロント幌枠11と少なくとも1個の中間幌枠13が摺動可能に支承されている。折畳みルーフ1を完全に開放するために、ルーフ先端部12は案内レール10に沿って中間幌枠13の方に後側に移動させられ、この中間幌枠と共にユニットとして、ルーフサイドメンバ2上の案内レール10からルーフカセット6上の案内レール区間14に移動させられる(図2、3参照)。それによって、ルーフサイドメンバ2の前端部7に設けたロック装置9の解錠後、ルーフサイドメンバはルーフカセット6の手前でルーフサイドメンバの揺動支持部材の垂直な揺動軸線Aの回りに揺動可能である(図4参照)。ルーフカセット6は、同様に揺動した反対側のルーフサイドメンバと、折畳みルーフ1全体と共に、収容室内に降下させられる。
【0023】
ルーフ先端部12は四リンク構造体のアーム15と制御レバー16を介してキャリッジ17に揺動運動可能に支承されている(図5参照)。このキャリッジはルーフサイドメンバ2の案内レール10に摺動可能に取付けられている。その際、四リンク構造体の前側のアーム15はキャリッジ17の前側の揺動軸受18と、ルーフ先端部12のホルダー20の揺動軸受19に支承されている。制御レバー16はキャリッジ17の後側の揺動軸受21と、ルーフ先端部12のホルダー20の揺動軸受22に支承され、下側の突出部23を備えている。この突出部にはスライダ24が設けられ、このスライダは案内レール10に設けられ横方向内側に開放した滑りガイド軌道25に係合している。滑りガイド軌道25の主区間26はほぼ全長にわたってキャリッジ17用案内レール10に対して平行に延び、前側の制御区間27を備えている。この制御区間は主区間26に対して角度をなしてルーフサイドメンバ2の前端に向かって下方に延びている。図5に示した折畳みルーフ1の閉鎖位置で、キャリッジ17は案内レール10またはルーフサイドメンバ2の前端部7に配置されている。それによって、制御レバー16はその下側の閉鎖位置に揺動している。四リンク構造体の張り出しにより、ルーフ先端部12の前側エッジ28はフロントガラスフレーム8のシール29に押し付けられる(図9も参照)。
【0024】
折畳みルーフ1を開放するために、キャリッジ17は案内レール10に沿って後側に移動させられる。その際、スライダ24は滑りガイド軌道25の制御区間27内で滑りガイド軌道25の主区間26の方にスライドし、制御レバー16を図6に示した位置に上方に揺動させる。この位置では、制御レバー16の最大揺動が達成され、この揺動はキャリッジ17を更にスライドさせる際に維持される。
【0025】
四リンク構造体の選択された張り出しにより、ルーフ先端部12と特にその前側エッジ28は図5の位置と図6の位置の間で(この両位置は図7において前側エッジ28または28′と共にルーフ先端部12の前側位置とルーフ先端部12′の後側位置として重ねて概略的に示してある)、キャリッジ17の直線的な摺動とルーフ先端部12の揺動運動を重ねることにより、ほぼ直線的な軌道カーブに沿って案内される。この軌道カーブは案内レール10に対して比較的に小さな鋭角をなし、フロントガラスフレーム8から閉鎖したルーフ先端部12への移行部Uにおいてルーフパネルの外面に対してほぼ接線(図9上一点鎖線Tで示す線)をなしている。
【0026】
ルーフ先端部12をフロントガラスフレーム8に位置決め固定するための位置決め支持装置(図8、9参照)は、垂直な車両中央平面内においてフロントガラスフレーム8に取付けられた位置決め舌片30と、この位置決め舌片30を位置決め収容するための、ルーフ先端部12に取付けられた位置決め支持部材31とを備えている。位置決め舌片30はフロントガラスフレーム8の支持部分32に固定され、フロントガラスフレームシール29の下方で、ルーフ先端部12の前側エッジ28の最初の開放運動に対してほぼ平行な平面33に沿って突出している。位置決め支持部材31は窪んだ位置決め収容部34を備えている。この位置決め収容部はルーフ先端部12の閉鎖時に位置決め舌片30の方に向いていて、位置決め舌片30の前端部を取り囲んでいる。それによって、ルーフ先端部12の中心はルーフ外側パネルに対して垂直な方向に位置決めされ、例えば膨らみのような不所望な変形に抗して支持されて保持されている。位置決め舌片30は更に、位置決め支持部材31内で、その右側面と左側面を垂直な車両中心平面に対して位置決めして保持することができる。位置決め支持部材31はルーフ先端部12の補強部35に取付けられ、軟らかい内張り36によって下側を被覆されている。フロントガラスフレーム8の乗員側を被覆する内張り37は、位置決め舌片30の下方で保護ビード38としてこの位置決め舌片を越えて突出し、丸み部39を備えている。それによって、乗員の体の部分が当たったときに、負傷する危険が小さくなる。
【0027】
案内レール10上に摺動可能に支承された駆動キャリッジ40(例えば図10、11参照)は、案内レール10に沿って延び駆動モータによって駆動可能な駆動ケーブル41(図28参照)に連結され、ケーブル結合部材とも呼ばれる。この駆動キャリッジは連結装置を介して、ルーフ先端部12を支持するキャリッジ17に連結されている。連結装置は本実施の形態ではトグルレバーユニットとして形成され、前側と後側のトグルレバー42または43を備えている。このトグルレバーは案内レール10内に摺動可能に収容されている。前側と後側のトグルレバー42、43は一方ではそれぞれ支承ピン44または45を介してキャリッジ17のキャリッジ部分46または駆動キャリッジ40の駆動キャリッジ部分47に横軸線回りに揺動可能に支承され、他方では中央の揺動軸48回りに互いに揺動可能に連結されている。揺動軸48は案内ピン49によって形成され、この案内ピンは駆動キャリッジ部分47と反対のトグルレバー42、43の側で、トグルレバー42、43から側方に突出し、それに支承されたローラ50と共に案内レール10の案内軌道51に摺動可能に支承されている(図12〜15参照)。後側のトグルレバー43の支承ピン45は案内レール10に対して垂直に延びかつ駆動キャリッジ部分47に形成された横方向溝52に収容され、同様に案内軌道51内まで側方に延びている。
【0028】
折畳みルーフ1のルーフ先端部12の摺動範囲のほぼ全体にわたって、連結装置は図12に示した位置を占める。この位置では、両トグルレバー42、43は互いに直線をなすようにかつ案内レール10に対して平行になるように保持されている。それによって、ルーフ先端部12のキャリッジ17と駆動キャリッジ40の間に、一定の関係で固定連結が生じ、駆動キャリッジ40、47の駆動運動が変更されずにキャリッジ17、46に伝達される。折畳みルーフ1の閉鎖時に固定連結されたキャリッジ17が、次のような位置に達すると、すなわちルーフ先端部12がその閉鎖位置の直前にあり(図14、15参照)、前側エッジ28がフロントガラスフレームシール29に既に接触しているかまたは接触する直前であるような位置に達すると、駆動キャリッジ40、47が更に摺動する際に案内ピン49のローラ50が案内軌道51の斜め上方に延びる偏向カム区間53に沿って移動するので、両トグルレバー42、43はその支承ピン44、45の回りに揺動し、案内ピン49のところで互いに角度位置を占める(図16、17参照)。同時に、前側のトグルレバー42に形成された前側の保持突起54が案内レール10の下側開口55内に揺動する。この場合、保持突起54の内側の滑り面56が相手方支持部材を形成する案内レール10の丸められた滑りエッジ57に滑り接触するように、保持突起54は湾曲している。案内レール10の上側の切欠き100を通って延びるトグルレバー42、43が外側に揺動することにより(図16参照)、固定連結が解除される。それによって、案内レール10に対する偏向カム区間53の湾曲および傾斜に相応して、駆動キャリッジ40とキャリッジ17の間で運動速度の変速が行われるので、駆動キャリッジとキャリッジは互いに相対的に動き、駆動キャリッジ部分47はキャリッジ部分46に近接する。前側のトグルレバー42が保持突起54を介して案内レール10の滑りエッジ57に支持されていることにより(図16、17参照)、キャリッジ17のゆっくりした運動が行われる。一方では支承ピン44と案内ピン49との間隔によって、他方では支承ピン44と、保持突起54と滑りエッジ57の滑り接触個所との間の間隔によって決定される前側のトグルレバー42のてこ比に基づいて、力が駆動ケーブルから駆動キャリッジ40、47にステップダウンされて増強されて伝達され、そしてこの駆動キャリッジからキャリッジ17、46に伝達される。この増強された力は、閉鎖運動過程の最後にルーフ先端部12の前側エッジ28をフロントガラスフレーム8のシール29に押し込む力として作用する。ルーフ先端部12の閉鎖位置では、キャリッジ17がその前側の端位置に達し、この前側の端位置では前側のトグルレバー42が図18、19に示すように揺動位置にあり、保持突起54が開口55(図5も参照)に係合する。一方、駆動キャリッジ部分47は次のような位置を占める。すなわち、後側のトグルレバー43の支承ピン45が下側の偏向ガイド58の始端に位置するような位置を占める。この偏向ガイドは直線的な案内軌道51から円軌道状に下方に延びる。この場合、案内軌道51の仮想中心は案内ピン49の実際の位置にある(図19参照)。駆動キャリッジ40、47がルーフ先端部12とキャリジ17、46の閉鎖位置において更に或る程度移動すると、支承ピン45が下側の偏向ガイド58内に入る。この場合、後側のトグルレバー43は位置を固定した案内ピン49回りに揺動させられる。その際、支承ピン45は横方向溝52内で、駆動キャリッジ47と相対的に必要な補償運動を行うことができる。駆動キャリッジ部分47の前側運動位置は図21、22に示してある。
【0029】
従って、上記のトグルレバーユニットはルーフ先端部の運動機構から独立した折畳みトップ張り装置を形成する。この折畳みトップ張り装置は力の伝達比に基づいて、案内レール10に沿ったルーフ先端部12の摺動だけで充分である。
【0030】
ルーフ先端部12の閉鎖時に、両ルーフサイドメンバ2において、同時に駆動される両駆動ケーブルの或る程度のずれまたは車両横軸線に対するルーフ先端部12の傾斜を補償することができるように、偏向ガイド58の長さが定められている。例えばルーフ先端部12がその右側でフロントガラスフレーム8またはシール29に固定接触し、左側でフロントガラスフレームまたはシールから少しだけ離れていると、左側のルーフサイドメンバ2において、駆動キャリッジ40の縦方向運動によって前側のトグルレバー42がキャリッジ17を動かすために更に揺動させられ、右側のルーフサイドメンバ2において、そこの駆動キャリッジ40、47の同時に行われる縦方向運動が、キャリッジ17、46ひいてはルーフ先端部12のこの側を動かさないで、後側のトグルレバー43の揺動運動のみに変換される。
【0031】
後側のトグルレバー43の支承ピン45が円弧状の偏向ガイド58に収容されている(図20〜22参照)、ルーフ先端部12の閉鎖位置では、キャリッジ17ひいてはルーフ先端部12は、ルーフ先端部12に作用する力に抗してロックされて保持されている。この力は例えば走行風によって発生し、キャリッジ17を開放位置の方に後方に摺動させようとする。前側のトグルレバー42の後端は、支承ピン45で円弧状の偏向ガイド58に垂直に支持されかつ加えられる力によって逃げることがない後側のトグルレバー43を介して、そのロック位置に保持されている。それによって、駆動ケーブル41と駆動モータは負荷解除されている。
【0032】
ルーフ先端部12を開放するために、駆動キャリッジ40、47が後方に移動するので、支承ピン45は円弧状の偏向ガイド58から直線的な案内軌道51に入る。それによって、ロックが解除される。
【0033】
各々のルーフサイドメンバ2はその前端7で、サイドメンバ位置決め装置59とロック装置9の鎖錠フック60によって、フロントガラスフレーム支承部材61に固定可能である(図23参照)。サイドメンバ位置決め装置59はルーフサイドメンバ2の端面62から縦方向に突出する位置決めピン63を備えている。この位置決めピンはサイドメンバ50を連結する際に位置決め支承部材内に挿入される。位置決め支承部材はフロントガラスフレーム支承部材61の収容室64内に、横方向において互いに向き合いかつ互いに離隔された2つの支持部分65、65′を備えている。この支持部分は相互の方に突出した側面を備えている。この側面はほぼ垂直な接触線が形成されるように湾曲し、この接触線に沿って、位置決めピン63の両側が横方向において支持部分65、65′にそれぞれ点接触することによって位置決めされて保持されている。
【0034】
ルーフサイドメンバ2の前側端部の回転軸66に横軸線回りに揺動可能に取付けられた鎖錠フック60は、延長したフック67と、それに接続するカーブ状の収容部68を備えている。この収容部はフロントガラスフレーム支承部材61に取付けられた支承横ピン69に係合するためのものである。ルーフサイドメンバ2は鎖錠フック60の開放時に(図24参照)、位置決めピン63が支持部分65、65′に位置決めされて保持され、鎖錠フック60が支承横ピン69上に配置されるまで、フロントガラスフレーム支承部材61上を案内される。偏向棒70が、鎖錠フック60と、案内レール10の案内軌道に沿って摺動可能にルーフサイドメンバ2に支承された駆動棒71とに、それぞれ回転軸72、73で揺動可能に支承されている。駆動棒71が縦方向に摺動することにより、この偏向棒70によって、鎖錠フック60はその回転軸66回りに下方に揺動させられる。この場合、支承横ピン69は収容部68に挿入され、その中で鎖錠されて保持される(図23、25参照)。
【0035】
揺動可能なルーフサイドメンバ2上で縦方向に摺動可能に支承された駆動棒71は、ルーフサイドメンバ2が前方に揺動するときに(例えば図2、3参照)、連結装置74を介して、運動伝達用の後側の駆動棒75に連結され、ルーフサイドメンバ2がフロントガラスフレーム8から再び取り外されてルーフカセット6上に内側に揺動するときに(図4参照)、分離可能である。この後側の駆動棒75はルーフカセット6の後側の案内レール区間14に摺動可能に支承されている。
【0036】
後側の駆動棒75の駆動、ひいては前側の駆動棒71および偏向棒70との連結部を介しての鎖錠フック60の駆動は、駆動キャリッジ40を介して行われる。この駆動キャリッジは駆動ケーブルによって引っ張られ、ルーフ先端部12および中間幌枠13と共に案内レール10に沿ってルーフカセット6上の後側の案内レール区間14まで後方に移動させられる(図26、27参照、これらの図には案内レールは示されていない)。後側の駆動棒75には連行体76が固定されている。この連行体には、後方へ連行体76の傍らを移動する駆動キャリッジ40が、ばね付勢されたレバーまたは鎖錠部材77によって(図27、28参照)連結されている。この鎖錠部材は連行体76内に、駆動キャリッジ40の摺動方向に対して垂直にまたは案内レール10に対して垂直に摺動可能に収容され、駆動キャリッジ40の凹部78(図37、38参照)が鎖錠部材77の方に向いているときに、この凹部に鎖錠されて係合する。板ばね79を介して連行体76にばね弾性的に取付けられた鎖錠部材用止め部材80は駆動キャリッジ40によって鎖錠部材77から係合解除されるように揺動させられる。駆動ケーブルによって駆動キャリッジ40が更に後方に摺動させられ、駆動キャリッジは連行体76との連結部を介して後側の駆動棒75を摺動させ、上記の連結部を介して鎖錠フック60をその解錠位置に揺動させる。この解錠位置に駆動キャリッジ40が停止させられる。続いて、ルーフサイドメンバ2が別個の駆動装置を介して揺動させられる。この場合、前側の駆動棒71は連結装置のところで後側の駆動棒75から連結解除される。
【0037】
連結装置74は後側の駆動棒75に設けられた連結ピン81を備えている(図29〜32参照)。この連結ピンは前側の駆動棒71に設けられた連結溝82に連結係合され、引張り力および押圧力を伝達する。連結ピン81はルーフサイドメンバ2に関して外側に配置されかつ後側の駆動棒75の端部を越えて延びるアタッチメント83から、前側の駆動棒71の端部分の方に横方向に突出している。連結溝82は縦方向に離隔された2つの溝画成部84、84′を備えている。この溝画成面の間に連結ピン81が収容され、連結ピンはこの溝画成面に接触可能である。両溝画成面84、84′の相互間隔はこの方向における連結ピン81の長さ以上であり、これらの部品の誤差と、熱膨張作用に基づく部品の長さ変化を補償するために、連結ピン81が連結溝82内で遊びをもって収容されるように、溝画成部84、84′が連結ピン81に付設されている。
【0038】
前側の駆動棒71の前端部には、位置決め突起85が設けられている。この位置決め突起は後側の駆動棒75の側方のアタッチメント83の方に突出し、位置決め突起85に適合する付設の位置決め凹部86に係合する。この位置決め凹部は連結ピン81と後側の駆動棒75の間において側方のアタッチメント83に形成されている。
【0039】
前側の駆動棒71の後側区間には、側方に突出する支承台87が設けられている。この支承台には、鎖錠アーム89と解除アーム90を形成する2個の両側のレバーアームを備えた止めレバー88が、鎖錠アーム89と解除アーム90の間に設けられた揺動軸91の回りに揺動可能に支承されている。止めレバーはばね92によって付勢され、それによって、鎖錠突起93を有する鎖錠アーム89が、駆動棒71を掴持する案内レール10の方に押圧され、駆動棒71を摺動させる際に案内棒10に沿って滑動可能である。案内レール10は凹部94を備えている(図31、33参照)。この凹部94には、止めレバー88または鎖錠アーム89の鎖錠突起93が係合可能である。従って、揺動した止めレバー88はルーフサイドメンバ2上で摺動しないように前側の駆動棒71を停止保持する。
【0040】
図31は連結解除された状態を示している。この状態では、前側のルーフサイドメンバ(図示していない)は連結状態(図28参照)の手前の、小さな揺動角度だけ揺動した位置にある(この場合しかし、簡単化した図27では、前側の駆動棒71と後側の駆動棒75は互いに平行に示してある)。この少しだけ揺動した状態から連結する際に、ルーフサイドメンバ2の最後の揺動運動の間、ルーフサイドメンバは前側の駆動棒71を図28に示す外側に揺動した位置まで動かす。この位置では、前側の駆動棒は後側の駆動棒75の真っ直ぐな延長線上に配置され、前側の駆動棒71の側方のアタッチメント83に形成された操作突起95が止めレバー88の解除アーム90の方に移動し、この解除レバーをばね力に抗して揺動させる。それによって、鎖錠アーム89の鎖錠突起93が凹部94から外れるので、ロックが解除され、前側の駆動棒71はルーフサイドメンバ2に沿って摺動可能である。この前側の駆動棒はフロントガラスフレーム8における鎖錠フック60の閉鎖を生じる。
【0041】
図33と34は前側のルーフサイドメンバ2に設けた案内レール10に対する前側と後側の駆動棒71、75の摺動の両端位置を示している。図33において、案内レール10の縦方向溝96に収容され縦方向に摺動可能に保持された支承台87と側方のアタッチメント83は、前側の位置におけるその連結状態にある。この位置は鎖錠フック60の閉鎖位置に対応する。後方に移動する駆動キャリッジ40が連行体76に連結されたときに、駆動キャリッジは後側の駆動棒75を後方に引っ張る。この引張りは連結装置74が図34に示す位置に達するまで行われる。この位置では、アタッチメント83が縦方向溝96から出ており、支承台87がまだ縦方向溝96内にあり、そしてルーフサイドメンバ2が前側の駆動棒71と共にルーフカセット6の方に揺動するときに、鎖錠アーム89の鎖錠突起93が凹部94内に揺動している(これは既に前述した)。
【0042】
折畳みルーフ1の開放時に、ルーフ先端部12は動かされる駆動キャリッジ40によってルーフカセット6の方に後方に摺動させられる(図1、35〜38参照)。その際、ルーフ先端部12は最初は上述の第1の運動経路に沿って、四リンク機構の前側のアーム15と制御レバー16によって、後側エッジ97を持上げることによって傾斜し、ルーフ先端部12のそれ以上の摺動を保証し、同時に固定された中間幌枠13の方に移動する。
【0043】
中間幌枠13はそれぞれの中間幌枠支承部を介して各々のルーフサイドメンバ2上に摺動可能に支承されている(図35、36参照)。各々の中間幌枠支承部は滑り支承部材101を備えている。この滑り支承部材は案内レール10の案内軌道102内に摺動可能に収容されている。滑り支承部材101の前側端部102に横方向に配置した回転軸103には、中間幌枠支持体104が揺動可能に支承されている。この中間幌枠支持体には、中間幌枠13が例えばボルト止め部105によって固定されている。中間幌枠支持体104は前側の制御滑り支承部材106を備えている。この制御滑り支承部材は図35に示した中間幌枠13の位置において、案内軌道102のレベルまで後方に向かって下降する偏向軌道107の上昇した前側区間内に手動可能に収容されている。図示した位置では、中間幌枠支持体104は中間幌枠13を、案内レール10またはルーフサイドメンバ2に対してほぼ平行な位置に保持する。
【0044】
滑り支承部材101はそれを図35に示す位置に固定するためのロック装置を備えている。このロック装置は例えば鎖錠部材108を備えている。この鎖錠部材は滑り支承部材101上に横方向に摺動可能に支承され、図36に示したロック位置で案内レール10の鎖錠凹部(図示していない)に動かないように係合している。それによって、中間幌枠13は並進的に摺動しないように案内レール10に固定されている。
【0045】
鎖錠部材用止め部材は止め板109を備えている。この止め板は中間幌枠支持体104に固定された板ばね110に取付けられ、この板ばねによって鎖錠部材108の内面または背面に接触保持される。この内面または背面は案内レール10内における鎖錠部材の係合部に対向している。鎖錠部材108は板ばね110を弾性変形しながら、この止め位置から離れることができるので、鎖錠部材108は案内レール10内の鎖錠凹部から出て、鎖錠係合を解除されている。
【0046】
ルーフ先端部12が中間幌枠13の方に移動する間、この中間幌枠はまだ上述の方法で案内レールに固定されている。ルーフ先端部12、中間幌枠13および主幌枠5に固定された折畳みトップ布は、ルーフ先端部12と中間幌枠13との間で、並進的なZ−折畳みを生じるように折畳みを制御して折り畳まれる。固定された中間幌枠13は中間幌枠13と場合によっては次の中間幌枠または主幌枠5の間の折畳みトップ布を張設状態に保持する。一方、折畳みルーフ1の異なる部分開放位置は、中間幌枠13の方へルーフ先端部12を中間位置に摺動させることによって達成可能である。
【0047】
折畳みルーフ1を更に開放すると、後方に移動した駆動キャリッジ40が連結された傾斜したルーフ先端部12と共に、図38に示す位置に達する。この位置では、駆動キャリッジ40の前側の鎖錠部材窓111が鎖錠部材108のそばに配置されている。駆動キャリッジ40は図38に示した位置に達する直前に、止め板109をその止め位置(図35参照)から板ばね110の力に抗して持上げているので、鎖錠部材108は案内レール10の凹部から外に移動し、その背面が駆動キャリッジ40の鎖錠部材窓111に係合している(図39も参照)。それによって、並進摺動に抗して案内レール10における中間幌枠13の固定が解除され、中間幌枠13の滑り支承部材101と駆動キャリッジ40の連結が行われる。
【0048】
更に移動する駆動キャリッジ40は中間幌枠13の滑り支承部材101と中間幌枠支持体104を、図38に示した位置からルーフカセット6の方に後側に連行する。その際、制御滑り支承部材106は最初は案内レール10に対して平行な偏向軌道107の軌道区間112に沿って移動する。この偏向軌道では、制御滑り支承部材の互いに平行な上面113と下面114は、対応する軌道区間画成面に面で支持されて案内されている。制御滑り支承部材106は第2の上側側面115と第2の下側側面116を備えている。この上側側面と下側側面は隣接する上面113または下面114に対して次のような角度をなしている。すなわち、制御滑り支承部材106が直線的に下降する偏向区間107内に入る際に、軌道区間側面に面で接触するような角度をなしている。制御滑り支承部材106が偏向軌道107内で下方に滑る間、中間幌枠支持体104揺動するので、中間幌枠13はその傾斜ルーフ先端部12の傾斜に適合する(図40参照)。制御滑り支承部材106が下側の水平な案内軌道102に達したときに、中間幌枠支持体104の最大傾斜揺動が達成される。駆動キャリッジ40と滑り支承部材101を更に移動させると、制御滑り支承部材106の第2の上側側面115と下側側面116が案内軌道102の側面に面で滑り支持される。面状の接触によって滑り面の摩耗が小さくなるので、中間幌枠13の傾斜調節が長い使用時間の後でも遊びなしにひいては振動なしに保たれる。
【0049】
図40に示した、中間幌枠13に対するルーフ先端部12の連結状態で、ルーフ先端部がルーフカセット6の案内レール区間14に移動するので、ルーフサイドメンバ2は内側に揺動可能であり、折畳みルーフは後側に格納可能である。コンバーチブルトップと折畳みルーフの閉鎖時に、折畳み先端部12がまだ開口を開放している部分開放位置または閉鎖位置まで反対方向の運動が行われる。摺動可能に支承された要素、ルーフ先端部12および少なくとも1つの中間幌枠13を、部分開放位置またはルーフ開口を完全に開放する後側の位置まで後退させることと、コンバーチブルトップを再び折り畳む準備をするためにルーフ先端部12をルーフカセット6まで完全に後退させることは、例えばルーフカセットに配置された駆動モータによって、それぞれの駆動キャリッジに対する駆動ケーブル連結部を介して行われる。この駆動キャリッジはその位置に応じてその都度の運動を連続して強制制御する。それによって、この車両ルーフは高い動作信頼性を有する。
【0050】
上記の駆動機構、連結機構および鎖錠機構は基本的には、層板ルーフまたは固定要素ルーフのような他の種類の車両ルーフと、上記のルーフによって閉鎖可能および少なくとも部分開放可能なルーフ開口を有する他の種類の固定された車両ルーフやコンバーチブルトップにも適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】折畳みルーフが閉鎖状態にある、キャブリオレ型車両のコンバーチブルトップの全体の斜視図である。
【図2】折畳みルーフが中間開放位置にあるコンバーチブルトップの全体の斜視図である。
【図3】折畳みルーフが開放したコンバーチブルトップの全体の斜視図である。
【図4】折畳みルーフが開放し、サイドメンバが内側に揺動したコンバーチブルトップの全体の斜視図である。
【図5】折畳みルーフの一方のルーフサイドメンバの前側区間を内側から見た斜視図である。
【図6】ルーフ先端部の位置が変更されている(部分開放位置にある)状態の、ルーフサイドメンバの前側区間を内側から見た斜視図である。
【図7】ルーフ先端部の2つの運動位置を重ねて示す、ルーフ先端部の概略側面図である。
【図8】車両のコンバーチブルトップの前側区間を上側から見た斜視図である。
【図9】ルーフ先端部のための位置決め装置を備えたフロントガラスフレームの横断面図である。
【図10】ルーフサイドメンバの前側区間を上側から見た斜視図である。
【図11】ルーフ先端部の支承部が図10に対して変更されている状態にある、ルーフサイドメンバの前側区間を上側から見た斜視図である。
【図12】車両折畳みトップが開放位置にあるときのトグルレバー装置と折畳みトップ張り装置の概略的な斜視図である。
【図13】ルーフサイドメンバに設けられた案内レールの前端部の、トグルレバー装置と折畳みトップ張り装置用の制御区間を示す、図12と同様な図である。
【図14】トグルレバー装置と折畳みトップ張り装置の他の運動位置を示す、図12と同様な図である。
【図15】図14の運動位置にあるトグルレバー装置と折畳みトップ張り装置の概略的な側面図である。
【図16】他の運動位置にあるトグルレバー装置と折畳みトップ張り装置を示す、図14と同様な図である。
【図17】図16の運動位置にあるトグルレバー装置と折畳みトップ張り装置の概略的な側面図である。
【図18】他の運動位置にあるトグルレバー装置と折畳みトップ張り装置を示す、図16と同様な図である。
【図19】図18の運動位置にあるトグルレバー装置と折畳みトップ張り装置の概略的な側面図である。
【図20】他の運動位置にあるトグルレバー装置と折畳みトップ張り装置の概略的な側面図である。
【図21】前端位置にあるトグルレバー装置と折畳みトップ張り装置を示す、図18と同様な図である。
【図22】図21に示す前端位置にあるトグルレバー装置と折畳みトップ張り装置の概略的な側面図である。
【図23】フロントガラスフレームに連結されたルーフサイドメンバの前側端部を上から見た斜視図である。
【図24】ルーフサイドメンバの前側端部にあるロック装置と位置決め装置を上から見た部分的な斜視図である。
【図25】閉鎖位置にあるロック装置の、図24と同様な図である。
【図26】駆動要素を備えたロック装置を上から見た斜視図である。
【図27】前側と後側の駆動棒のための連結装置と駆動区間を備えたロック装置の後側区間を上から見た斜視図である。
【図28】連結装置と駆動区間を備えたロック装置の後側区間の他の斜視図である。
【図29】駆動棒が連結解除され、ルーフサイドメンバが部分的に内側に揺動している、ロック装置の連結装置の拡大斜視図である。
【図30】ルーフサイドメンバが部分的に内側に揺動している、図29に示した連結装置を示す図である。
【図31】ルーフサイドメンバが部分的に内側に揺動している連結解除された連結装置の平面図である。
【図32】連結解除された連結装置の、図31と同様な平面図である。
【図33】駆動棒の連結装置を備えたルーフサイドメンバの斜視図である。
【図34】変更された位置にある連結装置と駆動棒の、図33と同様な斜視図である。
【図35】ルーフサイドメンバの案内レールに設けた支承装置を有する中間幌枠の概略的な側面図である。
【図36】支承装置を備えた中間幌枠の概略的な斜視図である。
【図37】中間幌枠の支承装置と駆動部分の斜視図である。
【図38】ルーフ先端部を連結した中間幌枠の、図35と同様な側面図である。
【図39】中間幌枠の支承装置に連結された駆動部分の、図37と同様な斜視図である。
【図40】ルーフ先端部に連結され案内レールに沿って摺動した中間幌枠の、図38と同様な側面図である。
【符号の説明】
1…折畳みルーフ、2…ルーフサイドメンバ、3…後側端部、4…ルーフフレームサイド部材、5…主幌枠、6…ルーフカセット、7…前側端部、8…フロントガラスフレーム、9…ロック装置、10…案内レール、11…前側幌枠、12…ルーフ先端部、13…中間幌枠、14…案内レール区間、15…アーム、16…制御レバー、17…キャリッジ、18…揺動軸受、19…揺動軸受、20…ホルダー、21…揺動軸受、22…揺動軸受、23…突出部、24…スライダ、25…滑りガイド軌道、26…主区間、27…制御区間、28…前側エッジ、29…シール、30…位置決め舌片、31…位置決め支持部材、32…支持部分、33…平面、34…位置決め収容部、35…補強部、36…内張り、37…内張り、38…保護ビード、39…丸み部、40…駆動キャリッジ、41…駆動ケーブル、42…トグルレバー、43…トグルレバー、44…支承ピン、45…支承ピン、46…キャリッジ部分、47…駆動キャリッジ部分、48…揺動軸、49…案内ピン、50…ローラ、51…案内軌道、52…横方向溝、53…偏向カム区間、54…保持突起、55…開口、56…滑り面、57…滑りエッジ、58…偏向ガイド、59…位置決め装置、60…鎖錠フック、61…フロントガラスフレーム支承部材、62…端面、63…位置決めピン、64…収容室、65…支持部分、66…回転軸、67…鎖錠フック、68…鎖錠収容部、69…支承横ピン、70…偏向棒、71…前側の駆動棒、72…回転軸、73…回転軸、74…連結装置、75…後側の駆動棒、76…連行体、77…鎖錠部材、78…凹部、79…板ばね、80…鎖錠部材用止め部材、81…連結ピン、82…連結溝、83…アタッチメント、84…溝画成面、85…位置決め突起、86…位置決め凹部、87…支承台、88…止めレバー、89…鎖錠アーム、90…解除アーム、91…揺動軸、92…ばね、93…鎖錠突起、94…凹部、95…操作突起、96…縦方向溝、97…後側エッジ、99…シールフランジ、100…凹部、101…滑り支承部材、102…案内軌道、103…回転軸、104…中間幌枠支持体、105…ボルト止め部、106…制御滑り支承部材、107…偏向軌道、108…鎖錠部材、109…止め板、110…板ばね、111…前側の鎖錠部材窓、112…軌道区間、113…上面、114…下面、115…第2の上側側面、116…第2の下側側面、U…フロントガラスフレームからルーフ先端部への移行部、T…ルーフパネルの外面の移行部Uにおける接線

Claims (11)

  1. 可動の前側のルーフ要素を備え、このルーフ要素がルーフサイドメンバに摺動可能に支承され、かつルーフ閉鎖位置でフロントガラスフレーム等に結合可能である、開放可能な車両ルーフにおいて、ルーフ要素(12)が、フロントガラスフレーム(8)からの開放運動時またはフロントガラスフレーム上への閉鎖運動時に、ルーフサイドメンバ(2)の案内レール(10)に支承された案内装置(15、16)によって、ルーフ要素(12)の前側エッジ(28)をルーフパネルの外面に対してほぼ接線方向に動かすように案内され、
    案内装置(15、16)が更に開放運動を行う際に、前側のルーフ要素の後側エッジ(97)を前側エッジ(28)に対して持ち上げ、前側のルーフ要素(12)が隣接可動ルーフ体(13)上に到達するまで前側のルーフ要素の後側エッジ(97)が前側エッジ(28)に対して持ち上げられる傾斜姿勢を前側のルーフ要素(12)が維持することを特徴とする車両ルーフ。
  2. ルーフ要素(12)の前側エッジ(28)の運動が、フロントガラスフレーム(8)の近くの運動範囲において、案内レール(10)に対して非平行に行われることを特徴とする請求項1記載の車両ルーフ。
  3. 案内装置(15、16)がそれぞれ四リンク機構を備え、この四リンク機構によって、ルーフ要素(12)がキャリッジ(17)に揺動可能に支承され、このキャリッジが駆動装置によって縦方向に移動可能に案内レール(10)に支承され、四リンク機構の制御レバー(16)が、キャリッジ(17)の縦方向摺動中に制御アーム(25)に係合してルーフ要素(12)を揺動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両ルーフ。
  4. 制御アーム(25)がルーフサイドメンバ(2)に設けられていることを特徴とする請求項3記載の車両ルーフ。
  5. 可動の前側のルーフ要素を備え、このルーフ要素がルーフサイドメンバに摺動可能に支承され、かつルーフ閉鎖位置でフロントガラスフレームに結合可能である、開放可能な車両ルーフにおいて、ルーフ要素(12)が案内装置によってルーフサイドメンバ(2)の案内レール(10)に支承され、案内装置がそれぞれ四リンク機構(15、16)を備え、この四リンク機構によってルーフ要素(12)が案内レール(10)上で摺動可能な四リンク機構の一つのキャリッジ(17)に移動可能に支承され、四リンク機構の前側レバー及び後側レバーがキャリッジとルーフ要素の支持部との間に接続され、後側レバーは四リンク機構の制御レバーであり、この制御レバーは、案内レール(10)に対するキャリッジ(17)の位置に依存して、フロントガラスフレーム(8)からの開放運動時またはフロントガラスフレーム上への閉鎖運動時に四リンク機構とルーフ要素(12)の運動を能動的に制御する制御区間を有することを特徴とする車両ルーフ。
  6. ルーフ要素(12)がフロントガラスフレーム(8)からの開放運動またはフロントガラスフレーム上への閉鎖運動時に、案内装置(15、16)を用いて、ルーフ要素(12)の前側エッジ(28)をルーフパネルの外面に対してほぼ接線方向に動かすように案内されることを特徴とする請求項5記載の車両ルーフ。
  7. 前側のルーフ要素(12)またはルーフ先端部をフロントガラスフレーム(8)に固定するために支持装置が設けられ、この支持装置がフロントガラスフレーム(8)とルーフ要素(12)またはルーフ先端部に設けられた少なくとも1つの支持ユニット(30、31)を備え、この支持ユニットが前側のルーフ要素(12)の運動方向に突出する細長い支持部分(30)と、付設の支持部分収容部(31)を備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
  8. 突出する支持部分(30)がフロントガラスフレーム(8)に設けられ、支持部分収容部(31)がルーフ先端部(12)に設けられていることを特徴とする請求項7記載の車両ルーフ。
  9. 保護ビード(38)が支持部分(30)に隣接して車両内側に設けられていることを特徴とする請求項7または8記載の車両ルーフ。
  10. 突出する支持部分(30)がフロントガラスフレーム(8)に設けられた支持舌片(30)であることを特徴とする請求項7〜9のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
  11. 前側のルーフ要素が、車両ルーフ、特にキャブリオレ車両のコンバーチブルトップの折畳みルーフのルーフ先端部であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
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