JPH061822U - 機器筐体における壁掛け用係合孔部構造 - Google Patents

機器筐体における壁掛け用係合孔部構造

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JPH061822U
JPH061822U JP4872992U JP4872992U JPH061822U JP H061822 U JPH061822 U JP H061822U JP 4872992 U JP4872992 U JP 4872992U JP 4872992 U JP4872992 U JP 4872992U JP H061822 U JPH061822 U JP H061822U
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JP
Japan
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engagement hole
diameter portion
wall
head
guide groove
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Pending
Application number
JP4872992U
Other languages
English (en)
Inventor
浩伸 田畑
Original Assignee
日通工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 壁掛け用係合孔部を縦長に形成することな
く、簡単な形状の変更により脱落を確実に防止すること
ができる壁掛け用係合孔部構造を提供すること。 【構成】 掛け止め用の有頭ねじSにおける頭部の挿通
に適応する大径部3aとその頭部の挿通を阻止する小径
部3bとを形成した錠孔状の係合孔3における大径部3
aと小径部3bとを屈曲した案内溝3cにより連通した
ことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、機器筐体における壁掛け用係合孔部構造に関するものであって、詳 しくは電話交換機の主装置,電話機その他の電気装置等の機器筐体を壁面に取り 付けるに当り、振動による機器筐体の脱落を確実に防止するようにした壁掛け用 係止孔部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の壁掛け用係合孔部としては、概ね機器筐体の背壁に有頭ねじに おける頭部の挿通に適応する大径部とその頭部の挿通を阻止する小径部とがある 錠孔状の係合孔を穿設するようにし、この係合孔部において壁面に植設した有頭 ねじに掛け止めるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この種の係合孔部による壁掛けに当っては小径部を壁面の有頭ねじに係合し、 その係合を機器の自重により安定的に保つようにしているが、従来の係合孔部は その大径部と小径部とが接近した上下関係に形成されており、地震などの振動に より係合が外れて機器が脱落するおそれがある。 これがため、小径部を縦長の溝状に形成することが考えられるが、機器の構造 上不都合な場合もある。 そこで本考案の目的は、壁掛け用係合孔部を縦長に形成することなく、簡単な 形状の変更により脱落を確実に防止することができる壁掛け用係合孔部構造を提 供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するため、掛け止め用の有頭ねじ等における頭部の 挿通に適応する大径部とその頭部の挿通を阻止する小径部とがある錠孔状の係合 孔における大径部と小径部とを屈曲した案内溝により連通したものである。
【0005】
【作用】
壁掛け状態の機器が地震などの振動した場合、その振動の方向が上下方向ある いは左右方向等の単純な場合には、有頭ねじ等は小径部から案内溝に沿い摺動し て大径部寄りに移動するとしても、案内溝の屈曲部において摺動が阻止されて大 径部への到達が困難であり、脱落が防止される。
【0006】
【実施例】
図1および図2の実施例並びに図3の実施例に示すように、機器における筐体 1の背壁2に、掛け止め用の有頭ねじSにおける頭部もしくは釘の頭部の挿通に 適応する大径部3aと頭部の挿通を阻止する小径部3bとが連通した錠孔状の係合孔 3を穿設し、壁面Wに植設した有頭ねじSの頭部を係合孔3の大径部3aに挿通し た後、係合孔3の小径部3bが有頭ねじSの首部に当接する状態に係合したまま、 機器を自重により掛け止め状態に保つようにしたことにおいては、従来のこの種 の壁掛け用係合孔部構造と性質的に異なるところはないが、本考案においては、 係合孔3の大径部3aと小径部3bとの間を少なくとも1カ所の屈曲部がある比較的 幅の狭い案内溝3cにより連通すると共に、前記案内溝3cの幅はこれを有頭ねじS における頭部の挿通が阻止される寸法にしてなるのである。
【0007】 上記構成のもとに、壁掛けに当っては、有頭ねじSの頭部が係合孔3の大径部 3aに挿通するように機器における筐体1の背壁2を壁面Wに当接した状態のもと に、有頭ねじSの首部を案内溝3cに沿い摺動させつつ筐体1を移動し、小径部3b を有頭ねじSの首部に当接させるようにする。
【0008】 なお、図1および図2の実施例においては、2カ所の屈曲部がジグザグ状に形 成され、しかも小径部3bに近い屈曲部をT字状にしてほぼh字状の案内溝3cを採 択したのであり、これによれば案内溝3cにおける屈曲部が1カ所の場合よりも外 れ難く、しかもT字状部分において脱出現象を一層抑制することができる。
【0009】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、掛け止め用の有頭ねじ等と錠孔状の係 合孔との係合により機器を壁掛け状態に設置する場合において、係合孔における 大径部と小径部とを屈曲部がある案内溝により連通したことにより、地震等の振 動により機器が有頭ねじ等から離脱しそうになる場合においても、案内溝の屈曲 部において有頭ねじの摺動が阻止されて大径部への到達が困難となり、従って係 合孔の簡単な形状変更にも拘らず機器の脱落を確実に防止することができる効果 があり、しかも製作費は安価で済む利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の壁掛け用係合孔部構造の1実施例を適
用した機器筐体の上半部を示す背面図である。
【図2】壁掛け状態の要部だけの縦断側面図である。
【図3】他の実施例を適用した機器筐体の上半部を示す
背面図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 背壁 3 係合孔 3a 大径部 3b 小径部 3c 案内溝 S 有頭ねじ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器筐体(1)の背壁(2)に掛け止め用の
    有頭ねじ(S)もしくは釘における頭部の挿通に適応する
    大径部(3a)とその頭部の挿通を阻止する小径部(3b)とが
    ある錠孔状の係合孔(3)を穿設した壁掛け用係合孔部で
    あって、前記係合孔(3)における大径部(3a)と小径部(3
    b)とを少なくとも1カ所の屈曲部がある案内溝(3c)によ
    り連通したことを特徴とする機器筐体における壁掛け用
    係合孔部構造。
JP4872992U 1992-06-19 1992-06-19 機器筐体における壁掛け用係合孔部構造 Pending JPH061822U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005165065A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Nichigaku Kk ボード類の取付装置

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