JP2003127669A - 車両ルーフ - Google Patents

車両ルーフ

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JP2003127669A
JP2003127669A JP2002251673A JP2002251673A JP2003127669A JP 2003127669 A JP2003127669 A JP 2003127669A JP 2002251673 A JP2002251673 A JP 2002251673A JP 2002251673 A JP2002251673 A JP 2002251673A JP 2003127669 A JP2003127669 A JP 2003127669A
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vehicle roof
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Manfred Faerber
フェルバー マンフレート
Bernd Schleicher
シュライヒャー ベルント
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Webasto Japan Co Ltd
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/02Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes
    • B60J7/04Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid plate-like element or elements, e.g. open roofs with harmonica-type folding rigid panels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/02Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 変位可能なカバーがガイドレールで案内さ
れ、ガイドレールが互いに平行に延びておらず、その形
状がそれぞれのルーフ形状またはルーフ一部分の形状に
適合している車両ルーフを提供する。 【解決手段】 ガイドレール42は該ガイドレール42
の相互間隔が該ガイドレール42の経路にわたって車両
長手方向に変化するように配置され、第1の保持要素2
6のカバー要素側の端部に制御装置24が係合し、制御
装置24は、カバー要素がその姿勢および位置に関係な
くルーフ開口部に関し中央に配置されるように、車両長
手軸線に関し第1の保持要素26に対向している第2の
保持要素と協働する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定ルーフ面に設
けられるルーフ開口部と、ルーフ開口部を閉鎖させ且つ
少なくとも部分的に開口させるためのカバー要素とを備
え、カバー要素に多数の保持要素が枢着され、保持要素
がルーフ開口部に沿って側部に配置されるガイドレール
で変位可能に案内されている車両ルーフに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種の車両ルーフにおいては、ルーフ
開口部の側方に配置されるガイドレールは通常互いに平
行に延びているが、それぞれのルーフの形状に応じては
不具合なことがある。たとえば幅が車両長手方向に変化
しているルーフとか、ルーフサイドエッジが互いに角度
を成して延びていて、ルーフが全体的に円錐形状を有し
ているルーフとか、或いはルーフエッジが外側へ湾曲し
ているルーフの場合には、ガイドレールが互いに平行に
延びていることはデザイン上の理由からも機能性の点か
らも望ましいものではない。特に互いに平行に延びてい
るガイドレールをルーフ面が長方形でないルーフに使用
すると、ルーフ開口部の形状をルーフの形状に適合させ
ることができず、デザイン上の理由から望ましいもので
はない。さらに、車室内部の頭部自由度をできるだけ大
きくするには、ルーフエッジの領域においてガイドレー
ルを可能な限り離して配置するのが合目的であるが、上
記ルーフにおいて平行なガイドレールを使用するとこれ
は不可能である。
【0003】このため、上記問題点に鑑みて、ドイツ連
邦共和国特許第10002457C2号公報では、互い
に角度を成して配置されるガイドレールを設け、これら
ガイドレールで滑り要素を案内させ、滑り要素をパラレ
ログラムリンケージを介してルーフ開口部閉鎖用の堅牢
なカバー要素と結合させることが提案された。パラレロ
グラムリンケージによる解決法はかなりの構成空間を必
要とする高コストの複雑な解決法であるので、この点が
上記ドイツ連邦共和国特許第10002457C2号公
報から知られているルーフの欠点である。
【0004】さらに、ドイツ連邦共和国特許第4306
451C1号公報から知られている車両用フォールディ
ングルーフでは、台形状のルーフ開口部をフォールディ
ングルーフにより閉鎖させることができ、そのフォール
ディングボーは枢着結合部を介して滑り要素と回動可能
に結合され、滑り要素はルーフ開口部に沿って配置され
互いに角度を成しているガイドレールで案内される。こ
こに示された解決法はフォールディングルーフにのみ適
しており、変位可能な堅牢なカバー要素を備えたルーフ
に転用することはできない。
【0005】これ以外にも、従来の技術では、ガイドレ
ールの平行性のわずかなずれを補償するための提案がな
されている。たとえばドイツ連邦共和国特許第1993
8605C1号公報に記載されている車両用フォールデ
ィングルーフでは、前部案内要素に、いわゆるルーフ頂
部に、車両横方向に関して公差の補償の用を成す支持装
置が設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、変位
可能なカバーがガイドレールで案内され、ガイドレール
が互いに平行に延びておらず、その形状がそれぞれのル
ーフ形状またはルーフ一部分の形状に適合している車両
ルーフを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、固定ルーフ面に設けら
れるルーフ開口部と、ルーフ開口部を閉鎖させ且つ少な
くとも部分的に開口させるためのカバー要素とを備え、
カバー要素に多数の保持要素が枢着され、保持要素がル
ーフ開口部に沿って側部に配置されるガイドレールで変
位可能に案内されている車両ルーフにおいて、ガイドレ
ールの相互間隔が該ガイドレールの経路にわたって車両
長手方向に変化するようにガイドレールが配置されてい
ること、第1の保持要素のカバー要素側の端部に制御装
置が係合し、制御装置は、カバー要素がその姿勢および
位置に関係なくルーフ開口部に関し中央に配置されるよ
うに、車両長手軸線に関し第1の保持要素に対向してい
る第2の保持要素と協働することによって解決される。
ガイドレールで案内される補助要素と協働する制御装置
は、有利な実施形態によれば、同時にカバー要素に対す
る支持機能の用をも成し、その際カバー要素を車両長手
軸線に対し自動的に調心し、これによりカバー要素がル
ーフ開口部に対し変位運動する際の該カバー要素の傾斜
が効果的に阻止される。
【0008】本発明の他の有利な構成は従属項から明ら
かである。特に、制御装置は第1および第2の保持要素
と協働する引張りおよび圧縮に強い駆動要素を有してい
てよく、駆動要素は、一方の駆動要素の運動が他方の駆
動要素の対応する逆方向の運動を生じさせるように互い
に連結されている。この場合駆動要素(たとえばラック
である)はカバー要素で支持される歯車を介して互いに
連結されている。カバー要素が変位運動したときにガイ
ドレールと該ガイドレールのカバー要素における枢着部
位との間に車両横方向にずれが生じると、たとえばカバ
ー要素のリアエッジに対し平行に配置される駆動要素が
変位運動を行ない、その際駆動要素間が連結されている
ことにより、変位運動は両駆動要素で同時に発生し、よ
ってカバー要素はその姿勢および位置に関係なく調心さ
れる。
【0009】特に、カバー要素が固定ルーフ面を越えて
上方へ突出した後車両ルーフ外面を移動できるようにな
っている車両ルーフの場合は、制御装置がカバー要素に
ほぼ平行な面内を移動可能な制御レバーを有し、該制御
レバーが保持要素と駆動要素とに枢着されているのが有
利である。この場合、開口位置での車両ルーフの安定性
をさらに向上させるため、各制御レバーがさらにカバー
固定の自在軸受に枢着されているのが有利である。その
際制御レバーは、該制御レバーが保持要素に枢着されて
いる個所がカバー固定の自在軸受と該制御レバーが駆動
要素に枢着されている個所との間に位置するように、カ
バー固定の自在軸受に枢着されているのが有利である。
【0010】本発明の他の構成では、駆動要素はカバー
固定のガイドで案内され、たとえば適当な異形レールで
案内され、駆動要素とガイドとは車両ルーフに対するカ
バー要素の不具合な運動を阻止するように構成されてい
る。本発明によるコンセプトによれば、ガイドレールは
カバー要素の面内でいかなる任意の形状を有していても
よいが、多くの適用例では、ガイドレールはたとえば台
形状のルーフの場合に合目的であるように互いに角度を
成して配置され、或いは、車両長手方向においてルーフ
前部領域および後部領域よりも中央領域が幅広に構成さ
れているようなルーフに対しては、ガイドレールはルー
フ面に対し平行な方向に湾曲している。
【0011】さらに、固定ルーフ面の幅は車両長手方向
に変化していてよく、ガイドレールはルーフサイドエッ
ジに平行に配置されていてよい。この種の車両ルーフは
外見的に好ましいばかりでなく、ガイドレールがその全
長にわたって可能な限りルーフエッジの近くを通るた
め、すなわち本来のルーフ面とルーフサイドウォールと
の移行領域を通るため、可能な限り大きなルーフ開口部
を実現できるとともに、車室内の乗員領域の頭部空間を
確保できるので、この点で合目的である。固定ルーフの
幅が車両長手方向に変化していても、従来のルーフの場
合のようにルーフ開口部はほぼ長方形であるが、しかし
ガイドレールはルーフ形状に適合しており、たとえばル
ーフエッジに対し平行に延びている。
【0012】他方、ルーフ開口部の幅が固定ルーフ面の
幅に対応して車両長手方向に変化していてもよく、たと
えば台形状であってもよく、これから構成の多面的な可
能性が得られるとともに、ルーフ開口部のサイズを最適
化することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1において10は車両ルーフの
固定ルーフパネルであり、固定ルーフパネルは走行方向
に見て(図1で左側へ見て)後部よりも前部が幅狭にな
っており、したがって全体的にほぼ台形状の面を形成し
ている。ルーフパネル10にはルーフ開口部12が設け
られ、ルーフ開口部12は車両長手方向に変位可能で固
定ルーフパネル10の下へ沈降可能なカバー要素14に
より選択的に開閉できる。この場合カバー要素14は、
ルーフ開口部に沿って側部に延びているガイドレール1
6で案内されている。図1で破線で示唆したように、ガ
イドレール16はその全長にわたってルーフサイドエッ
ジ18に対し平行に延びているので、ルーフ面の幅広領
域下方にある車室後部領域においても頭部空間をカバー
要素14の案内に必要な部材に邪魔されずに確保でき、
特に頭部空間は従来の技術から知られているようなまっ
すぐなガイドレールによって車両後部領域において制限
されることがない。これを可能にするため、カバー要素
14は少なくともその後部領域において保持要素で支持
されている。保持要素は、図5と図6に関連して詳細に
説明するように、カバー要素のリアエッジ付近に設けら
れるガイドレール内へ入れ子式に走出入可能な制御装置
と連結され、カバー要素を車両長手方向に変位させるこ
とにより生じるカバー要素14の支持部位とガイドレー
ル16との間隔を橋絡するようになっている。
【0014】図2は、本発明で提案される車両ルーフを
有利に使用するための他の適用例を図示したものであ
る。この場合、車両(たとえば大型リムジンである)の
ルーフ面10はその前部領域を幅狭に構成されている。
ルーフ面10には、ルーフ開口部12の側縁とルーフサ
イドエッジ18との間にある固定ルーフ面10の縁19
が車両長手方向に一様な幅を有するようにルーフ開口部
12が形成されている。図2に示したようにカバー要素
14が後方へ固定ルーフ面10の下へ変位すると、カバ
ー要素14の前部領域には、カバー要素14の側縁付近
に配置されているカバー要素14の支持部位とルーフエ
ッジ18に対して平行に配置されているガイドレール1
6との間に間隔が生じる。したがって少なくともカバー
要素14の前部領域に入れ子式に作用する制御装置が使
用され、この制御装置は、カバー要素14が後方へ変位
して該カバー要素14の側縁とガイドレール16との間
に間隔が形成された場合でもカバー要素14を確実に且
つ中心状態に支持する。ガイドレール16が車両後部半
部分においても互いに平行に延びていなければ、カバー
要素14の後部支持部位においても以下に図5と図6に
関し説明するような制御装置が使用される。
【0015】図3と図4は、スライドルーフが外側に延
びている車両を示している。スライドルーフは非平行な
ガイドレールで案内されている。この場合、車両ルーフ
を開口させるため、まずカバー要素14のリアエッジが
固定ルーフ面10を越えるように持ち上げられ(図
3)、次に固定ルーフ面の上面において後方へ変位する
(図4)。さらに空気整流要素15を設けるのが合目的
であり、空気整流要素15はカバー要素14が変位運動
をしたときに自動的に突き出るか、格納される。図5は
ルーフ機構の斜視図で、カバー要素14のリアエッジの
領域を図示したものであるが、カバー要素自体は図面を
簡潔にするために図示していない。図6はカバー要素が
完全に開口した位置でルーフ機構を図示したもので、カ
バー要素14自体は図示していないが、カバー要素14
を保持する補強フレーム20の後部部分を図示した。こ
の図6からわかるように、カバー要素14のリアエッジ
領域には異形レールの形態のガイド22が設けられてい
る。ガイド22では制御装置24が案内され、案内装置
24により、ガイドレール16とカバー要素14の側の
領域に配置される保持要素26との車両横方向における
ずれが補償される。
【0016】図5からわかるように、特にカバー要素1
4の側縁付近の該カバー要素14の下面には自在軸受3
4が配置され、自在軸受34にはカバー要素14に平行
な面内を回動可能な制御レバー36が枢着されている。
制御レバー36の後端は、他の自在軸受38において、
ガイド22で案内されている駆動要素28と連結されて
いる。駆動要素28はカバー要素14で支持されている
歯車32により他の駆動要素30と連結されているの
で、駆動要素28と30のうち一方の駆動要素が内側ま
たは外側へ運動すると、他の駆動要素が対応的に運動す
るようになっている。制御レバー36は、自在軸受34
と38の間にある枢着部位40において、リアガイドレ
ール42で案内されている保持要素26に枢着されてい
るので、制御レバー36はカバー要素14に対し平行な
面(xy面)内で回動運動を実施できるとともに、ガイ
ドレール14(42)に対し平行且つ垂直な面(xz
面)内での回動運動をも実施することができる。
【0017】カバー要素14を図5に図示した閉鎖位置
から図4の図示に対応して後方へ移動させる場合は、ま
ずカバー要素14のリアエッジが持ち上げられて(図
3)、保持要素26の前部滑り要素44がリアガイドレ
ール42の中へ挿入する。カバー要素14が後方へ変位
運動する際に(図5と図6で左側の)保持要素26がリ
アガイドレール42に沿って後方へ変位すると、自在軸
受34は車両長手軸線に対し平行な変位軌道に追従し、
他方保持要素26は、したがって枢着部位40はガイド
レール42の延在形態に追従する。ガイドレール42の
相互間隔は、図1に図示した車両ルーフの場合、後方へ
増大している。
【0018】自在軸受34と枢着部位40の運動軌道の
延在形態が異なっているため、制御レバー36の後端は
外側へ回動し、これにより自在軸受38を介して枢着さ
れているラック28はそのガイド22に対し相対的に外
側へ引張られる(図示した実施形態ではカバー要素14
のリアエッジに対し平行に引張られる)。カバー要素1
4の右側後部領域を支持するためのルーフ機構は、カバ
ー要素の左側後部領域を図示した図5のルーフ機構14
に対し左右対称に構成されており、この場合左側のラッ
ク28を右側のラック30と連結させている、カバー要
素14で支持されている歯車32により、車両長手軸線
に対し平行なカバー要素の変位軌道からガイドレールが
大きくずれた状態で(すなわち図6のΔ“Y”が大きく
ても)カバー要素14は固定ルーフ面10に対し常に調
心された状態で保持される。
【0019】制御レバー36が自在軸受34のまわりに
回転運動する際のラック28における制御レバー36の
割線差を補償するため、ラック28を自在軸受38で支
持するための長穴が車両長手方向に指向するようにラッ
ク28に設けられ(図示せず)、この長穴により制御装
置24の部品公差も補償することができる。ガイド22
で案内されている制御棒28と30は支持とサイズが適
切で、省スペースの構成であり、比較的低く構成されて
いるにもかかわらず、yz面内の大きなモーメントを吸
収することができる。制御レバー36による制御によ
り、xz面内に望ましくないモーメントが導入されて不
調或いはその他の誤作動が生じることはない。
【0020】さらに、本発明によるカバー調心機能は制
御レバー36と自在軸受34を設けなくとも実現でき
る。このためラック28と30を自在軸受38に枢着さ
せずに、直接支持部位40に枢着させる。図5と図6の
実施形態を使用して外側にて案内されるルーフは図4の
ように実現でき、この場合リアエッジはガイドレール4
2の後端を越えるように移動できるので、特に広い開口
面が得られるが、特に、図1と図2に図示したようにカ
バー要素の変位経路全体にわたって延びているガイドレ
ール42を収納するために十分な空間がある、内側にて
案内されるルーフに対しては、制御レバー36を設けて
いない実施形態が適している。
【0021】カバー要素14は、固定ルーフ面の下へ沈
降して後方へ変位するか(図1と図2に対応)、或い
は、リアエッジが固定ルーフ面10を越えて突出して後
方へ移動するか(図3と図4に図示したもの)を選択的
に行なえるチルトスライドルーフの堅牢なカバーであ
る。カバー要素14は特にスチールスライドルーフであ
り、或いは、少なくとも部分的に透明な、ガラスルーフ
またはプラスチックルーフのカバーである。本発明で提
案される解決法は、スライドルーフおよびチルトスライ
ドルーフ以外にも、スポイラールーフ、マルチカバール
ーフ、またはラメラルーフにも適用できる。
【0022】本発明の特徴とするところは次の通りであ
る。第1に、固定ルーフ面10に設けられるルーフ開口
部12と、ルーフ開口部12を閉鎖させ且つ少なくとも
部分的に開口させるためのカバー要素14とを備え、カ
バー要素14に多数の保持要素26が枢着され、保持要
素26がルーフ開口部に沿って側部に配置されるガイド
レール16,42で変位可能に案内されている車両ルー
フにおいて、ガイドレール16,42の相互間隔が該ガ
イドレール16,42の経路にわたって車両長手方向に
変化するようにガイドレール16,42が配置され、第
1の保持要素26のカバー要素14側の端部に制御装置
24が係合し、制御装置24は、カバー要素14がその
姿勢および位置に関係なくルーフ開口部12に関し中央
に配置されるように、車両長手軸線に関し第1の保持要
素26に対向している第2の保持要素と協働する。
【0023】第2に、制御装置24が第1および第2の
保持要素26と協働する引張りおよび圧縮に強い駆動要
素28,30を有し、駆動要素28,30は、一方の駆
動要素の運動が他方の駆動要素の対応する逆方向の運動
を生じさせるように互いに連結されている。第3に、駆
動要素28,30が歯車32を介して互いに連結されて
いる。第4に、駆動要素がラック28,30である。第
5に、制御装置がカバー要素14にほぼ平行な面内を移
動可能な制御レバー36を有し、制御レバー36が保持
要素26と駆動要素28,30とに枢着されている。
【0024】第6に、各制御レバー36がさらにカバー
固定の自在軸受34に枢着されている。第7に、保持要
素26における制御レバー36の枢着部がカバー固定の
自在軸受34と駆動要素28,30における制御レバー
36の枢着部との間にある。第8に、駆動要素28,3
0がカバー固定のガイド22で案内され、駆動要素2
8,30とガイド22とが位置固定の車両ルーフ10に
対するカバー要素14の不具合な運動を阻止するように
構成されている。
【0025】第9に、カバー固定のガイドとして、駆動
要素28,30を案内している異形レール22が設けら
れている。第10に、制御装置24がカバー要素14の
リアエッジ領域に配置されている。第11に、ガイドレ
ール16,42が互いに角度を成して配置されている。
第12に、ガイドレール16,42がルーフ面に平行な
方向に湾曲している。第13に、ガイドレール16,4
2が車両長手方向にも車両横方向にも湾曲している。
【0026】第14に、固定ルーフ面10の幅が車両長
手方向に変化しており、ガイドレール16,42がルー
フサイドエッジ18に平行に配置されている。第15
に、ルーフ開口部12がほぼ長方形である。第16に、
ルーフ開口部12の幅が固定ルーフ面10の幅に対応し
て車両長手方向に変化している。第17に、保持要素2
6が回動可能に支持されている。第18に、駆動要素と
して、圧縮に強い駆動ケーブルが設けられている。
【0027】以上説明したコンセプトは、ルーフ領域に
おける構成の多面的な可能性を開示したものである。従
来ルーフ開口部を閉鎖させるためのルーフ要素は常にほ
ぼ長方形でなければならなかったが、本発明にしたがっ
て提案されるコンセプトは、非平行なガイドレールでほ
ぼ長方形のカバー要素を案内するばかりでなく、ルーフ
部分を任意の形状で実現させることもでき、たとえばル
ーフ面全体の形状に適合した形状で実現できる。したが
って、本発明にしたがって提案されたコンセプトは多面
的なデザインを可能にするばかりでなく、ルーフ開口部
が従来公知のルーフのようにルーフの幅狭の個所によっ
て決定されるのではなく、その幅を該ルーフ開口部の長
手方向にわたって変更できるので、ルーフ開口部の拡大
をも可能にする。
【0028】なお、本発明は前記実施の限定されるもの
ではなく、種々変形することができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、変位可能なカバーがガ
イドレールで案内され、ガイドレールが互いに平行に延
びておらず、その形状がそれぞれのルーフ形状またはル
ーフ一部分の形状に適合している車両ルーフを提供する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両ルーフの概略平面図である。
【図2】本発明による車両ルーフの他の実施形態を示す
図である。
【図3】車両ルーフの外面でカバーを案内するようにし
た本発明による車両ルーフの実施形態を示す図である。
【図4】カバーが部分的に後方へ変位している図3の車
両ルーフを示す図である。
【図5】図3と図4の車両ルーフのカバー閉鎖位置にお
ける保持要素と該保持要素に連結された制御装置との詳
細斜視図である。
【図6】カバー要素が完全に開いた位置で保持要素と制
御装置とを示した、図5に対応する詳細斜視図である。
【符号の説明】
10 固定ルーフ面 12 ルーフ開口部 14 カバー要素 15 空気整流要素 16 ガイドレール 18 ルーフサイドエッジ 19 縁 20 補強フレーム 22 異形ガイド 24 制御装置 26 保持要素 28,30 駆動要素(ラック) 32 歯車 34 自在軸受 36 制御レバー 38 自在軸受 40 枢着部位 42 リアガイドルール 44 26の前部滑り要素

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ルーフ面(10)に設けられるルー
    フ開口部(12)と、ルーフ開口部(12)を閉鎖させ
    且つ少なくとも部分的に開口させるためのカバー要素
    (14)とを備え、カバー要素(14)に多数の保持要
    素(26)が枢着され、保持要素(26)がルーフ開口
    部に沿って側部に配置されるガイドレール(16,4
    2)で変位可能に案内されている車両ルーフにおいて、 ガイドレール(16,42)の相互間隔が該ガイドレー
    ル(16,42)の経路にわたって車両長手方向に変化
    するようにガイドレール(16,42)が配置され、 第1の保持要素(26)のカバー要素(14)側の端部
    に制御装置(24)が係合し、制御装置(24)は、カ
    バー要素(14)がその姿勢および位置に関係なくルー
    フ開口部(12)に関し中央に配置されるように、車両
    長手軸線に関し第1の保持要素(26)に対向している
    第2の保持要素と協働することを特徴とする車両ルー
    フ。
  2. 【請求項2】 制御装置(24)が第1および第2の保
    持要素(26)と協働する引張りおよび圧縮に強い駆動
    要素(28,30)を有し、駆動要素(28,30)
    は、一方の駆動要素の運動が他方の駆動要素の対応する
    逆方向の運動を生じさせるように互いに連結されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両ルーフ。
  3. 【請求項3】 駆動要素(28,30)が歯車(32)
    を介して互いに連結されていることを特徴とする請求項
    2に記載の車両ルーフ。
  4. 【請求項4】 駆動要素がラック(28,30)である
    ことを特徴とする請求項3に記載の車両ルーフ。
  5. 【請求項5】 制御装置がカバー要素(14)にほぼ平
    行な面内を移動可能な制御レバー(36)を有し、制御
    レバー(36)が保持要素(26)と駆動要素(28,
    30)とに枢着されていることを特徴とする請求項2か
    ら4までのいずれか一つに記載の車両ルーフ。
  6. 【請求項6】 各制御レバー(36)がさらにカバー固
    定の自在軸受(34)に枢着されていることを特徴とす
    る請求項5に記載の車両ルーフ。
  7. 【請求項7】 保持要素(26)における制御レバー
    (36)の枢着部がカバー固定の自在軸受(34)と駆
    動要素(28,30)における制御レバー(36)の枢
    着部との間にあることを特徴とする請求項6に記載の車
    両ルーフ。
  8. 【請求項8】 駆動要素(28,30)がカバー固定の
    ガイド(22)で案内され、駆動要素(28,30)と
    ガイド(22)とが位置固定の車両ルーフ(10)に対
    するカバー要素(14)の不具合な運動を阻止するよう
    に構成されていることを特徴とする請求項2から7まで
    のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
  9. 【請求項9】 カバー固定のガイドとして、駆動要素
    (28,30)を案内している異形レール(22)が設
    けられていることを特徴とする請求項8に記載の車両ル
    ーフ。
  10. 【請求項10】 制御装置(24)がカバー要素(1
    4)のリアエッジ領域に配置されていることを特徴とす
    る上記請求項のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
  11. 【請求項11】 ガイドレール(16,42)が互いに
    角度を成して配置されていることを特徴とする、上記請
    求項のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
  12. 【請求項12】 ガイドレール(16,42)がルーフ
    面に平行な方向に湾曲していることを特徴とする上記請
    求項のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
  13. 【請求項13】 ガイドレール(16,42)が車両長
    手方向にも車両横方向にも湾曲していることを特徴とす
    る上記請求項のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
  14. 【請求項14】 固定ルーフ面(10)の幅が車両長手
    方向に変化しており、ガイドレール(16,42)がル
    ーフサイドエッジ(18)に平行に配置されていること
    を特徴とする上記請求項のいずれか一つに記載の車両ル
    ーフ。
  15. 【請求項15】 ルーフ開口部(12)がほぼ長方形で
    あることを特徴とする請求項14に記載の車両ルーフ。
  16. 【請求項16】 ルーフ開口部(12)の幅が固定ルー
    フ面(10)の幅に対応して車両長手方向に変化してい
    ることを特徴とする請求項14に記載の車両ルーフ。
  17. 【請求項17】 保持要素(26)が回動可能に支持さ
    れていることを特徴とする上記請求項のいずれか一つに
    記載の車両ルーフ。
  18. 【請求項18】 駆動要素として、圧縮に強い駆動ケー
    ブルが設けられていることを特徴とする請求項2から1
    7までのいずれか一つに記載の車両ルーフ。
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