JP4716574B2 - 乗物用オープンルーフ構造 - Google Patents
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、請求項1の前提部分に記載したオープンルーフ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のオープンルーフ構造は、スポイラ式ルーフとして知られており、このスポイラ式ルーフにも種々の形態のものがある。最も多い形態としては、回動運動とスライド運動とが別々に連続して起こるものである。つまり、まず最初にパネルが通風位置に回動し、これにより引き続いてパネルが最大開放位置まで後方にスライド可能とされたものである。そのため、これらの運動はクランク駆動装置あるいはモータ駆動装置によって開始され、かつ作動機構を介してパネルに伝達される。
【0003】
スポイラ式ルーフの場合、十分に大きな通風開口を得ることができるように、パネルの通風位置において一般に比較的大きな回動角度が許容され得るようになっている。一方、これに反してパネルが後方に移動した位置では、空気抵抗およびパネルに作用する力を最小にするようにできるだけ小さい回動角度をとるようにすることが有利となる。パネルの運動が上述したように起こるとき、これらの要求は組み合わせることが難しくなる。パネルの後方への運動が下側方向への運動に伴って起こるスポイラ式ルーフは公知であり、これには複雑な作動機構が必要となる。
【0004】
英国特許第 2 164 006 号公開公報には、手動で操作されるスポイラ式ルーフが開示されている。この文献において、回動機構はパネルの2つの安定した回動位置、すなわち高い通風位置および低位置をとることができるように構成されている。これらの位置においてパネルは後方側に移動させることができる。
【0005】
仏国特許第 2 648 403 号公開公報には、駆動手段によって操作されるスポイラ式ルーフが開示されている。この文献においては、駆動スライダが閉鎖位置から前方および後方に移動可能とされており、パネルをチルト位置に回動させ、かつ固定されたルーフ上の低い位置においてパネルを後方に移動させるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、冒頭で述べた種類のオープンルーフ構造をさらに改善することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
その目的を実現するため、本発明によるオープンルーフ構造は、請求項1の特徴部に記載した特徴を有している。
【0008】
このように、第1スライダの閉位置から後方への調節範囲は小さくても十分である。そしてその後は、第2スライダがパネルの後方への移動を受け持つようになる。この場合また、パネルの支持部材を第1スライダによってできるだけ後方で支持できるようにしており、ルーフ開口部を大きく開放するのにスタンディングなしで安定性を高めることができる。これに対して、本発明による構造はルーフ開口部の大きな開放を可能とするものである。これにより、支持部材とパネルとの間にテレスコピック式の中間部材を使用することによって開度をさらに増加させることができる。
【0009】
第1スライダが、パネルの閉位置に相当する位置から前方および後方の両方向に移動され得る場合、パネルを上方向に回動させるために、パネル後方を支持するさらなる有利な点は、第1スライダの前方向に比較的長い調節範囲を選択することができるという点である。その結果、有利な点としてモータ負荷が低く抑えられることはもちろんのことである。さらに、(高い)通風位置になるようパネルを上方向に回動させるためのスライダの前方への移動は、パネルの第1回動点に対するスライダの楔状の動きが、パネルを上方向にすでに生じさせる。これにより、パネルの大きな回動運動が、比較的平らな作動機構を使用しても達成できることとなる。
【0010】
この実施形態において、仮に駆動手段が案内レール内で案内されるプル−プッシュケーブルのようなものであり、かつ選択的に駆動手段を第1スライダおよび第2スライダに結合したり切離したりするための協動連結手段に、第1スライダおよび第2スライダが取り付けられている、すなわち好適に案内レールが前記連結手段に対して制御部材に取り付けられていると有利である。
【0011】
さらに有利な実施形態は、ガイドがローラ式ガイドの形態を有するものである。このローラ式ガイドには好適に、パネルと支持部材との取り付けられたテレスコピック式の中間部材が設けられている。
【0012】
たとえば、引出式ガイドと比べて、前記ローラ式ガイドは多くの有利な点を有している。まず第一に、パネルが転がり移動することによって摩擦が減少することとなり、さらに同時に前記摩擦の変化の度合が減少されることとなる。その結果、要求されるモータ動力が減少され、起こり得る妨害対策設備の信頼性が向上され、かつ摩耗量が減少されることとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を概略的に示す図面に基づいて、本発明をより詳細に説明する。
【0014】
まずはじめに、図面の図1を参照されたい。この図1は乗用車のような自動車の固定されたルーフ1を示しており、このルーフ1にはオープンルーフ構造を収容するための開口部2が形成されている。オープンルーフ構造は、閉鎖部材4を移動可能に支持するため、乗物に固定すべきフレーム3あるいは同様の固定手段を備えている。
【0015】
図示した実施形態において、この場合のオープンルーフ構造はいわゆるスポイラ式ルーフの形態を有するものである。(この実施形態における)オープンルーフ構造は、いくらかの剛性を有しかつ閉鎖部材として好適に透明なパネル4を備えている。このパネル4は、ルーフ開口部2を閉じたりあるいはルーフ開口部2を大きくまたは小さく開放したりすることが選択的にできるものである。このため、パネル4は作動機構5によって側方で支持されている。この作動機構5は案内レール6内に摺動可能に収容されている。この案内レール6はたとえばフレーム3に取り付けられたりあるいはフレーム3の一部として形成されたものである。また案内レール6は、ルーフ開口部2の両側で縦方向に平行関係を保ち、かつわずかに前後方向に延在している。前記作動機構5は案内レール6内で同期させて移動させることができるものである。したがって、パネルの移動は縦方向だけでなく垂直方向にも可能となっている。このため、作動機構はたとえばプル−プッシュケーブル8などを介して電気モータあるいはクランクなどのような駆動装置7により作動される。
【0016】
図2ないし図6は、パネル4の両側部のうちの一側に位置する作動機構5をより詳細に示す図である。これらの図からわかるように、パネル4は支持部材9によって支持されている。この場合、支持部材9は幅が狭く細長い1本の部材すなわち金属部および/またはプラスチック部からなる幅が狭く細長い部材で構成されている。この支持部材9はパネル4の側部に取り付けられている。支持部材9はその前端部で、この場合案内レール6にいくらか固定して連結された回動ピン10によって回動可能に支持されている。
【0017】
図示した実施形態において、支持部材9はまた湾曲した案内スロット11を有する湾曲プレートのような形状を有するものである。この案内スロット11内には案内ピン12が係合している。この案内ピン12はパネル4の支持部材9を垂直方向に調節するため案内スロット11内で移動可能とされたものである。案内ピン12は、案内レール6内に摺動可能に収容されている第1スライダ13に取り付けられている。また、この第1スライダ13はたとえばロッド(図示せず)などを介して連結手段14に連結されている。この連結手段14は、プル−プッシュケーブル8に結合されこのケーブル8と共に移動する連結手段15に第1スライダ13を結合させたり切離させたりすることができるものである。案内レール6は、たとえば制御スロット16の形態で連結手段14,15に対して作動部材と結合されている。
【0018】
パネル4の支持部材9に形成されている案内スロット11は、第1スロット部11’とこの第1スロット部11’の後方に隣接する第2スロット部11”とを有している。第1スロット部11’は、パネル4の閉位置で見られるように、後方に向かって上向きに傾斜しており、他方第2スロット部11”は、後方に向かって下向きに傾斜している。案内ピン12は、パネル4の閉位置において、2つのスロット部11’,11”の間に位置する移行点に位置している。第1スロット部11’は第2スロット部11”よりも十分長くなるよう形成されている。さらに、第1スロット部11’の傾斜は第2スロット部11”の傾斜よりも緩やかになるよう形成されている。一方、これら2つのスロット部11’,11”は少なくとも実質的に同じ高さのところでつながれている。
【0019】
支持部材9とパネル4との間に取り付けられたガイド17は、支持部材9に対してパネル4を縦方向に移動させることができるものである。これは、ルーフ開口部2およびパネル4の前側を開放するように、パネル4が最も前方に位置するところから固定されたルーフ1上に位置するところまで、パネル4を後方側に移動させることができるようにしたものである。前記ガイド17はテレスコピック式の中間部材を備えるようにすることもでき、このテレスコピック式の中間部材はたとえば通常の(机の)引出のような形態を有するものである。これによりパネル4を支持部材9に対して後方側により大きく移動させることができる。一方、ガイド17の種々の部分間での係合が比較的大きな範囲にわたって維持されるので、乗物が高速状態にあっても、パネル4が安定して支持されるとともにパネル4の好ましくない動きを防止することができる。
【0020】
支持部材9に対するパネル4の動きは、第2スライダによって行われる。この第2スライダは、前記パネル4およびスライダ18に回動可能に連結されている圧力−剛体(pressure-rigid)ロッド19によってパネル4を移動させることができるものである。また、支持部材9に対するパネル4の動きは、パネル移動中のパネル4とスライダ18との間の高さの相違を相殺することができるものである。第2スライダ18はまた、ケーブル8の連結手段15と協動する連結手段20にも取り付けられている。またこの場合、連結手段15,20の結合および切離は、制御スロット21のような案内レール6の制御部材を介して行われる。
【0021】
以下、図面に示す実施形態によるオープンルーフ構造の作動について説明する。
【0022】
図3はパネル4が閉じた位置にあることを示している。このときパネル4はルーフ開口部2内に完全に位置決めされており、またシール部材によって前記開口部が閉じられている。第1スライダ13の案内ピン12は、案内スロット11の最も高い部分となる、案内スロット11の第1スロット部11’と第2スロット部11”との間の移行点に位置している。これによりパネル4は最も低い位置をとることとなる。第1スライダ13の連結手段14は、連結手段15を介してケーブル8に連結されている。
【0023】
図2は、ケーブル8によって案内スロット11の第1スロット部11’の前端に第1スライダ13が動かされ、かつ案内スロット11内を通過する案内ピン12の動きによりパネル4が上側に回動された状態を示している。これは一方で楔状の動きが生じ、かつ他方で第1スロット部11’の下向き傾斜によるものである。案内ピン12はパネル4が閉じた位置における後方の遠い場所に位置するところから、第1スライダ13の案内ピン12は、ケーブル8の比較的大きな移動でパネル4の高い通風位置に対応する最も前の位置にまで移動させることができる。一方、回動ピン10までの距離は、パネル4の安定した支持を確保するのに十分なだけ維持されている。第1スライダ13はパネル4の支持部材9に直接連結されているので、安定した支持を行うのにレバーを使用する必要はない。
【0024】
この位置から、スライダ13を図3に示すスタート位置に戻すことができる。
【0025】
図4は、ケーブル8が移動して、案内ピン12が案内スロット11の第2スロット部11”内を通過して同じ距離移動した状態を示している。また、このときパネルはその後ろ側が固定されたルーフの上に延びている。ケーブル8の連結手段15は、第2スライダの連結手段20および固定された案内レール6の対応した案内スロット21の部分に達し、その結果、これら連結手段15,20が互いに連結される。
【0026】
図5は、案内スロット11の第2スロット部11”の後端に案内ピン12が達し、かつ案内レール6の制御スロット16によってケーブル8の連結手段15から第1スライダ13の連結手段14がはずれるとともに、ケーブル8のさらなる後方への動きがあっても第1スライダ13がその位置を維持していることを示している。ケーブル8と第2スライダ18とが連結されることにより、支持部材9に対してパネル4はすでにわずかな距離だけ後方に移動され、かつパネル4はまさに固定されたルーフ1の上方の位置に向け後方に移動されることとなる。
【0027】
図6はパネル4が最も後方に位置した状態を示している。このときパネル4は、ルーフ開口部2の約70−80%が開放されるよう、支持部材9に対して最大限後方に移動された状態にある。それにもかかわらず、案内ピン12が取り付けられた第1スライダ13は、実質的にルーフ開口部2の後端に位置決めされているために、パネル4は安定して支持されることとなる。したがって、パネル4ができるだけ後方で支持されることとなる。支持部材9とパネル4との間に位置するガイド17は、前記パネル4を堅固に支持することができるものであり、かつもしテレスコピック式の中間部材が設けられている場合には、これらの係合がより長い距離にわたって可能となる。
【0028】
パネル4が閉位置に戻るときには、逆の動作が行われる。
【0029】
図7は本発明によるオープンルーフ構造の第2実施形態を概略的に示す図である。この図において、パネル4に対して作動機構5には昇降レバー22が設けられている。この昇降レバー22はパネル4に回動運動を与えるものである。前記昇降レバー22は種々の形態で構成することができる。しかしこの場合、昇降レバーは下側回動軸23を介して第1スライダ23に連結されているとともに上側回動軸24を介してパネル4の支持部材9に連結されている。一方、昇降レバー22の案内スロット25は、固定された案内ピン26と協動することができるものである。種々の別の構成によるものであってもよい。
【0030】
図8ないし図12は図7の実施形態をさらに詳細に示した図である。これら図面は作動時における種々の位置を示している。
【0031】
図7ないし図8からわかるように、ケーブル8の連結手段15にはピン27が設けられている。このピン27は第2スライダ18の連結手段20の一部を形成するスロット28と係合するものである。固定された案内レール6のロッキングスロット30と、連結手段20のカム29が係合または離脱することができるように、前記スロット28は連結手段20を垂直方向に調節する目的でわずかに湾曲して形成されている。スロット28の後端部にはロッキング溝31が形成されており、第2スライダ18がケーブル8の連結手段15によって駆動される間、ピン27がそのロッキング溝31内に保持されるようになっている。第2スライダ18の連結手段20は、固定された案内レール6、この場合たとえば上側に位置する案内レール6のフランジに当接するカム29によって垂直方向にロックされている。
【0032】
プル−プッシュケーブル8の連結手段15は第2ピン32を有している。このピン32は第1スライダ13の連結手段14を形成するスロット33と係合するものである。このスロット33は傾斜した前方ロッキング部34を備えており、第1スライダ13がプル−プッシュケーブル8によって駆動されている間は、ピン32がロッキング部34にロックされ続けるようになっている。スライダ13の後方への調節範囲の端部で、スライダ13はたとえばストッパ(図示せず)によって規定されている。連結手段15の第2ピンが、スロット33のロッキング部34を通ってスロット33の垂直主部に移動する場合、ロッキング部34のところで第1スライダ13に形成された上方向に突出するカム35は、案内レール6の水平フランジに形成されたロッキング溝36内に向け上方向に移動可能である。その場合、連結手段15のさらなる移動により、第1スライダは固定された案内レール6に対して位置決め完了によりロックされる。
【0033】
さらに図7ないし図12はコネクティングロッド19を示している。このコネクティングロッド19はパネル4に連結されている。一方、図7はまたローラ39を有したローラ式ガイドの形態を持つガイド37を示している。このガイド37はパネル4と支持部材9との間の移動を有利な方法で案内するものである。符号38はパネル4に対する取付点を示している。
【0034】
この第2実施形態の作動は、前述した第1の実施形態の作動と共通点のあるものであり、かつ図8ないし図12および各部材についての上記説明を検討することから理解することができる。
【0035】
両実施形態の共通点として、パネルの支持部材は回動のみ可能で、かつ摺動可能ではないという点が上げられる。このことによる有利な点は、支持部材がパネルに対して長く作ることができ、かつパネルの開位置においてその末端で支持することができるという点である。これはパネルに対して非常に安定したプラットフォームを作り、かつ支持部材に対してパネルの長いストロークを可能にしている。これはルーフ開口部が大きく開放され得るようにするものである。一方で、固定支持部材は作動機構の構造をより簡単なものとしている。
【0036】
以上のことから本発明は、ルーフ開口部を大きく開放することができ、パネルを安定して支持することができ、通風位置および開位置において最適な回動位置をとることができ、かつモータの負荷を低くすることができるという優れた有利な点を有するオープンルーフ構造を提供するものであることが理解できる。
【0037】
本発明は図に示すような上述したような実施形態に制限されるものではなく、本発明の範囲から逸脱することなく種々の形態に変更することができるものである。したがって、別の機構に連結することによってパネルの昇降運動および摺動運動を交互に行う1つのスライダだけを使用することもできる。2つ以上のスライダが使用される場合には、これらスライダは通常案内レールに設けられた別の溝内で案内され、これによりこれらの部材がケーブルまたは他の駆動手段に結合されるようになっている。また、他の構成を適用することももちろんできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるオープンルーフ構造を取り付けた乗物のルーフの概略平面図である。
【図2】 図1におけるII−II線による図1のオープンルーフ構造の概略拡大縦断面図であって、パネルが通風位置にある状態を示す図である。
【図3】 図1におけるII−II線による図1のオープンルーフ構造の概略拡大縦断面図であって、パネルが閉位置にある状態を示す図である。
【図4】 図1におけるII−II線による図1のオープンルーフ構造の概略拡大縦断面図であって、パネルの後ろ側が固定されたルーフの上に延びた状態を示す図である。
【図5】 図1におけるII−II線による図1のオープンルーフ構造の概略拡大縦断面図であって、案内スロットの第2スロット部の後端に案内ピンが達した状態を示す図である。
【図6】 図1におけるII−II線による図1のオープンルーフ構造の概略拡大縦断面図であって、パネルが最も後方に位置した状態を示す図である。
【図7】 本発明によるオープンルーフ構造の第2実施形態を示す概略縦断面図である。
【図8】 図7の実施形態の部分拡大縦断面図であって、パネルが第1段階にある状態を示す図である。
【図9】 図7の実施形態の部分拡大縦断面図であって、パネルが第2段階にある状態を示す図である。
【図10】 図7の実施形態の部分拡大縦断面図であって、パネルが第3段階にある状態を示す図である。
【図11】 図7の実施形態の部分拡大縦断面図であって、パネルが第4段階にある状態を示す図である。
【図12】 図7の実施形態の部分拡大縦断面図であって、パネルが第5段階にある状態を示す図である。
【符号の説明】
1 ルーフ
2 ルーフ開口部
3 固定部
4 パネル
5 作動機構
6 案内レール
8 プル−プッシュケーブル
9 支持部材
10 回動軸
11 案内スロット
12 ピン
13 第1スライダ
14 連結手段
15 連結手段
16 制御部材
17 ガイド
18 第2スライダ
19 連結部材
20 連結手段
21 制御部材
37 ガイド
Claims (9)
- 固定されたルーフ(1)にルーフ開口部(2)を有し、
前記ルーフに固定され、前記ルーフ開口部の両側面に設けられた案内レール(6)を備えた固定部(3)と、
前記ルーフ開口部を閉じる閉位置と前記固定されたルーフ上の位置に移動した開位置との間で調節することのできる、前記固定部によって支持された少なくとも1つの調節可能なパネル(4)と、
前記パネルと前記案内レールとの間に配置され、前記パネルを支持する支持部材(9)、および前記案内レールに沿って摺動移動可能な第1スライダ(13)を有する作動機構(5)とを具備する乗物用オープンルーフ構造において、
前記作動機構(5)の前記支持部材(9)は前記パネルを摺動可能に支持し、かつ連結部材(19)によって前記支持部材に対して前記パネルを移動させることのできる第2スライダ(18)が設けられており、
前記第1スライド(13)には、ピン(12)が取り付けられ、
前記支持部材(9)には、案内スロット(11)が設けられ、
前記ピン(12)は前記案内スロット(11)で滑動可能に案内され、
前記支持部材(9)に形成されている前記案内スロット(11)は、前記パネル(4)の閉位置で見られるように、その前端から後方に最初に上向きに、第1案内スロット部分(11’)を通じて、そして再び第2案内スロット部分(11’’)を通じて下向きに延在し、
パネルが閉位置にある場合に、前記ピン(12)は前記第1及び第2スロット部分(11’,11’’)の間の位置にある前記案内スロット(11)に位置し、
ピン(12)が第1及び第2スロット部分(11’,11’’)の1つにある場合に、第2スライダ(18)がパネルを後方に動かすことができることを特徴とする乗物用オープンルーフ構造。 - 第1ガイドスロット部分(11’)は第2スロット部分(11’’)よりも長く、第1スライド(13)が第2案内スロット部分(11’’)に後方に動く場合に、第1案内スロット部分(11’)に前方に動く場合よりも、パネル(4)は上側に低く回動することを特徴とする請求項1に記載のオープンルーフ構造。
- 第1スライド(13)のピン(12)が第1案内スロットパネル(11’)に前方に移動する場合に、パネル(4)は高い通風位置に回動し、
第1スライド(13)のピン(12)が第2案内スロット部分(11’’)にある場合に、第2スライド(18)がパネルを後方に移動することができることを特徴とする請求項2に記載のオープンルーフ構造。 - 前記連結部材(19)は、軸支プル−プッシュロッドの形態を有するものであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のオープンルーフ構造。
- 前記案内レール(6)内で案内されるプル−プッシュケーブル(8)のような駆動部材と、前記第1スライダ(13)および前記第2スライダ(18)とには、選択的に前記駆動部材と前記第1スライダおよび前記第2スライダとを結合、あるいは前記第1スライダおよび前記第2スライダから前記駆動部材を切離するための協動連結手段(14,15,20)が設けられており、
前記案内レール(6)には好適に、前記連結手段に対して制御部材(16,21)が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のオープンルーフ構造。 - 前記パネル(4)、好ましくは該パネルの前記支持部材(9)は、前方近傍に位置する固定された回動軸(10)に回動自在に支持されていることを特徴とすることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のオープンルーフ構造。
- 好適にテレスコピック式の中間部材を有するガイド(17;37)が、前記パネル(4)と前記支持部材(9)との間に取り付けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のオープンルーフ構造。
- 前記ガイド(37)はローラ式ガイドであることを特徴とする請求項7に記載のオープンルーフ構造。
- 前記第1スライダは、前記パネルを回動させる目的で昇降レバーに適切に連結されていることを特徴とする請求項7または8に記載のオープンルーフ構造。
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