JPH0635739Y2 - 幌式サンルーフ装置の幌構造 - Google Patents

幌式サンルーフ装置の幌構造

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JPH0635739Y2
JPH0635739Y2 JP17093988U JP17093988U JPH0635739Y2 JP H0635739 Y2 JPH0635739 Y2 JP H0635739Y2 JP 17093988 U JP17093988 U JP 17093988U JP 17093988 U JP17093988 U JP 17093988U JP H0635739 Y2 JPH0635739 Y2 JP H0635739Y2
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JP
Japan
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hood
lining
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front support
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JP17093988U
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JPH0290130U (ja
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博光 西川
祐一 加藤
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は全開時においてルーフ開口の一側に折畳まれ
る幌式サンルーフ装置の幌構造に関するものである。
(従来の技術) 一般に折畳み可能な幌式サンルーフ装置の幌としては、
例えば、実開昭63−121123号公報記載の如く外張(レザ
ーアウター)とヘッドライニングとなる内張(レザーイ
ンナー)とから成り、幌の前方領域は前方支持体によっ
て支持されている。幌の中間領域は固定用幌骨と上下動
可能な浮動用幌骨によって、また、後方領域は後方支持
体によってそれぞれ支持され、全開時において、ルーフ
開口の一側に折畳まれるようになっている。
(考案が解決しようとする課題) 前記した如く幌は外張と内張とから成り、外張と内張と
の間には前記した各幌骨を始めとして幌を前後動させる
駆動機構等が配置される所から所定の空間が確保されて
いる。このために、前方支持体の後端部側領域の内張に
あっては、前方支持体の裏面から下方へ延長させた支持
部材に内張を支持することで外張までの距離が一定に確
保されているが、全開時において、前方支持体は最上位
の状態で外張及び内張が重なり合う状態で折畳まれる。
したがって、外張の裏面側が前記支持部材に強く接し、
こすれ合うようになり、この当接時によるこすれは開閉
のたびに繰返えされるため、当接部分が薄くなり場合に
よっては切れたり穴があく等の不具合が起きるようにな
る。
また、前方支持体の裏面から突出する支持部材は折畳み
方向のストッパーとして働くため、折畳み完了時の折畳
み代が大きくなる。このため、ルーフ開口の開口面積が
狭くなる等、開口面積の拡大が図りにくい問題がある。
そこで、この考案は全開時に開口面積の拡大が図れると
共に開閉時に外張の裏面と強く接触し合うことのない幌
式サンルーフ装置の幌構造を提供することを目的として
いる。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するためにこの考案にあっては、ルーフ
開口に、外張と内張とから成る折畳み可能な幌を設け、
幌の先方領域を前方支持体によって、幌の中間領域を固
定用幌骨及び上下動可能な浮動用幌骨とによって、後方
領域を後方支持体によってそれぞれ支持し、前記前方支
持体の後端側領域に支持される内張の吊下支持部を、前
方支持体の後端側に配設され車巾方向に長い回転可能な
支持ロッドで支持し、支持ロッドの両側方に外張と内張
との間を所定の収納空間に確保する支脚部を設けてあ
る。
(作用) かかる幌構造によれば、前方支持体の後端部領域におい
て、外張と内張との間は、回転可能な支持ロッドと、支
持ロッドの両側方に設けられた支脚部とによって所定の
収納空間が確保される。
次に、外張と内張が重なり合う状態で幌が折畳まれる
と、支持ロッドの支脚部は外張の裏面に当接するが、こ
の時、支脚部はロッド本体と支点として回動し逃げるた
め強いこすれは起こらず、こすれによる外張の摩耗を小
さく抑えられる。また、回動することによって折畳み代
が小さくなり、その分、前方支持体は後方への移動量が
多くなるためルーフ開口の開口面積が拡大するようにな
る。
(実施例) 以下、第1図乃至第7図の図面を参照しながらこの考案
の一実施例を詳細に説明する。
図中1は幌を示しており、幌1はルーフ開口3を形成す
るキャンバストップフレーム5に折畳み自在に設けられ
ている。キャンバストップフレーム5は左右のガイドレ
ール6・6と前後のフロントフレーム5a及びリヤフレー
ム5bとでリング状に形成されている。
幌1は木綿にポリ塩化ビニールを含侵させた外張7(ア
ウタレザー)と、ポリ塩化ビニール等の内張9(インナ
レザー)とから成り、左右のガイドレール6・6に沿っ
て前後(第5図上下方向)のスライドが可能となってい
る。
外張7の前方領域は車巾方向に長い前方支持体13によっ
て支持されている。中間領域は、前記ガイドレール6・
6にガイドされるスライダー15を備えた固定用幌骨17
と、キャンバストップフレーム5に対して浮上可能なス
ライダー19を備えた浮動用幌骨21によって支持され、固
定用幌骨17と浮動用幌骨21とは交互に配置されている。
浮動用幌骨21は、前記固定用幌骨17から延長され常時付
勢ばね22によって上方に付勢されたヒンジアーム24に支
持され、全閉時においてスライダー19に設けられたフッ
ク片26がガイドレール6側に設けられた係止部20と係合
し合うことで上下方向の動きが拘束されるようになって
いる。なお、係止部20は前後方向からの係合を許すと共
に上方への動きを規制する形状となっている。また、後
方領域は車巾方向に長い後方支持体23に支持されてい
る。
一方、内張9は前後方向に長い一枚物で形成されていて
前記固定用幌骨17と浮動用幌骨21と対応する部位を熱溶
着により綴じ合せ、この綴じ合せ部Pにより上面側にル
ープの吊下支持部25が所定の間隔で設けられている。ま
た、下面側には車巾方向に連続し折畳み基準線となる窪
部27がそれぞれ形成され、内張9の後端は、最後部に位
置する浮動用幌骨21の取付部21aに係止されている。内
張9の前端は、前方支持体13から下方へ突出された取付
部13aに係止されている。ループ状の各吊下支持部25は
各幌骨17,21が貫通し、前方支持体13の後端側領域に臨
む部位の吊下支持部25にあっては支持ロッド26によって
支持されている。
支持ロッド26は車巾方向に長いロッド主体部26aと、ロ
ッド主体部26aの両側方に設けられたアングル状の支脚
部26bとから成り、ロッド主体部26aには前記吊下支持部
25が嵌挿している。また、ロッド主体部26aの両端部と
中央部位は前記前方支持体13の裏面に固着されたブラケ
ット28によって回転自在に支承されている。
支脚部26bは幌1の全閉時において内張9と接触し外張
7までの距離を確保することで所定の収納空間が得られ
る長さLに設定されている。
また、幌1は開口時において、第4図に示す如く浮動用
幌骨21がキャンバストップフレーム5から浮上すること
によって外張7及び内張9が持ち上がることで幾層かに
折畳まれた状態となる。
このような幌1は第5図に示すように、キャンバストッ
プフレーム5の後側に設けられた正転、逆転可能な駆動
モータMによって開閉すると共に後方支持体23に設けら
れたロック機構30のハンドル31を操作することで手動で
も後方からの開閉ができるように構成されている。な
お、内張9の後方領域及び前記ロック機構30等の機能部
品はシェード29によって車室内から直接見えないように
目隠しされている。
駆動モータMは、ガイドレール6のガイド孔6a内に配索
されたギヤードケーブル33を索引制御することでギヤー
ドケーブル33に連結された前方支持機構35の前後動が可
能となり、前方からの幌1の開閉状態が可能となる。こ
の場合、第1図に示す如くガイドレール6の前半部に、
幌1を前方へ移動した後方開口時に最前方位置に固定用
幌骨17のスライダー15が当接するストッパーSを設ける
ことで、前方支持体13は後方への移動時に、後端側が上
昇した傾斜姿勢完了後において、最前方位置の固定用幌
骨17の上に重なり合う折畳み状態が得られるようにな
る。これにより、前方支持体13の傾斜姿勢完了途中で、
最前方位置の幌骨17の外張7に後端縁が当接する不具合
いがなくなり外張7の損傷が防げると共に、折畳み性も
向上するようになる。
なお、外張7と内張9の両側方は、第6図に示す如く裏
面側に折り返されて溶着され、袋部37・39がそれぞれ形
成されている。外張7の袋部37には各幌骨17・21の両端
に設けられたスライダー15・19の挿入ピース41が挿装さ
れており、また、内張7の袋部39にはスライダー15・19
の下部に設けられた挿入突起43が嵌挿されている。
このように構成された幌式サンルーフ装置において、駆
動モータMによりギヤードケーブル33を索引制御すれ
ば、第4図に示す如く前方支持体13は前方支持機構35に
よって後端側が上昇傾斜した姿勢で後方へ移動する。こ
の移動による全開完了まぎわにおいて、外張7及び内張
9は重なり合う状態で折畳まれるが、この時、前方支持
体13の後端部に設けられた支持ロッド26の支脚部26bは
外張7の裏面に当ると回転(矢印イ)して逃げるように
なり外張7には強い摺動抵抗は働かない。したがって、
こすれ等を小さく抑えられ外張7の損傷等は起きなくな
る。同時に、支脚部6bの回動量だけ前方支持体13は後方
へD分寄るためその分、ルーフ開口の開口面積が拡大す
るようになる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案の幌構造によれば、前方
支持体の後端側領域にかかる内張は回転自在な支持ロッ
ドによって支持されるため、幌の折畳み時に支脚部は外
張の裏面と接触する際に回転して逃げるため、外張との
強いこすれは起きず摩耗は小さく抑えられ外張の損傷が
防げるようになる。
また、支脚部の回動により、後方への移動量が大きくと
れるようになり、その分、ルーフ開口の開口面積の拡大
が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の幌式サンルーフ装置の切断側面図、
第2図は幌の概要切断側面図、第3図は支持ロッドの片
側の斜視図、第4図は折畳み時の動作説明図、第5図は
車体のルーフ部を示した平面図、第6図は第4図のVI−
VI線断面図、第7図はこの考案の幌を実施して自動車の
斜視図である。 1……幌 3……ルーフ開口 7……外張 9……内張 13……前方支持体 17……固定用幌骨 21……浮動用幌骨 23……後方支持体 25……吊下支持部 26……支持ロッド 26b……支脚部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ルーフ開口に、外張と内張とから成る折畳
    み可能な幌を設け、幌の前方領域を前方支持体によっ
    て、幌の中間領域を固定用幌骨及び上下動可能な浮動用
    幌骨とによって、後方領域を後方支持体によってそれぞ
    れ支持し、前記前方支持体の後端側領域に支持される内
    張の吊下支持部を、前方支持体の後端側に配設され車巾
    方向に長い回転可能な支持ロッドで支持し、支持ロッド
    の両側方に外張と内張との間を所定の収納空間に確保す
    る支脚部を設けたことを特徴とする幌式サンルーフ装置
    の幌構造。
JP17093988U 1988-12-28 1988-12-28 幌式サンルーフ装置の幌構造 Expired - Lifetime JPH0635739Y2 (ja)

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JP17093988U JPH0635739Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 幌式サンルーフ装置の幌構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17093988U JPH0635739Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 幌式サンルーフ装置の幌構造

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Publication Number Publication Date
JPH0290130U JPH0290130U (ja) 1990-07-17
JPH0635739Y2 true JPH0635739Y2 (ja) 1994-09-21

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JP17093988U Expired - Lifetime JPH0635739Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 幌式サンルーフ装置の幌構造

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